Shelfy
転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 - MAIN
初心者紙・電子累計6万部超『読者が選ぶビジネス書グランプリ2020』ノミネート副業

【要約・書評】『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』の評判・おすすめポイント

moto(戸塚 俊介)|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

会社員としての経験を資産に変えるキャリア戦略を示す——本業で成果を出し、転職と副業を連動させながら生涯年収を伸ばすための実践書。

この本の概要

『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』は、終身雇用や会社ブランドに頼るのではなく、個人で稼ぐ力を育てることで安定を手に入れる考え方を説く一冊です。著者自身が地方ホームセンターの年収240万円からキャリアを切り開いてきた実体験を土台にしているため、抽象論ではなく再現しやすい行動原則として読めます。 前半では、若いうちにどう仕事で成果を出し、どう市場価値を積み上げるかが整理されます。特に、仕事をただこなすのではなく、事業理解生産性を意識して働くこと、周囲の成果の高い人を観察して型を学ぶことの重要性が繰り返し語られます。 中盤の核は、著者が提唱する軸ずらし転職です。職種・業界・会社規模などの軸を一気に変えすぎず、強みを活かせる範囲で少しずつポジションを上げていく発想が特徴で、年収アップを狙いながらも失敗確率を抑える現実的な戦略としてまとめられています。 後半では、副業を本業の延長線上で捉え、知識や経験を複利的に増幅させる発想が示されます。単発の労働集約型ではなく、発信やコンテンツ化を通じて資産を積み上げ、最終的に自分株式会社を強くしていく流れまで描かれており、働き方全体を見直したい読者に刺さる内容です。

会社を辞める前に、会社員を使い倒せと思えた

正直、この本を読む前の私は「今の会社に居続けるか、転職するか、副業するか」を全部バラバラに考えていました。だから、どれも中途半端。転職サイトに登録しては放置し、副業を調べては「何から始めればいいかわからない」で止まる、の繰り返しです。『転職と副業のかけ算』を読んで一番よかったのは、それらが別々の選択肢ではなく、全部つながったキャリア戦略として語られていたことです。会社員として成果を出すことが転職に効き、その実績や知識が副業にも効く。この流れが腹落ちすると、急にやるべきことが整理されました。 特に刺さったのは、軸ずらし転職の考え方です。いきなり未経験業界や憧れだけで飛ぶのではなく、自分の持ち味が通用する軸を残しながら一段ずつ市場価値を上げていく。著者が地方ホームセンターの年収240万円から、リクルートやベンチャーへとステップアップしていった過程を読むと、これは才能ではなく設計だとわかります。転職を夢の実現イベントではなく、年収と経験値を積む手段として捉え直せたのは大きかったです。職務経歴書や面接も、単なる応募書類ではなく「自分の値札をどう見せるか」という視点で読むとかなり実務的でした。 副業パートもよかったです。よくある副業本みたいに「まずはこれを売ろう」ではなく、本業で得た知見をどう外でも価値化するかに重心があるので、SaaS営業をやっている自分でも現実味がありました。著者自身がブログ「転職アンテナ」で本業の経験を発信し続けた話は、まさにこの方法論の実例です。単発で消耗する稼ぎ方より、発信やコンテンツのように積み上がる形を勧めているのも納得感があります。副業を始めること自体が目的ではなく、会社の看板がなくても説明できる自分を作ることが目的だとわかりました。 もちろん、著者の行動量や発信力はかなり高く、そのまま真似するのは簡単ではありません。年収1,000万円を超えてからの話は、正直まだ遠い世界です。ただ、それでも本書の価値は落ちません。むしろ「自分はまだ会社に守られている」と気づかされ、会社員の時間をどう資産に変えるかを真面目に考えるきっかけになりました。転職を迷っている人にも、副業を始めたい人にもおすすめですが、いちばん合うのは、現職に大きな不満があるわけではないのに将来がなんとなく不安な人だと思います。私にとっては、キャリアのモヤモヤを行動計画に変えてくれた一冊でした。

29歳 SaaS営業。年収を上げたい気持ちはあるが、転職も副業も中途半端で止まっている会社員。

この本で学べること

軸ずらし転職で年収を上げる

転職は一発逆転ではなく、強みが通用する軸を残しながら少しずつ市場価値を上げるのが基本です。職種・業界・会社規模のどこを残しどこをずらすかを考えることで、リスクを抑えながら年収アップを狙えます。

本業の成果が副業の土台になる

本書では、副業を本業と切り離して考えません。仕事で得た知識・実績・視点を横展開することで、副業の再現性と信頼性が高まるという発想が一貫しています。

会社の看板ではなく自分の値札を作る

会社名や肩書きに依存しているうちは、環境が変わると一気に不安定になります。だからこそ、会社の外でも説明できる専門性や実績を持つことが重要だと説かれます。

労働集約より資産性のある副業を選ぶ

時間を切り売りするだけの副業は、収入が増えても伸びしろが限られます。著者は、発信・コンテンツ・信用の蓄積につながる取り組みを重視し、あとから効いてくる副業を勧めています。

自分株式会社としてキャリア全体を設計する

転職も副業も単発のイベントではなく、長期で収益力を高める経営判断として扱います。自分を一つの事業体と捉える自分株式会社の視点が、本書全体を貫く芯になっています。

本の目次

  1. 1はじめに 個人で稼ぐサラリーマンが「本当の安定」を手にする時代
  2. 2第1章 地方ホームセンターではじめた「年収240万円」からのキャリア戦略
  3. 3第2章 20代で年収を最大化する仕事術
  4. 4第3章 「軸ずらし転職」で年収を上げる
  5. 5第4章 「会社の看板」をはずしても稼げる複業術
  6. 6第5章 「自分株式会社」を強くする生き方
  7. 7おわりに 「働く」とは「稼ぐ」こと

良い点・気になる点

良い点

  • 転職と副業を別々でなく一つの戦略として学べる
  • 著者の体験に基づいていて、行動レベルまで落とし込みやすい
  • 年収アップと市場価値向上の考え方が具体的
  • 会社員のまま始められる現実的な打ち手が多い

気になる点

  • 副業の具体例は情報発信やコンテンツ型にやや寄っている
  • 著者の行動量や発信力が高く、再現ハードルを感じる人もいる
  • 税金や法務など副業実務の細部までは踏み込まない

みんなの評判・口コミ

のり

ソリューション営業

★★★★4.0

営業職として読んだときに特によかったのは、転職を感情ではなく戦略で考える視点でした。軸ずらし転職の話は、今の経験をどう高く売るかという発想に近く、かなり実務的です。本業で成果を出すことが副業や次の転職にも効くという整理も納得感がありました。副業本というより、会社員の稼ぐ力を底上げする本だと思います。キャリアに迷いがある30代前後にはかなり刺さるはずです。

りん

会社員

★★★3.5

数字で考えるのが好きな自分には、生涯年収を最大化するというテーマ設定がわかりやすかったです。年収アップを狙うなら、今の仕事の延長で市場価値を積み上げるほうが合理的だと整理できました。副業も、やみくもに始めるのではなく本業とのつながりで考えるべきだと学べます。一方で、税金や手続きの話は薄めなので、実務面は別の本で補う必要があります。考え方の土台を作る一冊としては十分に価値がありました。

ゆうと

EC企業マーケター

★★★★4.5

ECマーケの仕事をしているので、本業の知識をどう外で価値化するかという話がかなり参考になりました。副業をゼロから探すのではなく、今やっている仕事の延長で勝ち筋を作るという考え方は強いです。発信やコンテンツを資産として積む発想も、マーケ職には相性がいいと感じました。著者の熱量は高いですが、根性論だけではなく型として整理されているのが読みやすいです。会社員のまま個人の看板を育てたい人に向いています。

s
sho

メーカー営業

★★★★4.0

若手でキャリアを伸ばしたい人にはかなり実用的です。仕事術のパートは、成果を出す人の見方や動き方が具体的で、明日から意識を変えやすい内容でした。転職も副業も、まず本業で勝つことが前提だというメッセージに説得力があります。勢いのある自己啓発本に見えて、実際はかなり地に足のついたキャリア本です。行動するか迷っている人の背中を押す力があります。

著者について

こんな人におすすめ

年収を上げたい会社員

『転職と副業のかけ算』は、今の仕事の経験を使って次の年収を取りにいく考え方が明快です。

初めて転職を戦略的に考えたい人

感覚や勢いではなく、軸ずらし転職という現実的な方法でキャリアを設計したい人に向いています。

本業を活かした副業を始めたい人

副業ネタ探しではなく、本業の知見をどう収益化するかを学びたい人に相性がいいです。

会社依存の働き方に不安がある人

会社の看板が外れても通用する強みを作る視点が得られるので、将来不安の整理に役立ちます。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
サラリーマンを「副業」にしよう 「給料袋」もう1つ増やす方法、教えます俣野 成敏初心者★★★★ 3.5¥1,650

よくある質問

Q. 『転職と副業のかけ算』は転職本ですか、副業本ですか?
A. 『転職と副業のかけ算』はどちらか一方ではなく、本業・転職・副業を連動させて考えるキャリア戦略本です。副業の稼ぎ方だけを知りたい人より、働き方全体を見直したい人に向いています。
Q. 『転職と副業のかけ算』は副業未経験でも読めますか?
A. 『転職と副業のかけ算』は副業未経験者でも読みやすい内容です。具体的なテクニック集というより、何を土台に副業を選ぶべきかという考え方から入れるので、最初の一冊として機能します。
Q. 『転職と副業のかけ算』は転職予定がない人にも役立ちますか?
A. 『転職と副業のかけ算』は、今すぐ転職しない人にも十分役立ちます。本業でどう成果を出し、市場価値をどう積むかという部分だけでも読む価値があります。
Q. 『転職と副業のかけ算』の副業パートはどんな人に向いていますか?
A. 『転職と副業のかけ算』の副業パートは、スキルや経験を活かして信用を積み上げたい会社員に向いています。単発で稼ぐより、発信やコンテンツ化に興味がある人ほど相性がいいです。
Q. 『転職と副業のかけ算』は若手向けの本ですか?
A. 『転職と副業のかけ算』は20代・30代前半に特に刺さりやすいですが、若手限定ではありません。会社依存から抜けて自分の稼ぐ力を作りたい人なら、年代を問わず示唆があります。
Q. 『転職と副業のかけ算』を読んだあと、最初に何をすべきですか?
A. 『転職と副業のかけ算』を読んだあとにやるべきなのは、本業で積み上がっている経験を棚卸しすることです。そのうえで、転職市場で評価される要素と副業に転用できる要素を分けて整理すると、次の行動が見えやすくなります。

副業アイデア100選

今日から始められる副業アイデア集を無料でダウンロード

※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します