子ども向け車の本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、車好きの子どもに本を選ぶのって、種類がたくさんあって迷っちゃいますよね。まずは何から手をつければいいんでしょう?
佐藤メバル
いい質問だね。最初は「子どもが今、どんな発達段階か」を考えるといいよ。たとえば0~1歳なら、布絵本や音の出る絵本がおすすめ。『がたん ごとん がたん ごとん』みたいに、リズムと繰り返しで赤ちゃんの耳を楽しませる作品が合うね。
橘ナナミ
なるほど!うちの甥っ子は1歳で、車の絵本をめくって喜んでるんですけど、まだ内容はわかってなさそうです。でも、『はたらくくるま』の歌の絵本とかいいかも。
佐藤メバル
そうそう、1~2歳向けには写真図鑑も人気だよ。『はたらくのりものだいすき!』は写真が鮮明で、言葉がけも付いてるから、親子で会話しながら見られる。2~3歳になると、ストーリー性のある絵本が楽しめるようになる。『もぐらけんせつ あなぐましまいのドーナツトンネル』なんか、工事車両が活躍する物語で、重機好きにはたまらない。
橘ナナミ
年齢によってこんなに変わるんですね!選び方の軸をもっと詳しく教えてください。
子ども向け車の本の選び方
年齢(月齢・発達段階に合わせた難易度)
橘ナナミ
まずは年齢別の選び方、もっと具体的に聞きたいです。
佐藤メバル
うん。0~1歳は布絵本やボードブックが安全。音が鳴る仕掛けがあると、視覚と聴覚を刺激できるよ。『うごくパズル絵本 はたらくくるま』はパズル遊びもできて、手先の発達を促す。1~2歳は写真図鑑が定番。『はたらくのりものだいすき!』は写真が大きくて、車種を覚えるのにぴったり。2~3歳は『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』のような写真図鑑もいいけど、物語絵本で想像力を育てるのも大事。『ドライブにいこう』は家族のドライブを追体験できるよ。3~6歳になると、迷路やしかけ絵本で遊びながら学べる。『乗り物の迷路』は迷路とかくし絵で、車以外の乗り物もカバーしてて、知識が広がる。
目的(知識獲得・情緒育成・言語発達・遊び)
橘ナナミ
目的別にも選び方があるんですね。
佐藤メバル
そう。知識を増やしたいなら、図鑑が一番。『こどもずかん のりもの777 英語つき』は写真と英語が一緒に覚えられるし、『乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕』は網羅性が高い。情緒を育てたいなら、物語絵本がおすすめ。『コット、はじめてのドライブ』は親子の絆を描いてて、読後感が温かい。言語発達には、歌やリズムのある絵本が効果的。『はたらくくるま (うたの絵本)』は歌いながら読める。遊びを重視するなら、しかけ絵本。『うごかす! めくる! こうじげんば』は60以上のしかけで、工事現場を疑似体験できる。
形式(写真図鑑・イラスト絵本・しかけ・音の出る)
橘ナナミ
形式によっても子どもの反応が違いますか?
佐藤メバル
大きく違うね。写真図鑑はリアルさが魅力で、実物と結びつきやすい。『エルライン6 工事の車』は迫力ある写真で、細部まで観察できる。イラスト絵本は想像力をかき立てる。『ずかん・じどうしゃ』は山本忠敬の絵が温かくて、乗り物の種類を優しく教えてくれる。しかけ絵本は能動的な学びを促す。『うごかす! めくる! のりもの』は海・空・宇宙までカバーして、好奇心を刺激。音の出る絵本は、0~2歳の集中力を引き出すのに有効だよ。
好みの車種(消防、工事、電車など特化型か総合型か)
橘ナナミ
うちの子は消防車が大好きなんですが、消防車だけの本と、いろんな車が載ってる本、どちらがいいですか?
佐藤メバル
まずは好きな車種に特化した本で興味を深めるのがおすすめ。『はたらくくるまのずかん』は消防車やパトカーを美しいイラストで紹介してる。そこから総合型に広げると、『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』のような大型図鑑で、新しい車種に出会える。息子さんは消防車以外にも、工事車両やトラックにも興味が広がるかもしれないね。
予算(1冊1,000円以内 / 2,000円以内 / 3,000円以上)
橘ナナミ
予算が限られてるんですが、まずはどんな本を買えばいいですか?
佐藤メバル
1,000円以内なら、『はたらくのりものだいすき!』(607円)や『ちいさいきかんしゃ』(990円)がコスパ良し。2,000円以内なら、『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』(1,980円)でたくさんの車種をカバー。予算に余裕があれば、『うごかす! めくる! のりもの』(3,300円)のようなしかけ絵本は、長く遊べるから投資価値があるよ。図書館で借りるのも手だね。
子ども向け車の本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
子ども向け車の本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

乗り物の迷路 車、電車から船、飛行機まで (さがしえ×のりもの)【4歳 5歳からの絵本】 ((めいろ×さがしえ) (迷路絵本))
香川元太郎 著|PHP研究所
¥1,760(税込)
香川元太郎の迷路絵本シリーズ第10弾。スパイに盗まれた乗り物のパーツを取り戻す冒険ストーリーで、自転車の丘から夢の乗り物王国まで12の場面を迷路とかくし絵で進む。最後には読者参加型の「夢の乗り物コンテスト」入賞作品も掲載。迷路は難易度が上がり、かくし絵探しが知的好奇心を刺激する。同じ迷路絵本シリーズとは違い、乗り物に特化しているため、車好きの子が夢中になる。
こんな人におすすめ
迷路やかくし絵遊びが好きな4~6歳児。乗り物の名前や種類に興味を持ち始めた子に、遊びながら知識を広げたい家庭に。親子で一緒に探し物を楽しみたい場面に最適。
良い点
- 迷路とかくし絵の二重遊び
- ストーリー性があり集中できる
- 乗り物の種類が豊富
気になる点
- ページ数が少ない
- 迷路が簡単な子もいる
- 対象年齢より上の子には物足りない
出版社
PHP研究所
発売日
2013年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、この迷路絵本、表紙を見ただけでワクワクします!スパイに盗まれたパーツを探すって、ゲームみたいですね。
佐藤メバル
いいところに気づいたね、ナナミさん。香川元太郎さんの迷路絵本は毎回テーマが違うんだけど、今回は乗り物に特化している。
しかも、ただの迷路じゃなくて、場面ごとに「かくし絵」も探すから、観察力と集中力が自然に鍛えられる。最後の「夢の乗り物王国」は読者のアイデアが反映されていて、作者と読者のコラボレーションも魅力だよ。
橘ナナミ
へえー、読者の作品が載るなんてすごい!でも、迷路って小さい子には難しくないですか?
佐藤メバル
そこは安心してほしい。最初の「自転車の丘」は簡単な迷路から始まって、後半になるにつれて少しずつ複雑になる。
4歳くらいから楽しめるように設計されている。もちろん、親が一緒に「ここは右に行くよ」と声をかけながら遊ぶのもいい。
何より、絵の中に隠れた乗り物を見つける喜びが大きいから、子どもが自分からページをめくりたくなるんだ。

うごくパズル絵本 はたらくくるま (こども絵本)
小賀野実 著|ジェイティビィパブリッシング
¥1,320(税込)
2種類のパズル(ジグソーとはめ込み)が付いた知育絵本。パトカーや消防車など働く車のパーツを自由に動かして、自分だけの町を立体で作れる。写真図鑑ページもあり、車の名前を日本語・英語・カタカナで併記。同シリーズ『のりもの』と組み合わせるとパーツが増え、遊びの幅が広がる。手先の運動と想像力を同時に育てる工夫が詰まっている。
こんな人におすすめ
パズル遊びが好きな2~4歳児。手先を使う活動を促したい親に。車を動かしてごっこ遊びをしたい子どもに。知育要素と遊びを両立させたい場面に。
良い点
- パズルで手先の器用さを養う
- 立体の町作りで想像力が刺激
- 英語表記で言葉の学びも
気になる点
- パーツが小さく紛失注意
- 遊び方に親のガイドが必要
- ページ数が少ない
出版社
ジェイティビィパブリッシング
発売日
2015年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
あ、これはパズルが付いてる絵本なんですね!子どもが大好きな消防車やパトカーを自分で動かせるって楽しそう。
佐藤メバル
そうなんだ。実はこの本、単なる絵本じゃなくて、ジグソーパズルとはめ込みパズルの両方が入っている。特に面白いのは、パズルピースをイラスト面に立てかけたり置いたりして、3次元の町並みを作れるところ。
信号機をどこに立てるか、交番の前に誰を置くかって、子どもが考えながら遊ぶうちに、社会の仕組みも自然と学べる。
橘ナナミ
なるほど!ただの認識図鑑じゃなくて、遊びながら学べるんですね。でも、英語も載ってるんですか?
佐藤メバル
そう、車の名前は日本語、英語、そして英語読みのカタカナが併記されている。例えば「消防車」は「fire engine」で「ファイヤーエンジン」ってね。
まだ英語を意識しない年齢でも、音に親しめる。それに、同シリーズの『のりもの』と一緒に使えばパーツが増えて、もっと大きな町が作れる。知育絵本としてはよく考えられているよ。

はたらくくるま (うたの絵本)
伊藤アキラ 著|ひさかたチャイルド
¥1,100(税込)
1980年代に『ひらけ!ポンキッキ』で放送された人気曲『はたらくくるま』が新しいイラストで絵本化。ノリノリの歌詞に合わせて働く車が次々登場し、親子で歌いながら読める。巻末には楽譜も掲載。電車や車の中、待ち時間など、どこでも歌いながら楽しめるのが魅力。同じ曲を知らない世代でも、メロディーがシンプルですぐに覚えられる。
こんな人におすすめ
歌遊びが好きな1~3歳児。保育園や家庭で昔から歌われている曲に親しみたい親子に。車のおもちゃで遊びながら歌いたい場面に。読み聞かせ+音楽の体験を求める場面に。
良い点
- 歌いながら読めて記憶に残る
- イラストが明るく楽しい
- 楽譜付きで音楽遊びにも
気になる点
- 歌詞が古いと感じるかも
- 知識要素は少ない
- ページ数が少ない
出版社
ひさかたチャイルド
発売日
2022年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「のーりものあつまれ〜」って歌、私も小さい頃に歌いました!これが絵本になってるんですね。
佐藤メバル
そう、この曲は1980年代に『ひらけ!ポンキッキ』で流れて、今でも保育園で歌い継がれているんだ。絵本はその歌詞に合わせて、新しいイラストで描かれている。
ポイントは、歌いながらページをめくると、まるでミュージックビデオみたいになること。親も自然と口ずさめるから、読み聞かせのハードルがぐっと下がる。
橘ナナミ
確かに、歌なら子どももノリノリになりますよね。でも、歌詞がそのままなのは、ちょっとレトロな感じですか?
佐藤メバル
そこが逆にいいんだ。今の子どもが知らない車種も出てくるかもしれないけど、むしろ「これはどんな車かな?」と親子で話すきっかけになる。
それに、巻末に楽譜が付いているから、ピアノやギターで伴奏してあげられる。音楽と絵本のコラボとしては、とても完成度が高い一冊だよ。

はたらくのりものだいすき!: いっしょにおでかけ (0・1・2さいのずかん)
LaZOO 著|ひかりのくに
¥607(税込)
働く乗り物に興味を持ち始めた赤ちゃん向けの写真図鑑。言葉がけ付きで、親が「これはパトカーだね」「サイレンがなるよ」などと自然に話しかけられる。身近なパトカーや消防車から、めずらしい車両まで掲載。写真が大きく、背景がシンプルなので、小さな子どもでも認識しやすい。18ページと薄く、持ち運びやすい。
こんな人におすすめ
0~2歳の乗り物入門図鑑として。初めての図鑑を選ぶ親に。外出先で車を見ながら言葉を覚えさせたい場面に。指さし遊びができるようになった赤ちゃんに。
良い点
- 写真が大きく見やすい
- 言葉がけ例が便利
- 薄くて軽い
気になる点
- 掲載数が少ない
- 厚紙ではないので破れ注意
- 情報量は控えめ
出版社
ひかりのくに
発売日
2018年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
0・1・2さいのずかん、って書いてあるけど、こんな小さい子向けの図鑑があるんですね。
佐藤メバル
そうなんだ。このシリーズは特に低年齢向けに作られていて、写真が大きく、背景が余計なものがない。それに、各ページに「言葉がけ」の例が載っているから、「これは何かな?『パトカー』だね」と親が自然に話しかけられる。
まだ言葉を話せない赤ちゃんでも、繰り返し見せることで「あれはパトカー」と認識し始める。
橘ナナミ
言葉がけって、親としては何て言っていいか迷うので助かりますね。でも、18ページしかないのは物足りないのでは?
佐藤メバル
確かにページ数は少ないけど、0~2歳は集中力が短いから、これくらいがちょうどいい。たくさん詰め込みすぎると、かえって興奮してしまう。
それに、この本は「初めての図鑑」として位置づけられているから、次のステップとして、もっと本格的な図鑑に進む橋渡しになる。
写真のクオリティも高いので、おすすめだよ。

エルライン6 工事の車 (こども絵本)
小賀野実 著|ジェイティビィパブリッシング
¥902(税込)
ブルドーザー、パワーショベル、ホイールローダーなど工事現場で活躍する車両を大迫力の写真で紹介。大型・小型・湿地用などバリエーションも豊富で、珍しいモンスター自動車や災害対策車両まで網羅。厚紙で丈夫、全ページふりがな付きで子ども自身でも読める。写真家・小賀野実の撮り下ろしで、細部まで鮮明。シリーズの他の「エルライン」と合わせて使える。
こんな人におすすめ
工事の車が大好きな3~6歳児。迫力ある写真をじっくり見たい子どもに。保護者も一緒に学べる本格的な図鑑を求める家庭に。丈夫で長く使える一冊を探している場面に。
良い点
- 写真が迫力満点
- 丈夫な厚紙仕様
- 種類が非常に豊富
気になる点
- 工事車両のみの特化
- 解説文は簡潔
- サイズがやや大きい
出版社
ジェイティビィパブリッシング
発売日
2017年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、表紙からしてもうかっこいいですね!ショベルカーがドーンと載っていて。
佐藤メバル
うん、小賀野実さんの写真は本当に迫力がある。この『エルライン6 工事の車』は、工事現場で働く重機に特化していて、大型ブルドーザーから小さな農業用ホイールローダーまで、実に多彩。
しかも、ページが厚紙でできているから、小さな子どもが乱暴に扱っても破れにくい。全ページにふりがながあるので、ひらがなが読める子なら自分で読めるのもいい。
橘ナナミ
自分で読めるのは嬉しいですね。でも、普通の乗り物図鑑とどう違うんですか?
佐藤メバル
この本は工事車両に絞っているから、その分、深堀りしている。例えば、パワーショベル一つとっても、アタッチメントの違いや、動物ペインティングされたものまで載っている。
一般の図鑑ではここまで詳しくない。また、災害と戦う除雪車や、オフロードダンプのモンスター感は、男の子も女の子も魅了する。
シリーズの他巻と合わせれば、乗り物全体の知識も広がる。

ずかん・じどうしゃ (幼児絵本シリーズ)
山本忠敬 著|福音館書店
¥1,100(税込)
自動車絵本の第一人者・山本忠敬が描く、心躍る乗物絵本。セダン、トラック、バス、消防車など、さまざまな自動車を種類別に美しい絵で紹介。写実的でありながら温かみのあるイラストが特徴で、車の構造や用途が直感的に理解できる。24ページとコンパクトながら、自動車の魅力が凝縮。古くから愛されるロングセラー。
こんな人におすすめ
2~4歳の自動車に興味を持ち始めた子どもに。イラストの美しさを重視する親に。絵本としての読み応えと図鑑的な要素を両方求める場面に。福音館書店の幼児絵本シリーズのファンに。
良い点
- イラストが芸術的
- 種類別に整理されている
- コンパクトで持ち運びやすい
気になる点
- 写真ではない
- 掲載数は限られる
- 最新車種はなし
出版社
福音館書店
発売日
1981年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、この絵本は図鑑と聞いてたんですけど、中身は絵なんですね。
佐藤メバル
そう、山本忠敬さんという画家が描いた、絵本形式の図鑑なんだ。彼は自動車を描かせたら日本で一番と言っていい人で、1台1台を愛情込めて描いている。
写実的だけど、どこか温かみがある。例えば、消防車のページでは、はしご車の細かい機構まで丁寧に描かれていて、子どもが「これは何?」と質問するきっかけになる。
橘ナナミ
写真じゃなくて絵だから、かえって分かりやすいこともあるんですね。でも、最新の車は載ってないですよね?
佐藤メバル
確かに最新モデルは載っていないけれど、自動車の基本的な種類や形は長く変わらない。それに、この絵本の目的は「自動車って楽しいな」と感じること。
写真では伝わらない、画家の視点を通した自動車の美しさや力強さが味わえる。福音館書店の幼児絵本シリーズはどれも質が高く、この本も1960年代から読み継がれているロングセラーなんだ。

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
安西水丸 著|福音館書店
¥990(税込)
がたんごとんというリズミカルな擬音が楽しい、赤ちゃん絵本の古典。まっ黒な汽車が駅で哺乳瓶やコップ、リンゴなどを乗せていく繰り返し。単純なストーリーと、なじみのあるアイテムが安心感を与える。福音館書店のあかちゃんの絵本シリーズの一つで、多くの乳児に愛されてきた。作者は安西水丸。赤ちゃんの視線で描かれた親しみやすいイラスト。
こんな人におすすめ
0~1歳の乳児への初めての絵本として。音の響きを楽しませたい親に。寝かしつけ前の読み聞かせに。電車ごっこ遊びの導入に。
良い点
- リズムが心地よい
- 繰り返しで覚えやすい
- 赤ちゃんが笑顔になる
気になる点
- プロットが非常に単純
- 知識要素はない
- すぐに読み終わる
出版社
福音館書店
発売日
1987年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「がたんごとん」って、本当にシンプルなタイトルですね。中身もこんなに簡単なんですか?
佐藤メバル
そう、これぞ赤ちゃん絵本の王道。「がたんごとん がたんごとん」と汽車が走り、駅で「のせてくださーい」と物が乗り込む、ただそれだけ。
でも、この繰り返しとリズムが赤ちゃんの脳を刺激する。哺乳瓶やコップ、バナナといった身近なものが出てくるから、指さしもできる。
親も「次は誰が乗るのかな?」と楽しく読める。
橘ナナミ
確かに、赤ちゃんって同じことを繰り返すのが好きですよね。でも、0歳から読めるってすごいです。
佐藤メバル
福音館のあかちゃんの絵本シリーズは、すべて0歳からを想定して作られている。この本は特に、擬音語「がたんごとん」の心地よさが秀逸。
実際に、多くの保育園で読まれていて、子どもたちが一緒に「がたんごとん」と言い出すこともある。最終的に汽車が終着駅に着くと、なんとそこは… それは読んでからのお楽しみ。

もぐらけんせつ あなぐましまいのドーナツトンネル
長崎真悟 著|童心社
¥1,540(税込)
もぐらけんせつが、遠くのドーナツ屋さんのために山岳トンネルを掘るおはなし絵本。ドリルジャンボやホイールローダー、コンクリート吹き付けなど、実際のトンネル工事の工程を楽しく学べる。アルマジロの左官屋さんなど個性的なキャラクターも登場。工事車両が好きな子はもちろん、ストーリーとしても楽しめる。長崎真悟のユーモアあふれる絵。
こんな人におすすめ
工事や重機が好きな3~6歳児。トンネルがどうやってできるのか知りたい子どもに。物語と知識の融合を好む親に。読み聞かせに時間をかけたい場面に。
良い点
- 工事の工程がリアルに描かれる
- キャラクターがかわいい
- 絵が細かくて見応えがある
気になる点
- 工事に特化しすぎ
- 少し長い
- ドーナツに興味がないと?
出版社
童心社
発売日
2025年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
もぐらがトンネルを掘るお話? それだけで面白そうですね。
佐藤メバル
この絵本、単なるファンタジーじゃなくて、実際のトンネル工事の手順をしっかり描いている。もぐらたちがドリルジャンボで岩盤に穴を開け、ホイールローダーでがれきを運び、コンクリートを吹き付ける。
子どもは「へえ、こうやってトンネルができるんだ」と納得する。しかも、ドーナツ屋さんを近くにしたいという動機がかわいくて、工事の大変さと達成感が伝わってくる。
橘ナナミ
へえ、工事の工程がそのまま学べるんですね。でも、女の子にもウケるんですか?
佐藤メバル
うちの娘も好きだったよ。もぐらたちが一生懸命働く姿や、最後にドーナツ屋さんが開店するシーンは、男女関係なく喜ぶ。
それに、左官屋さんのアルマジロや、クレーン車のオペレーターのカエルなど、細かいキャラクターがたくさんいて、毎回新しい発見がある。
親も「この重機は何だろう?」と一緒に楽しめる。長崎真悟さんの絵は細密で、見るたびに新しい発見があるのも魅力だ。

ちいさいきかんしゃ (世界傑作絵本シリーズ)
ロイス・レンスキー 著|福音館書店
¥990(税込)
世界傑作絵本シリーズの古典。スモールさんという小さな機関士が、小さな機関車を運転する様子を描く。炭水車やボイラーなど機関車の各部がやさしく解説され、機関士の仕事もわかる。ロイス・レンスキーの絵は1950年代のアメリカの情景が色濃く、ノスタルジックな魅力。汽車が好きな子に、実際の蒸気機関車の仕組みを教えたい親におすすめ。
こんな人におすすめ
蒸気機関車に興味がある3~6歳児。汽車の仕組みを学びたい子どもに。クラシックな絵本を好む親に。読み聞かせで少し長めのストーリーを楽しみたい場面に。
良い点
- 機関車の構造がわかる
- ストーリーが温かい
- 絵が美しい
気になる点
- 現代の電車とは異なる
- やや古い表現
- 対象年齢が高め
出版社
福音館書店
発売日
1971年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この絵本、小さい機関車の話なんですね。でも、普通の電車の本とは違って、蒸気機関車みたいです。
佐藤メバル
その通り。『ちいさいきかんしゃ』は、1950年代のアメリカを舞台にした蒸気機関車の絵本。主人公のスモールさんは小さな機関士で、自分の小さな機関車を運転する。
物語の中で、炭水車やボイラー、煙突など、機関車の各部分が自然に説明される。子どもは「機関車ってこうなってるんだ」と理解しながら、一緒に旅をする気分になれる。
橘ナナミ
でも、今の子どもは蒸気機関車を見る機会が少ないですよね。それでも楽しめるんですか?
佐藤メバル
もちろん。むしろ、見たことがないからこそ新鮮に映る。それに、この絵本は単なる知識の伝達ではなく、小さな機関士が責任を持って仕事をする姿に、子どもは共感する。
親子で「機関車の運転手さんって大変なんだね」と話すきっかけにもなる。福音館の世界傑作絵本シリーズはどれも質が高く、この本も長く読み継がれている名作だ。

ドライブにいこう (のりものしかけ絵本シリ-ズ)
間瀬なおかた 著|ひさかたチャイルド
¥1,540(税込)
間瀬なおかたのしかけ絵本シリーズ。家族でドライブに出かけ、途中の風景がしかけで広がる。ラストのパノラマページが大迫力で、見開き全体に広がる景色に子どもも大人も感動。寄り道する場所ごとに次はどこへ行くのかワクワクする。乗り物そのものだけでなく、ドライブの体験を絵本で味わえる。
こんな人におすすめ
ドライブが好きな2~5歳児。しかけ絵本に興味がある子どもに。お出かけ前の読み聞かせに。家族での旅行を疑似体験させたい場面に。
良い点
- しかけが楽しく驚きがある
- パノラマページが圧巻
- ストーリーに引き込まれる
気になる点
- しかけが壊れやすい
- ページ数が少ない
- 車の知識は少ない
出版社
ひさかたチャイルド
発売日
2004年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ドライブにいこう」ってタイトル、すごくシンプルで好きです。しかけ絵本なんですね。
佐藤メバル
そう、しかけをめくると、隠れた風景が飛び出してくる。例えば、山道を走っていると、しかけをめくると見晴らしのいい展望台が現れたり、トンネルを抜けると海が見えたり。
ラストのパノラマページは、見開きいっぱいに目的地が広がって、子どもが「わあっ」と声を上げる。間瀬なおかたさんのしかけは、単なるギミックじゃなくて、物語の一部になっているんだ。
橘ナナミ
なるほど、ドライブのワクワク感がそのまま絵本になっているんですね。でも、男の子向けですか?
佐藤メバル
いや、女の子にも人気だよ。主人公は家族全員で、お母さんや子どもたちも登場する。ドライブ先で食べ物を買ったり、遊んだりするシーンは、誰でも共感できる。
しかも、この本は乗り物図鑑とは違って、移動の楽しさや家族の時間をテーマにしている。乗り物にあまり興味がない子でも、旅の気分を味わえる一冊だ。

くるまの なかには? (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
石橋真樹子 著|福音館書店
¥1,100(税込)
郵便車や宅配車、引っ越しトラックなど街で見かける働く車の「中には何が積まれているか」を想像させる絵本。荷物の一つ一つに物語が隠れていて、眺めるたびに新しい発見がある。石橋真樹子の細やかなイラストが、車内の様子を生き生きと描く。読んだ後、街で本物の車を見る目が変わる。知識というより、想像力を刺激する一冊。
こんな人におすすめ
3~5歳で想像力が豊かな子どもに。街の車に興味を持ち始めた子に。親子で「あの車には何が入ってる?」と会話したい場面に。福音館書店の幼児絵本シリーズのファンに。
良い点
- 想像力をかき立てる
- イラストが細かく楽しい
- 日常生活と結びつく
気になる点
- 具体的な車の名前は少ない
- 知識図鑑ではない
- ストーリー性は弱い
出版社
福音館書店
発売日
2023年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「くるまのなかには?」って、気になるタイトルですね。中を見せてくれるんですか?
佐藤メバル
その通り。郵便車の中にはたくさんの手紙、宅配車には包み、引っ越しトラックには家具がぎっしり。
でも、ただ描写するだけでなく、その荷物の一つ一つにドラマを感じさせる。例えば、ぬいぐるみを運んでいる引っ越しトラックは、新しい家でその子が遊ぶ姿を想像させる。
子どもは「この手紙は誰に届くのかな?」と考え始める。
橘ナナミ
へえ、単なる図鑑じゃなくて、物語が隠れているんですね。でも、小さい子には難しいですか?
佐藤メバル
いや、3歳くらいから十分楽しめる。むしろ、親が「これは○○を届けているんだよ」と話しかけやすい。この絵本の素晴らしいところは、読んだ後に外で実際の車を見たとき、「あのトラックの中には何が入っているんだろう?」と自然に想像するようになること。
知識を与えるだけでなく、観察力と想像力を育てる絵本だ。

コット、はじめてのドライブ
阿部結 著|佼成出版社
¥1,870(税込)
コットという子猫がお父さんと初めてのドライブに出かける、心温まる物語。トンネルが怖いコットに、お父さんがへんな顔をして笑わせるなど、親子の絆がリアルに描かれる。湖や白鳥、桜の木など、自然の移ろいも織り交ぜながら、「ずっと変わらないことってあるのかな?」という哲学的な問いかけも。阿部結の柔らかな絵と、お父さんの優しい言葉が心に残る。
こんな人におすすめ
3~6歳の親子でドライブに行く機会がある家庭に。子どもの不安を優しく包み込むストーリーが好きな親に。読み聞かせで感動したい場面に。美しい風景画を楽しみたい子どもに。
良い点
- 親子の愛情が感じられる
- 自然の描写が美しい
- 子どもの心理が丁寧に描かれる
気になる点
- 車の知識はほとんどない
- ストーリーが長め
- 対象年齢がやや高め
出版社
佼成出版社
発売日
2026年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
コット、かわいい名前ですね。子猫が主人公なんですか?
佐藤メバル
そう、コットは小さな猫の子ども。お父さんに「ドライブに行くよ」と言われて、「ドライブってどこにあるの?」と聞くところから始まる。
この本の魅力は、お父さんがコットの怖さや疑問に寄り添う姿。トンネルが暗くて怖がるコットに、お父さんがへんな顔をして笑わせるシーンは、多くの親子の共感を呼ぶ。
また、湖や白鳥、季節の変化など、美しい自然がページいっぱいに広がる。
橘ナナミ
へん顔って、子どもは大好きですよね。でも、最後には何かメッセージがあるんですか?
佐藤メバル
そう、ドライブの終わりに、コットは「ずっと変わらないことってあるのかな」とお父さんに問いかける。それに対してお父さんが返す言葉が、とても温かい。
ネタバレになるから詳しくは言えないけど、読んだ後はほっこりとした気持ちになる。車の本というより、親子の愛と成長の物語として、多くのお父さんに読んでほしい一冊だ。

こども絵本エルライン1 乗り物ずかん
小賀野実 著|ジェイティビィパブリッシング
小賀野実写真による、飛行機・鉄道・はたらく車・船を網羅したオールカラー写真図鑑。ボーイング787や東北新幹線E5系など最新車両も掲載。厚紙で丈夫、水やキズに強い。解説付きで、5~10歳が自分で読める。シリーズの『エルライン』各巻の集大成的位置づけで、1冊で幅広い乗り物をカバーしたい家庭に最適。
こんな人におすすめ
5~10歳の乗り物全般に興味がある子どもに。1冊で幅広く学べる図鑑を求める親に。旅行前に交通手段を予習したい場面に。丈夫で長く使える本を探している場面に。
良い点
- 網羅性が高い
- 写真が鮮明
- 丈夫な作り
気になる点
- 重くて大きい
- 値段がやや高い
- 対象年齢が広く浅い
出版社
ジェイティビィパブリッシング
発売日
2013年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、写真がぎっしりで見ごたえありそうですね。でも、他の図鑑と何が違うんですか?
佐藤メバル
『こども絵本エルライン1 乗り物ずかん』は、同じ小賀野実さんの写真を使いながら、陸・海・空の乗り物を1冊にまとめた総合図鑑。
特徴は、1ページに複数の写真がレイアウトされていて、比較しながら見られること。例えば、新幹線のページではE5系とE6系が並んでいる。
また、厚紙でできているから、小さな子どもが扱っても破れにくい。5歳から10歳まで長く使える。
橘ナナミ
へえ、でも専門的に一つのジャンルを深掘りした本とどう選べばいいですか?
佐藤メバル
いい質問だね。もし子どもが特定の乗り物にしか興味がないなら、例えば工事の車だけの『エルライン6』のほうがいい。
でも、まだどんな乗り物に興味があるかわからない、あるいはいろいろな乗り物に触れさせたいなら、この1冊が便利。
図鑑としてのバランスがよく、写真も迫力がある。それに、解説が丁寧だから、親が説明しなくても子どもが自分で読める。

ねこが主人公のこども向けAI絵本:「こうじげんばではたらくくるまみいつけた!」【0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳児におすすめ】乗り物好きな幼児子供向け ねこの「たいちゃん」
松福はじめ 著
好奇心旺盛なねこの「たいちゃん」と一緒に工事現場の車を探す絵本。生成AIで描かれたイラストが特徴で、色彩が鮮やか。対象年齢は0~5歳と幅広い。シンプルな文章で、工事車両の名前を覚えられる。手頃な価格で、デジタル時代の新しい絵本の形。ただし、AI生成であることを承知の上で楽しむ必要がある。
こんな人におすすめ
0~5歳の乗り物好きな子どもに。AI生成イラストに興味がある親に。手頃な価格で絵本を増やしたい家庭に。ねこのキャラクターが好きな子どもに。
良い点
- 鮮やかなAIイラスト
- 価格が安い
- ねこが主人公で親しみやすい
気になる点
- AI生成のため絵に一貫性がない場合も
- 内容がシンプルすぎる
- 情報量が少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、この絵本は「AI絵本」って書いてありますね。どういうことですか?
佐藤メバル
そう、この本はイラストを生成AIで作成している。つまり、人間の画家ではなく、AIが描いた絵が使われているんだ。
色彩はとても鮮やかで、ねこの「たいちゃん」が工事現場の車を見つけるシンプルなストーリー。0歳から楽しめるように文字も少なく、車の名前がひらがなで書かれている。
新しい技術を活用した絵本として注目されているよ。
橘ナナミ
AIで描くって、なんだか未来的ですね。でも、普通の絵本とどう違うんですか?
佐藤メバル
一番の違いは、絵に人間の温かみや意図が少ないこと。細部に矛盾があったり、同じキャラクターの顔が毎ページ違って見えたりすることもある。
ただし、それを気にしない小さな子どもには、鮮やかさで楽しめる。価格も安いし、新しい試みとして面白い。
ただ、私はやっぱり人間の画家が描く絵本も大切にしてほしいな。この本は「こんな本もあるよ」という選択肢の一つだ。

はたらくくるまのずかん (コドモエのえほん)
五十嵐美和子 著|白泉社
¥1,100(税込)
大人気『でんしゃのずかん』に続く、五十嵐美和子の第2弾。あたたかく写実的なタッチで、消防車やパトカー、バス、重機、電気自動車などを描く。さらに「車と一緒に働く方法」も紹介され、職業との結びつきが学べる。イラストが美しく、図鑑としてもアートとしても楽しめる。同じ作者の『でんしゃのずかん』と並べてコレクションしたくなる。
こんな人におすすめ
2~5歳の乗り物好きな子どもに。イラストの美しい図鑑を好む親に。職業と車の関係に興味がある子どもに。五十嵐美和子のファンに。
良い点
- イラストが温かく美しい
- 車と職業の関連が学べる
- 『でんしゃのずかん』と相性が良い
気になる点
- 写真ではない
- 掲載数は限られる
- 一部の車種は古いかも
出版社
白泉社
発売日
2018年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この表紙、すごく温かみがありますね。写真じゃないのに、リアルなんですけど。
佐藤メバル
五十嵐美和子さんのイラストは、写実的でありながら、どこか優しいタッチが特徴。この『はたらくくるまのずかん』では、消防車やパトカーだけでなく、除雪車や電気自動車なども描かれている。
特に注目なのが、「車と一緒に働く方法」のページ。例えば、消防士は消防車と一緒にどうやって火を消すのか、ということがイラストで説明されていて、単なる名前覚えじゃない深い学びがある。
橘ナナミ
へえ、車だけでなく仕事も学べるんですね。でも、『でんしゃのずかん』とどう違うんですか?
佐藤メバル
前作が電車専門だったのに対し、こちらは道路で働く車が中心。どちらも五十嵐さんの絵が魅力的で、並べると美しい。
子どもは電車も車も好きだから、両方揃えると良いかもしれない。ただ、写真図鑑に比べると掲載数は少ないけど、その分一筆一筆丁寧に描かれていて、見るたびに新しい発見がある。アートとしての価値も高い一冊だ。

でんしゃでおでかけ (こどものとも絵本)
ケッソクヒデキ 著|福音館書店
¥1,320(税込)
東京の家族が名古屋まで3つの電車を乗り継ぐ旅を描く。都営大江戸線、JR中央線、そして東海道新幹線N700Sが登場。さらに沿線の様々な電車も描かれ、電車ファンにはたまらない。ケッソクヒデキの精緻なイラストは、実際に取材を重ねた迫力。読み終えると、自分も電車で旅をした気分になる。
こんな人におすすめ
3~6歳で電車が大好きな子どもに。実際に電車に乗る前に疑似体験させたい親に。鉄道ファンの子どもに。旅行気分を味わいたい場面に。
良い点
- リアルな電車の描写
- 乗り換えの体験が学べる
- 迫力あるイラスト
気になる点
- 特定の路線・車両に限定
- ストーリーは単純
- 対象年齢がやや高め
出版社
福音館書店
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この絵本、電車でおでかけする話なんですね。たくさんの電車が出てきそうです。
佐藤メバル
その通り。東京から名古屋まで、3つの電車を乗り継ぐ旅を描いている。まず都営大江戸線に乗り、JR中央線に乗り換え、最後に新幹線N700Sで名古屋へ。
道中には山手線や総武線、ドクターイエローなども登場する。ケッソクヒデキさんは、実際に取材して描いているから、駅の雰囲気や電車の迫力がすごい。
子どもが「次は何線に乗るの?」とワクワクしながら読める。
橘ナナミ
具体的な路線名が出てくるんですね。でも、東京以外の子には馴染みがなくないですか?
佐藤メバル
確かに首都圏の話だけど、電車に興味がある子ならどこでも楽しめる。それに、この本の魅力は乗り換えや旅の流れを体験できること。
新幹線のホームに着いた時の大きな車体や、車窓から見える景色の変化は、全国の子どもに共通する感動がある。
また、この絵本を読んだ後に実際に電車に乗ると、「あ、この電車、絵本で見た!」と発見があって、旅がもっと楽しくなる。

うごかす! めくる! のりもの-うみ・りく・そら・うちゅうで はたらく のりもの-
アンヌ・ソフィ・ボマンディディエ・バリセヴィック 著|パイインターナショナル
¥3,300(税込)
車だけでなく、海・空・宇宙の乗り物までカバーしたしかけ絵本。しかけが60以上あり、動かして遊べる。専門家取材に基づく情報が満載で、漁船の中の工場や宇宙ステーションなど、大人も驚く内容。パイインターナショナルから刊行。世界累計18万部のベストセラー。ページは厚紙で丈夫。
こんな人におすすめ
3~8歳で乗り物全般に興味がある子どもに。しかけ遊びが好きな子に。知識欲が旺盛で、図鑑より深い情報を求める子どもに。プレゼントにも最適。
良い点
- しかけが多くて楽しい
- 海・空・宇宙まで網羅
- 情報が正確で深い
気になる点
- 値段が高い
- しかけが壊れやすい
- 情報量が多すぎるかも
出版社
パイインターナショナル
発売日
2017年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、見た目からしてすごいですね!しかけが60以上って、どうなってるんでしょう?
佐藤メバル
『うごかす!めくる!のりもの』は、乗り物の仕組みをしかけで体験できる大型絵本。例えば、建設現場のページでは、タワークレーンのしかけを動かして資材を持ち上げたり、消防車のページでは、しかけをめくってはしごが伸びる様子を見られる。
さらに、船の中に工場があったり、宇宙ステーションの内部が見られたり、情報量も半端ない。専門家に取材しているから、正確な知識が得られる。
橘ナナミ
でも値段が3300円と高いですね。それだけの価値はありますか?
佐藤メバル
うん、値段は張るけど、内容と造本のクオリティを考えると納得。ページは厚紙で、しかけもよく考えられている。
何より、子どもが夢中になって何度も繰り返し遊ぶ。図鑑的な要素と遊びの要素が融合していて、長く楽しめる。
似た本には『うごかす!めくる!こうじげんば』もあるけど、こちらはのりもの全般。特に飛行機や船、宇宙に興味がある子にはこっちがおすすめ。

うごかす! めくる! こうじげんば
アンヌソフィボマン 著|パイインターナショナル
¥3,300(税込)
9種類の工事現場(ビル、クレーン、道路、地下鉄、橋、ジェットコースター、飛行機、船、サーカステント)で働く車や機械を60以上のしかけで動かせる。ある種の工事絵本の決定版。大人も夢中になる仕掛けの連続。世界10カ国で累計16万部。同じシリーズの『うごかす!めくる!のりもの』と姉妹編だが、こちらは工事現場に特化。
こんな人におすすめ
3~8歳で工事現場が大好きな子どもに。しかけ遊びを通して工事の仕組みを学びたい子に。プレゼントとしても人気。親子で一緒に遊びたい場面に。
良い点
- しかけがダイナミック
- 工事の種類が豊富
- 丈夫な作り
気になる点
- 値段が高い
- しかけの一部は壊れやすい
- 工事しかないので好みが分かれる
出版社
パイインターナショナル
発売日
2016年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
こっちは工事現場特化のしかけ絵本なんですね。さっきの本と似てますが、どう違うんですか?
佐藤メバル
『うごかす!めくる!こうじげんば』は、工事現場に完全特化している。ビルを建てる、クレーンを組み立てる、道路を作る、地下鉄を掘る、橋を架ける、ジェットコースターを作る、飛行機や船を製造する、サーカステントを張る、という9つの現場を、しかけで体験できる。
特に、地下鉄工事のページは、めったに見られない地下の様子がわかって大人も勉強になる。同じシリーズの『のりもの』版と比べると、こちらの方がより「工事の工程」に重きを置いている。
橘ナナミ
ジェットコースターを作る現場があるんですね!それは珍しい。でも、小さな子には難しくないですか?
佐藤メバル
確かに複雑なしかけもあるけど、対象年齢は3歳以上で、親子で一緒に遊ぶことを想定している。例えば、クレーンを動かすしかけは、子どもでも簡単に操作できる。
むしろ、大人が本気でハマることもある。この本のすごいところは、遊びながら「工事ってこんな風に進むんだ」と自然に理解できること。工事好きの子どもにはたまらない一冊だ。

こどもずかん のりもの777 英語つき しゃしんバージョン
デイブ・テルキ 著|Gakken
¥1,430(税込)
ベストセラー『こどもずかん』の写真版。乗り物に特化し、777語以上の言葉を写真とともに収録。英語と発音カナ付きで、自然と英語に親しめる。ひらがな、カタカナ、数字、色など知育要素も充実。脳科学の先生も推薦。1冊で語彙力と認知能力を育てられる。
こんな人におすすめ
2~5歳の語彙を増やしたい子どもに。英語の入門としても使いたい親に。写真図鑑を探している家庭に。知育要素を重視する場面に。
良い点
- 語彙数が多い
- 英語表記付き
- 知育要素が豊富
気になる点
- 情報量が多くて飽きるかも
- 写真が小さいものもある
- 重い
出版社
Gakken
発売日
2022年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
777語も収録ってすごいですね!でも、子どもが全部覚えるのは大変じゃないですか?
佐藤メバル
もちろん一度に全部覚える必要はない。この本は、おもちゃ箱のように写真が散りばめられていて、子どもが好きなページを開いて「これは何?」と聞くことで自然に言葉を覚えていく。
さらに、英語と発音カナがついているから、親子で「ネイティブ英語ごっこ」もできる。例えば「消防車」は「fire engine」で「ファイヤーエンジン」って読むんだよ、と教えられる。
脳科学の先生も、バイリンガル教育に良いと言っている。
橘ナナミ
へえ、英語の読み方がカタカナで書いてあるのは親としては助かりますね。でも、普通の図鑑とどう選べばいいですか?
佐藤メバル
もし語彙力や英語に力を入れたいなら、この本がおすすめ。ただ、777語全部が乗り物というわけではなく、色や数など関連した言葉も含んでいる。
純粋に乗り物の写真だけをたくさん見せたいなら、他の図鑑の方が写真が大きい場合もある。でも、この本は「こどもずかん」シリーズの写真版で、すでに多くの親子に支持されている。品質は折り紙付きだ。

はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台 (チャイルドブックこども百科)
いのうえ・こ-いち 著|チャイルド本社
¥1,980(税込)
消防車から工事車両、トラック、バス、飛行場の特殊車両まで、501台の働く自動車を満載したボリューム図鑑。珍しい車両も多数収録。ページ数88ページで、読み応え十分。写真が大きく、車種名が明記されている。図鑑としての網羅性はピカイチ。
こんな人におすすめ
3~8歳で働く車の種類をとことん知りたい子どもに。図鑑マニアの子どもに。親子で車種名を覚えたい場面に。プレゼントとしても喜ばれる。
良い点
- 掲載台数が最多級
- 珍しい車両も収録
- 写真が大きく見やすい
気になる点
- サイズが大きい
- 重い
- 価格がやや高い
出版社
チャイルド本社
発売日
2008年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
501台!これはすごい数ですね。他の図鑑よりもたくさん載っているんですか?
佐藤メバル
そう、この『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』は、働く自動車に特化した図鑑としては最大級の掲載数。
消防車ひとつとっても、ポンプ車、はしご車、化学消防車など何種類も載っている。工事車両も、ブルドーザーだけで大小さまざま。
さらに、除雪車や農業車、空港で働くトーイングトラクターなど、マニアックな車両も網羅している。子どもが「この車なに?」と聞いても、大抵載っている。
橘ナナミ
それは便利ですね。でも、小さな子には重すぎませんか?
佐藤メバル
確かに88ページあって厚いから、小さな子が持つには重い。でも、テーブルに置いて一緒に見るには問題ない。
それに、ページが厚紙ではないけど、しっかりした紙質だから、丁寧に扱えば長持ちする。この本の一番の価値は、種類の多さ。
同じ車種でも細かいバリエーションがあることを知ると、子どもはもっと深く興味を持つようになる。図鑑としての完成度は高い。

乗りもの (講談社の動く図鑑MOVE)
講談社 著|講談社
¥2,970(税込)
講談社の動く図鑑MOVEシリーズ。鉄道・自動車・飛行機・船の主要ジャンルを網羅し、DVDが付属。NHKのスペシャル映像を編集したもので、迫力の動画が見られる。図鑑ページも詳しく、仕組みや歴史、偉人伝までカバー。208ページの大ボリューム。デジタルと紙のハイブリッドで、飽きずに学べる。
こんな人におすすめ
4~10歳で乗り物の知識を深めたい子どもに。DVDを見せながら学ばせたい親に。図鑑と映像の両方を楽しみたい場面に。学校の自由研究の参考にも。
良い点
- DVDで動画が見られる
- 情報量が豊富
- 仕組みや歴史も学べる
気になる点
- DVD再生環境が必要
- 値段が高い
- 重い
出版社
講談社
発売日
2017年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この図鑑、DVDが付いてるんですね!動画で見られるのはいいですね。
佐藤メバル
『乗りもの MOVE』は、紙の図鑑とDVDの両方で学べるのが最大の特徴。DVDはNHKのスペシャル映像を編集したもので、新幹線が時速300キロで走る迫力や、飛行機の離着陸、船の航海など、動きのある映像は子どもの興味を引きつける。
図鑑のほうも、各ジャンルの仕組みや歴史、さらにはワットやリリエンタールといった偉人伝まで載っていて、知識が深まる。
橘ナナミ
でも、DVDを見るにはプレーヤーが必要ですよね。最近はパソコンやタブレットで見ることもできますか?
佐藤メバル
そう、一般的なDVDプレーヤーか、パソコンで再生できる。最近のノートパソコンにはドライブがないものもあるから、注意が必要。
ただ、図鑑だけでも十分な内容。DVDはあくまでおまけと考えて、図鑑としての質も高い。例えば、鉄道のページでは、車両の断面図や路線図など、子どもが食いつくようなビジュアルが満載だ。
動画と連動させることで、より理解が深まる工夫がされている。

乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕 (小学館の図鑑 NEO)
レイルウェイ・ピクチャーズ 著|小学館
小学館の図鑑NEOシリーズ。鉄道・自動車・飛行機・船の全ジャンルを1冊にまとめた決定版。10年ぶりの改訂で、新型新幹線やボーイング787など最新情報に更新。各ジャンルの専門家が監修。192ページの大ボリューム。累計25万部突破のロングセラー。
こんな人におすすめ
4~10歳の乗り物図鑑の最初の1冊として。長く使える本格図鑑を求める親に。最新の乗り物情報を押さえたい場面に。プレゼントとしても定番。
良い点
- 情報が最新
- 専門家監修で信頼性高い
- 全ジャンル網羅
気になる点
- 重くて大きい
- 値段が高い
- DVDはなし
出版社
小学館
発売日
2013年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この図鑑、最新版なんですね。でも、他の図鑑とどう違うんですか?
佐藤メバル
小学館の図鑑NEOは、図鑑のスタンダードと言っていい。この『乗りもの』は、鉄道・自動車・飛行機・船の全ジャンルを、それぞれの専門家が監修している。
改訂版では、E5系やN700Sなどの新型車両、ボーイング787、最新の消防車などが追加されている。写真も大きく、解説も詳しい。
10年ぶりの全面改訂だから、情報が古くなる心配が少ない。
橘ナナミ
なるほど、信頼できるんですね。でも、MOVEのようにDVDはないんですか?
佐藤メバル
このNEOシリーズはDVDは付属しない。その代わり、紙面の情報量と質で勝負している。例えば、新幹線のページでは、各形式の比較や車内のイラスト、路線図などがぎっしり。
動画がなくても、じっくり読むことで深い知識が身につく。どちらかというと、勉強好きな子どもや、親も一緒に学びたい家庭に向いている。プレゼントとしても定番中の定番だ。

はじめてずかん のりもの500 (こども絵本)
小賀野実 著|JTBパブリッシング
¥1,650(税込)
500点以上の写真とイラストで構成された、0~5歳向けのはじめての図鑑。町ではたらく乗り物のイラストには、数字や色を探すしかけがあり、知育要素満載。英語表記もあり。カバー裏は50音・アルファベット表のポスターになる。厚紙で丈夫。対象年齢に合わせたサイズで持ち運びやすい。
こんな人におすすめ
0~5歳の乗り物に興味を持ち始めた子どもに。知育要素を重視する親に。初めての図鑑として。お出かけのおともにも。
良い点
- 写真とイラストの組み合わせ
- 知育しかけがある
- 丈夫で持ち運びやすい
気になる点
- 写真のサイズが小さい
- 情報量が多すぎない
- 英語は一部のみ
出版社
JTBパブリッシング
発売日
2026年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この図鑑、0歳から使えるんですね。でも500点も載ってて、0歳には多すぎませんか?
佐藤メバル
0歳ならもちろん全部を見せる必要はない。でも、この本は写真とイラストがバランスよく配置されていて、赤ちゃんでも注目しやすい。
例えば、ページごとに「赤い車を探そう」「数字の1はどこ?」といった遊びができるから、成長に合わせて楽しみ方が変わる。
カバー裏のポスターは、50音とアルファベット表になっていて、壁に貼って使える。長く使える工夫がされている。
橘ナナミ
へえ、ポスターになるのは便利ですね。でも、他の図鑑と比べてどうですか?
佐藤メバル
この本の特徴は、写真主体でありながら、イラストの町のページで「ごっこ遊び」もできる点。例えば、工事現場のイラストには、ブルドーザーやショベルカーが描かれていて、子どもが指さししながら「これは何?」と聞く。
また、数字や色を探すしかけがあるから、自然と学べる。同シリーズの『エルライン』が写真メインなのに対し、こちらはイラストも交えてより遊び感覚を重視している。

NEOスタート はじめての はたらくくるま
小賀野実 著|小学館
¥1,078(税込)
小学館の図鑑NEOの入門版シリーズ「NEOスタート」。漢字なし、ひらがなとカタカナのみで、2歳から自分で読める。消防車、ブルドーザーなど約140種類の「はたらくくるま」を掲載。巻頭のパノラマページは、車がはたらく街のイラストで楽しい。80ページとコンパクト。写真は大きく、解説は短い。編集担当もおすすめする入門図鑑。
こんな人におすすめ
2~4歳の初めての図鑑として。自分でページをめくりたい子どもに。NEOシリーズへのステップアップを考えている親に。車の名前を覚え始めた時期に。
良い点
- 漢字なしで自分で読める
- 写真が大きく見やすい
- パノラマページが楽しい
気になる点
- 掲載数が140種類と少なめ
- 上級者には物足りない
- NEO本編と重複あり
出版社
小学館
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
2歳から使える入門版なんですね。でも、NEO本編とどう違うんですか?
佐藤メバル
『NEOスタート はじめてのはたらくくるま』は、2歳でも扱いやすいように設計されている。まず、漢字が一切使われていないから、ひらがなが読める子は一人で読める。
写真も大きく、1ページに1~2種類の車がドーンと載っている。説明文も短くてシンプル。巻頭のパノラマページは、街で働く車がイラストで描かれていて、指さし遊びができる。
NEO本編はもう少し詳しい内容だから、この入門版で興味を持ってから移行するのがおすすめ。
橘ナナミ
なるほど、ステップアップ方式ですね。でも、140種類しかないって、物足りない子もいるのでは?
佐藤メバル
そういう子には、同じ小賀野実さんの『エルライン』シリーズや、『はたらくじどう車図鑑 501台』の方が合うかもしれない。
ただ、2~4歳の子どもにとって、140種類でも十分多い。それに、この本は「はたらくくるま」に特化しているから、消防車や工事車両など、子どもが大好きな車が中心。
無理にたくさん覚えさせるより、好きな車を繰り返し見る方が、言葉の習得には効果的だ。

トミカ じどうしゃ大図鑑 (こども写真ひゃっか)
タカラトミー 著|永岡書店
¥1,045(税込)
子どもたちに大人気のトミカと、実物の車の写真を並べて掲載しているユニークな図鑑。サイレンカーや街ではたらく車など、種類別に紹介。自動車の仕組みや交通ルールも写真とイラストで解説。トミカファンはもちろん、実車に興味がある子どもにも。永岡書店から刊行。
こんな人におすすめ
3~6歳のトミカ好きな子どもに。おもちゃと実物の違いを学ばせたい親に。車の仕組みに興味がある子どもに。トミカのコレクションと一緒に楽しみたい場面に。
良い点
- トミカと実車の比較が楽しい
- 仕組みやルールも学べる
- 写真がカラフル
気になる点
- トミカを知らないと興味半減
- 掲載台数は少なめ
- 一部のトミカは廃版かも
出版社
永岡書店
発売日
2018年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
トミカの図鑑!これは子どもが大喜びしそうですね。でも、トミカと実車を並べるってどういうことですか?
佐藤メバル
例えば、消防車のページでは、左側にトミカの消防車、右側に実物の消防車の写真が並んでいる。子どもは「トミカと同じ形だ!」と気づいたり、「実物はこんなに大きいんだ」と驚いたりする。
また、車の動く仕組みや交通ルールのページもあって、トミカで遊びながら学べる。タカラトミー公認だから、トミカの写真も本物だ。
橘ナナミ
それは面白いですね。でも、トミカを持っていない子でも楽しめますか?
佐藤メバル
もちろん。トミカを知らなくても、実車の写真図鑑として十分楽しめる。ただ、トミカファンにはたまらない一冊なのは間違いない。
64ページとコンパクトで、値段も手頃。トミカのコレクションを持っている子なら、自分のおもちゃと見比べながら読むと、さらに興味が広がる。
車好きの子どもへのプレゼントにもぴったりだ。
発達段階に合わせた選び方(ピアジェ理論から)
橘ナナミ
発達心理学の視点って、どう選び方に活かせますか?
佐藤メバル
ピアジェの発達段階で言うと、0~2歳の感覚運動期は、布絵本や音の出る絵本で五感を刺激するのがベスト。『がたんごとんがたんごとん』は繰り返しのリズムが心地よく、因果関係を学べる。2~7歳の前操作期は、象徴遊びやごっこ遊びが盛んになる。『もぐらけんせつ』のような物語絵本は、重機が働く様子を想像しながら楽しめる。3~6歳の具体的操作期に向けて、迷路やしかけ絵本で空間認知を鍛えるのも効果的だよ。
ジェンダーレスな視点と女の子向けのおすすめ
橘ナナミ
女の子にも車の本をすすめたいんですけど、大丈夫ですか?
佐藤メバル
もちろん。車は男の子だけのものじゃないよ。女の子向けに特化した本もあるし、ジェンダーレスな視点で選ぶといい。『はたらくくるまのずかん』はイラストが優しくて、女の子にも人気。『くるまのなかには?』は、郵便車や宅配車の中身を想像する絵本で、生活と結びつくから性別関係なく楽しめる。『コット、はじめてのドライブ』は主人公が男の子だけど、父と子の関係を描いていて、女の子にも共感を呼ぶよ。
買うべき3冊と図書館で借りるべき5冊戦略
橘ナナミ
予算を最大化する買い方のコツはありますか?
佐藤メバル
買うべきなのは、①長く使える総合図鑑(『乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕』約3,000円)、②繰り返し読む物語絵本(『もぐらけんせつ』1,540円)、③しかけ絵本(『うごかす! めくる! こうじげんば』3,300円)の3冊。図書館では、写真図鑑やテーマ特化型の本を借りるのがおすすめ。『エルライン6 工事の車』『はたらくのりものだいすき!』『こどもずかん のりもの777』『トミカ じどうしゃ大図鑑』『でんしゃでおでかけ』なんかは、飽きやすいから借りるのが賢いね。
STEM教育と車の本の関係
橘ナナミ
最近STEMって聞くんですけど、車の本で科学や技術を学べますか?
佐藤メバル
いい着眼点だね。『うごかす! めくる! のりもの』は、車の仕組みや宇宙ロケットまでカバーしてて、工学の基礎を遊びながら学べる。『エルライン6 工事の車』では、重機の役割や構造を写真で解説してるから、技術への興味が芽生えるよ。特に3~6歳のうちに「なぜ動くんだろう」という疑問を持つことが、後の理科好きにつながる。
よくある質問
何歳から車の絵本を読ませるべき?
橘ナナミ
何歳から車の絵本を読ませるべきについて教えてください。
佐藤メバル
0歳からでもOKです。布絵本や音の出る絵本は生後3ヶ月頃から楽しめます。『がたんごとんがたんごとん』のようなリズム絵本は、視覚と聴覚の発達を促します。1歳頃からは写真図鑑で車の名前を覚え始めると良いでしょう。
図鑑と絵本、どちらが子どもの発達に良い?
橘ナナミ
図鑑と絵本、どちらが子どもの発達に良いについて教えてください。
佐藤メバル
両方の良さがあります。図鑑は知識と語彙を増やし、絵本は想像力と情緒を育てます。バランスよく与えるのが理想的。例えば、『こどもずかん のりもの777』で名前を覚え、『もぐらけんせつ』で物語を楽しむ、という使い分けがおすすめです。
同じテーマの本がたくさんあって選べません。どう比較すればいい?
橘ナナミ
同じテーマの本がたくさんあって選べません。どう比較すればいいについて教えてください。
佐藤メバル
「子どもが今一番好きな車種」「読む目的」「形式」の3軸で比較しましょう。消防車に夢中なら消防車特化型、知識を増やしたいなら写真図鑑、親子の触れ合いを重視するなら物語絵本を選ぶと決めやすいです。
女の子にも車の本をおすすめしても大丈夫?
橘ナナミ
女の子にも車の本をおすすめしても大丈夫について教えてください。
佐藤メバル
もちろんです。車はジェンダーに関係なく楽しめるテーマです。『はたらくくるまのずかん』や『くるまのなかには?』は、イラストが優しく、女の子にも人気。最近は女の子向けの乗り物絵本も増えています。
音の出る絵本は意味がある?いつまで使える?
橘ナナミ
音の出る絵本は意味がある?いつまで使えるについて教えてください。
佐藤メバル
音の出る絵本は0~2歳の五感刺激に効果的です。繰り返しの音やリズムが言語発達を促します。『はたらくくるま (うたの絵本)』は歌えるので、3歳以上でも親子で楽しめます。ただし、長く使うなら図鑑や物語絵本も併用しましょう。
子どもが特定の車種(例:ショベルカー)だけしか見たがらない時の対策
橘ナナミ
子どもが特定の車種(例:ショベルカー)だけしか見たがらない時の対策について教えてください。
佐藤メバル
その車種をフィーチャーした本から入りましょう。『エルライン6 工事の車』ならショベルカーがたくさん載っています。そこから『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』のような総合図鑑にステップアップすると、他の車種にも興味が広がります。
予算が限られている場合、絶対に買うべき1冊は?
橘ナナミ
予算が限られている場合、絶対に買うべき1冊はについて教えてください。
佐藤メバル
『はたらくじどう車図鑑 いろいろ501台』(1,980円)がコスパ最強です。消防車から工事車両まで501台の写真が載っていて、長く使えます。2歳から小学生まで楽しめるので、まずはこの一冊から始めるのがおすすめ。
図書館で借りるだけで十分?購入すべき本はどんなもの?
橘ナナミ
図書館で借りるだけで十分?購入すべき本はどんなものについて教えてください。
佐藤メバル
図書館で借りるのは飽きやすいもの(単発の物語、しかけ絵本)に適しています。購入すべきは繰り返し読む図鑑や定番の物語。例えば『乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕』は成長に合わせて何度も開きたくなるので、購入向きです。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日はたくさんの車の本を教えていただき、ありがとうございました!年齢や目的に合わせて選ぶ大切さがよくわかりました。
佐藤メバル
どういたしまして。車の本は、単に知識を増やすだけでなく、親子のコミュニケーションや想像力を育む素晴らしいツールだよ。
橘ナナミ
最後に、車の本選びで一番大事なことは何だと思いますか?
佐藤メバル
子どもが「楽しい!」と思えることだね。どんなに教育的でも、子どもが興味を持たなければ意味がない。車の本をきっかけに、親子で一緒に「この車は何を運んでるんだろう?」と会話を広げてほしい。まるで、ドライブで見知らぬ道を冒険するように、一冊の本から新しい世界が広がっていく。そのワクワク感を大切にしてほしいな。
橘ナナミ
ドライブの比喩、素敵です!私も甥っ子に、まずは大好きな消防車の本をプレゼントしてみます。ありがとうございました。








