日常エッセイのおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、日常エッセイってたくさんありますよね。普通の人の日記みたいなものから、有名な作家さんの人生談まで。読む人の気分によって選び方って変わってくると思うんですが、何を基準に選べばいいんでしょう?
佐藤メバル
いい質問だね。エッセイは本当に幅広いジャンルで、読む目的やそのときの気分で手に取る一冊が変わってくる。大きく分けると「笑いたい」「癒されたい」「旅気分を味わいたい」「人生のヒントがほしい」といった目的別の選び方と、読書経験や形式で選ぶ方法があるんだ。まずは自分がどんな気分で読みたいか、そこから絞っていくのがおすすめだよ。
橘ナナミ
なるほど!私、最近ちょっと疲れてて、何も考えずにほっこりできる本が読みたいんです。そういう時はどんなエッセイがいいですか?
佐藤メバル
それなら『好日日記』(森下典子)がぴったりだね。茶道の世界を舞台に、二十四節気に沿った自然や暮らしの美しさを綴ったエッセイで、読むと心が静かに落ち着く。あとは『毎日がんばっていきる、えらい』(もずく)も、日々の小さな頑張りを温かく描いていて、疲れた心に寄り添ってくれるよ。
橘ナナミ
そうなんですね!笑いたいときはまた違う選び方になるんですか?
佐藤メバル
もちろん。笑いたいなら、佐藤愛子の『九十歳。何がめでたい』は外せない。ユーモアあふれる文章で、年を取るってこんなに痛快なんだと元気をもらえる。あと、高田純次の『適当日記』も、その“適当さ”がむしろ面白くて、肩の力を抜いて笑えるよ。
日常エッセイの選び方
目的別で選ぶ
橘ナナミ
目的別だと、笑いたい、癒されたい以外にもありますよね。旅気分を味わいたいとか?
佐藤メバル
そうだね。『GOROGORO KITCHEN 心満たされるパリの暮らし』(井筒麻三子)は、パリ在住の日本人夫婦の日常を追ったエッセイで、まるで一緒に蚤の市を歩いているような気分になれる。海外旅行の代わりにもなるし、異文化に触れたいときにおすすめ。
読書経験別で選ぶ
橘ナナミ
私はエッセイ初心者なんですけど、読みやすいものから入りたいです。
佐藤メバル
初心者なら、『普通の男のエッセイ集』(まさふみ)がいいよ。短いエピソードが25編収められていて、どこからでも読める。日常のささいな出来事をクスッと描いていて、難しい言葉も出てこない。漫画形式の『やめてみた。』(わたなべぽん)もビジュアルで入ってきやすいのでおすすめ。
形式別で選ぶ
橘ナナミ
形式って、文章だけのものと漫画のものがありますよね。
佐藤メバル
そう。文章エッセイは想像力を働かせる楽しさがある。一方、コミックエッセイは視覚的に共感しやすい。例えば『1年のいたわりごはん日記』(中山有香里)は料理レシピも載っていて、見て楽しいし作っても楽しい。文章エッセイに挑戦したいなら、短めの『ロンドン暮らし6年目の記録』(Nao)が30ページでサクッと読める。
著者タイプ別で選ぶ
橘ナナミ
芸人さんや有名人のエッセイも人気ですよね。
佐藤メバル
そう。ハライチ岩井勇気の『どうやら僕の日常生活はまちがっている』は、テレビで見るあの独特な世界観がそのまま文章になっていて、ファンなら必読。高田純次の『適当日記』も、“適当”なのにどこか味わい深い。芸人エッセイは、その人の人柄がそのまま出るから面白いんだ。
テーマ別で選ぶ
橘ナナミ
テーマと言えば、ペットや家族、仕事など色々ありますね。
佐藤メバル
猫好きなら『GOROGORO KITCHEN』に出てくる猫たちに癒されるし、子育て中なら『子育て1年生』(ちひろ)で共感できる。50代のひとり暮らしに興味があるなら『50代、賃貸ひとり暮らし。』(よう)が参考になるよ。自分のライフステージに合ったテーマを選ぶと、より没頭できる。
気分別で選ぶ
橘ナナミ
今、私はリラックスしたい気分です。
佐藤メバル
リラックスしたいなら、『好日日記』が一番だね。あとは『松江日乗』(イノハラカズエ)も、古本屋の静かな日常とお客さんとの交流が描かれていて、ほっこりする。元気が欲しいときは『九十歳。何がめでたい』のように、元気な著者のパワーをもらうといいよ。
日常エッセイをひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
日常エッセイのおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

九十歳。何がめでたい
佐藤愛子 著|小学館
¥1,320(税込)
佐藤愛子が93歳で綴った、人生をたくましく生きるための金言集。ヤケクソ気味のタイトル通り、自身の身体の故障を嘆き、時代の進歩を怒り、若者を叱りつつも温かく鼓舞する。瀬戸内寂聴も絶賛したユーモアあふれる全28編は、大笑いした後に深い余韻が残る。『晩鐘』で作家生活に幕を下ろしたはずが、再び筆を執った暴れ猪・佐藤節が炸裂。売れに売れた2016年の話題作。
こんな人におすすめ
年老いることが不安な人、人生の先輩の本音を笑いながら読みたい人、元気が欲しいすべての世代に。
良い点
- 痛快で笑える
- 人生の金言が詰まっている
- 読後感が清々しい
気になる点
- 世代によっては共感しにくいかも
- やや冗長な部分もある
- タイトルに騙されやすい(笑)
出版社
小学館
発売日
2016年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『九十歳。何がめでたい』ってタイトル、すごく印象的ですけど、中身はどんな感じなんですか?
佐藤メバル
これはね、佐藤愛子さんが93歳で書いたエッセイ集なんだ。タイトルにはヤケクソがこもってるって本人が言ってて、内容もまさに暴れ猪ぶり全開。
自分の身体の故障を嘆き、時代の進歩に怒りながらも、若い人を叱りつつ温かく励ます。読むと大笑いした後に、じんわり金言が残るんだよね。
橘ナナミ
へえ、年配の方がこんなにエネルギッシュに書けるんですね!私も老後がちょっと楽しみになりました。
佐藤メバル
そうそう。この本はどんな世代でも元気をもらえるよ。特に、人生の後半戦をどう生きるか悩んでいる人にはぴったり。
佐藤さんのユーモアと強さに、思わず励まされるはずだ。

普通の男のエッセイ集
まさふみ 著
まさふみによる、派手な事件も劇的な感動もないけれど、クスッと笑えてじんわり心に残る日常エッセイ。全25編のエピソードは、団地の兄ちゃん、中一の夏、部活動説明会、死ぬかと思った幽体離脱など、ごく普通の男の視点で綴られる。肩の力を抜いて読める一冊で、読むと昔の自分を思い出し、何気ない日常がちょっと特別に感じられる。
こんな人におすすめ
忙しい日々の中でほっと一息つきたい人、寝る前や移動中に軽く読める本を探している人。
良い点
- 気軽に読める
- 共感できるエピソード多数
- ほっこりする
気になる点
- 内容が淡白に感じる人も
- 特別な発見は少ないかも
- 著者のファン向けの側面も
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『普通の男のエッセイ集』って、ほんとに普通なんですか?
佐藤メバル
うん、派手なことは何も起きないんだけど、それがいいんだ。たとえば「団地の兄ちゃんMくん」とか「幽体離脱」とか、誰でも経験しそうなことがユーモアたっぷりに描かれている。
肩の力を抜いて読めて、読後はなぜかほっこりする。
橘ナナミ
なるほど、疲れた日とかにぴったりですね。何も考えずに読めそう。
佐藤メバル
まさにそう。寝る前や移動中にちょっとした気分転換に最適。特別なことを求めず、日常の小さな面白さを発見したい人におすすめだよ。

どうやら僕の日常生活はまちがっている 岩井勇気 岩井 エッセイ ハライチ 本
¥2,480(税込)
お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が綴るエッセイ。タイトル通り、どうやら彼の日常生活はまちがっているらしい。お笑い芸人ならではの独特の視点とユーモアで、日常の些細な出来事を描く。「まちがっている」というユニークな切り口が魅力で、普通のエッセイとは一味違う笑いが詰まっている。岩井ファンはもちろん、日常エッセイに少し変わった味を求める人に。
こんな人におすすめ
ハライチ岩井のファン、日常に笑いを求めている人、ちょっと変わったエッセイを読みたい人。
良い点
- 独特のユーモア
- お笑いファンに刺さる
- 軽妙な語り口
気になる点
- 芸人エッセイに抵抗あるかも
- 内容が軽い
- 一般向けではないかも
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『どうやら僕の日常生活はまちがっている』ってタイトル、おもしろいですね。どんな内容ですか?
佐藤メバル
これはハライチの岩井勇気さんが書いたエッセイで、日常の「まちがっている」ところを独特の視点で切り取っているんだ。
たとえば、普通なら気にしないようなことを大真面目に問題にして笑いにする感じ。お笑い芸人ならではの感性が光る一冊だよ。
橘ナナミ
ああ、あるあるネタみたいな感じですか?でも「まちがってる」って考えると新しい発見がありそう。
佐藤メバル
そうそう。日常の当たり前を疑う視点が面白い。岩井さんのファンはもちろん、ちょっと変わったエッセイを求めてる人にもおすすめだね。

もっと、やめてみた。 「こうあるべき」に囚われなくなる暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)
わたなべぽん 著|幻冬舎
わたなべぽんの実験的エッセイ漫画。ボディーソープをやめて石けん作りが趣味に、深夜の居酒屋をやめてお茶漬けで健康に、無理に友達を作るのをやめてむしろ交友範囲が広がったなど、「やめてみた」ことで新しい自分に出会った実体験を描く。『やめてみた。』の続編で、前作よりさらに踏み込んだ「やめる」実践記。読めば、自分も何かをやめてみたくなる。
こんな人におすすめ
断捨離やミニマリズムに興味がある人、生活習慣を見直したい人、新しいことより手放すことを考えたい人。
良い点
- 実体験で説得力がある
- 漫画で読みやすい
- 発見がある
気になる点
- 極端に感じる人も
- 漫画なので文字量少なめ
- 既に実践している人には物足りない
出版社
幻冬舎
発売日
2020年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『もっと、やめてみた。』って前作の続編ですよね。何をやめたんですか?
佐藤メバル
そう。この本ではボディーソープや深夜の居酒屋、無理な友達付き合いなどをやめてみた結果、意外な変化があったという体験談。
たとえばボディーソープをやめたら石けん作りが趣味になったり、無理に友達を作らないようにしたら自然と交友関係が広がったり。
『やめてみた』シリーズは、手放すことの効用を実感できるよ。
橘ナナミ
えー、ボディーソープやめるって勇気いりますね。でも結果的に新しい趣味ができるなんて素敵です。
佐藤メバル
そうなんだよね。この本を読むと、自分も何かをやめてみたくなる。特に「こうあるべき」に縛られてる人に、新しい視点を与えてくれる一冊だよ。

毎日がんばっていきる、えらい
もずく 著|KADOKAWA
¥1,320(税込)
SNSで共感を呼ぶ漫画家・もずくの第二弾コミックエッセイ。「毎日がんばっていきる、えらい」というタイトルそのままに、仕事、健康、幸せのために切なくも懸命に生きる日常を描く。社会人あるあるが満載で、休みたいけど行きたくない、目を逸らしたいけど向き合う、そんな日々を笑いと共に描く。描き下ろしの過去編も収録。
こんな人におすすめ
社会人として疲れている人、「生きるのが下手」と感じる人、共感できる漫画を読みたい人。
良い点
- 共感度が高い
- 漫画でサクッと読める
- 切なくも温かい
気になる点
- 内容が重いと感じるかも
- 絵柄が好み分かれる
- エッセイとしては軽め
出版社
KADOKAWA
発売日
2024年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『毎日がんばっていきる、えらい』って、もうタイトルが泣けますね。どんな内容ですか?
佐藤メバル
これは漫画家・もずくさんの日常を描いたコミックエッセイで、仕事に行きたくないけど頑張るとか、健康診断を先延ばしにするとか、誰もが経験する「がんばり」を描いてるんだ。
読むと「自分だけじゃない」って安心できるし、なんだか元気が出るよ。
橘ナナミ
そういうの欲しいです。疲れた時に読んだら、泣けて笑えてスッキリしそう。
佐藤メバル
まさにそう。もずくさんの絵柄も優しいし、特に社会人に刺さる内容だね。自分を褒めてあげたくなる一冊だ。

子育て1年生 初めての育児 3人家族の慌ただしい日常
ちひろ 著|主婦の友社
インスタフォロワー14万人超のちひろが描く育児コミックエッセイ。初めての育児の不安、子どもの病気、夫婦関係など、「育児はすこし寂しくて、すごく嬉しいの連続」という言葉が象徴するリアルな日常を描く。描き下ろしも多数収録。笑いと癒しがあり、育児中の親の気持ちが軽くなる一冊。
こんな人におすすめ
子育て中の父母、これから子育てをする人、育児のリアルを知りたい人。
良い点
- 共感できる
- 癒される
- 描き下ろしが嬉しい
気になる点
- 育児経験者向け
- 内容が淡白な部分も
- インスタの延長線上
出版社
主婦の友社
発売日
2019年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『子育て1年生』って、私にはまだ関係ないかなと思っちゃうんですけど、読む価値ありますか?
佐藤メバル
いや、それは違うよ。確かに育児中の父母に刺さる内容だけど、この本が描くのは人間の感情の機微なんだ。喜びと寂しさが入り混じるリアルな日常は、子育て経験がなくても共感できる部分がある。
それに、もし将来子どもを持ったときの予習にもなるね。
橘ナナミ
なるほど、人間ドラマとして読めるんですね。どんなエピソードがありますか?
佐藤メバル
たとえば、子どもが寝ている間に自分だけの時間ができる嬉しさと、少し寂しくなる気持ち。そういう何気ない瞬間を丁寧に描いているんだ。
育児の大変さだけでなく、小さな幸せも詰まっているよ。

ロンドン暮らし6年目の記録:移住・子育て・お金と日常: イギリス移住・海外子育て・お金のリアルエッセイ ロンドン暮らしX年目の記録 (Self-published)
Nao 著
ロンドンに6年住むNaoが綴る移住・子育て・お金のリアルエッセイ。30ページでサクッと読める総合編で、家探し、銀行口座開設、教育制度の違い、生活コスト、パブ文化、ISA口座の仕組みなど、実際に住まないとわからない情報が満載。特別な経歴はない「普通の母親」の視点だからこそリアルで、これからイギリス移住を考えている人や海外生活に興味がある人に役立つ。
こんな人におすすめ
イギリス移住を検討している人、海外生活のリアルを知りたい人、コンパクトなエッセイが好きな人。
良い点
- 実体験に基づく
- 情報が具体的
- 短時間で読める
気になる点
- 内容が薄いと感じるかも
- 個人の体験に偏る
- 読み物としての面白さは控えめ
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ロンドン暮らし6年目の記録』って、タイトル通りロンドン生活の話ですよね。私もいつか海外に住みたいので気になります。
佐藤メバル
そうなんだ。この本は、特別な経歴のない普通の母親が、ロンドンで実際に経験した家探しや銀行口座開設、教育制度の違いなどをリアルに書いている。
特に金銭面の話は、移住を考える上で参考になるよ。30ページと短いので、気軽に読めるのも魅力。
橘ナナミ
へえ、そんなに短いんですか。でも中身は濃そうですね。どんなことが一番のカルチャーショックでした?
佐藤メバル
著者は、パブ文化や犬フレンドリーな社会に驚いたみたい。外食費の高さや、日本と全く違う教育制度も具体的に書かれている。
興味があれば、まずはこの一冊でロンドン生活のイメージをつかむといいよ。

GOROGORO KITCHEN 心満たされるパリの暮らし
井筒麻三子 著|講談社
¥1,980(税込)
人気YouTuber「GOROGORO KITCHEN」のMamikoが綴るパリの暮らし。気負わない日常、自由で愛すべきフランス人、蚤の市でのお宝探し、海辺のバカンスなど、好きなものに囲まれた生活が美しい写真と共に紹介される。パリ土産やおすすめレストランのランキングもあり、読めばパリへ旅したくなる一冊。著者は元編集者で3ヶ国語に通じ、プロの視点から書かれている。
こんな人におすすめ
パリに憧れる人、おしゃれな暮らしに興味がある人、写真が多いエッセイが好きな人。
良い点
- 美しい写真
- パリのリアルな日常
- 癒し効果
気になる点
- 情報量が少ない
- YouTubeのファン向け
- やや理想化されている
出版社
講談社
発売日
2023年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『GOROGORO KITCHEN』ってYouTubeチャンネルですよね。本になるとどんな感じですか?
佐藤メバル
そうそう、あのチャンネルのMamikoさんが書いたフォトエッセイだよ。パリでの日常、蚤の市、猫との暮らし、夫婦での料理など、好きなものに囲まれた生活が綴られている。
写真もきれいで、見ているだけで癒される。特にパリの蚤の市の紹介は、実際に行った気分になれるね。
橘ナナミ
素敵ですね!でも、YouTuberの本ってちょっと商売っぽいイメージもあるんですけど…
佐藤メバル
確かにそういう側面もあるけど、この本は元編集者である著者の文章力や、プロのフォトグラファーである夫の写真が質を高めている。
YouTubeとはまた違った角度でパリの暮らしを楽しめるよ。旅気分を味わいたい人におすすめ。

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)
わたなべぽん 著|幻冬舎
わたなべぽんのデビュー作であり、『もっと、やめてみた。』の前編。炊飯器、ゴミ箱、掃除機などの生活必需品、謝る癖、モヤモヤする友達付き合いなどを「やめてみた」結果、生きるのが少しずつ楽になった変化を描く。実験的エッセイ漫画として、読者にも「やめてみる」勇気を与える。シンプルな生活に興味がある人の入門書。
こんな人におすすめ
ミニマリズムに興味がある人、生活のストレスを減らしたい人、漫画エッセイが好きな人。
良い点
- 具体的なアイデア
- 読みやすい漫画
- 実践したくなる
気になる点
- 極端な例もある
- 物足りない人も
- 既に実践済みかもしれない
出版社
幻冬舎
発売日
2019年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『やめてみた。』は『もっとやめてみた』の前作ですよね。やめるもののチョイスが面白いです。
佐藤メバル
そう。この本では炊飯器やゴミ箱といったモノだけでなく、謝る癖や無理な人間関係など、目に見えないものもやめているんだ。
たとえば「つい謝ってしまう癖をやめたら、自分に自信が持てるようになった」とか。読むと、自分にもできそうな小さなやめることが見つかるよ。
橘ナナミ
なるほど、やめることで新しい自分に出会えるんですね。私も何かやめてみたくなりました。
佐藤メバル
ぜひやってみて。この本は実践的で、しかもコミックだからスラスラ読める。シンプルライフの入門書としても最適だよ。

50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常
よう 著|扶桑社
¥1,650(税込)
人気インスタグラマー・ようによる50代からのひとり暮らし術。子どもたちが独立し、久しぶりの一人暮らしを始めた著者が、シンプルで素敵なインテリア、ラクな収納、仕事・健康・お金との向き合い方、SNSで広がった世界など、自分をご機嫌にするアイデアを綴る。持たない暮らしを選んだ理由から、将来の不安との付き合い方まで、実践的で温かいエッセイ。
こんな人におすすめ
50代以降のひとり暮らしを考えている人、シンプルな暮らしに憧れる中高年、自身のライフスタイルを見直したい人。
良い点
- 実体験に基づく
- 具体的なアイデア
- 前向きな気持ちになれる
気になる点
- 対象年齢が限られる
- ややプライベート感強め
- 内容が重複する部分も
出版社
扶桑社
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『50代、賃貸ひとり暮らし』って、私にはまだ早いけど、将来の参考になりそうです。
佐藤メバル
そうだね。この本は、子どもが独立した後の一人暮らしをどう楽しむかがテーマ。著者のようさんは、持たない暮らしを選んで、自分をご機嫌にする方法をたくさん紹介しているんだ。
例えば、自分の好きなインテリアにするとか、無理のない収納ルールを作るとか。50代に限らず、これからのライフスタイルを考えるヒントになるよ。
橘ナナミ
「自分で自分をご機嫌にする」って素敵な言葉ですね。具体的にどんなことをされてるんですか?
佐藤メバル
例えば、朝のコーヒーを特別なカップで飲むとか、週に一度は自分へのご褒美ディナーを作るとか。小さなことだけど、日常に彩りを加える工夫がたくさん載っている。
先々の不安との向き合い方も真摯に書かれていて、読むと前向きになれるよ。

ちばてつや短編集 エッセイマンガ編 (コルク)
ちばてつや 著|コルク
漫画界の巨匠・ちばてつやが描くエッセイマンガ集。「屋根うらの絵本かき」では、敗戦直後に満州から引き揚げた幼い日の体験を、「家路1945-2003」では時を経て故郷を想う気持ちを、「千葉プロ大騒動 練馬のイタチ」ではスタジオの騒動を描く。全3編収録で、ちば作品の根底にある人間愛とユーモアが感じられる。
こんな人におすすめ
ちばてつやファン、漫画のルーツに興味がある人、戦争体験を漫画で知りたい人。
良い点
- 巨匠の自伝的要素
- 感動する
- 漫画技術が素晴らしい
気になる点
- 短編集で物足りない
- 専門的すぎるかも
- 入手が難しい場合も
出版社
コルク
発売日
2023年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ちばてつや先生のエッセイマンガですか!『あしたのジョー』の作者ですよね。どんな話が収録されてるんですか?
佐藤メバル
そう、あのちばてつや先生の自伝的エッセイマンガ集だよ。特に「屋根うらの絵本かき」は、敗戦後に満州から引き揚げる幼い日の体験を描いていて、とても感動的。
ちば作品の原点がここにあると言っても過言じゃない。漫画としての表現力も素晴らしい。
橘ナナミ
そんなに深い内容なんですね。私は『あしたのジョー』しか読んだことないけど、読んでみたいです。
佐藤メバル
おすすめだよ。ちば先生の人間への温かい眼差しが感じられる。また、「千葉プロ大騒動」のようなユーモラスな話もあって、巨匠の素顔を知ることができる一冊だ。

稲妻日記: 甲斐よしひろスパーキング・エッセイ
甲斐よしひろ 著|白夜書房
ミュージシャン・甲斐よしひろによるエッセイ集。タイトル『稲妻日記』の通り、稲妻のように鮮烈な観察眼で日常を切り取る。音楽活動やプライベート、そして彼独自の哲学が光る259ページ。甲斐バンドのファンはもちろん、音楽ファンならずとも、アーティストの内面を知る面白さがある。
こんな人におすすめ
甲斐よしひろのファン、音楽家のエッセイに興味がある人、アーティストの考え方を知りたい人。
良い点
- アーティストの内面
- 独特の視点
- 読み応えがある
気になる点
- ファン向けの内容
- 一般受けしないかも
- 文体が独特
出版社
白夜書房
発売日
1987年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『稲妻日記』って甲斐よしひろさんのエッセイですよね。詩人でもあるし、面白そうですね。
佐藤メバル
そう。甲斐さんのエッセイは、歌詞のようなリズムとユーモアがあって、ファンはもちろん、そうでなくても楽しめる。
日常の出来事を稲妻のような視点で切り取っていて、読んでいると「なるほど」と思うことが多い。特に音楽業界の裏話や、彼の人生観がにじみ出ている部分が面白い。
橘ナナミ
どういうところが面白いんですか?例えばどんな話が?
佐藤メバル
例えば、ツアー中のトラブルや、レコーディングでのこだわり、さらにはプライベートでのちょっとした出来事を、さりげなく深い視点で書いているんだ。
甲斐節というか、言葉選びが絶妙で、思わず笑ってしまうこともあるよ。

にっきにき日記 エッセイ本 ロングコートダディ 堂前透
¥2,680(税込)
お笑いコンビ・ロングコートダディの堂前透が綴る日記エッセイ。タイトル『にっきにき日記』の奇抜さが示す通り、独特の感性で日常を記録。お笑いファンにはたまらない、芸人のリアルな日常や思考が詰まっている。2680円とやや高価だが、ファンには価値ある一冊。
こんな人におすすめ
ロングコートダディのファン、お笑い芸人の日常を知りたい人、コレクションとして。
良い点
- 芸人のリアル
- ユーモアがある
- ファン必携
気になる点
- 一般受けしない
- 価格が高い
- 内容がマニアック
出版社
詳細情報なし
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『にっきにき日記』ってタイトル、おもろいですね。ロングコートダディの堂前さんの本ですか?
佐藤メバル
そうなんだ。堂前透さんが書いた日記形式のエッセイで、日常の出来事を独特の視点で綴っている。お笑い芸人らしいユーモアと、ちょっと変わった着眼点が魅力。ファンにはたまらない一冊だろうね。
橘ナナミ
私もテレビで見ますけど、普段何考えてるのか気になります。でも値段がちょっと高いですね。
佐藤メバル
確かに少し高めだけど、内容は濃いよ。芸人の日常に興味があるなら、この本で堂前さんの頭の中を覗ける。特にコアなファンは必携だね。

わたしの渡世日記 上 (文春文庫 た 37-2)
高峰秀子 著|文藝春秋
¥902(税込)
昭和を代表する女優・高峰秀子による自叙エッセイ。複雑な家庭環境、義母との確執、映画デビュー、黒澤明との初恋など、波瀾万丈の半生を明るくユーモアたっぷりに描く。文春文庫の上巻で376ページ、902円とコスパも良い。読み出したら止まらない、傑作自叙伝。
こんな人におすすめ
昭和の芸能史に興味がある人、高峰秀子ファン、波乱万丈な人生を読んで元気をもらいたい人。
良い点
- 読みやすい文体
- 波瀾万丈な内容
- ユーモアがある
気になる点
- 古い時代の話
- 上巻のみで終わる
- 登場人物が多い
出版社
文藝春秋
発売日
1998年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
高峰秀子さんって、女優ですよね。『わたしの渡世日記』はどんな話ですか?
佐藤メバル
これは高峰秀子さんが自分の半生を綴った自叙エッセイなんだ。幼い頃から映画界に身を置き、複雑な家庭環境や黒澤明監督との初恋など、様々な出来事をユーモアと明るさで描いている。
ただの自叙伝ではなく、人間味あふれるストーリーに引き込まれるよ。
橘ナナミ
へえ、黒澤明との初恋ってすごいですね。文庫本で安いし、読んでみようかな。
佐藤メバル
おすすめだよ。高峰さんの人間観察眼の鋭さと、軽妙な語り口が魅力的で、まるで彼女の人生ドラマを見ているよう。
下巻もあるから、続けて読むとさらに深く楽しめる。

松江日乗 古本屋差し入れ日記
イノハラカズエ 著|ハーベスト出版
¥1,650(税込)
島根県松江市の古本屋「冬營舎」店主が綴る日記。ちっとも本が売れないけれど、お客さんから差し入れが絶えない不思議な本屋の日常。近所のケーキ屋さんからの差し入れ、常連客とのゆるやかな交流、猫やあなぐまが通る小路の風景など、何気ない一日が温かく描かれる。タイトルの「松江日乗」は日記の形式で、読んでいると松江の空気を感じられる。
こんな人におすすめ
本屋さんが好きな人、地方の小さな町の暮らしに興味がある人、ほっこりする話が読みたい人。
良い点
- ほっこりする
- 地域の空気感
- ユニークな題材
気になる点
- 派手さがない
- 日記形式で淡々
- 販売部数が少なそう
出版社
ハーベスト出版
発売日
2022年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『松江日乗』って、古本屋の店主の日記なんですね。差し入れがたくさん届くって面白いです。
佐藤メバル
そう。松江のひっそりとした路地にある古本屋「冬營舎」は、本は売れないけど、毎日のようにお客さんからケーキや煮しめなど差し入れが届くんだ。
店主のイノハラカズエさんが、そんな日常を淡々と綴っている。読むと、その路地の風景や人々の温かさが伝わってきて、心がホッとするよ。
橘ナナミ
なんか、世界の違う場所に連れて行かれる感じがしますね。私も松江に行ってみたくなりました。
佐藤メバル
そうだろうね。この本は、観光ガイドとは違う、地元に根付いたリアルな人間模様が描かれている。読んだ後は、きっと松江の小路を歩いてみたくなるはずだ。

syunkon日記 おしゃべりな人見知り
山本ゆり 著|扶桑社
¥1,540(税込)
大人気料理ブロガー山本ゆりが5年ぶりに刊行したエッセイ集。料理レシピ本大賞2021エッセイ賞受賞。特になんの事件もない日常を「これでもか」と詰め込み、笑いと涙を誘う。具なしインスタントラーメン、星野源への葛藤、おひとりさまビュッフェなど、共感必至のトピックが満載。レシピも掲載。著書累計670万部の実力派。
こんな人におすすめ
山本ゆりのファン、日常エッセイを笑いながら読みたい人、料理も好きな人。
良い点
- ユーモアたっぷり
- 共感できる
- レシピ付き
気になる点
- ブログの焼き直し感
- 料理目的の人には物足りない
- 厚めで重い
出版社
扶桑社
発売日
2021年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
山本ゆりさんって、料理ブロガーですよね。エッセイも書いてるんですか?
佐藤メバル
そう、この『syunkon日記』は彼女の5年ぶりのエッセイ集で、何気ない日常をユーモアたっぷりに描いているんだ。
『おしゃべりな人見知り』というサブタイトルが彼女らしい。たとえば、具なしインスタントラーメンを食べるときの心情とか、星野源への片思いとか、誰もが経験するようなことを面白おかしく書いている。
料理レシピ本大賞のエッセイ賞も受賞しているんだよ。
橘ナナミ
へえ、料理ブロガーなのにエッセイ賞?すごいですね。どんなところが面白いんですか?
佐藤メバル
彼女の視点が独特で、小さなことにもツッコミを入れるのが絶妙。読んでいると、つい声を出して笑ってしまう。
また、悩みに寄り添う部分もあって、泣いて笑える一冊だ。レシピも少し載っているから、料理好きにも嬉しい。

「職質楽師」夢追い日記 宮本大路
宮本大路 著|パイパーズ
管楽器専門誌『パイパーズ』に13年間連載されたコラムを再構成したエッセイ集。著者・宮本大路はサックス奏者で、「職質楽師」というユニークな肩書きを持つ。楽しい職質、日野晧正との遭遇、膀胱癌からの復活など、音楽家の人生の哀歌をユーモア交えて歌い上げる。音楽ファンにはたまらない内容。
こんな人におすすめ
音楽家のエッセイに興味がある人、サックスやジャズが好きな人、夢を追う人の話が読みたい人。
良い点
- 音楽業界のリアル
- ユーモアがある
- 読み応えがある
気になる点
- 音楽知識が必要
- 専門誌連載の再編集
- 一般向けではないかも
出版社
パイパーズ
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『職質楽師』ってタイトルが気になります。どんな内容ですか?
佐藤メバル
これはサックス奏者の宮本大路さんが、専門誌に13年連載したコラムをまとめたもの。『職質楽師』というのは、彼が警察に職務質問されながらも音楽を追い続ける姿を表しているんだ。
日野晧正さんとの交流や、膀胱癌からの復活劇など、音楽家の人生がユーモアたっぷりに描かれている。音楽ファンにはたまらない一冊だよ。
橘ナナミ
楽しそうですね!でも、私はジャズに詳しくないんですけど、それでも楽しめますか?
佐藤メバル
大丈夫。音楽の専門知識がなくても、彼の人間味あふれるエピソードは十分楽しめる。むしろ、これをきっかけにジャズに興味を持つかもしれないね。

私のニッポン日記 (講談社現代新書 653)
エドワードG.サイデンステッカー 著|講談社
日本文学研究者エドワード・サイデンステッカーが戦後日本で記した日記。東京大学で学び、翻訳家として活躍した彼の視点から見た日本は、新鮮で時に鋭い。現代新書の一冊で、日本を外側から見つめる面白さがある。戦後間もない日本の空気を伝える貴重な記録。
こんな人におすすめ
日本文化に興味がある外国人、戦後日本の空気を感じたい人、異文化理解を深めたい人。
良い点
- 外国人の視点が新鮮
- 歴史的価値
- 読みやすい新書
気になる点
- 時代が古い
- 内容が硬め
- 日記形式で淡々
出版社
講談社
発売日
1982年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『私のニッポン日記』って、サイデンステッカーという外国人が書いたんですね。どんな内容ですか?
佐藤メバル
そう、彼は日本文学研究者で、『雪国』の翻訳などで有名だよ。この日記は戦後の日本に滞在して、日本の文化や人々を観察した記録。
外国人の目に映る日本は、私たちが気づかない魅力や問題点を教えてくれる。歴史的な資料としても価値が高い。
橘ナナミ
なるほど。でも、現代の日本とはかなり違うでしょうね。読むと昔の日本がわかって面白そう。
佐藤メバル
そうだね。例えば、当時の東京の風景や人々の生活が生き生きと描かれている。また、著者の視点が公平で、日本の良いところも悪いところも率直に書いているから、読み応えがあるよ。

Yamada Zutsuzuru Diary Comic Essay/Yamada Full Auto (Author)
ノーブランド品
人気イラストレーター山田全自動によるコミックエッセイ。ゆるいタッチと独特のシュールなユーモアで日常を描く。出版社はノーブランド品とあるが、内容はSNSで人気の作品をまとめたもの。日常生活の何気ないシーンを切り取り、クスリと笑わせる。肩の力を抜いて読める一冊。
こんな人におすすめ
山田全自動のファン、ゆるい漫画エッセイが好きな人、SNSで話題の作品をまとめて読みたい人。
良い点
- ゆるくて可愛い
- シュールな笑い
- 読みやすい
気になる点
- 内容が薄い
- ファン向け
- 入手しにくいかも
出版社
ノーブランド品
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『Yamada Zutsuzuru Diary Comic Essay』って、山田全自動さんの本ですよね。
タイトルが難しいですけど、どんな感じですか?
佐藤メバル
ああ、山田全自動さんは、ゆるいタッチのイラストとシュールなユーモアで人気の作家だよ。この本は、そんな彼の日常を描いたコミックエッセイで、何気ない出来事を独特の視点で切り取っている。
SNSでバズった作品がまとめられているから、ファンにはたまらない。
橘ナナミ
私もSNSで見たことあります。ほんわかしてて面白いですよね。本になってるならまとめて読めそう。
佐藤メバル
そうそう。特に、ちょっとした日常の違和感を面白おかしく描くのが上手で、読んでいると「あるある」と共感してしまう。
気軽に読めるので、疲れた時にぴったりだよ。

好日日記:季節のように生きる (新潮文庫 も 34-3)
森下典子 著|新潮社
¥1,100(税込)
『日日是好日』の続編。茶道に息づく二十四節気を意識して、春夏秋冬の微細な移り変わりを綴る一年の記録。立春の梅の香り、清明の花吹雪、大暑の蝉の声など、季節の一瞬の美しさを捉える。新潮文庫の1100円で手軽に読める。解説は小林聡美。読むと、日常の中に隠れた季節を感じるようになる。
こんな人におすすめ
『日日是好日』が好きだった人、季節の移ろいを大切にしたい人、茶道に興味がある人。
良い点
- 美しい日本語
- 季節を感じる
- 心が落ち着く
気になる点
- テーマが地味
- 茶道を知らないと?
- やや静かすぎる
出版社
新潮社
発売日
2025年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『好日日記』は『日日是好日』の続編なんですね。茶道のエッセイとか、なんだか大人っぽいです。
佐藤メバル
そうだね。この本は、二十四節気に沿って季節の移ろいを丁寧に描いているんだ。たとえば、立春の日に梅の香りを感じたり、大暑の蝉の声に耳を澄ましたり。
普段見過ごしてしまうような小さな変化を、茶道の精神を通して捉えている。読むと、自分の日常にも四季がもっと深くあることに気づかされるよ。
橘ナナミ
私も、コンビニの季節商品でしか季節を感じてないかも…。この本を読んだら、もっと自然を意識したくなりそうです。
佐藤メバル
うん、森下典子さんの文章はとても美しくて、読んでいるだけで心が洗われる。忙しい毎日の中で、ほっと一息つきたい時にぴったりの一冊だよ。

1年のいたわりごはん日記
中山有香里 著|ワン・パブリッシング
¥1,430(税込)
料理レシピ本賞を2年連続受賞した中山有香里による全描き下ろしコミックエッセイ。がんばれない日でもおいしく自炊できる時短レシピを、季節のエピソードと共に紹介。春のアボカド丼、七夕の豚しゃぶそうめん、秋のきのこナポリタン風焼きうどん、冬のタンドリーチキンなど、心も体も温まるレシピが満載。128ページとコンパクト。
こんな人におすすめ
料理が好きだけど面倒な日もある人、季節のレシピを楽しみたい人、コミックエッセイが好きな人。
良い点
- レシピが簡単
- 季節感がある
- 絵が可愛い
気になる点
- レシピ数が少ない
- コミック部分が薄い
- 既に知っているレシピも
出版社
ワン・パブリッシング
発売日
2024年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『1年のいたわりごはん日記』って、レシピ本なんですか?
佐藤メバル
レシピとエッセイが半分ずつ、という感じかな。中山有香里さんは料理レシピ本賞を連続受賞している人気作家で、この本では季節ごとの簡単レシピを、ほっこりする日常エピソードと共に紹介している。
例えば、疲れて帰った日に冷蔵庫の残りで作れるナポリタン風焼きうどんとか、休日のちょっとしたごちそうとか。読むと、自分も料理したくなるよ。
橘ナナミ
いいですね。私は自炊するけどレパートリーが少ないので、参考にしたいです。
佐藤メバル
うん、どのレシピも手軽で、材料も少ないからすぐ試せる。また、エピソードが温かいので、レシピだけでなく物語としても楽しめる一冊だ。

適当日記
高田純次 著|ダイヤモンド社
タレント・高田純次が還暦から書き始めた日記。「世界一日記が似合わない男」が綴る、テレビ以上に適当な日常。スタッドレスタイヤを外すか外さないかで一週間悩む、椎名林檎からのメールにはしゃぐ、出版社の反応を試すために下ネタを書くなど、あまりにも自由すぎる内容。書き下ろしの1章と、日記に関する一問一答190問も収録。
こんな人におすすめ
高田純次ファン、適当なノリが好きな人、笑えるエッセイを探している人。
良い点
- 爆笑必至
- 適当さが面白い
- 書き下ろし追加
気になる点
- 下ネタがある
- 内容が薄い
- 理解できない人も
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2008年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『適当日記』って、高田純次さんが書いたんですよ!どんな日記なんですか?
佐藤メバル
もうね、タイトル通りの適当さ。60歳の誕生日に「還暦か」と呟くところから始まって、スタッドレスタイヤを外すかどうかで1週間悩んだり、合コンに行くとトンチンカンな子しか来なかったり。
こんなことが本当に起こるのか?と思うようなエピソードの連続。でも、それが高田純次節で笑い飛ばすと、なぜか許せるんだよね。
橘ナナミ
あはは、読んでみたいです。でも、日記って結構プライベートなことも書いてそうですけど大丈夫なんですか?
佐藤メバル
彼は全然気にしないみたいで、出版社を試すためにわざと下ネタを書いたりしている。そういう無責任さが魅力で、読んでいるとこっちまで適当な気分になれて、肩の力が抜けるよ。

生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)
北大路公子 著|PHP研究所
¥607(税込)
40代独身、昼酒が好きで座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」という北大路公子が綴るエッセイ。「結婚しないの?」への答え方、圧力鍋との15年戦争、朝に眠い理由の考察など、日常の出来事に無駄な妄想で切り込む。読んでも何の役にも立たないが、笑いがこみあげて元気が出る。解説は恩田陸。
こんな人におすすめ
独身女性に共感したい人、笑えるエッセイが読みたい人、疲れた心を癒したい人。
良い点
- 痛快な笑い
- 共感できる
- 元気が出る
気になる点
- 設定が偏っている
- 下ネタもある
- 役に立たない(笑)
出版社
PHP研究所
発売日
2012年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『生きていてもいいかしら日記』って、タイトルがちょっと暗いけど、中身は違うんですか?
佐藤メバル
全然暗くない。むしろ爆笑ものだよ。著者の北大路公子さんは40代独身で、昼酒が好きで、好奇心は身を滅ぼすという座右の銘を持っている。
そんな彼女が、日常の些細な出来事に無駄な妄想で切り込む。例えば、『結婚しないの?』と聞かれたときの切り返し方とか、圧力鍋に15年も挑戦し続ける話とか。
読んでいると、なぜか元気が湧いてくるんだ。
橘ナナミ
「役に立たないけど面白い」って感じですね。私も読んでみたくなりました。
佐藤メバル
そう。恩田陸さんも解説で『この人に一生ついていくと決めました』って絶賛している。まさに、クセになる面白さがあるよ。

音漬日記
佐伯明 著|講談社
音楽サイト「BARKS」の超人気連載を単行本化。アーティストの「創造の根源」に迫るインタビューとコラム。書き下ろしや図版、アーティスト索引も追加された完全保存版。佐伯明の熱い文体で、ミュージシャンたちの素顔や創作の裏側が明かされる。音楽ファン必携の一冊。
こんな人におすすめ
音楽ファン、アーティストの人間性を知りたい人、音楽業界の裏話が好きな人。
良い点
- インタビューが豊富
- 音楽知識が深まる
- 保存版
気になる点
- 音楽に詳しくないと難しい
- 文字量が多い
- 連載のまとめ
出版社
講談社
発売日
2003年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『音漬日記』は音楽エッセイなんですね。BARKSの連載だったとか。
佐藤メバル
そう。佐伯明さんというライターが、さまざまなアーティストにインタビューして、彼らの創作の根源に迫る連載だったんだ。
この本ではそれに加筆して、書き下ろしや豊富な図版、アーティスト索引を追加している。例えば、あのアーティストのこの曲が生まれた背景とか、知られざるエピソードが満載。音楽ファンにはたまらないよ。
橘ナナミ
私はよく知らないバンドもあるけど、読み物として面白そうです。
佐藤メバル
うん、知らないアーティストでも、佐伯さんの熱量のある文章に引き込まれる。音楽をより深く楽しみたい人には、ぜひ読んでほしい一冊だ。

マンハッタン少年日記 (河出文庫)
ジム・キャロル 著|河出書房新社
¥4,799(税込)
ミュージシャン・詩人としても知られるジム・キャロルが、10代のマンハッタンでの日々を綴った自伝的エッセイ。薬物、セックス、ロック、親との確執など、破滅的な青春が生々しく描かれる。映画『バスケットボール・ダイアリーズ』の原作としても有名。河出文庫で4799円と高価だが、文学的価値は高い。
こんな人におすすめ
カウンターカルチャーに興味がある人、ジム・キャロルファン、自伝文学が好きな人。
良い点
- 文学的価値が高い
- 衝撃的な内容
- 映画の原作
気になる点
- 価格が高い
- 内容が過激
- 暗い話が苦手な人には不向き
出版社
河出書房新社
発売日
2006年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『マンハッタン少年日記』って、映画『バスケットボール・ダイアリーズ』の原作ですよね。結構過激な内容と聞きました。
佐藤メバル
そう。ジム・キャロルが10代の頃にマンハッタンで過ごした日々を綴った自伝的エッセイで、麻薬やセックス、ロックンロールにまみれた青春が生々しく描かれている。
文学的にも評価が高く、若者の怒りや不安が力強い言葉で綴られている。ただし、内容はかなりハードなので、そういうのに抵抗がある人にはおすすめできない。
橘ナナミ
確かに、価格も高いですしね。でも、一度は読んでみたい気もします。
佐藤メバル
もし現代文学やカウンターカルチャーに興味があるなら、読んで損はない。ジム・キャロルの詩的な文章は独特の魅力があるから、文庫で手軽に手に取れるのもいいね。ただし、心の準備はしておいてね。
エッセイの歴史と変遷
橘ナナミ
エッセイって昔からあるジャンルなんですか?
佐藤メバル
もちろん。日本では清少納言の『枕草子』が古典エッセイの祖とも言える。近代では高峰秀子の『わたしの渡世日記』が波瀾万丈の人生をユーモアで綴った傑作。昭和の名エッセイストとして知られる。近年はSNS発のエッセイが増えていて、『syunkon日記』(山本ゆり)や『やめてみた。』はブログやインスタ発のヒット作。時代とともに発信媒体は変わっても、「日常を切り取って伝える」という本質は変わらないね。
現代エッセイのトレンド
橘ナナミ
最近はYouTube発のエッセイ本も増えていますね。
佐藤メバル
そう。『GOROGORO KITCHEN』はまさにYouTube発で、動画の世界観をそのまま本にした感じ。写真やイラストも豊富で、視覚的にも楽しめる。また、『どうやら僕の日常生活はまちがっている』のような芸人エッセイも、テレビやラジオで見せるキャラクターを知っているとより面白い。SNSや動画配信で人気になったクリエイターが本を出すケースが増えていて、読者は「もっと深く知りたい」という欲求を満たせるんだ。
エッセイを味わう読書術
橘ナナミ
エッセイをより深く楽しむコツってありますか?
佐藤メバル
まず、気に入った一文に付箋を貼ること。自分の心情と重なる部分を見つけると、読後もずっと心に残る。次に、著者の背景を少し調べてから読むと、なぜその視点で書いたのか理解が深まる。例えば『音漬日記』(佐伯明)は音楽サイトの連載なので、音楽好きならアーティストの裏話として楽しめる。また、同じテーマのエッセイを複数読んで比べるのも面白い。例えば「やめてみた」系なら、わたなべぽんの2作と『もっと、やめてみた。』を続けて読むと、変化や進化が見えてくる。
よくある質問
エッセイと小説の違いは?どちらから読むべき?
橘ナナミ
エッセイと小説の違いは?どちらから読むべきについて教えてください。
佐藤メバル
エッセイは著者の実体験や感想を基にしたノンフィクションで、小説は創作された物語です。エッセイは気軽に読めて共感しやすいので、読書初心者や時間がない人におすすめ。小説は没入感を味わいたい時に向いています。
エッセイ初心者におすすめの本は?
橘ナナミ
エッセイ初心者におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
短編で読みやすい『普通の男のエッセイ集』(まさふみ)や、漫画形式の『やめてみた。』(わたなべぽん)がおすすめ。また、『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子)は笑えて元気が出るので、初めてのエッセイにぴったりです。
エッセイが苦手な人でも楽しめる本は?
橘ナナミ
エッセイが苦手な人でも楽しめる本はについて教えてください。
佐藤メバル
コミックエッセイなら絵があるのでとっつきやすい。『毎日がんばっていきる、えらい』(もずく)や『子育て1年生』(ちひろ)は共感度が高く、気軽に読めます。また、短いエピソード集の『適当日記』(高田純次)も、テンポ良く笑えるので苦手な人でも楽しめます。
有名人のエッセイはどこが面白い?
橘ナナミ
有名人のエッセイはどこが面白いについて教えてください。
佐藤メバル
有名人のエッセイは、テレビやメディアでは見せない素顔や思考が垣間見えるところが面白い。例えばハライチ岩井勇気の『どうやら僕の日常生活はまちがっている』は、彼の独特な日常観が炸裂していて、ファンなら必読です。
エッセイを読む時間がないときのコツは?
橘ナナミ
エッセイを読む時間がないときのコツはについて教えてください。
佐藤メバル
短編集や日記形式のエッセイがおすすめ。『松江日乗』(イノハラカズエ)や『適当日記』(高田純次)は、どこからでも読めて数分でひとつのエピソードを楽しめます。通勤時間や寝る前のひとときにぴったりです。
おすすめエッセイを探すときのポイントは?
橘ナナミ
おすすめエッセイを探すときのポイントはについて教えてください。
佐藤メバル
自分の今の気分や興味を基準に選ぶのが一番。笑いたいならユーモアエッセイ、癒されたいなら自然や日常を綴ったもの、旅気分なら海外在住者のエッセイ。また、好きな著者やタレントの本から入るのも手です。
エッセイとノンフィクションの違いは?
橘ナナミ
エッセイとノンフィクションの違いはについて教えてください。
佐藤メバル
エッセイは著者の個人的な視点や感想が色濃く出る随筆で、形式は自由。ノンフィクションは事実に基づき、客観性や調査が重視されます。エッセイはよりプライベートで主観的な読み物と言えるでしょう。
泣けるエッセイと笑えるエッセイ、どちらから手を出すべき?
橘ナナミ
泣けるエッセイと笑えるエッセイ、どちらから手を出すべきについて教えてください。
佐藤メバル
気分が落ち込んでいる時は笑えるエッセイ(『九十歳。何がめでたい』など)で元気をもらい、リラックスしたい時は感動的なエッセイ(『好日日記』など)がおすすめ。最初は笑えるものから入ると、エッセイの敷居が低く感じられます。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日は本当にたくさんのエッセイを教えていただいて、読書欲が爆発しそうです!それぞれの本に個性があって、自分の気分や目的に合わせて選べるのが魅力だと思いました。
佐藤メバル
エッセイは、まるで窓辺に置かれた小さな棚のようなもの。一冊一冊が違う景色を見せてくれて、読むたびに新しい日常の輝きを発見できる。どんな気分のときでも、きっとあなたにぴったりの一冊が見つかるよ。
橘ナナミ
窓辺の棚…素敵な比喩ですね。今日から私も、自分の気分に合わせてエッセイの棚をのぞいてみます!








