将棋の定石を学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
将棋の「定石」って、囲碁の定石と同じものですか? 本屋さんで「定跡」と書いてあったりして、ちょっと混乱してます。
佐藤メバル
いい質問だね。将棋では「定跡」と書くんだ。囲碁の「定石」は石の配置の型を指すけれど、将棋は駒の指し方の研究をまとめたもの。「こう指せば互角」「この対策が有力」という、長年の対局とソフト検証から生まれた“型”なんだよ。
橘ナナミ
なるほど。でも、定跡本ってたくさんあって、何から読めばいいのか分かりません。
佐藤メバル
自分の棋力・目標・戦法・学習スタイル・予算を明確にすれば、自然と選ぶべき一冊は絞られるよ。ここからは、その軸ごとに解説するね。
将棋の定石を学べる本の選び方
自分の棋力で選ぶ
橘ナナミ
私はまだ級位者なのですが、最初から難しい本を読むのは危険ですか?
佐藤メバル
級位者なら『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』がおすすめ。初手から駒組みをナビゲートしてくれるから、指し方の全体像をつかめるよ。『将棋・ひと目の定跡』も次の一手形式で、440ページあるけどクイズ感覚で進められる。有段者なら『現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編』のように、棋士同士の会話で考え方を学べる本は新鮮に感じるはずだよ。
目標棋力・到達点で選ぶ
橘ナナミ
私は「初段になりたい」のですが、目標に合った本ってありますか?
佐藤メバル
初段を目指すなら、基本定跡を網羅した『基本定跡マスター』や『増補改訂版 将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編』で、序盤の土台を固めるのが近道。特に『増補改訂版』は最新の戦型変化までフォローしているから、これ1冊で相居飛車の全体像をつかめるよ。二段以上を視野に入れるなら、『これが最前線だ』や『最新定跡村山レポート』といった「最前線」を扱う本に進むと、ライバルと差をつけられる。
指したい戦法・対策したい戦法で選ぶ
橘ナナミ
私は振り飛車を指したいんですけど、どうやって選べば?
佐藤メバル
振り飛車なら『振り飛車定跡 基本のキ』が入門に最適。四間飛車から角道オープン四間飛車、相振り飛車まで一通り学べる。石田流に絞るなら『早分かり石田流定跡ガイド』がおすすめ。見開きでテーマが完結して、参考図に形勢判断も載っているから、実戦ですぐ使えるよ。逆に、振り飛車を相手にしたい居飛車党は『対振り飛車 裏定跡&B級急戦』が面白い。
学習スタイルで選ぶ
橘ナナミ
解説をじっくり読むより、問題を解くのが好きなんです。
佐藤メバル
なら『「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404』がうってつけ。四間飛車の定跡を18戦型、次の一手形式で学べるから、飽きずに手を覚えられる。逆に「どうしてこの手が大事なのか」を納得したい人は『羽生善治の定跡の教科書』や『定跡道場 先手四間VS早仕掛け』のように、一手一手の意味を丁寧に解説してくれる本を選ぶといいね。
著者・棋士の説明スタイルで選ぶ
橘ナナミ
著者にも個性があるんですか?
佐藤メバル
あるよ。定跡解説の第一人者として知られる所司和晴さんの本は、図面が多く、変化を徹底的に追うスタイル。『早分かり石田流定跡ガイド』はまさにそれ。序盤研究の第一人者である村山慈明さんが書いた『最新定跡村山レポート』は、タイトル戦などで現れた最新形を詳細に解説してくれ、『ライバルに勝つ最新定跡』は実戦的な視点でまとめられている。説明が軽快な斎藤明日斗さんの本も読みやすいから、書店で中身を比べてみて。
購入形態と予算で選ぶ
橘ナナミ
電子書籍と紙、どっちがいいんですか?
佐藤メバル
将棋は盤に並べながら読む人が多いから、紙の方が見やすい場面はある。ただ、『振り飛車定跡 基本のキ』や『最新戦法 マル秘定跡ファイル』などは電子書籍版もあるから、通勤中に復習するなら電子も便利。文庫版なら『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』や『将棋・ひと目の定跡』が手頃な価格で手に入る。まずは文庫で試して、気に入った戦法をもっと深く学びたいときに単行本や電子書籍を買うのが失敗しない方法だよ。
将棋の定石を学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
将棋の定石を学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

羽生善治の定跡の教科書
羽生善治 著|河出書房新社
¥1,485(税込)
定跡を「暗記」ではなく「意味を理解すること」から始めたい人にぴったりの一冊。羽生善治九段がアマチュア向けに「これだけ覚えれば十分」と選んだ実戦的な10の戦法を、一手一手の意味を噛み砕きながら解説しています。形を追うだけでは見えない「なぜこの手を指すのか」という思考のプロセスが学べるのが最大の魅力。理屈から将棋を楽しみたい人に最初に手にしてほしい教科書です。将棋の見方が変わる体験がきっと得られます。
こんな人におすすめ
将棋のルールは分かるが「定跡って何から覚えればいい?」という人、ただ暗記するのではなく理由を理解したい人、羽生九段の言葉に触れながら学びたいファン。初めての定跡書として最適です。
良い点
- 羽生九段が選んだ10戦法
- 一手の意味を深く解説
- 226ページで読み切りやすい
気になる点
- 入門者向けで中級者には易しい
- 最新形のカバーは控えめ
- 図版はシンプル
出版社
河出書房新社
発売日
2014年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、羽生九段の『定跡の教科書』って、難しい本なんですか?私は将棋を始めたばかりで、タイトルにちょっと圧倒されてしまうんですが…
佐藤メバル
いい質問だね。実はこの本は、羽生九段がアマチュアのために「これだけ覚えれば十分」という10の戦法を厳選して、それぞれの一手の意味を分かりやすく説明してくれているんだ。
難しい手順を覚えるというより、「なぜその手を指すのか」をじっくり教えてくれるから、最初の一冊として理想的なんだよ。
橘ナナミ
なるほど!「意味を理解する」ことが大事なんですね。でも、理屈で覚えないと、実戦で使えるようにならないんでしょうか?
佐藤メバル
その通り。意味が分かると、似た局面でどう応用するかが見えてくる。ただ並べるだけの暗記と違って、この本を読めば定跡の背景にある考え方が身につく。
結果として、実戦の序盤で迷わなくなるんだよ。

全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド (マイナビ将棋文庫)
長岡裕也 著|マイナビ出版
¥1,628(税込)
将棋のルールを覚えた後の定跡入門として、これほど頼りになる本はありません。矢倉、角換わり、横歩取り、相掛かり、四間飛車、石田流三間飛車、中飛車、角交換四間飛車、相振り飛車——代表的な9つの戦法の駒組み手順を、初手から一手一手、次の一手形式で丁寧にナビゲートしています。「次にどう指すか」を考えながら進めるので、ただ読むだけでは身につかない駒組みの感覚が自然と養われます。戦法選びの前段階にある人にもおすすめの全体地図です。
こんな人におすすめ
戦法の全体像を眺めたい人、自分に合う戦法を探している人、とりあえず一通りの定跡を押さえたい初心者。定跡の全体地図として使えます。
良い点
- 9大戦法を1冊で網羅
- 次の一手形式で考えられる
- 文庫サイズで持ち運び便利
気になる点
- 一つずつの戦法は浅め
- AI前の定跡で古い部分も
- 上級者には物足りない
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』って、すごいボリュームですね。全部の戦法を勉強しないといけないんでしょうか?
佐藤メバル
そんなことはないよ。将棋は好きな戦法から覚えればいいんだ。ただ、この本は次の一手形式で進むから、気になる戦法だけを選んで読むこともできる。
最初は全体を眺めて「自分はどの形を指したいのか」を見つけるのがおすすめだね。
橘ナナミ
なるほど、迷っている人にちょうどいいんですね。でも、読んですぐに強くなれますか?
佐藤メバル
即効性はなくても、「駒組みの意味」を考えながら進めるから、その後の定跡書を読む土台になるよ。
全体像を掴まずに深掘りするより、ずっと効率的なんだ。

令和版 将棋・ひと目の定跡 (マイナビ将棋文庫)
将棋書籍編集部編 著|マイナビ出版
¥1,529(税込)
「序盤でいつも困る」「定跡は長くて覚えにくい」という悩みに応える、定跡の次の一手問題集です。従来の『ひと目の定跡』を現代将棋に合わせて刷新し、居飛車・振り飛車・相振り飛車の基本を総まとめ。令和の将棋で特に重要な手を厳選しています。楽しみながら解くうちに序盤の苦手が消える構成で、問題を解く→解説を読む→実戦に使うというサイクルを自然に回せます。長手順の暗記が苦手な人にこそ手に取ってほしい一冊です。
こんな人におすすめ
定跡を覚えたいけど長手順が続かない人、一問一答形式が好きな人、令和の最新型に触れつつ基本を固めたい中級者。繰り返し解くドリルとして最適です。
良い点
- 問題を解くだけで定跡が身につく
- 令和版に刷新され内容が現代に
- 440ページのボリューム
気になる点
- 基本中心で上級者には易しい
- 解説はシンプル
- 戦法の背景説明は少なめ
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ひと目の定跡』の令和版なんですね。昔のバージョンとどこが変わったんですか?
佐藤メバル
まず選ばれている手が現代将棋に合わせて刷新されているんだ。昔の定跡が主流ではなくなったものもあるからね。
内容は居飛車・振り飛車・相振り飛車の基本を広くカバーしつつ、令和で重要な手に絞って出題されているよ。
橘ナナミ
なるほど、古い手を覚えるより、今使える手を問題形式で学べるのがいいですね。
佐藤メバル
そう、「解く→実戦で試す」までの距離が短いんだ。序盤で悩む時間が減れば、将棋そのものをもっと楽しめるようになるよ。

振り飛車定跡 基本のキ (マイナビ将棋BOOKS)
藤倉勇樹 著|マイナビ出版
長年の将棋教室経験を持つ藤倉勇樹五段による、振り飛車の基本戦術書。アマチュアが陥りやすい間違いを熟知した解説で、ノーマル四間飛車から角道オープン四間飛車、相振り飛車までを一冊にまとめています。冒頭の「振り飛車を指す上での大切な十箇条」は、振り飛車の心構えを学べる名物コンテンツ。重要な箇所が太字になる編集の工夫や、最後のおさらい問題で、確実にステップアップできます。
こんな人におすすめ
振り飛車をこれから始めたい人、始めたばかりで「どうしても勝てない」人、四間飛車の基本を固めたい人。振り飛車の最初の一冊目に最適。
良い点
- アマの間違いポイントが分かる
- 基本から相振りまで一冊で
- 振り飛車の十箇条が秀逸
気になる点
- 電子書籍は固定レイアウト
- 中盤以降の深い研究はなし
- 囲いのバリエーションは少なめ
出版社
マイナビ出版
発売日
2014年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「基本のキ」というタイトルが親しみやすいですね。でも、私は振り飛車は難しくて指せないイメージがあります。
佐藤メバル
そんなことないよ。藤倉五段は将棋教室で長年教えているから、「アマがどこでつまずくか」をよく分かっているんだ。
この本は最初に『振り飛車の十箇条』で心構えを教えてくれて、その後は四間飛車から相振りまで、基本のキホンを太字で強調しながら解説してくれる。
橘ナナミ
なるほど、通じるところが違うんですね。最後に問題もあるらしいですね。
佐藤メバル
うん、第4章に次の一手問題が入っていて、学んだことが身についているか確認できる。まさに「基本のキ」を体に染み込ませる工夫がいっぱいだよ。

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)
上野裕和 著|マイナビ出版
『将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編』が、平成30年までの定跡の進化を加えて増補改訂。矢倉、角換わり、相掛かり、一手損角換わり、横歩取りに加え、ここ数年で一躍メジャーになった雁木を「六大戦法」として新たに詳解しています。相居飛車の定跡が大きく変化したこの5年間の流れを、上野裕和五段の解説で体系的に理解できます。前著を読んだ人にも「あれから何が変わったか」がよく分かる一冊です。
こんな人におすすめ
相居飛車の基本と最新形を両方知りたい人、矢倉衰退や雁木ブームなど現在の変化を追いたい人、相居飛車の全体像を掴みたい中級者以上に最適。
良い点
- 六大戦法を歴史から解説
- 増補で雁木を新規収録
- 前著からの変化も追える
気になる点
- 相居飛車専門で振り飛車党は対象外
- 272ページとボリュームが大きい
- 電子版は固定レイアウト
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は『増補改訂版』なんですね。もともとの本と比べて、何がそんなに変わったんですか?
佐藤メバル
相居飛車の定跡はここ5年で劇的に変わったんだ。絶対エースだった矢倉が衰退して、角換わりがエースに昇格、さらに雁木が大流行。
この増補改訂版はそうした「相居飛車の地殻変動」を全部織り込んでいるんだよ。
橘ナナミ
え、そんなに変わるんですね。じゃあ、古い定跡書を読むより、これで最新の流れを掴むのが良さそうですね。
佐藤メバル
その通り。基本と全体像をざっくり知りたい人にも、この5年で何が変わったのかを重点的に知りたい人にも、必携の一冊になるね。

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編
斎藤明日斗 著|マイナビ出版
¥2,420(税込)
斎藤明日斗六段と岡部怜央六段が、現代相居飛車の最前線を語り合う意欲作。プロ間のテーマ図を起点に、角換わりと横歩取りの最先端を会話形式で徹底解説しています。手順を暗記するだけでなく、「棋士は何を考えてこの手を選ぶのか」というリアルな思考プロセスが伝わってくるのが最大の魅力です。解説の掛け合いがライブ感にあふれ、読んでいて飽きません。観戦をより深く楽しみたいファンにもおすすめです。
こんな人におすすめ
現代将棋の最先端に触れたい人、プロ棋士の思考を知りたい観戦ファン、角換わり・横歩取りを指したい中級者。考え方を学ぶのに最適。
良い点
- 会話形式で読みやすい
- プロのテーマ図から徹底解説
- 観戦の参考になる知見
気になる点
- 対象レベルがやや高い
- 角換わり・横歩取り以外は含まない
- 分量が多く通読に時間がかかる
出版社
マイナビ出版
発売日
2026年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
会話形式の将棋本は珍しいですよね。なぜ2人の棋士が対談する形にしたんですか?
佐藤メバル
斎藤六段たちの狙いは、手順の暗記ではなく「考え方」を伝えることなんだ。会話で質問や疑問を交わしながら進むから、読んでいるこちらも対局中の思考を追体験できる。
「棋士はこんな風に考えているんだ」という発見が楽しいよ。
橘ナナミ
なるほど。それなら手順を覚えられなくても、将棋を見る目が変わりそうですね。
佐藤メバル
そう、観戦のお供にぴったり。本に載っているテーマ図が実際の対局で現れると、「あ、あの話だ」と嬉しくなるんだ。

コンピュータ発!現代将棋新定跡 (マイナビ将棋BOOKS)
suimon 著|マイナビ出版
コンピュータ将棋研究の第一人者suimon氏が、従来の将棋観を覆した新戦法を一挙公開。角換わりを一変させた▲4五桂速攻と▲4八金型、矢倉に代わり相居飛車の覇権を握った雁木、後手番ながら積極的に仕掛ける相掛かり△7四歩取らせ。いずれも現代将棋では避けて通れないテーマです。プロ棋士も注目するブログで知られる著者による最先端の研究が詰まった、時代の最先端を走る一冊です。
こんな人におすすめ
最新AI研究を自分の将棋に取り入れたい人、雁木や角換わり▲4五桂など今の流行を追いたい中級者、新時代の定跡観を身につけたい人に。
良い点
- コンピュータ研究の第一人者が執筆
- 今の主流の戦形を網羅
- 現代将棋の見方を刷新
気になる点
- 前提知識が一定必要
- 固定レイアウトで検索機能不可
- AI研究は日々進歩するので注意
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
コンピュータ将棋が新しい定跡を作っていると聞きますが、やっぱり人間の将棋にも効くんですか?
佐藤メバル
最近はプロ棋士もAI研究を参考にしているから、むしろ無視できないんだ。この本で扱う▲4五桂速攻や雁木は、今のプロの実戦でもどんどん採用されている。
AIが発見した手でも、人間が理解して使えるという例だね。
橘ナナミ
へえ、それじゃ昔ながらの定跡だけを覚えていると、置いていかれちゃうんですね。
佐藤メバル
そういうこと。とはいえ基本も大事だから、この本はある程度定跡を学んだ人の「次のステップ」にぴったり。
「新定跡で相手を驚かせたい」という願望に応えてくれるよ。

これが最前線だ: 最新定跡完全ガイド (最強将棋塾)
深浦康市 著|河出書房新社
¥2,308(税込)
深浦康市九段による「最新定跡完全ガイド」。プロ間で研究が進む主要戦型を体系的に整理し、現代将棋のテーマを徹底解説しています。矢倉や角換わりなど、いま何が本命なのかを、第一線の棋士の視点で俯瞰できるのが大きい。「今、将棋界で主流なのはこれだ」という現在地が明確になるので、漫然と定跡を並べるのではなく「なぜここに注目するのか」を理解しながら読めます。最前線を知りたい中級者に頼もしい一冊です。
こんな人におすすめ
プロの最新研究を一歩先に知りたい中級者、深浦九段の解説に触れたいファン、相居飛車の流行を広く押さえたい人。現代将棋の地図を手に入れたい人に。
良い点
- 深浦九段による信頼の解説
- 最新テーマをまとめて学べる
- 図面が多く読みやすい
気になる点
- 出版年から少し古くなった可能性
- 特定戦法の深掘りはなし
- 連載ベースのため統一感は少なめ
出版社
河出書房新社
発売日
1999年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『これが最前線だ』というタイトルがかっこいいですね。どんな人におすすめですか?
佐藤メバル
流行のテーマを広く押さえたい人にはぴったりだよ。深浦九段が解説する最新定跡の完全ガイドで、プロ間の話題を図解たっぷりにまとめてある。
特定の戦法に絞らず、現代将棋の地図を頭に入れたいときに読むといい。
橘ナナミ
なるほど、「何が最前線か」を教えてくれるんですね。それでは、自分がどの戦法を指すか決めていない人にも役立ちそうです。
佐藤メバル
まさにそう。「今、どの戦型が熱いのか」の全体像をつかめば、自然と自分の興味が広がっていくよ。

最新定跡村山レポート (マイナビ将棋BOOKS)
村山慈明 著|マイナビ出版
「序盤は村山に聞け」と言われるほど定跡研究で知られる村山慈明六段が、相矢倉、中飛車、角換わり、横歩取りの4大戦型を詳細に解説。最近のタイトル戦など重要対局で現れた最新定跡を、棋士自身の視点でまとめています。手順を追うだけでなく「なぜその手が生まれたのか」という背景にまで踏み込んでおり、まさにプロの最前線をリアルに体感できます。最先端の将棋をより深く理解したい人に必読。
こんな人におすすめ
プロの最新研究を深く理解したい人、タイトル戦を観戦するのが好きな人、矢倉・中飛車・角換わり・横歩取りに興味がある人。棋士の視点を学べます。
良い点
- 定跡通の棋士が執筆
- 重要な実戦から題材を選択
- 4大戦型をバランスよく扱う
気になる点
- 中上級者向けの内容
- 固定レイアウトで検索しづらい
- 出版時点から進化した形もある
出版社
マイナビ出版
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『村山レポート』という題名が珍しいですね。棋士の方がレポートを書くというのはどういうことなんですか?
佐藤メバル
村山六段は序盤研究の第一人者で、その知識はトップ棋士も舌を巻くほどなんだ。この本ではタイトル戦などで実際に現れた最新形を、本人の視点で詳しく報告している。
だから単なる定跡集ではなく「今、将棋界で何が起きているか」の一次情報に近いんだよ。
橘ナナミ
すごい…それなら棋士の考え方が深く分かりますね。観戦のときも役立ちそうです。
佐藤メバル
そう。「なぜこの手順が注目されたのか」という解説が深くて、将棋の見方が一段と広がるよ。

将棋定跡最先端 振り飛車編
所司和晴 著|(株)マイナビ出版
所司和晴七段が振り飛車の最新研究をまとめた「定跡最先端シリーズ」の振り飛車編。タイトル通り、振り飛車党にとって今知っておくべき手順を最先端から紹介します。従来の常識を更新するような手順や、流行の角道オープン型、相振り飛車の新変化など、現代振り飛車の最前線がここにあります。基本書で一通り学んだ後、次のステップへ進みたい中級者に最適な内容です。
こんな人におすすめ
振り飛車の最新テーマを追いたい中級者、所司七段の研究に触れたいファン、基本を終えて最先端を知りたい人。振り飛車の最前線を望む人に。
良い点
- 所司七段の最新研究
- 振り飛車の流行形をカバー
- 239ページで読みやすい
気になる点
- 入門者には難易度が高い
- 出版後のAI進化で古い部分も
- 特定の振り飛車に偏る可能性
出版社
(株)マイナビ出版
発売日
2006年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
振り飛車編と居飛車編に分かれているシリーズなんですね。こちらの本はどんな人が読むんでしょう?
佐藤メバル
ある程度振り飛車の基本を学んで、「さらに最先端を知りたい」という人が次の一冊にすると良いね。所司七段は振り飛車の名手として知られていて、新旧の研究に精通している。最新の戦型の変化をまとめて追えるんだ。
橘ナナミ
基本を終えたら挑戦する感じですね。でも、最先端って難しそう…。
佐藤メバル
大丈夫。「人は知らない手を指せない」という言葉があるけど、この本を読めば、戦いの選択肢がぐっと広がるはずだよ。

早分かり石田流定跡ガイド (マイナビ将棋BOOKS)
所司和晴 著|マイナビ出版
プロ・アマ問わず大流行の石田流を、石田流側・対石田流側の両方の立場から中立に解説した画期的な一冊。見開きで1テーマが完結し、参考図にはすべて形勢判断が入っているので、解説を読まなくても局面を見るだけで形勢がひと目で分かります。渡辺明竜王が推薦するシリーズ第2弾として、これから石田流を覚えたい人も、対策に悩む人も一冊で得をする内容です。
こんな人におすすめ
石田流を新しく指したい人、石田流への対策を知りたい居飛車党、一目で形勢を見たい忙しい人。早わかりの名にふさわしい実用書です。
良い点
- 石田流側と対策側の両方を収録
- 見開き完結でサクサク読める
- 形勢判断が図に付記され親切
気になる点
- 石田流限定の内容
- 電子版は固定レイアウト
- 深い変化はやや省略気味
出版社
マイナビ出版
発売日
2012年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
石田流は最近とても人気と聞きます。この本はどうして「早分かり」なんですか?
佐藤メバル
見開きで1テーマが終わる構成と、すべての参考図に形勢判断がついているのがポイント。長い解説を読まなくても、図を見れば「この形はどちらが指せる」と一目で分かるようになっているんだ。
橘ナナミ
なるほど、それなら忙しい人でも続けやすいですね。しかも石田流側と対策側の両方が学べるのがいいですね。
佐藤メバル
そう、この中立なスタイルが評判で、実際に渡辺明竜王も推薦している。一冊で両方の気持ちが分かるから、対局中の読みにも深みが出るよ。

「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404 (マイナビ将棋文庫)
週刊将棋 著|マイナビ出版
¥1,474(税込)
四間飛車を指す上で覚えておきたい定跡を、次の一手形式で完全網羅。なんと18もの戦型を収録し、四間飛車の戦い方をこの一冊で総ざらいできます。左▲4六銀戦法から▲4五歩早仕掛け、棒銀、斜め棒銀、居飛車穴熊対策、ミレニアム、右四間飛車戦法まで、実戦で遭遇する主要な形が一通り学べるのが魅力。問題数404題は圧巻で、四間飛車を本格的に学びたい人をしっかり支えてくれます。
こんな人におすすめ
四間飛車を本格的に学びたい人、実戦で使える対策を広く身につけたい人、問題を解くのが好きな人。四間飛車の百科事典として使えます。
良い点
- 404問で圧倒的ボリューム
- 18の戦型を網羅
- 次の一手形式でアウトプットできる
気になる点
- 四間飛車専門のため他戦法は対象外
- 解答の解説は簡潔
- 448ページで通すのが大変
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
404問っていうのがすごいですね。でも『四間飛車定跡コレクション404』というタイトルは、どういう意味があるんですか?
佐藤メバル
そのまま四間飛車の定跡問題を404問収録しているんだ。しかも18戦型にわたって完全網羅というのがポイント。
四間飛車を指すならぶつかるであろう代表的対策を、まんべんなく学習できるよう構成されているんだよ。
橘ナナミ
じゃあ、これを一通り解いたら四間飛車には強くなれそうですか?
佐藤メバル
実戦で現れる局面をカバーしているから、「この形は見たことがある」と思えることが増える。そうすると序盤の不安がぐっと減って、中盤以降に集中できるようになるよ。

Basic Knowledge of Changing Corners (Shogi Stakes)
所司和晴 著|(株)マイナビ出版
角換わり戦法の基本を、所司和晴七段が丁寧に解説した一冊。タイトルは英語表記ですが、内容は角換わりの基礎知識が中心です。後手の一手損角換わりや腰掛け銀、早繰り銀など、角換わりの主要な駒組みと狙いを整理し、基本の型をしっかり身につけることができます。これから角換わりを指したい人にも、すでに指している人にも役立つ知識が詰まっています。英語タイトルに惑わされず、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
こんな人におすすめ
角換わりをこれから始めたい人、角換わりの全体像をつかみたい初・中級者。基礎固めの一冊として最適。
良い点
- 基本知識を系統立てて解説
- 所司七段の分かりやすい語り口
- 219ページとコンパクト
気になる点
- 最新形というより基礎中心
- 英語タイトルが紛らわしい
- 定跡の深追いは他書に譲る
出版社
(株)マイナビ出版
発売日
1994年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本のタイトルが英語なんですけど、中身は日本語なんですか?書店で見かけたら「海外の本?」と思いそうです。
佐藤メバル
そう、実は中身は日本語。角換わりの基本知識を、所司七段がまとめた本なんだ。英語のタイトルはおそらくレーベルの遊び心で、内容はごく真面目な定跡書だよ。
角換わりの代表的な形が一通り載っているから、まずはこの本で全体像をつかむのがおすすめ。
橘ナナミ
なるほど、英語のタイトルに騙されずに読んでみます。初心者でも大丈夫ですか?
佐藤メバル
基本的な用語から説明してくれているから、級位者でも取り組みやすい。角換わりの土台をしっかり作れる一冊だよ。

Aagekari no Shogi Book (Minavi Shogi Books)
中座真 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
近年プロ間で採用率が上がっている相掛かりに特化した戦術書。飛車先交換を保留して銀を上がる、玉を立つ、端歩を突くといった最新形を、中座真七段が丁寧に解説しています。従来の相掛かりのイメージを更新するような手順が多く、「相掛かり党必見」という言葉がぴったりの内容。相掛かりの歴史や基礎だけでなく、今の実戦で使える形を学びたい人に最適です。
こんな人におすすめ
相掛かりを主戦法にしている人、最新の相掛かり研究に興味がある中級者、プロ間で増えている序盤の理由を知りたい観戦ファン。相掛かりの進化を実感できます。
良い点
- 相掛かりの最新形に特化
- 図が豊富で読みやすい
- 216ページで効率的に学べる
気になる点
- 相掛かり専門で対象が限定的
- 中級者以上の前提知識が必要
- 電子版のみで紙版が手に入りにくいかも
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
相掛かりって昔からある戦法ですよね?一体何が変わったんですか?
佐藤メバル
実はここ数年で大きく変わっているんだ。従来は飛車先を交換して…という形が定番だったけど、今は飛車先交換を保留して、銀を上がったり玉を立ったりする形が増えている。
中座七段の本はその最新形をまとめてくれているんだ。
橘ナナミ
へえ、定跡ってどんどん進化するんですね。それなら古い本だけ読んでいてはダメですね。
佐藤メバル
そう、将棋の定跡は生き物だ。この本を読むと、「相掛かりは古い」というイメージが覆るはず。実際に今のプロで採用率が上がっている理由もよく分かるよ。

ザ・プロ将棋 居飛車VS四間飛車編
中原誠永世十段 著
独自の境地を築いた中原誠永世十段が、居飛車VS四間飛車の戦いを指南する一冊。プロ将棋の本質を伝える「ザ・プロ将棋」シリーズの一つで、居飛車側からどう四間飛車を攻略するか、その考え方を学べます。「なぜその手が正しいのか」の解説が丁寧で、単なる手順の暗記ではなく将棋の理屈を理解したい人に響く内容。古くからある名書として、今でも色褪せない魅力があります。
こんな人におすすめ
対振り飛車の考え方を学びたい居飛車党、中原永世十段の将棋観に触れたい人。相居飛車と対抗形の違いも見えてくる一冊。
良い点
- 中原永世十段の深い解説
- 対抗形の基本的な考え方が学べる
- 実戦的で再現性が高い
気になる点
- やや古い定跡も含まれる
- 初心者には難しい
- 絶版で入手困難な場合も
出版社
詳細情報なし
発売日
1996年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中原永世十段の本ですか!とても有名な棋士ですよね。どんな内容なんですか?
佐藤メバル
居飛車VS四間飛車という、いわゆる対抗形の指南書だね。中原先生独自の「位取り」や「受けの考え方」が散りばめられていて、ただ手順を覚えるのではなく、将棋の理屈を学べる内容になっている。
橘ナナミ
受けの考え方…プロの技術って感じがします。私にも理解できるでしょうか?
佐藤メバル
級位者だと難しい部分もあるけど、「守って勝つ」という指し方のエッセンスは十分に伝わるよ。将棋の幅が広がること間違いなし。

アマの知らない マル秘定跡 (マイナビ将棋BOOKS)
村田顕弘 著|マイナビ
¥1,650(税込)
「こんな有力手順があったのか!?」と驚く、最新の関西研究をひっさげた村田顕弘五段による待望の第2弾。流行戦法の狙いと特徴を説明しつつ、村田五段のとっておきの有力手順をこっそり伝授してくれます。「相手の知らない手を知っている」という優位性は、実戦で大きな武器になります。ライバルに差をつけたいアマチュアにはたまらない、まさにマル秘定跡の名にふさわしい一冊です。
こんな人におすすめ
人と違う手を指したい人、最新研究をライバルより先に知りたい人、ネット将棋で勝ちたい中級者。秘密兵器を手に入れる感覚が楽しめる。
良い点
- 最新の関西研究の成果
- 流行戦法の対策が中心
- 即実戦に使える手順
気になる点
- 「マル秘」のため直ぐ対策されるかも
- 特定の流行戦法に偏る
- 上級者向けの内容
出版社
マイナビ
発売日
2013年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マル秘定跡って、何が秘密なんですか?普通の定跡本とどう違うんでしょう?
佐藤メバル
世に出ている定跡は本筋とされる手順が中心だけど、この本はその隠れた有力変化に光を当てているんだ。村田五段が最新の関西研究から選んだ「知られていないけれど有力な手順」を教えてくれる。
橘ナナミ
それは相手が知らないから、使ったら効果絶大ですね。でも、対策されないか心配です…。
佐藤メバル
最初はそうでも、初見の手を食らえば相手は考えるのに時間を使う。時間の短い将棋では大きなアドバンテージになるんだ。

完全版 定跡外伝 ~将棋の裏ワザ教えます~ (マイナビ将棋文庫)
週刊将棋 著|マイナビ出版
¥1,364(税込)
通常の定跡書では省略される「本筋の隣に隠れた有力手順」に注目した『定跡外伝』と続編を完全合体。定跡からわずかに外れると結論が全く逆になることがあり、それを狙って勝つ方法が紹介されています。相手が定跡に詳しいほど効くという、まさに裏ワザ的な戦術集。定跡を外す手を学び、相手を「定跡の落とし穴」に引きずり込みましょう。
こんな人におすすめ
定跡通りに来た相手を裏切りたい人、奇襲戦法が好きな人、定跡本を読んで次のステップに行きたい人。実戦の駆け引きを学べます。
良い点
- 定跡外伝2冊分の完全版
- 裏ワザ的な手順が満載
- 文庫でコスパが良い
気になる点
- 相手が対策を知っていると危険
- 本筋の理解が前提
- 一部やや古い手順も含む
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「定跡を外して勝つ」というのは、少しずるい感じもしますが、将棋の世界ではありなんですか?
佐藤メバル
将棋の勝負は合法手の範囲なら何でもあり。定跡はあくまで最善を目指す道筋だから、そこから外れた手でも、相手が正しく応じられなければ勝てるんだ。
この本は「本筋からずれた、実は有力な手」を集めているんだよ。
橘ナナミ
なるほど、相手の知識を逆手に取る戦法なんですね。でも、使うときは勇気がいりそう…。
佐藤メバル
確かに勇気は必要だけど、実戦で試すことで自分の武器になる。失敗を恐れずに試してみる価値はあるよ。

裏定跡の決め手 (週将ブックス)
週刊将棋 著|毎日コミュニケーションズ
¥2,424(税込)
前作『手筋の裏ワザ』の続編として登場。前半は週刊将棋の連載「筋を通せ!1筋〜9筋の抜け道的裏ワザ」の7〜9筋部分を再構成し、後半は囲いと堅さにまつわる裏知識を書き下ろしで収録。アマチュアの将棋を題材にしているため、「こういう局面、見たことある!」と親しみやすく、参考にしやすいのが魅力です。玉の堅さをテーマにした現代的な勝ち方も学べます。
こんな人におすすめ
序盤・中盤の勝率を上げたいアマチュア、筋違いの手に挑戦してみたい人、囲いの堅さに興味がある人。勝つための裏知識を実践する楽しさに触れられます。
良い点
- 連載の再構成で読みやすい
- アマの実戦例が豊富
- 囲いの堅さの視点が新鮮
気になる点
- 一部の手はやや特殊
- 「裏定跡」のため定跡本としては向かない
- 出版から時間が経過
出版社
毎日コミュニケーションズ
発売日
2007年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「裏定跡の決め手」って、どんな場面で役立つんですか?普通の定跡本を読んでいれば十分な気もしますが…
佐藤メバル
定跡本というより、「裏」の視点から勝ち方を探る本なんだ。特に前半は1筋から9筋までの「抜け道」を解説。
後半は囲いの堅さに注目して、現代将棋で勝ちやすい形を紹介している。
橘ナナミ
アマの将棋を題材にしているというのは、親しみやすいですね。
佐藤メバル
そう。プロの理想形ではなく、アマが実際にぶつかる局面が中心だから、「これ、自分の将棋でも起きそう」とすぐに応用を考えられるんだ。

対振り飛車 裏定跡&B級急戦 (マイナビ将棋BOOKS)
島本亮 著|マイナビ出版
数ある対振り飛車作戦の中から、有力ながらマイナーな戦法を厳選して紹介する戦術書。「B級戦法」と呼ばれるような作戦を、AIで検討して現代将棋でも通用するようリメイクしています。自分だけが知っている形に持ち込めば、時間の短い将棋では序盤から大きな優位を獲得できます。奇襲に近い作戦が多く、まさに「ドル箱戦法」にできる一冊です。
こんな人におすすめ
居飛車から振り飛車を攻略したい人、人とは違う作戦を指したい人、ネット将棋で手数をかけずに勝ちたい中級者。個性派戦法の愛好者に刺さる内容です。
良い点
- AI検証済みの実戦的戦法
- マイナーで対策されにくい
- 島本五段の珍戦法の工夫
気になる点
- 定跡としては主流にならない可能性
- 奇襲のため読み抜けがあると危険
- ややマニアック
出版社
マイナビ出版
発売日
2021年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「B級急戦」って言葉がおもしろいですね。どうしてB級なんですか?
佐藤メバル
プロの間ではメジャーではないけど、アマチュアの実戦では使える、という意味合いだね。島本五段は元々「神戸発珍戦法」などで知られる奇襲のプロフェッショナル。
この本ではそのB級戦法をAIでしっかり検討して、実戦的な精度に高めているんだ。
橘ナナミ
なるほど、ただの奇襲ではなく現代将棋で通用する形なんですね。私にも使えそうですか?
佐藤メバル
相手が対策を知らないという前提なら、十分に通用するよ。AIで磨かれた形というのがポイントで、単なる奇襲よりは安全なんだ。

マイナビ将棋BOOKS 最新戦法 マル秘定跡ファイル
村田顕弘 著|マイナビ
¥880(税込)
ゴキゲン中飛車、四間飛車穴熊、横歩取り△5二玉型など、現在多くのアマチュアが採用している戦法への対策をまとめた一冊。プロ間では主流ではないが実戦的に勝ちやすいマル秘作戦を中心に紹介しているため、手強い戦法に悩む人に即効性があります。価格も手頃で、まずは試しに一冊手に取りたい人にもおすすめ。村田五段の前作に続く注目の対策集です。
こんな人におすすめ
現在流行している戦法への具体的な対策が欲しい人、ゴキゲン中飛車や穴熊に悩んでいる人、コストを抑えて最新知識を得たい人。すぐに役立つ一冊です。
良い点
- 流行戦法の対策に特化
- 880円でコスパ最強
- 即実戦で試せる手順
気になる点
- マル秘対策は相手も研究すると通じない
- 全戦法をカバーしているわけではない
- 簡潔すぎる解説もある
出版社
マイナビ
発売日
2012年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本はお手頃価格ですね。それなのに「マル秘定跡」というのが気になります。どんな内容なんですか?
佐藤メバル
村田五段が最新の流行戦法への対策をまとめた本で、本筋の対応より「実戦的に勝ちやすい」を優先したマル秘作戦が中心なんだ。
ゴキゲン中飛車や四間飛車穴熊など、今よく当たる戦法を狙い撃ちにしている。
橘ナナミ
それはありがたいですね。でも、どうしてこんなに安いんですか?
佐藤メバル
おそらく、より多くの人に手に取ってもらえるようにという判断だろうね。内容は専門書レベルなのに、この価格はうれしい。

ライバルに勝つ最新定跡
村山慈明 著|マイナビ出版
ゴキゲン中飛車や横歩取り8五飛など、トーナメントで頻出する戦法の最新形を、序盤研究の権威・村山慈明五段が詳説。プロの実戦に現れた変化を中心に、独自の見解を加えて解説しています。本書で紹介する内容はこれからタイトル戦でも登場する可能性が高く、観戦のお供にも最適。ライバルに一歩先んじたいアマチュアはもちろん、プロの将棋をより深く楽しみたい人にも読み応えがあります。
こんな人におすすめ
流行戦法の対策を知りたい人、プロの最新研究を追いたい中級者、タイトル戦を控えた予習をしたい観戦ファン。実戦用の武器が手に入る。
良い点
- 村山五段の序盤研究
- 流行戦法を的確に解説
- 実戦での再現性が高い
気になる点
- 対象レベルがやや高い
- 出版後の進化で古い部分も
- 特定の戦法に集約されている
出版社
マイナビ出版
発売日
2010年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ライバルに勝つ」というタイトルがストレートですけど、具体的にはどう使うんですか?
佐藤メバル
ゴキゲン中飛車や横歩取り8五飛など、勝ちたいなら避けて通れない流行戦法の最新形を、村山五段が徹底解説しているんだ。
彼は「序盤は村山に聞け」と呼ばれるほどの研究家だから、解説に説得力がある。
橘ナナミ
なるほど、だから観戦のときの参考書にもなるんですね。
佐藤メバル
その通り。本に載っている手が実際の対局で現れると、「あ、あれだ!」と観戦が何倍も面白くなるよ。

将棋定跡次の一手 (実用文庫)
増山雅人 著|弘文出版
「実用文庫」として親しまれてきた、定跡を次の一手形式で学べる入門書。増山雅人氏の解説で、序盤の基本的な手筋や定跡のポイントを無理なく身につけられます。問題を解きながら覚えるというスタイルは、通勤・通学時にも手軽に取り組め、定跡の基礎固めに最適。古い本ですが、基本となる考え方は今も変わらず役立ちます。
こんな人におすすめ
定跡を一から学び直したい人、短い時間で勉強したい社会人、問題形式が好きな人。基礎反復ドリルとして手軽に続けられます。
良い点
- 手軽な文庫サイズ
- 次の一手で能動的に学べる
- 基礎の定跡を広くカバー
気になる点
- 出版が古く内容がやや旧い
- 上級者には物足りない
- 現在は入手しにくいかも
出版社
弘文出版
発売日
1989年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
弘文出版の本というと、ちょっと古そうな感じがしますが、今でも読む価値はあるんですか?
佐藤メバル
定跡の基本というのは、そう簡単には変わらない部分もある。この本は「実用文庫」として長く読み継がれてきたから、基礎を学ぶ入門書としては今でも通用する内容だよ。
橘ナナミ
なるほど。では、問題を解くことでテンポよく覚えられるんですね。
佐藤メバル
そう、次の一手形式は能動的だから、ただ読むだけよりも記憶に残りやすい。価格も文庫で手頃だし、まずはパラパラっとやってみるのがいい。

必勝将棋定跡入門 (必勝将棋シリーズ 3)
大内延介 著|新星出版社
大内延介九段による定跡入門書。必勝将棋シリーズの一冊として、序盤の定跡を実戦に役立つ形で解説しています。アマチュアが将棋に勝つために必要な「基本定跡の読み方・使い方」を、大内九段の明快な語り口で学べるのが特徴。古くても筋の良い解説が多く、定跡の本質を押さえたい人におすすめです。
こんな人におすすめ
定跡の入門書を探している人、大内九段の指導を受けてみたい人、必勝パターンを覚えたい級位者。語り口調のわかりやすさが魅力です。
良い点
- 大内九段の実戦的指導
- コンパクトに要点がまとまる
- 入門者向けに平易な解説
気になる点
- 現在の最新形は反映されていない
- 古い表記や手順がある
- 新品の入手が難しい場合も
出版社
新星出版社
発売日
1988年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
大内先生はとても有名な棋士ですよね。この本は、どのくらいのレベルの人向けなんですか?
佐藤メバル
将棋を覚えて勝ちたい級位者のための定跡入門だね。大内九段は分かりやすい解説で知られていて、「なぜこの手を指すのか」の説明が簡潔なんだ。
基本を身につけて、実戦で勝つための一冊として重宝する。
橘ナナミ
古い本でも、基本は変わらないんですね。そこが安心できます。
佐藤メバル
うん、将棋の本質は変わらないからね。入門期に読むと、あとで他の定跡書を読むときにも理解が深まる土台になるよ。

基本定跡マスター (週将ブックス 定跡百科ワークブック 1)
週刊将棋 著|(株)マイナビ出版
週刊将棋が贈る「定跡百科ワークブック」シリーズ第1弾。基本定跡を体系的にまとめ、問題を解きながらマスターする構成です。知識をインプットするだけでなく、「自分の手で考える」ことで実戦的な応用力が養われます。204ページとコンパクトに収められ、忙しい中でも通しやすい一冊。基本を確実にしたい初級者から中級者に広くおすすめです。
こんな人におすすめ
基本定跡を確実に身につけたい人、ワークブック形式が好きな人、短期間で要点を復習したい人。テスト形式で定着度を確認できます。
良い点
- ワーク形式で記憶に残る
- コンパクトに要点がまとまる
- 週刊将棋の編集で信頼感
気になる点
- 細かな手順のフォローは薄め
- 紙面がやや古さを感じる場合も
- 入門者には基礎知識が必要
出版社
(株)マイナビ出版
発売日
1992年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「基本定跡マスター」というタイトルですが、どうやって使うんですか?読むだけでなく問題を解くんですね。
佐藤メバル
その通り、ワークブック形式になっているんだ。基本定跡を学びながら、問題を解いて確認する。だから、「読んだつもり」で終わらないのが良いところだよ。
橘ナナミ
へえ、それなら自分の弱点がどこかも分かりそうですね。
佐藤メバル
そう、間違えた問題がそのまま弱点の発見になる。週刊将棋の編集だから、出題のチョイスも実際の実戦に役立つ形になっているんだ。

定跡道場 先手四間VS早仕掛け (新・東大将棋ブックス)
所司和晴 著|マイナビ出版
シリーズ「新・東大将棋ブックス」の一冊で、先手四間飛車と後手△6五歩早仕掛けの攻防を1冊丸ごと徹底解説。パソコン将棋ソフト「東大将棋」の定跡講座をもとに、所司和晴七段が一つのテーマを終盤まで深く掘り下げます。1ページに3つの図面を収録しているため、盤に並べなくても変化が頭に入るのが便利。居飛車穴熊が苦手な振り飛車党の強い味方になるでしょう。
こんな人におすすめ
先手四間飛車を指したい人、△6五歩早仕掛けを受けて立つ形を知りたい人、一つのテーマを徹底的に学びたい中級者。細部までの解説が魅力。
良い点
- 特定テーマを徹底深掘り
- 図面が多く盤なしでも分かる
- 所司七段の実戦的解説
気になる点
- 一つのテーマのみで範囲は狭い
- 電子版は固定レイアウト
- ある程度の基礎知識が必要
出版社
マイナビ出版
発売日
2009年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「先手四間VS早仕掛け」って、すごく限られたテーマですね。でも、そのぶん深く学べそうな気がします。
佐藤メバル
そう、この本は特定の戦型をとことん掘り下げる「定跡道場」シリーズの一冊なんだ。パソコンソフト「東大将棋」の定跡講座を元にしているから、変化が徹底的に網羅されている。
橘ナナミ
つまり、この攻防だけを究めたい人にぴったりですね。私も四間飛車を指すので気になります。
佐藤メバル
うん、先手四間飛車を指すなら、△6五歩早仕掛けへの対処は必修と言っていい。1冊丸ごとこのテーマに費やしている本は珍しいから、まさに「道場」の名にふさわしいよ。
定跡本の種類と見極め方
橘ナナミ
定跡本と一口に言っても、タイプが色々ありますよね。どう分類すればいいですか?
佐藤メバル
大きく分けると「全戦法を扱う総合書」と「特定の戦法を深掘りする解説書」「次の一手形式の問題集」の3つ。『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』は総合書、『早分かり石田流定跡ガイド』は戦法書、『将棋・ひと目の定跡』は問題集だね。『基本定跡マスター』はワークブック形式で何度も復習できる定番の一冊だよ。目的で使い分けるのがポイントだ。
橘ナナミ
難易度は「級位者向け」「有段者向け」だけでは分かりにくいですね。
佐藤メバル
目次を見て、1つのテーマに使うページ数と変化の数をチェックするといい。『定跡道場 先手四間VS早仕掛け』は1冊を1テーマに絞って、終盤まで徹底的に掘り下げているから、じっくり読み込むタイプ。一方『「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404』は短手数の問題を数多く解くので、初心者でも取り組みやすい。同じ「四間飛車」の本でも、まったく毛色が違うんだ。
橘ナナミ
定跡本って古くなったら使えないんですか?
佐藤メバル
基本の考え方は古びにくいけど、細かい変化は進化する。『羽生善治の定跡の教科書』は10の戦法を丁寧に解説しているから、基礎を固めるのに最適。一方『コンピュータ発!現代将棋新定跡』はソフト研究から生まれた速攻や新型を扱っているから、現代将棋の空気を掴みたい人向け。最新の実戦を知りたいなら、発行年を確認して「令和版」のようなタイトルを目安にするといいね。
最新のAI定跡と電子書籍・紙の選び方
橘ナナミ
最近の定跡はAIの影響で変わりすぎてて追いつけません。
佐藤メバル
そこを逆手に取ったのが『コンピュータ発!現代将棋新定跡』。従来の感覚とは違う「▲4五桂速攻」や「▲4八金型」などを紹介しているんだ。ただし、AI研究をそのまま真似しても、時間の短い将棋では指しこなせないこともある。だから『対振り飛車 裏定跡&B級急戦』のように、AIで検証してアマチュア向けにリメイクした本を選ぶと実践的だよ。
橘ナナミ
電子書籍の方が新しい情報を反映してそうな気がします。
佐藤メバル
実は電子書籍も紙も内容は同じ。ただ、『振り飛車定跡 基本のキ』のように固定レイアウト型の電子書籍は、タブレットやPC向けで、スマホだと見づらいことがある。紙の本は盤面を並べながら読めるから、初学者にはおすすめ。通勤や隙間時間に繰り返したいなら電子書籍、家で盤に向かってじっくり考えたいなら紙、と使い分けるのが正解だね。
橘ナナミ
中古や絶版本を買うのもありですか?
佐藤メバル
定跡は日々進化するから、古すぎる本を中古で買うのは注意が必要。ただ、『完全版 定跡外伝』や『裏定跡の決め手』のような「定跡の裏をかく」系は、普遍的な発想が中心なので、今読んでも面白い。奇襲や裏定跡も定跡本の面白いジャンルで、駒落ち戦の考え方も本格的に指したい人には役立つよ。古い本は「基礎を学ぶ資料」として割り切るのがポイント。新品の最新本で知識を更新しつつ、古典は発想の引き出しとして併用するのがプロの読み方だ。
定跡本で上達するための勉強法と買い方
橘ナナミ
定跡本を買ったけど、途中で挫折してしまったことがあります。
佐藤メバル
一気に全部覚えようとしないことだね。まずは『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』などで、自分が指す戦法の基本手順だけを1回なぞる。次に『将棋・ひと目の定跡』のような次の一手問題集を解いて、手を記憶に定着させる。それから『早分かり石田流定跡ガイド』のような戦法書で実戦的な変化を学ぶ。この順番で「読む→解く→使う」を繰り返すと、定跡が血肉になるよ。さらに、将棋ソフトで自分の棋譜を検討し、本で学んだ形を実戦で試すと、理解が一気に深まる。
橘ナナミ
何冊も買うのは大変です。組み合わせのコツはありますか?
佐藤メバル
「総合書で全体像→戦法書で1つ深掘り→問題集で反復」のセットが基本。たとえば、振り飛車なら『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』→『振り飛車定跡 基本のキ』→『「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404』という流れ。居飛車なら『増補改訂版 将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編』→『現代相居飛車ってこういうこと』→『ライバルに勝つ最新定跡』も相性がいい。1冊を完璧にしようとせず、目的に応じて3冊を並行して使うのが上達しやすいんだ。
橘ナナミ
書店で迷ったとき、どうチェックすればいいですか?
佐藤メバル
「最初の30ページ」を読んでみるのが一番いい。説明が頭に入ってくるか、図面が十分か、問題が解きやすいかが分かるから。『必勝将棋定跡入門』のような入門書は、平易な言葉で丁寧に説明してある。また、目次に「テーマの数」が多く載っている本は、浅く広く学べる。1テーマに何ページも割いている本は、深く学びたい人向け。自分の学習スタイルと照らし合わせて選んでね。
よくある質問
将棋定跡本は何を基準に選べばいいですか?
橘ナナミ
将棋定跡本は何を基準に選べばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
棋力・目標・戦法・学習スタイル・予算の5つを軸に選びましょう。級位者は総合ガイド、初段を目指すなら戦法書、問題集派は次の一手形式が向いています。
初めての定跡本におすすめの一冊は?
橘ナナミ
初めての定跡本におすすめの一冊はについて教えてください。
佐藤メバル
『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』が最適です。初手からの駒組みを分かりやすくナビゲートしてくれて、主要戦法の全体像を一冊で把握できます。
定跡本と手筋本の違いは?どちらから学ぶべき?
橘ナナミ
定跡本と手筋本の違いは?どちらから学ぶべきについて教えてください。
佐藤メバル
定跡本は序盤の指し方の型、手筋本は中盤・終盤の部分的なテクニックを扱います。最初は定跡で序盤の不安をなくし、その後手筋本で攻め・受けの感覚を磨くのがおすすめです。
最新のAI定跡を学べる本は?
橘ナナミ
最新のAI定跡を学べる本はについて教えてください。
佐藤メバル
『コンピュータ発!現代将棋新定跡』が代表的です。従来の常識を覆す速攻や新型を、コンピュータ将棋の研究を基に解説しています。
電子書籍と紙、どちらで買うのがおすすめ?
橘ナナミ
電子書籍と紙、どちらで買うのがおすすめについて教えてください。
佐藤メバル
盤に並べてじっくり読みたいなら紙、通勤中やちょっとした空き時間に復習したいなら電子書籍がおすすめです。固定レイアウト型の電子書籍はスマホよりタブレットやPC向きなので注意しましょう。
上級者向けの難しい定跡本はどれ?
橘ナナミ
上級者向けの難しい定跡本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
『現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編』や『最新定跡村山レポート』は、プロの実戦的な考え方を高度な内容で扱っているので、有段者向きです。
定跡本を読んでも上達しない気がします。なぜ?
橘ナナミ
定跡本を読んでも上達しない気がします。なぜについて教えてください。
佐藤メバル
読むだけで終わっていませんか? 次の一手問題を解き、実戦で試し、将棋ソフトで検討する。「読む→解く→使う」のサイクルを回して初めて定跡は身につきます。
おすすめの棋士別・著者別の定跡本は?
橘ナナミ
おすすめの棋士別・著者別の定跡本はについて教えてください。
佐藤メバル
所司和晴さんは『早分かり石田流定跡ガイド』で分かりやすく解説。村山慈明さんは『最新定跡村山レポート』で最先端を学べます。斎藤明日斗さんの『現代相居飛車ってこういうこと』は会話形式で読みやすいです。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さんのおかげで、定跡本の選び方が大きく分かりました。まだどの戦法にするか決められないんですけど…。
佐藤メバル
それでいいんだよ。まずは『全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド』を眺めて、自分が「かっこいい」「指してみたい」と思える戦法を探すところから始めてみよう。
橘ナナミ
試しに読んでみます。でも、定跡を覚えるのが目的にならないように気をつけます。
佐藤メバル
その意識が大切。定跡はあくまで「道具」であって、目的は勝つこと、そして将棋を楽しむこと。読んだあとに実戦で試して、失敗して、また本に戻る。その繰り返しの中で、自分の将棋ができあがっていくんだ。
橘ナナミ
実戦と本を往復するのが大事なんですね。最初の一冊を選んで、まずは読み切ります!
佐藤メバル
そうしよう。定跡本は「地図」のようなもの。地図を眺めているだけでは旅は始まらない。一手指して、地図を見て、また歩き出す——その繰り返しが、あなたの将棋を少しずつ強いものにしていくはずだよ。








