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社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方 (アスカビジネス)
初心者副業

【要約・書評】『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方 (アスカビジネス)』の評判・おすすめポイント

山本 憲明|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

税理士として10年以上「1人会社」を実践してきた著者が、社員を雇わず固定費を抑えた小さな経営の全ノウハウを公開——会社設立の手続きから売上の立て方まで、堅実に稼ぎ続ける1人経営の教科書。

この本の概要

「会社を大きくしなければ成功ではない」——そんな思い込みを手放すところから、本書はスタートする。著者の山本憲明氏は税理士・中小企業診断士として自ら1人会社を10年以上経営してきた実践者であり、数多くのクライアント企業を支援してきた専門家でもある。人口減少時代にあえて拡大路線を取らず、社員ゼロで固定費を極限まで下げる経営スタイルがなぜ合理的なのかを、具体的な数字とともに説得力をもって示している。 第1章・第2章では「1人経営」の基礎知識と心構えが語られる。特別な能力は要らないし、年齢も関係ない——65歳からでも75歳からでも始められるという著者のメッセージは、起業へのハードルを一気に引き下げてくれる。健康であること、決めたルールを守れること。この2つさえあれば1人経営は成り立つというシンプルな原則が心強い。 第3章から第6章にかけては、独立の具体的な準備に踏み込んでいく。必要資金の目安とその作り方、経理・経営管理の実務的な進め方、そして売上を安定させるための営業戦略まで、すぐに使えるノウハウが詰め込まれている。税理士ならではの視点で法人設立や届出まわりの手続きもしっかりフォローされており、実務面での不安を解消してくれる。 第7章・第8章では、うまくいく1人経営の共通パターンと成功のための8箇条が整理されている。付録には開業届や設立登記などのミニ知識も収録されていて、「考え方の転換」から「実際に動き出す」までを本書1冊でカバーできる構成になっている。

「大きくしない」っていう選択肢に救われた話

ずっと、起業とか独立って「社員雇って、オフィス構えて、売上ゴリゴリ伸ばす」みたいな世界だと思ってた。自分にはまず無理だなって。でもこの本を読んで、その前提がそもそも間違ってたことに気づかされた。 著者の山本さんは税理士事務所をひとりで回していて、しかもそれを10年以上続けてるらしい。理論じゃなくて自分の実体験をベースに語ってるから、「ああ、リアルにやれるんだな」って素直に腑に落ちた。こういうのって、やったことない人が書いてるとどうしても響かないんだけど、この本にはそういう薄さがない。 一番グサッときたのが固定費の話。社員を1人雇うだけで年間数百万のコストが乗る。で、それを回収するためにさらに仕事を取りにいく——この負のループに入らなくていいって言い切ってくれたのが、めちゃくちゃスッキリした。自分は経理をやってるから、人件費がどれだけ重いかは毎月の数字で嫌というほど見てる。だからこそ余計に刺さったんだと思う。 それと「65歳からでも始められる」って断言してるのも印象に残った。年齢がネックにならないってはっきり書いてくれてるのは、まだ34の自分にとっても逆にホッとする材料になった。別に今すぐじゃなくてもいいんだな、って肩の力が抜けた感じ。 惜しいのは、業種ごとの事例がちょっと少ないところ。税理士さんの話が中心だから、自分みたいにせどりを法人化したい人間が具体的にイメージしにくい部分はあった。でも「まず頭のOSを入れ替える」っていう意味では、独立を考え始めた人が最初に手に取る本としてかなりちょうどいいと思う。 ぶっちゃけ、人を雇わないことにどこか後ろめたさを感じてた自分がいたんだけど、この本を読んでからそれは合理的な経営判断なんだって堂々と思えるようになった。次は同じ著者の『会社は1人で経営しなさい』も読んでみるつもり。

34歳・メーカー勤務の経理担当。副業でせどりをやっていて、いつか法人化したいとぼんやり考えている。

この本で学べること

社員ゼロで固定費を極限まで削減する

人を雇えば年間数百万円の人件費が発生し、その分を稼ぐためにさらに仕事を増やす悪循環に陥りやすい。社員を雇わないことで固定費を最小化し、少ない売上でもしっかり利益が残る経営体質をつくれるのが1人会社の最大の武器である。

特別な能力や若さは不要、誰でも始められる

1人経営に求められるのは「健康であること」と「決めたルールを守れること」のたった2つ。65歳からでも75歳からでも始められると著者は断言しており、年齢やスキルの有無を理由に諦める必要はまったくない。

会社を大きくしない経営戦略の合理性

人口減少が進む時代に、右肩上がりの成長を前提とした経営は持続しにくい。一定の規模を維持し、余計なものをそぎ落とすことで、ストレスを抑えながら好きな仕事を長く続けられる経営が現実になる。

税理士が教える実務レベルの開業準備

法人設立の手続き、必要資金の目安、経理・経営管理の具体的な進め方など、税理士ならではの視点で実務知識がひと通り網羅されている。付録のミニ知識と合わせて、読んだその日から準備に取りかかれる構成だ。

1人経営を成立させる売上の上げ方

小さな会社だからこそ取れる営業戦略と売上安定化のアプローチが具体的に解説されている。最低限の労働量・利益・報酬のラインを明確にし、無理のないペースで稼ぎ続けるための考え方が示されている。

本の目次

  1. 1第1章 「1人経営」の基礎知識
  2. 2第2章 あなたにも必ずできる「1人経営」
  3. 3第3章 「1人経営」の準備をはじめよう
  4. 4第4章 「1人経営」のはじめ方
  5. 5第5章 「1人経営」の経営計画と人生設計
  6. 6第6章 「1人経営」を成立させる売上の上げ方
  7. 7第7章 どのような「1人経営」がうまくいくか
  8. 8第8章 「1人経営」でうまくいくための8箇条
  9. 9付録 「1人経営」をはじめるためのミニ知識

良い点・気になる点

良い点

  • 税理士として自ら1人会社を10年以上経営してきた実体験に基づいており、説得力がある
  • 法人設立の手続きから経理・資金計画まで実務面が網羅されていて、読んだ直後から行動に移せる
  • 「年齢不問」「特別な能力不要」と明言しており、起業への心理的ハードルを大幅に下げてくれる
  • 固定費削減の合理性を数字で示しており、経営の固定観念を良い意味で壊してくれる

気になる点

  • 税理士業の事例が中心で、他業種での1人経営ケーススタディがやや少ない
  • 前著『会社は1人で経営しなさい』との内容重複が一部あり、既読者には物足りない部分がある
  • ITツールやオンラインサービスの活用法など、デジタル面の解説が薄い

みんなの評判・口コミ

s
sho

メーカー営業

★★★★4.0

営業マネージャーとして部下を持つ立場だからこそ、「人を雇うコスト」がどれだけ大きいかは日々痛感している。この本の「固定費を下げれば売上のプレッシャーも減る」というシンプルなロジックはすごく腹落ちした。もし自分が独立するなら、最初から社員ゼロでいこうと思えた一冊。営業職の人間が1人会社をやる場合の具体例がもう少しあるとさらに良かった。

k
ken

不動産営業

★★★★4.5

不動産投資をやっている身としては、法人化の話は常に頭にある。この本は「1人で会社を持つ」ことのメリットと手順がわかりやすく整理されていて、かなり参考になった。特に経営計画と人生設計を絡めて考える第5章は、不動産賃貸業を法人化するときのイメージにぴったり。税理士が書いているだけあって税務面の信頼感もある。不動産関連の事例がもう少しあれば満点だった。

りん

会社員

★★★3.5

経理の仕事をしているので、1人会社の経理・経営管理のパートは実務的な感覚で読めた。著者が税理士ということもあり、記述は正確で信頼できる。ただ正直、経理経験がある人にとっては既知の内容も多い。むしろ「1人経営」の考え方やマインドセット部分のほうが新鮮で、会社を大きくしないという選択肢を肯定してくれるのが良かった。実務本というよりマインドセット本としての価値が高いと思う。

R
R

エンジニア

★★★★4.0

エンジニアとしてフリーランスか法人化か迷っていた時期にちょうど読んだ。1人会社のメリットが体系的に整理されていて、頭のなかがクリアになった。特に「健康であること」と「ルールを守ること」の2つだけでOKというのは、変にスキルアップを焦らなくていいんだと安心できた。IT系の1人会社事例がもう少しあれば言うことなしだが、考え方のフレームワークとしては十分に使える。

著者について

こんな人におすすめ

会社員で将来独立を考えている人

会社員として働きながら「いつかは独立したい」と漠然と考えている人に、リスクを抑えた1人会社という具体的な選択肢を示してくれる。

フリーランスで法人化を検討中の人

個人事業主として活動しているが、信用力や節税の観点から法人化を考えている人に、1人会社の設立手順とメリットがわかりやすく整理されている。

起業に興味はあるがリスクが怖い人

「社員を雇う」「オフィスを借りる」といった大きなリスクを取らずに始められる1人経営のスタイルを知ることで、起業へのハードルが下がる。

人件費や固定費に課題を感じている経営者

すでに小規模事業を営んでいるが固定費に苦しんでいる経営者が、事業をダウンサイジングして1人経営に切り替えるヒントを得られる。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方moto(戸塚 俊介)初心者★★★★ 4.0¥1,100
サラリーマンを「副業」にしよう 「給料袋」もう1つ増やす方法、教えます俣野 成敏初心者★★★★ 3.5¥1,650

よくある質問

Q. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』はどんな人向けの本ですか?
A. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』は、会社員として働きながら将来の独立を考えている人、フリーランスから法人化を検討している人、起業したいが失敗への不安で一歩を踏み出せない人に向けて書かれています。特別なスキルや若さがなくても始められることが繰り返し強調されています。
Q. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』の「1人経営」とは具体的にどういう意味ですか?
A. 社員を一切雇わず、自分ひとりで会社を経営するスタイルのことです。『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』では、あえて一定の規模を保ち大きくしない経営を提唱しており、余計なものをそぎ落として必要最小限の経営資源だけで、ストレスなく好きな仕事を続けていく考え方が紹介されています。
Q. 前著『社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい』との違いは何ですか?
A. 前著『社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい』が「なぜ1人経営がよいのか」という考え方やマインドセット中心だったのに対し、『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』はより実践的な「どうやって始めるか」にフォーカスしています。準備の進め方、資金計画、売上の上げ方など、具体的なアクションプランが充実しています。
Q. 1人会社を始めるのに必要な資金はどのくらいですか?
A. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』では必要資金の目安とその作り方が解説されています。1人会社の場合はオフィスや人件費などの固定費を最小化できるため、一般的な起業に比べて大幅に少ない資金で始められるとされています。
Q. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』は何歳からでも実践できますか?
A. 著者は65歳からでも75歳からでも始められると明言しています。『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』の基本的な立場として、必要なのは「健康であること」と「決めたルールを守れること」の2つだけで、年齢や特別な能力は問わないとしています。
Q. 本書を読めば法人設立の手続きもわかりますか?
A. 『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』の付録に「1人経営をはじめるためのミニ知識」として、開業届や法人設立に関する実務的な情報が収録されています。著者が税理士であるため、税務・手続き面の解説は信頼性が高いです。
Q. IT系やエンジニアの1人会社の事例は載っていますか?
A. 著者が税理士であるため、『社員ゼロ! きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方』では税理士業を中心とした事例が多くなっています。IT系など特定業種に特化した事例は限定的ですが、1人経営の考え方やフレームワーク自体は業種を問わず応用できる内容です。

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