ドビュッシーの楽譜のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、ドビュッシーの楽譜って本当にたくさんあって、どれを選べばいいか迷ってしまいます。原典版とか校訂版とか、違いがよくわからないんです…
佐藤メバル
確かにね。ドビュッシーは版によって大きく印象が変わる作曲家の一人だよ。まずは自分の目的をはっきりさせることが大切だね。練習用なのか、演奏会用なのか、研究用なのかで選ぶべき版が変わってくるんだ。
橘ナナミ
目的で変わるんですね。私は今、『月の光』を練習しているんですが、初心者向けの楽譜が欲しいんです。
佐藤メバル
『月の光』なら、全音のピアノピース(196 月の光)は550円で手軽だし、指番号も入っているから初心者におすすめだよ。ただ、もっと深く学びたいなら、ヘンレの原典版(ベルガマスク組曲より 月の光)も選択肢に入る。こっちは運指やペダルが書かれていないから、自分で考えながら演奏したい人向けだね。
ドビュッシーの楽譜の選び方
原典版と校訂版の選択
橘ナナミ
原典版と校訂版って、具体的に何が違うんですか?
佐藤メバル
原典版は作曲家の自筆譜や初版を元に、できるだけオリジナルに近い形で出版されたもの。ヘンレやベーレンライター、ウィーン原典版が代表的だね。校訂版は、教育者やピアニストが運指やペダル、演奏上のアドバイスを追加したもの。全音のピアノライブラリーや音楽之友社の安川版がそれにあたる。初心者には校訂版、上級者には原典版が向いているよ。
運指とペダル記号の有無
橘ナナミ
運指やペダル記号って、やっぱりあったほうがいいですか?
佐藤メバル
初心者や中級者にはあったほうが絶対にいい。特にドビュッシーはペダルの使い方が作品の半分を占めるといっても過言じゃない。全音の『ドビュッシー ピアノアルバム』(zen-on piano library)は、人気曲を集めたお得な1冊で、ペダル記号もしっかり書かれている。一方、ヘンレの原典版にはペダル記号がないから、自分で研究したい人向けだね。
収録曲と価格のバランス
橘ナナミ
いろんな曲が入ったアルバムと、1曲だけのピース、どちらがいいですか?
佐藤メバル
練習したい曲が決まっているならピースで十分。全音ピアノピースは1曲250~550円と安い。でも、ドビュッシーの世界を幅広く味わいたいなら、『ドビュッシー ピアノアルバム』(全音)や『ドビュッシーピアノ名曲集』(ドレミ)のような曲集がコスパがいい。例えば、全音のアルバムは『アラベスク第1番』『月の光』『沈める寺』など14曲入って1650円。1曲あたり約118円と非常にお得だ。
解説の言語
橘ナナミ
解説が日本語じゃないと困るんですが…
佐藤メバル
国内で買える楽譜なら、全音や音楽之友社、春秋社は日本語解説が充実しているよ。例えば、音楽之友社の『ドビュッシーピアノ曲集(1)』(安川加寿子校註)は、丁寧な日本語の注釈が付いている。輸入版のヘンレは英語やドイツ語だけだから、語学に自信がなければ避けたほうが無難だね。
ドビュッシーの楽譜をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
ドビュッシーの楽譜のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

ドビュッシー《月の光》: ピアノソロ楽譜
ドビュッシー 著|Independently published
¥2,420(税込)
『月の光』といえばドビュッシーの代名詞。この楽譜のユニークな点は、指番号付き譜と指番号なし譜の両方を収録していること。指番号付きで指使いを確認しながら練習し、慣れたら指番号なしで音楽表現に集中できる。練習の段階に応じて使い分けられる実用的な一冊。独立出版のため装丁はシンプルだが、中身は充実している。
こんな人におすすめ
「月の光」をこれから練習する初心者~中級者。指番号のヒントが欲しい独習者。譜読みと表現を分けて練習したい人。
良い点
- 指番号あり・なし両方収録
- 初心者でも取り組みやすい
- 名曲のみに集中できる
気になる点
- 独立出版で装丁が簡素
- ページ数が少ない
- 他の曲は収録なし
出版社
Independently published
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『月の光』の楽譜ってたくさんありますよね。どれを選べばいいか迷います。
佐藤メバル
確かにね。この独立出版版はちょっと珍しい工夫があって、指番号付きと無しの両方が入ってるんだ。最初は指番号を頼りに譜読みして、慣れたら番号なしの譜面で自由に表現できる。練習の流れに合わせて使えるんだよ。
橘ナナミ
へえ、同じ曲で二通りも!それは確かに便利ですね。でも値段はちょっと高め?
佐藤メバル
そう、2420円で24ページ。他のピース譜と比べると割高だけど、練習の効率を考えれば投資する価値はある。特に独学の人にはおすすめだよ。

ドビュッシー《2つのアラベスク》: ピアノソロ楽譜
ドビュッシー 著|Independently published
¥2,420(税込)
ドビュッシーの初期作品『2つのアラベスク』。第1番の流れるようなメロディと第2番の軽やかなリズムが魅力。この楽譜は原典に忠実な浄書で、装飾音符やペダル指示の解釈に悩まずに済む。独立出版ながらも校正がしっかりしており、演奏会やレッスンでも使える信頼感。
こんな人におすすめ
アラベスクを本格的に学びたい中級者。原典版に近い譜面を求める指導者。2曲セットで手軽に購入したい人。
良い点
- 原典に忠実な浄書
- 2曲収録でコスパ良好
- 装飾音符の解釈が明確
気になる点
- 指番号なし
- 説明や解説が最小限
- 独立出版で支持情報少ない
出版社
Independently published
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
アラベスクって第1番と第2番、性格が全然違いますよね。
佐藤メバル
そうなんだ。第1番はアンダンティーノ・コン・モートで優雅に始まり、第2番はアレグレット・スケルツァンドで軽快。
この楽譜は原典に忠実だから、余計な編集がなくて、自分で解釈する余地が大きい。勉強になるよ。
橘ナナミ
でも指番号がなくて難しくないですか?
佐藤メバル
中級者以上なら自分で考えたほうが良い場合もある。先生と一緒に研究したい人向けかな。

ピアノピースー196 月の光/ドビュッシー (MUSIC FOR PIANO no.196)
- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
全音楽譜出版社の『ピアノピース』シリーズは、手頃な価格で名曲を一冊ずつ購入できる人気シリーズ。196番は『月の光』で、見開きで収まるコンパクトな版面。550円という低価格で、気軽に手に取れるのが最大の魅力。大きな文字と明確な譜割で、初心者にも見やすい。ただし解説や指番号は最小限。
こんな人におすすめ
とりあえず『月の光』の楽譜が欲しい初心者。予算を抑えたい学生。気軽に練習したい大人の趣味ピアニスト。
良い点
- 550円と格安
- 軽量コンパクト
- 譜面が見やすい
気になる点
- 解説や指番号が少ない
- ペダル指示など簡略
- 紙質が薄い
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この『月の光』のピース、安いですね!550円ですって。
佐藤メバル
全音のピアノピースシリーズは昔からある定番でね。とにかく安くて、コンビニで買える感覚で手に入る。ただ細かい運指や解説はほとんどないから、自分である程度弾ける人向けかな。
橘ナナミ
なるほど。初めての人は他の楽譜も見たほうがいいですか?
佐藤メバル
そうだね。でもまずはこの一冊でチャレンジしてみるのも悪くない。挫折しにくい価格だしね。

ピアノピースー197 2つのアラベスク/ドビュッシー
クロード・ドビュッシー 著|全音楽譜出版社
¥660(税込)
全音ピアノピースシリーズ197番。『2つのアラベスク』全曲を収録。各曲独立したページ立てで、譜めくりが少なく演奏しやすい。価格660円と格安ながら、原典に忠実な譜面で信頼できる。指番号は最小限だが、基本的な奏法はカバー。初心者から中級者まで使いやすい。
こんな人におすすめ
アラベスクを両方練習したい初心者~中級者。持ち運びに便利な楽譜が欲しい人。コスト重視の人。
良い点
- 660円と非常に安い
- 譜めくりが少ない
- 信頼できる全音版
気になる点
- 指番号が少ない
- 解説なし
- 紙が薄く劣化しやすい
出版社
全音楽譜出版社
発売日
2005年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
また全音のピースですね。今度は197番でアラベスクです。
佐藤メバル
そう。これもお手頃価格でアラベスク2曲をしっかり収録している。全音のピースは長年の実績があって、楽譜の正確さは安心できるよ。
橘ナナミ
でも解説がないのはやっぱり……。
佐藤メバル
解説が必要なら別の版を選べばいい。これはとにかく安くてすぐに練習に入りたい人向けだね。

ピアノピースー200 夢 想/ドビュッシー
- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
ドビュッシーの初期作品『夢想』(Rêverie)は、甘美で夢幻的な雰囲気が魅力的な小品。全音ピアノピース200番はこの1曲のみを収録。5ページという短さで、初心者でも挑戦しやすい難易度。しかし、短いながらもドビュッシーの和声感覚が凝縮されており、フレーズの歌い方やペダリングの練習に最適。価格も550円と手頃。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの小品に初挑戦する初心者。短い曲で達成感を得たい人。発表会のアンコールピースを探している人。
良い点
- 550円と安価
- 難易度が比較的低い
- 短時間でマスター可能
気になる点
- 1曲のみ
- 解説なし
- 紙質が薄い
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『夢想』って曲、聞いたことあります!優しい感じの曲ですよね。
佐藤メバル
そう。『月の光』ほど有名じゃないけど、ドビュッシーらしい響きが味わえる素敵な曲だよ。このピースは1曲だけだから、集中して練習できる。
橘ナナミ
初心者でも弾けますか?
佐藤メバル
無理なく取り組めるレベルだと思う。最初の一歩にぜひ。

ピアノピース-201 水の反映/ドビュッシー
クロ-ドドビュッシ- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
『水の反映』は『映像 第1集』の第1曲。水のきらめきや揺らぎをピアノで表現した名曲。全音ピアノピース201番で独立して購入できる。7ページの中に高度なペダリング技術と繊細なタッチが要求される、中上級者向けの楽曲。譜面は全音の標準的な品質。価格550円で気軽に挑戦できるが、難易度は高い。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの『映像』に興味がある中級者以上。水の描写をピアノで表現したい人。特定の曲だけ練習したい人。
良い点
- 550円で名曲を単品購入
- 譜面が見やすい
- 持ち運び便利
気になる点
- 難易度高め
- 解説なし
- 指番号少ない
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『水の反映』、難しそうなイメージがあります。
佐藤メバル
確かに中級以上かな。でもこの曲ならではの水のきらめきを出すのはとても魅力的。このピースは単品で買えるから、他の曲と合わせずにじっくり取り組めるよ。
橘ナナミ
でも解説がないとどこを気をつければいいか……。
佐藤メバル
そういう時は別の解説付き楽譜と併用するのも手だね。ただ練習曲として集中するには悪くない。

ピアノピース-202 亜麻色の髪の乙女/ドビュッシー
- 著|全音楽譜出版社
『亜麻色の髪の乙女』はドビュッシーの前奏曲集第1巻第8曲。甘美で純粋な旋律が印象的。全音ピアノピース202番はわずか2ページで、まさに「一曲だけ」というニーズに応える。難易度は中級程度で、短いながらもフレージングやペダリングの勉強になる。価格は550円(Amazonで価格表示なしだが、シリーズ同様)。軽くて持ち運びに便利。
こんな人におすすめ
短い曲で発表会やおさらい会に使いたい人。ドビュッシーの前奏曲に触れてみたい初心者~中級者。携帯用の楽譜が欲しい人。
良い点
- 超コンパクト(2ページ)
- 有名な美しい曲
- 低価格
気になる点
- 譜めくりが頻繁(2ページだが)
- 解説なし
- 紙質普通
出版社
全音楽譜出版社
発売日
2009年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『亜麻色の髪の乙女』、タイトルからして素敵ですね。
佐藤メバル
美しい曲だよ。全音のこのピースは2ページしかなくて、まさに一曲のために作られたようなもの。短いけど、ドビュッシーの繊細な和声がぎっしり詰まっている。
橘ナナミ
2ページならすぐ譜読みできそうですか?
佐藤メバル
譜読み自体は難しくないけど、表現が難しい。じっくり味わってほしい曲だね。

ピアノピース-199 雨の庭/ドビュッシー
クロ-ドドビュッシ- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
『雨の庭』は『版画』の第3曲。雨粒が庭に落ちる様子を描いた印象派の傑作。全音ピアノピース199番で単独収録。10ページとやや長めで、雨の描写が細かく音符に表れている。難易度は中級~上級。ペダルやタッチのコントロールが鍵。550円と安いが、内容は濃い。譜面は原典に忠実で、全音の信頼性。
こんな人におすすめ
『雨の庭』に特化して練習したい中級者。『版画』を一曲ずつ揃えたい人。雨の描写をピアノで表現する面白さを味わいたい人。
良い点
- 550円で10ページのボリューム
- 原典に忠実
- 単品で練習しやすい
気になる点
- 難易度高め
- 解説なし
- 紙質普通
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『雨の庭』って、雨の音が聞こえてきそうな曲ですよね。
佐藤メバル
その通り。ドビュッシーの描写力が光る作品だ。このピースは単独で10ページもあって、雨の変化をじっくり追える。
値段は550円と手頃だから、挑戦しやすい。
橘ナナミ
でも難しいと聞きます……。
佐藤メバル
確かに中級以上は必要。でも達成感は大きいよ。まずはゆっくり譜読みから始めてみるといい。

PP-230 沈める寺/ドビュッシー
クロ-ドドビュッシ- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
『沈める寺』は前奏曲集第1巻第10曲。伝説の沈んだ寺院が浮かび上がる幻想的な光景を描く。全音ピアノピース230番で単独収録。重厚で荘厳な響きが魅力で、ピアニストにとって挑戦し甲斐のある一曲。5ページとコンパクトながら、深い解釈が求められる。550円(推定)で購入可能。原典版を基にした信頼できる譜面。
こんな人におすすめ
『沈める寺』だけを集中的に練習したい中級~上級者。壮大な響きを楽しみたいピアノ愛好家。発表会のプログラムに加えたい人。
良い点
- 単品で練習に集中できる
- 名曲を低価格で
- 全音の信頼性
気になる点
- 難易度が高い
- 解説なし
- 譜めくりが多い
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『沈める寺』って、タイトルから神秘的な感じがします。
佐藤メバル
本当に神秘的な曲だよ。全音のこのピースは5ページに収めているけど、音の厚みや響きのコントロールが難しい。でもその分、弾きこなせばとても感動的。
橘ナナミ
私にはまだ早いかもしれませんね。
佐藤メバル
目標にするのもいいよ。じっくり取り組む価値のある曲だ。

PP-336 レントよりもおそく/ドビュッシー
クロ-ドドビュッシ- 著|全音楽譜出版社
¥550(税込)
『レントよりもおそく』(La plus que lente)は、タイトル通り「遅くよりもさらに遅く」という意味。サロン風のワルツで、3拍子ではない自由な拍子感が特徴。全音ピアノピース336番で単独収録。変則的なリズムと半音階的な進行が難しくも面白い。6ページと適度な長さ。中級者向け。550円。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの変わった曲に挑戦したい中級者。ワルツが好きだけど変拍子も楽しみたい人。サロン音楽に興味がある人。
良い点
- 珍しい曲を単品で
- 価格が安い
- リズムの勉強になる
気になる点
- 知名度が低い
- 解説なし
- 指番号少ない
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『レントよりもおそく』って、どういう意味ですか?
佐藤メバル
「遅くよりもさらに遅く」、つまりとてもゆっくりという意味だよ。ドビュッシーらしい遊び心がある曲で、通常のワルツとは違う独特のリズム感が面白い。
橘ナナミ
難しそうですが、面白そうですね。
佐藤メバル
そう、知る人ぞ知る名曲だ。このピースで気軽に試してみてほしい。

ドビュッシー《子供の領分》: ピアノのための小組曲
クロード・ドビュッシー 著|Independently published
¥2,420(税込)
ドビュッシーが愛娘シュシュに捧げた『子供の領分』全6曲を収録。独立出版ながら、各曲の異なる性格と響きを余すところなく楽しめる。32ページにまとめられ、指番号はなし。原典に近い譜面で、演奏解釈の自由度が高い。ただし価格は2420円とやや高め。解説は最小限だが、作品の背景が知りたい人には別資料が必要。
こんな人におすすめ
『子供の領分』を全曲通して練習したい中級者~上級者。子ども向けの曲を大人が弾く面白さを味わいたい人。原典に忠実な譜面を求める人。
良い点
- 全6曲を一冊に
- 原典に忠実
- 演奏解釈の自由度が高い
気になる点
- 2420円と高め
- 解説が少ない
- 指番号なし
出版社
Independently published
発売日
2026年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『子供の領分』って、子どものための曲なんですよね。
佐藤メバル
そう、でもドビュッシーは子どもの視点を借りて、大人も楽しめる高度な音楽を書いているんだ。この楽譜は全6曲入りで、組曲としての流れを追えるのが良い。
橘ナナミ
でも値段が2400円超え……。
佐藤メバル
独立出版だから少し高いけど、全曲を別々に買うよりは安い。内容は充実しているよ。

ドビュッシーピアノ曲集(1)
アシル・クロード・ドビュッシー 著|音楽之友社
¥1,210(税込)
音楽之友社の『ドビュッシーピアノ曲集(1)』は、安川加寿子による校註が付いた信頼の一冊。48ページに複数の小品を収録。安川加寿子の合理的な運指と解釈が学べるのが最大の魅力。中級者にとって、指使いやペダリングの参考になる。1210円と手頃。ただし収録曲が限られており、全作品を網羅するわけではない。
こんな人におすすめ
安川加寿子の校訂で学びたい中級者。運指やペダルの手引きが欲しい人。音楽之友社の信頼性を重視する人。
良い点
- 安川加寿子の校註
- 運指が丁寧
- 1210円と手頃
気になる点
- 収録曲が限定的
- 48ページと薄め
- 解説は最小限
出版社
音楽之友社
発売日
1998年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
安川加寿子って有名なピアニストですよね。
佐藤メバル
そう、日本のピアノ教育に貢献した先生だ。この楽譜には彼女の校註が入っていて、運指や解釈のヒントが得られる。特に中級者にはありがたい内容だよ。
橘ナナミ
でも曲数は少なめなんですね。
佐藤メバル
それでも代表的な曲は抑えてある。初心者から中級者にちょうどいい。

ドビュッシー ピアノアルバム (zen-on piano library)
出版部 著|全音楽譜出版社
¥1,650(税込)
『zen-on piano library』シリーズの『ドビュッシー ピアノアルバム』。14曲の有名曲を厳選して収録。『アラベスク第1番』『月の光』『夢想』『沈める寺』『亜麻色の髪の乙女』『雨の庭』『水の反映』など、ドビュッシーの代表作をバランスよく集めている。80ページで1650円とコスパ良好。原典に忠実で、解説は簡潔。中級者向け。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの有名曲を一冊で幅広く弾きたい中級者。レパートリーを増やしたい人。全音の信頼性を重視する人。
良い点
- 14曲収録で充実
- 1650円とお得
- バランスの良い選曲
気になる点
- 解説が少ない
- 各曲の詳細な注釈なし
- 紙質普通
出版社
全音楽譜出版社
発売日
2012年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
このアルバム、お得そうですね。14曲も入って1650円。
佐藤メバル
そう。全音のzen-on piano libraryはコスパが良くて、ドビュッシーの代表曲を一通りカバーしている。一冊持っておくと便利だよ。
橘ナナミ
でも、一曲一曲に解説はないんですか?
佐藤メバル
簡潔な程度だね。でも譜面自体は信頼できる。練習帳として使うには十分。

ベルガマスク組曲 実用版 ドビュッシー ピアノ作品全集3
ドビュッシー 著|ハンナ
¥1,100(税込)
ハンナ出版の『ドビュッシー ピアノ作品全集3』は、『ベルガマスク組曲』全4曲を収録。ジョベール版を底本に、フランスの伝統的な修正を採用。校訂者の補足は[ ]で明示されており、学習者にも親切。指使いとペダリングも実用的。32ページ、1100円と手頃。組曲全体を学びたい人に最適。
こんな人におすすめ
『ベルガマスク組曲』を全曲通して練習したい人。フランスの伝統的な奏法を学びたい中級者。校訂の明確な楽譜を好む人。
良い点
- 組曲全曲収録
- 校訂の補足が明示
- 1100円と安い
気になる点
- 32ページと薄め
- 解説は最小限
- ハンナ出版は入手しづらい場合も
出版社
ハンナ
発売日
2003年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ベルガマスク組曲』って『月の光』以外にも曲があるんですね。
佐藤メバル
そう、プレリュード、メヌエット、パスピエが入っている。この楽譜は組曲全体を学ぶのにぴったり。フランスの伝統的な解釈が反映されていて、校訂者の補足が括弧で示されているから、何が原典で何が補足かわかる。
橘ナナミ
それは安心ですね。値段も手頃ですし。
佐藤メバル
そう、1100円でこの内容は非常に良い。おすすめ。

ドビュッシーピアノ小品集 全音ピアノライブラリー
出版部 著|全音楽譜出版社
¥1,210(税込)
全音ピアノライブラリーの『ドビュッシーピアノ小品集』。6曲の小品(月の光、マズルカ、夢想、ワルツロマンティック、バラード、サラバンド)を収録。40ページ、1210円。各曲ともドビュッシーの魅力が詰まっており、中級者に適した難易度。譜面は全音の標準品質。解説は簡素だが、練習用には十分。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの小品をまとめて練習したい中級者。特定の曲のレパートリーを増やしたい人。全音のシリーズで統一したい人。
良い点
- 6曲収録でバラエティ豊か
- 1210円で手頃
- 全音の信頼性
気になる点
- 収録曲が少なめ
- 解説が少ない
- 各曲の詳細注釈なし
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1959年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この小品集、『月の光』に加えてマズルカやバラードも入ってるんですね。
佐藤メバル
そう、あまり知られていない曲も入っていて、レパートリーを広げるのに良い。価格も1210円と手頃。
橘ナナミ
ワルツロマンティックってどんな曲ですか?
佐藤メバル
甘美でロマンティックなワルツだよ。ドビュッシーの初期作品で、サロン風の雰囲気が魅力的。

ドビュッシー アラベスクとピアノのために
全音出版部 著|全音楽譜出版社
¥1,210(税込)
全音出版の『ドビュッシー アラベスクとピアノのために』。『2つのアラベスク』に加え、『ピアノのために』から『プレリュード』『サラバンド』『トッカータ』の計5曲を収録。48ページ、1210円。『ピアノのために』はドビュッシーの初期の組曲で、バロックの形式を現代風にアレンジした作品。中級者向け。全音の標準的な品質。
こんな人におすすめ
アラベスクと『ピアノのために』をまとめて練習したい中級者。バロックと印象派の融合を楽しみたい人。コスパ重視の人。
良い点
- 5曲収録で充実
- 1210円と手頃
- バロック形式の学習に
気になる点
- 解説が少ない
- 紙質普通
- 収録曲に偏りがある
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1959年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ピアノのために』って、バロックっぽいんですか?
佐藤メバル
そう、プレリュード、サラバンド、トッカータというバロック組曲の形式を借りているけど、和声はドビュッシーらしい。
この一冊でアラベスクと一緒に学べるのが便利。
橘ナナミ
へえ、面白い組み合わせですね。
佐藤メバル
そうなんだ。中級者にちょうどいい難易度だよ。

ドビュッシーこどもの領分 全音ピアノライブラリー
田中希代子 著|全音楽譜出版社
¥1,210(税込)
全音ピアノライブラリーの『ドビュッシーこどもの領分』。田中希代子による校訂・運指。全6曲を収録。48ページ、1210円。田中希代子は日本のピアニストで、合理的な運指が特徴。『グラドゥスアドパルナッスム博士』『象のこもり歌』など、子供向けのタイトルを持つ曲が並ぶが、難易度は中級程度。譜面が大きく見やすい。
こんな人におすすめ
『子供の領分』を全曲練習したい中級者。田中希代子の運指を参考にしたい人。発表会の曲を探している人。
良い点
- 全6曲収録
- 田中希代子の運指
- 1210円と手頃
気になる点
- 解説は簡潔
- 紙質普通
- 中級者向けで初心者には難しい曲も
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1959年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
田中希代子さんって、どんな方ですか?
佐藤メバル
日本のピアノ教育者で、合理的な運指で知られている。この楽譜は彼女の校訂で、練習の効率が良くなるように工夫されている。
橘ナナミ
『象のこもり歌』なんてかわいいタイトルですね。
佐藤メバル
ユーモラスな曲だよ。全曲通して子供の世界が描かれている。
![ドビュッシー集[1]〈新装版〉 (世界音楽全集)](https://img.shelf-y.com/items/7830.jpg)
ドビュッシー集[1]〈新装版〉 (世界音楽全集)
井口基成 著|春秋社
¥2,200(税込)
春秋社の『世界音楽全集』シリーズ。井口基成による校訂。136ページの大ボリュームで、『二つのアラベスク』『ベルガマスク組曲』『ピアノのために』『バラード』『夢』など16作品を収録。2200円。井口基成は日本のピアノ界の重鎮で、その校訂は信頼できる。各曲に詳しい解説はないが、原典に忠実。自筆譜や初版に基づく正確な譜面。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの主要作品を一冊で網羅したい上級者~愛好家。井口基成の校訂を信頼する人。研究用として正確な譜面が欲しい人。
良い点
- 136ページの大容量
- 16作品収録
- 井口基成校訂
気になる点
- 2200円とやや高め
- 解説が少ない
- 重い
出版社
春秋社
発売日
2024年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、すごく分厚いですね!136ページもあって2200円。
佐藤メバル
そう、春秋社の世界音楽全集は昔からある定番シリーズで、井口基成の校訂は信頼できる。これ一冊でかなりの曲をカバーできるから、ドビュッシーを深く学びたい人にはおすすめ。
橘ナナミ
でも解説はあまりないんですね。
佐藤メバル
解説を求めるなら別の版も検討したほうがいい。これは譜面そのものの正確さが売りだ。

ドビュッシー 版画 解説付
松平頼則 著|全音楽譜出版社
¥1,210(税込)
全音楽譜出版社の『ドビュッシー 版画 解説付』。松平頼則による解説と校訂。『塔』『グラナダの夕べ』『雨の庭』の3曲を収録。37ページ、1210円。松平頼則の解説は詳細で、作品の背景や演奏のポイントが学べる。譜面も原典に忠実。『版画』はドビュッシーの重要な作品群で、中級~上級者向け。
こんな人におすすめ
『版画』を全曲通して勉強したい中級~上級者。松平頼則の解説を参考にしたい人。演奏解釈を深めたい人。
良い点
- 解説が充実
- 全3曲収録
- 1210円と手頃
気になる点
- 37ページと薄め
- 曲数が少ない
- 難易度高め
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1959年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『版画』ってドビュッシーの作品の中でも難しいですよね。
佐藤メバル
そう、特に『塔』は異国情緒があって面白い。この楽譜は松平頼則の解説付きだから、曲の背景や奏法のヒントが得られる。演奏の参考になるよ。
橘ナナミ
それなら練習の助けになりそうです。
佐藤メバル
うん、解説があるとないとでは理解が違う。おすすめの一冊だ。

ドビュッシー 映像1・2 解説付
松平頼則 著|全音楽譜出版社
¥1,540(税込)
全音の『ドビュッシー 映像1・2 解説付』。松平頼則による解説と校訂。『水に映る影』『ラモーをたたえて』『動き』『葉ずえを渡る鐘』『荒れた寺にかかる月』『金色のさかな』の全6曲を収録。72ページ、1540円。松平頼則の詳細な解説で、各曲のイメージや演奏法を深く理解できる。中級~上級者向け。
こんな人におすすめ
『映像』第1集・第2集を全曲学びたい上級者。松平頼則の解釈を参考にしたい人。ドビュッシーの音響世界を深く探求したい人。
良い点
- 全6曲収録
- 解説が充実
- 1540円でコスパ良い
気になる点
- 72ページでやや薄いかも
- 難易度高め
- 紙質普通
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1959年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『映像』シリーズって、とても美しいですよね。
佐藤メバル
本当に。特に『水に映る影』や『金色のさかな』は印象的。この楽譜は松平頼則の解説付きで、各曲の特徴や演奏のコツが書かれているから、深く学べる。
橘ナナミ
解説があると安心ですね。値段も手頃です。
佐藤メバル
そう、1540円でこの内容はお買い得。上級者におすすめ。

ドビュッシー ピアノ小品集: New Edition 解説付 (標準版ピアノ楽譜)
ジェルメーヌ・ムニエ 著|音楽之友社
¥1,540(税込)
音楽之友社の『標準版ピアノ楽譜』シリーズ。ジェルメーヌ・ムニエ序文・解説、山崎孝校訂・運指。『ピアノ小品集』として、複数の小品を収録。64ページ、1540円。自筆譜・初版・原典版を徹底比較した詳細な校訂報告と、合理的な運指法が特徴。ペダルやトリルの解説もあり、学習者に非常に親切。中級者以上向け。
こんな人におすすめ
詳細な校訂報告と運指を重視する中級~上級者。ジェルメーヌ・ムニエや山崎孝の解釈を学びたい人。演奏の手引きが欲しい人。
良い点
- 詳細な校訂報告
- 合理的な運指
- 演奏の手引き付き
気になる点
- 収録曲が限られる
- 1540円でやや高め
- シリーズ既刊が必要になる場合も
出版社
音楽之友社
発売日
2022年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この楽譜、すごく細かく解説されていそうですね。
佐藤メバル
そうなんだ。パリ高等音楽院のムニエ教授と、その弟子の山崎孝による校訂で、自筆譜までさかのぼった正確な譜面と、合理的な運指が学べる。
演奏の手引きもついていて、学習者にはありがたい。
橘ナナミ
値段は少し高いけど、その価値はありそうですね。
佐藤メバル
うん、本気で学びたい人にはおすすめの一冊だ。

ドビュッシーピアノ名曲集 (ドレミ・クラヴィア・アルバム)
ドレミ楽譜出版社編集部 著|ドレミ楽譜出版社
ドレミ楽譜出版社の『ドビュッシーピアノ名曲集』。15曲を収録、94ページ。『子供の領分』全6曲に加え、『アラベスク』『月の光』『亜麻色の髪の乙女』『沈める寺』『夢』『小さな黒人』『雨の庭』など、まさに名曲揃い。中級者向けの難易度。指番号やペダル指示は最小限。価格は表示なしだが、ドレミ楽譜は一般的に手頃。
こんな人におすすめ
ドビュッシーの名曲を幅広く一冊で揃えたい中級者。『子供の領分』と他の人気曲を一緒に練習したい人。バランスの良い選曲を求める人。
良い点
- 15曲収録の大ボリューム
- 人気曲を網羅
- 中級者に適した難易度
気になる点
- 解説が少ない
- 指番号が最小限
- 価格不明(おそらく手頃)
出版社
ドレミ楽譜出版社
発売日
2007年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
15曲も入っているんですか!すごいですね。
佐藤メバル
そう、『子供の領分』全曲に加えて、『アラベスク』『月の光』などドビュッシーの代表作がほとんど入っている。
一冊でかなりのレパートリーをカバーできるから、コスパは高いよ。
橘ナナミ
でも解説はなさそうですね。
佐藤メバル
解説は最小限だけど、練習用の曲集としては十分。まずはこの一冊でいろいろな曲に触れるのが良い。

ドビュッシー 喜びの島 解説付
松平頼則 著|全音楽譜出版社
¥1,100(税込)
全音の『ドビュッシー 喜びの島 解説付』。松平頼則解説・校訂。『喜びの島』(L'Isle joyeuse)は、ドビュッシー屈指の華麗で技巧的な作品。28ページ、1100円。松平頼則の解説で、曲の背景や演奏のポイントが学べる。難易度は上級。譜面は原典に忠実。単独で購入できる貴重な版。
こんな人におすすめ
『喜びの島』に挑戦したい上級者。松平頼則の解説を参考にしたい人。華麗な曲を披露したい演奏会向け。
良い点
- 解説付き
- 単独購入できる
- 原典に忠実
気になる点
- 28ページで薄い
- 難易度が高い
- 1100円(曲単体ではやや高め?)
出版社
全音楽譜出版社
発売日
1973年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『喜びの島』はとても華やかな曲ですよね。
佐藤メバル
そう、ドビュッシーの中でも特にテクニカルで、演奏効果が高い曲だ。この楽譜は松平頼則の解説付きで、曲の解釈に役立つ。上級者向けだけど、挑戦する価値はある。
橘ナナミ
解説があると安心ですね。
佐藤メバル
うん、特に難しい曲ほど解説が助けになるね。

ドビュッシー: アラベスク/ヘンレ社/原典版
ヘンレ社
¥2,200(税込)
ヘンレ社の原典版(Urtext)『アラベスク』。世界的に信頼されるヘンレ版。自筆譜や初版に基づく批判校訂で、編集者の恣意的な変更がない。運指はハイネマンとテオポルトによる。2200円(変動あり)。演奏者に最大の解釈の自由を与える。中級者以上向け。説明は最小限だが、学術的な正確さを求める人に。
こんな人におすすめ
原典版を重視する上級者・研究者。ヘンレ版の信頼性を求める人。演奏解釈を自分の責任で決めたい人。
良い点
- 原典版の最高峰
- 学術的に正確
- 解釈の自由度が高い
気になる点
- 2200円と高価
- 解説なし
- 輸入楽譜で入手に時間がかかる場合も
出版社
ヘンレ社
発売日
2009年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ヘンレ版って、よく聞くけど何が違うんですか?
佐藤メバル
ヘンレは原典版(Urtext)で、自筆譜や初版を徹底的に比較して、余計な編集を加えていない。だから演奏者の解釈に委ねられる部分が大きい。とても信頼性が高いんだ。
橘ナナミ
でも値段が高いし、解説もないですよね。
佐藤メバル
上級者や研究用には最適だけど、初心者には難しいかもしれない。自分で研究したい人向けだね。

ドビュッシー: ベルガマスク組曲より 月の光/原典版/ヘンレ社/ピアノ・ソロ
ヘンレ社
¥1,980(税込)
ヘンレ社の原典版『ベルガマスク組曲 第3曲 月の光』。単独で購入できる。1980円(変動あり)。『ベルガマスク組曲』全曲版もあるが、これは一曲のみ。ヘンレの品質は保証され、自筆譜・初版に基づく正確な譜面。運指はなし。上級者向け。曲の大きさは数ページで、輸入楽譜。
こんな人におすすめ
『月の光』を原典版で弾きたい上級者。ヘンレ版の正確さを求める人。全曲版は不要で一曲だけでいい人。
良い点
- ヘンレの正確な原典版
- 単独購入できる
- 解釈の自由度が高い
気になる点
- 1980円と高価
- 解説なし
- 輸入楽譜で入手に時間がかかる場合も
出版社
ヘンレ社
発売日
2017年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『月の光』だけでヘンレ版を買うのは贅沢ですか?
佐藤メバル
贅沢かもしれないけど、原典版の正確さを重視する人には価値がある。特に上級者で、自分なりの解釈を確立したい人にはおすすめだ。
橘ナナミ
でも2000円近いですし、他の楽譜と比べると……。
佐藤メバル
確かに高いけど、一生ものの楽譜だと思えば安いものさ。研究用やコレクションとしても良い。
各版の特徴と使い分け
橘ナナミ
佐藤さん、具体的にどの版がどう違うのか、もう少し詳しく教えてください。
佐藤メバル
まず、原典版の代表格はヘンレとウィーン原典版。ヘンレは紙質や印刷が美しく、校訂も信頼できる。ウィーン原典版も同様だが、ヘンレのほうが運指が少なく、より原典に近い。一方、ベーレンライター版は最新の研究を反映していることが多く、最近ではドビュッシーの楽譜も出始めているよ。
橘ナナミ
では、中井版や安川版はどうですか?
佐藤メバル
安川版(音楽之友社)は、長年スタンダードとして使われてきた校訂版。運指やペダルが丁寧で、教育現場でもよく使われている。中井版(春秋社)は井口基成氏の校訂で、こちらも信頼が厚い。特に『ドビュッシー集[1]〈新装版〉』は13曲も収録されていて、2200円とコスパ良好だ。
目的別おすすめの楽譜
橘ナナミ
曲別でおすすめを教えてください。『月の光』や『アラベスク』は特に人気ですよね。
佐藤メバル
『月の光』は、ヘンレの原典版(ベルガマスク組曲より)が演奏会用に最高。ただし1980円と高い。練習用なら全音のピアノピース196(550円)が安くて実用的。『2つのアラベスク』も同様で、ヘンレの原典版は2200円、全音のピアノピース197が660円。予算と目的で選んでほしい。
橘ナナミ
練習曲や前奏曲はどうでしょう?
佐藤メバル
練習曲集は、全音の『ドビュッシー 映像1・2 解説付』(松平頼則校訂)が1540円で、楽譜も見やすい。『前奏曲集』はヘンレの原典版が決定版だが、値段が高い。春秋社の世界音楽全集シリーズも含まれているので、そちらで代用する手もあるよ。
デジタル楽譜の活用と注意点
橘ナナミ
IMSLPで無料でダウンロードできる楽譜もありますよね。あれは使えますか?
佐藤メバル
IMSLPは便利だけど、注意が必要だ。スキャンが古かったり、ページが欠けていることもある。特にドビュッシーの作品は著作権が切れているものもあるが、校訂が新しい版は権利が生きている場合がある。無料だからといって、品質が保証されているわけではない。練習用の参考程度に使い、本番にはちゃんとした楽譜を買ったほうが安心だよ。
よくある質問
ドビュッシーの楽譜で最も信頼できるのはどれ?
橘ナナミ
ドビュッシーの楽譜で最も信頼できるのはどれについて教えてください。
佐藤メバル
ヘンレ原典版が最も信頼性が高いです。自筆譜や初版を徹底的に比較し、校訂報告も詳細。演奏会用や研究用に最適です。
初心者がドビュッシーを始めるならどの楽譜がいい?
橘ナナミ
初心者がドビュッシーを始めるならどの楽譜がいいについて教えてください。
佐藤メバル
全音の『ドビュッシー ピアノアルバム』(1650円)が初心者向け。人気曲が14曲収録され、運指やペダル記号も丁寧で、コスパも抜群です。
デュラン版とヘンレ版、どちらがおすすめ?
橘ナナミ
デュラン版とヘンレ版、どちらがおすすめについて教えてください。
佐藤メバル
ヘンレ版がおすすめです。デュラン版は初版に基づきますが、校訂が古い部分があります。ヘンレは最新の研究を反映し、信頼性で勝ります。
安川版と中井版の違いは何?
橘ナナミ
安川版と中井版の違いは何について教えてください。
佐藤メバル
安川版(音楽之友社)は教育的な運指とペダルが充実、中井版(春秋社)は井口基成氏によるクラシカルな校訂で、収録曲数で勝ります。両方とも日本語解説付き。
全音のピアノアルバムは使える?
橘ナナミ
全音のピアノアルバムは使えるについて教えてください。
佐藤メバル
はい、コスパと実用性で優秀。1冊で主要曲を網羅し、運指・ペダルも完備。練習用の定番です。
IMSLPの無料楽譜は信頼できる?
橘ナナミ
IMSLPの無料楽譜は信頼できるについて教えてください。
佐藤メバル
注意が必要です。スキャン品質が悪いものや、校訂が古い版もあります。練習の参考程度に使い、本番用には正規版を購入しましょう。
ドビュッシーの練習曲におすすめの楽譜は?
橘ナナミ
ドビュッシーの練習曲におすすめの楽譜はについて教えてください。
佐藤メバル
全音の『ドビュッシー 映像1・2 解説付』(松平頼則校訂)が1540円でおすすめ。『練習曲』はヘンレ原典版が決定版ですが高価です。
月の光やアラベスクに最適な楽譜は?
橘ナナミ
月の光やアラベスクに最適な楽譜はについて教えてください。
佐藤メバル
演奏会用ならヘンレの原典版(月の光1980円、アラベスク2200円)。練習用なら全音のピアノピース(月の光550円、アラベスク660円)が手軽です。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日はたくさん教えてくださってありがとうございました。だいぶ選び方が分かってきました!
佐藤メバル
どういたしまして。最後に一つ、ドビュッシーの楽譜選びで大事なことを言うね。ドビュッシーの音楽は、まるで水彩画のように繊細で、楽譜はその絵の具のレシピのようなもの。原典版はレシピそのもの、校訂版は先人が描き方を教えてくれるガイドブックだと思ってほしい。
橘ナナミ
なるほど!じゃあ、私はまず全音のアルバムで基礎を学んで、慣れてきたらヘンレの原典版に挑戦してみます。
佐藤メバル
それがいいね。そのプロセス自体が、ドビュッシーの世界をより深く味わう道になるよ。
橘ナナミ
ありがとうございました!








