サッカー遠藤本のおすすめ人気ランキング18選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「サッカー 遠藤 本」で検索したら、出てくるのが全部「遠藤」で……これ、遠藤保仁さんの本と遠藤航さんの本が混ざってますよね?
佐藤メバル
そこが最初の関門だね。同じ「遠藤」でも中身も読むべき人も別物。二人を切り分けてから、一冊ずつ見ていこう。
橘ナナミ
どう見分ければいいんですか?
佐藤メバル
いちばんわかりやすいのは「誰の視点で書かれているか」。保仁さんの『自然体』『信頼する力』は、本人が自分のプレーと思考を語る本だよね。航さんの『「楽しい」から強くなれる』は、ドイツ・ブンデスリーガでデュエル勝利数1位を獲得した選手が、そこまでの道のりを6つのステップに整理した本。読み物としての性格がまるで違う。
橘ナナミ
なるほど、まず棚が二つに分かれる感じですね。
佐藤メバル
そのうえで「何のために読むか」で選ぶ。この順番が大事なんだよ。
サッカー遠藤本の選び方
著者が遠藤保仁か遠藤航か
橘ナナミ
混同しやすいの、なんでですか?
佐藤メバル
同じ時代に代表で名前が並ぶからだね。見分けるコツは書名の温度感。保仁さんは『自然体』『サッカーってやつは…。』と飄々としている。航さんは『「楽しい」から強くなれる』で、目標達成の手順書に近い。買う前に著者名を必ず確認して。
目的で選ぶ——思考法/メンタル/語学/子育て・教育/キャリア
橘ナナミ
目的別だと、どう振り分けますか?
佐藤メバル
プレーの思考法なら『自然体』。なぜコロコロとPKを蹴るのか、なぜ海外に行かずともうまくなれたのか、本人が説明している。メンタルと分析なら西内啓さんの『遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる』で、著者は統計分析の専門家。データから選手の価値を読み解く一冊だよ。
橘ナナミ
データ本なんですね!
佐藤メバル
語学は——正直に言うと、遠藤の英語教材は今のところ見当たらない。航さんの本には海外環境への適応の話はあるけど、語学書ではないんだ。子育て・教育なら元川悦子さんの『「いじらない」育て方』、キャリアなら立石敬之さんの『史上最強のサッカー日本代表をつくるために僕はベルギーへ渡った』だね。
読者属性で選ぶ——選手志望の本人/保護者/指導者/ビジネス層
橘ナナミ
選手志望の中学生に渡すなら?
佐藤メバル
『遠藤 保仁(新スポーツスーパースター伝)』。総ルビ付きで、桜島の遠藤3兄弟の話から日本代表まで追える児童図書だよ。名言集と秘蔵写真のページもある。保護者なら『「いじらない」育て方』、指導者なら遠藤彰弘さんの『遠藤3兄弟のサッカー教育』が具体的だね。
橘ナナミ
ビジネス層は?
佐藤メバル
さっきのベルギー本と、『サッカー選手の言葉から学ぶ成功の思考法』。本田圭佑、長谷部誠、遠藤保仁ら代表選手の言葉を222集めた本で、仕事に置き換えて読める。
形式で選ぶ——紙/電子/オーディオブック
橘ナナミ
Kindle派なんですけど、電子で読めますか?
佐藤メバル
全部が電子化されているとは限らない。新刊系は用意されやすいけど、雑誌のバックナンバーや古い単行本は紙だけのこともある。購入前に各ストアで確認するのが確実。オーディオブックも「ある前提」で探さないほうがいいよ。
情報の鮮度で選ぶ——現役時代の記録か、移籍後の最新か
橘ナナミ
2019年のサッカーマガジンの大特集って、今読んでも意味あります?
佐藤メバル
公式戦1000試合出場を称えた号で、本人の『A to Yatto』や元日本代表監督・岡田武史へのインタビューが載っている。その時点の記録として読むなら価値が高い。逆に今の所属を知りたいなら情報は古い。記録と最新情報は別物として使い分けて。
分量と難易度で選ぶ——新書か単行本か、写真・図解の有無
橘ナナミ
軽いほうから入りたいです。
佐藤メバル
なら新書の『自然体』や『信頼する力』。『信頼する力』は南アフリカ・ワールドカップ直前のシステム変更を、中心にいた本人が語る215ページだよ。写真を眺めたいならスーパースター伝のアルバムページが効く。
サッカー遠藤本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、18冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
サッカー遠藤本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)
遠藤保仁 著|小学館
¥1,482(税込)
コロコロPKの理由、海外に行かずともうまくなれた理由、なぜ緊張せずプレーできるのか。遠藤保仁本人が、体格も経歴も決して恵まれていない選手がどうやって日本サッカーのキーマンになったのかを自らひもとく一冊。プレーの判断の裏側を本人の言葉で追えるのが最大の読みどころで、伝記や評伝とは違い、本人の内側の論理に直接触れられる。データ分析の本とも違う、当事者ならではの視点が詰まっている。
こんな人におすすめ
遠藤保仁のプレーの判断基準を本人の言葉で知りたい人。PKや試合前の心境に関心がある読者。選手の思考法を自分の仕事や生活に置き換えて考えたい人。新書サイズで通勤時間に読み切りたい人。試合映像を見ながら読み返したい人。
良い点
- 本人の言葉で思考を追える
- PKの駆け引きなど具体例が豊富
- 新書で読みやすい分量
気になる点
- 図版や写真は多くない
- 戦術の詳細な分析は少なめ
- 映像がないと想像しにくい
出版社
小学館
発売日
2009年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、そもそも「自然体」ってタイトルが気になります。緊張しない人なんているんですか。試合前とかに心臓バクバクになりません?
佐藤メバル
いい質問だね。この本で遠藤さんが掲げているのは、力まないことそのものより、そこに至るまでの準備の話なんだ。
なぜコロコロと転がすPKを選ぶのか、なぜ海外に行かずともうまくなれたのか、本人が自分の言葉で説明している。
決める前の過程にページが割かれていて、そこが読みどころだよ。
橘ナナミ
結果じゃなくて、そこに至るまでなんですね。ハウツー本とはちょっと違う感じがします。
佐藤メバル
そう。だから真似するというより、自分の場面に置き換えて読むと効いてくる。経歴を追う伝記でもなく、本人の内側の論理に触れられる貴重な一冊だよ。

遠藤 保仁 (新スポーツスーパースター伝 4)
ベースボール・マガジン社 著|ベースボール・マガジン社
¥1,980(税込)
桜島が生んだ「遠藤3兄弟」の秘話から、幼少期、中学・高校時代、プロ、日本代表までをたどる児童向けの伝記。総ルビ付きで、桜島ってどんなところ?鹿児島実業高校ってどんな高校?といった豆知識コラムも多数収録している。巻末の秘蔵写真アルバムと、名言をまとめた「明日への勇気と力をくれるヤットのことば」まで付く構成が、大人向け評伝との大きな違いだ。
こんな人におすすめ
小学生から中学生のサッカー少年少女。夏休みの調べ学習や読書感想文の題材を探している家庭。子どもと一緒に遠藤保仁の歩みを追いたい親。写真を見ながら選手の人生をたどりたい人。教室や図書室に置いておきたい人。
良い点
- 総ルビで子どもが読める
- 豆知識コラムで調べ学習にも
- 秘蔵写真と名言集を収録
気になる点
- 大人には物足りない分量
- 戦術的な踏み込みは浅い
- 掲載時点の情報で止まる
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2022年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、児童書なんですね。総ルビ付きって書いてあります。子ども向けでも、大人が読んで面白いものでしょうか。
佐藤メバル
そこが面白いところでね。人生を追う伝記としての構成はしっかりしているし、巻末の写真アルバムと「ヤットのことば」は大人がめくっても楽しい。
桜島の説明や鹿児島実業高校の話など、豆知識コラムが地味に効くんだよ。
橘ナナミ
へえ、調べ学習にも使えるんですね。読み聞かせでもいけそう。
佐藤メバル
そうだね。ただ戦術を深く掘る本ではないから、そこは別の本と組み合わせるといい。遠藤保仁という人の入り口としては、とても良い一冊だと思うよ。

遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる データが見せるサッカーの新しい魅力 (SB新書)
西内啓 著|SBクリエイティブ
統計学のエキスパートがサッカーのデータを分析し、観戦のポイントや新しい楽しみ方を示す一冊。一流プレーヤーの技術、隠れた才能の探し方、役割の振り分け、得点につながるプレー、勝敗を左右する選手、気になる疑問まで章立てで追っていく。数字から選手の価値を捉え直す視点は、本人の言葉で語る自著や評伝とはまるで違う角度から同じ選手を照らしてくれる。
こんな人におすすめ
サッカー観戦をもっと深く楽しみたい人。数字やデータから物事を考えるのが好きな読者。選手評価の基準に疑問を持ったことがある人。統計の入門書としても読んでみたい人。観戦仲間との会話のネタがほしい人。
良い点
- データ分析で観戦が変わる
- 章立てが明確で読みやすい
- 統計入門としても使える
気になる点
- 選手の内面には触れない
- 前提知識が要る箇所がある
- 対象データがやや古い
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルの「117%」って、すごい数字ですね。これ、本当にそう計算できるものなんですか。
佐藤メバル
そこは本の中で、データの扱い方とあわせて説明されているよ。大事なのは数字そのものより、何を測れば選手の貢献が見えるのかという考え方なんだ。
統計の専門家がサッカーを題材にしているから、観る目が変わる。
橘ナナミ
なるほど、観るポイントが増える感じですね。遠藤さんの自著とは全然切り口が違う。
佐藤メバル
そう。本人が語る本、周りが語る本、データが語る本、それぞれ別物として並べると面白いよ。同じ選手でも全然違う顔が見えてくるからね。

最後の黄金世代 遠藤保仁 79年組それぞれの15年 (ダ・ヴィンチブックス)
松永多佳倫 著|KADOKAWA
34歳を迎えた遠藤保仁が、なぜなお代表で活躍できるのかを読み解くノンフィクション。アスリート然としないキャラクターや、関係者を驚かせるメンタルコントロールなど、多くのテーマから本人像に迫る。79年組という同世代の視点を軸に据えているのが特徴で、一人の評伝としても、データ分析としてもない重層的な読み味になっている。
こんな人におすすめ
同世代の選手たちのその後も含めて知りたい人。メンタルコントロールに関心がある読者。ノンフィクションとして読み応えを求める人。長く第一線で活躍する条件を考えたい人。じっくり時間をかけて読みたい人。
良い点
- 同世代の視点で立体的
- メンタル面の記述が厚い
- ノンフィクションとして読みごたえ
気になる点
- 試合の詳細な記録は少ない
- 取材時点の情報で止まる
- 写真が中心ではない
出版社
KADOKAWA
発売日
2014年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「最後の黄金世代」って、79年組のことなんですね。遠藤さん一人の話じゃないんですか。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の芯なんだ。同じ年に生まれた選手たちがそれぞれどう歩んだかを重ねることで、遠藤保仁という選手の輪郭がはっきり見えてくる。
同世代という鏡を通しているから、単独の評伝よりも立体的なんだよ。
橘ナナミ
比べることで見えるものがあるんですね。メンタルの話も気になります。
佐藤メバル
関係者が驚くというメンタルコントロールの記述は読みどころだね。長く続けるには何が必要かと考えたい人にも、じわじわ刺さる一冊だと思うよ。

フットボールサミット第6回 この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く
『フットボールサミット』議会 著|カンゼン
複数の論客が遠藤保仁のサッカー世界を読み解くムック。戦術眼、オシムのメッセージ、なぜ愛されるのか、チームメイトの証言、ヤット・スタイルの分析、新時代のボランチ論まで切り口が多彩だ。派手なプレーをしない選手の真価を、それぞれの専門から掘り下げていく構成が、一人の書き手による一冊ものとは違う読み味を生んでいる。
こんな人におすすめ
複数の視点から遠藤保仁を読み解きたい人。戦術やボランチ論に関心がある読者。雑誌的な読み物が好きな人。オシム時代の日本代表を振り返りたい人。寄稿者ごとの文体の違いも味わいたい人。
良い点
- 論客ごとに切り口が違う
- チームメイト証言が貴重
- ボランチ論としても読める
気になる点
- ムックで入手しにくい
- 論考ごとに濃淡がある
- 掲載時点の情報で止まる
出版社
カンゼン
発売日
2013年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、一人の著者じゃないんですね。「議会」って書いてあって。論集みたいなものですか。
佐藤メバル
そう、複数の書き手が同じ選手を別の角度から照らす形式だよ。戦術眼の話、オシムのメッセージ、チームメイトの証言、ボランチ論。
派手なプレーをしない選手の真価を、それぞれの専門から掘っていく。これが意外と貴重でね。
橘ナナミ
同じ人について書いているのに、全然違う本を読んでる気分になりそうです。
佐藤メバル
そこが面白さだね。ただムックなので、見つけたらラッキーくらいの気持ちで探すといいよ。図書館で出会うこともあるからね。

史上最強のサッカー日本代表をつくるために僕はベルギーへ渡った
立石敬之 著|日経BP
ベルギーのクラブの経営権取得とCEO就任から、遠藤航、冨安健洋、鎌田大地らを欧州ビッグクラブへ送り込むまでの舞台裏を、当事者が語り尽くす一冊。「欧州に日本を売り込む」というビジョンを軸に、交渉術、マーケティング、組織論、リーダーシップまで踏み込む。選手の評伝ではなく、選手を送り出す側の視点というのが決定的な違いだ。
こんな人におすすめ
欧州移籍の裏側を知りたいサッカーファン。スポーツビジネスに関心がある人。交渉や組織づくりを学びたいビジネスパーソン。海外で日本の価値をどう伝えるかに興味がある読者。マネジメントの実例を探している人。
良い点
- 経営側の視点が新鮮
- 交渉エピソードが具体的
- ビジネス書としても読める
気になる点
- 試合の描写は少ない
- クラブ事情の前提知識が要る
- あくまで一つの事例
出版社
日経BP
発売日
2025年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、選手の本じゃなくて経営する人の本なんですね。サッカーの本棚に入れていいのかなって一瞬思いました。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。これは選手を送り出す側の話なんだ。中継地点としてクラブを位置づけるという発想が軸にあって、交渉の場面も生々しい。ビジネス書として読む人も多いよ。
橘ナナミ
なるほど、遠藤航選手の名前も出てくるんですね。ファンでも読めそう。
佐藤メバル
読めるよ。ただ主役はあくまで経営だから、そこを面白がれるかどうかが分かれ目だね。マネジメントの実例として読むと、ぐっと来ると思う。

選ばれなかった僕の戦い方
田中パウロ淳一 著|ディスカヴァー・トゥエンティワン
トレセンに選ばれず、プロでも通用せず、海外でも選ばれず、契約満了を経て関東1部から再挑戦。チームの3年連続昇格に貢献し、SNS総フォロワー80万人を超えるJリーガーが、転んで迷って動き続けた中で大切にしてきた考え方を伝える。「選ばれなかった」側の言葉であることが、天才の物語を読む本との決定的な違いになっている。
こんな人におすすめ
夢を笑われた経験がある人。努力しても評価されない時期を過ごしている学生や社会人。スポーツに限らず挑戦を続けたい人。SNS発信を仕事や活動に生かしたいと考えている読者。等身大の言葉に元気をもらいたい人。
良い点
- 挫折からの再起が具体的
- 等身大の言葉で読みやすい
- SNS活用の実例にもなる
気になる点
- 天才型の成功談はない
- サッカーの技術論は少ない
- 著者の知名度に左右される
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
トレセンに選ばれなかった人がプロになって、また挫折して。すごい遠回りですよね。
佐藤メバル
その遠回りがこの本の値打ちなんだ。選ばれてきた人を追い抜く話にはならなかったと本人がきちんと書いている。
そこから関東1部で再起して、昇格に貢献していく。誇張のない語り口だからこそ、刺さる人には深く刺さるよ。
橘ナナミ
SNSで80万人ってところも、今っぽいですね。サッカー以外の人にも関係ありそう。
佐藤メバル
そう、だから学生や社会人にも読まれている。天才の物語ばかり読んで少し疲れたときに手に取ると、ちょうどいいと思うよ。

「楽しい」から強くなれる プロサッカー選手になるために僕が大切にしてきたこと
遠藤航 著|ハーパーコリンズ・ジャパン
ドイツ・ブンデスリーガでデュエル王に輝いた遠藤航が、プロサッカー選手になるために大切にしてきたことを初の書き下ろしで明かす一冊。「好き」を見つける、人と比べない、目標をブレイクダウンする、失うものは何もないと知る、年齢は関係ない。当たり負けしない体には当たり負けしない考え方があるという核が、段階を追う構成で語られていく。
こんな人におすすめ
サッカー少年とその保護者。目標の立て方や分解の仕方を見直したい人。海外挑戦を考えている学生や社会人。同じ名字の別の選手の本と読み比べたい読者。子どもに手渡せる一冊を探している人。
良い点
- 段階ごとの構成で読みやすい
- 目標の分解法が具体的
- 子どもにも手渡しやすい
気になる点
- 選手生活の全記録ではない
- 掲載時点の情報で止まる
- 技術指南の本ではない
出版社
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日
2021年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
待ってください、これ遠藤“航”選手ですよね。保仁さんじゃなくて。同じ遠藤で、しかも航の字が入ってる。
佐藤メバル
よく気づいたね。ここからは航選手の一冊だよ。当たり負けしない体には、当たり負けしない考え方があるというのがこの本の核で、目標をブレイクダウンする手順などが具体的に書かれているんだ。
橘ナナミ
兄弟とか親戚ではないですよね。そこは混ざりそうで怖いです。
佐藤メバル
そこは別人で、混同しないほうがいいね。ただ同じ本棚に並べると、名前が同じで読み比べができるという面白さはあるよ。
目標の立て方を知りたい人には特にすすめている。

明日やろうはバカヤロ- (NSK MOOK)
遠藤保仁 著|日本スポーツ企画出版社
遠藤保仁本人によるムック形式の一冊。写真や誌面構成を生かしながら、本人の言葉がまとまって読める作りになっている。ページ数は多くないぶん、言葉そのものを味わう読み方が向いている。新書の書き下ろしとも、他者が書いた評伝とも違い、誌面の空気ごと受け取るタイプの本だといえるだろう。
こんな人におすすめ
遠藤保仁の言葉をまとめて読みたいファン。写真や誌面デザインも含めて楽しみたい人。短時間で一冊読み切りたい読者。本棚に並べて手元に置いておきたい人。新旧の本人の語りを比べてみたい人。
良い点
- 本人の言葉をまとめて読める
- 誌面としても楽しめる
- 分量が手頃
気になる点
- 体系的な解説ではない
- 入手しづらい場合がある
- 最新情報ではない
出版社
日本スポーツ企画出版社
発売日
2010年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「明日やろうはバカヤロ」って、タイトルが強めですね。遠藤さんの淡々としたイメージとちょっと違う気がします。
佐藤メバル
そこが面白いところでね。普段は静かな人だからこそ、この言葉が残る。ムックなので文章を体系的に読む本ではないけれど、本人の言葉そのものを味わうにはいい一冊だよ。
橘ナナミ
写真も載ってるんですか。それはファンにはたまらないですね。
佐藤メバル
誌面として楽しめる作りになっているよ。ただ見かけたときに手に取る、くらいの気持ちで探すとちょうどいいかな。古書店で出会うこともあるからね。

サッカ-ってやつは…。 (NSK MOOK)
遠藤保仁 著|日本スポーツ企画出版社
¥1,426(税込)
タイトルどおり、サッカーというものに向き合う遠藤保仁本人の語りをまとめたムック。新書の自著より口語的で、肩の力が抜けた言葉が並ぶ。うまくなる方法ではなく、サッカーって何なのかという問いが主題になっていて、技術書でも評伝でもない位置にある。前の一冊と並べると、本人の言葉の温度差まで見えてくる。
こんな人におすすめ
遠藤保仁のサッカー観そのものに触れたい人。気負わず読める本を探している読者。短い単位で言葉を読み返したい人。ムックを集めて楽しんでいるファン。技術論以外の切り口を試したい人。
良い点
- 口語で読みやすい
- サッカー観が主題
- 短い単位で読み返せる
気になる点
- 体系的な目次構成ではない
- 電子版が乏しい場合がある
- 最新情報ではない
出版社
日本スポーツ企画出版社
発売日
2014年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの「明日やろうはバカヤロ」と雰囲気が似てますね。同じシリーズなんですか。
佐藤メバル
近い作りのムックだね。こちらはサッカーとの向き合い方そのものが主題で、うまくなる方法ではなく、サッカーって何なのかという語りが中心になる。並べて読むと違いがよくわかるよ。
橘ナナミ
技術論じゃないんですね。ファン向けの読み物って感じかな。
佐藤メバル
そうだね。遠藤さんの言葉の温度を確かめたい人には嬉しい一冊だと思うよ。寝る前に数ページめくる、なんて読み方も似合うね。

信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21 A 130)
遠藤保仁 著|角川書店(角川グループパブリッシング)
南アフリカ・ワールドカップでベスト16を達成した日本代表。大会直前のシステム変更や起用選手の変更のさなか、チームで何が起きていたのかを、中心にいた遠藤保仁が今だからこそ明かす。「信頼する力」という切り口で代表の内側を語る構成が、個人の半生を振り返る自著とははっきり違うところだ。
こんな人におすすめ
日本代表のチーム内の動きを知りたいファン。組織やチームづくりに関心があるビジネスパーソン。ワールドカップの裏側を読みたい読者。新書で一気に読み切りたい人。チームの揺れをどう乗り越えるか知りたい人。
良い点
- 代表の内幕が当事者視点
- 組織論としても読める
- 新書で読みやすい
気になる点
- 大会当時の情報に限られる
- 個人の半生の話は少ない
- 図解は多くない
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「信頼する力」って、サッカーの本なのに少し抽象的なタイトルですね。
佐藤メバル
そこが要点なんだ。大会直前にシステムや起用が変わって、チームが揺れる。その中で何を信頼の軸にするのかを、中心にいた本人が語っている。
プレーの話というより、チームの内側の話だね。
橘ナナミ
なるほど、仕事にも置き換えられそうです。ベスト16の舞台裏は気になります。
佐藤メバル
当事者しか書けない部分があるよ。組織で動く人にも読んでほしい一冊だね。読む時期によって刺さる箇所が変わるのも面白いところだ。

サッカー選手の言葉から学ぶ成功の思考法 日本代表の選手たちが伝える、強く生きるための222のヒント
サッカーキング編集部 著|朝日新聞出版
¥1,430(税込)
本田圭佑、香川真司、長谷部誠、長友佑都、内田篤人、川島永嗣ら日本代表の主力の言葉を編纂した一冊。遠藤保仁の「もし僕が18歳の頃に戻れるなら、迷惑を掛けてもやっちゃいますね」も収録されている。222の言葉を章ごとに整理してあり、通読も拾い読みもできる構成が、一人を深く掘る評伝との違いだ。
こんな人におすすめ
短い言葉を日々の支えにしたい人。新生活を始めた学生や社会人。朝礼やチームの共有に使いたい指導者。遠藤保仁以外の代表選手の言葉も知りたい読者。贈り物として一冊選びたい人。
良い点
- 拾い読みしやすい構成
- 多数の選手の言葉を収録
- 贈り物にも使いやすい
気になる点
- 一人を深く掘る本ではない
- 言葉の背景説明は短め
- 収録時点の選手に限られる
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、遠藤さんだけの本じゃないんですね。222の言葉って書いてあります。
佐藤メバル
そう、代表選手たちの言葉を集めたアンソロジーなんだ。遠藤さんの言葉も入っていて、18歳に戻れるなら迷惑を掛けてもやっちゃうという一節が収録されている。
章ごとに整理されているから拾い読みがしやすいよ。
橘ナナミ
なるほど、朝礼で使うようなイメージですね。新社会人にもよさそう。
佐藤メバル
そうだね。一人を深く掘る本ではないけれど、言葉を短く持ち歩きたい人には向いている。ページを開いた場所で違う選手に出会えるのも楽しいよ。

「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁
元川悦子 著|日本放送出版協会
遠藤保仁のルーツを、両親の子育て方針、2人の兄の影響、そして生まれ育った桜島の環境から探る一冊。最低限のしつけ以外は子どものやりたいことを尊重するという方針を貫いた両親らの証言を軸に、一流を生む子育ての要件を考えていく。本人の言葉ではなく、周囲の証言で組み立てるのが他の一冊との違いだ。
こんな人におすすめ
子どもの習い事や育成に悩む保護者。少年少女を指導するコーチや先生。教育や子育てに関心がある読者。桜島という環境そのものを知りたいファン。当事者の証言から学びたい人。
良い点
- 周囲の証言が中心で新鮮
- 子育ての指針になる
- 桜島の環境描写が具体的
気になる点
- 戦術や試合の話は少ない
- 本人の現在の声ではない
- 育児観は好みが分かれる
出版社
日本放送出版協会
発売日
2010年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「いじらない」って、どういう意味なんですか。放っておくってことでしょうか。私にはまだ子育ての実感はないんですけど、気になります。
佐藤メバル
そこは誤解されやすいところでね。最低限のしつけはするけれど、やりたいことを大人が決めすぎないという意味なんだ。
両親や兄たちの証言で、その方針がどう効いたかを追っていく本だよ。
橘ナナミ
なるほど。まだ当事者じゃない私でも、習い事の話として読めそうですね。
佐藤メバル
そう、育てる側の判断という視点で読めるから、指導者にもすすめているよ。ただ育児観は人それぞれだから、正解探しではなく比べるつもりで読むといい。

武士力で自由になる 序「サッカー」篇 遠藤保仁の戦術は柳生新陰流!
多田容子 著|多田容子
「切らず、とらず、勝たず、負けざる」剣といわれた柳生新陰流の兵法と、遠藤保仁の戦術が似ているという視点から、頭脳とメンタル、幼少期の心理、仰天の眼力トレーニングまで多面的に探る。柔よく剛を制す、勝っても負けても平常心という理から、独特の間とマイペースの秘密に迫る、類書のない一冊だ。
こんな人におすすめ
遠藤保仁のプレーの理由を別の角度から考えたい人。古武術や身体論に関心がある読者。メンタルや間の取り方を学びたい人。変わった切り口の本を探している読者。武術の稽古をしている人。
良い点
- 類書のない切り口
- 古武術の解説も丁寧
- メンタル論として読める
気になる点
- 独自の解釈が中心になる
- 学術的な裏付けは限定的
- 好みがはっきり分かれる
出版社
多田容子
発売日
2014年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
柳生新陰流!? サッカーと剣術が同じって、さすがに飛躍しすぎでは……と思ってしまいました。
佐藤メバル
そう思うよね。ただこの本は、切らず、とらず、勝たず、負けざるという剣の理と、彼の淡々としたプレーの共通点を丁寧に掘っていく。
眼力トレーニングの話まで出てくるから、読み物として面白いんだ。
橘ナナミ
なるほど、勝ち負けじゃなくて間の取り方の話なんですね。それは気になります。
佐藤メバル
そう。独自の解釈が中心だから、学術書として読むより、視点を借りるつもりで読むといいよ。剣豪小説を書く人が書いているだけに、筆が生き生きしている。
![月刊サッカーマガジン 2019年 10 月号 特集:徹底研究「遠藤保仁」大特集! [特別付録:オリジナルFOOTISTAシリアルコード WCCF FOOTISTA 2019]](https://img.shelf-y.com/items/18544.jpg)
月刊サッカーマガジン 2019年 10 月号 特集:徹底研究「遠藤保仁」大特集! [特別付録:オリジナルFOOTISTAシリアルコード WCCF FOOTISTA 2019]
サッカーマガジン編集部 著|ベースボール・マガジン社
公式戦1000試合出場の偉業を称えた大特集号。本人がキーワードでキャリアを振り返る「A to Yatto」、宇佐美貴史と東口順昭の対談、加地亮×武井択也のOB対談、岡田武史やカルロス・レシャックのインタビュー、39年の足跡をたどる年表、全出場記録、ベストゲーム7選まで収録。その時点の到達点を丸ごと保存した資料性が持ち味だ。
こんな人におすすめ
記録や年表を手元に置いておきたいファン。当時の関係者の証言を読みたい読者。1000試合という節目を振り返りたい人。雑誌の資料的価値を楽しめる人。試合を選んで見返すときの索引がほしい人。
良い点
- 年表と全出場記録が貴重
- 関係者の証言が多数
- ベストゲーム紹介が実用的
気になる点
- 雑誌のため入手が難しい
- 掲載時点で情報が止まる
- 電子版は限られる
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2019年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
雑誌なんですね。1000試合出場のときの特集ってことですか。
佐藤メバル
そう。本人がキーワードでキャリアを振り返る記事や、チームメイト、OB、恩師のインタビューが並ぶ。39年の足跡をたどる年表と全出場記録は、あとから調べるときにも役立つ資料だよ。
橘ナナミ
それは保存版ですね。ただ雑誌って、今から買うのは難しそうです。
佐藤メバル
そこは正直なところ、見つけたら確保、という類の本だね。図書館で探す手もあるよ。記録を眺めているだけでも、けっこう時間が溶けるんだけどね。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック・ ナンバー) 2007年7/19 682号◆オシムはアジアを制するか。Asian Cup 2007■10番の決意中村俊輔■静かなる主役遠藤保仁■アジアカップ15年の記憶
文芸春秋
アジアカップ2007のプレビュー号で、中村俊輔の「10番の決意」と並んで「静かなる主役」として遠藤保仁を特集している。オシムコードの解読、チームメイトの交錯、各国の事情まで、当時の代表を多角的に切り取った。その時点でどう見られていたかがそのまま残っていて、後年の評伝を読んだあとに戻ると発見が多い。
こんな人におすすめ
オシムジャパン時代を振り返りたいファン。当時の雑誌の空気ごと読みたい人。遠藤保仁がどう評価され始めたかを知りたい読者。中村俊輔や川口能活の記事も読みたい人。古い雑誌を収集している人。
良い点
- 当時の論調がそのまま残る
- 代表選手の記事がまとまる
- オシム時代の資料になる
気になる点
- 雑誌で入手が難しい
- 遠藤特集の分量は限られる
- 情報が当時で止まる
出版社
文芸春秋
発売日
2007年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「静かなる主役」って見出しがいいですね。この頃はまだ注目され始めた感じなんですか。
佐藤メバル
まさにそこなんだ。中村俊輔さんの10番の記事と並べて、派手じゃないけれど欠かせない存在として書かれている。
当時どう見られていたかがそのまま残っているのが面白いところだよ。
橘ナナミ
後から読むと、評価の変化が分かるんですね。オシムの話も気になります。
佐藤メバル
そこも含めて当時の代表の空気が詰まっている。古い雑誌だから、見つけたら手に取ってみてほしいな。当時の論調を今の目で読むと、また違って見えるよ。

遠藤3兄弟のサッカー教育
遠藤彰弘 著|ザ・ニュースパイラル出版
長男の拓哉さん、次男の彰弘さん、そして末っ子の保仁選手。3兄弟全員が鹿児島実業高校で全国高校サッカー選手権に出場し、Jリーガーを2人輩出した遠藤家のサッカー教育を、兄の彰弘さんが語る。栄光のすべては実家の庭先から始まったという視点で、名門マリノスで培った勝利の哲学や、子ども向けサッカー教室「遠藤塾」の指導法まで収録する。
こんな人におすすめ
兄弟で競い合う環境に関心がある人。サッカーを教える立場のコーチや保護者。マリノスの黄金期を振り返りたいファン。育成年代の指導法を学びたい読者。家庭内の教育方針を考えたい人。
良い点
- 兄の視点で家庭が描かれる
- 指導法の記述が具体的
- マリノス時代の話も読める
気になる点
- 保仁選手本人の著書ではない
- 章ごとに話題が広い
- 著者の主観が中心になる
出版社
ザ・ニュースパイラル出版
発売日
2020年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
お兄さんが書いた本なんですね。しかも3兄弟全員が鹿児島実業で全国大会って、すごい家庭です。
佐藤メバル
そう、栄光のすべては実家の庭先から始まったというのがこの本の軸なんだ。マリノスで培った勝利の哲学や、いま弟と一緒に運営しているサッカー教室の指導法まで書かれている。
橘ナナミ
へえ、指導法も載ってるんですか。コーチの人にもよさそうですね。
佐藤メバル
そうだね。ただ本人の著書ではないから、あくまで兄の目線として読むのが正しい味わい方だよ。答えを教えずヒントを与えるという指導の話は、教える側に響くと思う。

単行本実用 スポーツ・体育 STEP/遠藤航
タイトルに「STEP」と入った、スポーツ・体育の実用書。著者名に遠藤航の名前が置かれている。段階を踏んで進む構成であることがタイトルからうかがえ、一気に読み切る読み物というより、手元に置いて参照する性格の一冊と見られる。書誌として確認できる情報が限られているぶん、実物を手に取って確かめたい本だ。
こんな人におすすめ
遠藤航の名前で出ている実用書を手元に置いておきたい人。段階的に学ぶ形式の本を好む読者。すでに他の著書を読んで関連する冊も揃えたいファン。書店や図書館で実物を確かめてから選びたい人。
良い点
- 段階を追う構成がうかがえる
- 実用書として参照しやすい
- 著者名で選びやすい
気になる点
- 内容紹介の情報が乏しい
- 読み物としての厚みは不明
- 実物で確かめる必要がある
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、内容紹介がほとんど書いてないですね。「STEP / 遠藤航です」で終わってる。
佐藤メバル
そうなんだ。だから僕も、確認できる範囲の情報だけで紹介するね。分かるのはタイトルにSTEP と入っていること、スポーツ・体育の実用書だということ、著者名に遠藤航の名前があること。
段階を踏む作りなんだろうと推測はできる。
橘ナナミ
なるほど、断定しないんですね。そういう本の紹介の仕方もあるんだ。
佐藤メバル
書誌の情報が薄いものを、勝手に中身を想像して紹介するのはよくないからね。書店や図書館で実物を確かめてから選ぶのがおすすめだよ。
手に取れたら、その時点で判断すればいい。
遠藤本の核心メッセージと名言を並べてみる
橘ナナミ
それぞれの本が、結局何を言っているのかを知りたいです。
佐藤メバル
いい質問だね。保仁さんの『自然体』の核心はタイトルどおり「無理に力まない」こと。絶対に決めなければならない場面で、なぜコロコロとPKを蹴るのか——その問いから始まる本だよ。航さんの『「楽しい」から強くなれる』は「好きな気持ちは力になる」という言葉に集約されていて、楽しさを燃料に環境を上げていく話なんだ。
橘ナナミ
同じ「遠藤」でも、温度がぜんぶ違うんですね。
佐藤メバル
そう。『サッカー選手の言葉から学ぶ成功の思考法』には、保仁さんの言葉として「もし僕が18歳の頃に戻れるなら、迷惑を掛けてもやっちゃいますね」が収録されている。18歳の自分に投げる言葉として、これは強いよ。
読む順番と組み合わせ、そして読後のアクション
橘ナナミ
最初に読むなら、どの組み合わせがいいですか?
佐藤メバル
初めてなら、『自然体』で「考え方」、『「楽しい」から強くなれる』で「進め方」を取る。この2冊は相性がいい。指導者や保護者なら『「いじらない」育て方』や『遠藤3兄弟のサッカー教育』を足すと、育成の視点がつながる。
橘ナナミ
読みっぱなしにしないコツはありますか?
佐藤メバル
航さんの本が「目標をブレイクダウンする」「自分の現在地を知る」という章立てになっているのがポイントでね。読んだ章を、そのまま自分の練習メニューや勉強計画に置き換えるところまでやって初めて効く。逆に保仁さんの本は、読み終えたあとに自分のプレーを思い返す時間のほうが大事だと思う。
入手性と、他の選手の本との選び分け
橘ナナミ
古い本はどう探せばいいですか?
佐藤メバル
『月刊サッカーマガジン 2019年10月号』や『Sports Graphic Number 682号』のような雑誌は、新刊として並び続けるものではない。中古市場や図書館を当たるのが現実的だよ。『武士力で自由になる』のように著者自身が出版している本も流通が限られる。逆に新刊系は電子が用意されていることも多いから、まず各ストアで書名を検索してみて。
橘ナナミ
他のサッカー選手の本と比べるなら?
佐藤メバル
長谷部誠や本田圭佑の言葉に触れたいなら『サッカー選手の言葉から学ぶ成功の思考法』が横断的に使える。ただ「遠藤保仁という一人の思考を深く知る」なら、本人の著書か、『最後の黄金世代 遠藤保仁 79年組それぞれの15年』のような評伝に分けたい。本人の言葉か、周囲の証言か。この違いは意識しておくといいよ。
よくある質問
遠藤保仁と遠藤航の本はどう違う?
橘ナナミ
遠藤保仁と遠藤航の本はどう違うについて教えてください。
佐藤メバル
保仁さんは『自然体』『信頼する力』『明日やろうはバカヤロ-』など、自分自身のプレーと思考を語る著書が中心です。航さんは『「楽しい」から強くなれる』のように、目標の立て方や環境の選び方を手順として整理した本。読み物か手順書かという違いで捉えると分かりやすいです。
選手志望の中学生・高校生におすすめの遠藤の本は?
橘ナナミ
選手志望の中学生・高校生におすすめの遠藤の本はについて教えてください。
佐藤メバル
まず『遠藤 保仁(新スポーツスーパースター伝)』。総ルビ付きで、桜島の遠藤3兄弟の話から鹿児島実業高校、日本代表までを追える児童図書で、名言集や秘蔵写真のアルバムページもあります。もう少し背伸びしたい人は遠藤航さんの『「楽しい」から強くなれる』へ進むとよいです。
遠藤航の本はどれから読むべき?
橘ナナミ
遠藤航の本はどれから読むべきについて教えてください。
佐藤メバル
本人の書き下ろしである『「楽しい」から強くなれる』が最初の一冊に向きます。章がステップごとに分かれているので、「目標をブレイクダウンする」「自分の現在地を知る」など、今の自分に必要な章から拾い読みしても機能します。
遠藤保仁の本で絶版・中古しか手に入らないものは?
橘ナナミ
遠藤保仁の本で絶版・中古しか手に入らないものはについて教えてください。
佐藤メバル
断定的には言えませんが、『武士力で自由になる』のように著者自身が出版している本や、『月刊サッカーマガジン 2019年10月号』『Sports Graphic Number 682号』といった雑誌は、新刊として並び続ける種類のものではありません。中古市場や図書館を当たるのが現実的です。
遠藤航の英語学習法が載っている本は?
橘ナナミ
遠藤航の英語学習法が載っている本はについて教えてください。
佐藤メバル
いま挙げた中に、英語そのものを教える遠藤航さんの著書は見当たりません。『「楽しい」から強くなれる』には「海外を肌で感じる」「郷に入れば郷に従う」など海外で生きるための心構えの章はありますが、語学教材ではないので、そこは期待値を分けてください。
Kindleやオーディブルで読める遠藤の本は?
橘ナナミ
Kindleやオーディブルで読める遠藤の本はについて教えてください。
佐藤メバル
個別には断定できません。電子・オーディオブックの対応状況は配信ごとに変わるので、購入前に各ストアで書名を検索して確認を。雑誌のバックナンバーや古い単行本は、紙のみの可能性が高めです。
ビジネスパーソンにおすすめの遠藤の本は?
橘ナナミ
ビジネスパーソンにおすすめの遠藤の本はについて教えてください。
佐藤メバル
立石敬之さんの『史上最強のサッカー日本代表をつくるために僕はベルギーへ渡った』です。遠藤航、冨安健洋、鎌田大地らを欧州ビッグクラブに送り込んだクラブ経営の話で、交渉術や組織論として読めます。サッカー本でありながら経営書でもあります。
一番売れている・評価が高い遠藤の本は?
橘ナナミ
一番売れている・評価が高い遠藤の本はについて教えてください。
佐藤メバル
売上やレビュー数の確定情報を持っていないため、順位は断定できません。ただ、読者層の広さでいえば、保仁さんの『自然体』と航さんの『「楽しい」から強くなれる』が入口として選ばれやすい2冊です。
まとめ
橘ナナミ
今日いちばん印象に残ったのは、「同じ遠藤でも本の性格が全然違う」というところでした。
佐藤メバル
うん。書店員時代、『遠藤保仁』と書かれた背表紙を同じ棚に並べていて、お客さんに「どっちですか」と聞かれて初めて気づいたんだ。名前が同じだけの、まったく別のサッカー人生なんだよね。
橘ナナミ
じゃあ、最初の一冊はどう選べばいいですか?
佐藤メバル
迷ったら、いま自分が「考えたいのか、動きたいのか」で決めて。立ち止まって整理したいなら保仁さんの『自然体』、目標へ踏み出したいなら航さんの『「楽しい」から強くなれる』。保護者や指導者なら、子育て・育成の棚へ回る。
橘ナナミ
それ気になります!
佐藤メバル
遠藤の本は、桜島の庭先から始まってドイツのピッチまで続く、一本の長いパスラインみたいなものなんだ。どこで受け取るかで、見える景色が変わる。だから一冊に絞らなくていいんだよ。
橘ナナミ
パスライン……いいですね。受け手は私、みたいな。
佐藤メバル
そう。走り込む場所は、自分で決めていい。







