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30代からはじめるファミリーノート® 住宅・子育て・老後 これ1冊でお金の不安を解消!夫婦で作る生涯収支設計書 - MAIN
初心者投資副業

【要約・書評】『30代からはじめるファミリーノート® 住宅・子育て・老後 これ1冊でお金の不安を解消!夫婦で作る生涯収支設計書』の評判・おすすめポイント

岩田 百り子|||0ページ

★★☆☆☆2.0
(4件)

この本を一言で言うと

住宅・教育・老後の資金を一枚の「生涯収支表」に落とし込む——30代ファミリー専門FPが10年かけて磨き上げた、夫婦で書き込む7日間の実践ワークブック。

この本の概要

本書は、30代ファミリー専門のマネーコンサルタント・岩田百り子が10年以上の相談実績をもとに書籍化した「ファミリーノート7daysプログラム」だ。住宅ローン、子どもの教育費、老後2,000万円問題——夫婦が同時期に直面するお金の難題を「なんとなく心配」のままにせず、数値として可視化し、地図として持ち歩ける形に変換することを一貫したテーマに据えている。 構成はDay1〜Day7の7ステップ。最初の2日間でファミリーデータシートとバランスシートを作り、現在地を正確に把握する。Day3〜4では住宅資金・教育資金・老後資金をそれぞれの計算シートに入力しながら必要な積み立て額を算出。Day5で生涯収支表を一枚にまとめ、Day6で不足分への対策を検討、Day7でわが家専用のファミリーノートが完成する仕掛けだ。 別冊の書き込み式ノートと、購入者特典のExcelシートダウンロードが付属しており、読むだけでなく手を動かしながら進められる点が最大の特徴。96ページというコンパクトな分量に知識とワークが凝縮されており、忙しい共働きカップルでも週末2〜3回のセッションで完走できるよう設計されている。 Amazonレビューには「正しく不安になるための本」という言葉があり、シートを埋め終えた後に「思ったより厳しい数字だった」と感じる読者も少なくない。それは想定内の反応だ。甘い希望を見せるのではなく、現実を直視させたうえで打ち手を考えるというスタンスがこの本の哲学であり、ぼんやりした霧を晴らして初めて対処が始まる、という考え方に基づいている。

「なんとなく不安」が「具体的な数字」に変わった週末2日間

産休明けから復職して半年が経った頃、夫と「そろそろマンション買う?」という話が浮上した。老後2,000万問題はニュースで知っていたし、子どもの教育費が馬鹿にならないのも頭ではわかってる。でも「なんとなく」の域を一切出ていなかった。夫に「お金のこと、ちゃんと考えようよ」と持ちかけても「まあ大丈夫でしょ」で会話が終わる。私も具体的な数字を持っていないから、反論のしようがない。 そんなタイミングで見つけたのがこの本だった。96ページという薄さに「本当に大丈夫?」と思ったけど、別冊ノートと合わせて使う構成なので、実際にやることはなかなかボリュームがある。Day1はまず家族のデータシートを埋めるところから。「夫の手取りってそういえばいくらだっけ」「保険、何に入ってたっけ」というレベルから確認することになって、まずそこで笑ってしまった。10年近く一緒にいるのに、お互いの収入を正確に把握していなかった。 Day3の住宅資金計算シートが、個人的に一番リアルだった。今の年収と想定する物件価格を入力すると、毎月の返済額と老後の余剰資金が連動して変わっていく。出てきた数字に、少し青ざめた。「子ども2人は、かなりきついかもしれない」という現実が、初めて数値として目の前に現れた瞬間だった。感情論でなく、計算結果としてそこにある。 レビューに「正しく不安になるための本」という評があって、最初は「なにそれ」と思った。でも読み終わった今は、その言葉の意味がよくわかる。この本は不安を消してくれるのではなく、不安を輪郭のある問題に変換してくれる。ぼんやりした霧の中を歩いていたのが、「ここに障害物があります」とマップで示されるイメージ。怖いけど、対処できる怖さになる。 Day6の資金準備のセクションでは、iDeCoやNISAの活用について概念レベルで触れられている。ただ、具体的な銘柄選びや運用戦略は対象外。この本はあくまで「生涯収支の地図を作るツール」であって、投資の詳細は別の本で補う必要がある。それは最初から割り切って使ったほうがいい。 夫と週末2日かけてノートを埋めてみたら、「じゃあ住宅ローンはこの金額以内にしよう」「教育費のために毎月これだけ積み立てよう」という話が、初めてちゃんとできた。数字という共通言語ができると、夫婦の会話の解像度がまるで違う。ふわふわしていた将来の話が、初めて二人の共通言語になった感覚がある。1,650円でそれが手に入るなら、十分すぎると思う。

33歳 共働き夫婦の妻・第一子出産後、住宅購入を検討中

この本で学べること

7日間で生涯収支が一枚の表になる

Day1〜Day7のステップに沿って進めるだけで、住宅・教育・老後の資金がすべて一枚の生涯収支表に集約される。全体像が見渡せるから、何にどれだけお金が必要かが直感的に把握できる。

別冊ノートとExcelシートで実際に手を動かせる

読み物としてではなく、書き込み式のワークブックとして使う設計。購入特典のExcelシートを活用すれば、数字を変えるだけで何度でもシミュレーションをやり直せる。

住宅・教育・老後を別々でなく「同時に」計算する

住宅ローン・子どもの教育費・老後資金は互いに影響し合う。本書はそれぞれを切り離さず連動して計算するため、「住宅を買ったら老後が赤字になる」という現実もきちんと見える化できる。

30代ファミリー専用の視点で設計されている

著者はゆりFPオフィス代表として30代ファミリー専門のコンサルを10年以上続けてきた。収入のピーク前に大きな支出が集中するという30代特有の家計構造に特化した内容になっている。

夫婦で一緒に取り組む前提で作られている

シートの記入項目は夫婦両方の収入・支出・保険・年金を含む。お金の話を二人で共有するための対話ツールとして機能するよう設計されており、家計管理に生じがちな「夫婦の温度差」を埋める効果もある。

本の目次

  1. 1Day1 家族のことをきちんと知ろう
  2. 2Day2 家計の見える化を進めよう
  3. 3Day3 住宅、教育のお金を計算しよう
  4. 4Day4 万が一のことと老後のお金を考えよう
  5. 5Day5 生涯収支表を作ろう
  6. 6Day6 豊かな生活のため、資金を用意しよう
  7. 7Day7 わが家だけのファミリーノートが完成!

良い点・気になる点

良い点

  • 96ページのコンパクトな分量に住宅・教育・老後のすべてが網羅されている
  • 別冊ノートとExcelシートで、読むだけでなく実際に数字を計算できる実践仕様
  • 30代ファミリー専門FPの視点で、この年代に特有のお金の課題にフォーカスされている
  • 夫婦で一緒に取り組む設計なので、お金に関する夫婦の認識合わせに活用できる

気になる点

  • iDeCoやNISAなど具体的な投資手法の説明は薄く、運用ノウハウは別途学ぶ必要がある
  • シートを真剣に埋めると厳しい数字が出ることがあり、読後に不安が増すケースもある
  • 96ページと薄いため各テーマの深掘りには限界があり、入門レベルに留まる

みんなの評判・口コミ

りん

会社員

☆☆☆1.5

経理の仕事をしているのでお金の計算自体は得意なつもりでしたが、住宅・教育・老後を同時に計算したことはなかったので、実際にやると思っていたより数字が厳しかったです。内容は正確で、計算シートの設計も丁寧だと感じました。ただ、書き終えた後に「じゃあ具体的にどうすればいいか」という部分が薄いので、そこは別の本で補う必要があります。

のり

ソリューション営業

★★☆☆2.5

30代前半で子どもが生まれたタイミングで妻と一緒に取り組みました。7日間とありますが、実際は週末2回ほどで完了しました。生涯収支表が一枚にまとまるのは便利で、「この金額以内の家なら買える」という基準が明確になったのが一番の収穫です。投資の具体的な方法は載っていないので、あくまで現状把握と目標設定のツールとして使うのが正しい使い方だと思います。

k
ken

不動産営業

★★★☆☆3.0

不動産の営業をしているので、お客さんへの説明にも応用できそうなシートの作りだと感じました。住宅資金計算シートは特によく設計されていて、返済額だけでなく老後へのインパクトまで見える化されている点が実用的です。本自体は薄いので読むのはすぐ終わりますが、ノートをきちんと埋めようとするとそれなりに時間はかかります。

s
sho

メーカー営業

☆☆☆☆1.0

彼女と将来の話をするきっかけにと思って買いましたが、まだ独身の自分にはちょっと早かったかもしれません。内容が夫婦・子どもありを前提に作られているので、独身には当てはまらない部分がけっこう多い。結婚後に改めて使おうと思っています。子どもができたタイミングで手に取るのが一番活きると思います。

著者について

こんな人におすすめ

住宅購入を検討している30代夫婦

住宅ローンが老後や教育費にどう影響するかを、買う前に数字で確認したい夫婦に最適。

第一子誕生前後のカップル

子育てに伴う支出の増加と、老後・住宅の備えを同時にシミュレーションしたい人向け。

お金の話を夫婦でしたことがないカップル

シートを一緒に埋めるプロセスが、夫婦間の家計共有と対話のきっかけになる。

老後2,000万問題を自分ごととして捉えたい人

ニュースで聞いた数字を「自分の家計ではいくら必要か」に変換したい人に向いている。

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よくある質問

Q. 『30代からはじめるファミリーノート』は投資の方法を教えてくれますか?
A. 投資の具体的な手法(どの銘柄を買うかなど)は『30代からはじめるファミリーノート』の対象外です。本書の役割はあくまで生涯収支の全体像を把握すること。iDeCoやNISAの活用については概念レベルで触れられていますが、詳細は別の専門書で補うことをお勧めします。
Q. 夫婦の片方だけで取り組んでも意味がありますか?
A. 片方だけでも大まかな生涯収支は作れますが、配偶者の収入・支出・年金情報が必要な箇所も多く、精度が下がります。『30代からはじめるファミリーノート』は夫婦で一緒に取り組む前提で設計されており、共同作業がもっとも効果的です。
Q. 別冊ノートとExcel特典はどちらを使えばよいですか?
A. 数字を何度も修正したい場合はExcel特典が便利です。一方、書き込み式の別冊ノートは記録として手元に残せる利点があります。最初は別冊ノートで手を動かし、シミュレーションはExcelで繰り返すという使い方が『30代からはじめるファミリーノート』を最大限活用するコツです。
Q. 7日間で本当に終わりますか?
A. 1日あたりのボリュームはさほど多くないため、1〜2時間の作業を7回行えば完了します。実際には週末を2〜3回使うペースで取り組む人が多いようです。
Q. 共働きでなく、専業主婦(主夫)の家庭でも使えますか?
A. 使えます。ただし収入が1本になるため、シートを埋めた結果が共働き家庭より厳しい数字になりやすいです。それ自体が現実の把握であり、『30代からはじめるファミリーノート』の目的でもあります。
Q. 書き終えた後にどうすればよいかわかりません
A. 『30代からはじめるファミリーノート』のDay6では「不足資金への対策」を概説しています。具体的なアクション(NISA口座の開設、保険の見直しなど)は、生涯収支表の数字を持ってFP相談窓口に行くか、各テーマの専門書で深掘りするのが次のステップです。
Q. 子どもがまだいない夫婦にも使えますか?
A. 子ども数や誕生時期を想定値として入力する形式なので、妊娠前の計画段階でも問題なく活用できます。子どもを2人持った場合と1人の場合を比較するシミュレーションにも使えます。

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