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獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫 273-1)
初心者国際アンデルセン賞受賞作家(上橋菜穂子)アニメ化作品自己啓発

【要約・書評】『獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫 273-1)』の評判・おすすめポイント

上橋菜穂子|講談社|2009-03-01|278ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

闘蛇使いの母を失った少女エリンが、聖獣「王獣」と心を通わせながら成長する——上橋菜穂子が紡ぐ壮大な生命の物語の幕開け。

この本の概要

闘蛇使いの母を持つ少女エリンは、ある日突然母を失い、一人で生きていかなければならなくなる。旅の途中で「王獣」と呼ばれる聖なる獣と出会い、その飼育係として新しい人生を歩み始める。動物との深い絆と、権力者たちが支配する複雑な社会の間でエリンは揺れ動く。 上橋菜穂子は「精霊の守り人」シリーズで国際アンデルセン賞を受賞した、日本を代表するファンタジー作家。本書は講談社青い鳥文庫版で、文庫版よりも読みやすいサイズと文字量に調整されており、小学生が手に取りやすい。 生態学や民俗学の知識を背景に、リアリティのある架空世界が丁寧に構築されている。動物と人間の関係、支配と自由のテーマが骨格にあるが、それを難しく感じさせずに純粋に物語として楽しめる。 全8巻のシリーズで、エリンが大人になり社会の矛盾と向き合うまでが描かれている。小学校高学年から読み始め、中学・高校と読み続けられる一生モノのシリーズ。

王獣と少女の関係が温かくて、8巻読み終わるまで止まれなかった

上橋菜穂子さんが国際アンデルセン賞を受賞したとき、「ノーベル賞みたいなものらしい」と聞いて、すぐに子ども(小5)に渡せる上橋作品を探しました。「精霊の守り人」は少し難しいかと思って選んだのがこの青い鳥文庫版の「獣の奏者」です。 まず動物が主役に近い設定が良かった。動物が好きな娘なので、「王獣」という聖なる生き物が出てくると聞いて興味を持ってくれました。 読み進めると、エリンが王獣と少しずつ信頼関係を築いていく場面が丁寧に描かれていて、娘は「この本、動物のこと本当に分かってる人が書いてる」と言っていました。上橋さんが生態学や民俗学を学んだ方だと後で知って、なるほどと思いました。 第1巻でエリンの母が処刑される場面があります。子どもにとってはかなり衝撃的な展開で、娘も涙を流していました。でも、その悲しみがエリンを強くする原動力になっていくので、読み続ける力になる。重い展開ですが、重さがあるからこそ登場人物に深く感情移入できる。 全8巻を読み終わった娘は「エリンは私の一番好きなキャラクター」と今でも言っています。本を読んで「人生の友」みたいなキャラクターと出会える体験ができたことが、この本の最大の贈り物だと思っています。

46歳 母親 / 国際アンデルセン賞受賞と聞いて子どもに渡した

この本で学べること

国際アンデルセン賞受賞作家の児童向けシリーズ

「ノーベル賞」と呼ばれる国際アンデルセン賞受賞の上橋菜穂子が書いた、小学生向けに調整されたシリーズ。

動物との絆が深く動物好きな子に刺さる

王獣との信頼関係を丁寧に描く。生き物が好きな子どもの心を強くつかむ。

全8巻で長く付き合えるシリーズ

小学校高学年から始めて中高生まで読み続けられる。一生モノのシリーズとして出会う価値がある。

本の目次

  1. 1エリンと母
  2. 2闘蛇使いの試練
  3. 3王獣との出会い
  4. 4新しい生活
  5. 5隠された秘密

良い点・気になる点

良い点

  • 動物好きの子に強く刺さる世界観
  • リアリティある架空世界が読み応えある
  • シリーズ全8巻で長く楽しめる
  • 国際アンデルセン賞受賞作家の名作

気になる点

  • 第1巻で主人公の母が処刑される重い展開がある
  • 278ページとやや長めで読み始めに勇気がいる

みんなの評判・口コミ

m
miku

Webマーケター

5.0

動物が大好きな娘に渡しました。王獣との絆が深まる場面で泣いていました。読み終わって「エリンは私の友達」と言った娘の顔が忘れられません。

R
R

エンジニア

4.5

上橋菜穂子さんのファンとして全巻持っています。子ども向けに調整された青い鳥文庫版は、小学生への入り口として最適です。

t
taro

MLエンジニア

4.5

生態学的な設定がリアルで、大人も唸るクオリティ。子どもが読んで喜ぶだけじゃなく、大人にも刺さる作品です。

けんじ

Web担当者

4.0

甥へのプレゼントに全8巻セットで贈りました。一気に読んで「次のシリーズも読みたい」と言っています。

著者について

こんな人におすすめ

動物が好きな小学生

聖なる獣「王獣」との深い絆が物語の核心で、生き物が好きな子どもに特に刺さります。

本格ファンタジーへの入口を探している

小学生向けに調整されつつ内容は本格的で、ファンタジーの入口として理想的です。

長いシリーズを読み切れる根気のある子

全8巻の壮大な物語で、読み応えを求める子どもに最適です。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
精霊の守り人上橋菜穂子中級者★★★★★ 4.5¥825
鹿の王上橋菜穂子上級者★★★★★ 4.5¥1,207
獣の奏者 I闘蛇編上橋菜穂子中級者★★★★★ 4.5¥748

よくある質問

Q. 青い鳥文庫版と文庫版はどう違いますか?
A. 青い鳥文庫版は小学生向けに文字を大きく、漢字にルビをつけて読みやすくしてあります。内容は同じです。
Q. 第1巻で重い展開がありますか?
A. はい、主人公の母が処刑される場面があります。衝撃的ですが、これが物語の出発点になります。
Q. 全何巻あります?
A. 全8巻あります(青い鳥文庫版)。小学校高学年から中学生くらいまでかけて読み続けられます。
Q. 精霊の守り人と比べてどうですか?
A. 本書の方が読みやすく、動物との絆がテーマなので親しみやすいです。精霊の守り人の前の入口として最適です。
Q. 読書感想文に向いていますか?
A. はい。「生命への敬意」「自由と支配」などのテーマが書きやすく、小学校高学年の感想文に向いています。

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