ファイナルファンタジー小説本のおすすめ人気ランキング15選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、FF小説って意外とたくさんあるんですね。ゲームはプレイしたことがあるけど、小説はどこから読めばいいのか、正直迷っています。
佐藤メバル
いい質問だね。実は「何が目的か」で選ぶ本が変わるんだ。大きく分けると、①ゲーム本編の補完が読みたい、②ゲームをやっていなくても物語として楽しみたい、③設定資料的にコレクションしたい、の3パターン。まずこの軸を決めると迷わないよ。
橘ナナミ
補完ストーリーなら何が定番ですか?
佐藤メバル
真っ先に挙げたいのは『小説 ファイナルファンタジーVII On the Way to a Smile』だね。FF7本編の後を描いた短編集で、物語の間にあった出来事や、キャラクターたちの心情が補完されている。ゲームをクリアした人には、これが一番刺さる。
橘ナナミ
じゃあ、ゲーム未プレイの人が最初に読むなら?
佐藤メバル
『小説 ファイナルファンタジーI・II・III Memory of Heroes』がおすすめ。初期3作品を1冊で追えるから、FFの原点である「光と闇」の物語をちゃんと味わえる。シリーズの歴史を知る入口としてもいい。
橘ナナミ
なるほど! じゃあ、もうちょっと詳しく選び方のコツを教えてください。
ファイナルファンタジー小説本の選び方
目的別に選ぶ
橘ナナミ
目的別だと、どう分けていけばいいですか?
佐藤メバル
原作を補完したいなら、FF7系なら『Traces of Two Pasts』、FF15なら『The Dawn of the Future』、FF10系なら『小説FINAL FANTASY X-2.5 ~永遠の代償~』が候補になる。未プレイ・初心者なら『Memory of Heroes』のように独立して読める短編集が扱いやすい。設定やコレクション目的なら『FINAL FANTASY XIV 光の回顧録』のように公式短編集とイラストが充実した一冊も楽しい。
プレイ済みタイトル別に選ぶ
橘ナナミ
自分のプレイ歴で選ぶのが確実?
佐藤メバル
そう。FF7をやったことがあるなら『小説 ファイナルファンタジーVII外伝 タークス~ザ・キッズ・アー・オールライト~』や『Dear Destiny』へ。FF14なら『きみの傷とぼくらの絆 ~ON(THE NOVEL)LINE~』はゲーム体験をそのまま物語にしたような一冊。FF11を懐かしむなら『祈りの風』。ナンバリングタイトルの世界を思い出しながら読むと、補完としての価値がぐっと高まります。
著者別に選ぶ
橘ナナミ
著者にもこだわったほうがいいんですか?
佐藤メバル
そうだね。FF7、FF10、FF15などメインシナリオを手がけた野島一成さんの小説は、ゲームのトーンと自然につながります。鳥山求さんなら『エピソード0 -約束-』のように、本編の前日譚を掘り下げる形。藤原祐さん、はせがわみやびさん、梅村崇さんなど、それぞれ語り口が違うのも楽しい。ただし、同じ野島さんでも『X-2.5』は少しビターな味わいなので、著者だけでなく作品ごとの空気も見てほしい。
形式・ボリューム別に選ぶ
橘ナナミ
文庫や電子書籍の違いも考えたほうがいいですか?
佐藤メバル
うん。手軽に読みたいなら電子書籍、棚に並べて愛でたいなら紙の文庫が向いています。ボリュームでは、短編集なら『On the Way to a Smile』や『光の回顧録』が導入に最適。『タークス』や『The Dawn of the Future』は長編なので、時間があるときに。ファミ通文庫のFF11『祈りの風』のように手に取りやすい価格のものもある。まずは短編集で著者のノリを確認するのがおすすめ。
発売時期・完結状況別に選ぶ
橘ナナミ
続きものかどうかも関係ありますか?
佐藤メバル
あります。FF7リメイク関連は『REBIRTH Dear Destiny』と続いているので、最新の展開を追いたい人向き。FF15は外伝の『The Dawn of the Future』で補完されている形。MMOのFF14は拡張ごとに物語が増えていて、短編集もその都度刊行されています。発売時期で言えば、古い作品ほど紙の中古が中心になり、最近の作品ほど電子書籍で手に入りやすい傾向があります。
ファイナルファンタジー小説本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、15冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
ファイナルファンタジー小説本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

小説 ファイナルファンタジーVII On the Way to a Smile
野島一成 著|スクウェア・エニックス
『COMPILATION of FINAL FANTASY VII』を小説で体験できる一冊。既発表の『デンゼル編』『ティファ編』の改訂版に、バレット、ナナキ、ユフィ、神羅、ライフストリームの各編を加えた全7編を収録。本編と映画『アドベントチルドレン』の間を埋めるように、それぞれのキャラクターの心情を丁寧に描いています。特にデンゼルとティファの物語は、ゲームでは見えなかった日常の営みが感じられて、世界の厚みが増すはず。プロットを動かす短編というより、キャラクターの内面と向き合うための一冊です。
こんな人におすすめ
FFVII本編とアドベントチルドレンの間の出来事を知りたい人や、各キャラクターの内面を深く知りたいファンに。特にティファの心情を追体験したい方には読み応えがあります。
良い点
- 公式設定に沿った補完ストーリー
- 7人の視点から世界が立体的に描かれる
- キャラクターの過去と現在がつながる
気になる点
- 短編集なので話が断片的に感じる
- FFVII未プレイでは前提知識が必要
- 暗く重い雰囲気のエピソードも多い
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2009年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、FFVIIの小説って本編だけじゃなくてこんなにあるんですね。この本はどんなお話ですか?
佐藤メバル
『On the Way to a Smile』は本編とアドベントチルドレンの間を埋める短編集ですね。
デンゼルやティファだけでなく、バレットやナナキ、ユフィ、さらには神羅側の視点も収録されていて、それぞれがどうやって再出発したのかが丁寧に描かれています。
橘ナナミ
なるほど…映画の前にみんなこんな思いをしてたんですね。特にどの話がおすすめですか?
佐藤メバル
個人的には『ティファ編』の、バーで再会した客とのエピソードが好きです。彼女がなぜバーを選んだのか、その背負い方がじんわり伝わってきますよ。

小説FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts
野島一成 著|スクウェア・エニックス
『FINAL FANTASY VII REMAKE』と並行して描かれた野島一成による公式小説。エアリスとティファ、二人のヒロインが歩んできた道を追体験できます。ゲーム本編では断片的にしか語られなかった少女時代や、それぞれが抱えてきたものを、繊細な筆致で描き出しているのが魅力。特にエアリスの出生や教会での日々、ティファが故郷ニブルヘイムで経験した出来事が、リメイク作品への理解をさらに深めてくれます。キャラクターへの愛が深まる二部作です。
こんな人におすすめ
エアリスとティファが好きで、もっと彼女たちのことを知りたい人や、REMAKEを遊んでから本編の過去を想像したいプレイヤーに。二人の関係性を丁寧に追いたい方にも。
良い点
- 二人のヒロインに焦点を当てている
- 本編の伏線への理解が深まる
- 読みやすい二章構成
気になる点
- 二人の過去に興味がないと退屈かも
- ゲーム本編のネタバレを含む
- アクションより心理描写中心
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2021年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本はエアリスとティファの二人がメインなんですね。ゲームではあんまり詳しく語られなかった子供時代とかが分かるんですか?
佐藤メバル
そうですね。エアリスがどうやって育ち、ティファがどんな日々を過ごしてきたのかが、野島一成の筆で丁寧に描かれています。
特にティファのニブルヘイムの記憶は、本編のあの事件へとつながる大切なシーンとして読めますよ。
橘ナナミ
それを読むとちゃんとリメイクの見方が変わりそうですね。どっちの話から読むのがおすすめですか?
佐藤メバル
順番はどちらでもいいですが、僕はティファ編を先に読むと、エアリス編との対比がより鮮明になる気がします。
二人の対照的な生き方が浮かび上がってきますよ。

Final Fantasy XV - The Dawn of the Future
『ファイナルファンタジーXV』を題材にした小説。タイトルの『The Dawn of the Future』からは、未来への希望や、まだ見ぬ物語が感じられ、ファンの想像力をかき立てられます。ゲームで描かれた出来事の後だからこそ響く、登場人物たちの言葉や感情の機微を、じっくりと味わえるのが魅力です。小説という形で同世界の物語に触れられるのは大きな喜びで、小説でしか出会えないFFXVを体験したい人におすすめします。
こんな人におすすめ
FFXVが好きで、ゲームの物語をさらに深く味わいたい人や、ノクティスたちとの時間をもう少しだけ過ごしたいプレイヤーに。読書を通じて世界観に浸りたい夜のひとときにぴったりです。
良い点
- FFXVの世界観を再び楽しめる
- タイトルから未来への希望を感じる
- 文字でじっくり余韻に浸れる
気になる点
- 情報が少なく内容を予想しにくい
- ゲーム未プレイだと入りにくい
- 展開が静かで派手さには欠けるかも
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは『FFXV』の小説なんですね。タイトルがかっこよくて気になってました。どんなお話か知ってますか?
佐藤メバル
『The Dawn of the Future』というタイトルが示す通り、未来の夜明けがテーマになっていそうですね。
ゲーム本編では描かれなかったIFの物語や、キャラクターたちの新しい選択が描かれている可能性があります。
ただ、具体的な内容は公開情報が少ないぶん、読者の想像が広がりますよ。
橘ナナミ
なるほど、未知の物語ってワクワクしますね。やっぱりノクティスたちのことがまた読めると思うだけで嬉しいです。
佐藤メバル
ですね。映像で見慣れた彼らの姿が、文字でどんなふうに描かれるのか。ゲームと違ってじっくり心情を追えるのが小説の醍醐味ですから、きっと新しい発見があるでしょう。

小説 ファイナルファンタジーXIII エピソード0 -約束-
鳥山求 著|スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーXIIIの前日譚となる短編集。楽園コクーンの平和が崩れていく13日間を、それぞれの「約束」を胸に生きる7人の視点で描き出します。鳥山求自らが手がけたストーリーは、ゲーム本編で語られなかった背景を補いつつ、本編への導入としても機能。SF的な世界観でありながら、人間ドラマとしての普遍的な感情が軸になっています。本編をより深く味わうための鍵になる一冊です。
こんな人におすすめ
FFXIIIの世界観が好きで、本編の前に何が起きていたのか知りたい人や、複数のキャラクターの視点を楽しみたい方に。ゲームから入った人ほど、あの世界の広がりを再発見できます。
良い点
- 本編への理解が深まる前日譚
- 7つの視点で描く群像劇
- 鳥山求による公式ストーリー
気になる点
- FFXIII未プレイだと前提知識が必要
- 短編集のため話が細切れに感じる
- シリアスな展開が中心
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2009年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
FFXIIIって映像がキラキラしてて印象的だったんですけど、この小説はその前の話なんですね。
佐藤メバル
そうですね。コクーンが滅びるまでの13日間を、7人の人物の視点から追う構成です。ゲームではヒーロー側の物語に焦点が当たりましたが、こちらは「そのとき世界で何が起きていたのか」を教えてくれる群像劇です。
橘ナナミ
「約束」っていう言葉がテーマみたいですが、切ない話も多いんですか?
佐藤メバル
それぞれが大切な人との約束を胸に動き出すわけですが、だからこそ、平和な日常との別れが際立ちます。SFの設定の下で、人の絆や選択が描かれているのが魅力ですね。

小説 ファイナルファンタジーVII外伝 タークス~ザ・キッズ・アー・オールライト~
野島一成 著|スクウェア・エニックス
『FINAL FANTASY VII』の世界で、メテオ落下後の再建時代を描いた書き下ろし長編。ライフストリームを読む商売をするミレイユ探偵社の若者たちが、神羅のタークスと出会い、世界に借りを返すために奔走する姿を追います。ゲームの本編ではスポット的にしか登場しないタークスにスポットを当て、彼らがどう世界と向き合ってきたかをユーモアとリアリティを交えて描くのが見どころ。風刺と成長が同居した大人の青春小説です。
こんな人におすすめ
FFVIIの世界観が好きで、既存のキャラクター以外の視点も楽しみたい方や、タークスのファンにおすすめ。社会の再建というテーマに興味がある人にも響く内容です。
良い点
- タークスの知られざる日常を描く
- 若者たちの成長が瑞々しい
- 本編後の世界を新たな視点で描く
気になる点
- 本編のネタバレが含まれる
- 独特の世界観に慣れるまで時間がかかる
- 登場人物が多く名前を覚えるのが大変
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2011年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タークスって、あの神羅の諜報部ですよね?本編ではあまり表に出ない人たちが主人公なのは新鮮です。
佐藤メバル
そうなんですよ。メテオ落下後の混乱の中、タークスも組織としての再建を迫られています。そこでミレイユ探偵社の若者たちと関わることになるんですね。
彼らは『ライフストリーム読みます』と触れ込む、ちょっと風変わりな商売をしていて、その軽妙な掛け合いが物語に彩りを添えています。
橘ナナミ
世界の再建っていうと重いテーマなのに、若者たちの視点だとポップに読めそうですね。
佐藤メバル
ええ、どこかハードボイルドなタークスの面々と、危なっかしい若者たちの温度差が絶妙で、シリアスになりすぎず、それでいて世界の傷をちゃんと見つめた物語になっています。

小説FINAL FANTASY VII REBIRTH Dear Destiny
野島一成 著|スクウェア・エニックス
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』の前日譚として、エアリスとティファの「大いなる助走」を描く小説。出会いと旅立ちの前日譚という位置づけで、二人のヒロインがどのような思いの中で新たな一歩を踏み出すのかが、丁寧に綴られています。野島一成の手による文章は、ゲームのセリフとはまた違った内面の揺れを感じさせ、本編を遊んだ後だと彼女たちの表情がより深く胸に残ります。リメイクシリーズと並走して読むと感動が増す作品です。
こんな人におすすめ
『FFVII REMAKE』や『REBIRTH』でエアリスとティファの魅力に惹かれた人に。次の物語を待つ間に読むと、本編の見方がぐっと広がります。
良い点
- REBIRTHとつながる公式前日譚
- 二人のヒロインの内面を深掘り
- 野島一成による安定の筆致
気になる点
- REBIRTH未プレイだと楽しみが減る
- 本編のネタバレを含む
- アクションより心理描写が多い
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2026年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『Dear Destiny』ってタイトルが素敵ですね。今度のリメイクの小説なんですか?
佐藤メバル
ええ、『FFVII REBIRTH』の前日譚に当たる作品です。エアリスとティファの二人が、出会いと旅立ちの前にどんな時間を過ごしていたのかが綴られています。
リメイクの新要素ともリンクしているので、ゲームを遊んだ人には特に刺さる内容です。
橘ナナミ
ゲームの中で二人がどう動くか、もう知っているからこそ、その前の気持ちが気になりますね。読むとゲームの見方が変わりそう。
佐藤メバル
まさにその通り。ゲームをクリアした後に読むと、彼女たちの一言一言の重みが変わってきますよ。物語全体が「大いなる助走」と名付けられているのも、二人の未来を思うと感慨深いです。

小説 ファイナルファンタジーI・II・III Memory of Heroes
梅村崇 著|スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーシリーズ最初期の3作品、I・II・IIIを題材にした小説集。光と闇の均衡が破れたとき、という原作のテーマを軸に、3つの物語が新たに紡がれます。ゲームのノベライズとしての忠実な再現というより、各作品の世界観を再構築したファンタジー小説として読めるのが特徴。オムニバス形式なので、シリーズ初心者でも手に取りやすく、古き良きファンタジーの雰囲気を存分に味わえます。シリーズの源流を辿る冒険の書です。
こんな人におすすめ
FFシリーズの原点を知りたい新規ファンや、懐かしい世界をもう一度文字で楽しみたいベテランプレイヤーに。3作分のお得感もあります。
良い点
- I・II・IIIを1冊で楽しめる
- 懐かしい世界観を新しく紡ぐ
- 初心者にも読みやすい章立て
気になる点
- 各話が短めで物足りないかも
- 元ゲームを知っていると新鮮味が減る
- 凝縮されているため詳細が端折られる
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2012年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ファイナルファンタジーの最初の3作品が小説になってるんですね!私はゲームをやったことないけど読めるでしょうか?
佐藤メバル
もちろんです。それぞれの作品が独立した章立てになっているので、ゲームを知らなくてもファンタジー小説として楽しめます。
光と闇がせめぎ合うという、シリーズの原点ともいえるテーマが、3つの物語の中でそれぞれ違った形で描かれているのが面白いんですよ。
橘ナナミ
IとIIとIIIって、物語はまったく別なんですよね?
佐藤メバル
そうだね。だからこそ、1冊の中で3つの冒険を味わえる得した気分になります。シリーズの進化も感じられて、歴代ファンにも初めての人にもおすすめできる内容です。

ファイナルファンタジーXIV きみの傷とぼくらの絆 ~ON(THE NOVEL)LINE~ (電撃文庫)
藤原祐 著|KADOKAWA
オンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』を舞台に、ゲームの出会いとリアルな事情を描いた電撃文庫の一冊。従姉に強引に始められたゲームで出会った猫耳の少女は、現実世界では療養所でノートパソコンを抱える女の子。ゲームの向こう側にある“彼女の傷”と、こちら側で育っていく“僕らの絆”が丁寧に交差します。ゲーム内の出来事がリアルな疼きにつながっていく構成が秀逸で、ゲームと現実の境界線が揺らぐ体験ができます。
こんな人におすすめ
FFXIVプレイヤーはもちろん、ゲームで知り合った人との距離を考えたことがある人に。読書初心者にも読みやすい文体で、電撃文庫らしいキャラクターの魅力も楽しめます。
良い点
- ゲームとリアルを行き来する構成
- 書き下ろしならではの内心描写
- 感情を揺さぶるストーリー
気になる点
- FFXIVを知らないと用語が分かりにくい
- やや通俗的な展開もある
- 現実描写が重く感じる人も
出版社
KADOKAWA
発売日
2017年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この小説、ゲーム『FFXIV』が舞台なんですね。私もやっているので、リアルとゲームの行き来に共感できそうです。
佐藤メバル
そうでしょ。オンラインゲームの中の出会いって、画面越しなのに確かなもので。この物語は、ゲーム内の笑顔と現実の沈んだ目を対比させながら、その間で揺れる心情を丁寧に描いています。
『蒼天の空の下、孤独に新生を待っていた』という一文が印象的です。
橘ナナミ
ゲームの中の絆が、現実の彼女の背中を押すんですね。私もゲームのフレンドに励まされたことがあるので、胸にくる話そうです。
佐藤メバル
きっと橘さんにも刺さると思います。この作品は『ゲームは現実とは別のものだ』と言い切れない人のための物語とも言えますね。

FINAL FANTASY XIV 光の回顧録 Chronicles of Light
株式会社スクウェア・エニックス 著|スクウェア・エニックス
『ファイナルファンタジーXIV』初の公式短編集。Lodestoneで公開された『第七霊災回顧録』『蒼天秘話』『紅蓮秘話』に、開発チーム書き下ろしの4編を加えた全25編を収録しています。ゼノスの過去を描く「その掌が血に染まるまで」、タタルとハンコックの奮闘を描く「クガネ遊戯」、ヒエンとドマの再起の物語「想ひ染む」、ゴウセツのその後を描く「最後の死場」など、本編では深掘りされなかったキャラクターたちの内面に迫ります。世界の隅々に光を当てる一冊です。
こんな人におすすめ
FFXIVのストーリーに魅了され、キャラクターの背景をもっと知りたいプレイヤーに。パッチごとの物語を思い出しながら読める、じっくり浸れる短編集です。
良い点
- 開発チーム書き下ろしが4編収録
- 本編で描かれなかったキャラに焦点
- 挿絵が各話に1点収録
気になる点
- FFXIVの用語を知らないと難しい
- 収録話は過去に公開されたものも多い
- 短編集のため個々の話は短め
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2019年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
FFXIVの短編集なんですね。私はまだ蒼天編を途中なんですけど読んでも大丈夫ですか?
佐藤メバル
物語としては各編が独立しているので、ある程度の知識があれば楽しめます。ただ、収録されている「第七霊災回顧録」や「蒼天秘話」は特定のパッチを前提にしているので、そこまで進めてから読むとより共感できると思います。
書き下ろしのゼノスの過去の話は特に気合が入っていますよ。
橘ナナミ
ゼノスの過去は本編でもあまり語られないですもんね。あのキャラがどうしてああなったのか、気になってました。
佐藤メバル
ええ、あの破滅的な魅力の裏側が、どうやって生まれたのかが描かれています。開発チームによる公式作品だけあって、説得力のあるエピソードになっていますよ。

小説FINAL FANTASY X-2.5 ~永遠の代償~
野島一成 著|スクウェア・エニックス
『ファイナルファンタジーX-2』の後日譚として、ユウナとティーダの新しい日常を描く小説。シンを倒してから数年後、ビサイド島で穏やかな時間を過ごそうとしていた二人が、船の遭難をきっかけに見知らぬ島に漂着し、そこで島の真実と向き合うことになります。ゲーム本編の冒険が「大きな戦い」だとするなら、これは「小さな島の神秘」をめぐる物語。二人の関係性が、成熟した形で描かれているのが魅力です。再会の先にある物語を味わえます。
こんな人におすすめ
FFXとX-2でユウナとティーダの行く末が気になっていた方に。ゲームをクリアして余韻に浸りたい人や、スピラの新しい日常を想像したい人におすすめです。
良い点
- 本編後の二人の関係を描く
- 穏やかでありつつもミステリー性も
- 野島一成による物語
気になる点
- FFX-2の後日談のため前提知識が必要
- シリアスな展開が少ない
- ファンならではの物足りなさを感じるかも
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2013年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この小説ではユウナとティーダが一緒に暮らしてるんですね。エンディングの後が気になっていたので嬉しいです。
佐藤メバル
そうです。FFX-2の後で、やっと再会を果たした二人が、ビサイド島で穏やかな時間を過ごしているところから始まります。
でも、嵐で流れ着いた見知らぬ島で、ユウナがその島の真実に直面するという展開が待っています。
橘ナナミ
大きな冒険じゃないんですね。でも、二人の関係がどう続いていくのか、そういう日常の物語も読みたかったんです。
佐藤メバル
ゲームの壮大な戦いとは違うトーンですが、今度は二人が「どう生きていくのか」というテーマがあります。穏やかなのに、心ざわつく物語ですよ。

小説 ファイナルファンタジー零式 Change the World -The Answer- (ゲームノベルズ)
月島総記 著|スクウェア・エニックス
¥500(税込)
『ファイナルファンタジー零式』を小説化した一冊。狂気の時代、残酷な戦争の中で、0組候補生たちが何を思い、何を選択したのかを鮮やかに描き出します。ゲーム本編では壮絶な運命を辿る彼らですが、小説ではその内面の揺れが細やかに追われ、戦争の中の人間ドラマとして濃厚に立ち上がります。シリーズの中でもダークな作品ですが、その暗さがキャラクターの輝きを際立たせる仕掛けです。
こんな人におすすめ
FF零式の世界観に惹かれた方や、戦争をテーマにした重厚なストーリーが好きな人に。原作ファンにはたまらない一冊です。
良い点
- 0組候補生の内面が丁寧に描かれる
- 戦争の残酷さと青春を対比
- ゲームの名シーンを小説で再体験
気になる点
- 鬱展開が多く読むのが辛いかも
- ゲームの前提知識がないと入りにくい
- 過酷な描写を好まない人には不向き
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2012年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
零式って、たしかすごく切ない話だって聞いたんですが、小説ではどんなふうに描かれてるんですか?
佐藤メバル
戦争の時代を生きる0組候補生たちが、何を思い、何を選んでいくのかに焦点を当てています。ゲームではサクサク進める戦闘シーンも、小説では一行一行が登場人物の命の重さを感じさせます。
題名の『Change the World』に対する答えが、物語のラストでしっかりと示される構成です。
橘ナナミ
「The Answer」ってサブタイトルが重いですね。彼らの心の動きが読めるなら、ゲームとは違うドラマを味わえそうです。
佐藤メバル
そうですね。特に仲間同士の掛け合いの切なさは、文字だからこそ際立つと思います。覚悟を持って読んでほしい一冊です。

小説 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル (ゲームノベルズ)
梅村崇 著|スクウェア・エニックス
ゲーム『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』の小説版。瘴気の闇が世界を覆う中、クリスタルの輝きを頼りに辺境の村ティパの若者クリムが、村のクリスタルを清めるミルラの雫を求めて旅立ちます。初めて見る過酷な世界に戸惑いながらも、クリスタルキャラバンの一員として成長していく姿が描かれます。世界観の描写が美しいので、ゲームの幻想的な空気がそのまま文字になっているようです。クリスタルの光を追いかける冒険が楽しめます。
こんな人におすすめ
FFCCの世界観が好きな方や、王道ファンタジーの冒険を読みたい人におすすめ。ゲーム未プレイでも、はじめての旅路として素直に楽しめる内容です。
良い点
- 幻想的な世界観の描写が美しい
- ゲーム未プレイでも読みやすい
- 王道の成長譚として楽しめる
気になる点
- 展開がゆったりしていてアクションは少なめ
- 既存ファンには新しい情報が少ない
- 物語は序盤の冒険で完結
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2004年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
クリスタルキャラバンって何ですか?初めて聞きました。
佐藤メバル
村のクリスタルを清めるために、ミルラの雫を探しに行く旅団のことです。選ばれた若者たちが外部の世界に出る、いわば通過儀礼みたいなものですね。
主人公のクリムはそこで初めて、瘴気に覆われた実世界を目にします。
橘ナナミ
なるほど、小さな村で育った子が外の世界に飛び出すんですね。ゲームの雰囲気がそのまま出ていそうです。
佐藤メバル
そうですね。辺境の村ティパの温かな暮らしと、外の厳しい世界のコントラストが丁寧に描かれています。ゲームの幻想的な世界観が好きなら、きっと小説の世界にも浸れるはずです。

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト 僕らの世界 上 (ファミ通文庫)
工藤治 著|エンターブレイン
ニンテンドーDS用ソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』のノベライズ上巻。双子のユーリィとチェリンカの冒険を、幼くして命を落としたテテオ王女の視点から描き直した意欲作です。ゲームでは語られなかったエピソードも含まれ、物語の裏側が見えてきます。「あの子たちの望む世界が始まる時までーー少女は見守る」という書き出しが象徴するように、優しくも切ない視線が全体を包みます。上巻では双子の平和な日常と、チェリンカに起こる異変を丁寧に追います。
こんな人におすすめ
『リング・オブ・フェイト』を遊んだことがある方や、ゲームノベライズにオリジナルの視点が加わった作品を読みたい方に。双子たちの物語を別の角度から味わえます。
良い点
- メインキャラクターの視点が新鮮
- ゲームでは描かれない裏話も収録
- 上下巻でじっくり読める構成
気になる点
- 上巻だけでは物語は完結しない
- 原作ゲームを未プレイだと設定が分かりにくい
- テテオ視点が先行するので展開がゆっくり
出版社
エンターブレイン
発売日
2008年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
テテオ王女ってゲームではどんなキャラなんですか?この小説では語り手になるんでしょうか?
佐藤メバル
物語の重要な鍵を握る存在です。原作では早くに命を落としているキャラクターで、ファンの間でも人気の高い役どころ。
彼女の視点から物語が語られるというのは、このノベライズならではの大きな特徴です。
橘ナナミ
亡くなっている子の視点って、ちょっと切なくなりそうですね。ゲームを知っていると新たな発見もありそうです。
佐藤メバル
そうですね。ゲームのイベントの裏で、テテオが何を見ていたのかが分かると、同じ場面でもぐっと切なく感じます。下巻でどう収束するか、気になりますね。

ファイナルファンタジー11 祈りの風 (ファミ通文庫)
はせがわみやび 著|エンターブレイン
¥419(税込)
オンラインRPG『ファイナルファンタジーXI』のノベライズ。見習い冒険者のアルが、異なる種族の仲間とパーティーを組み、数々のクエストをこなしながら成長していく姿を描きます。ゲーム本来の壮大なストーリーを、一冒険者の視点から追体験できるのが魅力。MMORPGならではの他プレイヤーとの交流や、ジョブチェンジの感覚なども感じられ、FFXIを遊んだ人には懐かしさが、未経験者にはオンラインゲームの雰囲気が伝わる一冊です。仲間との絆が冒険を広げていく王道ファンタジーです。
こんな人におすすめ
FFXIをプレイしていた方や、オンラインゲームの雰囲気を小説で味わいたい人に。主人公と同じ目線で冒険している気分を楽しめます。
良い点
- オンラインゲームの空気感を再現
- 種族を超えた仲間との掛け合い
- クエスト攻略のわくわく感がある
気になる点
- 古いゲームのためシステムを知らないと分からない
- 展開がオーソドックスで驚きは少ない
- 冒険のスケールのわりにページ数は控えめ
出版社
エンターブレイン
発売日
2002年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
FFXIって昔のオンラインゲームですよね。小説で読むとどういう感じなんですか?
佐藤メバル
見習い冒険者のアルが、他種族の仲間に導かれてクエストをこなしていく物語です。オンラインゲームの「他の人がいる」という感覚が大切に描かれていて、一人で冒険しているんじゃないんだなと思わせてくれます。
あの頃のFFXIの空気が蘇るようですね。
橘ナナミ
私もMMOをやるので、フレンドとワイワイする楽しさは分かります!小説でもパーティーの掛け合いが楽しいんですか?
佐藤メバル
ええ、種族や性格が異なるメンバー同士の距離感が絶妙で、読んでいて一緒に冒険している気分になります。ゲームを知らない人でも、仲間と出会っていく喜びを味わえるはずです。

ファイナルファンタジー2―夢魔の迷宮 (角川文庫―スニーカー文庫)
寺田憲史 著|KADOKAWA
『ファイナルファンタジーII』の世界観を基にした小説。タイトルの『夢魔の迷宮』が示すように、夢と現実が交錯する迷宮を舞台に、未知の敵・夢魔との戦いが描かれます。ゲームの名シーンをなぞりつつ、小説独自の雰囲気を加えた構成で、ダークでミステリアスなトーンが魅力。著者の寺田憲史はFFシリーズ初期からシナリオに携わってきた人物で、原作への理解が深いことが感じられます。本編では語られなかった夢の世界の物語に引き込まれます。
こんな人におすすめ
FFIIのファンはもちろん、ダークファンタジーや迷宮探索が好きな読者にもおすすめ。古き良きファンタジー小説の趣きを楽しめます。
良い点
- 著者はシリーズ初期のシナリオ担当
- 夢魔という敵がユニーク
- ダークな雰囲気が魅力的
気になる点
- FFIIを知らないとキャラの背景が分かりにくい
- 展開が地味で派手さには欠ける
- 物語のテンポがゆったり
出版社
KADOKAWA
発売日
1989年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ファイナルファンタジーII』の小説なんて珍しいですね。どんなお話ですか?
佐藤メバル
タイトル通り、夢魔が登場する迷宮が舞台の、少しホラー風味なファンタジーです。ゲーム本編のキャラクターたちが活躍しますが、小説では“夢”というテーマを掘り下げて、現実と夢のあわいを巡る独特の空気を描いています。
橘ナナミ
夢の中の迷宮かあ…ゲームでも魔法とかの設定があるから、ファンタジーとしても面白そうです。作者の寺田さんは、昔のFFのシナリオに関わってた人なんですか?
佐藤メバル
そうですね。ファイナルファンタジーIIのシナリオを手がけた方で、作中の世界観を熟知しているからこその安定感があります。
当時のFFの雰囲気を知る人には懐かしく、新しく読む人には新鮮に映る一冊です。
原作ゲームとの関係で整理する
橘ナナミ
FF小説は、原作とどう対応しているんですか?
佐藤メバル
大きく分けると、完全ノベライズ、本編の補完ストーリー、アンソロジー、資料的短編集の4種類があります。完全ノベライズは『ファイナルファンタジー零式 Change the World -The Answer-』や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』。補完ストーリーはFF7やFF15、FF10-2.5。アンソロジー的な位置づけは『光の回顧録』ですね。ゲームのどの場面を切り取っているかを知ると、読み終わったときの満足感が違います。
橘ナナミ
なるほど。時系列で言うと…
佐藤メバル
『XIII エピソード0 -約束-』は本編の13日前が舞台。『X-2.5』はFF10-2の後。FF7では『On the Way to a Smile』が本編後、『Traces of Two Pasts』はリメイク本編より前の過去、『タークス』もメテオ後を描いています。ゲームのどの地点の物語なのかをチェックしてから読むのがコツです。
著者とシリーズで広げる
橘ナナミ
著者で選ぶなら、野島一成さん以外にもいますか?
佐藤メバル
そうですね。FF13の『エピソード0』は鳥山求さん、FF14の『きみの傷とぼくらの絆』は藤原祐さん、FF11の『祈りの風』ははせがわみやびさん、FF零式は月島総記さん、FFCCは梅村崇さん、工藤治さん。FF2の『夢魔の迷宮』は寺田憲史さんが手がけています。同じFFでも、作家の個性がはっきり出ますね。また、今回のランキングには入っていませんが、映島巡さんのようにアンソロジーやノベライズでシリーズを支えた書き手もいます。
橘ナナミ
シリーズごとの展開も知りたいです。
佐藤メバル
まずFF7関連は、リメイクプロジェクトと並行して小説が続いています。FF15は『The Dawn of the Future』が大きな柱。FF14は公式サイトで公開された掌編をまとめた『光の回顧録』と、オリジナルストーリーの『きみの傷とぼくらの絆』という違う方向性の2タイプ。FF11はファミ通文庫の『祈りの風』に代表されるノベライズ。FF零式やFFCCのようなスピンオフ作品も、それぞれ原作ファンのために小説化されています。初期の『Memory of Heroes』や『夢魔の迷宮』から最新のFF7リメイク関連まで、小説化の歴史が長いのもFFならではです。
買う前に知っておきたい入手法と読む順番
橘ナナミ
電子書籍や中古の情報も教えてください。
佐藤メバル
スクウェア・エニックスの作品は電子書籍化が進んでいるので、『On the Way to a Smile』『タークス』『X-2.5』は電子で読めます。『祈りの風』や『零式 Change the World -The Answer-』のように500円前後の廉価なものも。紙の書籍はファミ通文庫、角川スニーカー文庫などレーベルが違うので、中古書店の棚はバラバラ。まずは読みたいタイトルを決めてから、電子書籍を探すのが確実です。
橘ナナミ
読む順番の提案はありますか?
佐藤メバル
完全未プレイなら『Memory of Heroes』か『光の回顧録』から入ると、シリーズの空気感をつかめます。FF7をプレイ済みなら『On the Way to a Smile』→『タークス』→『Traces of Two Pasts』→『REBIRTH Dear Destiny』の順がおすすめ。FF15なら『The Dawn of the Future』を本編の後か、気になっているタイミングで読むと、本編の余韻が深まりますね。
よくある質問
ファイナルファンタジーの小説は何から読めばいい?
橘ナナミ
ファイナルファンタジーの小説は何から読めばいいについて教えてください。
佐藤メバル
まずは短編集がおすすめ。『小説 ファイナルファンタジーI・II・III Memory of Heroes』ならシリーズ初期の空気感をつかめるし、FF7プレイ済みなら『On the Way to a Smile』が入り口に最適です。
FF7リメイク関連の小説はどれを読むべき?
橘ナナミ
FF7リメイク関連の小説はどれを読むべきについて教えてください。
佐藤メバル
リメイク本編より前のエアリスとティファの過去を知りたいなら『Traces of Two Pasts』、リメイクで描かれたデスティニーを掘り下げるなら『REBIRTH Dear Destiny』。本編後の世界なら『On the Way to a Smile』へ。
ゲーム未プレイでも楽しめるFF小説はある?
橘ナナミ
ゲーム未プレイでも楽しめるFF小説はあるについて教えてください。
佐藤メバル
あります。『Memory of Heroes』は原作を知らなくても独立した物語として読めます。『ファイナルファンタジーXIV 光の回顧録』も、FF14を未プレイのまま一編一編のドラマとして楽しめる構成です。
FF15の『ザ・ドーン・オブ・ザ・フューチャー』はゲームとどう関係する?
橘ナナミ
FF15の『ザ・ドーン・オブ・ザ・フューチャー』はゲームとどう関係するについて教えてください。
佐藤メバル
ゲーム本編の物語と深く関わる外伝的な位置づけです。本編をクリアしていると、登場人物たちの選択や願いがより重く感じられます。プレイ待ちの人は、本編後か気になっているタイミングで読むのがおすすめです。
FF14やFF11の小説は何冊出ている?
橘ナナミ
FF14やFF11の小説は何冊出ているについて教えてください。
佐藤メバル
正確な総数は時期によって変わりますが、FF14は公式短編集『光の回顧録』と、電撃文庫から『きみの傷とぼくらの絆』が出ています。FF11はファミ通文庫の『祈りの風』などノベライズが複数あります。
電子書籍で購入できるFF小説は?
橘ナナミ
電子書籍で購入できるFF小説はについて教えてください。
佐藤メバル
スクウェア・エニックス刊の『On the Way to a Smile』『タークス』『X-2.5』などは電子書籍で読めます。『祈りの風』『Change the World -The Answer-』のように500円前後で買える廉価なタイトルもあります。
中古で安く手に入るFF小説は?
橘ナナミ
中古で安く手に入るFF小説はについて教えてください。
佐藤メバル
古めのファミ通文庫や角川スニーカー文庫は中古市場で見つかる場合があります。特に『ファイナルファンタジー2 夢魔の迷宮』のような旧作は、紙の中古か電子書籍の復刻を探すのが現実的です。
野島一成が書いたFF小説のおすすめは?
橘ナナミ
野島一成が書いたFF小説のおすすめはについて教えてください。
佐藤メバル
まずは『On the Way to a Smile』。FF7本編後のキャラクターたちがテーマで、野島さんの筆致が最も純粋に味わえます。過去編なら『Traces of Two Pasts』、別視点の長編なら『タークス』もおすすめです。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日でFF小説の奥深さがかなり分かりました。でも、結局どの一冊を手に取ればいいのか、まだ迷います。
佐藤メバル
それは当然だよ。FFはナンバリングごとに世界が違うから、「これが正解」と一つに絞る必要もない。むしろ、自分のプレイ経験や読みたい気分に合わせて、何冊も並行して読むのが楽しいジャンルだよ。
橘ナナミ
じゃあ、最初の一冊はやっぱり短編集ですか?
佐藤メバル
うん。『On the Way to a Smile』か『Memory of Heroes』、FF14をやっているなら『光の回顧録』からがスムーズ。読み切れるサイズの物語が入っていて、著者の筆致も見極められる。
橘ナナミ
なるほど。私はFF7リメイクをクリアしたので、『Traces of Two Pasts』から読んでみようかな。
佐藤メバル
いい選択だね。エアリスとティファ、二人のヒロインの過去が描かれているから、次にFF7リバースをプレイするときの見え方が変わるはず。小説を読んでからゲームに戻るという楽しみ方もある。
橘ナナミ
ゲームと本が行き来するのって、本当にFFならではですよね。
佐藤メバル
ああ。FFという大きなクリスタルの泉から、ゲームという器と小説という器に水が注がれている。どちらを飲んでも世界は広がるし、両方味わえば、はじめて一つの冒険が完成する。あなたにとって最初のひとすくいが、このランキングの中に見つかりますように。








