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聖女と暴食
初心者ファンタジー小説

【要約・書評】『聖女と暴食』の評判・おすすめポイント

三雲岳斗|KADOKAWA|2025-11-07|320ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

旧世界を滅ぼした暴食の魔女が閉鎖環境の学園に逃げ込む——電撃文庫2025年の注目ダークファンタジー

この本の概要

地球周回軌道上の巨大都市「天環」から逃走してきた少女アナセマ。彼女は旧世界を滅ぼした魔導兵器「暴食の悪魔」と契約した魔女だった。地上の閉鎖環境都市「学園」に辿り着いた彼女と、生徒会エリートの少年ハルの出会いから物語が始まる。 「旧世界の遺物」と「新世界の日常」の衝突が物語の基軸。美食を追い求める旧世界の最高傑作「四星全席」の完成をめぐる探求が、世界観の謎と絡み合っていく。 三雲岳斗は「インフィニット・ストラトス」の著者として知られるベテラン。コメディ路線のラノベで人気を博した作者が、2025年に打ち出したよりダークで複雑な新作として注目されている。 電撃文庫から2025年11月発売。kaorly氏のイラストで彩られた、ダーク&グルメという異色の組み合わせが特徴のシリーズ第一作。

「暴食」と「美食」が戦争のような世界で、美食の先に何があるのか

三雲岳斗の新作、というだけで読んだ。「インフィニット・ストラトス」の人がどんな新作を出してくるかと思ったら、方向性が全然違っていて驚いた。 世界観の設定がかなり凝っている。旧世界が魔導兵器で滅んで、生き残った人類が「天環」と呼ばれる宇宙都市や閉鎖環境都市で暮らしている。その崩壊前の世界には「四星全席」という究極の美食が存在していた——という設定。食と破壊が隣り合わせな世界観が独特だと思った。 主人公アナセマが「暴食の悪魔」と契約しているというのが物語の核心で、彼女が何かを食べるたびに力が溢れ出す。その力と「美食を完成させる」という目標がどう関係するのか、1巻の時点では全貌が見えていない。それが続きを読ませる引きになっている。 学園側の主人公ハルが良いキャラクターで、エリートとしての自分のアイデンティティをあっさり捨てるシーンが印象的だった。アナセマとの対比として機能していて、二人の関係性の変化が楽しみ。 1巻はまだ序章という感じで、世界観の説明とキャラクター紹介に多くのページが割かれている。それでも読み終えた後に「これから面白くなる」という確信があった。2025年の電撃文庫新作の中では一番続きが気になっている作品。

ライトノベル好きの会社員・24歳男性

この本で学べること

「暴食の悪魔と契約した魔女」という強烈な主人公設定

旧世界を滅ぼした魔導兵器の一体と契約した少女アナセマ。その力と美食への探求が物語の核心をなす。

ポストアポカリプス×グルメ×魔法という異色の組み合わせ

旧世界滅亡後の廃墟的世界観と、究極の美食「四星全席」の探求が融合。ダークファンタジーとグルメ要素の珍しい組み合わせ。

「インフィニット・ストラトス」著者のダーク路線新作

コメディラノベで知られる三雲岳斗が、2025年に打ち出した複雑な世界観の新作。既存ファンと新規読者の両方に訴求。

電撃文庫2025年11月の注目新刊

2025年11月発売。シリーズとして展開予定の第一作で、壮大な設定の全貌は続巻で明かされていく。

良い点・気になる点

良い点

  • ポストアポカリプスと美食という独自の組み合わせが新鮮
  • 魔女と学園という設定の対比が生む緊張感
  • 「インフィニット・ストラトス」著者の新たな側面が見られる
  • 世界観の謎が続巻への強い引きになっている

気になる点

  • 1巻は世界観説明が多く、物語の加速は続巻以降
  • 設定が複雑なため読み始めに世界観の把握が必要

みんなの評判・口コミ

4.5

旧世界の究極の美食が物語の核心にある、という設定がユニーク。食べること=力を解放するという設定が、単純な「食べるのが好き」じゃなくて緊張感を帯びていた。続きが気になって仕方ない。

4.0

IS(インフィニット・ストラトス)の人のイメージからは想像できない重い世界観。でも読みやすさはそのままで、複雑な設定をスルスル読ませる技量はさすが。アナセマというキャラクター、好きになってしまった。

4.0

1巻はまだ序章感があるけど、設定の作り込みと二人の主人公の関係性が面白い。世界観の謎解きとキャラクターの成長、両方楽しめそう。

3.5

ポテンシャルはかなり高いと思う。でも1巻の段階では全貌が見えなくて、面白さが確認できるのは2巻以降かも。世界観が好みなら絶対ついていくべきシリーズ。

著者について

こんな人におすすめ

ダークファンタジー・ポストアポカリプス設定が好きな人

電撃文庫の新作を追っている人

魔女と悪魔の契約という設定に惹かれる人

「インフィニット・ストラトス」が好きで著者の新作が気になる人

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
レーエンデ国物語多崎礼中級者★★★★★ 4.5¥2,145
正しい勇者の作り方進九郎中級者★★★★ 3.5¥726

よくある質問

Q. 「インフィニット・ストラトス」と同じ雰囲気ですか?
A. 同じ著者ですが、雰囲気は大きく異なります。IS(インフィニット・ストラトス)よりダーク寄りで、複雑な世界観を持つ作品です。
Q. 1冊で完結しますか?
A. シリーズとして展開予定の第1巻です。1巻は世界観と人物の紹介が中心で、物語の核心は続巻で描かれていきます。
Q. 「暴食の悪魔」とはどんな存在ですか?
A. 旧世界を滅ぼした魔導兵器「災厄」の一体です。アナセマが契約することで力を引き出せますが、それがどのような代償を伴うかが物語の謎のひとつです。
Q. 「四星全席」とは何ですか?
A. 旧世界の美食の最高峰とされる料理。その完成を目指すことが主人公の動機のひとつになっています。「暴食」と「美食の追求」が絡み合う物語の核心です。
Q. 電子書籍のみですか?
A. 電撃文庫から紙書籍と電子書籍の両方で発売されています。

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