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サラリーマンを「副業」にしよう 「給料袋」もう1つ増やす方法、教えます - MAIN
初心者副業

【要約・書評】『サラリーマンを「副業」にしよう 「給料袋」もう1つ増やす方法、教えます』の評判・おすすめポイント

俣野 成敏|||0ページ

★★★3.5
(4件)

この本を一言で言うと

会社員という立場を捨てるのではなく“守りの収入”として活用しながら、個人で稼ぐ力を育てて収入源を複線化する考え方を示す——小遣い稼ぎでは終わらない、将来の選択肢を広げる副業の設計図が学べる一冊。

この本の概要

本書は、終身雇用や年功序列が揺らぐ時代に、会社一本足の働き方から抜け出すための発想転換を促す副業本です。著者は「サラリーマンをやめる」のではなく、会社員という立場そのものを自分の副業の一つとして捉え直し、給与以外の収入口を育てることを提案します。副業を“今月の小遣い稼ぎ”ではなく、将来の自由度を高める手段として位置づけている点が特徴です。 序盤では、バイトや単発労働のような時間切り売り型の副業に偏りすぎる危うさを整理し、自分の経験やスキルを土台にした個人ビジネスへ目を向けさせます。会社で培った実務経験、人脈、信用を棚卸しし、それをどう副業へ転用するかを考える流れは、初心者でも取り組みやすい構成です。副業テーマ探しの段階で迷いやすい人にとって、判断軸を得やすい内容になっています。 中盤では、個人で稼ぐために欠かせないセールスとマーケティングを、会社員向けに噛み砕いて解説します。著者は「売ること」への苦手意識をほどきながら、相手の悩みを理解し、提案し、価値を届けるまでの流れを示します。さらに、自分メディアや発信の重要性にも触れ、単発受注ではなく、見込み客との接点を継続的に持つ考え方へつなげています。 終盤では、副業を続ける中で起きる壁や、やがて独立も視野に入る段階まで見据えています。会社員の安定を活かしながら、小さく試し、売れ筋を見つけ、仕組みに変えていくプロセスが一冊で俯瞰できるため、いきなり会社を辞めるのが怖い人ほど相性がいい本です。副業の具体策を大量に並べるタイプではなく、長く通用する「稼ぐ土台の作り方」を学ぶための入門書といえます。

小遣い稼ぎの本ではなく、会社員人生を立て直すための設計図だった

正直に言うと、最初は「副業で月数万円を増やすノウハウ集」くらいの気持ちで読み始めました。ところが読後感はかなり違っていて、この本は単なる副業テクニック本ではなく、会社員としての自分をどう使い直すかを考えさせる本でした。特に刺さったのは、会社を辞めるか残るかの二択ではなく、サラリーマンそのものを“自分の収入源の一つ”として捉え直す視点です。給与は守り、その外側で攻めの収入を育てる。これは、家族がいて生活コストもある自分にはかなり現実的でした。 本書がいいのは、夢のある話だけで終わらないところです。著者は、単発バイトや時間切り売り型の副業を安易に持ち上げず、積み上がる副業を作る発想に重心を置いています。自分の経験、得意分野、信用、業界知識をどう商品化するか。さらに、それを売るために何が必要かを、セールスとマーケティングの観点から整理してくれるので、読んでいて「結局、何をやればいいのか」がぼやけませんでした。営業企画の仕事をしている自分としては、売る力と発信力を個人に移植する感覚がとても腑に落ちました。 もう一つよかったのは、副業を独立準備として見る視点です。いきなり起業するのではなく、会社員のうちに小さく試して、反応を見て、売れる形に寄せていく。この順番があるから、勢いだけで動かずに済みます。副業本の中には、具体的な案件一覧ばかりで終わるものもありますが、本書はもっと土台寄りです。だからこそ再現性があるし、5年後にも読み返せる内容だと感じました。 もちろん、税金や法務の実務が詳しいわけではありませんし、今すぐ使える副業カタログを期待すると少し違うかもしれません。また、著者の経験上、営業的な動きに前向きな人ほど相性がいいとも思います。それでも、「会社に依存しすぎるのは危ないと分かっているのに、何から始めればいいか分からない」という人にはかなり有効です。自分も読後に、資格を増やす前にまず“誰に何を売れるのか”を書き出してみようと思えました。副業を始める本というより、働き方の主導権を取り戻す本としておすすめです。

38歳 SaaS企業の営業企画 / 妻と子ども2人 / 年収は頭打ちで、この先の働き方に不安を感じ始めた会社員

この本で学べること

会社員を“守りの収入”として再定義する

本書の核は、会社員をやめるか続けるかの二択ではなく、給与を一つの収入源として管理する視点です。会社への依存度を下げながら、個人で稼ぐ力を並行して育てる発想が全体を貫いています。

時間切り売りではなく積み上がる副業を選ぶ

単発労働やアルバイトのような副業は即金性があっても、長期では消耗しやすいと整理されています。自分の経験・知識・信用を活かして、資産性のある副業へつなげる考え方が学べます。

個人で稼ぐにはセールスが避けて通れない

副業を始めても、商品やサービスが売れなければ続きません。本書は、売り込みではなく相手の悩みに応える提案としてセールスを捉え直し、会社員にも理解しやすい形で説明しています。

発信と導線づくりで“売れる仕組み”を育てる

著者は、自分メディアや継続発信を通じて見込み客との接点を作る重要性にも触れています。副業を単発受注で終わらせず、マーケティングの仕組みとして育てる視点が得られます。

副業は独立を試すための安全な実験場になる

本書は、いきなり独立を目指すよりも、会社員のうちに小さく試して改善する流れを推奨します。低リスクで検証しながら育てる考え方が、慎重派の読者にも合っています。

本の目次

  1. 1はじめに
  2. 2第1章 間違いだらけのサラリーマンの“副業”
  3. 3第2章 副業のスタイルを考える
  4. 4第3章 副業が売れる仕組みをつくる
  5. 5第4章 副業を維持・発展させる
  6. 6第5章 独立も視野に入れる
  7. 7おわりに

良い点・気になる点

良い点

  • 会社員を続けながら始める現実的な副業戦略がわかる
  • 副業テーマ選びから販売・発信まで一冊で俯瞰できる
  • 小遣い稼ぎではなく、将来につながる収入源づくりに視点を置いている
  • 著者の経験ベースで、行動に落とし込みやすい

気になる点

  • 税金や法務などの実務論点は深く扱っていない
  • 具体的な副業ジャンルのカタログ本として読むと物足りない
  • 営業や発信に苦手意識が強い人には一部ハードルを感じる
  • 2020年刊のため、最新の副業プラットフォーム事情は別途補完が必要

みんなの評判・口コミ

のり

ソリューション営業

★★★3.5

営業職の立場で読むとかなり腹落ちする本でした。副業を始める前に、まず売る力と提案力を個人側に移せという主張がぶれていません。楽に稼ぐ話ではなく、会社員の経験をどう事業化するかを考えさせられます。単発バイトより積み上がる副業を勧める点も納得感がありました。営業経験がある人ほど具体的に自分事化しやすい一冊です。

りん

会社員

★★★☆☆3.0

副業本なのに、収入の考え方そのものを整理してくれる本でした。給与を守りの収入として持ちながら、別の収入源を作るという発想はとても合理的です。経理の仕事をしていると安定志向になりがちですが、この本は無理な独立を煽らないので読みやすかったです。反面、税金や確定申告の細かい話は少ないので、実務は別で補う必要があります。考え方の土台を作る本としては十分価値がありました。

こーた

マーケター

★★★☆☆3.0

SNS運用や広告の仕事をしているので、自分メディアを持つ重要性に触れている点が印象的でした。副業を単発案件で終わらせず、発信と導線で育てるという視点は今読んでも通用します。読んでいて、結局は誰に何を届けるかを決めるのが先だと再確認しました。副業アイデア集を期待すると違いますが、長く稼ぐための考え方はかなり実践的です。発信を武器にしたい会社員に向いています。

R
R

エンジニア

★★★★4.5

PM目線で見ると、副業を小さく検証してから広げる考え方がよかったです。いきなり会社を辞めるのではなく、会社員のまま仮説検証を回す流れはかなり現実的です。副業の進め方をプロジェクトとして捉えられるので、手順に納得しやすい本でした。逆に、すぐ始められる具体的な副業ネタを大量に知りたい人には少し抽象度が高いかもしれません。中長期で自分の仕事を作りたい人向けだと思います。

著者について

こんな人におすすめ

副業の軸を決めたい会社員

何を副業にするか以前に、どういう収入源を作るべきかの判断軸を持ちたい人に向いています。

小遣い稼ぎ型の副業に限界を感じる人

時間の切り売りではなく、将来につながる副業を育てたい人に相性がいいです。

営業や発信を自分の武器にしたい人

セールスとマーケティングを個人の副業へ移植する考え方を学びたい人におすすめです。

独立前に低リスクで試したい人

会社員の安定を残したまま、小さく検証してから広げたい慎重派に合います。

関連書籍との比較

よくある質問

Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』はどんな考え方の本ですか?
A. 『サラリーマンを「副業」にしよう』は、会社員を捨てる本ではなく、会社員という立場を一つの収入源として捉え直す本です。給与を守りにしつつ、個人の収入を育てて依存度を下げる発想が中心です。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』は副業初心者でも読めますか?
A. はい、初心者でも読みやすい内容です。専門用語よりも考え方の整理と進め方の全体像に重心があるため、最初の一冊として使いやすいです。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』は具体的な副業ネタ集ですか?
A. どちらかといえば、副業ネタの羅列よりも「どう選び、どう育てるか」に重きを置いた本です。すぐ始められる案件一覧を求める人より、長く稼ぐ土台を作りたい人に向いています。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』では会社を辞めることを勧めていますか?
A. いいえ、むしろ会社員の安定を活かしながら副業を育てる姿勢が目立ちます。いきなり独立するより、会社員のうちに小さく試すことを重視しています。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』はセールスが苦手でも役立ちますか?
A. 役立ちますが、売ることへの苦手意識と向き合う必要はあります。『サラリーマンを「副業」にしよう』では、セールスを押し売りではなく悩み解決の提案として説明しているため、その視点転換が参考になります。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』だけで税金や確定申告まで対応できますか?
A. 税務実務を詳しく学ぶ本ではないため、『サラリーマンを「副業」にしよう』だけで完結はしません。副業の戦略や考え方を固めたうえで、税金や手続きは別の実務書で補うのが現実的です。
Q. 『サラリーマンを「副業」にしよう』はどんな人には合いにくいですか?
A. 短期間で簡単に稼げる裏技や、具体的な副業プラットフォーム情報だけを求める人にはやや合いにくいです。逆に、働き方そのものを見直したい人には相性がいい本です。

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