この本を一言で言うと
ナルニアが生まれる瞬間を目撃する少年ディゴリーの冒険を描く、ナルニア国物語シリーズの「始まりの物語」。
この本の概要
叔父の魔法の指輪で別の世界へ送り込まれた少年ディゴリーと少女ポリーは、「廃世界」チャーン星で眠る邪悪な女王ジェイデスを誤って目覚めさせてしまう。逃げ込んだ先は、まだ何もない暗闇の世界。そこでディゴリーたちは、ライオンのアスランが歌によってナルニアを創造する瞬間に立ち会う。
1955年刊行。ナルニア国物語7冊シリーズの「時系列での第1巻」で、ナルニアの誕生と、悪がどのようにして世界に入り込んだかを描いた物語。別の版「ライオンと魔女」が「出版順の第1巻」として広く知られているが、こちらはシリーズの前日譚にあたる。光文社古典新訳文庫では瀬田貞二の岩波版とは異なる新訳で読める。
ナルニアの「始まり」を先に読んでいたら、ライオンと魔女はもっと泣けたと思う
書店でナルニアシリーズを売り続けてきて、お客さんに「どれから読めばいい?」と聞かれるたびに迷ってきた。出版順だと「ライオンと魔女」から、時系列順だと「魔術師のおい」から、という答えが一般的。
でも最近は「魔術師のおい」から推すようになった。ナルニアがアスランの歌によって生まれる場面、あの描写が美しすぎるから。世界の創造を音楽で描くというアイデアが、今読んでも鮮やかで。
ライオンと魔女を先に読んでいた人が後から魔術師のおいを読んで「あの衣装ダンスはここから来たのか」と気づく体験も面白いし、こちらから入って「ライオンと魔女」に向かうのも面白い。どちらから入っても損はない。
光文社の新訳はテンポが読みやすく、大人でもするっと入れる。短いので一気読みできる。
— 27歳・書店員の女性
この本で学べること
✓
ナルニア国物語シリーズの「始まりの物語」で、ナルニア創造の瞬間を描く
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アスランが歌によって世界を創造する場面が美しく、文学的な完成度が高い
✓
光文社古典新訳文庫の新訳で読みやすく、シリーズ入門として最適
良い点・気になる点
良い点
- ○ナルニアシリーズの前日譚として世界の始まりが分かり、シリーズ全体への理解が深まる
- ○300ページ強と短く、一気読みしやすい
- ○光文社古典新訳文庫版は現代的な訳でテンポよく読める
気になる点
- △単独では物語が完結しないため、シリーズ全体を読む動機が必要
- △「ライオンと魔女」を先に読んだ人にはスポイラーになる要素がある
みんなの評判・口コミ
m
miku
Webマーケター
★★★★★4.5
ナルニアがどうやって生まれたか、この本で初めて分かった。アスランが歌で世界を創る場面が鮮烈すぎて、しばらく頭から離れなかった。
y
yui
フロントエンドエンジニア
★★★★★4.0
子どもの頃にライオンと魔女を読んでいて、今回魔術師のおいを読んで「こういうことだったか」と繋がった。大人でも楽しめる。
a
ao
フリーランスデザイナー
★★★★★4.0
光文社の新訳は読みやすくて好き。古い岩波版しか知らない人に教えたくなる。同じ物語でも訳が変わるとこんなに印象が変わるんだと分かった。
り
りん
会社員
★★★★★4.5
「始まりの物語」という位置づけが好き。ナルニアに悪がどうして存在するのかが丁寧に描かれていて、シリーズの土台を理解できた。
著者について
こんな人におすすめ
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ナルニア国物語シリーズを通して読みたい人
✓
ファンタジー世界の「創造と始まり」を描いた物語が好きな読者
✓
古典的な海外ファンタジーを現代的な訳で読みたい人
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ライオンと魔女 | C.S.ルイス | 初心者 | ★★★★★ 4.5 | ¥913 |
| はてしない物語 | ミヒャエル・エンデ | 中級者 | ★★★★★ 4.5 | ¥3,146 |
| 朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫) | C.S.ルイス | 初心者 | ★★★★★ 4.5 | ¥924 |
よくある質問
Q. 「ライオンと魔女」と「魔術師のおい」はどちらを先に読むべきですか?▼
A. どちらでも楽しめます。出版順では「ライオンと魔女」が第1作、時系列順では「魔術師のおい」が第1作です。ナルニアの世界観を把握したい方は「魔術師のおい」から、スリリングな冒険から入りたい方は「ライオンと魔女」からがおすすめです。
Q. 岩波版と光文社版の違いは何ですか?▼
A. 岩波版(瀬田貞二訳)は1960年代からの定番訳、光文社版は2016年の新訳です。光文社版はより現代的で読みやすいと評判です。
Q. 全7冊すべて読む必要がありますか?▼
A. 各巻が独立して楽しめますが、シリーズ全体を通して読むとナルニアの世界観が深まります。まずは1冊読んでみて、面白ければ続きへ進むのがおすすめです。
紹介されているランキング
タグ
ファンタジー小説海外文学古典シリーズ児童文学
対象読者
ナルニアシリーズを時系列順から読みたい読者。ファンタジー世界の創造と始まりを描いた物語が好きな人。ルイス・キャロルやJ.R.R.トールキンと並ぶ古典的ファンタジーを読んでみたい人。
書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2016-09-07
- ページ数
- 325p
- ISBN
- 978-4334753405
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