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【要約・書評】『比翼は万里を翔る』の評判・おすすめポイント

篠原悠希|KADOKAWA|2021-02-24|256ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

中華風異世界を舞台に、縁談と戦乱に翻弄されながらも機知と絆で道を切り開く、金椛国春秋シリーズの完結巻。

この本の概要

傑作中華ファンタジー「金椛国春秋」シリーズの完結巻。遊圭の活躍により金椛軍は朔露の大軍を押しとどめ、ようやく明々との祝言の準備が整い始めた。しかし思わぬ縁談が遊圭に舞い込み、更には皇帝陽元の親征によって最後の大戦が幕を開ける。それぞれが選んだ道の先に何があるのか。政略・愛情・友情が複雑に絡み合いながら、登場人物たちが選択を迫られる圧巻のクライマックス。篠原悠希が描く中華ファンタジーは、緻密な世界観と個性豊かなキャラクター、そして息の合ったバディの関係性が魅力で、シリーズを通して読んできた読者を満足させる完結に仕上がっている。

完結巻を読み終えて、「終わってしまった」以外の言葉が出てこない

中華ドラマにはまってから中華ファンタジー小説も読み始めて、このシリーズに出会ったのが確か2年前。角川文庫のこのシリーズ、表紙がまず綺麗で手に取ったんだけど、中身も期待を裏切らなかった。 遊圭っていう主人公が頭が切れるわりに抜けてるとこがあって、そこがいいんだよね。今巻はやっと明々との祝言かと思ったら縁談が割り込んできてちょっと笑った。でもその縁談を含めたすべての政略が、最終的に戦争の決着と絡んでくる構成は読みごたえがある。 玄月の扱いが気になって気になって、それだけで読むスピードが上がった。戦場の描写も派手すぎず地味すぎず、人が動いている感じが出てるのが好み。ラストは「そうきたか」という感じで、ちゃんと全員に納得できる着地があった。 終わってほしくないけど、ちゃんと終わった。それが作品への一番の褒め言葉な気がする。

29歳・出版社勤務・中華ドラマと歴史小説好き

この本で学べること

本の目次

  1. 1プロローグ
  2. 2第一章 延び延びの祝言
  3. 3第二章 断れない縁談
  4. 4第三章 皇帝の親征
  5. 5第四章 最後の戦い
  6. 6エピローグ

良い点・気になる点

良い点

  • シリーズの積み重ねが生きる完結巻で、長く読んできた読者には感慨深い
  • 中華ファンタジーらしい雰囲気と登場人物の人間関係が豊か
  • 戦闘シーンとドラマシーンのバランスが良く、飽きずに読める

気になる点

  • シリーズの完結巻のため、1巻から読んでいないと人物関係や設定を把握するのが難しい
  • 単巻としてのページ数が少なく、完結巻として物足りなさを感じる読者もいる

みんなの評判・口コミ

5.0

ずっと追いかけてきたシリーズの完結巻。遊圭と明々がついにと思ったら縁談が入ってきて悲鳴を上げた。でもラストの決着はすごく綺麗で、キャラたちを信じて読んできてよかった。玄月の行方が最後まで気になって一気読みした。

4.5

金椛国春秋シリーズは独特の中華テイストと人間関係が魅力。この巻は戦争と政略と恋愛が一気に収束していく展開が面白かった。篠原悠希の筆力が出ている一冊で、完結後の余韻が長く残った。

3.5

中華ファンタジーとしては丁寧な作りだが、少女小説寄りの文体と人間関係が主軸なのでハードな歴史小説を期待すると違和感がある。ただ政略部分の描写は面白く、シリーズで読めばより楽しめると思う。

4.0

シリーズとして安定して面白かった。完結巻は詰め込み感があって若干駆け足な印象もあるが、キャラクター一人一人にきちんと決着がついているのは好印象。「Season1終了と思いたい」という気持ちはわかる。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. このシリーズは1巻から読む必要がありますか?
A. はい、本作は「金椛国春秋」シリーズの完結巻のため、1巻から順に読むことを強くおすすめします。
Q. シリーズは全部で何巻ですか?
A. 「金椛国春秋」は全10巻のシリーズです。本作はその最終巻にあたります。
Q. 中華ファンタジー初心者でも楽しめますか?
A. 1巻から読めばシリーズとして入門しやすい作品です。まずは第1巻から手に取ってみてください。