将棋入門の本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、将棋の入門書って本当にたくさんありますよね。書店に行ってもどれを手に取ればいいのか、迷ってしまいます。
佐藤メバル
いい質問だね。将棋入門の本は「誰が」「何のために」読むかで、選ぶべき一冊が大きく変わります。まずは自分がどの段階にいるのかを整理してみよう。駒の動きすら分からないのか、ルールは分かるけど勝てないのか、それとも将棋を観るのが好きなのか。その目的に合わせて選べば、きっと満足できる本に出会えるよ。
橘ナナミ
なるほど。私はルールもあやふやなので、まずはそこからですが、子ども向けの本と大人向けの本、どちらがいいんでしょうか?
佐藤メバル
大人は大人向けの方が早いよ。『藤井聡太の将棋入門』は、現役最強の棋士が解説していて、初心者がつまずきやすい「王手」「詰み」の感覚をつかみやすい。『羽生善治の将棋入門』も、イラスト付きで基本から丁寧に学べるから、最初の一冊にぴったりだね。子どもにはまた別のとらえ方があるけれど、それは後で詳しく話そう。
橘ナナミ
それ気になります!でも、やっぱり「どれが正解」って決められないですよね。
佐藤メバル
そう、正解は一つじゃない。だからこそ、自分の目的とレベルに合わせた「選び方の軸」を知っておくことが大切だよ。
将棋入門の本の選び方
目的別:ルール習得・勝ちたい・観戦を楽しむ
橘ナナミ
将棋に興味があるけど、まずはルールを覚えたい人と、すでに指せるけど勝ちたい人とでは、選ぶ本が違うんですよね?
佐藤メバル
その通り。ルールを覚えたいなら『将棋を初めてやる人の本』が、駒の動かし方から対局のマナーまで網羅していて安心。一方、勝ちたいなら『やさしい将棋入門』『今から始める将棋』のように「なぜその手が良いのか」を解説してくれる本がおすすめ。観戦を楽しみたい人には、『ひふみんの将棋入門』など読み物としても面白い本が向いているね。
レベル別:完全初心者・ルールは分かる・級位者・初段前後
橘ナナミ
レベルに合わせて選ぶのは大事ですよね。私は完全初心者ですが、級位者の人だとまた違うんでしょうか。
佐藤メバル
そうだね。完全初心者には『藤井聡太の将棋入門』や『羽生善治の将棋入門』がやさしい。ルールは分かるけど指し方が分からない人には『今から始める将棋』、級位者で序盤を学びたい人は『改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門』が役立つ。初段を目指すなら、詰将棋や手筋の問題集に進むのが定番だよ。
形式別:マンガ・イラスト・詰将棋問題集・解説書・読み物
橘ナナミ
マンガだと親しみやすいですね。大人でも楽しく学べますか?
佐藤メバル
もちろん。『スグわかる!まんが将棋入門』はハンディー版で、マンガだからサクサク読めて、復習もしやすい。『マンガ版 将棋入門』は子どもを主人公にしながらも、内容はしっかりしている。テキスト中心の解説書に抵抗があるなら、こうしたマンガ形式が導入におすすめだよ。
年齢別:5歳~小学生・中高生・大人・シニア
橘ナナミ
年齢によっても変わりますよね。私はまだ子どもいないですが、将来教えるならどういう本がいいかなって考えます。
佐藤メバル
5歳くらいなら『5さいからはじめる しょうぎ』が最適。符号を使わず、イラスト中心だから、親御さんも一緒に学べる。小学生なら『どんどん強くなる やさしいこども将棋入門』や『シナモロールとはじめる子ども将棋入門』が楽しいね。大人やシニアには『脳が活性化する! 大人がもう一度はじめる将棋入門』のように、読みやすい大きな文字やクイズ形式のものが人気だよ。
実戦志向か教養志向か:勝つための実用書か将棋世界を楽しむ読み物か
橘ナナミ
勝つための本と、将棋の魅力を知る本って、どこが違うんですか?
佐藤メバル
実戦志向の本は、例えば『一人で学べる!小学生のための将棋入門』や『一人で強くなる将棋入門』のように、実際に指しながら上達するための問題が含まれている。教養志向なら、羽生善治や加藤一二三さんのエッセイ的な入門書が読みごたえがあるね。将棋の奥深さや魅力に触れたければ、まずはこちらから読むのも良い選択だよ。
予算・持ち運び:単行本・文庫・電子書籍・ハンディ版
橘ナナミ
持ち運びやすいハンディ版もあるんですね。
佐藤メバル
そうなんだ。『ハンディー版 スグわかる!まんが将棋入門』は、通勤・通学中に手軽に読みたい人にぴったり。電子書籍なら好きな端末でいつでも読めるから、自宅でじっくり盤に向かいたい人と使い分けるといい。本のサイズも意外と大事で、持ち歩きたいならハンディ版を選ぶと、自然と読む時間が増えるよ。
将棋入門の本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
将棋入門の本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

藤井聡太の将棋入門
藤井聡太 著|マイナビ出版
¥990(税込)
「さあ、一緒に将棋をはじめよう!」という言葉から始まる本書は、藤井聡太自身がまるで隣で教えてくれるような語り口が特徴。ルールを何も知らない段階から、駒の動き、並べ方、そして一局を指すために必要な基本を、コンパクトにまとめています。難しい理論や用語を先取りせず、まずは将棋を楽しむことを優先した構成は、これから始める人に最適です。全ページを通じて「将棋を好きになってほしい」という気持ちが伝わってきます。最初に手にする本として、もっとも安心しておすすめできる一冊です。
こんな人におすすめ
将棋に触れたことがない中学生から大人まで、まず無理なくルールを覚えたい人。子どもに将棋を教えたい親が「何から説明すればいいか」の道しるべとして読むのにも向いています。また、これから将棋をはじめる友人にプレゼントするという使い方もおすすめです。最初の一冊に迷ったら、この本で決まりです。
良い点
- 現役トップ棋士の語り口がやさしい
- 必要な基本だけに絞った構成
- コンパクトで読み切れるボリューム
気になる点
- 詰将棋や戦法はほぼ扱わない
- 物足りなさを感じる人も
- 情報量はあくまで導入レベル
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「さあ、一緒に将棋をはじめよう!」という言葉に惹かれました。私は今まで将棋のルールを知らなくて、なんだか難しそうだと思っていたんです。
この本だったら、私でも始められるでしょうか?
佐藤メバル
大丈夫ですよ。この本はまさにその「難しそう」という壁を取り払うために作られた一冊です。駒の動かし方から、実際に盤面でどう指せばいいのかまで、藤井聡太自身の語り口で順番に説明していきます。
難しい用語をいきなり暗記する必要はなく、森の中で道に迷わないように、ガイドが一緒に歩いてくれる感覚で読み進められます。
橘ナナミ
なるほど。「一緒にはじめよう」というのは、そういう意味だったんですね。ルールだけを詰め込むのではなく、将棋の楽しさに触れられるのが良さそうです。
佐藤メバル
その通りです。将棋を始める最初の一冊としては、これ以上ないくらい優しく設計されています。一冊読み終える頃には、自然と「次はどう指そう?」と考えている自分に気づくはずです。

改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門 (池田書店)
羽生善治 著|PHP研究所
「どうすれば将棋に勝てるのか」という疑問に正面から答える1冊。駒を取る→王様を取るという流れを「勝つコツの5ヵ条」として整理し、将棋を覚えたばかりの人でも次の一手に迷わないように導きます。初手から投了図まで、居飛車戦と振り飛車戦の全指し手サンプルが収録されているのも大きなポイント。実際の対局の流れを最後まで追体験できるので、ルールと指し方を同時に学べます。累計50万部のロングセラーシリーズ改訂版で、「勝つための考え方」を最初に身につけたい人に最適です。
こんな人におすすめ
ルールは何となく知っているが「勝ち方がわからない」初級者。子どもに教える前に、自分が一度全体の流れをつかみたい親御さんにもおすすめです。将棋を再開した大人が、あらためて勝ち方を学び直すのにも役立ちます。「勝つコツ」を最初に知りたいならこの一冊です。
良い点
- 勝つコツを5項目に整理
- 実戦の全指し手を追体験できる
- 50万部のロングセラー実績
気になる点
- 旧版を持っている人には重複あり
- 詰将棋の演習問題は少なめ
- 入門書としては説明が多め
出版社
PHP研究所
発売日
2021年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
私はルールを覚えても、どうやったら勝てるのかがさっぱりわからなくなりそうで不安です。「勝つコツ」という言葉にすごく惹かれるんですけど、具体的にはどういうことなんですか?
佐藤メバル
この本では、将棋の勝ち方を5つのコツに整理しているんです。「駒を取ろう」から始まって、最後は「王様を取りに行く」まで。
一つひとつは単純な動作なんですが、実は将棋の勝ち方はこの5つに集約されるといっても過言ではありません。
しかも居飛車戦と振り飛車戦の実戦例を、初手から投了図まで全指し手サンプルで追えるようになっています。
橘ナナミ
5つのコツだけ覚えればいいなら、私でもできそうです。それに、一局を最初から最後まで見られるのは、全体の流れを掴むのにすごく役立ちそうです。
佐藤メバル
そうですね。将棋は「なんとなく指している」うちは上達しにくいんですが、この本で勝つコツを先に知っておくと、自分が今何を目指して指せばいいのかが明確になります。
50万部を超えるロングセラーになったのも納得です。

羽生善治の将棋入門
羽生善治 著|マイナビ
¥1,045(税込)
羽生善治が「将棋の魅力は大きな可能性があるところ」と語るように、本書は基本ルールを覚えた後の自由な楽しみ方まで見すえた入門書です。イラスト入りの丁寧な解説で、駒の動かし方やルールはもちろん、駒落ちや簡単な詰みの形までカバー。将棋の基礎を無理なく身につけながら、次に何を学べばいいかの道しるべも示してくれます。子どもから大人まで、すべての初心者に向けて作られています。「自由に駒を動かしていい」という羽生善治のメッセージが、肩の力を抜いて将棋と向き合う後押しをしてくれる一冊です。
こんな人におすすめ
将棋をこれから始めるすべての人。特に、「ルールを覚えたら自分らしく指してみたい」という自由な発想で楽しみたい人に向いています。将棋というゲームの自由さを実感したい人にとって、最初の壁を低くしてくれる本です。羽生善治の将棋観に触れながら基本を学びたい人にもおすすめです。
良い点
- イラスト入りで理解しやすい
- 駒落ちや詰みの基礎も学べる
- 羽生二冠の将棋観が味わえる
気になる点
- 実戦的な戦法解説は少なめ
- ボリュームはややあっさり
- 棋譜並べの演習がない
出版社
マイナビ
発売日
2011年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
将棋の入門書って、ルールを覚えるだけで精一杯のイメージがあります。羽生善治の本は「自由に駒を動かしていい」という言葉が印象的だったんですが、どういうことなんでしょう?
佐藤メバル
将棋には「定跡」という、最善手を研究したパターンがたくさんあるんですね。でも著者はこの本で「基本の型を知ったら、あとは自由に駒を動かしていい」と語っているんです。
つまり、型にはめるのではなく、自分なりの将棋を作っていく面白さを教えたいんでしょう。イラスト入りで基本を丁寧に解説しながら、最後は読者の自由な発想に委ねてくれる。
橘ナナミ
自由と言われたら、むしろ不安になる気もしますけど、最初から細かいルールを押し付けられるより、確かに楽しく学べそうですね。
佐藤メバル
入門書はどうしても「これを覚えなさい」という口調になりがちですが、本書は「将棋の楽しさ」に寄り添ってくれます。
肩の力を抜いて、気軽に将棋と向き合えるのが魅力です。

羽生善治の将棋を始めたい人のために
羽生善治 著|成美堂出版
¥1,045(税込)
大人が将棋を始めるなら、ぜひ手に取ってほしい一冊。駒の動かし方から「羽生流」の指し方まで、羽生善治の実戦譜を題材に学んでいく構成です。実戦譜というのは実際の対局の記録のこと。ただルールを覚えるだけでなく、名人がどんな考え方で指しているのかを、盤面を追いながら体験できるのが最大の特徴。一冊読み終えた頃には、入門レベルを越えて中級への手応えを感じられるはずです。巻末には将棋の基本用語集も収録され、辞書なしで読み進められるのも嬉しいポイント。大人の学び直しに最適な一冊です。
こんな人におすすめ
駒の動かし方は大体わかったけれど、指し方がわからない大人の初心者。羽生善治の指し回しを追いながら実戦感覚を養いたい人に向いています。この一冊を終えると、中級レベルの実戦も楽しめるようになるでしょう。将棋の用語に不安がある人にも、巻末の用語集が心強いです。
良い点
- 実戦譜で自然に将棋を学べる
- 中級レベルまで到達できる
- 基本用語集が付いている
気になる点
- 実戦譜は初心者に難しく感じる
- ややページ数が多い
- 子ども向けではない
出版社
成美堂出版
発売日
2011年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「羽生流の指し方」って、入門書で学べるものなんですか?実際のプロの対局を見ても、何をやっているのかさっぱりわからなくて、遠い世界の話だと思っていました。
佐藤メバル
実は、プロの実戦譜は将棋を覚えるのにすごく良い教材なんですよ。この本では、羽生善治の実際の対局を「棋譜」としてたどりながら、駒の動かし方からどう考えて指すのかを学んでいきます。
駒の動きに慣れてきたら、あとは難しい言葉にびっくりせずに、棋譜を追いかけていくだけで将棋の体の動かし方が身につきます。
橘ナナミ
なるほど。実際の対局から学ぶと、ルール説明だけではわからない「なぜその手を指したのか」まで見えてきそうですね。
佐藤メバル
そして巻末に基本用語集が付いているのも、この本の大きな魅力です。将棋の専門用語は入門書でもけっこう飛び交いますから、わからない言葉にぶつかってもその場で調べながら読み進められる。
今日はここまで、と区切りをつけやすいので、大人の学び直しにも向いていますね。
![[新装版]ひふみんの将棋入門](https://img.shelf-y.com/items/9317.jpg)
[新装版]ひふみんの将棋入門
加藤一二三 著|産経新聞出版
加藤一二三、愛称「ひふみん」による入門書。かつて将棋をかじったことのある人、新たに始めたい人、そして空前のブームで久しぶりに指したくなった人に向けて書かれています。基本ルールの解説から、知っておくと役立つ法則、詰将棋、将棋の奥深い世界までを収録し、全50問の詰将棋で楽しく腕試しできます。著者が「空前の将棋ブーム」と語る言葉にも説得力があり、「昔やっていた自分」を呼び覚ます一冊です。子どもや女性にも将棋のすそ野が広がった時代を感じさせてくれます。
こんな人におすすめ
昔将棋をやっていたけれど、ルールを忘れた人。ひふみんの独特な語り口を楽しみながら再入門したい人に。将棋ブームの今、あたらしい趣味として再スタートするにはぴったりの本です。親子で一緒に将棋を始めたいときのファミリー向け入門としてもおすすめです。
良い点
- 昔の将棋ファンに刺さる内容
- 詰将棋50問で楽しみながら学べる
- ひふみんのキャラクターが味わえる
気になる点
- 電子書籍だと図版が見にくい場合も
- 新装版は構成がやや大人向け
- 駒の動き以外の基礎は急ぎ足
出版社
産経新聞出版
発売日
2017年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
加藤一二三さん、というと「ひふみん」の愛称でおなじみですよね。現役を引退されてから初めての本だと聞いて、どんな思いで書かれたのか気になっていました。
佐藤メバル
そうなんです。この本は「昔ちょっとかじった人」「新たに始めたい人」に向けて書かれていて、基本ルールから詰将棋までがバランスよく収録されています。
特に収録数50問の詰将棋は、ひふみん自身が選んだ傑作揃いで、クイズ感覚で取り組めます。将棋ブームが子どもや女性にまで広がった時代を、ほほえみを持って見つめているような一冊です。
橘ナナミ
詰将棋が50問もあれば、飽きずに続けられそうです。しかも「空前の将棋ブーム」という言葉に、時代の流れを感じますね。
佐藤メバル
ええ。将棋をこれから始める人はもちろん、久しぶりに将棋を指してみたいという大人にも「ようこそ」と迎えてくれる内容です。
ひふみんの語り口も味わい深くて、読んでいて楽しいですよ。

将棋を初めてやる人の本
将棋をたのしむ会 著|つちや書店
¥1,100(税込)
「将棋を初めてやる人」を主役に、駒の持ち方から対局時のマナーまでを丁寧に解説。第1章は将棋の生い立ちや用具、棋譜の読み方といった基礎知識から始まり、各駒の動き、成り、取り方・打ち方、基本ルール、駒の活用法、囲い、定跡へと進みます。章ごとに「これから何を学ぶのか」が明確で、読み進めながら自然とレベルアップできる構成です。特に珍しいのが、詰将棋だけでなく「将棋だおし」「はさみ将棋」「八方桂」などミニゲーム10種を収録している点。将棋という遊びを多面的に楽しめる入門書です。
こんな人におすすめ
将棋を全く知らないけれど、まずは礼儀作法からしっかり学びたい人。子どもと一緒に遊びながら将棋に親しみたい親にもおすすめ。将棋を文化として楽しみたい人にも、この一冊は見逃せません。「対局のマナー」もしっかり身につけたいという人に向いています。
良い点
- マナーや道具の扱いまで学べる
- ミニゲームが10種類も収録
- 好きな章から読み進めやすい
気になる点
- 定跡入門としては浅め
- 項目が多いので圧倒されるかも
- 詰将棋の問題数は少なめ
出版社
つちや書店
発売日
2015年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
将棋の入門書と言えば、駒の動かし方が中心かと思っていました。でもこの本の目次には「将棋の生い立ち」とか「用具をそろえよう」という項目があって、ちょっと意外でした。
佐藤メバル
将棋は盤と駒があればどこでも遊べるゲームですが、その道具や歴史を知ると、楽しみ方がもっと広がります。
この本は「将棋とは何か」という土台から丁寧に説明し、駒の動き、マナー、囲い、定跡までを章立てで学べる、まるで教科書のような構成なんです。
さらに巻末には将棋だおしやはさみ将棋など、ミニゲームが10種類も収録されていて、家族や友達と遊びながら将棋に親しめます。
橘ナナミ
ミニゲームが10種類はすごいですね。特に「はさみ将棋」は小学生の頃に遊んだことがありますが、あれも将棋の入門になるんですね。
佐藤メバル
その通りです。はさみ将棋は駒を挟んで取るゲームですが、駒の動き方の練習になるので、子どもに将棋を教える前段階として最適です。
ここまで「遊び」に注目した入門書は珍しいですよ。特にこれから将棋を始めるお子さんがいる家庭には、親子で楽しめる一冊になるはずです。

やさしい将棋入門: 今日から将棋がすぐ指せる 明日からメキメキ強くなる (ai books)
伊藤果 著|日本文芸社
タイトルどおり、今日から将棋がすぐ指せるようになることを目指した一冊。将棋はルールを覚えるまでがハードルが高いものですが、本書は「やさしさ」を徹底して、駒の動かし方から実戦的な指し方までをスモールステップで解説しています。「明日からメキメキ強くなる」という言葉に表れているように、単にルールを知るだけでなく、次の一手を考える力を少しずつ養えるよう工夫されています。入門書を何冊か読んでみて挫折してしまった人にこそ、「この本ならわかるかも」と思ってほしい一冊です。
こんな人におすすめ
将棋のルールを何度も挫折している人。「やさしい」といわれる本を読んでも難しく感じる初心者の最初の一冊に。今日から将棋を指して、楽しさを実感したいという意欲のある方に合います。「まず指せるようになりたい」という人に向いています。
良い点
- やさしい説明で挫折しにくい
- 今日からすぐ実践できる
- 上達へのステップが組み込まれている
気になる点
- 内容は基礎中心
- 体系的というより実用向き
- 物足りなさを感じる人も
出版社
日本文芸社
発売日
1988年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「今日から将棋がすぐ指せる」というのは、本当に今日からなんですね。私はこれまで何度か入門書に挑戦しては、途中で挫折してしまったことがあるので、その言葉に期待しつつも半信半疑です。
佐藤メバル
ここで言う「今日から指せる」は、決して大げさなキャッチコピーではありません。駒の動かし方と、ごく簡単なルールさえ覚えれば、あとは実際に指しながら覚えていくというスタイルがこの本の特徴です。
普通の入門書は「この駒はこう動きます」と説明して終わりですが、この本は「まずは指してみましょう」という形で、将棋の面白さに触れさせてくれます。
橘ナナミ
なるほど。用語を覚えてから指すのではなく、指しながら覚えていくなら、確かに挫折しにくいかもしれません。
佐藤メバル
ええ。将棋に必要な知識は、実際に指しながら少しずつ身につければ十分です。この本なら、今日将棋を始めて、明日には「メキメキ強くなる」感覚を味わえると思いますよ。
まずは友達や家族と一局指してみてください。

わかりやすい将棋の基本―入門から初段まで (ナツメ・ブックス)
加藤一二三 著|ナツメ社
¥6,910(税込)
本書は「入門から初段まで」という、他の入門書よりやや高い目標を掲げています。将棋の基本をただ覚えるだけでなく、段位取得を見据えた内容がコンパクトにまとめられており、将棋を本格的に学びたい人にちょうどいいレベル感です。加藤一二三らしい明快な解説は、駒の動きから将棋の基本を丁寧にカバー。「まずはルールを」という人よりも、「これから将棋を続けていきたい」という人に向いています。しっかり学びたいなら、この一冊を腰を据えて取り組むのが近道です。
こんな人におすすめ
入門書を1冊読んで基本はわかったけれど、さらに本格的に上達したい初級者。将棋の段位を目指して体系的な知識を身につけたい人に。将棋に本気で取り組みたい人が、次のステップとして手に取る本です。「とりあえず一冊」ではなく「じっくり学ぶ」人向けの内容です。
良い点
- 初段を視野に入れた本格内容
- 加藤一二三の明快な解説
- 体系的に学べる
気になる点
- 入門者にはややハイレベル
- 価格が入門書としては高め
- 読み切るのに時間がかかる
出版社
ナツメ社
発売日
1985年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「入門から初段まで」って、かなり高めの目標ですよね。私は将棋のルールすらあやふやなので、読めるかどうか心配になってきました。
佐藤メバル
そういう方は、先に「はじめての将棋」のような導入書を読んでから、こちらに進むのがおすすめです。ただ、ルールを一通り覚えた人にとっては、この「初段まで」という目標設定がちょうどいい。
入門書はどうしても「わかった気になっても、次の一歩がない」と感じることが多いんですよね。
橘ナナミ
それ、わかります。入門書を読んでも、実際にどう指せばいいのか不安が残ることが多いんです。
佐藤メバル
この本は加藤一二三が基本を丁寧に解説しながら、初段を目指すための考え方まで示してくれます。一冊をしっかり読み込めば、将棋の世界がぐっと広がりますよ。
ただ眺めるだけではなく、盤面を再現しながら読むと上達が早いです。

今から始める将棋 ルールから指し方まで (NHK将棋シリーズ)
野月浩貴 著|NHK出版
¥1,320(税込)
NHK Eテレ『将棋フォーカス』の講座を書籍化した一冊。駒の上手な使い方から玉の追い詰め方まで、「なぜそう指すのか」を丁寧に解説しているのが特徴です。ただルールを暗記するのではなく、理由を理解しながら覚えられるので、応用の利く知識が身につきます。終局まで自分で考えて指せるようになると言われているのも納得。将棋は「こう指せば勝てる」という正解がないゲームだからこそ、「理由を考えるクセ」を最初に身につけたい人にぴったりです。NHK将棋シリーズらしい信頼感があります。
こんな人におすすめ
将棋をただのルール暗記ではなく「考えるゲーム」として楽しみたい初心者。初めての一冊としてではなく、ルールはかじったけれど「なぜ」がわからない、という人にもおすすめです。「自分で考えて指せるようになりたい」という方に向いています。
良い点
- 「なぜ」を理解する解説が中心
- NHKテキストらしい信頼感
- 最後まで自分で指せる力がつく
気になる点
- テキスト然とした雰囲気
- 図版がやや小さいかも
- 最初のルール習得には向かない
出版社
NHK出版
発売日
2013年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
NHK将棋シリーズというと、テレビ講座のテキストという感じで、少し難しそうなイメージがあります。初心者でも読めるんでしょうか?
佐藤メバル
この本は講師の野月浩貴が「なぜ」を重視して教えてくれるので、むしろ初心者にこそおすすめです。例えば、ただ「この駒を動かす」と覚えるのではなく、「なぜここに動かすのか」を考えながら進められます。
駒の上手な使い方から玉の追い詰め方まで、一つひとつ理由を説明してくれるので、自分で考えて指す力が自然に身につきます。
橘ナナミ
「なぜ」がわかると、たしかに将棋の面白さが深まりそうですね。ルールを覚えるだけじゃなく、考える楽しさを教えてもらえるんですね。
佐藤メバル
そうなんです。将棋は答えのないゲームですから、自分で考えるクセをつけるのが結局いちばんの近道。この本を読んで「考えながら指す」習慣を身につければ、終局まで迷わず自分で指せるようになりますよ。

将棋を始めようビギナーズブック 改題新装版: 将棋を覚える人のためのやさしい詰みと必至 (パーフェクトシリーズ)
内藤國雄 著|マイナビ出版(日本将棋連盟)
「詰み」と「必至」に焦点を当てた入門書です。将棋は最後に王様を追い詰めるゲームですが、そこに至る考え方がわかるだけで上達のイメージがぐっとつかみやすくなります。内藤國雄の解説は、初めて将棋を目にする人にも「何となく難しい」と感じさせない丁寧さ。詰みに至る手筋を覚えることで、終盤力を鍛えることができ、実際の対局でも「あと何手で詰むか」を読みやすくなります。ビギナー向けとされながら内容は深く、「将棋の終盤を理解したい」人に刺さる一冊です。
こんな人におすすめ
駒の動かし方はわかったが、どうやって相手の王様を詰ませればいいのかわからない人。終盤力をつけて対局の勝率を上げたい初級者に。将棋の終盤に強くなりたいなら、このテーマに絞った入門書が近道です。「詰みと必至」の考え方を最初に身につけたい人向けです。
良い点
- 詰みと必至に絞った明確なテーマ
- 内藤國雄の明快な解説
- 終盤力が自然に身につく
気になる点
- 序盤・中盤の解説は少なめ
- ルールを知らない人には向かない
- 詰将棋の総数は控えめ
出版社
マイナビ出版(日本将棋連盟)
発売日
1997年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「詰み」と「必至」という言葉を初めて聞きました。詰みはわかる気がしますが、必至というのがどういう状態なのか、説明していただけますか?
佐藤メバル
詰みは「王様がどこにも逃げられず、次に取られてしまう状態」です。必至は「いま詰みではないけれど、どんな風に受けても、次の手で詰みにされてしまう状態」を指します。
将棋は一度必至に持ち込めば、もう勝ったも同然。終盤でいちばん重要になるテクニックなんです。
橘ナナミ
なるほど。『将棋を始めようビギナーズブック』は、そんな終盤のポイントに絞って教えてくれるんですね。
佐藤メバル
そうなんです。駒の動かし方や序盤の話はさらっと流して、詰みと必至の考え方に集中しています。内藤國雄の明快な解説で、終盤の「ここぞ」という場面に強くなれる一冊です。
詰みと必至がテーマなので、対象はルールを覚えた後の初級者ですが、将棋の本質を学ぶのにとてもいい内容になっています。

女性のための将棋の教科書―誰でも簡単に始められる入門編
上田初美 著|つちや書店
¥1,474(税込)
「この知的な楽しさ、男性だけに独占させない」という言葉から始まる本書は、女性の視点で将棋のルールから戦法までをわかりやすく解説しています。初心者の目線に立った丁寧な説明に加え、解くほどに理解が深まる練習ドリル付き。将棋は年齢や性別を問わず楽しめるゲームだということを体現した一冊です。女性向けと銘打ちながら、実は男性からも「わかりやすい」という声が多いのも特徴。「将棋に興味はあるけれど敷居が高い」と感じている人に寄り添ってくれる内容になっています。
こんな人におすすめ
将棋に興味はあるけれど「男性の趣味」というイメージがあって踏み出せない女性。また、女性向けのやさしい説明を好む男性にもおすすめです。将棋の世界を「自分ごと」として始められる一冊です。「練習ドリルを解きながら学びたい」という人に最適。
良い点
- 女性目線で親しみやすい
- 練習ドリルで理解が深まる
- 男性にも「わかりやすい」と評判
気になる点
- 女性向け表紙が恥ずかしい人も
- 中級以降は別の本が必要
- 実際の対局例は少なめ
出版社
つちや書店
発売日
2012年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
将棋はどちらかというと男性の趣味、というイメージがありました。「女性のための」という本があると、やっぱり女性が入りにくい分野だったんだなあと思います。
佐藤メバル
この本の著者である上田初美は、そうした「将棋は敷居が高い」という感覚に寄り添ってくれます。「この知的な楽しさ、男性だけに独占させない」という言葉から始まるんですよね。
将棋の駒のルールから戦法まで、女性の視点で説明してくれているので、初心者の目線に立ったわかりやすさがあります。
橘ナナミ
それなら私も読める気がします。しかも練習ドリル付きと聞いて、頭で理解するだけじゃなく、手を動かして覚えられそうなのがいいですね。
佐藤メバル
そうなんです。さらに意外なことに、男性からも「わかりやすい」という声が届いているんですよ。女性向けに書かれているけれど、結局は誰にでもわかりやすい良書なんだと思います。
将棋の入門書として、多くの人におすすめできる一冊です。

一人で学べる!小学生のための将棋入門: 基本をしっかり身につけて、思いのままに戦おう!
佐藤康光 著|日本文芸社
¥1,045(税込)
タイトルどおり、小学生が一人で将棋を学べるように作られた入門書。佐藤康光の解説は、子どもがまだ知らない言葉をかみくだきながら進めてくれるので、大人の手を借りずに読み進められます。基本的なルールから、実際に戦うための考え方までを収録し、「基本をしっかり身につけて、思いのままに戦おう!」というコンセプトを感じられる内容です。親が教えるのは難しいけれど、子どもに将棋を覚えさせたいという家庭にもぴったり。「子どもが自分から将棋に興味を持った」ときにそっと渡したい一冊です。
こんな人におすすめ
将棋を始めたばかりの小学生と、親が教える時間をあまり取れない家庭。学校や友達とのきっかけで将棋に興味を持った子どもが、自分のペースで学びたいときに。「一人で読める」という点が最大の武器です。
良い点
- 子ども一人で読み進められる
- 佐藤康光のわかりやすい解説
- 実戦までの道筋が明確
気になる点
- 大人が読むには物足りない
- イラスト中心で情報量は限定的
- 小学低学年にはやや難しいかも
出版社
日本文芸社
発売日
2009年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
小学生のための本、ということは、私のような大人が読むと簡単すぎるんじゃないかと思うんですけど、それでも勉強になることはありますか?
佐藤メバル
十分にありますよ。むしろ、大人になってから将棋を始めると「難しい説明に振り回されてしまう」ことが多いんです。
この本は佐藤康光が小学生にもわかるようにかみくだいて説明してくれるので、将棋のそもそもの考え方を学び直すのにぴったりです。
橘ナナミ
なるほど。子ども向けの本こそ、本質がシンプルに詰まっていることがあるんですね。
佐藤メバル
そうなんです。子どもが一人で学べるように設計されているので、「まず何から覚えればいいか」がすごく明確です。
大人の入門書にありがちな「思い込み」を外して、基本をまっすぐ理解できますよ。特に、これから将棋を教えたい親御さんにとっては、子どもにどう説明すればいいかを学ぶお手本になるはずです。

脳が活性化する! 大人がもう一度はじめる将棋入門
加藤一二三 著|産経新聞出版
「大人がもう一度はじめる」というタイトルどおり、かつて将棋に触れた経験がある人、将棋を指したいけど機会を逃してきた人に向けた入門書です。将棋を通じて脳を活性化させることをテーマに、基礎ルールから「なるほど」と思える学びのコツまでを収録。加藤一二三の語り口は、年月を経て再び盤に向かう人に「大丈夫、まだまだ楽しめるよ」と語りかけてくれるようです。脳トレ感覚で気軽に読み進められる一方、将棋の奥深さもちゃんと味わえる構成。「昔、将棋をやっていたな」という人にこそ読んでほしい一冊です。
こんな人におすすめ
子どもの頃に将棋をやったことがあるけれど、もう何十年も指していない大人。認知機能を意識しながら、楽しみつつ将棋を再開したい人にも。ブランクがあっても、加藤一二三のやさしい解説なら安心です。「ひらめき」が戻ってくる感覚を味わいたい人へ。
良い点
- 大人の再入門に適したレベル感
- 脳活性化をテーマにした構成
- 加藤一二三の語り口が親しみやすい
気になる点
- 完全な初心者にはやや物足りない
- 本の性格はあくまで入門
- 詰将棋の数は多くない
出版社
産経新聞出版
発売日
2013年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「脳が活性化する」っていう言葉に惹かれます。将棋はただのゲームというより、頭の体操みたいな感じなんでしょうか。
もう一度将棋をはじめる大人にぴったりだと思うんですけど。
佐藤メバル
将棋はまさに頭の体操です。昔将棋を指していた人なら、あの感覚を思い出すだけで脳が活性化しますよね。この本は、かつて将棋をかじった大人に向けて、基本ルールを復習しながら「そうそう、こうだった」と再発見できるように作られています。
加藤一二三の語り口も、経験者へのフォローが丁寧です。
橘ナナミ
なるほど。昔の知識を思い出す作業が、そのまま脳トレになるんですね。将棋を指すと集中力や思考力が刺激されそうです。
佐藤メバル
その通りです。本書は将棋の奥深さを味わいながら、もう一度将棋と向き合うきっかけを与えてくれます。長いブランクがあっても、楽しく再スタートできる一冊です。
入門書としては、あらためて基礎を見直すことのできる構成になっていて、大人の学び直しにふさわしい内容です。

ドラえもんの小学校の勉強おもしろ攻略 はじめての将棋 (ドラえもんの学習シリーズ)
藤子・F・不二雄 著|小学館
¥935(税込)
ドラえもん、のび太たちと一緒に将棋のルールを学べる学習まんがです。日本将棋連盟の田中寅彦九段が監修しており、内容的にも信頼できる一冊。将棋は「次の一手を考える」ことで思考力や集中力を養い、戦法を身につけることで想像力も豊かになります。本書はまんがを読み進めるうちに自然とルールが頭に入り、初心者から一歩先の内容までを見据えているのが特徴。「勉強みたいだと思う前に」、ドラえもんの世界に引き込まれながら将棋を好きになれる。お子さんの最初の一冊に最適です。
こんな人におすすめ
将棋を始めたい小学生、特に「勉強は苦手だけどドラえもんは好き」というお子さん。親子で一緒に読んでもよし、お子さん一人で読んでいてもよし。「まんがだからすらすら読める」将棋入門をお探しのご家庭に。
良い点
- 人気キャラクターで楽しく学べる
- 日本将棋連盟の監修で内容も安心
- まんがなので子どもが自分から読む
気になる点
- ねずみなど脇道の展開が多い
- 詰将棋などの演習は少なめ
- 大人には説明不足を感じる場面も
出版社
小学館
発売日
2020年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
小さい頃ドラえもんの学習まんがをよく読んでいました。ドラえもんの将棋入門は、本当に将棋ができるようになるんでしょうか。
佐藤メバル
この本は単なるキャラクター本ではありません。日本将棋連盟の田中寅彦九段が監修しているので、将棋のルールが正確に学べます。
ドラえもんのまんがで物語を追いながら、そのストーリーの中で自然と駒の動かし方や基本的な考え方が説明されていくんですよ。
橘ナナミ
なるほど。ドラえもんとのび太たちが将棋を指すのを見ながら、一緒に覚えていく感じなんですね。
佐藤メバル
その通りです。「勉強しなきゃ」と思うと子どもは嫌がりますが、ドラえもんの世界なら主人公たちの冒険の一環として将棋を楽しめます。
しかも、一歩先まで視野に入れた内容なので、将棋にハマったお子さんが次のステップに進むまで使えます。

5さいからはじめる しょうぎ
杉本昌隆 著|日東書院本社
¥1,430(税込)
「未就学児にもわかる世界一やさしい将棋入門」を謳う、5歳からの一冊。藤井聡太の師匠である杉本昌隆八段が監修し、楽しいイラストを多用しながらビジュアル中心で解説してくれます。最大の特徴は「符号を使わない」こと。将棋の本につきものの「▲2六歩」といった表記が一切ないため、ルールを知らない親御さんでも、お子さんと一緒に迷わず読み進められます。将棋を通じて集中力・思考力・心の成長を促すという方針も明確で、「親子の最初の一歩」に最適です。
こんな人におすすめ
将棋を始めたい未就学児と、その保護者。将棋のルールを知らない親が「どう教えたらいいか」をゼロから学べる一冊としても活躍します。「符丁を知らなくても大丈夫」と安心したい人に。
良い点
- 符号を使わず未就学児にも優しい
- 藤井聡太の師匠・杉本昌隆監修
- 親子で学べる構成
気になる点
- 対象年齢が低いので内容は限定
- 小学校高学年には物足りない
- 価格は入門書としてはやや高め
出版社
日東書院本社
発売日
2021年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
5歳から将棋を始められるなんて、すごい時代になりましたね。でも、5歳の子どもに将棋のルールを教えるのは大変じゃないですか?
佐藤メバル
だからこの本は「符号を使わない」という工夫をしているんです。将棋の本には「▲2六歩」といった符号が書かれていますが、まだ数字に慣れていない子どもにはそれがハードルになります。
この本はイラストと駒の絵を中心に説明しているので、言葉を知らなくても「この駒はここに動かすんだな」と視覚的に理解できるように作られています。
橘ナナミ
なるほど。符号を知らない親御さんでも、子どもと同じ目線で学べるのがいいですね。
佐藤メバル
しかも監修は藤井聡太の師匠である杉本昌隆八段。将棋を通じて考える力を育てたい、という願いが込められた一冊です。
ルールを知らない親御さんでも安心して読める構成ですから、親子で同じ目線に立ちながら将棋を覚えられる、とても貴重な本になっています。

シナモロールとはじめる子ども将棋入門
里見香奈 著|マイナビ出版
¥1,364(税込)
シナモロールを主人公に、マンガとイラストで将棋のルールを解説する子ども向け入門書。将棋は「論理的思考力が鍛えられる」「礼儀作法が身につく」という特徴がある一方、入門書の難しさで敬遠されることもあります。本書はかわいいキャラクターの力で、その壁を取り払ってくれます。さらに勝つためのコツや練習問題もあり、読んだあとにすぐ遊べるよう、切り抜いて使える厚紙の駒と将棋盤が付属しているのが嬉しいポイント。「読んだその日から遊べる」のが最大の魅力です。里見香奈という信頼できる監修者も心強い。
こんな人におすすめ
幼児から小学校低学年まで、将棋に興味を持ったばかりの子ども。親が将棋を教えられなくても、付属の駒と盤で一緒に遊びながら学べます。「かわいいから将棋を触ってみたい」という子に最適。
良い点
- シナモロールが将棋の敷居を下げる
- 切り取って使える駒・盤付き
- 里見香奈監修で内容も安心
気になる点
- 対象年齢が低い
- 付属の駒・盤は簡易的
- 本格的な上達には別の本が必要
出版社
マイナビ出版
発売日
2020年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
シナモロールの将棋本、見た目が本当にかわいくて気になります。でも、こういうキャラクター本は中身が薄いこともあるので、子どもに与えても大丈夫なのかなと心配です。
佐藤メバル
この本は中身もしっかりしていますよ。勝つためのコツや練習問題まで収録されていて、監修は女流棋士の里見香奈です。
将棋は論理的思考力を鍛えるのに良いゲームですが、難しい入門書だと子どもがすぐに嫌になってしまう。シナモロールのマンガとイラストで、その壁を楽しく取り払ってくれます。
橘ナナミ
それはいいですね。しかも切り抜いて使える駒と将棋盤が付いていると聞いて、読んだその日にすぐ遊べそうなのが魅力的です。
佐藤メバル
そうなんです。「世界一やさしい&かわいい将棋入門」という言葉に偽りがなく、読んですぐに実践できるところが最大のポイント。
お子さんの将棋デビューにぴったりの一冊です。付録の駒と盤でまずは遊んでみて、興味を持ったら、より本格的な入門書に進むという育ち方もおすすめです。

改訂版 羽生善治のやさしいこども将棋入門
羽生善治 著|池田書店
¥1,100(税込)
将棋入門のロングセラーシリーズを、子ども向けにやさしく仕立てた一冊。本書では「進む」「取る」「成る」「詰める」「守る」の5つのコツに絞って将棋を解説します。この5つをおさえるだけで、将棋の基本が驚くほど理解しやすくなるのがポイント。日本の伝統的なボードゲームだからこそ、しっかり基礎を身につけたいという親御さんのニーズに応えています。将棋は駒の動かし方さえわかれば子どもでも親しめるゲーム。「むずかしそう」というイメージを「コツさえつかめば楽しい」に変えてくれる一冊です。
こんな人におすすめ
将棋を始めたばかりの小学生と、子どもに将棋を教えたい親御さん。学校の休み時間に友達と将棋を指したい子、親子のコミュニケーションを深めたい家庭に。「5つのコツ」で考え方を頭に残したい人向けです。
良い点
- 5つのコツで覚えやすい
- ロングセラーシリーズの改訂版
- 子ども向けに噛み砕いた説明
気になる点
- コツは基礎に限られる
- 旧版を持っている人には重複
- 大人には説明が簡潔すぎる
出版社
池田書店
発売日
2022年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
羽生善治の子ども向け将棋入門というと、前に出た「みるみる強くなる将棋入門」とどう違うんですか?
佐藤メバル
大きな違いは「やさしい」という言葉に表れています。こちらは子ども向けに「進む」「取る」「成る」「詰める」「守る」の5つのコツに絞って、将棋の楽しさを伝える内容になっています。
将棋のルールを全部覚えようとすると子どもは飽きてしまいますが、この5つなら遊び感覚で覚えられます。
橘ナナミ
5つのコツ、ですか。それなら確かに子どもも「なるほど」って思えそうですね。将棋の本質をつかむのに、ちょうどいいのかもしれません。
佐藤メバル
その通りです。しかもロングセラーの改訂版なので、長年多くの子どもたちに読まれてきた信頼感があります。
将棋が「むずかしい」ではなく「楽しい」と思える、最初の一冊に最適です。もし子どもが将棋に興味を持ったら、次は実戦的な本へ進むステップが自然です。

どんどん強くなる やさしいこども将棋入門
中原誠 著|池田書店
¥748(税込)
中原誠による子ども向け将棋入門。定番の池田書店から出ているだけあって、構成がとてもオーソドックスで、将棋を始めたばかりの子どもが迷いません。「どんどん強くなる」というタイトルのとおり、ルールを覚えるだけにとどまらず、将棋を指すために必要な基本を段階的に学べる内容です。子どもが自分から「読んでみよう」と思えるように、平易な言葉と親しみやすいレイアウトでまとめられています。「無理なくステップアップできる」構成が魅力です。価格も手頃で、気軽に手に取りやすい一冊です。
こんな人におすすめ
将棋を始めたばかりの小学生。学校の休み時間に友達と遊びたい子、親に教えてもらう前に自分で基礎を固めたい子に。「まずは一冊、手頃な本を買ってあげたい」という親御さんにもおすすめです。
良い点
- オーソドックスで学びやすい構成
- 子ども向けに丁寧な解説
- 価格が手頃で買いやすい
気になる点
- ページ数はやや少なめ
- イラスト中心で字は少ない
- 特色は控えめ
出版社
池田書店
発売日
1993年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中原誠といえば、将棋界のレジェンドというイメージがあります。その方が子ども向けに書いた本というのは、どんなふうに教えてくれているんでしょうか。
佐藤メバル
この本は、まず駒の動き方から始まって、ルール、そして実際に指すための基本へと進む、とてもオーソドックスな構成です。
子どもが自分で読んで覚えられるように、難しい言葉を避けながら書かれているのが特徴ですね。「やさしい」というタイトルどおり、つまずきやすいポイントを丁寧にフォローしています。
橘ナナミ
なるほど。オーソドックスというのは、逆に安心感があります。教える側としても、何を教えればいいのか見通しが立ちそうです。
佐藤メバル
そうなんです。基礎をしっかり身につけて「どんどん強くなる」を体感できるように作られています。価格も手頃で、子どもに将棋を教えたいけれど何から始めればいいか分からない、という方の最初の一冊におすすめです。

お父さん、お母さんが子供に教える将棋入門
沼春雄 著|創元社
¥1,320(税込)
他の入門書と大きく違うのは、子どもが読むのではなく、親が読んで子どもに教えるというスタンスにある点です。将棋を知らない親が、本書に書かれたとおりに盤駒を買って、駒の動かし方やルールを順番に伝えていけば、親も子も将棋が指せるようになります。第1章で駒と仲良くなるところから始まり、マナー、詰み、基本手筋、実戦、得意戦法までをカバー。読み終わる頃には親子で対局ができる、という構成はとてもユニークです。「子どもに将棋を教えたいが、自分ができない」という悩みに、正面から答えてくれます。
こんな人におすすめ
子どもに将棋を教えたいけれど、自分はルールを知らないというお父さん・お母さん。親子の絆を深める共通の趣味を持ちたい家庭に。この本は、親子で一緒に将棋を始めるための入門ガイドとして最適です。「親子でゼロから学べる」本をお探しの方へ。
良い点
- 親が読んで子どもに教える構成
- 将棋を知らない親でも安心
- 親子対局までをゴールに設定
気になる点
- 子ども本人が読むのには不向き
- 親の学習時間が必要
- 一人で学びたい子には回り道
出版社
創元社
発売日
2010年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
将棋を知らない親が、子どもに教えるための本ですか。子どもに教えるなら、まず親が将棋を覚えないとダメですよね。どうやって教えたらいいんでしょうか。
佐藤メバル
この本は、まさに「将棋を知らない親」を対象にしているのが特徴です。親御さんは本書を読んで、そのまま書いてあるとおりに子どもに説明していけばいい。
第1章で駒と仲良くなるところから始まり、マナー、詰み、基本手筋、実戦、得意戦法まで順番に学んでいきます。
だから親御さんが一から将棋を覚えつつ、子どもにも伝えられるんですね。
橘ナナミ
なるほど。本が親子の共通の教科書になる、ということですね。将棋を通じて親子の絆が深まるというのは、素敵だなと思います。
佐藤メバル
しかもゴールは「親子で仲良く対局する」ことです。盤を挟んで向かい合えば、自然と会話も生まれます。将棋をきっかけに、家族の時間を豊かにしたい人にはぴったりの一冊だと思います。

斬新な指導法で4,5,6才に将棋を教えよう 将棋超初心者シリーズ
みるくきゃんでぃ 著
将棋指導員の著者が、未就学児に将棋を教えるための「遊び」を丁寧に解説した一冊。将棋を習い事としてではなく「遊び」と捉え、スケッチブックや鉛筆、おはじきといった身近な道具を使いながら、いつのまにか将棋に必要な力を育てていくのが特徴です。前半では教える準備や飽きさせないコツ(「褒めて褒めて褒めまくれ!」)、後半では駒の動き方や取る・打つ・成るの概念、マナー、王様を取る練習までを収録。将棋教室への入会を目指す前に、家庭でゼロから楽しむための「遊びは究極の学び」という考え方が全面に出ています。
こんな人におすすめ
4〜6歳の子どもに将棋を教えたいけれど、教室の敷居が高いと感じている保護者。遊びの延長で「考える力」と「マナー」を身につけさせたい人に。「まず家で将棋を楽しみたい」という家庭に最適です。
良い点
- スケッチブックやおはじきで手軽に始められる
- 褒め方の具体例が参考になる
- 将棋教室に入る前の準備に最適
気になる点
- 遊び中心で上達速度はゆっくり
- 親の根気と工夫が必要
- 一般的な入門書とは毛色が異なる
出版社
詳細情報なし
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「遊びは究極の学び」という言葉が印象的です。将棋を本格的に教えるのではなく、遊びながら学べるところがいいですね。具体的にはどんな遊びをするんですか?
佐藤メバル
例えば、スケッチブックに丸や四角を書いて、その上で駒の動きを練習するといったことから始めます。将棋盤や駒がないと始められない、というハードルを取っ払って、身近な道具で将棋の基礎を体感させるんです。
しかも「褒めて褒めて褒めまくれ!」と書かれているように、子どもが将棋を好きになるための褒め方や心構えまで解説されています。
橘ナナミ
確かに、いきなり将棋盤を買ってルールを教えるのはハードルが高いですよね。まず遊びながら将棋の感覚を掴むのが良さそうです。
佐藤メバル
そうなんです。この本を卒業する頃には、将棋教室に入会できるだけの力が身につくと言われています。家庭で無理なく将棋を始めたいという保護者に頼りになる一冊です。

ハンディー版 スグわかる!まんが将棋入門―ルールと戦法完全マスター
羽生善治 著|くもん出版
¥1,650(税込)
「ハンディー版」という名前のとおり、持ち歩きやすいサイズで、まんがを中心に将棋のルールと戦法を学べる一冊。タイトルの「スグわかる」に偽りはなく、将棋になじみのない人でも、まんがのストーリーに乗って自然と基本が身につきます。ルールだけでなく戦法まで「完全マスター」と銘打っているように、入門の範囲を超えた内容を収録。羽生善治ならではの明快な解説は、正統派でありながら親しみやすいのが特徴です。「通勤・通学中に将棋を覚えたい」という人に、手軽に読める一冊です。
こんな人におすすめ
将棋のルールをまんがでざっくり学びたい中高生から大人まで。電車や隙間時間に読めて、一冊でルールと戦法の両方をカバーしたい人に。「堅苦しい本はちょっと」という人向けです。
良い点
- まんがで最後まで読みやすい
- ルールと戦法を一冊で学べる
- ハンディーサイズで持ち運び便利
気になる点
- まんが部分はやや簡略
- 内容を完全に消化するには演習不足
- 付箋や注釈は少なめ
出版社
くもん出版
発売日
2006年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ハンディー版というと、持ち歩きに便利な小さめの本ですよね。まんがで将棋を学べるなんて、初心者の私には嬉しいです。
でも、まんがだけだと内容が浅くなったりしませんか?
佐藤メバル
たしかにまんが中心の入門書には「ざっくり学べて終わり」というものも少なくありません。でも本書は「ルールと戦法完全マスター」と銘打つとおり、まんがだけでなく、きちんとした解説も収録されているんです。
羽生善治の名前が冠されているだけあって、内容は本格的。むしろ一冊でルールから戦法までを一通り学べる、欲張りな構成になっています。
橘ナナミ
それは心強いですね。通学中にちょっとずつ読み進めれば、いつの間にか将棋が身につきそうです。
佐藤メバル
そうなんです。この一冊を通勤鞄に入れておけば、隙間時間が将棋の勉強時間に変わります。「スグわかる」というタイトルに恥じない、使いやすい入門書です。
ただ読むだけで終わらせず、実際に盤を並べながら進めると効果的ですよ。

マンガ版 将棋入門:はじめてでもすぐ指せるようになる!
藤井ひろし 著|創元社
将棋をまったく知らない子どもが、楽しみながら基本ルールを覚えられるまんが形式の入門書。主人公は小学生の仲良し5人組。駒の種類や動かし方から「王手」「詰み」「必至」まで、彼らのやりとりを通して学んでいきます。さらに駒の効率のよい動かし方や、合駒、両取りのテクニック、囲いの種類など、勝つためのコツも解説。詰め将棋のクイズもあり、読み終わるころには実際の将棋を指してみたくなっているはずです。「子どもが将棋を指せるようになるまでの導線」がとても丁寧で、学校の友達と一緒に将棋を楽しみたい子にぴったりです。
こんな人におすすめ
将棋のルールをまったく知らない小学生と、その友達。まんがが好きで、とにかく将棋を楽しく覚えたいお子さんに。「仲間と一緒に強くなりたい」という子の最初の一冊としてもおすすめです。
良い点
- まんがのストーリーで自然に覚えられる
- ルールだけでなく勝つテクニックも学べる
- 詰め将棋クイズで腕試しできる
気になる点
- 対象年齢が小学校低〜中学年
- 内容は基礎・初級レベル
- まんがの絵柄が好みを分けるかも
出版社
創元社
発売日
2010年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
まんが版の将棋入門と聞いて、小学生の頃を思い出しました。登場人物が仲良し5人組という設定も、親しみやすそうですね。
この本では、どんなふうに将棋を教えてくれるんですか?
佐藤メバル
主人公たちが将棋を覚えていく過程をまんがで描きながら、その中で駒の種類や動かし方、王手や詰みといった基本が自然と学べるようになっています。
さらに合駒や両取りといった勝つためのテクニック、囲いの種類まで、将棋を好きになった子が次に欲しくなる情報がぎっしり。
詰め将棋のクイズもあるので、子どもだけで楽しめる構成です。
橘ナナミ
なるほど。まんがを読んで「わかった!」となったあとに、クイズで確かめられるのはいいですね。受動的に読むだけじゃなく、参加できる感じがします。
佐藤メバル
そうなんです。読み終わる頃には「将棋を指してみたい」という気持ちになっているはずです。学校の友達と一緒に将棋を覚えたいお子さんに、ぴったりの一冊ですね。
ぜひ、実際の将棋盤を使った対局にステップアップしてみてください。

図解将棋入門: 初心者でもおどろくほど「読める」ようになる!
坂口允彦 著|土屋書店
「初心者でもおどろくほど『読める』ようになる」というサブタイトルのとおり、将棋の盤面を読む力、つまり「次の一手が浮かぶ」感覚を養うことを重視した入門書。図解を多用し、駒の動きや狙いをビジュアルで理解できるため、「言葉で説明されてもいまいちイメージがわかない」という人に特に有効です。将棋は盤上に情報が多いゲームですが、本書は「どこを見ればいいか」を図で示してくれるので、目からうろこの発見があります。「将棋の読み方を知りたい」という初心者が、一歩先へ進むための工夫が詰まっています。
こんな人におすすめ
将棋を始めたばかりで、盤面全体を見るとどこに注目すればいいかわからない人。「感覚」よりも「図で見て理解したい」という人に。図解が中心なので、文字を読むのが苦手な人にも取り組みやすいです。「盤面を読む」という言葉の意味を知りたい初級者へ。
良い点
- 図解で視覚的に理解できる
- 盤面の見方を根本から教えてくれる
- 「読む力」が自然に身につく
気になる点
- 図と解説の対応を追うのに慣れが必要
- 戦法の網羅性は高くない
- 文字情報が少ないと感じる人も
出版社
土屋書店
発売日
2005年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「おどろくほど『読める』ようになる」というサブタイトルが気になります。「読める」って、どういうことですか?
佐藤メバル
将棋で「読む」というのは、未来の盤面を頭の中で予想することです。初心者は目の前の駒に気を取られますが、この本は図解で「この駒がここにいるから、次はこの辺に手が利く」という見方を教えてくれます。
目で見て覚えるから、言葉よりもすっと頭に入るんです。
橘ナナミ
なるほど。将棋は盤面の情報が多いから、どこを見ればいいのか教えてもらえるのは助かります。
佐藤メバル
そうですね。最初から「読む」感覚を身につけると、上達のスピードがまったく違ってきますよ。図解だからこそ「頭で理解する」だけでなく「目で見て覚える」ことができます。
盤面を読むという将棋の本質を、楽しく学べる一冊です。

すぐわかる将棋入門
小室明 著|高橋書店
タイトルどおり、短時間で将棋の基本を理解できるようにまとめられた一冊。高橋書店の実用書らしく、見やすいレイアウトと簡潔な解説が特徴で、「まず何から覚えればいいか」が迷わない構成になっています。駒の動き、ルール、基本的な指し方までをコンパクトに収め、将棋をまったく知らない人が一通り読めるように配慮されています。入門書の中では説明が過不足なく、導入としてのバランスの良さが魅力。「まずは入門書を1冊買ってみたい」という人に、とっつきやすい選択肢です。
こんな人におすすめ
将棋に興味はあるけれど、分厚い本を読む時間がない社会人や学生。「さっと読める本がいい」という人に。短時間で全体像をつかめるので、興味があるけれど時間がない人に最適です。「まずは何となく将棋を理解したい」という超入門者向けです。
良い点
- 簡潔でわかりやすい
- 読み切れるボリューム感
- 入門の入門としてバランスが良い
気になる点
- 物足りなさを感じる人は多い
- 演習問題が少なめ
- 戦法の解説は基本のみ
出版社
高橋書店
発売日
1995年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「すぐわかる」と言われると、短時間で読めそうなイメージがあります。私のように時間がない人が、最初に読む入門書としてはどうなんでしょう?
佐藤メバル
最適だと思います。高橋書店の実用書らしく、レイアウトが見やすく、解説も簡潔です。駒の動き、ルール、基本的な指し方までがコンパクトにまとまっていて、無理なく一通り読むことができます。
将棋を始めるのに「分厚い本はちょっと…」という人には、この軽やかさがちょうどいいんですよ。
橘ナナミ
なるほど。一冊目にうってつけの本なんですね。サクサク読めて、将棋の全体像を掴めるというのは魅力的です。
佐藤メバル
ええ。そして「すぐわかった」という体験が将棋へのやる気につながります。その勢いのまま、次のステップの本に進むのがおすすめです。
「まずは導入」という人にとって、とても良い入り口になりますよ。

一人で強くなる将棋入門: 基本を覚えれば上達が早くなる
伊藤果 著|日本文芸社
¥911(税込)
「一人で強くなる」というタイトルが示すとおり、独学で将棋の基礎を固めるための入門書です。伊藤果の解説は、将棋を始めたばかりの人が自分で考えながら進められるよう、基本を丁寧に順序立てて説明しています。「基本を覚えれば上達が早くなる」というサブタイトルにあるように、いきなり難しい戦法に手を出すのではなく、駒の働きやルールの本質をしっかり押さえることを重視。同じ日本文芸社から出ている『やさしい将棋入門』と比べると、こちらは「身につける」ことに重きを置いた一冊です。「じっくり自分のペースで学びたい」という人に向いています。
こんな人におすすめ
独学で将棋を上達させたい人。教室に通う時間がないけれど、確実にステップアップしたいという社会人や学生に。無理なく続けられるように、基本を徹底的に解説してくれる本です。「基本に立ち返りたい」ときにも役立つ一冊です。
良い点
- 一人で学習を進めやすい
- 基本を重視して着実に上達
- 自学自習に適した構成
気になる点
- 他の入門書と比べて特色は控えめ
- 問題演習はやや少ない
- 独学には忍耐が必要
出版社
日本文芸社
発売日
1998年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
一人で強くなるための本、というと、やはり他の入門書より勉強量が必要そうな気がします。どんなふうに学べばいいんですか?
佐藤メバル
この本は「一人で」学べるように、基本をとても丁寧に順序立てて説明してくれています。駒の働きから、ルールの本質、そして上達のコツまで、独学者が迷わないように設計されているんです。
将棋は教えてくれる人がいると上達が早いですが、この本があれば自分のペースで一歩ずつ進めます。
橘ナナミ
なるほど。「基本を覚えれば上達が早くなる」というのは、まさにその通りだと思います。焦って難しいテクニックを覚えるより、土台を固めた方が結局は強くなれそうですね。
佐藤メバル
そうなんです。入門書で知識を詰め込むだけでは強くなれませんが、基本を押さえれば応用が利くようになります。
一人でコツコツ学びたい人には、とても頼りになる一冊です。
学習段階で選ぶ!「ルール→詰将棋→定跡→中盤→終盤→全局」のロードマップ
橘ナナミ
将棋の本って、結局どういう順番で読めばいいんですか?参考書のように順番があると嬉しいです。
佐藤メバル
将棋の上達は、まずルールを覚えたあと、次に「詰み」を覚えることが近道。1手詰め→3手詰め→5手詰めと進むのが定番だね。このリストでは、『ひふみんの将棋入門』に3手詰めの問題が、『将棋を初めてやる人の本』にも詰将棋が収録されている。そこから、定跡書で序盤の形を学び、中盤の手筋、終盤の寄せ、最後に全局の流れを掴む本へ。この6つのステップを順番に踏むことで、段階的に強くなれるんだ。
橘ナナミ
なるほど。定跡書はどれを選べばいいんですか?
佐藤メバル
定跡書では、『改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門』が、居飛車と振り飛車の代表的な指し手を一局通して解説しているから、まずはこれで流れを掴むのがいい。攻めの感覚を磨きたいなら、同じく羽生さんの『改訂版 羽生善治のやさしいこども将棋入門』も、コツを五つに絞って解説しているよ。
橘ナナミ
中盤や終盤が苦手な場合は、どう克服すればいいですか?
佐藤メバル
中盤の手筋なら『将棋を初めてやる人の本』の「駒の上手な活用法」がわかりやすい。終盤は『今から始める将棋』で、玉の追い詰め方と考え方を学ぶといいね。大局観を養いたいなら、『羽生善治の将棋を始めたい人のために』に載っている実戦譜を棋譜並べするのが効果的だよ。
実践力アップ!将棋AI・棋譜並べ・アプリと本の併用術
橘ナナミ
最近は将棋AIやアプリもありますが、本はどう使えばいいんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。AIやアプリは、自分の指し手を評価してくれたり、棋譜を解析してくれる便利な道具。一方で、基礎を身につけるには本が最適なんだ。たとえば『羽生善治の将棋を始めたい人のために』は、実戦譜を題材に羽生さんの指し方を学べるから、棋譜並べの練習にもってこい。スマホで棋譜を再生しながら、本の解説を読むという併用はとても効果的だよ。
橘ナナミ
電子書籍と紙の本、どちらがいいですか?
佐藤メバル
どちらにも良さがあって、電子書籍は検索や拡大ができて、持ち運びに便利。紙の本は、盤の前に置いて見返しやすい。『ハンディー版』なら通勤中に読めるし、自宅では紙の本を開いて実際に駒を動かす。目的に合わせて使い分けるのがおすすめだね。
橘ナナミ
対局サイトで実戦を積むのもいいんですよね。
佐藤メバル
もちろん。本で学んだ定跡を対局サイトで試すと、理解が一気に深まる。最初は負けても気にしない。本はあくまで「学びの地図」。実際の対局で失敗しながら、自分の言葉にしていくのが大事だよ。改訂版の入門書は、最新のルールやAI時代の考え方を反映しているから、古い本を選ぶよりも安心して学べるね。
観る将も子どもも楽しめる!棋士の名著と年齢別選書ガイド
橘ナナミ
プロ棋士が書いた本と監修の本って、どう違うんですか?
佐藤メバル
重要な視点だね。プロ棋士が「著者」として書いた本は、その棋士の考え方や実戦感覚がストレートに反映されている。たとえば加藤一二三さんの『[新装版]ひふみんの将棋入門』は、元祖・ひふみんの人柄を感じさせる内容になっている。一方、「監修」の本は、編者や編集者の意図に沿って作られている。子ども向けの『ドラえもんの小学校の勉強おもしろ攻略 はじめての将棋』は、監修は田中寅彦九段だけど、ドラえもんのマンガで楽しく学べる。目的によって使い分けると良いね。
橘ナナミ
観る将にはどんな本がおすすめですか?
佐藤メバル
観る将なら、棋士の言葉や棋界の空気に触れられる本がいいね。『羽生善治の将棋を始めたい人のために』は、羽生さんの実戦譜を追いながら少し大人向けにまとまっている。加藤一二三さんの『脳が活性化する! 大人がもう一度はじめる将棋入門』も、読み物としても楽しめる。あと、絶版になった名著の代替としては、新しい改訂版を探すのが良い。たとえば羽生さんの入門書はロングセラーが改訂版として手に入るから、そちらを選ぶといいよ。
橘ナナミ
子どもへの教え方の本も、あっていいんですね。
佐藤メバル
そう。『お父さん、お母さんが子供に教える将棋入門』は、親が読んで子どもに教えるための本。『斬新な指導法で4,5,6才に将棋を教えよう』は、未就学児にどう伝えるかの実践的な内容だよ。将棋を通じて親子の絆を深めたい人にぴったり。
よくある質問
将棋初心者は何冊目にどの本を読むべき?
橘ナナミ
将棋初心者は何冊目にどの本を読むべきについて教えてください。
佐藤メバル
まずは『藤井聡太の将棋入門』や『羽生善治の将棋入門』など、ルールと駒の動きを学べる一冊を選びましょう。並行して1手詰めの問題集を解くと、実戦の棋力が上がります。
将棋のルールを覚えるのに最適な本は?
橘ナナミ
将棋のルールを覚えるのに最適な本はについて教えてください。
佐藤メバル
『将棋を初めてやる人の本』が、駒の持ち方からマナーまで丁寧に解説してくれる決定版です。イラスト付きで、初心者でも安心して進められます。
1手詰めは何冊やればいい?3手詰めに進むタイミングは?
橘ナナミ
1手詰めは何冊やればいい?3手詰めに進むタイミングはについて教えてください。
佐藤メバル
1手詰めを100問くらい解いて、「王手は逃げるだけでは防げない」と感覚が掴めたら3手詰めに進んでOK。『ひふみんの将棋入門』には3手詰めの問題が収録されています。
子どもに将棋を教えるのにおすすめの本は?
橘ナナミ
子どもに将棋を教えるのにおすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
5歳からなら『5さいからはじめる しょうぎ』、小学生には『シナモロールとはじめる子ども将棋入門』や『どんどん強くなる やさしいこども将棋入門』がおすすめ。親が教えるなら『お父さん、お母さんが子供に教える将棋入門』を選んでください。
定跡書はどれを選べばいい?居飛車と振り飛車の違いは?
橘ナナミ
定跡書はどれを選べばいい?居飛車と振り飛車の違いはについて教えてください。
佐藤メバル
まずは『改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門』で、居飛車と振り飛車の代表的な一局をまるごと体験しましょう。居飛車は飛車を初期位置で使う「攻めの将棋」、振り飛車は飛車を左に振って囲いを固めてから攻める「守りの将棋」という違いがあります。
電子書籍と紙の本、どちらがいい?
橘ナナミ
電子書籍と紙の本、どちらがいいについて教えてください。
佐藤メバル
持ち歩きには電子書籍、盤を並べてじっくり学ぶなら紙が便利。ハンディー版の入門書なら紙でも持ち運びやすいので、用途に合わせて選んでください。
中盤・終盤に弱いのはどの本で克服できる?読書以外の勉強方法は?
橘ナナミ
中盤・終盤に弱いのはどの本で克服できる?読書以外の勉強方法はについて教えてください。
佐藤メバル
中盤の手筋を学ぶには『将棋を初めてやる人の本』の「駒の上手な活用法」の章が役立ちます。終盤の寄せは『今から始める将棋』で学べます。読書以外では、詰将棋の反復、棋譜並べ、対局サイトでの実戦が効果的です。
藤井聡太や羽生善治の本はどれがおすすめ?絶版になった名著の代わりになる本は?
橘ナナミ
藤井聡太や羽生善治の本はどれがおすすめ?絶版になった名著の代わりになる本はについて教えてください。
佐藤メバル
藤井聡太さん著『藤井聡太の将棋入門』、羽生善治さん著『羽生善治の将棋入門』がおすすめです。絶版の名著には、加藤一二三さんの『脳が活性化する! 大人がもう一度はじめる将棋入門』や、羽生さんの『改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門』が手に入りやすい代替本として選べます。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日は将棋入門の本の選び方がよく分かりました!
佐藤メバル
それは良かった。将棋の本は、実は将棋の駒のような存在なんだ。最初にどの駒を動かすかで将棋の展開が変わるように、どの本を選ぶかで上達の道のりが変わる。でも、全部の駒が大切なように、何冊も読む必要はなくて、まずは一冊をじっくり指すように読むことが一番の近道だよ。
橘ナナミ
一冊を、ですね。私も自分に合った一冊を見つけて、将棋を覚えたいと思います!
佐藤メバル
うん、将棋は70億通りの局面があるとも言われる奥深いゲーム。でも、その一局面から一歩ずつ読み解く楽しさは、本と対局の中でしか味わえない。あなたが将棋の面白さにハマってくれることを、編集部としても嬉しく思うよ。
橘ナナミ
ありがとうございます!まずは『藤井聡太の将棋入門』から始めてみます!
佐藤メバル
それがいいね。藤井聡太さんの最初の一手のように、あなたの将棋人生も動き出すよ。さあ、駒を並べて一緒に読み始めよう。








