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彩雲国物語 一、はじまりの風は紅く
初心者

【要約・書評】『彩雲国物語 一、はじまりの風は紅く』の評判・おすすめポイント

雪乃紗衣|KADOKAWA|2003-07-01|370ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

才知溢れる庶民の娘が後宮から国を動かす——中華ファンタジーロマンスの傑作シリーズ第1作

この本の概要

中華風の架空の国「彩雲国」を舞台に、男装の麗人でもある庶民の娘・紅秀麗が後宮に召し上げられ、やがて国家官吏を目指すロマンス&ファンタジー。 全18巻の長編シリーズとして2003年から刊行され、コミカライズもされた人気作品。中華風の世界観とキャラクター同士の関係性が評判で、2000年代に少女小説ブームを牽引した作品のひとつ。 主人公の秀麗は「頭が良くて積極的な女性主人公」の先駆けとも言われる。後宮に入っても臆せず、王に対してもはっきりと意見を言う姿が読者に支持されてきた。 第1作は秀麗が後宮に入り王と出会うまでの物語。コミカルな場面と真剣な政治・人間ドラマが交互に展開し、ライトな読み口ながら深みがある。

秀麗みたいな主人公を待っていた——2000年代少女小説の最高峰

中学生のときに表紙買いしたのが最初で、そこから18巻全部読んだ。今でもシリーズを通して好きな作品を挙げろと言われたら必ず名前が出てくる。 一番の魅力は主人公の紅秀麗。庶民出身で頭が良くて、後宮に入っても媚びることが一切できない。王に向かっても「それは間違っています」とはっきり言うし、国のために官吏になりたいという夢を最後まで諦めない。こういう女性主人公って当時の少女小説には珍しかった気がする。 第1作は秀麗と王・劉輝の出会いがメイン。劉輝が最初は「能無し王」みたいに見えるんだけど、少しずつその内面が見えてきてギャップが刺さる。この2人のやりとりがとにかく面白くて、シリーズを読み続ける原動力になった。 中華風の世界観も好きで、食べ物とか服装とか宮廷の描写がリッチ。でも複雑な政治的な話もちゃんとあって、後半巻になるほどシリアスな展開が増えていく。 18巻は長いけど、飽きさせない展開が続く。第1作だけでも十分に完結感があるので、まずは1巻だけ読んでみることをおすすめしたい。きっと続きが読みたくなるはず。

少女小説好きの会社員・25歳女性

この本で学べること

中華風架空世界を舞台にした王道ロマンスファンタジー

全18巻の長編シリーズ第1作。中華風の宮廷を舞台に、庶民出身の才女・秀麗が王と出会うまでを描く。

積極的で頭脳明晰な女性主人公

媚びない、諦めない秀麗の行動力が物語を牽引。2000年代の少女小説の中で「こういう主人公が読みたかった」と評される存在。

コミカルと真剣の緩急が絶妙

楽しいやりとりとシリアスな政治ドラマが交互に展開。ライトな読み口でありながら後半巻になるほど深みが増す。

コミカライズもされた2000年代の人気シリーズ

コミックス化もされた人気作品。アニメ化はされていないが、多くのファンを持つ長寿シリーズとして愛され続けている。

良い点・気になる点

良い点

  • 中華風世界観のロマンスファンタジーとして完成度が高い
  • 秀麗のキャラクターが魅力的で感情移入しやすい
  • 1巻だけでも十分楽しめる入口の良さ
  • 全18巻で長く楽しめる

気になる点

  • 全18巻は完読するとかなりの時間が必要
  • 後半巻はシリアス展開が増えて好みが分かれる

みんなの評判・口コミ

5.0

「頭がいい主人公」というのはよく聞くけど、秀麗は本当に策士で、後宮の中でもひるまずに動く。王に向かって正論をぶつけるシーンが最高。全18巻読んで後悔ゼロ。

4.5

中華風ファンタジーって難しそうと思ってたけど、秀麗のキャラが強烈でどんどん読めた。劉輝とのやりとりがコミカルで、読んでいて笑顔になれる。

4.5

当時リアルタイムで読んでいたけど再読した。やっぱり面白い。秀麗の食欲と行動力のギャップが好きで、彼女が料理を食べるシーンでなぜか元気が出る。

4.0

1巻読んでこれだけ面白いなら全巻読まないわけにはいかない。中華風の世界観の描写が細かくて、宮廷の食事とか衣装とかの描写が楽しい。

著者について

こんな人におすすめ

中華風ファンタジー・後宮ものが好きな人

賢い女性主人公が活躍するロマンスを読みたい人

少女小説・ビーンズ文庫系を読んでみたい人

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
かがみの孤城辻村深月中級者★★★★★ 4.5¥858
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精霊の守り人上橋菜穂子中級者★★★★★ 4.5¥825

よくある質問

Q. 全18巻ですが、1巻だけ読んでも楽しめますか?
A. 1巻は秀麗と劉輝の出会いとして一定の区切りがあるため、単体でも楽しめます。ただし読み終わったら続きが気になる展開になっているので、覚悟して読み始めてください。
Q. どんな人に向いていますか?
A. 中華風の世界観が好きな方、后宮やロマンスが好きな方、積極的で頭の良い女性主人公が好きな方に特に向いています。ライトな読み口でファンタジー初心者にも入りやすいです。
Q. コミック版との違いはありますか?
A. コミック版は原作の雰囲気を大切にしていますが、小説版は内面描写や政治的な駆け引きがより詳細です。両方楽しむことができます。