
【要約・書評】『七王国の玉座 上 (氷と炎の歌 1)』の評判・おすすめポイント
ジョージ・R・R・マーティン|早川書房|2002-11-01|446ページ
この本を一言で言うと
七つの王家が王位をめぐって争い誰も安全ではない七王国の物語——従来のファンタジーの法則を破り続ける容赦のない大河ファンタジーの始まり
この本の概要
「主人公でも死ぬ」——そのショックが、この本を傑作にしている
— 33歳 会社員、大河ドラマ・政治小説好き
この本で学べること
従来のファンタジーの法則を破る容赦なさ
「主人公でも死ぬ」「善人が必ずしも報われない」という予測不能の展開が従来のファンタジーを読んだ読者ほど強いショックを与える。
魔法より外交と謀略が支配する世界
鉄の玉座を巡る権力闘争はファンタジーの外套を纏った政治ドラマ。中世的な権力と陰謀の描写が圧倒的にリアルだ。
3つの視点軸が絡み合う複雑な構造
王位争奪、北の壁の守護、ドラゴン王女の旅——3つのストーリーラインが精巧に絡み合う構成が長大な物語を一度も飽きさせない。
登場人物それぞれの内面が深く描かれる
複数の視点人物それぞれの独白が詳細に書かれており、善悪を超えた人間の複雑さが見えてくる。
本の目次
- 1エダード・スタークの召喚
- 2都への旅
- 3宮廷と陰謀
- 4北の壁の守護者
- 5ドラゴン王女の旅立ち
- 6鉄の玉座をめぐる謀略
良い点・気になる点
良い点
- ○予測不能な展開で最後まで手が止まらない
- ○権力と陰謀の政治ドラマとして非常に精緻
- ○複数の視点から描かれる各キャラクターの内面が深い
- ○「ドラマを超えた」と言われる原作の情報量の豊かさ
気になる点
- △登場人物が非常に多く把握に時間がかかる
- △価格が高めで全巻揃えると大きな投資になる
みんなの評判・口コミ
ソリューション営業
ドラマより原作の方が圧倒的に良かった。各キャラクターの内面独白が深くて、ドラマでは分からなかった動機や葛藤がはっきり伝わる。登場人物が多くて最初は大変でしたが、一度入ってしまうと抜け出せない。
データアナリスト
政治ドラマとしての完成度が高すぎる。善人が必ずしも勝てない世界観、複数の視点から見える同じ事件の多面性。ファンタジーとして読んでいるつもりが、現実の政治を見ているような感覚になる。
エンジニア
これ読んでから普通のファンタジーに戻れなくなりました。「誰も安全ではない」という緊張感が最後まで続き、読み終えた後も頭からキャラクターが離れない。翻訳も良くてスムーズに読めました。
メーカー営業
登場人物多すぎ問題は確かにあります。でも人名索引をちょくちょく見ながら読んでいたら慣れました。ダナーリスの視点が最初は別の話みたいで戸惑いましたが、徐々に全体の核だと分かってきた。
著者について
こんな人におすすめ
GOTドラマファン
ドラマで描かれなかった各キャラクターの内面と伏線を原作で深く体験できる
政治ドラマ好き
権力と陰謀が支配するリアルな宮廷描写は政治小説ファンにも響く
本格ファンタジーの重厚感を求める人
軽快なファンタジーを超えた、複雑で予測不能な大河ファンタジーを求める人に
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 影との戦い ゲド戦記 | アーシュラ・K.ル=グウィン | 中級者 | ★★★★★ 4.5 | ¥902 |
| ライオンと魔女 | C.S.ルイス | 初心者 | ★★★★★ 4.5 | ¥913 |
| はてしない物語 | ミヒャエル・エンデ | 中級者 | ★★★★★ 4.5 | ¥3,146 |
よくある質問
Q. ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を見ていれば読まなくても良いですか?▼
Q. 登場人物が多すぎて理解できませんか?▼
Q. シリーズは完結していますか?▼
Q. 残酷な描写はありますか?▼
Q. 価格が高いのですが、1巻だけ読む価値はありますか?▼
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対象読者
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2002-11-01
- ページ数
- 446p
- ISBN
- 978-4152084576
