この本を一言で言うと
タンスを抜けた先に広がる雪の魔法の国ナルニアで、4人きょうだいが魔女と戦い、ライオンのアスランとともに世界を救う冒険物語。
この本の概要
C.S.ルイスが1950年に発表した「ナルニア国物語」シリーズの第一作。第二次世界大戦中にロンドンから田舎に疎開した4人きょうだい――ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーが、古い屋敷のタンスをくぐると魔法の国ナルニアへと迷い込む。そこは「永遠の冬、しかしクリスマスは来ない」という白の魔女に支配された世界。偉大なるライオン・アスランの力を借り、4人は力を合わせて魔女に立ち向かう。シンプルな冒険活劇でありながら、善と悪、裏切りと赦し、犠牲と復活といった深いテーマを内包しており、世代を超えて愛される理由がある。宗教的な含意も持ちつつ、子どもが純粋に楽しめる冒険として成立している稀有な傑作。
タンスの向こうに何があるか、知ってる?子どもと一緒に読んで大人も号泣した
正直、「子どもの本でしょ」って思ってたんですよ、再読するまでは。娘が「読みたい」って言い出して、じゃあ一緒に読もうかと軽い気持ちで付き合ったんですが、これが全然「子どもの本」じゃなかった。
アスランが白の魔女に引き渡される場面、子どもの頃は「悲しい場面」くらいの認識だったんですが、大人になってからあの場面の意味を改めて考えたら、なんかもう言葉が出なくなった。犠牲と復活、赦し──こんなにシンプルな物語の中にここまで詰め込まれてたのかって。
娘は「タムナスさんがかわいそう」と泣いていた。私はアスランのくだりで静かに目頭が熱くなっていた。同じ本を読んで、親子でまったく違う場面で泣くって、なんかいいですよね。
ページ数も少ないし、読みやすいし、最初の一冊として完璧だと思う。子どもにファンタジーを渡すなら、まずこれ。
— 子育て中の35歳会社員男性
この本で学べること
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良い点・気になる点
良い点
- ○短くて読みやすく、小学校低学年から楽しめる
- ○ナルニアの世界観が瑞々しく、想像力をかきたてる描写が随所にある
- ○大人が読んでも深みのある寓意的なテーマが楽しめる
気になる点
- △宗教的な含意(キリスト教的象徴)が強く、知識があるとより深く読めるが、なくてもわかるようには書かれている
- △現代のファンタジーに比べると展開がシンプルで、アクション場面が少ない
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
子どもの頃に親に買ってもらってボロボロになるまで読んだ。久しぶりに読み返したら、大人になってわかることが増えていて二度おいしかった。アスランが何を象徴しているか理解したとき、著者の意図の深さに鳥肌が立った。名作という言葉がこれほど似合う本はない。
★★★★★4.5
娘(小3)に読み聞かせたら、タムナスさんの場面で「ルーシーの友達になりたい」と言っていた。ファンタジーの導入書として最高。挿絵もかわいくて、一緒に読む本としておすすめ。続きも買うつもり。
★★★★★4.0
名作とは聞いていたけど、こんなに短いとは思わなかった。読みやすくて2時間くらいで読み切った。テーマの深さはあるけど、個人的にはもう少し世界観の描写が欲しかった。シリーズを追えばもっと広がるのかも。
★★★★★3.5
好きか嫌いかで言ったら好き。ただ大人になってから初めて読んだせいか、少し物足りなさもある。子どもの頃に読んでいたら絶対どハマりしていたと思う。タイミングを逃したのが悔しい一冊。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. シリーズは全部読む必要がありますか?▼
A. 本書単体で完結しており、単独でも十分楽しめます。全7冊ありますが、本書から入ってシリーズを続けていくのが王道です。
Q. 何歳から読めますか?▼
A. 岩波少年文庫版は小学校中学年(3〜4年生)から読めます。ただし読み聞かせなら低学年でも十分楽しめます。
Q. 映画と原作、どちらが先がいいですか?▼
A. 映画(ナルニア国物語)も素晴らしいですが、原作を先に読むと世界観をより自由に想像できておすすめです。