警察犬アンズの本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、警察犬のアンズってトイプードルなんですよね!しかも殺処分寸前から警察犬になって、今はお母さんにもなってるって。すごく気になります。子ども向けの本がたくさん出ているみたいですが、どんなものがあるんですか?
佐藤メバル
いいところに目をつけたね。アンズは茨城県初の小型警察犬で、殺処分を免れてから鈴木博房さんのもとで訓練を受け、見事警察犬試験に合格したんだ。その物語がノンフィクションの読み物としてシリーズ化されている。『警察犬になったアンズ』がシリーズ1作目で、その後『がんばれ、アンズ!』『おかあさんになった警察犬アンズ』『警察犬アンズの事件簿』、そしてドッグトレーナーを目指す人向けの『ドッグトレーナーになりたいきみへ』まで、全部で5冊出ているよ。
橘ナナミ
そんなにたくさんあるんですね!でも、どれから読めばいいのか迷っちゃいます。子どもに読ませるなら、やっぱり1作目から順番がいいんですか?
佐藤メバル
うん、基本的には『警察犬になったアンズ』から読むと、アンズがどうやって警察犬になったのかがわかるからおすすめだよ。ただ、『がんばれ、アンズ!』は小学校低学年向けの絵本で、『おかあさんになった警察犬アンズ』は少し成長したアンズがテーマ。年齢や目的によって選ぶと良い。
警察犬アンズの本の選び方
目的別
橘ナナミ
目的によって選び方が変わるとしたら、どんなふうに分けられますか?
佐藤メバル
大きく三つに分けられるね。まず「感動してほしい」なら、アンズの生い立ちを知る『警察犬になったアンズ』や、母親としての姿を描いた『おかあさんになった警察犬アンズ』がぴったり。次に「職業として警察犬やドッグトレーナーを知りたい」なら、『ドッグトレーナーになりたいきみへ』や『ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには』が具体的な仕事内容を教えてくれる。最後に「学習として犬の能力を深掘りしたい」なら、『犬は地面を読む』や『死体捜索犬ソロが見た驚くべき世界』などの専門書が役立つよ。
年齢別
橘ナナミ
対象年齢で選ぶなら、どの本がどの年代向けですか?
佐藤メバル
まず小学校低学年(1〜3年生)には『がんばれ、アンズ!』が最適。文字が大きく、写真も多いから読みやすい。中学年(3〜5年生)なら『警察犬になったアンズ』や『おかあさんになった警察犬アンズ』がちょうどいい。高学年以上なら『警察犬アンズの事件簿』や『ドッグトレーナーになりたいきみへ』、さらに専門的な『カリンとフーガ』や『柴犬警察犬 二葉』といった写真集も楽しめる。
形式別
橘ナナミ
絵本っぽいものと読み物っぽいものがありますよね。
佐藤メバル
そうだね。『がんばれ、アンズ!』は絵本に近い形。『警察犬になったアンズ』はノンフィクション読み物。『カリンとフーガ』や『柴犬警察犬 二葉』は写真集で、実物の訓練風景がわかる。また『きな子日和』はフォトエッセイ。漫画なら『警察犬物語 1巻』(石川サブロウ)もあるよ。
著者別
橘ナナミ
アンズの著者は鈴木博房さんですよね。他の警察犬の本もいろいろありますが、同じ著者のが安心ですか?
佐藤メバル
鈴木さんは実際にアンズを育てた嘱託警察犬指導士だから、そのリアリティは圧倒的だね。でも他の著者にも面白い本はたくさんある。例えば『きな子』シリーズは丸亀警察犬訓練所の実話だし、『犬のおまわりさんボギー』は日本初の警察広報犬の話。著者ごとに視点が違うから、読み比べてみるのもいいよ。
難易度別
橘ナナミ
一番簡単なのと難しいのはどれですか?
佐藤メバル
入門は『がんばれ、アンズ!』や『警察犬になったアンズ』。中級が『おかあさんになった警察犬アンズ』や『警察犬アンズの事件簿』。上級になると『犬は地面を読む』(訓練理論)や『死体捜索犬ソロ』(科学的アプローチ)になるね。子どもにはまず物語から入るのがおすすめだよ。
警察犬アンズの本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
警察犬アンズの本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

おかあさんになった警察犬アンズ: 子犬につたえる強さ・やさしさ・がんばる気持ち
鈴木博房 著|岩崎書店
¥1,540(税込)
アンズが3頭の子どもと共に警察犬として活躍する、異色の親子物語です。殺処分寸前から這い上がった母犬が「強い気持ち」「やさしい気持ち」「がんばる気持ち」をわが子に叩き込む姿は、人間の子育てにも響くものがあります。特に、しつけの場面で見せる愛情と厳しさのバランスが秀逸。後半では高齢者や闇バイト捜索など現代の警察犬業務も描かれ、社会性も高い一冊です。
こんな人におすすめ
子育て中の親や教育に関心がある方に。また、動物の親子の絆を描いた感動ノンフィクションを求める読者にもおすすめ。子どもと一緒に読めます。
良い点
- 母犬の愛情と厳しさが伝わる
- 現代の警察犬の役割がわかる
- 親子で読める感動実話
気になる点
- アンズ前作を読んでいると重複あり
- 写真が少なめ
- 内容がやや専門的
出版社
岩崎書店
発売日
2025年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
アンズって12歳で母親なんですね!しかも子育てもしながら警察犬って大変そう。
佐藤メバル
そうなんです。この本の見どころは、アンズが子どもに「順序を守る」「できるまで努力する」といった生きる力を教える場面です。
訓練所での厳しいしつけも、すべて愛情から。人間の子育てと重なる部分が多くて、ぐっときますよ。
橘ナナミ
へえ、犬にも子どもの教育があるんですね。それに、今の警察犬って闇バイトの捜査もするんですか?
佐藤メバル
そうなんです。内容紹介にもある通り、高齢者の行方不明捜索から、闇バイトやオンラインカジノで困窮した中学生の追及まで、世相を映した事件に対応しています。
アンズたちのような小さな警察犬が命がけで働いていることを知ってほしい、という著者の思いが込められていますね。

警察犬になったアンズ 命を救われたトイプードルの物語
鈴木博房 著|岩崎書店
¥1,430(税込)
アンズが殺処分寸前のトイプードルから茨城県初の小型警察犬になるまでの感動の実話。DVで傷ついた過去を持ち、シェパードとの温かい交流を経て訓練に励む姿が胸を打ちます。「あきらめずに、がんばる」 というテーマが直球で伝わる一冊。訓練士・鈴木氏の30年の経験と地道な訓練により、アンズの才能が開花していくプロセスも見事。
こんな人におすすめ
動物の再生や成長物語が好きな方に。子どもの読み聞かせにも適しており、命の大切さを伝えたい保護者や教育者にもおすすめ。
良い点
- 感動のストーリー
- 読みやすい144ページ
- 小さな犬でも可能性を示す
気になる点
- 写真は少なめ
- 既にアンズを知っている人には簡単
- 専門訓練の詳細は少ない
出版社
岩崎書店
発売日
2016年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本はアンズのデビュー前の話ですよね?殺処分寸前って、かなり切ない始まりですね。
佐藤メバル
ええ、でもそこから鈴木さんに引き取られて、1年半の訓練で警察犬試験に合格するんです。特に印象的なのは、DVのトラウマを抱えたアンズが、シェパードたちと触れ合うことで心を開いていく場面。動物同士の優しさが感じられますね。
橘ナナミ
シェパードって大型犬ですよね?小さなアンズが仲良くなるのが想像できてほっこりします。
佐藤メバル
そうなんです。それに鈴木さんは13頭もの警察犬を育てたベテラン。彼の「あきらめずに続ければ必ず道は開ける」という信念が、アンズを通じて読者に伝わってきます。子どもにも大人にもおすすめの一冊です。

きな子日和
丸亀警察犬訓練所 著|双葉社
¥1,950(税込)
警察犬試験に6年連続不合格という異色の経歴を持つ「きな子」のフォトエッセイ。ズッコケキャラで人気を博し、映画化もされた話題作です。訓練士の川西智紗さんが独立を果たすまで、一人と一匹の奮闘をたっぷりの写真で綴ります。不合格を笑いに変えるポジティブさが魅力で、結果が出せなくても夢を追い続ける勇気をもらえます。
こんな人におすすめ
挫折経験のある方や、結果が出なくても頑張る姿に共感したい人に。写真が多いので、小さな子どもから大人まで楽しめます。
良い点
- 豊富な写真で読みやすい
- ユーモアと感動が両立
- 映画と合わせて楽しめる
気になる点
- 警察犬の仕事内容は薄い
- おバカキャラに好き嫌い分かれる
- ページ数少なめ
出版社
双葉社
発売日
2010年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
6年連続不合格ってすごいですね…。でもそれで人気者になるって、なんだかほっこりします。
佐藤メバル
きな子は試験には落ちるけど、その愛らしいズッコケぶりで地域の人気者になったんです。この本は訓練士の川西さんが独立するまでの6年間を追ったフォトエッセイで、笑いと涙が詰まっています。
写真がたくさんあって、子どもでも楽しめますよ。
橘ナナミ
失敗をネタにできるって強いですよね。映画も見たくなりました。
佐藤メバル
そうなんです。「不合格」というネガティブな事実を、きな子は個性に変えてしまった。この本を読むと、結果がすべてじゃないんだ、って元気をもらえます。
訓練士の夢を叶えた川西さんの姿も素敵です。

ドッグトレーナーになりたいきみへ トイプードルの警察犬アンズを育てた指導士の物語
鈴木博房 著|岩崎書店
¥1,430(税込)
アンズを育てた鈴木博房さんが、自身の歩みを通じて嘱託警察犬指導士の仕事を詳しく解説。どうやったらなれるのか、どんな危険や喜びがあるのかがリアルにわかります。ドッグトレーナーを目指す人のための実践ガイドとしても使える一冊。警察犬の役割や犬との生活についても触れ、職業としての全体像を把握できます。
こんな人におすすめ
将来ドッグトレーナーや警察犬訓練士になりたい人に。また、動物関係の仕事に関心がある中高生やキャリア教育の教材としても最適。
良い点
- 訓練士への具体的な道筋がわかる
- 著者の実体験が豊富
- 危険や苦労も正直に書かれている
気になる点
- アンズのエピソードは少なめ
- 内容がやや専門的
- 写真・図解は少ない
出版社
岩崎書店
発売日
2019年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本はドッグトレーナーになりたい人向けなんですね。警察犬の指導士ってどうやってなるんだろう?
佐藤メバル
鈴木さんが具体的に説明してくれています。彼は30年以上、13頭もの警察犬を育ててきた嘱託警察犬指導士の第一人者。
この本では、どんな勉強をしてきたか、危険な目に遭った経験、犬の病気や死と向き合う覚悟まで包み隠さず書いています。
橘ナナミ
なるほど。生半可な気持ちではなれないというけれど、それでもやってみたい人には貴重な情報源ですね。
佐藤メバル
そうなんです。さらに警察犬の役割や犬との生活についても触れているので、単なる職業ガイドではなく、犬と人がどう関わるべきかを考えさせられる一冊です。
アンズファンにも、裏方の仕事を知る意味でおすすめできます。

犬のおまわりさんボギー: ボクは、日本初の“警察広報犬”
西松宏 著|ハート出版
¥1,320(税込)
野良犬から日本初の「警察広報犬」になり、住民票まで取得した伝説の犬・ボギーの物語。多摩川のタマちゃんに次いで動物では全国2番目の住民票取得者というユニークな経歴の持ち主。交通安全を訴える「犬のおまわりさん」として、子どもから大人まで親しまれた活躍が一冊に。沖縄の方言を交えた「ワンぬうむい交通安全」が印象的。
こんな人におすすめ
ユニークな動物実話が好きな方に。交通教育の教材としても使え、子どもに交通安全を楽しく教えたい親にもおすすめ。
良い点
- 珍しい警察広報犬の話題
- 沖縄の文化も味わえる
- 読みやすい児童書サイズ
気になる点
- 捜索活動はほとんどなし
- 一般受けするかは好み
- 情報がやや古い
出版社
ハート出版
発売日
2007年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
住民票を取った犬って面白いですね!しかも沖縄の言葉で交通安全って、なんだか可愛いです。
佐藤メバル
ボギーは野良犬出身でありながら、日本初の警察広報犬として道行く人に交通安全を呼びかけました。テレビや新聞でおなじみの有名犬で、多川のタマちゃんと並ぶ存在だったんです。
この本はその活躍と、沖縄ならではのほのぼのした雰囲気が満載です。
橘ナナミ
警察犬といっても捜査じゃなくて広報なんですね。そういう仕事もあるんだ!
佐藤メバル
ええ、警察犬には大きく分けて「犯罪捜査犬」「広報犬」などいろんな役割があります。ボギーのように地域に親しまれながら、子どもたちに交通ルールを教えるのも大切な任務。
シェパードやプードルとはまた違った魅力がある一冊です。

がんばれ、アンズ! けいさつ犬になったトイプードル
鈴木博房 著|岩崎書店
¥1,210(税込)
アンズのデビューストーリーを、88ページのコンパクトな児童書に凝縮。殺処分を免れたトイプードルが警察犬を目指す感動のノンフィクションで、低学年から読める平易な文章と迫力ある写真が特徴です。「小さいけど、がんばってます!」 というキャッチフレーズ通り、諦めない心を伝えます。
こんな人におすすめ
小学校低学年~中学年の読み聞かせや初めてのノンフィクションに。動物を通じて「がんばる力」を教えたい教育現場でも活躍。
良い点
- ページ数が少なく読みやすい
- 写真と文章のバランス良好
- 価格が手頃
気になる点
- 内容が簡略化されている
- 既に他書でアンズを知っている人には物足りない
- 厚みが足りない
出版社
岩崎書店
発売日
2018年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これはアンズの入門編って感じですね。88ページなら子どもでも読めそうです。
佐藤メバル
その通り。鈴木さんの他のアンズ本は144ページが多くて少し長いんですが、これは低学年向けに短くまとめられています。
写真も多くて、殺処分から警察犬になるまでのストーリーがわかりやすく描かれています。
橘ナナミ
うちの姪っ子が犬好きで、何か感動する本を探してたんです。これちょうど良さそう!
佐藤メバル
おすすめですよ。特に「小さいけどがんばる」というメッセージは、子どもにぴったり。大人が読んでも感動しますが、きっかけとしてまずこの本を手に取るのがいいかもしれません。

警察犬アンズの事件簿 小さいけれど、大きな仕事
鈴木博房 著|岩崎書店
¥1,430(税込)
アンズ7歳、警察犬5年目。本書では実際に解決した10以上の事件を追った実録集。行方不明者捜索での集中力、プロ意識、負けず嫌いな根性が、人も顔負けのレベル。著者の能力引き出し術とアンズの応える力の相乗効果が痛快。現場の緊張感と、犬の凄さをリアルに味わえます。
こんな人におすすめ
警察犬の実際の現場を知りたい人に。社会派ノンフィクションとしても面白く、犬の能力に驚きたい読者におすすめ。
良い点
- 実話ベースで臨場感あり
- アンズの成長がよくわかる
- 事件の種類が多彩
気になる点
- 前知識がないと少し難しい
- 写真は少なめ
- 事件がやや断片的
出版社
岩崎書店
発売日
2020年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
アンズが7歳で警察犬5年目!もうベテランですね。実際にどんな事件を解決したんですか?
佐藤メバル
この本には10以上の事件が収録されています。例えば行方不明の高齢者を森の中から見つけ出したり、犯人追跡で見事な嗅覚を見せたり。
アンズの集中力と根性は本当に人間顔負けで、「這ってでも進む」というプロ意識が感じられます。
橘ナナミ
トイプードルでそこまでやるんですね。体型を超えた能力って感じがします。
佐藤メバル
そうなんです。鈴木さんのトレーニング方法も秀逸で、アンズの隠れた能力を引き出している。この本を読むと、小型犬でも警察犬として十分やっていけるんだと認識が変わりますよ。

捜査・探査でかつやく! 警察犬・災害救助犬・探知犬 (新・はたらく犬とかかわる人たち 2)
こどもくらぶ 著|あすなろ書房
¥3,300(税込)
警察犬・災害救助犬・麻薬探知犬など、社会で活躍する犬たちの仕事を32ページに凝縮。犬と人の信頼関係が社会の安全を守る様子を、豊富な写真とわかりやすい解説で紹介。子ども向けの入門書として最適で、学校図書館でも重宝される一冊。
こんな人におすすめ
小学生の調べ学習や、働く犬に興味を持ち始めた子どもに。親子で学べる内容で、犬の仕事の種類を一望したい人にも。
良い点
- コンパクトで情報が網羅的
- 写真が多く理解しやすい
- 価格は高いが内容充実
気になる点
- ページ数が少ない
- 深掘りは不十分
- 価格が高め
出版社
あすなろ書房
発売日
2018年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
32ページでいろんな犬の仕事がまとまっているんですね。子どもにちょうど良さそうです。
佐藤メバル
そうなんです。警察犬だけでなく、災害救助犬や麻薬探知犬の仕事も写真で紹介されていて、犬と人のチームワークの大切さが伝わります。
学校の図書館でもよく見かけるシリーズですね。
橘ナナミ
麻薬探知犬の訓練ってどんな風にやるんだろう?興味あります。
佐藤メバル
この本では概要レベルですが、犬が匂いを覚えて、隠された物を探し出す仕組みが絵で説明されています。もしもっと深く知りたければ、あとで紹介する『探知犬ものがたり』(No.22)なんかがおすすめです。

きな子: 見習い警察犬
ひろはたえりこ 著|汐文社
¥2,514(税込)
映画『きな子』の原作となる物語。見習い警察犬・きな子と訓練士の奮闘を描く実話で、試験に不合格し続けても夢を追う姿が感動を呼びます。映画と合わせて楽しめる児童文学で、文章量はやや多めですが、読み応え十分。
こんな人におすすめ
映画を観た後に原作も読みたい方に。小学校高学年以上向け。夢をあきらめない物語を求める読者におすすめ。
良い点
- 映画との比較が楽しい
- ストーリー性が高い
- 感動的な実話
気になる点
- 写真がない
- 文字が多い
- 映画と重複する部分あり
出版社
汐文社
発売日
2010年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは映画の原作なんだ!でも内容紹介が短くて、詳しいことがよくわからないです。
佐藤メバル
そうですね、出版社の紹介文が簡略で恐縮ですが、『きな子』は警察犬試験に6年連続不合格の見習い警察犬の実話です。
ひろはたえりこさんの筆致で、きな子のドジで愛らしい性格と、訓練士との絆が丁寧に描かれています。
橘ナナミ
さっきのフォトエッセイ(No.3)も同じ犬の話ですよね?どう違うんですか?
佐藤メバル
そうなんです。No.3の『きな子日和』は写真を中心にしたフォトエッセイで、こちらは文章中心の児童文学。
同じ題材でも視点が違うので、両方読むとより深く楽しめます。映画の原作はこちらなので、まず映画を観てから読むのもいいですね。

ドッグポリス 奇跡の警備犬ものがたり (集英社みらい文庫)
金巻ともこ 著|集英社
¥660(税込)
熱血警官と警備犬シロの絆を描く児童小説。刑事を目指す勇作が、劣性遺伝でハンデのある犬と訓練を重ね、命がけの任務に挑みます。集英社みらい文庫らしい、スピード感と感動が魅力。犬の訓練や警察官の仕事がリアルに描かれ、読み物としての面白さが光る。
こんな人におすすめ
警察や犬が登場する物語が好きな小学生~中学生に。友情と成長のストーリーを求める読者にぴったり。
良い点
- 読みやすい文庫サイズ
- ストーリー展開が早い
- 価格が安い
気になる点
- フィクションなのでノンフィクションではない
- 内容はやや浅め
- 絵がない
出版社
集英社
発売日
2011年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは小説なんですね。犬が主人公じゃなくて、警官と犬のチームって感じですか?
佐藤メバル
そうです。主人公の勇作は刑事志望なのに警備部に配属されて最初は不満。でも相棒のシロという警備犬と訓練を重ねるうちに、強い絆が生まれます。
シロは劣性遺伝のハンデがある犬で、そこもストーリーの鍵になっています。
橘ナナミ
劣性遺伝って、警察犬になれるんですか?現実にはどうなんだろう?
佐藤メバル
現実には、警察犬は健康状態が厳しく検査されます。ただ、この物語ではそうしたハンデを乗り越えるところが感動的なんです。
フィクションですが、犬と人間の信頼関係の大切さがテーマになっていて、子どもたちに人気の作品です。

カリンとフーガ 日本初のプードル警察犬
「プードルスタイル」編集部 著|辰巳出版
¥1,320(税込)
トイ・プードルで初めて警察犬審査に合格した「フーガ」と「カリン」の魅力を詰め込んだフォトブック。2011年に鳥取県で誕生した歴史的な快挙。訓練風景やオフショット写真が満載で、プードル好きにはたまらない一冊。小さいながらも一生懸命な姿に勇気と感動をもらえます。
こんな人におすすめ
トイプードルを飼っている人や、小型犬の可能性に驚きたい方に。可愛い写真を楽しみながら警察犬の仕事も学べます。
良い点
- 写真が豊富で可愛い
- 歴史的な記録
- プードルファン必見
気になる点
- 文章は少なめ
- 情報がやや古い
- ページ数少ない
出版社
辰巳出版
発売日
2012年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本初のプードル警察犬!しかも2頭同時合格なんですね。可愛い写真がたくさんありそうです。
佐藤メバル
そうなんです。2011年に鳥取県で誕生したフーガとカリンは、それまで洋犬が中心だった警察犬の世界に新風を巻き起こしました。
このフォトブックは訓練風景からオフショットまで、その魅力を余すところなく伝えています。
橘ナナミ
プードルって賢いけど、警察官になるには小さすぎないですか?
佐藤メバル
確かにシェパードと比べると小さいですが、嗅覚や従順さでは引けを取りません。実際に資格を取って行方不明者捜索などで活躍しています。
この本を読むと、プードルの可能性の広がりを感じられますよ。

犬は地面を読む: 追及訓練の理論と実践
中嶋恵里子 著|Independently published
¥1,430(税込)
犬の嗅覚の仕組みや臭跡の理論、追及訓練の方法を体系的にまとめた専門書。海外文献と実践経験に基づいており、訓練士やドッグトレーナー志望者には必読の内容。「犬は地面を読む」という視点が新鮮で、トレーニング中の問題解決にも役立ちます。
こんな人におすすめ
警察犬訓練士やドッグトレーナーを目指す専門的な読者に。犬の嗅覚に興味がある研究者や、犬の行動学を学びたい人にもおすすめ。
良い点
- 理論が体系的に整理されている
- 実践的な問題解決法も紹介
- 専門性が高い
気になる点
- 一般読者には難しい
- 写真・図解が少ない
- 価格相応の価値だがニッチ
出版社
Independently published
発売日
2026年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これはかなり専門的な本ですね。追及訓練って具体的にどんなことをするんですか?
佐藤メバル
追及訓練とは、匂いをたどって対象を追跡する訓練のこと。この本では、犬の嗅覚のメカニズム、臭跡がどのように残って変化するか、そして実際の訓練の手順やよくある問題とその解決法まで、とても詳しく書かれています。
橘ナナミ
難しいけど、訓練士を目指す人には貴重な内容ですね。でも一般の読者にはちょっとハードルが高いかも。
佐藤メバル
そうですね。この本はあくまで専門家や熱心な愛好家向け。ただ、犬の能力に純粋に興味がある方なら、理論部分だけでも面白いと思います。著者の知識の深さが感じられる良書です。

柴犬警察犬 二葉
久戸瀬邦子 著|辰巳出版
柴犬「二葉」が史上初の日本犬として警察犬に合格した快挙を、写真満載で紹介。岡山県の嘱託審査会を経て、行方不明者捜索などに活躍するまでの道のりがわかる。柴犬ならではの気質と訓練法の違いも解説され、コスプレ劇場や川柳コーナーなど遊び心も満載。
こんな人におすすめ
柴犬愛好家や、日本犬の可能性を広げたい方に。警察犬に興味があるが、堅苦しい本は嫌だという人にもおすすめ。
良い点
- 柴犬の写真が可愛い
- 日本犬初の警察犬の記録
- コスプレなど遊び要素あり
気になる点
- 情報の深さはやや浅い
- 訓練理論は少なめ
- 対象読者が限られる
出版社
辰巳出版
発売日
2011年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
柴犬の警察犬!めっちゃ可愛いですね。でも柴犬って頑固そうで警察犬になれるんですか?
佐藤メバル
それがなれたんです。岡山県の二葉は、2019年に嘱託警察犬審査会に合格しました。柴犬は確かに独立心が強いですが、その分捜索では自分の判断で動ける面もある。
本書では洋犬との違いをわかりやすく解説しています。
橘ナナミ
コスプレ劇場や川柳コーナーもあるって、楽しい本ですね!
佐藤メバル
そうなんです。堅苦しいノンフィクションではなく、二葉の魅力をたっぷりと味わえるフォトブックです。柴犬好きなら絶対にハマる一冊。警察犬の仕事も学べるので一石二鳥です。

行け名警察犬アルフ号 (わたしのノンフィクション 21)
三田村信行 著|偕成社
少年向けノンフィクションシリーズの一冊で、名警察犬アルフ号の活躍を描く。実際の警察犬の物語を元に、子どもたちに勇気と感動を与える。シリーズ全体で読める構成で、特に警察犬に興味を持ったきっかけに最適。
こんな人におすすめ
小学校高学年~中学生に。実話に基づいた勇気の物語を読みたいお子さんに。男の子にも女の子にもおすすめ。
良い点
- 読みやすい児童書
- 実話がベース
- シリーズで楽しめる
気になる点
- 内容が簡略
- 情報が古い可能性
- 評価が少ないため未知数
出版社
偕成社
発売日
1991年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『行け名警察犬アルフ号』ってタイトルがかっこいいですね。でも内容紹介が短くてよくわからないです。
佐藤メバル
確かに情報が少ないですが、偕成社の「わたしのノンフィクション」シリーズの21巻で、アルフという警察犬の活躍を描いた児童書です。
三田村信行さんの筆で、実際の警察犬をもとにした物語。シリーズは学校図書館でもよく見かけます。
橘ナナミ
なるほど。昔からあるシリーズなんですね。今の子どもにも響くのかな?
佐藤メバル
時代は変わっても、犬と人の絆の物語は普遍です。特に小学校中学年くらいの子が、初めて読むノンフィクションとしてぴったり。
アルフ号の勇敢さにきっと胸が熱くなるでしょう。

ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには (なるにはBOOKS)
井上こみち 著|ぺりかん社
¥1,430(税込)
家庭犬から警察犬・盲導犬・災害救助犬まで、幅広い分野のドッグトレーナーや訓練士の仕事を紹介。なるにはBOOKSシリーズの一冊で、職業としての犬の訓練士の全体像がわかります。具体的な資格や収入、やりがいまで網羅。
こんな人におすすめ
犬の仕事に就きたい中高生や、キャリア選択の参考にしたい学生・社会人に。進路指導の教材としても最適。
良い点
- 網羅的に職種を解説
- 具体的な進路情報あり
- 信頼できるシリーズ
気になる点
- 各職種の深掘りは不十分
- 警察犬だけに特化していない
- やや堅い印象
出版社
ぺりかん社
発売日
2016年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ドッグトレーナーになるには、ってタイトルそのままですね。でも警察犬だけじゃなくて、いろんな訓練士の仕事が載っているんですね。
佐藤メバル
そうです。家庭犬のしつけから、盲導犬、聴導犬、介助犬、セラピードッグ、災害救助犬、麻薬探知犬、山岳救助犬まで、幅広くカバーしています。
それぞれの訓練の違いや必要な資格、収入などが具体的に書かれています。
橘ナナミ
警察犬の訓練士になるにはやっぱり特別な資格がいるんですか?
佐藤メバル
国家資格ではありませんが、嘱託警察犬指導士などの認定制度があります。この本ではそうした道筋も説明されています。
警察犬に特化した本もいいですが、まず全体像をつかむにはこの一冊が便利です。

警察犬 (社会でかつやくするイヌたち 2)
こどもくらぶ 著|鈴木出版
子ども向けの警察犬入門書。社会で活躍するイヌたちシリーズの1冊で、警察犬の種類や訓練、出動の様子を写真とイラストで解説。31ページのコンパクトな作りで、調べ学習のスタートに最適。
こんな人におすすめ
小学校低学年~中学年の調べ学習に。初めて警察犬を知る子どもに手渡したい一冊。
良い点
- 構成がわかりやすい
- 写真が多い
- シリーズで揃えられる
気になる点
- 情報量が少ない
- 新しい情報かどうか不明
- 価格が不明
出版社
鈴木出版
発売日
2005年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
31ページの薄い本ですね。でも警察犬の基本が全部載っているんでしょうか?
佐藤メバル
あすなろ書房のシリーズ(No.8)と似ていますが、こちらは鈴木出版のシリーズ。警察犬に特化していて、種類や訓練、実際の仕事の流れを写真で見せてくれます。
ページは少ないですが、導入としては十分です。
橘ナナミ
図書館でよく見るタイプですね。子どもが興味を持つにはいいかもしれません。
佐藤メバル
そうですね。これをきっかけに、もっと詳しい本を読むようになることも多いです。最初の一歩としておすすめです。

警察犬・麻薬探知犬・災害救助犬 ほか
アルバ 著|金の星社
警察犬・麻薬探知犬・災害救助犬など、人の社会を支える犬たちを2巻構成で紹介するうちの1冊。64ページと少しボリュームがあり、写真や図解を使ってわかりやすく解説。現場の写真が多く、実感がわく構成。
こんな人におすすめ
小学生の自由研究や、いろんな働く犬を一気に知りたい子どもに。学校図書館にも適してます。
良い点
- 写真が豊富
- 64ページで情報量適度
- シリーズで学べる
気になる点
- 個別の深掘り不足
- 警察犬以外も含む
- 少し古い可能性
出版社
金の星社
発売日
2020年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本も働く犬のシリーズですね。64ページで警察犬以外も載っているんですね。
佐藤メバル
金の星社から出ているシリーズで、盲導犬や聴導犬、介助犬なども含めて2巻構成になっています。警察犬だけでなく、麻薬探知犬や災害救助犬の現場も写真で紹介。働く犬の全体像をつかむにはいいですね。
橘ナナミ
でも警察犬に特化した本と比べると、一つのテーマの深さはないですよね?
佐藤メバル
そうですね。この本はあくまで入門的な位置づけです。でも、写真が多いので子どもが興味を持ちやすい。まずこの本で世界を広げてから、アンズのシリーズなどに進むといいでしょう。

警察犬物語
鈴木貴子 著|潮出版社
警察犬に関する総合的なノンフィクション。215ページのボリュームで、警察犬の歴史や代表的な犬たち、訓練の実際などを幅広くカバー。警察犬のすべてを知りたい一般読者にぴったりの一冊。
こんな人におすすめ
警察犬について体系的に学びたい大人に。一冊で全体像をつかみたいという方におすすめ。
良い点
- ページ数が多く詳細
- 歴史も網羅
- 信頼できる内容
気になる点
- 写真が少ない可能性
- 対象が大人向け
- 少し堅い印象
出版社
潮出版社
発売日
1987年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
警察犬物語ってタイトルですが、どんな内容なんですか?
佐藤メバル
潮出版社から出ているノンフィクションで、警察犬の歴史や代表的な警察犬の活躍、訓練方法などを総合的にまとめています。
215ページとボリュームがあり、大人の読者を想定した内容です。
橘ナナミ
アンズの本は何冊も読んだけど、こういう俯瞰した本もあるんですね。
佐藤メバル
ええ。個別の犬の物語もいいですが、警察犬全体を知りたいならこの一冊が便利です。特に歴史の部分は貴重で、日本で警察犬制度が始まった頃からの流れがわかります。

警察犬物語 1巻
石川サブロウ 著|ビーグリー
週刊少年ジャンプに掲載された、人間と警察犬の心の交流を描いた漫画。警察犬の訓練を織り交ぜながら感動的なストーリーが展開。漫画なので読みやすく、警察犬に興味がない人でも楽しめる。昔の名作ですが、今でも十分面白い。
こんな人におすすめ
漫画好きで警察犬の世界に触れたい人に。ノンフィクションは苦手だけど、警察犬に興味がある方におすすめ。
良い点
- 漫画で読みやすい
- 感動的なストーリー
- 警察犬の知識も得られる
気になる点
- 古い作品
- 入手が難しい可能性
- 児童向けではない
出版社
ビーグリー
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
漫画で警察犬の物語があるんですね!ジャンプに載ってたなんて意外です。
佐藤メバル
そうなんです。石川サブロウさんの作品で、警察犬の訓練を通して人間と犬の絆を描いています。少年ジャンプらしい熱い展開が魅力。今は電子書籍で読めるかもしれません。
橘ナナミ
でも内容紹介が短くて、具体的な警察犬の仕事まで描かれているのか心配です。
佐藤メバル
訓練シーンもきちんと出てきます。もちろん漫画なので誇張はありますが、警察犬の仕事の雰囲気を掴むにはいいですよ。
特に、子どもが初めて警察犬に興味を持つきっかけには最適かもしれません。

ぼくはハナの警察犬: 婦人警察官との愛情物語 (ポプラ・ノンフィクション 61)
舟越健之輔 著|ポプラ社
婦人警察官と警察犬ハナの愛情物語。ポプラ・ノンフィクションシリーズの一冊で、実話を基にした感動的なストーリー。女性警察官と犬のパートナーシップがテーマで、珍しい視点。
こんな人におすすめ
女性の警察官や、警察犬と女性の関係に興味がある方に。児童書なので小学生から読めます。
良い点
- 婦警と警察犬の珍しい組み合わせ
- 感動の実話
- 読みやすい児童書
気になる点
- 情報が少ない
- 入手が難しいかも
- 内容がやや薄い
出版社
ポプラ社
発売日
1992年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ぼくはハナの警察犬」ってタイトル、視点が犬側なんですね。婦人警察官との愛情物語って珍しい。
佐藤メバル
そうなんです。ポプラ社のノンフィクションシリーズで、女性警察官と警察犬ハナの絆を描いています。実話を元にしているので、感動的な内容だと思います。
橘ナナミ
今の警察にも女性警察官と犬のコンビはいるんですか?
佐藤メバル
もちろんいます。最近は女性ハンドラーも増えています。この本は少し古いかもしれませんが、そうしたコンビの原点として読む価値があります。

首輪をつけた刑事たち: 警察犬物語
来栖三郎 著|文芸社
「首輪をつけた刑事たち」というタイトルの警察犬物語。237ページのエッセイ集で、さまざまな警察犬とハンドラーのエピソードが収められている。著者来栖三郎の体験をもとにしたリアルな話が魅力。
こんな人におすすめ
警察犬の現場を知りたい大人の読者に。ノンフィクション好きで、エッセイ形式が好きな方におすすめ。
良い点
- エッセイタッチで読みやすい
- 現場のリアルさ
- ボリュームがある
気になる点
- 入手困難かも
- 文芸社の自費出版?
- 情報が限定的
出版社
文芸社
発売日
1999年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「首輪をつけた刑事たち」ってタイトル、詩的ですね。でもどんな内容ですか?
佐藤メバル
警察犬を「首輪をつけた刑事」に例えたエッセイ集です。著者の来栖三郎さんが実際に見聞きした警察犬とハンドラーのエピソードがたくさん収録されています。
橘ナナミ
文芸社って自費出版のイメージがありますが、内容はちゃんとしているんですか?
佐藤メバル
自費出版でも、専門的な内容で価値がある本はあります。この本も、警察犬の日常や事件の裏側が生々しく描かれていて、他では読めない話が多いです。図書館で探してみるといいでしょう。

探知犬ものがたり (文研ブックランド)
有島希音 著|文研出版
¥1,760(税込)
警察の捜査や災害救助、税関などで活躍する探知犬に焦点を当てたノンフィクション。北海道を中心に、子犬から現役、引退までを取材。探知犬の一生を追った貴重な記録で、『犬は地面を読む』(No.12)より読みやすい。
こんな人におすすめ
探知犬の仕事に興味がある中学生以上に。犬の生涯を通じて働く犬の現実を知りたい方におすすめ。
良い点
- 探知犬に特化
- 一生を追う構成
- 読みやすい児童文学調
気になる点
- 警察犬一般ではない
- 文研ブックランド向けでやや子どもっぽい
- 対象年齢が限られる
出版社
文研出版
発売日
2025年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
探知犬ものがたりって、さっきの麻薬探知犬とかと同じですか?
佐藤メバル
そうですね。探知犬とは、嗅覚を使って特定の物や人を探す犬の総称です。警察の捜査、災害救助、税関の検査など様々な現場で活躍します。
この本はそんな探知犬の一生を、北海道を中心に取材してまとめています。
橘ナナミ
子犬から引退までがわかるのはいいですね。警察犬のその後ってあまり知られていないので興味があります。
佐藤メバル
そうなんです。多くの人は現役の姿しか思い浮かべませんが、引退後の生活も大事。この本ではそこまで丁寧に描かれていて、犬を仕事に使うことの責任について考えさせられます。

躍動する爆発物探知犬: 日本の最前線を守る
二見龍 著
爆発物探知犬に特化した、日本の最前線を守る警備犬の実態。マリノア犬種の俊敏な動き、ハンドラーとの強固な信頼関係、最新の訓練法まで。対談形式で現場のリアルな声を伝え、海外と日本の違いもわかる。
こんな人におすすめ
警備・セキュリティ関係者や、爆発物探知に興味のある犬好きに。実戦レベルの情報を求める大人向け。
良い点
- 専門的で詳細
- 対談形式で読みやすい
- 日本の最前線がわかる
気になる点
- 一般読者には高度
- 写真は少なめ
- 価格が不明
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
爆発物探知犬って聞いたことありますけど、実際どんな訓練をするんですか?この本でわかりますか?
佐藤メバル
この本は日本警備犬協会の川野氏との対談形式で、爆発物探知犬の育成や現場の実力を詳しく解説しています。
例えば、海外ではVIP警護に必ず犬の捜索が入ること、爆発物を仕掛けるテロリストとのいたちごっこの現状など、かなりマニアックな内容までカバー。
橘ナナミ
マリノアっていう犬種、初めて聞きました。シェパードとどう違うんですか?
佐藤メバル
マリノアはベルジアン・シェパードの一種で、シェパードより体格が締まっていて俊敏。まさに戦う犬という印象だそうです。
この本ではそうした犬種の特徴や、ハンドラーとのチームワークの作り方も語られています。警備のプロ向けですが、興味のある方にはたまらない一冊です。

死体捜索犬ソロが見た驚くべき世界
カット・ワレン 著|エクスナレッジ
ジャーマン・シェパードのソロが死体捜索犬として成長する姿を描く、科学とノンフィクションが融合した一冊。著者は科学ジャーナリズムの教授で、犬の嗅覚や人間とのパートナーシップを最新研究から解き明かす。犬の驚くべき能力と深い絆に迫る、大人のための読み物。
こんな人におすすめ
犬の科学に興味がある大人の読者に。人間と犬の関係を深く知りたい方、あるいは死体捜索犬という特殊な仕事に興味がある方におすすめ。
良い点
- 科学と物語のバランス
- 著者の専門性
- 犬の能力の解明
気になる点
- テーマが重い
- ページ数が多い
- 一部残酷な描写あり
出版社
エクスナレッジ
発売日
2014年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
死体捜索犬って、ちょっと怖いイメージがあります…でも助教授が書いた本なんですね。
佐藤メバル
そうなんです、カット・ワレンさんはノースカロライナ州立大学の科学ジャーナリズムの教授。自分の愛犬ソロを死体捜索犬として育てる過程を通じて、犬の嗅覚や人間との絆を科学的に探求しています。
遺体捜索というテーマは重いですが、犬の能力へのリスペクトに満ちた内容です。
橘ナナミ
でも、遺体を見つけるって犬にとってもストレスじゃないですか?
佐藤メバル
著者はその点にも配慮していて、犬のストレスや倫理についても触れています。また、災害救助など命を救う場面も多い。
犬が人を喜ばせたいという本能で働く様子が感動的です。全392ページとボリュームがありますが、読み応えは十分。

大介、あなたを忘れない: 警察犬フロード・フォンマルノーベル号に捧ぐ
海老澤馨 著|碧天舎
警察犬フロード・フォンマルノーベル号との思い出を綴った追悼記。著者が愛犬との日々を振り返り、警察犬としての活躍とその死を悼む。短いページ数ながら、警察犬と生きた人の深い愛情が伝わる。
こんな人におすすめ
警察犬をパートナーとして愛した人の手記に興味がある方に。犬との別れを経験した人や、警察犬の人間ドラマを求める読者におすすめ。
良い点
- 著者の愛情がひしひし
- 短時間で読める
- 追悼の形として貴重
気になる点
- 内容が薄い可能性
- 入手困難
- 特定の犬にしか関心がない人には向かない
出版社
碧天舎
発売日
2003年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「大介、あなたを忘れない」ってタイトル、とても切ないですね。警察犬への追悼の本なんですね。
佐藤メバル
そうです。警察犬フロード・フォンマルノーベル号、通称「大介」という犬への追悼記です。著者の海老澤さんが、一緒に過ごした日々、警察犬としての活躍、そして別れまでを綴っています。
橘ナナミ
93ページと短いですが、その分思いが凝縮されているんでしょうね。
佐藤メバル
そうですね。長く生きる犬の物語もいいですが、こうして一頭の犬に捧げられた追悼の書は、警察犬と人間の関係の深さを静かに伝えてくれます。
あまり知られていない本ですが、心に響く一冊です。
殺処分ゼロを目指して―アンズが伝える命のメッセージ
橘ナナミ
アンズって殺処分されるところだったんですよね。そういう背景があるから、命の大切さを学べる本でもあるのかな?
佐藤メバル
その通り。『警察犬になったアンズ』では、DVを受けていた元の飼い主から引き取られ、殺処分寸前だったことが描かれている。この本は単なる動物ものではなく、命の重みや、人間の身勝手さ、そして再生の物語でもあるんだ。『おかあさんになった警察犬アンズ』では、アンズが自分の子どもたちに「強い気持ち」「やさしい気持ち」「がんばる気持ち」を教える様子が描かれていて、これが殺処分問題の啓発にもつながっている。子どもに動物倫理を伝える第一歩として、アンズの本は非常に優れているよ。
警察犬の訓練とリアルな現場
橘ナナミ
警察犬って、どんな訓練をするんですか?アンズがどんなふうに育てられたのか知りたいです。
佐藤メバル
アンズはトイプードルという小型犬で、警察犬としては異例だよね。その訓練過程が『警察犬になったアンズ』や『ドッグトレーナーになりたいきみへ』に詳しく書いてある。特に『ドッグトレーナーになりたいきみへ』では、鈴木さんが30年以上の経験で培った指導法が紹介されていて、犬のやる気を引き出す「遊び」を取り入れた訓練がポイント。また『犬は地面を読む』は追及訓練の理論書で、実際のハンドラー向けの内容。現場の生の声を知りたいなら、『警察犬アンズの事件簿』で実際の捜索事例を読むのがおすすめだね。
警察犬を目指す子どもへのキャリア教育
橘ナナミ
ドッグトレーナーになりたい子にはどの本がいいですか?
佐藤メバル
まず『ドッグトレーナーになりたいきみへ』がストレート。嘱託警察犬指導士になるための道のりが具体的に書かれている。さらに『ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには』(なるにはBOOKS)は警察犬以外の職業も含めて幅広く紹介。『首輪をつけた刑事たち』や『警察犬物語』(鈴木貴子)も職業物語として読める。また、漫画『警察犬物語 1巻』は人間と警察犬の絆を感動的に描いていて、職業への興味を引き出すきっかけになるよ。
よくある質問
警察犬になったアンズは何歳向け?
橘ナナミ
警察犬になったアンズは何歳向けについて教えてください。
佐藤メバル
小学校中学年(3〜5年生)向けです。文章量はやや多いですが、ノンフィクションとして読みやすい。低学年には『がんばれ、アンズ!』(絵本)がおすすめ。
おかあさんになった警察犬アンズはシリーズ何作目?
橘ナナミ
おかあさんになった警察犬アンズはシリーズ何作目について教えてください。
佐藤メバル
シリーズ3作目です。1作目『警察犬になったアンズ』、2作目『がんばれ、アンズ!』の続編として位置づけられます。
アンズシリーズ以外で警察犬について学べる本は?
橘ナナミ
アンズシリーズ以外で警察犬について学べる本はについて教えてください。
佐藤メバル
『きな子』シリーズ(実話フォトエッセイ)、『カリンとフーガ』(日本初のプードル警察犬)、『柴犬警察犬 二葉』(日本犬初の警察犬)、『犬のおまわりさんボギー』(警察広報犬)などがあります。
ドッグトレーナーになりたい子どもにおすすめの本は?
橘ナナミ
ドッグトレーナーになりたい子どもにおすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
『ドッグトレーナーになりたいきみへ』(鈴木博房)が最適です。さらに『ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには』(なるにはBOOKS)も職業理解に役立ちます。
殺処分問題について子どもに伝えるのに良い本は?
橘ナナミ
殺処分問題について子どもに伝えるのに良い本はについて教えてください。
佐藤メバル
『警察犬になったアンズ』が最も直接的です。殺処分寸前から警察犬になった実話を通して、命の大切さを学べます。
警察犬の訓練方法がわかる本は?
橘ナナミ
警察犬の訓練方法がわかる本はについて教えてください。
佐藤メバル
専門的には『犬は地面を読む』(追及訓練の理論と実践)があります。一般向けには『警察犬になったアンズ』や『ドッグトレーナーになりたいきみへ』で訓練の様子がわかります。
アンズの本は電子書籍で読める?
橘ナナミ
アンズの本は電子書籍で読めるについて教えてください。
佐藤メバル
Amazon Kindleなどで電子版が販売されているものもあります。ただし、全作品が電子化されているわけではないので、購入前に各ストアで確認してください。
アンズシリーズを読む順番は?
橘ナナミ
アンズシリーズを読む順番はについて教えてください。
佐藤メバル
基本的には『警察犬になったアンズ』→『がんばれ、アンズ!』→『おかあさんになった警察犬アンズ』→『警察犬アンズの事件簿』の順がおすすめです。『ドッグトレーナーになりたいきみへ』は職業編として独立しているので、どこからでも読めます。
まとめ
橘ナナミ
アンズの本、本当にたくさんあって、どれも魅力的ですね。特に『おかあさんになった警察犬アンズ』の、子犬に教える「強い気持ち」っていうのが胸に刺さりました。
佐藤メバル
うん、あの本は親子で読んでほしいな。アンズが人間の子育てにも通じるものを教えてくれる。
橘ナナミ
そうですね。アンズのように、小さくても大きな使命を持って生きる姿は、子どもだけでなく大人にも勇気を与えてくれます。まるで、本の中にアンズの「がんばる気持ち」が詰まっているみたい。この記事を読んだ方が、自分にぴったりの一冊と出会えることを願っています。
佐藤メバル
そうだね。アンズが教えてくれるのは、小さな体でも大きな夢をかなえられるってこと。読者のみなさんも、ぜひアンズの物語に触れてみてください。








