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クレヨン王国の十二か月
初心者小学校推薦図書日本の児童文学ロングセラー自己啓発

【要約・書評】『クレヨン王国の十二か月』の評判・おすすめポイント

福永令三|講談社|1982-01-01|220ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

わがままなシルバー王妃が十二か月の旅を通じて本当の優しさを学ぶ——カラフルな王国の冒険と成長を描く日本児童ファンタジーの名作。

この本の概要

クレヨン王国に住むわがままなシルバー王妃は、自分の言動が周りを傷つけていることに気づかないまま暮らしていた。ある日、十二の悪い癖を直すために、十二か月の精霊たちに導かれて長い旅に出ることになる。 1月から12月まで、毎月異なる精霊と出会いながら王妃は少しずつ変わっていく。それぞれの月の精霊が個性豊かで、カラフルな王国の世界観と合わさって読者の想像力をかき立てる。ファンタジー的な設定の中に、人との関わり方や思いやりの大切さという普遍的なテーマが織り込まれている。 1970年代から続くクレヨン王国シリーズの第1作にあたり、日本の小学生に長く愛されてきた作品。小学校の教科書にも取り上げられることがあり、学校での読書活動にも活用されている。シリーズが30冊以上あるため、気に入れば長く楽しめる。 王妃が悪い癖を直していく過程は、読み聞かせながら子どもが自分の行動を振り返るきっかけにもなる。説教くさくなく、王妃への共感と笑いを交えながらテーマが伝わるのがこのシリーズの魅力。

王妃のわがままに笑いながら、気づいたら娘が「自分もそうかも」と言い出した

私が小学2年生のとき、母に読み聞かせしてもらったのがこの本でした。当時は「シルバー王妃ってひどいなあ」と思いながら、でもどこかで王妃のことを好きになっていて、毎晩続きを楽しみにしていた。 あれから30年近く経って、今度は自分の娘(7歳)に同じ本を読み聞かせています。同じ場面で笑って、同じ場面でドキドキして、娘と全く同じ反応をしている自分が面白くて。 クレヨン王国の世界は、色とりどりの建物や生き物が暮らす明るくて楽しい場所。そこに住むシルバー王妃は美しくて賢いけど、すぐ怒る、すぐ文句を言う、感謝しない、という困った性格の持ち主。読んでいると「あー、こういう人いるよね」ってなるんですが、小学生の子どもにとっては「あ、自分もたまにこうかも」って気づく鏡でもあるんです。 実際、うちの娘は王妃が友達に意地悪をしてしまう場面で「これ、私もやったことある…」とぽつりと言いました。「どうすればよかったと思う?」と聞いたら、しばらく考えてから答えてくれた。本を通じた自然な道徳教育ってこういうことだと思います。 十二か月の精霊がそれぞれ個性豊かで、「1月の精霊は雪みたいな感じ、5月の精霊はどんなだろう」と娘がイメージを膨らませながら聞くのも楽しかった。クレヨン王国シリーズはこの後も続くので、「次も読もうね」と約束しています。

36歳 母親 / 自分が小学生のときに読んで、今は小2の娘に読み聞かせしている

この本で学べること

わがまま王妃の成長が道徳教育に

欠点のある主人公が変わっていく過程を通じ、説教なしに思いやりの大切さが伝わる。

十二か月の構成で節目ごとに読める

1月〜12月の構成のため、季節に合わせて読む楽しみ方もできる。月ごとの場面が独立して読みやすい。

シリーズが豊富で長く楽しめる

30冊以上のシリーズで長期的な読書習慣に。親世代も読んだ名作で世代をつないで楽しめる。

本の目次

  1. 1一月の旅
  2. 2二月の試練
  3. 3三月の出会い
  4. 4四月から十二月の成長
  5. 5王妃の変化

良い点・気になる点

良い点

  • わがままな主人公の変化が子どもの自己振り返りを促す
  • カラフルな世界観が想像力をかき立てる
  • シリーズが豊富で読書習慣が続きやすい
  • 親世代も懐かしめる名作

気になる点

  • 古い作品のため現代の子に少し時代感を感じさせることも
  • シリーズが多すぎてどれを選ぶか迷いやすい

みんなの評判・口コミ

m
miku

Webマーケター

5.0

お母さんに読み聞かせしてもらったのを思い出しながら娘に読んであげました。同じ場面で笑っている姿を見て、名作とはこういうものだと実感しました。

りん

会社員

4.5

小学校のとき以来久々に再読。大人になってから読むと王妃の欠点に自分を重ねてしまって恥ずかしくなりました。子どもと一緒に読むと話が弾みます。

R
R

エンジニア

4.5

子どもたちの本選びで迷ったときによく勧めています。登場人物が個性的で会話が面白く、子どもが自然と引き込まれる作品です。

けんじ

Web担当者

4.0

姪に贈ったところ「シルバー王妃みたいな人、うちのクラスにいる」と言っていました。物語を通じて人間観察が始まったようで嬉しかったです。

著者について

こんな人におすすめ

思いやりを育てたい小学生

わがまま王妃が変わっていく過程を通じ、自然に他者への配慮について考えられます。

長いシリーズを読みたい子

30冊以上あるシリーズで、読み終わったらまた次という読書習慣が身につきます。

親世代と一緒に楽しみたい家族

親が子どもの頃読んだ人も多く、共読して世代を超えた感想シェアが楽しめます。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
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よくある質問

Q. 『クレヨン王国の十二か月』は何歳向けですか?
A. 小学校低学年(1〜2年生)から楽しめます。読み聞かせなら就学前からでも大丈夫です。
Q. シリーズはどれから読めばいいですか?
A. 本書『クレヨン王国の十二か月』がシリーズの第1作なので、ここから読み始めるのが自然です。
Q. 「シルバー王妃」とはどんなキャラクターですか?
A. 美しくて賢いけれど、わがままで怒りっぽいという欠点を持つ王妃です。旅を通じて少しずつ変わっていきます。
Q. クレヨン王国シリーズは全部で何冊ありますか?
A. 30冊以上あります。シリーズが豊富なため、気に入れば長く楽しめます。
Q. 読書感想文に向いていますか?
A. はい。「人の成長」「思いやり」というテーマが書きやすく、小学校低〜中学年の感想文に向いています。

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