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ほうかごがかり
初心者ファンタジー小説

【要約・書評】『ほうかごがかり』の評判・おすすめポイント

甲田学人|KADOKAWA|2024-01-09|376ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

放課後の学校に潜む「それ」と戦う子どもたち——甲田学人が放つ電撃文庫の本格ダークファンタジー

この本の概要

甲田学人は「Missing」「断章のグリム」などホラー系ライトノベルの第一人者。2024年1月に電撃文庫から刊行された『ほうかごがかり』は、シリーズ6巻が刊行されるほど人気を博している。 放課後の小学校を舞台に、子どもたちが「それ」と呼ばれる怪異と向き合う物語。甲田作品の真骨頂であるホラー的緊張感と、子どもたちの成長・友情が絡み合う構造が読者を引きつける。 Amazonレビューには「凄いの一言」「もう冒頭で緊迫感」などの声が並ぶ。甲田学人ファンには「マイルドになった」との声もあるが、それでも電撃文庫の中では最もホラー寄りのファンタジーとして異彩を放つ。 2024年に新刊が複数出るほどの人気シリーズとなり、コミカライズも進行中。アニメ化・実写映画化を望む声も多い。ダークで美しい世界観が2024年の電撃文庫を代表する作品の一つだ。

ホラー嫌いの自分が一気読みしてしまった件

怖い系の小説は基本的に避けてるんですよ。仕事でストレス溜まってるのにわざわざ追加でビビりたくないじゃないですか。でも甲田学人って名前だけ知ってて、電撃文庫の新刊コーナーで見つけたときに「なんか雰囲気違うな」と思って手に取った。 『ほうかごがかり』。放課後係、ね。あかね小学校が舞台で、放課後の校舎に潜む何かと子どもたちが対峙する話。最初の数ページでぞわっとした。子どもの視点で書かれた恐怖って、大人の視点より怖いんですよね。わからないから。理解できないから。そのわからない感じをうまく使ってる。 一番印象的だったのは、緊迫感の作り方。普通のホラーって「突然びっくり系」か「じわじわ系」か二択のイメージがあるんですけど、この作品は日常の延長に恐怖がある感じ。放課後の校舎って誰もが通った場所じゃないですか。あの静かさ、光の入り方、廊下の匂い。そこに「それ」がいるという設定が、記憶と結びついてリアルに感じさせる。 読んでいるうちに、怖さ以上に「この子たち大丈夫か」という感情が出てきた。主人公たちはまだ小学生で、大人には頼れない理由がある。自分たちで判断して、自分たちで立ち向かわなきゃいけない。その孤独感と責任感が、恐怖とセットで描かれていて、気づいたら200ページ以上読んでた。 甲田学人の過去作を知ってる人は「マイルドになった」って評価もあるみたいで、それはそれで正しいかもしれない。でも電撃文庫のラノベとしては十分すぎるくらいダーク。小学生が読んでいいのかな、というレベルの恐怖描写もある(電撃文庫のメイン読者層の小中高生向けだからそれでいいと思うけど)。 6巻まで出てる時点でシリーズとしての完成度は折り紙付き。コミカライズも進んでるし、映像化されたら絶対ヒットすると思う。ホラー苦手を自認してる人でも、「ファンタジー」として入れる入口のある作品です。

sho / メーカー営業 / 20代

この本で学べること

甲田学人の本格ダークファンタジー2024年作

「Missing」「断章のグリム」のホラー系ラノベ第一人者が2024年に放つ新シリーズ。シリーズ6巻まで続く人気作。

小学校の放課後という普遍的な恐怖

誰もが知る「放課後の学校」を舞台にすることで、記憶と結びついたリアルな恐怖感を演出。普通のホラーとは一味違う。

子どもたちの成長・友情とホラーの融合

恐怖に向き合いながら成長する子どもたちの物語。孤独と責任の重さが緊張感を高め、感情移入を促す。

コミカライズ進行中・映像化期待の話題作

2024年にコミカライズが進行し、映像化を望む声も多数。ビジュアル表現も含めた総合的な人気コンテンツに成長中。

良い点・気になる点

良い点

  • 甲田学人らしい緊張感とホラー的雰囲気が健在
  • 子どもの視点から描く恐怖が独特のリアルさを生む
  • シリーズ6巻継続中の安定した人気
  • コミカライズでビジュアルも楽しめる

気になる点

  • 甲田学人過去作と比べるとホラー度は低めとの評価
  • 小学生を主人公にした恐怖描写が苦手な読者には不向き

みんなの評判・口コミ

s
sho

メーカー営業

4.5

甲田学人は「Missing」からのファン。新シリーズも期待通りでした。冒頭の掴みが特に良くて、電車の中で思わず前のめりになった。

ひなた

大学生

5.0

これを読んでから放課後の学校が怖くなった。平和な日常と「それ」の境界線が曖昧なのがずっと気持ち悪くて(褒め言葉)最高です。

なな

ブロガー

4.0

ラノベのホラーってどうせ軽いでしょと思ってたら全然そうじゃなかった。特に子どもたちが孤立無援で戦う構造が刺さる。6巻まで一気に読んだ。

y
yuki

大学院生

4.0

子どもが「理解できない恐怖」に直面する時の反応が面白い。大人なら合理化できることを子どもは丸ごと受け止めるしかない。そのリアルさが好き。

著者について

こんな人におすすめ

甲田学人の過去作品(「Missing」など)が好きな人

ダークファンタジー・ホラーファンタジーを楽しみたい人

学校を舞台にした恐怖系の物語が好きな人

シリーズものを一気読みしたい人

よくある質問

Q. ホラーが苦手でも読めますか?
A. 電撃文庫のラノベとしてホラー要素はありますが、甲田学人の過去作より入りやすいという評価が多いです。ファンタジーとして楽しめる構造になっています。
Q. シリーズ何巻まで出ていますか?
A. 2025年末時点でシリーズ6巻まで刊行されています(コミカライズも進行中)。
Q. 対象年齢はどれくらいですか?
A. 電撃文庫作品なのでティーンエイジャー向けですが、大人も十分楽しめます。ただし小学生主人公の視点でホラー表現があるため低年齢には向きません。

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