中学生向け哲学の本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年8月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、中学生向けの哲学の本って、正直「難しそう」ってイメージがあるんですけど、実際はどうなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。確かに「哲学」と聞くと、分厚い専門書や難解な用語を思い浮かべるかもしれない。でも、中学生のための哲学本は、むしろ「身近な疑問」から入るように工夫されているんだ。例えば、『中学生からの哲学「超」入門』(竹田青嗣/筑摩書房)は、「自分とは何か」「なぜルールがあるのか」といった、まさに中学生が悩むテーマを、やさしい語り口で解きほぐしている。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど!じゃあ、選ぶときは「自分の悩みに合ったテーマ」を基準にすればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。でもそれだけじゃない。中学生の発達段階や、読み方の好みも大事だよ。ここからは、『中学生向け哲学の本の選び方』を、いくつかの軸で具体的に紹介していこう。

中学生向け哲学の本の選び方

レベル:初めて・慣れてきた・応用

橘ナナミ

橘ナナミ

最初に読むなら、どのくらいのレベルの本がいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

完全な初心者には、ふりがな付きでページ数も少ない『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』(岩村太郎/えほんの杜)がおすすめ。1テーマが見開きで完結し、哲学者の言葉をヒントに悩みを解決するスタイル。ある程度慣れてきたら、『図解 いちばんやさしい哲学の本』(沢辺有司/彩図社)で、32人の哲学者を図解でざっくり把握するといい。さらに深めたいなら、『中学生からの哲学「超」入門』や『14歳からの哲学入門』(飲茶/二見書房)で、本格的な思考のトレーニングができる。

目的:思考力を高めたい・悩み解決・教養として

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学の本って、目的別に選べるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

もちろん。思考力を鍛えたいなら、『中学生からの対話する哲学教室』(シャロン・ケイ/玉川大学出版部)のように、実際に議論をしながら考えるワークが豊富な本がいい。悩み解決なら、『ロッチと子羊で学ぶ中高生のための哲学入門』(小川仁志/ミネルヴァ書房)が、友情や部活などリアルな悩みに哲学で答える。教養として広く知りたいなら、『哲学用語図鑑 完全版』(田中正人/プレジデント社)が、西洋・中国・日本哲学をオールカラーの図解で網羅している。

形式:活字中心・漫画/イラスト・対話形式・エッセイ

橘ナナミ

橘ナナミ

うちの弟、活字だけだとすぐ飽きちゃうんですけど…。

佐藤メバル

佐藤メバル

そんな子には、イラストや図解が多い本が合う。『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める!哲学』(青木滋之/西東社)は、全ページカラーで哲学史を楽しく学べる。対話形式が好きなら、『子どものための哲学対話』(永井均/講談社文庫)が、猫のペネトレとのユーモアあふれる対話で「当たり前」を疑う視点をくれる。エッセイ風なら、『世界が面白くなる!身の回りの哲学』(小川仁志/あさ出版)が、日常生活のトピックから哲学に誘う。

テーマ:自分探し・人間関係・正義・自然・死・幸福

橘ナナミ

橘ナナミ

「死」とか「幸福」って、中学生でも考えるテーマですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。テーマ別で選ぶなら、自分探しには『中学生の君におくる哲学』(斎藤慶典/講談社)、人間関係やいじめには『ちゃんと悩むための哲学』(小林和久/朝日学生新聞社)、死や命には『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』の第5章が参考になる。

価格帯:1000円未満・1000〜2000円・2000円以上

橘ナナミ

橘ナナミ

予算も気になりますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

手軽に試したいなら、文庫の『子どものための哲学対話』(462円)や『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(飲茶/河出文庫、678円)がコスパ抜群。1,000〜2,000円帯では、『図解 いちばんやさしい哲学の本』(734円)や『中学生からの哲学「超」入門』(902円)など良書が多い。予算に余裕があれば、『哲学用語図鑑 完全版』(2,970円)は一生ものの教養書だ。

中学生向け哲学の本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)「自分って何?」「なぜ勉強するの?」と漠然と悩む中学生。哲学のとっかかりとして、身近な疑問から入りたい人。竹田青嗣の明晰な語り口に触れたい読書初心者。¥902悩みを哲学に結びつける入門書
2
中学生の君におくる哲学
中学生の君におくる哲学「どうして勉強しなきゃいけないの?」と根本的な疑問を持つ中学生。哲学者の話を聞くように読みたい人。命の大切さを哲学的に考えたい人。-哲学者が校長先生になって答える
3
中学生までに読んでおきたい哲学(全8巻)
中学生までに読んでおきたい哲学(全8巻)一つのテーマを多角的に深めたい中学生。短い文章を読む習慣をつけたい人。家族で読める本を探している保護者。¥15,840多彩な短編で哲学のテーマに触れる
4
10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)
10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)小学校高学年~中学生で、人間関係に悩んでいる子ども。哲学の言葉を借りて自分を整理したい人。親子で読める手軽な一冊。¥1,650哲学者の名言で悩みを解決
5
図解 いちばんやさしい哲学の本
図解 いちばんやさしい哲学の本哲学の全体像を短期間で掴みたい中学生。難しい本は苦手だけど哲学に興味がある人。図解で覚えたいビジュアル派。¥734図解で哲学の流れをざっくり把握

中学生向け哲学の本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
1

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)

竹田青嗣|筑摩書房

¥902(税込)

4.8

竹田青嗣が、自分とは何か、なぜ宗教があるのか、なぜルールが必要かといった、中学生が実際に抱く疑問を出発点に哲学を解きほぐす。「大貧民ゲームで近代社会を体験する」というユニークな比喩があり、社会の仕組みを遊び感覚で理解できる。自分の意志を持つことの意味を丁寧に説いており、哲学の「答えのなさ」に悩む前に読みたい一冊。

こんな人におすすめ

「自分って何?」「なぜ勉強するの?」と漠然と悩む中学生。哲学のとっかかりとして、身近な疑問から入りたい人。竹田青嗣の明晰な語り口に触れたい読書初心者。

良い点

  • 身近な疑問から入れる
  • 具体例が豊富
  • 哲学の入口として最適

気になる点

  • やや文章が堅い
  • 内容が基礎的で物足りない人も
  • 議論の深掘りが少ない

出版社

筑摩書房

発売日

2009年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、この本って「大貧民ゲームで近代社会を体験する」っていう章があるんですけど、トランプゲームで社会がわかるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。竹田さんは、大貧民のルールを例に、社会のルールや富の分配を考えさせるんだ。哲学は難しい理論だけじゃなくて、日常の遊びからも始められるんだよ。

この本は、中学生が抱くリアルな悩みから哲学をスタートさせたい人にぴったりだね。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。じゃあ、「自分とは何か」って問いも、身近な例で考えられるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうそう。竹田さんは「神経症」という自分の経験から哲学者になった経緯も書いていて、哲学が特別な人のものじゃないと伝えているんだ。

自分の意志を持つことの大切さを優しく教えてくれるよ。

中学生の君におくる哲学
2

中学生の君におくる哲学

斎藤慶典|講談社

4.7

哲学者・斎藤慶典が中学校の校長先生になりきって、勉強、スカートの丈、いじめ、死といったテーマを語りかける。「決して誰もが14歳を迎えるというわけではない」というまえがきが重く、命の尊さを感じさせる。対話形式で進むので、まるで直接話しかけられているような親しみやすさがある。

こんな人におすすめ

「どうして勉強しなきゃいけないの?」と根本的な疑問を持つ中学生。哲学者の話を聞くように読みたい人。命の大切さを哲学的に考えたい人。

良い点

  • 話しかけるような文体
  • 具体的なテーマが多い
  • 哲学者の視点が新鮮

気になる点

  • 内容がやや主観的
  • 答えが曖昧な部分も
  • もう少し体系的な説明が欲しい

出版社

講談社

発売日

2013年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

斎藤さんって哲学者なのに、校長先生のふりをして中学生に話しかけるんですね。それって効果あるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

それがとても効果的なんだよ。哲学者は普通、難しい言葉で語りがちだけど、斎藤さんは『なぜスカートの丈を短くしたら叱られるの?』という具体的な疑問から入る。

中学生が本当に知りたいことに寄り添って、一緒に考えるスタイルなんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

確かに、すぐに役立つ感じはしませんけど、読んでみたくなります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。この本は『哲学のはじまり』に立つ君へ贈る、と銘打っている。答えを押し付けるのではなく、考えるきっかけをくれるんだ。

特にいじめや死についての章は、中高生が直面するリアルな問題を扱っているよ。

中学生までに読んでおきたい哲学(全8巻)
3

中学生までに読んでおきたい哲学(全8巻)

松田哲夫|あすなろ書房

¥15,840(税込)

4.6

8巻セットで、愛、悪、うそ、愚かさ、自然、死、人間、知恵というテーマを多彩な書き手の短編集で探求する。哲学書だけでなく、小説や随筆など様々な文体が収められ、「哲学は哲学書の中だけにあるものではない」ことを体感できる。小学校高学年から大人まで楽しめるため、家族で共有できる。

こんな人におすすめ

一つのテーマを多角的に深めたい中学生。短い文章を読む習慣をつけたい人。家族で読める本を探している保護者。

良い点

  • 多様なテーマと文体
  • ボリュームたっぷり
  • 大人も楽しめる

気になる点

  • 値段が高い
  • 全巻読むのに時間がかかる
  • 入門にはやや重い

出版社

あすなろ書房

発売日

2013年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、これ8巻セットで結構な値段ですけど、中学生には必要ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

確かに値段は張るけど、内容は充実しているよ。例えば「愛のうらおもて」一巻でも、いろんな作家の愛に関する文章が載っていて、哲学的な視点だけでなく文学的な楽しみも味わえる。

学校の図書館にあれば、手に取りやすいね。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、これを全部読めば哲学に詳しくなれますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

詳しくなるというより、哲学的な問いの面白さを知るのに最適だね。松田哲夫さんは「哲学は暮らしの中にある」と言っている。

各巻のテーマに沿った短編を読むことで、自然と考える力が養われるよ。

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)
4

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)

岩村太郎|えほんの杜

¥1,650(税込)

4.4

10歳前後の子どもが抱える「勉強できない」「友達ができない」「いじめ」などの具体的な悩みに対し、ソクラテスやニーチェなど哲学者の言葉をヒントに答える。イラストも多く、「心はどこにあるの?」といった素朴な疑問から哲学を始められる。各章末の「岩村先生の哲学講座」で知識も深まる。

こんな人におすすめ

小学校高学年~中学生で、人間関係に悩んでいる子ども。哲学の言葉を借りて自分を整理したい人。親子で読める手軽な一冊。

良い点

  • 悩み別で読みやすい
  • 哲学者の言葉が満載
  • イラストが親しみやすい

気になる点

  • やや浅い内容
  • 哲学入門として体系性がない
  • 引用が短く物足りない

出版社

えほんの杜

発売日

2018年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、『10歳の君に贈る』って書いてあるけど、中学生でも役に立ちますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

十分役立つよ。内容は「友達ができない」「生きている意味はあるの?」といった、中学生も抱える悩みを扱っている。

例えば、アリストテレスの「友達は一つの魂が二つの身体に宿ったもの」という言葉を紹介しながら、友情について考えさせるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

へえ、哲学者って昔の人なのに、今の悩みにも通じるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうなんだ。岩村さんは、哲学者の言葉を噛み砕いて、子どもにもわかるように伝えている。特に「死ぬのが怖い」という問いには、エピクロスの考えを紹介していて、読み終わると少し気持ちが軽くなるよ。

図解 いちばんやさしい哲学の本
5

図解 いちばんやさしい哲学の本

沢辺有司|彩図社

¥734(税込)

4.3

ソクラテスからドゥルーズまで32人の哲学者を、図解と簡単な文章で紹介。1人あたり見開きでコンパクトにまとまっており、「哲学史の全体像を俯瞰する」のに最適。特に「無知の知」「神は死んだ」などの有名なフレーズをわかりやすく解説。初めて哲学に触れる中学生でも抵抗なく読める。

こんな人におすすめ

哲学の全体像を短期間で掴みたい中学生。難しい本は苦手だけど哲学に興味がある人。図解で覚えたいビジュアル派。

良い点

  • 図解が豊富で理解しやすい
  • コンパクトで読みやすい
  • 32人をカバー

気になる点

  • 各哲学者の説明が浅い
  • 図解が単純すぎる
  • 他の入門書と似ている

出版社

彩図社

発売日

2018年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、この本『いちばんやさしい哲学の本』ってタイトルですが、本当にやさしいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

うん、沢辺さんは図解を駆使して、哲学者の考えを視覚化している。たとえばデカルトの「我思う、ゆえに我あり」を、思考の流れを図にしているから、直感的にわかるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

それなら、テスト勉強にも使えそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。ただし、この本で得られるのはあくまで「哲学入門地図」のようなもの。個々の哲学を深く知りたくなったら、他の本に進むといい。

でも最初の一歩としては十分すぎる内容だよ。

哲学用語図鑑 完全版 西洋哲学・中国哲学・日本哲学
6

哲学用語図鑑 完全版 西洋哲学・中国哲学・日本哲学

田中正人|プレジデント社

¥2,970(税込)

4.1

西洋哲学、中国哲学、日本哲学を網羅し、2500年の哲学史をイラスト図解で「見える化」。ピタゴラスからサンデル、孔子、西田幾多郎まで、50万部超のベストセラーシリーズの完全版。672ページの大ボリュームだが、用語解説や人物紹介が独立しているので、辞書的に使える。中学生にもわかりやすいイラストで、目的の哲学者をすぐ調べられる。

こんな人におすすめ

哲学の用語や人物をとことん調べたい中学生。図鑑のように楽しみたい人。プレゼンやレポートの資料作りに使いたい人。

良い点

  • イラストで覚えやすい
  • 網羅性が高い
  • 辞書としても使える

気になる点

  • ページ数が多く重い
  • 情報過多で初心者は混乱
  • 値段がやや高い

出版社

プレジデント社

発売日

2026年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、すごく分厚いですね。中学生が全部読むのは大変じゃないですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

確かに読み通すのは大変だけど、この本は『読む』より『引く』ための本なんだ。例えば『オッカムの剃刀』って言葉を聞いたとき、イラスト付きで解説を探せる。

哲学の辞書として机の上に置いておくと便利だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

あ、それなら必要なときだけ見る感じですね。中国哲学や日本哲学も載っているのが珍しい。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。日本哲学では西田幾多郎の「純粋経験」などをイラストで解説している。世界で翻訳されているだけあって、クオリティは高い。

哲学の全体像を掴むのにも役立つ一冊だね。

増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (ディスカヴァー携書)
7

増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 (ディスカヴァー携書)

谷川嘉浩|ディスカヴァー・トゥエンティワン

¥1,540(税込)

4.1

『スマホ時代の哲学』が増補改訂で新書化。SNSや常時接続の世界で失われた孤独を、ニーチェやアーレントなど哲学者の概念で探求する。「つながっているのに寂しい」という現代の感覚を掘り下げ、孤独と向き合う方法を提示。魚豊氏や三宅香帆氏も推薦する注目の書。中学生にも身近なテーマで、哲学が現実の役に立つことを実感できる。

こんな人におすすめ

スマホやSNSに疲れている中学生。孤独や退屈について考えたい人。現代社会と哲学を結びつけたい好奇心旺盛な読者。

良い点

  • 現代的なテーマ
  • 哲学が実生活に結びつく
  • 増補版で内容充実

気になる点

  • 新書でやや文字が小さい
  • 哲学初心者には難しい部分も
  • 著者の主張が強い

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2025年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

スマホと哲学って、意外な組み合わせですね。中学生でもわかりますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

わかるよ。谷川さんは『常時接続の世界』を生きる私たちに、ニーチェやパスカルの考えを応用している。例えば「退屈」について、スマホで時間を潰すのではなく、退屈と向き合うことの意味を哲学しているんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

そういえば、スマホを見てるときって、何か満たされない感じがします。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚こそがこの本の出発点なんだ。著者は「孤独をめぐる冒険」と題して、哲学という未知の大地を旅するように書いている。

付録のQ&Aも実践的で、自分のスマホとの付き合い方を見直すきっかけになるよ。

イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 哲学 イラスト&図解知識ゼロシリーズ
8

イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 哲学 イラスト&図解知識ゼロシリーズ

青木滋之|西東社

3.9

イラストと図解を多用し、難しい哲学を視覚的に理解できる。アリストテレスからサンデルまで、歴代哲学者の考えを噛み砕いて紹介。「トロッコ問題」「世界5分前仮説」といった思考実験の特集もあり、自分で考える楽しさを味わえる。固定レイアウトの電子書籍だが、細かい文字もなく読みやすい。

こんな人におすすめ

とにかくわかりやすく哲学を学びたい中学生。イラストが多い本が好きな人。思考実験に興味がある人。

良い点

  • イラスト豊富
  • 思考実験が面白い
  • 各哲学者を2ページで解説

気になる点

  • 電子書籍は固定レイアウト
  • やや内容が浅い
  • 紙の本はない?

出版社

西東社

発売日

2023年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、イラストが多くて楽しそうです。でも「固定レイアウト」ってどういう意味ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

画面のレイアウトが変えられないタイプの電子書籍なんだ。でも、見開きで図が配置されているから、紙の本のように読めるよ。

内容は本当に噛み砕かれていて、例えば「無知の知」を、ソクラテスが街の人に質問するイラストで説明している。

橘ナナミ

橘ナナミ

それなら理解しやすいですね。思考実験も載っているみたいで、

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、「トロッコ問題」のイラストは迫力があるよ。哲学は難しく考えすぎず、こういうビジュアルから入るのもいい方法だね。

中学生からの対話する哲学教室
9

中学生からの対話する哲学教室

シャロン・ケイ|玉川大学出版部

3.9

アメリカの中学・高校で使われている哲学の教科書を日本語訳。愛、芸術、嘘、正義、環境、人生などのテーマについて、議論や対話を促進する課題が豊富。「日本語版オリジナルの先生のための手引き」も付属し、教室や家庭での対話に活用できる。単に知識を学ぶのではなく、自ら考える力を育てる。

こんな人におすすめ

ディスカッションが好きな中学生。哲学を友達や家族と話し合いたい人。アクティブラーニング志向の学習者や教師。

良い点

  • 対話型で楽しい
  • 多様なテーマ
  • 指導者向け手引きあり

気になる点

  • 日本語版がやや硬い
  • 課題が多く時間がかかる
  • 入門にはハードル高め

出版社

玉川大学出版部

発売日

2012年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

アメリカの教科書を日本語にしたものなんですね。難しそう…。でも対話って書いてあるから楽しそうでもあります。

佐藤メバル

佐藤メバル

確かに、ただ読むだけじゃなくて、実際に誰かと話すことで深まるんだ。例えば「嘘」というテーマで、「嘘をつくことはいつでも悪いことか?」という問いが載っていて、自分なりの答えを考え、議論するようになっている。

橘ナナミ

橘ナナミ

それって、友達と話し合ったら盛り上がりそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。教室で使うことを想定しているから、一人で読むよりグループでやった方が効果的。翻訳も丁寧で、哲学に興味がある中学生が対話の練習をするのにぴったりの教材だよ。

『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための哲学入門:君のお悩み、哲学プラクティスで解決します。
10

『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための哲学入門:君のお悩み、哲学プラクティスで解決します。

小川仁志|ミネルヴァ書房

¥1,760(税込)

3.9

NHK Eテレの相談番組『ロッチと子羊』を書籍化。ロッチのコカドと中岡、哲学者小川仁志の鼎談から始まり、15の具体的な悩みに対して哲学プラクティスとワークを提示。「友だちの誘いを断れない」「将来の夢が見つからない」などリアルな悩みを、哲学を使って解決する方法を学べる。実践的で役立つ哲学入門。

こんな人におすすめ

人間関係や進路に悩む中高生。哲学を実用的なツールとして使いたい人。ロッチのファンで番組を見ていた人。

良い点

  • 悩み別で実用的
  • ロッチの鼎談が楽しい
  • ワークで実践できる

気になる点

  • 哲学の深さは控えめ
  • 悩みが中高生限定
  • 番組を知らないとやや物足りない

出版社

ミネルヴァ書房

発売日

2023年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、『ロッチと子羊』って番組の本なんですね。テレビで見たことあります!

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、小川仁志さんが指南役を務める番組だね。この本では、『友達に嫌われるのが怖くて発言できない』といった悩みに、哲学者の言葉をヒントに解決策を提案している。

例えば、キルケゴールの『不安の概念』を使って、不安と向き合う方法を教えてくれるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学で悩みが解決するなんて、すごいですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ただし、あくまでヒントであって、答えを押し付けるわけじゃない。それぞれの章に「哲学プラクティス」というワークがあって、自分で考える時間が設けられているのが特徴だよ。

1日1テーマ30日でわかる哲学
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1日1テーマ30日でわかる哲学

青木滋之|文響社

¥1,595(税込)

3.7

30人の哲学者を1日1人、見開き2ページで紹介。西洋だけでなく、ブッダや老子、西田幾多郎など東洋の哲学者も含む。「1日1テーマ」で無理なく続けられる構成。難しい用語を極力使わず、図解とイラストで理解を助ける。各哲学者の「現代への問い」がついており、考えを深めるきっかけになる。

こんな人におすすめ

哲学を毎日少しずつ学びたい中学生。30日間の習慣を作りたい人。西洋と東洋の哲学者をバランスよく知りたい人。

良い点

  • 毎日少しずつ読める
  • 東洋哲学もカバー
  • 図解がわかりやすい

気になる点

  • 1人あたりの情報が少ない
  • 30日で終わると物足りない
  • 内容が表面的

出版社

文響社

発売日

2025年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

30日で30人の哲学者を学べるって、ちょうどいいペースですね!でも、1日2ページだけじゃ足りない気がします。

佐藤メバル

佐藤メバル

最初の取っ掛かりとしては十分だよ。青木さんは、各哲学者のエッセンスを凝縮して、イラストや図で見せている。

例えばニーチェの『神は死んだ』を、社会の変化と関連付けて説明している。通読すれば、哲学史の大まかな流れが掴める。

橘ナナミ

橘ナナミ

それなら、学校の授業の予習にも使えそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。特に「現代への問い」のコーナーでは、例えばカントを学んだあとに「あなたにとって『善い行い』とは?」と問いかける。

自分で考える習慣がつくように工夫されているんだ。

世界が面白くなる!身の回りの哲学
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世界が面白くなる!身の回りの哲学

小川仁志|あさ出版

¥1,760(税込)

3.7

日常生活から社会、テクノロジー、災害、人生、抽象概念まで、幅広いテーマを哲学する。アランの「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」など、哲学者の名言を交えながら、自分なりの答えを考えるスタイル。「身の回りの話題を自分で哲学してみる」という実践的なアプローチが新鮮。小川仁志の100冊超の著書からの集大成。

こんな人におすすめ

日常の小さな疑問を哲学したい中学生。社会問題に興味がある人。自分で考える力を鍛えたい人。

良い点

  • テーマが幅広い
  • 哲学者の名言が満載
  • 著者の経験も豊富

気になる点

  • やや著者の主張が強い
  • 章ごとに独立している
  • 深さは一貫しない

出版社

あさ出版

発売日

2022年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「身の回りの哲学」ってタイトルから、身近なことがテーマなんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。例えば「なぜルールを守らなければならないのか?」「友達とは何か?」といった、中学生が日常で感じる疑問を哲学している。

小川さんは『ロッチと子羊』の指南役も務める哲学者で、わかりやすさに定評があるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、哲学って難しそうなイメージがあります。

佐藤メバル

佐藤メバル

この本はそれを払拭してくれるよ。例えば第5章「人生を哲学する」では、「夢がない」という悩みに対して、サルトルの『実存は本質に先立つ』という考えを紹介し、自分で選択することの大切さを伝えている。

読んだ後、何気ない日常が違って見えるはずだ。

哲学ってなんだ: 自分と社会を知る (岩波ジュニア新書 415)
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哲学ってなんだ: 自分と社会を知る (岩波ジュニア新書 415)

竹田青嗣|岩波書店

3.7

岩波ジュニア新書の一冊で、近代哲学を中心に、自由や社会、自己について考える。竹田青嗣が「哲学は偉い人の学びではなく、困難にぶつかったときのノウハウ」と位置づけ、「自分をよりよく知るため」の道具として哲学を提示。『中学生からの哲学「超」入門』の姉妹編的な内容だが、より社会との関わりに焦点を当てている。

こんな人におすすめ

社会の仕組みやルールに疑問を持つ中学生。自己理解を深めたい人。岩波ジュニア新書の信頼性を重視する人。

良い点

  • 社会との関連が明確
  • 竹田の哲学が体系的
  • ジュニア新書で安心

気になる点

  • 内容がやや硬い
  • 図解やイラストがない
  • 他の竹田作品と重複あり

出版社

岩波書店

発売日

2002年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、『中学生からの哲学「超」入門』と似ているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

著者が同じでテーマもかぶる部分はあるけど、こちらはより社会や自己に焦点を当てているんだ。例えば「自由」という概念を、近代哲学者ホッブズやルソーの考えを引用しながら解説している。

『超入門』が個人の悩みから入るのに対して、こちらは社会との関わりから哲学する。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。じゃあ、学校の公民の授業にも役立ちそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうなんだ。特に「弱いロボット」とか「自分のためのルール」という考え方は、中学生が社会を考える上で面白い視点を提供してくれる。

岩波ジュニア新書らしい、しっかりした内容だよ。

世界の哲学者に学ぶ人生の教室
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世界の哲学者に学ぶ人生の教室

白取春彦|ディスカヴァー・トゥエンティワン

¥1,870(税込)

3.7

ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ニーチェなど12人の哲学者を、人生のテーマに沿って紹介。『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦と台湾の哲学教師冀剣制が、「哲学は生きるために役に立つ」という信念で語り合う。各章で哲学者の考えをどう日常に応用するかを具体的に示す。

こんな人におすすめ

人生の指針を哲学に求める中学生。生き方に悩む10代後半。具体例豊富なアドバイスが欲しい人。

良い点

  • 人生に応用しやすい
  • 対話形式で読みやすい
  • 12人に絞り深掘り

気になる点

  • 哲学史の網羅性は低い
  • やや主観的
  • 価格がやや高い

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2019年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本は、哲学者の言葉をどうやって人生に使うか教えてくれるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。例えばアリストテレスの「幸福は自分で手に入れる」という考えを、どう勉強や部活に応用するかが書かれている。

白取さんと冀さんの対話形式で進むから、読んでいるうちに自分も考えたくなるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

「孤独を自ら選ぶ」っていう章があって、ショーペンハウアーって人が出てくるみたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

うん。ショーペンハウアーは孤独を肯定的に捉えた哲学者で、この本では「一人の時間をどう充実させるか」という観点から解説している。

人間関係に疲れた時など、自分の時間を大事にしたい中学生に響く内容だね。

完成版〈子ども〉のための哲学 (講談社現代新書)
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完成版〈子ども〉のための哲学 (講談社現代新書)

永井均|講談社

¥1,056(税込)

3.7

永井均の代表作『〈子ども〉のための哲学』が完成版として復刊。「哲学は向こう側にあるのではなく、こちら側にある」という主張で、哲学史を学ぶのではなく、自分自身の内側から哲学を始めることを促す。なぜ僕は存在するのか、なぜ悪いことをしてはいけないのかという根本的な問いを、子ども向けに投げかける。30年以上読み継がれるロングセラー。

こんな人におすすめ

哲学の本質を知りたい中学生。自分で考えたい人。従来の入門書に物足りなさを感じる読書家。

良い点

  • 哲学の本質に迫る
  • 読み継がれる名著
  • 独自の視点

気になる点

  • 難解な部分もある
  • 子ども向けとはいえ内容が深い
  • 特定の哲学史を学べない

出版社

講談社

発売日

2026年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、『子ども』のための哲学ってタイトルですが、大人も読むんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。永井さんは「哲学は子どもにこそ必要だ」と言っている。この本では「なぜ僕は存在するのか?」という問いを、子どもが持つ素朴な疑問から掘り下げていく。

哲学史の知識は必要なく、純粋に考える力を刺激されるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

「完成版」ってことは、前の版とどう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

増補されて、新たな章が加わっている。特に「問いの後に」という章では、哲学の本質についてさらに考察している。

中学生には少し難しいかもしれないが、じっくり取り組めば大きな発見がある一冊だよ。

14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト
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14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

飲茶|二見書房

¥1,650(税込)

3.5

14歳の頃に訪れる「常識の崩壊」を乗り越えるために哲学を紹介。ニーチェ、デカルト、カントなど11人の哲学者の考え方を、「永劫回帰」「我思う、ゆえに我あり」などのキーワードで解説。「どんな偉大な哲学者も14歳の子どもと同レベルである」という刺激的な主張で、読者の思考を促す。飲茶独特の軽妙な語り口で、一気に読める。

こんな人におすすめ

中学生で、既存の価値観に疑問を感じ始めた人。常識を疑う力をつけたい人。飲茶の他の入門書を読んだことがある人。

良い点

  • 挑発的なタイトル
  • わかりやすい解説
  • 哲学者への親しみが湧く

気になる点

  • やや過激な表現
  • 独断的な解釈もある
  • 全ての中学生に合うわけではない

出版社

二見書房

発売日

2015年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「14歳からの哲学入門」って、なぜ14歳なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

著者の飲茶さんは、14歳は「常識の崩壊」が始まる年齢だと言っている。それまで信じてきたものが揺らぎ始める時期に、哲学が役立つというわけだ。

例えば「経験する機械」という思考実験で、快楽だけを追求する人生について考えさせるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

「経験する機械」って何ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

ロバート・ノージックの思考実験で、もし快楽だけを味わえる機械があったら、あなたはそれに繋がれますか?

という問い。この本ではその問題をわかりやすく解説していて、自分なりの答えを考えるきっかけになるよ。

中高生のための哲学入門:「大人」になる君へ
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中高生のための哲学入門:「大人」になる君へ

小川仁志|ミネルヴァ書房

¥1,760(税込)

3.5

2022年の民法改正で18歳が成人となったことを受け、「大人になる」ことと哲学の関係を考察。勉強、いじめ、恋愛、スマホ、進路など、中高生のリアルな問題を哲学の視点から整理。「元ひきこもりの哲学者」という異色の経歴を持つ小川仁志が、自身の経験も交えて語るため、説得力がある。大人になるためのヒントが満載。

こんな人におすすめ

もうすぐ18歳になる高校生や、大人になるのが不安な中学生。自分なりの答えを見つけたい人。小川ファン。

良い点

  • 時代に即した内容
  • 著者の経験がユニーク
  • 具体的な悩みに答える

気になる点

  • 哲学の深さより実用重視
  • 著者の意見が強い
  • 対象年齢がやや上

出版社

ミネルヴァ書房

発売日

2022年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本は、18歳で大人になるってところがテーマなんですね。でも私はまだ中学生です。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでも十分読めるよ。小川さんは『大人になる』ことについて、哲学を使って考える方法を教えてくれる。例えば「自分なりの答えを見つける」という章では、与えられた答えを疑うことの大切さを説いている。

中学生のうちからそういう視点を持っておくと、大人になる準備になるね。

橘ナナミ

橘ナナミ

「元ひきこもりの哲学者」って経歴がすごいですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。彼は自身の経験から、哲学が人生を変える力を持っていると語っている。第5章では「引きこもりは成功の元」とさえ言っていて、型にはまらない考え方に刺激を受けるよ。

ちゃんと悩むための哲学~偉人たちの言葉~
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ちゃんと悩むための哲学~偉人たちの言葉~

小林和久|朝日学生新聞社

¥1,320(税込)

3.5

デカルト、ソクラテス、老子など著名な哲学者や思想家の言葉を、中学生向けにわかりやすく解説。著者の小林和久は「哲学とは人生のスパイス」と述べ、なくても生きていけるが、あると人生が豊かになるという比喩で哲学の価値を伝える。中学・高校受験にも役立つ内容で、短い文章でどんどん読み進められる。

こんな人におすすめ

受験勉強の合間に哲学を味わいたい中学生。人生にスパイスを加えたい人。古典の名言に触れたい人。

良い点

  • 短く読みやすい
  • 名言が豊富
  • 受験にも役立つ

気になる点

  • 内容が浅い
  • 体系的な哲学史ではない
  • オリジナリティが少ない

出版社

朝日学生新聞社

発売日

2013年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「ちゃんと悩むための哲学」ってタイトルが気になります。どういう意味ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

小林さんは、悩むこと自体を否定せず、ちゃんと悩むことの大切さを説いている。例えばソクラテスの「無知の知」を知ることで、自分がわからないことを認める勇気が持てるようになる。

哲学の言葉が、悩みを深めるためのスパイスになるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

スパイスって比喩が面白いですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。この本は、老子の「学を絶たば憂いなからん」といった言葉も紹介しながら、学ぶことの意義を問い直す。

短い名言が多く、毎日少しずつ読むのに適しているよ。

子どものための哲学対話 (講談社文庫 な 80-1)
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子どものための哲学対話 (講談社文庫 な 80-1)

永井均|講談社

¥462(税込)

3.5

永井均のもう一つの名著。猫のペネトレと少年の40の対話形式で、学校、嘘、クジラ、地球などについて自由に語り合う。「人間は遊ぶために生きている!」などの過激な発言で、常識を疑う楽しさを教えてくれる。文庫で手軽に読め、子どもも大人も考え方が変わる衝撃がある。

こんな人におすすめ

堅苦しい哲学書が苦手な中学生。対話形式が好きな人。既存の価値観を揺さぶられたい人。

良い点

  • 対話形式で楽しい
  • 価格が手頃
  • 考え方が変わる

気になる点

  • 哲学史の知識は得られない
  • やや奇抜
  • 短すぎると感じるかも

出版社

講談社

発売日

2009年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

猫と哲学の対話って、すごく不思議な本ですね。ペネトレって賢い猫なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

ペネトレは普通の猫じゃない。彼は「学校なんか行かなくたっていい」「うそをついてもいい」と平気で言う。

でもその言葉の裏には、哲学的な深い問いが隠れているんだ。例えば「地球は丸くない」と言って、当たり前を疑うことの大切さを教える。

橘ナナミ

橘ナナミ

へえ、じゃあこの本を読むと、今まで信じてきたことが揺らぐんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。永井均は『完成版〈子ども〉のための哲学』と同じ著者で、こちらはより軽快に読める。40の対話は短いので、寝る前に1つ読むのもいい。哲学の入口としてユニークな一冊だよ。

中学生が哲学・対話するキャリア教育―1つの問いについてとことん考える3年間
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中学生が哲学・対話するキャリア教育―1つの問いについてとことん考える3年間

赤荻千恵子|学事出版

¥1,980(税込)

3.5

公立中学校で実際に行われた「奇跡」の取り組みをまとめた本。1つの問いについて生徒が3年間考え続け、対話を重ねるプロジェクトの記録。「キャリア教育」の観点からも貴重で、教師や教育関係者だけでなく、生徒自身も参考になる。哲学を実践するとはどういうことかを体現している。

こんな人におすすめ

哲学を実践的な活動として体験したい中学生。学校の授業で哲学を取り入れたい先生。プロジェクト型学習に興味がある人。

良い点

  • 実践例が豊富
  • 長期的な視点
  • 教育関係者にも有益

気になる点

  • 生徒向けというより教師向け
  • 理論より実践重視
  • 価格が高め

出版社

学事出版

発売日

2019年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本は、中学生が哲学の対話を3年間続けた記録なんですね。すごい集中力です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。赤荻さんは公立中学校で、一つの問いを3年間追い続ける実践を行ったんだ。例えば「幸せとは何か」という問いを、生徒たちが自分の言葉で深めていく。3年間の成長がよくわかる内容だ。

橘ナナミ

橘ナナミ

普通の授業とどう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

普通の授業は答えを覚えるけど、ここでは答えがない問いに向き合う。キャリア教育としても注目されていて、自分の将来を考える力が身につく。

中学生自身が読んでも、対話のヒントになるだろうね。

哲学の講堂: 中学生の君たちに (教職課程新書)
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哲学の講堂: 中学生の君たちに (教職課程新書)

毛利猛|協同出版

¥1,023(税込)

3.5

教職課程新書の一冊で、中学生に向けて哲学の講義を行う形式。著者の毛利猛が哲学の基本的な問いを、わかりやすく講義する。「中学生の君たちに」と直接語りかけ、哲学を身近に感じさせる。教師を目指す学生にも参考になる内容。

こんな人におすすめ

哲学の講義を聴くように学びたい中学生。教師を志望する人。教職課程の教材として使いたい人。

良い点

  • 講義形式でわかりやすい
  • 新書で手軽
  • 教師向けにも

気になる点

  • やや内容が古い?
  • 出版情報不足
  • 他の本と差別化が薄い

出版社

協同出版

発売日

2013年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、教職課程新書ってシリーズなんですね。中学生が読んでも大丈夫ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

大丈夫だよ。著者の毛利さんは中学生を対象に書いていて、講義形式で進むから、まるで授業を受けているような感覚になる。

哲学の基本的な問い、例えば「自分とは何か」「正義とは何か」を一緒に考えていくスタイルだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

他の入門書とどう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

教職課程向けに書かれているため、教える側の視点も含まれているんだ。でも中学生が自分で読んでも十分理解できる。

もう少し詳細な情報があればいいんだけど、中身はしっかりしているよ。

人間理解の基礎: 中学生の哲学
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人間理解の基礎: 中学生の哲学

内田詔夫|晃洋書房

¥3,040(税込)

3.5

内田詔夫が、中学生に向けて人間理解のための哲学を解説。自我、自由、他者、死などのテーマを、哲学史を追いながら平易に説明。「人間を理解する」というタイトルの通り、哲学を通じて自分や他人を知ることを目指す。専門的だが、中学生にも開かれた内容。

こんな人におすすめ

人間について深く知りたい中学生。哲学の基礎をしっかり学びたい人。自己理解を深めたい人。

良い点

  • テーマが深い
  • 哲学史を押さえている
  • 人間理解に焦点

気になる点

  • 値段が高い
  • やや学術的
  • 中学生には難しい部分も

出版社

晃洋書房

発売日

2002年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「人間理解の基礎」ってタイトルから、心理学っぽい感じもしますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

確かにテーマは人間だけど、アプローチは哲学だ。内田さんは、デカルトやカントの考え方を引きながら、自我とは何か、自由とは何かを考えていく。

中学生には少し難しいかもしれないが、しっかりした基礎を学べるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

値段が少し高いのが気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

うん、専門書に近いからね。ただ、哲学に本気で取り組みたい中学生には、それだけの価値がある内容だ。例えば「他者」についての章は、友達関係を考える上で役立つ視点を提供してくれる。

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
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史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)

飲茶|河出書房新社

¥678(税込)

3.5

飲茶による東洋哲学入門。古代インド哲学から日本の禅まで、東洋の哲人たちが真理を求めて闘う姿を描く。「真理は体験でのみ得られる」という刺激的なテーゼで、東洋哲学の核心に迫る。軽妙な語り口で、仏教、儒教、老荘思想などを一気に読ませる。『史上最強の哲学入門』の東洋版。

こんな人におすすめ

東洋思想に興味がある中学生。西洋哲学に偏らず学びたい人。飲茶の文体が好きな人。

良い点

  • 東洋哲学に特化
  • 読みやすい文体
  • テンポが良い

気になる点

  • 西洋哲学を知らないと比較しにくい
  • 独断的な解釈
  • 一部過激

出版社

河出書房新社

発売日

2016年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

東洋の哲学って、西洋とどう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

飲茶さんは、東洋哲学は「真理を体験する」ことに重点があると言う。例えばブッダの悟りや、禅の公案など、言葉だけでなく実践を通じて理解する。

この本では、インド哲学から日本の禅まで、東洋の思想を生き生きと描いている。

橘ナナミ

橘ナナミ

「史上最強の哲学入門」の東洋版なんですね。西洋版を読んだので、これも読んでみたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいね。飲茶さんの筆致は軽快で、まるでバトル漫画のように哲学者たちを描くから、中学生でもどんどん読める。

孔子や老子も、単なる昔の偉人ではなく、熱い思想を持った人間として登場するよ。

哲学的な何か、あと科学とか
24

哲学的な何か、あと科学とか

飲茶|二見書房

3.5

飲茶の人気サイトを書籍化。クオリア、哲学的ゾンビ、思考実験、脳分割問題など、科学と哲学の境界領域を扱う。「自分のようなココロを持っているのは、本当は自分だけではないのか?」という根源的な問いから、読者の常識を崩していく。哲学的思考実験の面白さを存分に味わえる。

こんな人におすすめ

意識や心の哲学に興味がある中学生。SF的な思考実験が好きな人。飲茶のファン

良い点

  • テーマが刺激的
  • 思考実験が豊富
  • サイト由来で読みやすい

気になる点

  • 哲学史の知識は得られない
  • ややマニアック
  • 内容が偏っている

出版社

二見書房

発売日

2006年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「哲学的ゾンビ」って何ですか?怖い響きですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

哲学的ゾンビとは、外見は普通の人間だけど、内面的な意識や感覚(クオリア)を持たない存在のこと。もし哲学的ゾンビが存在したら、意識とは何かという問題が浮かび上がる。

飲茶さんはこうした思考実験を、科学の知見も交えて解説しているんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

ちょっと難しそうだけど、面白そうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、難しく感じるかもしれないけど、飲茶さんの語り口は軽妙だから、中学生でもついていける。特に「脳を分割したら自分はどうなるか」という脳分割問題は、自分について深く考えさせられるよ。

5分で読める【中学生向け】学校の生活で役立てる「アリストテレス」 5分で読めるシリーズ (AkashaPress)
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5分で読める【中学生向け】学校の生活で役立てる「アリストテレス」 5分で読めるシリーズ (AkashaPress)

akashajyoti

3.5

アリストテレスの哲学を5分で読める短い章にまとめた電子書籍。中学生が学校生活で役立てられる知恵を、目標設定、友情、問題解決などのテーマに分類。「5分で読める」という手軽さが魅力で、忙しい隙間時間に哲学のエッセンスを摂取できる。ただし、内容は非常に簡略化されており、深い理解には他の本が必要。

こんな人におすすめ

時間がないけどアリストテレスを知りたい中学生。学校生活に役立つ知恵を手っ取り早く得たい人。電子書籍で手軽に読みたい人。

良い点

  • 短時間で読める
  • 学校生活に応用しやすい
  • 低価格?

気になる点

  • 内容が薄い
  • アリストテレス全体像は掴めない
  • 他の本で補う必要あり

出版社

詳細情報なし

発売日

2023年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

5分で読めるって、本当ですか?それで哲学がわかるんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あくまで入門の入門だね。アリストテレスの『ニコマコス倫理学』のエッセンスを、目標設定や友情などのテーマに絞って、超簡潔にまとめてある。

例えば「友達には3種類ある」という話を1ページで紹介している。その手軽さが魅力だが、物足りなさは感じるだろう。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、これを読んだ後はどうすればいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

この本をきっかけに、アリストテレスに興味を持ったら、他の詳しい本に進むといい。例えば『14歳からの哲学入門』や『史上最強の哲学入門』でアリストテレスの章を読むと、より深く理解できるよ。

中学生が哲学を読むメリット~学校の勉強とどうつながる?

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学って、学校の成績に直接役立つんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

むしろ「考える力」の土台になるよ。例えば国語の読解問題では、筆者の主張を客観的に捉える視点が問われる。哲学書で「なぜそう考えるのか」という論理構造に触れると、それが身につく。社会科では、近代政治思想(ホッブズ、ロック、ルソー)が民主主義の土台。『中学生の君におくる哲学』では、権力や正義についての対話を通じて、公民の授業が深く理解できる。理科や数学だって、デカルトの哲学的方法論は科学の考え方に直結しているんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、教科横断的に効くんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。特に中学3年生になると、自分の進路やアイデンティティに悩む時期。『中高生のための哲学入門』(小川仁志/ミネルヴァ書房)では、18歳からの「大人」になるための哲学がテーマで、まさにキャリア教育にも役立つ。また、SNS時代の情報リテラシーとして、『増補改訂版 スマホ時代の哲学』(谷川嘉浩/ディスカヴァー携書)は、常時接続の世界で「孤独」と向き合う力を養う。現代のネット社会を生きる中学生にこそ読んでほしい一冊だ。

哲学をさらに深めるアクティビティとロードマップ

橘ナナミ

橘ナナミ

本を読んだ後、どうやって知識を定着させればいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

まずは「問い」を共有することだ。親子や友達と『子どものための哲学対話』のテーマについて話し合ってみる。例えば「学校に行く意味って何?」という問いで、お互いの考えを否定せずに聞くのがコツ。実践的なファシリテーションを学ぶなら、『中学生が哲学・対話するキャリア教育』(赤荻千恵子/学事出版)が、公立中学での3年間の取り組みを詳しく紹介している。

橘ナナミ

橘ナナミ

もっと上のレベルを目指す場合のロードマップは?

佐藤メバル

佐藤メバル

入門(『10歳の君に贈る…』『図解いちばんやさしい哲学』)→ 基礎固め(『中学生からの哲学「超」入門』『哲学用語図鑑』)→ 応用(『14歳からの哲学入門』『スマホ時代の哲学』)→ 実践(対話やディベート)が王道だ。『1日1テーマ30日でわかる哲学』(青木滋之/文響社)は、30日で西洋・東洋の哲学者30人を学べ、習慣化にぴったり。また、YouTubeでは「哲学チャンネル」など無料の動画リソースもあるから、併用すると理解が捗るよ。

日本哲学とテーマ別比較のすすめ

橘ナナミ

橘ナナミ

競合サイトでは西洋哲学ばかりでしたが、日本独自の哲学者もいますよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

その視点は大事だ。『哲学用語図鑑 完全版』には、西田幾多郎や九鬼周造、鈴木大拙などの日本哲学も収録。中学生の身近な「日本語」で考える文化を理解するためにも、日本哲学は貴重だ。たとえば西田の「純粋経験」は、体験と思考の関係を考える入り口になる。また、テーマ別に横断比較すると面白い。「死」についてなら、プラトン、ハイデガー、そして日本の『死者の書』的な考え方の違いを比較できる。『哲学の講堂』(毛利猛/協同出版)や『人間理解の基礎』(内田詔夫/晃洋書房)も、中学生向けに哲学の基礎を多角的に教えてくれる。

よくある質問

中学生でも理解できる哲学の本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

中学生でも理解できる哲学の本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

はい、ふりがな付きや図解入りの入門書が多数あります。例えば『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』や『図解 いちばんやさしい哲学の本』は中学生でも無理なく読めます。最初は短い対話形式のものから始めるのがおすすめです。

最初に読むべき哲学の本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

最初に読むべき哲学の本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

自分の興味に合わせて選ぶのが一番ですが、全体像をつかみたいなら『哲学用語図鑑 完全版』、身近な悩みから入るなら『中学生からの哲学「超」入門』が入り口として適しています。

哲学の本を読むメリットは?

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学の本を読むメリットはについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

思考力・判断力が鍛えられ、国語や社会の勉強にも役立ちます。また、自分や社会について深く考える習慣がつき、人間関係や進路選択のヒントにもなります。

哲学用語図鑑は役に立つ?

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学用語図鑑は役に立つについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

非常に役立ちます。図解で哲学用語を視覚的に理解でき、調べ物や復習に最適なリファレンスです。中学生でも読みやすい説明で、長期にわたって活用できます。

漫画で哲学を学べる本はある?

橘ナナミ

橘ナナミ

漫画で哲学を学べる本はあるについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

漫画ではありませんが、イラスト図解が多い『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める!哲学』や、対話形式の『子どものための哲学対話』は読みやすくおすすめです。

学校の勉強に役立つ哲学書は?

橘ナナミ

橘ナナミ

学校の勉強に役立つ哲学書はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

社会科の公民や倫理に直結する『中学生の君におくる哲学』、国語の読解力向上に役立つ『ちゃんと悩むための哲学』などがおすすめ。論理的思考を養うのにも最適です。

哲学書を読んでもわからないときはどうすればいい?

橘ナナミ

橘ナナミ

哲学書を読んでもわからないときはどうすればいいについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

無理に全部理解しようとしなくて大丈夫。気になる部分だけ読む、何度も読み返す、友達や先生と話し合う、関連する入門書に戻るなど、自分のペースで少しずつ進めることが大切です。

おすすめの哲学書ランキングを教えて

橘ナナミ

橘ナナミ

おすすめの哲学書ランキングを教えてについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

本記事で紹介した25冊は、いずれも中学生向けに選ばれた良書です。特に、『中学生からの哲学「超」入門』『哲学用語図鑑 完全版』『14歳からの哲学入門』『スマホ時代の哲学』は、レベルやテーマをカバーしており、最初の一冊としておすすめです。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

今日は本当にたくさんの哲学本を教えていただきました! 改めて、最初の一冊にぴったりなのはどれですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

まずは、自分が「なぜ?」と思っているテーマに合わせて選ぶといい。もし一番オーソドックスに哲学の世界に入りたいなら、『中学生からの哲学「超」入門』がバランスが取れているね。

橘ナナミ

橘ナナミ

ちなみに佐藤さんは、中学生の頃に哲学の本に出会いましたか?

佐藤メバル

佐藤メバル

実は、僕が初めて哲学に興味を持ったのは、学校の図書館で手に取った『ソクラテスの弁明』だった。でも当時は難しくて半分もわからなかった(笑)。それでも、『無知の知』という言葉に衝撃を受けて、もっと知りたいと思ったんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

わからなくてもいいんですね! それなら私も気軽に読めそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。哲学は「わかる」ことが目的じゃない。「問いを持ち続けること」こそが大切なんだ。中学生の君たちがこれから出会う様々な悩み——それは、まさに哲学の出発点だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

素敵な言葉ですね。では最後に、この記事を読んでいる中学生にメッセージを。

佐藤メバル

佐藤メバル

哲学書は、まるで「心の地図」のようなもの。自分がどこにいて、どこへ行きたいのか、それを考えるための羅針盤だ。この記事で紹介した25冊が、君たちの冒険の一歩を後押ししてくれることを願っている。さあ、一緒に哲学の旅に出かけよう!

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