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エルデスト 宿命の赤き翼 上巻 (ドラゴンライダーBOOK2)
中級者ドラゴンライダーシリーズ第2巻全世界累計3500万部シリーズ

【要約・書評】『エルデスト 宿命の赤き翼 上巻 (ドラゴンライダーBOOK2)』の評判・おすすめポイント

クリストファー・パオリーニ|静山社|2011-12-07|536ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

エラゴンがエルフの里で本格的な訓練を積む一方、故郷では弟ローランが別の戦いに巻き込まれる——シリーズが本格的な叙事詩へと拡大する第2巻

この本の概要

『エルデスト』は「ドラゴンライダー」シリーズ第2巻。第1巻『エラゴン』でドラゴンライダーとなったエラゴンは、エルフの里エリシェーラに向かい、古の師のもとで魔法と剣術の本格的な訓練を積む。一方、故郷カーヴァホールでは弟のローランが帝国の侵攻に立ち向かう別の物語が同時進行する。 本作の特徴はエラゴンとローランの2視点で物語が進む構成だ。エラゴンがエルフ文化の中で訓練し成長する過程と、ローランが農村から英雄へと変貌する過程が交互に描かれる。2つの物語が最後に合流するクライマックスへの期待感が物語全体を通じた推進力となる。 エルフの里の描写が本作の見どころのひとつ。エルフ文化の美しさと洗練が丁寧に描かれ、エラゴンが単なる若者から本物のライダーへと変わっていく。サフィラも成長し、ドラゴンとしての意識と言葉がより豊かになる。 第1巻より内容がシリアスになり、戦争の現実と革命の意味というより重いテーマが加わる。4巻完結シリーズの中で最も分量が多いが、その分だけ世界観の深みも増している。

エルフの里の描写が美しすぎて、エラゴンと一緒に訓練したくなった

エラゴンを読んで「続きを早く読みたい」と思い、すぐにエルデストを買った。でも読み始めると第1巻とはかなり雰囲気が違う。 エルフの里エリシェーラの描写が圧倒的に美しかった。 木の上に作られた都市、エルフたちの優雅な動きと言語、自然と融合した建築。エラゴンがここに来てどれほど圧倒されたかがよく伝わってくる。そして彼が師オロミスのもとで学ぶ内容の豊かさ。ただ剣術を鍛えるのではなく、魔法の哲学、世界の理、エルフの歴史まで。読んでいて「自分もこういう学びをしたい」という気持ちになった。 サフィラの成長も見どころだ。第1巻より言葉が豊かになり、エラゴンとの関係が対等に近くなってくる。ドラゴンとライダーが共に学び共に大きくなるという設定が本巻で一番輝いている。 ローランの視点が追加されたことで、物語の奥行きが増した。農村の若者が革命軍に加わり徐々に変わっていく過程は、エラゴンとは違う種類の成長だ。エラゴンが「才能ある者の訓練」なら、ローランは「普通の人が変わっていく」話。この2つが対比されて見えてくる面白さがある。 正直、上巻だけだと終わりが来る前に分厚さに疲れることがある。でも下巻に向けての積み上げが丁寧で、最後にどう2つの物語が合流するかが気になってしょうがなかった。 第1巻より成熟していて、シリーズ全体の中でも「世界観が最も豊かに広がる巻」だと思う。エラゴンを気に入った人には必ず届く一冊だ。

21歳 大学生、エラゴンを読んで即エルデストを買った

この本で学べること

エルフの里での本格的な訓練と成長

エラゴンがエルフ文化の中で剣術・魔法・哲学を学ぶ描写が豊か。ドラゴンライダーとしての本格的な成長が本巻の核心だ。

2視点構成による物語の奥行き

エラゴンとローランの2視点が交互に展開し最後に合流する。才能ある者と普通の者の異なる変容が対比として描かれる。

サフィラとエラゴンの関係の深化

ドラゴンのサフィラが成長し言葉と意識が豊かになる。対等に近くなるドラゴンとライダーの絆が本巻で最も深く描かれる。

戦争と革命というシリアスなテーマの深化

第1巻の冒険譚から一歩進んで戦争の現実と革命の意義という重いテーマが加わりシリーズの成熟を示す。

本の目次

  1. 1エルフの里への旅
  2. 2師オロミスとの出会い
  3. 3エルフ文化の学び
  4. 4ローランの試練
  5. 5革命の足音
  6. 6二つの成長の合流

良い点・気になる点

良い点

  • エルフの里の描写が世界観の豊かさを最大限に発揮
  • 2視点構成で物語に奥行きが加わる
  • 第1巻より成熟した内容でシリーズの深みが増す
  • サフィラとエラゴンの絆がさらに深まる

気になる点

  • 第1巻より長く分量が多い
  • 第1巻未読では理解が難しい

みんなの評判・口コミ

けんじ

Web担当者

4.5

エラゴンからすぐ読みました。エルフの里の描写が美しくて、読みながらずっとこの場所に居たかった。ローランの視点が追加されたことで物語の厚みが一気に増しました。

m
miku

Webマーケター

4.5

サフィラが第1巻より成長していて、エラゴンとの会話が対等になってくるのが嬉しかった。ドラゴンが単なる乗り物でなく本当のパートナーとして描かれる本巻が一番好きかもしれません。

R
R

エンジニア

4.0

分量が多いですが読み応えがあります。エルフ文化の描写や魔法の哲学など、世界観が大きく広がる巻です。上下巻読んだあとのクライマックスは本当に興奮しました。

y
yui

フロントエンドエンジニア

4.0

第1巻より成熟した内容でシリーズの可能性を感じました。ローランの素朴な成長が好きです。農村の若者が少しずつ変わっていく過程が地味だけど心に残る。

こんな人におすすめ

エラゴンを読んでシリーズを続けたい人

第1巻の世界観がさらに広がり深まる必読の続巻

エルフ文化と精緻な世界観が好きな人

エルフの里の豊かな描写は精緻な世界観設定を求める読者を満足させる

成長と訓練の物語が好きな人

本格的な訓練を通じた二種類の成長が並行して描かれる充実した一冊

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
影との戦い ゲド戦記アーシュラ・K.ル=グウィン中級者★★★★★ 4.5¥902
ライオンと魔女C.S.ルイス初心者★★★★★ 4.5¥913
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よくある質問

Q. 第1巻エラゴンを読んでいないと楽しめませんか?
A. 第1巻を読んでいることが前提です。エラゴン、サフィラ、その背景は第1巻で確立されており、本作だけでは理解が難しいです。
Q. 上下巻どちらから読みますか?
A. 上巻から読んでください。物語は上下巻で連続しており、上巻だけでは未完です。
Q. 第1巻より難しいですか?
A. 内容はより複雑で成熟していますが、翻訳は同様に読みやすいです。分量が多いので読む時間を確保してください。
Q. ローランとは誰ですか?
A. エラゴンの故郷の従兄弟です。第1巻に登場しており、第2巻では彼の視点が追加されます。エラゴンとは異なる種類の成長物語が描かれます。
Q. シリーズはこの後いくつ続きますか?
A. シリーズは全4巻(エラゴン、エルデスト、ブリジンガー、インヘリタンス)で完結しています。いずれも日本語版があります。