エジプトの歴史が学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、最近エジプトの歴史にめちゃくちゃ興味が出てきたんですけど、まず何を読めばいいか全然わからなくて…。書店に行っても本がいっぱいありすぎて、どれが自分に合ってるのか分からないんです。
佐藤メバル
いい質問だね、ナナミさん。エジプト歴史の本は本当にたくさんあって、目的やレベルによって選び方が変わります。まずは「自分が何を知りたいのか」をはっきりさせると選びやすくなりますよ。
橘ナナミ
そうなんですね。例えば、私はまだほとんど知識がないので、とにかく全体像をつかみたいんです。
佐藤メバル
それなら『一冊でわかるエジプト史』がぴったりです。図やイラストが多く、コラムで日本との比較もあって、初心者でもスッと頭に入ってくる。まずはこれで全体の流れを押さえるのがおすすめです。
橘ナナミ
なるほど!でも、もっと詳しくなりたいときはどうすればいいんですか?
佐藤メバル
次のステップとしては、『古代エジプト全史』のような通史や、テーマ別の本に進むと良いです。選び方のポイントをこれから整理していきましょう。
エジプトの歴史が学べる本の選び方
目的別:旅行準備/一般教養/学術研究/子ども向け
橘ナナミ
目的によって本が違うんですね。旅行前に読むならどんな本がいいですか?
佐藤メバル
旅行準備には『ナショナル ジオグラフィック 別冊 古代エジプト 誕生・栄華・混沌の地図』がおすすめ。地理や時代背景が地図と美しい写真でわかるので、現地のイメージが湧きやすい。一般教養なら『別冊 古代エジプトの謎 (Newton別冊)』が最新科学を交えて面白いです。
レベル別:超初心者/初心者/中級者/上級者
橘ナナミ
初心者でも難しい本は避けたいです。レベルごとに教えてください。
佐藤メバル
超初心者には『ゼロからわかる古代エジプト』。オールカラーで写真が多く、文字も少なめ。初心者向けには『一冊でわかるエジプト史』。中級者なら『古代エジプト全史』が網羅的でおすすめ。上級者向けは『古代エジプト文明 世界史の源流 (講談社学術文庫)』。学術的な議論も含まれ、読みごたえがあります。
形式別:図解・写真メイン/テキストメイン/マンガ・イラスト/小説
橘ナナミ
私は図が多いほうが好きです。どんな本がありますか?
佐藤メバル
ビジュアル重視なら『古代エジプトの至宝 大図鑑』が圧巻。写真が宝石のように美しい。マンガやイラスト系では『トムをみつけよう! 古代エジプト』が探し絵遊び感覚で学べます。小説では『古代エジプト人の24時間』が物語仕立てで暮らしをリアルに感じられます。
テーマ別:通史/ピラミッド・建築/神話・宗教/暮らし・文化/王権・政治/最新研究
橘ナナミ
ピラミッドにすごく興味があります。
佐藤メバル
『図説 ピラミッドの歴史』が定番。約50のピラミッドを分析しながら謎に迫ります。神話なら『新版増補 古代エジプトの神々』が豊富な写真とヒエログリフ表記で神々を解説。暮らしを知るなら『図説 古代エジプト生活誌』上下巻や『古代エジプト人の24時間』がおすすめ。
情報の新しさ:出版年と内容のアップデート
橘ナナミ
やっぱり最新の研究を反映した本がいいですよね。
佐藤メバル
そうですね。『古代エジプト全史 第二版』は初版後の最新情報をアップデートしています。『別冊 古代エジプトの謎』もドローンやAIなど最先端技術を使った研究を紹介していて、2020年代の知見が満載です。
学術的信頼性:著者の専門性・出版社
橘ナナミ
専門家が書いた本のほうが安心です。
佐藤メバル
著者の経歴を見るのが一番です。例えば河合望氏(金沢大学教授)や大城道則氏(駒澤大学教授)は日本を代表するエジプト学者。出版社も河出書房新社や講談社の学術文庫は信頼できます。『図説古代エジプト 死者の書』の村治笙子氏はヒエログリフの専門家ですよ。
エジプトの歴史が学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
エジプトの歴史が学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

一冊でわかるエジプト史 (世界と日本がわかる国ぐにの歴史)
山崎世理愛 著|河出書房新社
¥1,870(税込)
エジプト史を初めて学ぶ方に最適な一冊。図やイラストが豊富で、コラム「そのころ、日本では?」が日本史と比較しながら学べる工夫。歴史の大きな流れを掴みたい人にぴったり。
こんな人におすすめ
エジプト史の全体像をざっくり知りたい社会人、学生。日本史と比較しながら学びたい人。
良い点
- 図解が豊富で視覚的
- 日本史との対比が新鮮
- コンパクトな224ページ
気になる点
- 深掘りには物足りない
- 特定時代の専門性は低い
出版社
河出書房新社
発売日
2023年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、エジプト史ってどこから手をつければいいか迷います。この本はどうですか?
佐藤メバル
いい質問だね、橘さん。この『一冊でわかるエジプト史』は、まさに最初の一冊に最適だよ。図やイラストが多くて、しかも「そのころ、日本では?」っていうコラムがあるから、日本史と比較しながら学べるんだ。
エジプトの時代と日本の時代がリンクすると、とても記憶に残りやすい。
橘ナナミ
日本との比較は面白そう!歴史の流れを掴むのに良さそうですね。
佐藤メバル
そうなんだ。特に「知れば知るほどおもしろいエジプトの偉人」も収録されていて、人物中心に興味を持てる。
224ページとコンパクトだから、通勤・通学中でも読み切れるボリュームだよ。まずはこの本で全体像を掴んでから、興味が湧いた時代を深掘りするのがおすすめ。

別冊 古代エジプトの謎 (Newton別冊)
河江肖剰 著|ニュートンプレス
¥1,980(税込)
Newton別冊らしい豊富なビジュアルと、最新科学による研究(ドローン、AIなど)を紹介。ブルックリン博物館の展示品も見どころ。入門者から中級者まで楽しめる。
こんな人におすすめ
科学技術と歴史の融合に興味がある人。最新研究を知りたい歴史ファン。
良い点
- ビジュアルが美しく見やすい
- 最新研究が満載
- 展示品写真が貴重
気になる点
- 内容がやや浅い
- 特定テーマに特化していない
出版社
ニュートンプレス
発売日
2025年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Newtonって科学雑誌ですよね?歴史の本もあるんですね。
佐藤メバル
そうなんだ。この『古代エジプトの謎』は、素粒子やドローン、AIなど最新科学で古代エジプトの謎に迫るんだ。
例えばピラミッドの建設方法を素粒子で調べたり、衛星画像で未知の遺跡を見つけたり。科学技術と古代史のコラボが面白い。
橘ナナミ
科学と歴史の融合って新鮮ですね。どんな写真があるんですか?
佐藤メバル
ブルックリン博物館の特別展の展示品写真も収録されていて、まさに目で見て楽しめる。さらに、古代エジプト人の暮らし(食事や仕事)も再現イラストで解説。
144ページと読み切りやすいし、歴史に詳しくなくてもワクワクできる一冊だよ。

図説 ピラミッドの歴史 (ふくろうの本)
大城道則 著|河出書房新社
¥1,980(税込)
約50のピラミッドを検証し、建設目的や謎に迫る。図版が豊富で、ピラミッドの種類や変遷がわかる。ピラミッドファン必携。
こんな人におすすめ
ピラミッドに特化して知りたい人。旅行前に予習したい人。
良い点
- ピラミッドに絞った内容
- 図版が多く理解しやすい
- コンパクトで読みやすい
気になる点
- 他のテーマはカバーしていない
- やや専門的
出版社
河出書房新社
発売日
2014年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ピラミッドってたくさんあるんですね。この本はその全てを扱ってるんですか?
佐藤メバル
そうなんだ。エジプトだけで約50ものピラミッドを一つ一つ検証している。著者の大城道則先生は古代エジプト研究の第一人者で、最新の学説も踏まえているよ。
特に「なぜピラミッドは造られたのか」という根本的な問いに迫るのが読みどころ。
橘ナナミ
あの有名なクフ王のピラミッド以外にも、たくさんあるんですね。
佐藤メバル
そう。小さなものや、今は崩れてしまったものも含めて、ピラミッドの歴史をたどることで、古代エジプト人の王権や宗教観が見えてくる。
図版も豊富だから、実際にエジプトに行く前に読むと、現地での見学が何倍も楽しくなるよ。

古代エジプト全史 第二版
河合望 著|雄山閣
¥2,640(税込)
旧石器からローマ時代までをカバーし、最新研究成果を反映。第二版でアップデート。専門的な内容だが、時代順に整理されてわかりやすい。
こんな人におすすめ
本格的に学びたい大学生・研究者。通史をしっかり理解したい人。
良い点
- 最新情報が反映
- 広範囲をカバー
- 信頼性の高い内容
気になる点
- ページ数が多い
- 初心者にはやや難しい
出版社
雄山閣
発売日
2025年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は「全史」というタイトルですが、どれくらいの範囲をカバーしてるんですか?
佐藤メバル
旧石器時代からローマ帝国時代まで、まさに古代エジプトの全てを網羅しているよ。しかも第二版では初版以降の最新の研究成果が反映されていて、例えば新たに発見された遺跡や、炭素年代測定の再検討なども盛り込まれている。
橘ナナミ
最新情報が入っているのは安心ですね。でも初心者には難しそう…
佐藤メバル
確かに専門用語も出てくるけど、河合望先生の筆致はとても丁寧で、時代順に整理されているから、通史として体系的に学びたい人には最適だよ。
328ページと少し厚いけど、その分内容は充実している。まずはこの本でしっかりした基礎を築くことをおすすめする。

古代エジプト入門 (「知」のビジュアル百科 8)
ジョージハート 著|あすなろ書房
63ページと薄く、豊富な写真とイラストで古代エジプトを紹介。子どもから大人まで。ビジュアルメインでわかりやすい。
こんな人におすすめ
小学生から中学生の学習に。初めて古代エジプトに触れる人。
良い点
- ページ数が少なく読みやすい
- 写真・イラストが豊富
- 手軽に始められる
気になる点
- 情報量は少ない
- 大人には物足りない可能性
出版社
あすなろ書房
発売日
2004年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本すごく薄いですね。63ページしかない!
佐藤メバル
そう、まさに「入門」にぴったりのボリューム。ジョージ・ハートという英国のエジプト学者が書いていて、写真やイラストがふんだんに使われている。
子どもでも楽しめるように工夫されていて、例えばピラミッドの内部構造や、象形文字の簡単な紹介なんかもある。
橘ナナミ
なるほど、子ども向けなんですね。でも大人が読んでも十分楽しめそうですか?
佐藤メバル
うん、大人がさらっと基礎知識を確認するのにも使えるよ。でも深い知識を求めるなら、もう少し厚い本がいいかも。
ただ、最初の一歩としてはこの本もおすすめだね。視覚的に全体像を掴むのに役立つ。

ゼロからわかる古代エジプト: 紀元前に3000年続いた驚愕の高度文明のすべて (Gakken Mook CARTAシリーズ)
近藤二郎 著|学研プラス
最新の考古学成果に基づき、歴史・暮らし・死生観をビジュアル解説。ゼロからわかるという名の通り初心者向けだが、情報は新しい。
こんな人におすすめ
これから学び始める初心者。展覧会やTV番組で興味を持った人。
良い点
- ビジュアルが豊富
- 最新の研究成果
- 105ページで手軽
気になる点
- 専門的な深掘りは少ない
- 内容がやや散漫
出版社
学研プラス
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ゼロからわかる」というタイトル、まさに私みたいな初心者向けですね。
佐藤メバル
そうだね。この本は近藤二郎先生が監修していて、最新の考古学の成果をふんだんに盛り込んでいる。例えば、CTスキャンを使ったミイラの調査結果や、発掘されたパピルスから解明された日常生活など、新しい情報が満載。
写真やイラストも多いから、視覚的に理解しやすい。
橘ナナミ
へえ、最新の研究結果が載ってるんですね。でも「ゼロから」なんでしょう?
佐藤メバル
そう、最初の一歩として最適。105ページで読み切れるのも魅力。死生観や神々の話もカバーしていて、この一冊で古代エジプトのエッセンスを掴めるよ。
展覧会に行く前に読むと、より深く楽しめる。

古代エジプト: 失われた世界の解読 (中公新書 983)
笈川博一 著|中央公論新社
中公新書らしい信頼性と、187ページのコンパクトさ。失われた世界の解読というテーマで、古代エジプトの謎を探る。
こんな人におすすめ
新書好きの知識人。通勤中に学びたい人。
良い点
- コンパクトで持ち運びやすい
- 信頼性の高い内容
- 値段が手頃
気になる点
- ビジュアルが少ない
- やや硬い文体
出版社
中央公論新社
発売日
1990年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中公新書ってビジネス書や歴史書が多いイメージですが、この本はどんな感じですか?
佐藤メバル
中公新書の「古代エジプト」は、笈川博一先生がエジプトの謎を解読していく一冊。187ページとコンパクトながら、ヒエログリフの解読や、神殿の構造、死者の書など、本格的な内容を扱っている。
新書だから専門的すぎず、でもレベルは高い。
橘ナナミ
ビジュアルは少なめなんですか?
佐藤メバル
そう、図版は少ないけど、その分文章でじっくり説明してくれる。通勤中に読むのにちょうどいいサイズだよ。
歴史の流れを追いかけるよりも、テーマごとに掘り下げたい人におすすめ。

図説エジプトの死者の書 (ふくろうの本)
村治笙子 著|河出書房新社
死者の書に特化した本。図版が豊富で、あの世のガイドブックを読み解く。神秘的で興味深い。
こんな人におすすめ
古代エジプトの死生観に興味がある人。神秘的なテーマが好きな人。
良い点
- 図版が美しい
- テーマがユニーク
- 127ページで読みやすい
気になる点
- 死者の書だけに特化
- 他のテーマはカバーしない
出版社
河出書房新社
発売日
2002年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「死者の書」ってあのミイラと一緒に埋葬された呪文の書物ですよね?
佐藤メバル
そう、まさにその死者の書に特化した一冊。村治笙子先生が解説していて、パピルスに書かれた絵やヒエログリフを美しい図版で見せてくれる。
死者の書は単なる呪文集ではなく、古代エジプト人の来世観や宗教観が凝縮されているんだ。
橘ナナミ
あの独特な絵がたくさん見られるんですね。興味深い!
佐藤メバル
そうなんだ。特に「心臓の重さを量る審判」の場面は有名だね。この本では、それぞれの呪文や絵の意味を丁寧に解説してくれるから、死者の書を深く理解したい人にはぴったり。
ふくろうの本シリーズらしく、ビジュアル重視だから、眺めているだけでも楽しい。

単行本実用 歴史・地理 図説 古代エジプト生活誌 下/エヴジェン・ストロウ
古代エジプト人の日常生活を図説で紹介。上下巻の下巻で、衣食住や仕事などがわかる。
こんな人におすすめ
古代エジプトの暮らしに興味がある人。生活史を学びたい人。
良い点
- 日常生活に特化
- 図説でわかりやすい
- 珍しいテーマ
気になる点
- 上下巻の下巻のみ
- 入手困難かもしれない
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「生活誌」って、どんな内容なんですか?
佐藤メバル
これは古代エジプト人の日常生活を図説で紹介した貴重な本。下巻では、仕事や食事、住まい、娯楽など、人々の暮らしぶりが細かく描かれている。
エヴジェン・ストロウという研究者がまとめていて、当時の絵や遺物の写真も豊富だよ。
橘ナナミ
ファラオやピラミッドだけでなく、一般人の暮らしを知るのは面白そうです。
佐藤メバル
そうなんだ。歴史の教科書ではあまり触れられない、庶民の生活がリアルにわかる。例えば、パン職人がどうやってパンを作っていたか、子どもたちはどんな遊びをしていたかなど。
上下巻で、上巻もあればそちらもおすすめだが、下巻だけでも十分楽しめる。

古代エジプト文明 世界史の源流 (講談社学術文庫 2847)
大城道則 著|講談社
¥1,408(税込)
大城道則先生が西洋世界の源流として古代エジプトを描く。ラメセス二世やクレオパトラなど有名ファラオを中心に、最新研究で新たな歴史像を提示。学術文庫で入手しやすい。
こんな人におすすめ
西洋史との関連を学びたい人。ラメセス大王に興味がある人。
良い点
- 学術文庫で安価
- 最新研究を反映
- 西洋史とのつながりがわかる
気になる点
- やや専門的
- ページ数が多い
出版社
講談社
発売日
2025年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は「世界史の源流」とありますが、エジプトが西洋の源流なんですか?
佐藤メバル
そうなんだ。大城道則先生は、古代ギリシャやローマ文明の基盤にエジプト文明があると論じている。例えば、ピラミッド建設技術が後の建築に影響したり、エジプトの神々がギリシャに取り入れられたり。
本書はラメセス二世やクレオパトラなど、有名なファラオを軸に、エジプトが世界史に与えた影響を描いている。
橘ナナミ
あ、2025年にラムセス大王展があるんですってね。関連づけて読めそうですね。
佐藤メバル
その通り。展覧会の予習にもぴったり。この本は学術文庫だから1408円と手頃で、312ページとボリュームもある。
教科書には載っていない新しい視点が満載で、古代エジプトの魅力を再発見できる一冊だよ。

古代エジプトの至宝 大図鑑
アン・R・ウィリアムズ 著|日経ナショナル ジオグラフィック
¥6,050(税込)
ナショナルジオグラフィックの美しい写真で、古代エジプトの至宝を堪能。400ページの大ボリュームで、6000年の歴史をカバー。コーヒーテーブルブックとしても価値がある。
こんな人におすすめ
ビジュアルで楽しみたい人。エジプト美術に興味がある人。贈り物にも。
良い点
- 写真が圧倒的に美しい
- 6000年の歴史を網羅
- 豪華な造本
気になる点
- 価格が高い
- 重くて持ち運びにくい
出版社
日経ナショナル ジオグラフィック
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
わあ、この本すごい厚さですね!400ページもあるんですか?
佐藤メバル
そうなんだ。ナショナルジオグラフィックのカメラマンが撮影した、圧倒的な美しさの写真が満載だよ。黄金のマスクや宝石、神殿の彫刻など、まるで博物館にいるような体験ができる。
値段は6050円と高めだけど、それだけの価値がある。
橘ナナミ
コーヒーテーブルに置いておきたくなりますね。でも内容もちゃんとあるんですか?
佐藤メバル
もちろん。写真だけでなく、各時代の解説や遺産の背景も詳しく説明されている。8つのテーマに分かれていて、王権の出現からアレクサンドリアまで、ゆるやかに時間を移動しながら学べる。
エジプト好きなら絶対に手元に置きたい一冊だよ。

単行本実用 アフリカ史 古代エジプト 埋もれた記憶/吉村作治
吉村作治先生(早稲田大学名誉教授)の視点で、埋もれた記憶としての古代エジプトを掘り下げる。発掘体験や独自の解釈が魅力。
こんな人におすすめ
吉村ファン。エジプト考古学の最前線を知りたい人。
良い点
- 第一人者の知見
- 発掘現場の臨場感
- 読み物として面白い
気になる点
- 入手性が不明
- 情報が古い可能性
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
吉村作治先生って、テレビでもよく見かけますね。この本はどんな内容ですか?
佐藤メバル
吉村先生はエジプト考古学の第一人者で、この本では「埋もれた記憶」というテーマで、エジプト文明の知られざる側面に迫っている。
先生自身が発掘した遺跡の話や、ピラミッド建設の謎に対する独自の仮説など、読み物としても非常に面白い。
橘ナナミ
先生の熱意が伝わってきそうです。でも「埋もれた記憶」って、どういう意味でしょう?
佐藤メバル
砂の下に埋もれていた遺跡や、忘れ去られた歴史を掘り起こすという意味だね。吉村先生は長年エジプトで発掘を続けてきたから、その経験に基づいたリアルな話が満載。
アフリカ史という枠組みで、エジプトをアフリカの視点から見直す視点も新鮮だよ。

単行本実用 アフリカ史 眠れなくなるほど面白い 図解 古代エジプトの話/河合望
河合望先生が図解で面白く解説。難しいテーマもわかりやすく、トリビア的な話が多い。
こんな人におすすめ
雑学好き。眠れない夜に楽しみたい人。
良い点
- エンタメ性が高い
- 図解でわかりやすい
- トリビア満載
気になる点
- 網羅性は低い
- 学術的な深さは控えめ
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「眠れなくなるほど面白い」ってタイトル、すごいですね。本当に眠れなくなりそうです(笑)
佐藤メバル
(笑)確かに。河合望先生が書いたこの本は、古代エジプトの面白いエピソードを集めて、図解でわかりやすく解説している。
例えば、ファラオの変わった習慣や、ピラミッド建設時の面白い話など、思わず人に話したくなる内容が多い。
橘ナナミ
歴史の教科書には載っていないような話ばかりなんですね。
佐藤メバル
そうなんだ。学術的な正確さは保ちつつ、エンタメ性を重視しているから、歴史に詳しくない人でも楽しめる。
寝る前に読むと、確かに面白くて眠れなくなるかも(笑)。ただ、体系的に学びたい人には別の本も必要だけど、まずは興味を引き出すには最高の一冊だよ。

単行本実用 アフリカ史 古代エジプト解剖図鑑
解剖図鑑というコンセプトで、ピラミッドや神殿の内部構造、ミイラの作り方などを詳細な図で解説。
こんな人におすすめ
構造や仕組みを理解したい人。図解が好きな人。
良い点
- 詳細な解剖図
- 視覚的に理解できる
- ユニークな視点
気になる点
- テキストが少ない可能性
- 情報量が限定的
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「解剖図鑑」って、まるで人体の解剖図みたいですね。エジプトを解剖するんですか?
佐藤メバル
その通り。ピラミッドの内部構造や神殿の断面図、ミイラの包帯の巻き方まで、細かい図で徹底解説しているんだ。
例えば、クフ王のピラミッドの内部通路や、王家の谷の墓の構造が断面図でわかるから、実際に遺跡を見る時に役立つ。
橘ナナミ
それは便利ですね!現場で「あ、この仕組みは本で見たやつだ」ってなりそう。
佐藤メバル
そうそう。建築や美術に興味がある人には特におすすめ。写真だけではわからない、内部の仕組みが図で理解できる。
シリーズものの「解剖図鑑」の一環で、他にもいろんなテーマがあるけど、エジプト版は特にクオリティが高いよ。

ヒエログリフ文字手帳 人びとの暮らし・生活編: 図説古代エジプト誌
松本弥 著|弥呂久
¥2,420(税込)
ヒエログリフを暮らしと結びつけて学べる手帳。各文字の意味と、それに関連する生活シーンが図説されている。
こんな人におすすめ
ヒエログリフに興味がある初心者。文字から歴史を学びたい人。
良い点
- 手軽に学べる手帳サイズ
- 文字と暮らしの関連が面白い
- 著者の写真満載
気になる点
- 文字を覚える実用性は低い
- 特定の分野に偏る
出版社
弥呂久
発売日
2016年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ヒエログリフ文字手帳」って、単語集みたいな感じですか?
佐藤メバル
そうだね。でもただの単語集じゃなくて、古代エジプト人の暮らしに関連したヒエログリフを集めているんだ。
例えば「パン」や「ビール」などの文字を、実際の料理シーンの壁画と一緒に解説。文字を覚えながら、当時の生活も学べる一石二鳥の本だよ。
橘ナナミ
へえ、文字と生活が結びついているんですね。見てみたいです。
佐藤メバル
松本弥先生は定評のあるエジプト写真家で、本書も自身で撮影した写真が満載。191ページとボリュームもあって、価格も2420円と手を出しやすい。
ヒエログリフに初めて触れる人にもおすすめだよ。

古代エジプト人の24時間: よみがえる3500年前の暮らし
ドナルド・P・ライアン 著|河出書房新社
¥2,530(税込)
1時間ごとに異なる職業の人物が登場し、彼らの一日を追体験できる。物語仕立てで読みやすく、古代エジプトの社会構造がリアルにわかる。
こんな人におすすめ
歴史を物語として楽しみたい人。タイムスリップ気分を味わいたい人。
良い点
- ドラマチックで面白い
- 多様な職業を知れる
- 読みやすい文章
気になる点
- 学術的な正確さより面白さ重視
- 特定の時代のみ
出版社
河出書房新社
発売日
2020年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、24時間で古代エジプト人の一日を追うって、すごく面白そうですね!
佐藤メバル
そうなんだ。著者のドナルド・P・ライアンは考古学者で、新王国時代のテーベを舞台に、朝6時から翌朝5時まで、王様から墓泥棒まで様々な人物の一日を描いている。
例えば、ミイラ職人がミイラを作る工程や、市場での商人のやりとりなど、リアルな生活が臨場感たっぷりに再現されている。
橘ナナミ
まさにタイムスリップしたみたいですね。読んでいて飽きなさそうです。
佐藤メバル
そう。歴史書というより、歴史小説を読む感覚で楽しめる。もちろん考古学的な裏付けはあるけど、ストーリー性が強いから、一気に読めるよ。
240ページで2530円とコスパも良い。エジプト初心者にもおすすめ。

トムをみつけよう! 古代エジプト (歴史たんけん)
NOSYCROW編集部 著|ビーエル出版
¥1,980(税込)
大英博物館協力の探し絵本。ピラミッド建設やミイラ作りなど、細かい絵の中からトムと猫を探す。子どもから大人まで夢中に。
こんな人におすすめ
親子での読み聞かせ。子どもに歴史に興味を持たせたい人。
良い点
- 遊びながら学べる
- 絵が細かくて美しい
- 大英博物館監修で正確
気になる点
- 情報量は少ない
- 40ページと薄い
出版社
ビーエル出版
発売日
2020年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
わあ、探し絵本なんですね!子ども向けですか?
佐藤メバル
そう、でも大人も夢中になれるよ。大英博物館の協力で作られていて、ピラミッドの建設現場やファラオの葬式、市場の様子などが細かいタッチで描かれている。
トムという男の子と猫を探しながら、自然と古代エジプトの暮らしが学べるんだ。
橘ナナミ
1980円で40ページ、ちょっと高い気もしますが、内容が濃いんですね。
佐藤メバル
そう、絵が非常に細かくて、1ページにたくさんの情報が詰まっているから、何度も見返せる。子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめる。
エジプト旅行の前に子どもと読むと、現地での見学がもっと面白くなるよ。

ツタンカーメン 古代エジプトとファラオの黄金時代 (ナショナル ジオグラフィック 別冊)
ナショナルジオグラフィック 著|日経ナショナル ジオグラフィック
¥1,870(税込)
ツタンカーメンの生涯と財宝を、ナショナルジオグラフィックの美しい写真で紹介。Part2ではピラミッドや王家の谷もカバー。
こんな人におすすめ
ツタンカーメンファン。展覧会の予習に。
良い点
- 写真が美しい
- ツタンカーメンに集中
- 手頃な価格
気になる点
- 他のファラオはあまり出てこない
- やや浅い
出版社
日経ナショナル ジオグラフィック
発売日
2026年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ツタンカーメンって有名ですけど、この本は他の本とどう違うんですか?
佐藤メバル
この本はツタンカーメンに特化しているのが特徴。ナショナルジオグラフィックらしい美しい写真で、彼の短い生涯や、墓の発見の経緯、財宝の数々を紹介している。
後半ではピラミッドや王家の谷など、エジプトの他の遺跡もカバーしているから、一冊でツタンカーメンと古代エジプト全体を楽しめる。
橘ナナミ
なるほど、バランスが良さそうですね。値段も1870円と手頃。
佐藤メバル
そうなんだ。2025年のラムセス大王展にも関連するけど、ツタンカーメンの人気は不動。この本を読んでから展覧会に行くと、理解がぐっと深まるよ。

新版増補 古代エジプトの神々 (図説古代エジプト誌)
松本弥 著|弥呂久
¥2,200(税込)
著者撮影の美しい写真で、神々をビジュアル解説。新版でカラーページ増加。ヒエログリフ表記も充実。
こんな人におすすめ
エジプト神話に興味がある人。写真集としても楽しみたい人。
良い点
- 写真が圧倒的に美しい
- 神々の解説が詳しい
- カラーページ多数
気になる点
- 神々以外の情報は少ない
- 価格がやや高め
出版社
弥呂久
発売日
2021年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
神々の本はたくさんありますが、この本は写真が自慢なんですね。
佐藤メバル
そう、松本弥先生は自らエジプトを訪れて撮影した写真を使っており、そのクオリティが高い。新版ではカラーページが128ページに増えて、神殿のレリーフや彫像が鮮やかに再現されている。
それぞれの神の名前のヒエログリフ表記もあって、文字にも興味が湧く。
橘ナナミ
ページ数も136ページとちょうどいい。神様の図鑑として一家に一冊欲しいですね。
佐藤メバル
うん、神々の数も充実していて、主要な神はほぼ網羅している。初心者には少しハードルが高いかもしれないけど、写真を見ているだけでも楽しい。
エジプト神話に興味があるなら、まずはこの本でビジュアルから入るのがおすすめ。

古代エジプト人の世界 カラー版: 壁画とヒエログリフを読む (岩波新書 新赤版 922)
村治笙子 著|岩波書店
カラー版で、壁画とヒエログリフの読み方を解説。岩波新書らしい信頼性。現場での見方が変わる。
こんな人におすすめ
エジプト美術に興味がある人。遺跡の見方を学びたい人。
良い点
- カラー図版が豊富
- 信頼できる内容
- コンパクトで持ち運びやすい
気になる点
- やや専門的
- 初心者には難しい部分も
出版社
岩波書店
発売日
2004年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
岩波新書のカラー版?新書には珍しいですね。
佐藤メバル
そうなんだ。この本は、古代エジプトの壁画やヒエログリフをどう読むか、という視点で書かれている。村治笙子先生が、実際の遺跡の写真や図版を使って、当時の人々の世界観を解説してくれる。
カラーだから、壁画の色彩や細部までわかる。
橘ナナミ
実際にエジプトに行った時に、自分で解読できるようになるんですか?
佐藤メバル
完全に読めるようになるには練習が必要だけど、基本的な見方や象徴の意味がわかるようになる。例えば、壁画の中の色やポーズ、持っている物の意味が理解できると、見学の楽しさが何倍にもなる。
岩波新書だから190ページとコンパクトで、旅行に持っていくにも便利。

古代エジプト動物誌 (講談社学術文庫)
酒井傳六 著|講談社
動物とエジプト人の関係をテーマにした異色の一冊。猫、犬、蛇、ワニなど、各章で解説。学術文庫で手軽。
こんな人におすすめ
動物好きな歴史ファン。ユニークなテーマを探している人。
良い点
- テーマがユニーク
- 学術文庫で安価
- 読み物として面白い
気になる点
- 情報がやや古い
- 特定の動物に偏る
出版社
講談社
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
動物誌?エジプトで動物って神様として崇められてたイメージがあります。
佐藤メバル
その通り。この本は猫、犬、蛇、ワニ、スカラベなど、古代エジプト人と動物の関わりを詳細に描いている。例えば、猫を崇拝する文化、ペットとしての飼い方、ミイラにされる動物たちなど、エジプト人の宗教観や生活がよくわかる。
1984年に書かれた本だけど、内容は色あせていない。
橘ナナミ
猫のミイラって実際に作られていたんですね。どんな風に?
佐藤メバル
そう、猫だけでなく、犬やワニ、ハヤブサのミイラも見つかっている。この本では、それぞれの動物にまつわる神話や日常の扱いが生き生きと描かれている。
講談社学術文庫で手に入りやすいのも魅力だね。

図説古代エジプト 1 ピラミッドとツタンカーメンの遺宝篇
仁田三夫 著|河出書房新社
¥3,501(税込)
ピラミッドとツタンカーメンの遺宝に焦点を当てた図説。写真や図版が多く、詳細な解説。
こんな人におすすめ
ピラミッドとツタンカーメンに興味がある人。
良い点
- 図版が豊富
- テーマを絞っている
- 詳しい解説
気になる点
- 価格が高い
- シリーズの一部で完結しない
出版社
河出書房新社
発売日
1998年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は「図説古代エジプト」シリーズの1巻なんですね。他にもあるんですか?
佐藤メバル
そうなんだけど、この1巻だけでもピラミッドとツタンカーメンの遺宝について十分学べる。仁田三夫先生が執筆していて、写真や図版がふんだんに使われている。
特にツタンカーメンの副葬品の細部まで美しい写真で見られるのは貴重だよ。
橘ナナミ
3501円と少し高いですが、その価値はありそうですね。
佐藤メバル
うん、ページ数は127ページだけど、図版の質が高いから、写真集としても楽しめる。ピラミッドの構造やツタンカーメンの墓の発掘に特化しているから、そのテーマにどっぷり浸かりたい人にはおすすめだ。

古代エジプト 死者からの声: ナイルに培われたその死生観 (河出ブックス 82)
大城道則 著|河出書房新社
死者への手紙やミイラ、日本との比較など、多角的に死生観を分析。大城道則先生の深い洞察。
こんな人におすすめ
死生観に興味がある人。日本文化との比較を楽しみたい人。
良い点
- テーマが深い
- 日本との比較が興味深い
- 学術的で信頼できる
気になる点
- 内容が重い
- 初心者には難しい
出版社
河出書房新社
発売日
2015年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「死者からの声」って、ちょっと怖いタイトルですね(笑)。
佐藤メバル
(笑)でも内容はとても深いんだ。大城道則先生が、古代エジプト人が遺した死者への手紙や、ミイラ、墓の構造から、彼らの死生観を読み解いている。
さらに、日本の文化(例えば葬儀や先祖供養)との比較もあって、日本人にも理解しやすい。
橘ナナミ
日本との比較は新鮮ですね。エジプトと日本って全然違うのに、共通点もあるんですか?
佐藤メバル
あるんだよ。例えば、死者を敬う気持ちや、来世への準備など、似た部分も見えてくる。この本を読むと、古代エジプト人の考え方がぐっと身近に感じられる。
河出ブックスシリーズで、258ページと読み応えもある。

古代エジプトを知る事典
吉村作治 著|東京堂出版
¥2,750(税込)
事典形式で、知りたい項目を引ける。357ページのボリュームで、網羅性が高い。吉村作治監修。
こんな人におすすめ
調べ物をする学生・研究者。ちょっとした疑問をすぐに解決したい人。
良い点
- 網羅性が高い
- 事典なので引きやすい
- 信頼性のある監修
気になる点
- 読み物としては面白くない
- 値段がやや高め
出版社
東京堂出版
発売日
2005年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「事典」ということは、いろんな言葉が載っているんですね。
佐藤メバル
そう、ファラオや神々、遺跡、用語など、古代エジプトに関する項目を50音順で引ける。357ページで2750円と、事典としては手頃な価格。
吉村作治先生が監修しているから内容も信頼できる。
橘ナナミ
調べ物に便利そうです。でも読み物としてはどうですか?
佐藤メバル
事典だから、通読するよりは、必要な時に引く辞書的な使い方がおすすめ。でも、パラパラめくっているだけでも面白い項目に出会える。
エジプト史を勉強するなら、手元に一冊あると便利な本だよ。

ナショナル ジオグラフィック 別冊 古代エジプト 誕生・栄華・混沌の地図 (ナショナル ジオグラフィック別冊)
ナショナルジオグラフィック 著|日経ナショナル ジオグラフィック
¥2,179(税込)
歴史地図と美しい写真で、地理的条件からエジプト文明を解説。河江肖剰氏監修。7つの時代区分でわかりやすい。
こんな人におすすめ
地図や地理が好きな人。ビジュアルで歴史を学びたい人。
良い点
- 地図が精密で美しい
- 地理的視点が新鮮
- コンパクトで読みやすい
気になる点
- 深い分析は少ない
- 価格がやや高い
出版社
日経ナショナル ジオグラフィック
発売日
2024年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「地図」というタイトルですが、普通の歴史書とは違うんですか?
佐藤メバル
そうなんだ。この本は、地理的・気候的な視点からエジプト文明の誕生と衰退を解説している。例えば、ナイル川の氾濫が農業にどう影響したか、交易ルートがどう発展したかなど、地図を使ってビジュアルに理解できる。
監修は河江肖剰先生で、最新の知見も反映されている。
橘ナナミ
歴史地図ってワクワクしますね。どんな地図があるんですか?
佐藤メバル
ピラミッドの分布図や、ツタンカーメンの墓の内部図、戦いのルートなど、精密な再現地図が満載。写真も美しく、116ページにギュッと詰まっている。
エジプトの地理に興味がある人には、これまでにない視点を提供してくれる一冊だよ。
初心者から上級者まで:レベルに応じた一冊
橘ナナミ
さっきレベル別で教えてもらいましたが、もう少し具体的に、同じ通史でもレベルが違うんですね。
佐藤メバル
そう。例えば超初心者向けの『ゼロからわかる古代エジプト』は文字が少なく写真多めで、休憩時間にパラパラ見るのにぴったり。一方、上級者向けの『古代エジプト文明 世界史の源流』は、ヒクソスやアマルナ文書といった専門的なトピックも詳細に扱っていて、300ページを超える読み応え。学術論文を読む前の準備としても使えます。
橘ナナミ
あと、子ども向けと大人向けの違いも気になります。
佐藤メバル
子ども向けは『トムをみつけよう! 古代エジプト』のような遊び心のある絵本や、学習まんがもいい。大人でも楽しめるので、親子で読むのもおすすめです。また、中高生向けには『古代エジプト入門』(あすなろ書房)がコンパクトで要点がまとまっています。
テーマで選ぶ:ピラミッド・神話・暮らし
橘ナナミ
テーマ別はどうやって選べばいいですか?
佐藤メバル
自分の「一番知りたいこと」を優先しましょう。ピラミッドなら『図説 ピラミッドの歴史』に加え、『図説古代エジプト 1 ピラミッドとツタンカーメンの遺宝篇』も写真が豊富。神話・宗教なら『図説エジプトの死者の書』や『新版増補 古代エジプトの神々』。暮らしを知りたいなら『古代エジプト人の24時間』は時系列で一日の営みを追うので臨場感があります。
橘ナナミ
動物に興味があるんですけど、そういう本はありますか?
佐藤メバル
ありますよ!『古代エジプト動物誌』は猫や犬、ワニなど当時の動物と人との関わりをユーモアも交えて描いた異色作。学術文庫で手軽に読めます。
知られざる魅力:最新研究とビジュアルの力
橘ナナミ
最近の研究ってどの本が一番新しいんですか?
佐藤メバル
2020年代の研究を反映しているのは『別冊 古代エジプトの謎』と『古代エジプト全史 第二版』。前者は素粒子や衛星画像を使った調査を紹介し、後者は発掘の最新成果を随所に反映。また『ナショナル ジオグラフィック 別冊 古代エジプト 誕生・栄華・混沌の地図』は地形や気候まで考慮した地理的視点が斬新です。
橘ナナミ
ビジュアルで圧倒される本はありますか?
佐藤メバル
『古代エジプトの至宝 大図鑑』は400ページ、オールカラーで遺物の細部まで美しく撮影。値段は張りますが、一度手に取ればエジプト美術の素晴らしさに感動します。また、『ツタンカーメン 古代エジプトとファラオの黄金時代』はナショジオらしい迫力ある写真が魅力。
橘ナナミ
英語の文献も読めますが、日本語訳はありますか?
佐藤メバル
今回挙げた本はすべて日本語で読めます。ただ、洋書で挑戦したいなら『The Oxford History of Ancient Egypt』が定番。日本語訳はありませんが、英語が得意ならおすすめです。
よくある質問
初心者におすすめの本はどれですか?
橘ナナミ
初心者におすすめの本はどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
『一冊でわかるエジプト史』(河出書房新社)が最適。図やイラストが多く、コラムで日本との比較もあり、初心者でも無理なく全体像をつかめます。
子ども(小学生)でも読める本はありますか?
橘ナナミ
子ども(小学生)でも読める本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
『トムをみつけよう! 古代エジプト』は探し絵遊びを通じて学べる絵本。小学生なら『古代エジプト入門』(あすなろ書房)や学習まんがもおすすめです。
ピラミッドの建造方法について詳しい本は?
橘ナナミ
ピラミッドの建造方法について詳しい本はについて教えてください。
佐藤メバル
『図説 ピラミッドの歴史』(河出書房新社)が約50のピラミッドを分析し、建造方法の謎に迫ります。最新の知見も含まれています。
エジプト旅行の前に読むべき本は?
橘ナナミ
エジプト旅行の前に読むべき本はについて教えてください。
佐藤メバル
『ナショナル ジオグラフィック 別冊 古代エジプト 誕生・栄華・混沌の地図』。地理や時代背景が地図と写真で理解でき、現地での見どころがよくわかります。
学術的に信頼できる本はどれですか?
橘ナナミ
学術的に信頼できる本はどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
『古代エジプト全史 第二版』(雄山閣)は第一線の研究者が執筆。『古代エジプト文明 世界史の源流』(講談社学術文庫)も大城道則教授による信頼性の高い内容です。
図解が多い本と文字中心の本、どちらがいいですか?
橘ナナミ
図解が多い本と文字中心の本、どちらがいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
目的次第。全体像をざっくり知りたいなら図解が多い本(例:Newton別冊)。深く理解したいなら文字中心の通史(例:古代エジプト全史)が向いています。両方読むのがベストです。
電子書籍と紙の本、どちらで買うべきですか?
橘ナナミ
電子書籍と紙の本、どちらで買うべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
図版が多い本(大図鑑や地図)は紙のほうが見やすいです。文字中心の本は電子書籍でもOK。旅先で読みたいなら電子書籍が便利です。
最近出版されたおすすめの新刊はありますか?
橘ナナミ
最近出版されたおすすめの新刊はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
『別冊 古代エジプトの謎 (Newton別冊)』(2024年)は最新科学を駆使した研究を紹介。『古代エジプト全史 第二版』(2023年)も情報がアップデートされています。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日はたくさん教えてもらって、どの本を選べばいいかイメージが湧きました。まずは『一冊でわかるエジプト史』で全体像をつかんで、次にピラミッドや神話の本に進もうと思います。
佐藤メバル
いいプランですね。最初の一冊で「エジプトってこんなに面白いんだ」と感じてもらえれば、あとは自然に読み進められます。焦らず、自分のペースで深めていってください。
橘ナナミ
ありがとうございます!最後に、エジプトの本を読むことって、何かに例えられますか?
佐藤メバル
そうだな…まるでナイル川の旅のようなものです。最初は川岸から全体を眺める(入門書)、次に一艘の船で上流へ漕ぎ出し(テーマ別の本)、やがて支流に入り込んで知られざる遺跡を発見する(専門書)。どこで降りても新しい発見がある、それがエジプト歴史の読書です。








