この本を一言で言うと
孤独な少女フィリエルが魔女の世界へ踏み出す——荻原規子が描く西洋風本格ファンタジーの傑作
この本の概要
辺境の寄宿学校で育ったフィリエルが、自分の出自の秘密を知り、西の国セラフィールドへと旅立つ物語。荻原規子が初めて西洋風の世界観で描いた全8巻の長編ファンタジー。
勾玉シリーズが日本神話をベースにしたのとは対照的に、西洋的な魔女・騎士・王国という世界観を取り込みながら、荻原規子ならではの繊細な心理描写と少女の成長を描く。
「少女漫画の原作風」とも評される優雅な世界観が特徴。フィリエルの孤独と好奇心、少しずつ明かされる出自の謎、そして旅の中で出会う人々との関係が丁寧に描かれる。
児童文学から一般文芸への橋渡し的な位置づけで、ファンタジー初心者にも読みやすい一方、シリーズを追うごとに世界の深みが増していく。
荻原規子の世界に一度入ったら戻れない——西洋と日本が溶け合う唯一無二のファンタジー
空色勾玉が好きで読んだ荻原規子さんの2つ目のシリーズ。でも雰囲気が全然違ってびっくりした。同じ作者なのに、今度は西洋風の魔女と騎士の世界なんですよ。
フィリエルという主人公が、これまた好きなタイプで。孤児のような立場で寄宿学校で育っていて、自分が何者かも分からない。でも好奇心が旺盛で、危険な状況でもへこたれない。この子が自分の出自を知っていく旅が第1作のメインなんだけど、謎の見せ方が上手くて読んでいてワクワクする。
世界観については「西洋風」なんだけど、どこか日本人が書いたと分かる繊細さがある。人物の心理の描き方とか、自然描写の細かさとか。完全な英国風ファンタジーとも違うし、かといって和風でもない。その独特のバランスが好きで、他では読めない感じがする。
シリーズ全8巻で、後半になるほど政治的な要素が増えてくる。第1作は比較的ライトな冒険ものとして楽しめるので、まずここから入るのが一番おすすめ。少女小説のお手本みたいな完成度で、荻原規子を初めて読む人にも向いている。
— ファンタジー好きの会社員・26歳女性
この本で学べること
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荻原規子が描く西洋風本格ファンタジー
勾玉三部作と並ぶ荻原規子の代表シリーズ。日本人作家ならではの繊細さで描く西洋的な魔女・騎士・王国の物語。
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孤独な少女フィリエルの成長と自己発見
自分の出自を知らずに育った少女が旅の中で自分自身を発見していく成長物語。心理描写の丁寧さが特徴。
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全8巻で深まる世界観
第1作から読み始めると、巻を重ねるごとに世界観と人間ドラマが深化していく。第1作単体でも完結感があるので入口として最適。
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「児童文学のお手本」と評される完成度
年齢を問わず楽しめるファンタジーとして評価が高い。ファンタジー入門者から熟練読者まで幅広い支持を集める。
良い点・気になる点
良い点
- ○荻原規子の心理描写の繊細さが全面に出ている
- ○西洋ファンタジーとは違う独特の質感が楽しめる
- ○1巻から完結感があり入口として読みやすい
- ○主人公フィリエルのキャラクターが魅力的
気になる点
- △全8巻は読み終えるのに時間がかかる
- △ファンタジー的なバトルや派手な展開は少ない
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
荻原規子さんは文章が本当に綺麗で読んでいて心地いい。フィリエルの孤独と好奇心の描写がリアルで、彼女と一緒に旅している気持ちになれる。全8巻あるけど後悔しない。
★★★★★4.5
英国ファンタジーとも違うし、王道の異世界転生とも違う。荻原さんにしか作れない世界観。勾玉シリーズとは全然違うのに、同じ作者だと分かる繊細さがある。不思議。
★★★★★4.0
重くなくて読みやすいのに、しっかりと世界観がある。フィリエルが愛されるキャラクターで、1巻読んだら続きが気になって止まらなかった。
★★★★★4.0
日本ファンタジーって少年主人公が多いけど、これは少女主人公で全然違うアプローチ。少女漫画的な雰囲気があって、でも内容はしっかりしてる。
著者について
こんな人におすすめ
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西洋ファンタジーと日本人の繊細な筆致を組み合わせた作品を探している人
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少女の成長と自己発見を描いた物語が好きな人
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荻原規子の他シリーズ(勾玉三部作)が好きな人
よくある質問
Q. 勾玉シリーズ(空色勾玉)と世界観は繋がっていますか?▼
A. 勾玉シリーズとは全く別の世界観です。西の善き魔女は西洋風の架空世界が舞台で、勾玉シリーズとは独立しています。どちらから読んでも問題ありません。
Q. 全8巻ですが1巻だけでも完結しますか?▼
A. 第1作はフィリエルがセラフィールドへ向かうまでの物語として一定の区切りがあります。ただし続きが気になる終わり方なので、余裕があれば2巻以降も読んでみてください。
Q. 対象年齢はどのくらいですか?▼
A. 中学生以上を対象に書かれていますが、大人が読んでも十分に楽しめます。「児童文学のお手本」と評されるほど年齢を問わない普遍的な魅力があります。
紹介されているランキング
タグ
ファンタジー西洋ファンタジー成長物語女性主人公魔女
対象読者
西洋風ファンタジーと日本人作家ならではの繊細さを両立した作品を探している人少女の成長物語が好きな人
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2013-07-24
- ページ数
- 320p
- ISBN

