絵本の定期購読のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、最近「絵本の定期購読」っていろんなサービスがありますよね。私、まだ子どもはいないんですけど、友達の出産祝いに何かいい方法がないかなって思ってて。でも月額いくらかかるのか、どんな本が届くのか、正直よくわからないんです。
佐藤メバル
いい質問だね。絵本の定期購読はここ数年でぐっと増えて、選択肢が広がったんだ。ナナミさんのように「贈り物として」考える方も多いし、もちろん“わが子に読書習慣を”と考える家庭もね。大切なのは、「目的」と「子どもの年齢」に合ったサービスを選ぶこと。料金や配本数だけで決めると、後悔することもあるよ。
橘ナナミ
そうなんですね。料金もピンキリみたいで…。0歳向けから小学生向けまであるって聞きました。まずは目的別に考えた方がいいんですか?
佐藤メバル
そうだね。大きく分けて、(1)読み聞かせの習慣づけ、(2)語彙力や想像力の強化、(3)英語導入、(4)プレゼント、の4つかな。それぞれでおすすめのサービスが変わってくる。例えば、『はらぺこあおむし』みたいな定番絵本を毎月届けてくれるコースもあれば、『kodomoe』のように雑誌+絵本のスタイルもある。まずは自分のニーズを整理しよう。
橘ナナミ
なるほど!じゃあ次に子どもの年齢で絞る感じですか?0歳と3歳じゃ興味が全然違いますもんね。
佐藤メバル
その通り。0〜2歳は布や厚紙の丈夫な絵本が多く、『しましまぐるぐる』のようなコントラストの強いもの。3〜5歳はストーリーを楽しめる『ぐりとぐら』や『しろくまちゃんのほっとけーき』。小学生になると『大ピンチずかん』のような図鑑や、『こどもかいぎ』のような対話型も合う。定期購読サービスもその年齢に合わせた選書をしているから、確認してほしい。
絵本の定期購読の選び方
目的別で選ぶ
橘ナナミ
目的別だと、まず「読み聞かせ習慣づけ」にはどんなサービスがいいんですか?
佐藤メバル
読み聞かせ初心者には、毎月1冊だけ届くシンプルなサービスがおすすめだよ。例えば『ベビーブック』のような雑誌型は、絵本以外にもシールやポスターが付いてくるから、子どもが飽きずに続けられる。あとは『どんな いろが すき』のような童謡絵本が届くところもある。ポイントは「親も一緒に楽しめるか」だね。
橘ナナミ
語彙力や想像力を伸ばしたい場合はどうでしょう?
佐藤メバル
語彙力なら、『りんご ごろごろ』みたいな擬音語が多い絵本や、『もこ もこもこ』のような詩的な言葉の繰り返しがあるものが効果的。サービスによっては、専門家監修の知育絵本を届けてくれるところもあるよ。例えば『きらきら ぴかぴか』は脳科学に基づいていて、0歳から視覚を刺激する工夫がされている。
橘ナナミ
英語の導入に使いたい場合は…海外の絵本が届くサービスですか?
佐藤メバル
うん、でも実は『はらぺこあおむし』は英語版も有名で、日本語の定期購読に英語の絵本を追加できる場合もある。完全英語のサービスもあるけど、まずは日本語の絵本に親しんでからでも遅くないよ。
年齢・発達段階で選ぶ
橘ナナミ
0〜2歳向けだと、どんな本が届くのが理想ですか?
佐藤メバル
まずは視覚と触覚がメイン。『しましまぐるぐる』や『スライムぴぴぴ』みたいに、はっきりした色とシンプルな形がいい。あと『くっついた』はしかけが楽しくて、親子のスキンシップにもなる。定期購読でこの時期に大事なのは、“丈夫で安全な本”かどうか。ボードブック(厚紙)かどうか、角が丸いか、インクは無害か。
橘ナナミ
3〜5歳になるとストーリーが楽しめるようになるんですね。『おばけのかわをむいたら』なんて、ちょっとユーモアもあって楽しそうです。
佐藤メバル
そう。この時期は「繰り返し読む」のが好きになるから、『ぐりとぐら』や『まゆとおおきなケーキ』のような、何度も味わえるお話がぴったり。また、『大ピンチずかん』のように知識欲を刺激する図鑑タイプも人気だよ。サービスによっては、月に2〜3冊届けて、物語と知識のバランスを取ってくれるところもある。
配本数と頻度で選ぶ
橘ナナミ
毎月何冊届くのが理想ですか?多すぎると収納が大変そうです。
佐藤メバル
多くのサービスは月1冊か2〜3冊。1冊だとじっくり読めるけど、飽きやすい子には少ない。2〜3冊だとバラエティが出て、読み比べもできる。ただ、毎月たくさん届くと本棚がすぐいっぱいになるから、“入れ替え・買い取り”があるサービスかどうかもチェックしよう。中古絵本のサブスクだと、読み終えたら返すスタイルもあって、収納に悩まない。
価格と送料の総額で選ぶ
橘ナナミ
月額300円から3,000円までと幅広いですが、送料が別のところもありますよね。
佐藤メバル
そう、そこは盲点。例えば『ベビーブック』は雑誌なので送料込みでリーズナブル。一方、専門の絵本定期購読は送料がかかることもある。年に換算すると数千円の差になるから、「年間トータルコスト」で比較しよう。また、兄弟割引があるサービスもあって、2人目以降が半額になる場合もある。『はたらくくるま』のような長く使える本を選べば、兄弟で共有できるのでコスパが良くなるね。
絵本の定期購読をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
絵本の定期購読のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

はらぺこあおむし
エリック=カール 著|偕成社
¥1,320(税込)
エリック=カールの代表作で、穴あきしかけとカラフルなコラージュが特徴。月曜から日曜までの曜日と数を自然に学べるほか、さなぎから蝶への変態という生命の神秘も描かれている。同系統のしかけ絵本と違い、ストーリー性と教育的要素が高度に融合しており、読み聞かせの定番として世代を超えて親しまれている。
こんな人におすすめ
0~3歳児のファーストブックとして、またプレゼントにも最適。曜日や数の概念を遊びながら身につけさせたい保護者にも。
良い点
- しかけが楽しく繰り返し遊べる
- 色使いが鮮やかで視覚的に魅了
- 曜日や数も学べる教育的要素
気になる点
- ページ数が少なく物足りない子も
- 穴を破ってしまう可能性がある
- やや価格が高め
出版社
偕成社
発売日
1976年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、『はらぺこあおむし』って世界的に有名ですけど、なぜこんなに長く愛され続けているんでしょう?
佐藤メバル
いい質問だね。この絵本は単なるしかけ絵本じゃないんだ。曜日と数、食べ物の名前、そして生命のサイクルを一冊で体験できる。
しかもエリック=カールの絵は手作りのコラージュで温かみがあり、穴あきページを指でなぞる感触が子どもの好奇心を刺激する。
読者自身があおむしと一緒に成長していくような感覚を味わえるのが、長く愛される理由だよ。
橘ナナミ
なるほど!確かに穴を指でつつくのが大好きな子も多いですよね。最後にちょうちょになるのも感動的です。
佐藤メバル
そう、さなぎから蝶への変化は、子どもにとって「へんしん」の面白さを教えてくれる。似た作品に『くだもの』(木坂涼)などもあるけど、あおむしのメッセージ性の強さは群を抜いているよ。プレゼントとしても間違いない一冊だ。

スライムぴぴぴ (0・1・2さいの絵本)
原ペコリ 著|スクウェア・エニックス
¥1,000(税込)
スクウェア・エニックスから登場した、ドラゴンクエストのスライムを主人公にした0~2歳向け絵本。乳幼児行動研究の知見を反映し、スライムの丸みや動きが赤ちゃんの興味を引くよう計算されている。同じくゲームキャラクターを用いた絵本(例:『星のカービィ』シリーズ)と比べて、スライムのシンプルな形状がむしろ乳児に適しており、親世代にも懐かしさを与える。
こんな人におすすめ
ドラゴンクエストファンの親が子どもに読ませたい場合や、初めての絵本としてカラフルな刺激を与えたい家庭に。
良い点
- 赤ちゃんの興味を引くデザイン
- 親も楽しめるゲーム要素
- 専門家監修で安心
気になる点
- ストーリー性は薄い
- ゲームを知らない親には魅力半減
- ページ数が少ない
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2019年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スライムの絵本って斬新ですね!でも、ゲームを知らない赤ちゃんにも響くんですか?
佐藤メバル
実はそこがよく考えられているんだ。スライムの丸いフォルムやカラフルな色合いは、赤ちゃんが好きな視覚的特徴を持っている。
乳幼児行動研究者のアドバイスで、動きやコントラストも調整されている。ゲームを知らなくても、単純な図形として楽しめるようになっているよ。
橘ナナミ
なるほど!親がドラクエ好きだと、一緒に読んで盛り上がれそうですね。
佐藤メバル
そうなんだ。『スライムぴぴぴ』は、親子で共通の話題を持てる稀有な絵本だ。ゲームを子育てに活かしたいというニーズに応えている。
同様の試みは『マリオのえほん』などもあるが、スライムのシンプルさは赤ちゃんに最適化されている点で優れている。
![ベビーブック 2026年 08 月号 [雑誌]](https://img.shelf-y.com/items/6347.jpg)
ベビーブック 2026年 08 月号 [雑誌]
小学館
小学館の乳幼児向け雑誌で、巻頭にはアンパンマンの夏のお約束ポスター、シール遊び、たべものやさん特集など、遊びながら学べる要素が満載。同系統の『げんき』『ベビーブック』と比べ、今号は特に夏のイベントや食育を意識した内容で、特定の季節に合わせた購読に適している。
こんな人におすすめ
アンパンマンが大好きな1~3歳児とその保護者で、夏の時期に自宅で簡単に遊びたい家庭に。
良い点
- アンパンマンで子どもが喜ぶ
- シール遊びで手指の発達
- 季節感がある
気になる点
- 雑誌なので保存性が低い
- 特集によって好みが分かれる
- 値段の割にページ数は少ない
出版社
小学館
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
絵本じゃなくて雑誌なんですね。定期購読を考えている人にはこういうのもありですか?
佐藤メバル
もちろん。『ベビーブック』は毎号テーマが変わるから、飽きずに楽しめる。特に今号はアンパンマンのポスターとシールで、夏のお約束を楽しく学べる。
絵本と違い、シール貼りやポスター掲示など体験型の遊びができるのが魅力だ。
橘ナナミ
シール遊びって、子どもがすごく集中しますよね。あと、食育にもつながるんですね。
佐藤メバル
その通り。たべものやさん特集で食べ物の名前や種類を覚えられるし、シールを貼る動作は微細運動の練習にもなる。
同じ小学館の『めばえ』などと比べて、この号はアンパンマンという強力なキャラクターを使っているから、子どもが自分から開きたくなる。定期購読の選択肢として十分アリだよ。

専門家と作ったスキンシップ絵本 ぎゅ
はるな檸檬 著|文響社
¥1,078(税込)
臨床発達心理士監修のもと作られた、0歳からのスキンシップ絵本。触覚が最も発達している乳児期に、ぎゅっと抱きしめるなどのリラックスタイプのスキンシップを促す。Amazon保育教材・ことばの本・赤ちゃんのいる暮らしの各カテゴリで1位を獲得した実績があり、科学的根拠に基づく点が似たテーマの絵本(『ぴょーん』など)と一線を画す。
こんな人におすすめ
寝かしつけのルーティンに取り入れたい保護者や、出産祝いとして何か意味のあるギフトを探している人に。
良い点
- 心理士監修で科学的
- 寝かしつけに効果的
- 片手で扱いやすいサイズ
気になる点
- ストーリー性は弱い
- スキンシップを好まない子も
- 親の積極的な参加が必要
出版社
文響社
発売日
2020年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ぎゅ」ってタイトルだけで暖かい気持ちになりますね。寝る前に読むのにおすすめなんですか?
佐藤メバル
そう、この絵本は特にリラックスのスキンシップに特化しているんだ。臨床発達心理士が監修していて、赤ちゃんの触覚を刺激することで安心感を与え、興奮をしずめる効果が期待できる。
同じくスキンシップ絵本の『いないいないばあ』とは違い、科学的な裏付けがあるから、育児に悩む親御さんにも自信を持ってすすめられる。
橘ナナミ
へえ、ただ抱きしめるだけじゃないんですね。解説もついているんですか?
佐藤メバル
ちゃんと解説ページがあるんだよ。なぜスキンシップが大事か、どうやって読めば効果的かが書いてある。漫画家はるな檸檬の絵も可愛くて、親が読んでも楽しい。
出産祝いの定番になりつつあるのも納得だね。

大ピンチずかん
鈴木のりたけ 著|小学館
¥1,650(税込)
鈴木のりたけが描く、子どもが出会う様々なピンチを大ピンチレベルと5段階のなりやすさで分類し、対処法まで紹介する画期的な図鑑絵本。ガムを飲んじゃった、シャンプーが目に入ったなど、日常のありふれたピンチをユーモアたっぷりに解説。同作家の『大ピンチずかん2』と比較すると、こちらがシリーズ第一弾で、より基本的なピンチを網羅している。
こんな人におすすめ
3~6歳の子どもと、ピンチにどう対処すればいいか親子で笑いながら学びたい家庭に。
良い点
- 子どもの共感を呼ぶ内容
- ユーモアで緊張を和らげる
- 対処法が具体的
気になる点
- ピンチを軽視する恐れがある
- すべてのピンチをカバーしていない
- 大人には単純に映る
出版社
小学館
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『大ピンチずかん』ってタイトルからして面白いですね。子どもって本当によくピンチに遭遇しますから、役立ちそうです。
佐藤メバル
そう、しかもこの本はただ笑わせるだけじゃない。例えば「ガムを飲んじゃった」というピンチでは、まず「しばらく様子を見る」という冷静な対処法を示している。
ユーモアの中に実用的な知恵が散りばめられているんだ。同じく生活知識を描く『からすのパンやさん』と比べて、より現代的なピンチに特化している。
橘ナナミ
なるほど!子どもが「これ知ってる!」って言いながら読む姿が浮かびます。
佐藤メバル
そう、自分事として捉えられるから、自然と対処法が身につく。しかも「似ている大ピンチ」や「さらに襲う大ピンチ」といった連想ゲームも楽しい。
この図鑑を読めば、親子で「ピンチも笑い飛ばせるよ」という前向きな気持ちになれるはずだ。

おばけのかわをむいたら (ふしぎ体感シリーズ)
たなかひかる 著|文響社
¥1,265(税込)
芸人たなかひかるが手がけた、おばけの皮をむくと次々に別のものに変身するユーモア絵本。NHK「あさイチ」で紹介され、シリーズ16万部突破。2~5歳児が繰り返し読んでも飽きない仕掛けと、親も楽しい読み聞かせしやすい文章が魅力。同じく芸人作家の絵本(例えば『えほん』など)と比べて、展開のテンポが良く、子どもの笑いのツボを的確に突いている。
こんな人におすすめ
2~5歳の子どもで、ちょっと怖いものも面白がれる子や、読み聞かせの際に親子で大笑いしたい家庭に。
良い点
- 繰り返し読んでも飽きない
- 親も楽しめるユーモア
- 展開が予想外で面白い
気になる点
- おばけが苦手な子には不向き
- 話が奇抜すぎて理解できない子も
- 価格の割にページ数が少ない
出版社
文響社
発売日
2022年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「おばけのかわをむいたら」って衝撃的なタイトルですけど、中身はどうなってるんですか?
佐藤メバル
これ、本当に想像の斜め上を行くんだ。例えばおばけの皮をむくと中から〇〇が出てきて、さらに皮をむくと……とどんどん変身していく。
子どもは「次は何が出る?」というワクワク感で目が離せない。実際に読んだ親からも「2歳の子が初めて読んだそばから3回連続でせがんだ」という声が寄せられているんだ。
橘ナナミ
へえ、そんなにハマるんですね!芸人さんが描いたというのも気になります。
佐藤メバル
そう、たなかひかるさんは『サラリーマン山崎シゲル』で有名な芸人で、その独特の世界観が絵本に活かされている。
読み聞かせのしやすさもプロの芸人ならでは。『こわい』が『たのしい』に変わる体験をぜひ親子で味わってほしい。

わたしのあかちゃん (かがくのとも絵本)
澤口たまみ 著|福音館書店
¥1,100(税込)
澤口たまみが描く、生まれたての赤ちゃんとの濃密な日々を追った絵本。おっぱいが出なくて焦るお母さんの心情から、4日目に出たときの安堵まで、リアルな母子のコミュニケーションが描かれている。同じく出産をテーマにした『ぼく、うまれるよ』などと違い、この絵本はお母さん側の視点が強く、読んだ子どもは「自分がこんな風に愛されたんだ」と感じられる。
こんな人におすすめ
2~5歳の子どもに、自分が赤ちゃんだったときの話を聞かせたい保護者や、第2子を迎える家庭で上の子に読ませたい場合に。
良い点
- 母の愛がストレートに伝わる
- 赤ちゃんの成長を追体験できる
- 絵が温かく親しみやすい
気になる点
- ストーリーが淡々としている
- 父親の存在がほとんどない
- 子どもの反応が薄い場合も
出版社
福音館書店
発売日
2006年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『わたしのあかちゃん』は、お母さんのリアルな気持ちが描かれているんですね。子どもにも響くのでしょうか?
佐藤メバル
とても響くよ。特に「あなたが生まれたとき、お母さんはおっぱいが出なくて泣きそうだったんだよ」というエピソードは、子どもに「自分はこんなに待ち望まれて生まれてきたんだ」という安心感を与える。
同じシリーズの『かがくのとも』の中でも、特に愛着形成を促す一冊だ。
橘ナナミ
そうか、子どもにとって自分の誕生の物語は特別ですもんね。私も子供の頃、母に何度も読んでもらいました。
佐藤メバル
そう、繰り返し読むことで「自分は大切な存在なんだ」という自己肯定感が育まれる。福音館の『あかちゃんの絵本』シリーズとは違い、こちらはもう少し大きい2歳以上向けで、言葉も豊かだ。
赤ちゃんがいた頃を懐かしみながら読める一冊だよ。

どんな いろが すき (あかちゃんといっしょ0・1・2 30)
100%Orange 著|フレーベル館
¥990(税込)
100%Orangeが手がける、誰もが知る童謡『どんないろがすき』を絵本化。歌いながらページをめくると、クレヨンが色を紹介し、その色から連想されるものが描かれている。同系統の『どんないろがすき』のような歌絵本と違い、イラストがモダンでおしゃれなのが特徴。0~2歳の赤ちゃんから楽しめる。
こんな人におすすめ
0~2歳児の色覚えのファーストブックとして、また歌遊びを通じて親子のコミュニケーションを深めたい家庭に。
良い点
- 歌いながら読めて楽しい
- 色の認識を自然に学べる
- 絵がカラフルで綺麗
気になる点
- ページ数が少なく展開が単調
- 歌を知らないと効果半減
- 対象年齢が限られる
出版社
フレーベル館
発売日
2016年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『どんな いろが すき』って、あの有名な童謡の絵本なんですね!歌いながら読めるのは楽しそうです。
佐藤メバル
そう、歌詞に合わせて色が次々に出てきて、関連する物が描かれている。例えば「あか」のページにはりんごやポストなど。
赤ちゃんはまだ色の名前を覚えていなくても、絵と音を結びつけられる。しかもイラストがとてもおしゃれで、大人がインテリアとして飾りたくなるようなセンスだ。
橘ナナミ
確かに100%Orangeさんの絵は可愛いですよね。歌絵本って他にもいろいろありますけど、これの一番の魅力は何ですか?
佐藤メバル
(橙)最大の魅力は、音楽と視覚が完璧に融合していることだね。歌いながらページをめくることで、リズムと色が同時にインプットされる。
『しましまぐるぐる』のようなコントラスト絵本と比べると、色の種類が多いから、もう少し成長した段階でのカラフルな刺激としても最適だよ。

りんご ごろごろ
もぎあきこ 著|世界文化社
¥1,210(税込)
人気の手遊び歌『りんごごろごろ』が初の絵本化。もぎあきこの切り絵がカラフルでリズムカルに展開し、巻末には楽譜と遊び方の解説、さらにQRコードで動画も見られる。MOE絵本屋さん大賞2020「パパママ賞」ノミネート。同じシリーズの『さかながはねて』と対になる作品で、果物・野菜をテーマにしている点が特徴。
こんな人におすすめ
0~2歳児と、歌やリズム遊びを積極的に取り入れたい保護者に。保育園や幼稚園の活動にも使える。
良い点
- 手遊び動画付きでわかりやすい
- 切り絵が美しい
- 親子で一緒に遊べる
気になる点
- 歌を知らないと楽しみにくい
- ページ数が少ない
- 丈夫さに欠ける
出版社
世界文化社
発売日
2020年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『りんご ごろごろ』って手遊び歌ですよね。私も子どもの頃に歌った記憶があります。
佐藤メバル
そう、この絵本はその手遊び歌をそのまま絵本にしたものだ。りんごがごろごろ転がったり、みかんがかーんかん鳴ったり、擬音がリズミカルで小さい子どもが大喜びする。
切り絵も非常にカラフルで、視覚的にも楽しい。それにQRコードから公式動画が見られるから、親がやり方を覚えやすいのも嬉しいポイントだ。
橘ナナミ
動画付きって親にとってありがたいですね!同じ手遊び歌絵本の『パンダうさぎコアラ』とはどう違うんですか?
佐藤メバル
『パンダうさぎコアラ』が動物の真似を中心としているのに対し、こちらは果物や野菜の動きを楽しむ。食育にもつながるし、巻末の楽譜があるので歌が苦手な親も安心。0歳から楽しめる幅広さが魅力だ。

kodomoe(コドモエ) 2026年 8 月号(【1】別冊32P絵本『ノラネコぐんだん おりがみごはんやさん』(いしばしなおこ/作、工藤ノリコ/原作)【2】別冊24P絵本『ひんやりひやひや』(大塚健太/作、小池壮太/絵) とじこみ付録 『夏目友人帳』ニャンコ先生シール )
いしばしなおこ 著|白泉社
¥750(税込)
白泉社の雑誌kodomoeの2026年8月号。付録として『ノラネコぐんだん おりがみごはんやさん』(32ページ)と『ひんやりひやひや』(24ページ)の2冊の別冊絵本、さらに『夏目友人帳』のニャンコ先生シールが付属。本誌もキャラクター遊び特集で盛りだくさん。通常の絵本を買うよりお得感がある。
こんな人におすすめ
ノラネコぐんだんファンや、夏休みのプレゼントとして複数の絵本を一度に手に入れたい家庭に。
良い点
- 別冊絵本が2冊も付いてお得
- シールなど付録も豪華
- 雑誌として情報も充実
気になる点
- 雑誌なので保存性が低い
- 特集の好みが分かれる
- 値段は絵本より高い場合も
出版社
白泉社
発売日
2026年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
kodomoeの付録ってすごいですね!ノラネコぐんだんの新作絵本が別冊でついてくるんですか?
佐藤メバル
そうなんだ。通常、工藤ノリコのノラネコぐんだんの絵本は一冊1000円以上するけど、この号では別冊で32ページの新作『おりがみごはんやさん』が読める。
しかももう一冊『ひんやりひやひや』もついてくるし、シールも付録で盛りだくさん。雑誌本体もキャラクター特集で楽しいから、コスパは非常に高い。
橘ナナミ
え、それってほぼ絵本を2冊買うより安いのでは?定期購読も検討したくなりますね。
佐藤メバル
まさにその通り。定期購読すれば毎号違った付録が楽しめる。特にkodomoeは絵本の付録が充実しているから、棚に並べる場所に困らないなら定期購読がおすすめだ。夏休みの読み聞かせにもぴったりだよ。

やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本
tuperatupera 著|学研プラス
¥1,210(税込)
tuperatupera(ツペラツペラ)が描く、野菜をテーマにしたダイナミックなしかけ絵本。にんじんやだいこんが「すっぽーん!」と抜ける仕掛けが快感で、野菜嫌いの子も野菜に興味を持つと評判。シリーズ累計60万部の実績。同系の『くだもの』(木坂涼)に比べて、しかけの派手さと、あてっこ遊びによる双方向性が強み。
こんな人におすすめ
0~3歳児の野菜嫌い克服や、読み聞かせ会で盛り上がりたい保育者に。
良い点
- しかけが豪快で子どもが夢中
- 野菜の名前を覚えられる
- 当てっこ遊びが楽しい
気になる点
- しかけが壊れやすい
- 野菜の種類が限られる
- 単調に感じる子も
出版社
学研プラス
発売日
2010年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『やさいさん』は「すっぽーん!」って抜けるしかけが有名ですよね。野菜嫌いの子にも効果があるって本当ですか?
佐藤メバル
実際に効果があったという声をよく聞くんだ。この絵本では野菜が土から抜ける瞬間をゲーム感覚で楽しめる。
しかも葉っぱがリアルに描かれているから、野菜そのものへの興味が湧く。例えば、にんじんが抜けるときの「すっぽーん!」という擬音と共に、子どもたちが声を合わせて言うのが楽しい。
橘ナナミ
へえ、食育にもつながるんですね!同じtuperatuperaさんの『くだもの』とどう使い分ければいいですか?
佐藤メバル
(橙)『やさいさん』は野菜をテーマに、『くだもの』は果物をテーマにしている。対象年齢は同じだが、『やさいさん』の方がしかけがよりダイナミックで、あてっこ要素が強い。
野菜嫌い克服にはこちらの方が向いている。もちろん両方揃えれば、食べ物への興味がさらに広がるよ。

もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
谷川俊太郎 著|文研出版
¥1,650(税込)
谷川俊太郎の詩と、元永定正の絵が融合した抽象的な世界を描く絵本。しーん、もこもこ、にょきにょきなどの擬態語が、形や動きを連想させる。同系統の『がちゃがちゃどんどん』などと比べ、より哲学的な余白があり、子どもも大人もそれぞれの解釈で楽しめる。1969年の初版から読み継がれるロングセラー。
こんな人におすすめ
0歳から小学生まで幅広く、ことばのリズムを楽しみたい親子や、アート感覚を養いたい家庭に。
良い点
- 言葉の響きが美しい
- 抽象画が想像力を刺激
- 年齢を問わず楽しめる
気になる点
- ストーリーがないので苦手な子も
- 「意味」を求める大人には不向き
- 絵が独特で好みが分かれる
出版社
文研出版
発売日
1977年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『もこ もこもこ』って、文字も絵もすごくシンプルですよね。でもなぜか惹かれるんです。
佐藤メバル
これこそ言葉の力だね。谷川俊太郎の詩は、擬音が音楽のように響く。読んでいるうちに、何かが生まれて成長して弾けるようなイメージが浮かんでくる。
元永定正の絵も、シンプルながら色彩のグラデーションが美しい。あえてストーリーを排除することで、子どもたちが自由に想像を膨らませられるんだ。
橘ナナミ
なるほど。だから0歳の赤ちゃんから小学生まで楽しめるんですね。私も子どもの頃、親に何度も読んでもらいました。
佐藤メバル
そう、この絵本は世代を超えて愛される理由がそこにある。同じく言葉遊びの絵本『ことばあそびえほん』などとも違って、感覚的に音と形を楽しむ点が唯一無二だ。
読み聞かせの導入にもぴったりだから、まずは一冊、手に取ってみてほしい。

はたらくくるま (うたの絵本)
伊藤アキラ 著|ひさかたチャイルド
¥1,100(税込)
「ひらけ!ポンキッキ」で生まれたヒット曲『はたらくくるま』が、新しいイラストで絵本に。パトカー、消防車、救急車など働く車が次々登場し、歌いながらページをめくれる。同系統の『くるまのなか』(コンデナスト)などと違い、こちらは歌詞に合わせたイラスト構成で、実際に歌った時のテンポがいい。巻末に楽譜も掲載。
こんな人におすすめ
0~4歳の乗り物好きな子どもと、かつてポンキッキを見ていた親世代が一緒に楽しみたい家庭に。
良い点
- 歌いながら読んで楽しい
- 働く車の種類が豊富
- 親も懐かしめる
気になる点
- 歌を知らないと効果半減
- イラストの好みが分かれる
- ページ数がやや少ない
出版社
ひさかたチャイルド
発売日
2022年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『はたらくくるま』って、私も子どもの頃に歌っていました!今の子にも人気なんですか?
佐藤メバル
実は保育園では今も歌い継がれているんだ。この絵本はその歌詞に合わせて、パトカー、ショベルカー、消防車などがカラフルなイラストで描かれている。
歌をうたえば子どもたちもノリノリになるし、車の種類を覚えるきっかけにもなる。
橘ナナミ
楽譜もついてるんですね!親も一緒に歌えるのがいいですね。同じ歌絵本の『どんないろがすき』と比べて、こちらは乗り物特化で男の子に人気がありそうです。
佐藤メバル
その通り。特に1~3歳の車好き男子には鉄板だ。ちなみに今号のイラストは新しいタッチで描かれているから、昔のイメージとは少し違うかもしれないけど、新鮮で良いと思う。
歌を知らなくても、リズムに乗せて読めるように工夫されているよ。

しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ) 0~2歳児向け 絵本
かしわらあきお 著|学研プラス
¥1,100(税込)
かしわらあきおによる、乳児向けのコントラスト絵本。しま模様とぐるぐる模様がカラフルに配置され、まだ視力の弱い赤ちゃんの目を引く。同シリーズの『しましまぐるぐる』は累計100万部を超え、同じく黒白コントラストを活かした『うみのしましま』などと比べて、基本図形のバリエーションが豊富。脳科学の知見も取り入れられている。
こんな人におすすめ
0~1歳の乳児の視覚刺激に最適で、初めての絵本としてプレゼントにもよく選ばれる。
良い点
- 赤ちゃんの注視を誘う
- シンプルで飽きない
- 丈夫なボードブック
気になる点
- ストーリーはない
- 成長するとすぐに物足りなくなる
- 似たデザインの本が多数ある
出版社
学研プラス
発売日
2009年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『しましまぐるぐる』って、赤ちゃんがじーっと見つめるって有名ですよね。何がそんなに魅力的なんですか?
佐藤メバル
それはね、赤ちゃんの視覚の発達に合わせたデザインだからだよ。新生児はまだ遠くが見えず、コントラストの強いものに反応する。
この絵本は黒や白、原色のしましまとぐるぐるを組み合わせていて、赤ちゃんの脳がパターンを認識するのにぴったりなんだ。
実際、多くの赤ちゃんが最初に集中して見る絵本の代表格だ。
橘ナナミ
なるほど。0歳の頃にこれを見せると、確かにじーっと見ていました。ストーリーがないのも逆にいいんですね。
佐藤メバル
そう、ストーリーがないからこそ、赤ちゃんは「視覚体験」に集中できる。同じようなコントラスト絵本はたくさんあるけど、『しましまぐるぐる』は色の組み合わせとパターンのバランスが秀逸だ。
初めての絵本として安心してすすめられる一冊だよ。

きらきら ぴかぴか (脳科学にもとづいた知育絵本 1)
瀧靖之 著|朝日新聞出版
¥1,320(税込)
東北大学の瀧靖之教授(脳科学)が監修した知育絵本。ページにホログラム加工が施され、光の加減でキラキラと輝く。視力の弱い乳児でも光るものに強く反応する性質を利用し、脳の発達を促す。同系の『きらきらぼし』などとは異なり、科学的根拠に基づいた効果が説明されているため、知育に関心の高い親に支持されている。
こんな人におすすめ
0~1歳の乳児の視覚刺激と脳の発達を促進させたい保護者や、出産祝いとしてインパクトのあるギフトを探している人に。
良い点
- ホログラムが美しい
- 脳科学に基づく効果
- プレゼント映えする
気になる点
- ホログラムが剥がれやすい
- 対象年齢が極めて狭い
- ストーリー性は皆無
出版社
朝日新聞出版
発売日
2022年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『きらきら ぴかぴか』ってタイトルだけでキラキラしていそうで気になります。どうして赤ちゃんは光るものに惹かれるんですか?
佐藤メバル
人間の赤ちゃんは、まだ視力が弱い段階でも光るものや動くものに本能的に注意を向けるように進化しているんだ。
この絵本はその特性を利用して、ホログラムでページをキラキラ輝かせている。東北大学の瀧教授が監修しているから、単にキラキラしているだけじゃない、ちゃんと根拠があるんだよ。
橘ナナミ
へえ、科学的な裏付けがあるんですね!じゃあただのきれいなだけの絵本とは違うんですね。
佐藤メバル
そう、むしろ知育絵本として考えられている。同シリーズの『すりすりももんちゃん』などとは違い、こちらは視覚刺激に特化している。
ただし長く使おうとすると、ホログラム部分が剥がれてくることもあるので、そこだけ注意だ。プレゼントとしても喜ばれる一冊だよ。

こどもかいぎ
北村裕花(キタムラユウカ) 著|フレーベル館
¥1,694(税込)
北村裕花が描く、スーツを着た子どもたちが「怒られたときどうするか」を会議するシュールで可愛い絵本。議題が脱線していく様子や子どもの本音がリアルで、親も「そうそう」と共感する。同じく子どもの世界を描く『ともだちや』(内田麟太郎)と異なり、こちらは会話劇の面白さが中心。
こんな人におすすめ
3~6歳の子どもと、怒った後の親子関係を笑いながら振り返りたい保護者に。
良い点
- 子どもの本音が見える
- 親子で共感できる
- 絵がほのぼのしている
気になる点
- 議論が脱線しすぎてストーリーが弱い
- 良い解決策を提示しているわけではない
- 一部の子どもには理解が難しい
出版社
フレーベル館
発売日
2019年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『こどもかいぎ』って、タイトルからして面白いです。子どもの会議ってどんな感じなんですか?
佐藤メバル
驚くほどリアルなんだよ。例えば「怒られたらどうするか」という議題で、子どもたちが「逃げる」「言い訳する」「泣くふりをする」など、本音をぶつけ合う。
途中で話が脱線して、もうもう何を話しているかわからなくなるんだけど、それがまた可愛い。親から見ると「ああ、うちの子もこんなこと考えてたんだな」と微笑ましくなる。
橘ナナミ
それは面白い!子どもって意外とちゃんと考えてるんですね。この絵本を読むと、子どもも自分だけじゃないんだって安心できそうです。
佐藤メバル
そう、特に怒られ方に悩んでいる子には、仲間がいると思えるだろう。ちなみに作者の北村裕花は、この会議の光景を実際に保育園で観察したことがヒントになっているらしい。
だからこそ、これほどリアルに描けるんだね。

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
林明子 著|福音館書店
¥990(税込)
林明子が描く、夜の静けさとお月様との対話が温かい絵本。雲に隠れたお月様が再び現れ、にっこり笑う場面は赤ちゃんもほっとする。福音館の「あかちゃんの絵本」シリーズの一つで、同シリーズの『おふろでちゃぷちゃぷ』などと同様、日常のひとときを優しく切り取っている。
こんな人におすすめ
0~2歳児の寝かしつけにぴったりの一冊。お月様を身近に感じさせ、安らかな眠りを誘う。
良い点
- お月様の表情が愛らしい
- 言葉が少なく赤ちゃんに優しい
- 寝かしつけに効果的
気になる点
- 夜の絵本なので昼間は映えない
- ストーリーが単調
- ページ数が少ない
出版社
福音館書店
発売日
1986年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『おつきさまこんばんは』って、私も子どもの頃に読んでもらいました。今でも覚えているくらい印象的です。
佐藤メバル
林明子の絵本は、どの作品も優しさに溢れているけど、これは特に寝る前の読み聞かせに最適だよ。お月様が雲に隠れて、また出てきて笑顔を見せる、その単純な繰り返しが、赤ちゃんに安心感を与える。
言葉もほとんどなくて、絵だけで語りかけてくるから、親もリラックスして読める。
橘ナナミ
確かに、夜に読むと雰囲気が出ますよね。同じお月様の絵本『おつきさまのほん』とどう違いますか?
佐藤メバル
(橙)その絵本は知識絵本の要素があるけど、こちらは純粋な物語絵本。感情に訴えかけるタイプだ。寝かしつけのルーティンとして毎晩読むのにも耐えうる、優しいリズムがあるんだよ。
![ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)](https://img.shelf-y.com/items/6362.jpg)
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
なかがわりえこ 著|福音館書店
¥1,320(税込)
なかがわりえこと山脇百合子による、野ねずみのぐりとぐらが大きな卵でカステラを作る物語。卵を割って、泡立てて、焼く過程が丁寧に描かれ、出来上がりの場面では読者も一緒に美味しさを味わえる。『ぐりとぐら』シリーズの第一作で、同じく料理をテーマにした『しろくまちゃんのほっとけーき』と比べて、より冒険的で、共同作業の楽しさが前面に出ている。
こんな人におすすめ
2~5歳の子どもに、料理や食べる楽しさを伝えたい保護者、またクッキングに興味を持ち始めた子に。
良い点
- 料理シーンが楽しい
- 絵が可愛くて親しみやすい
- シリーズ第一作で入門に最適
気になる点
- カステラができるまで描写が長い
- 卵が大きすぎる驚きが理解できない子も
- 現代の子どもには非現実的
出版社
福音館書店
発売日
1967年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ぐりとぐらって、本当に昔から愛されてますよね。この本の何がそんなに魅力的なんですか?
佐藤メバル
料理をする楽しさと、できたものをみんなで分け合う喜びが、この小さな絵本にぎゅっと詰まっているんだ。特に卵を割って、カステラが焼けるまでの過程が、実際に匂いがしてきそうなほどリアル。
森の動物たちも集まってきて、子どもたちはカステラを食べる場面を何度も見たがるよ。
橘ナナミ
そうそう、私も小さい頃、カステラが食べたくて仕方なかったのを覚えています。子どもってお菓子の絵本に弱いですよね。
佐藤メバル
その通り。『ぐりとぐら』を読んだ後は、親子で実際にホットケーキを作ってみるのもおすすめだ。体験と絵本が結びつくことで、より一層思い出に残る。
同じく料理絵本の『からすのパンやさん』に比べると、レシピはないが、物語としての完成度が高い。

ねえ どっちがすき? (幼児絵本シリーズ)
安江リエ 著|福音館書店
¥1,100(税込)
安江リエが手がける、目玉焼きと卵焼き、ブランコと滑り台など、どっちが好きかを選びながら進む参加型絵本。リズミカルな文章と茶目ッ気たっぷりの男の子ときつねくんが登場。同じく「選ぶ」テーマの『どっちがどっち』(五味太郎)に比べて、より子どもが自分ごととして考えやすい内容。
こんな人におすすめ
2~4歳の子どもに、自分で選ぶ楽しさや、好みの違いを認めることを教えたい保護者に。
良い点
- 選ぶ楽しさを体験できる
- リズムが良く読み聞かせ向き
- 色々なものに興味がわく
気になる点
- 結論がないので不満に思う子も
- 選択肢が偏っている場合も
- 親の意見を押しつけたくなりがち
出版社
福音館書店
発売日
2003年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ねえ どっちがすき?』って、子どもに質問しながら読める参加型なんですね。こういう絵本って、どんな効果があるんですか?
佐藤メバル
これ、子どもの自己決定力を育てるのにぴったりなんだ。例えば「目玉焼きと卵焼き、どっちがすき?」って聞くと、子どもは自分の好みを考える。
答える過程で、自分には選択する権利があることを学ぶし、他の子と違う答えでもいいんだということを経験できる。
橘ナナミ
なるほど!だから、お友達と違う答えでも面白いんだよ、というメッセージも込められているんですね。
佐藤メバル
そういうこと。この絵本は最終的に「どっちも大好き」という結論になるんだけど、その過程が大切。同じテーマの絵本『どっちがどっち』は、見分け方がテーマだけど、こちらは好みや選択がテーマ。
だから、子どもの個性を伸ばすのに役立つんだ。

くっついた
三浦太郎 著|こぐま社
¥880(税込)
三浦太郎による、金魚、アヒル、ゾウ、サル、そして最後は赤ちゃんとお父さんお母さんが「くっついた!」というシンプルな繰り返し絵本。ページをめくるたびに「くっついた」のフレーズで、親子で実際にハグしたくなる。同系統の『いいおかお』(松谷みよ子)に比べ、より積極的なスキンシップを誘発する。
こんな人におすすめ
0~2歳児の親子コミュニケーションのきっかけとして、特にパパとのスキンシップを促したい家庭に。
良い点
- 繰り返しが赤ちゃんに安心感
- 最後は家族全員でハグ
- シンプルでわかりやすい
気になる点
- すぐに覚えてしまい飽きる
- 絵がややアート過ぎる
- ページ数が少ない
出版社
こぐま社
発売日
2005年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『くっついた』って、最後にお父さんとお母さんが子どもを挟んでくっつくのがほのぼのしますね。
佐藤メバル
そう、この絵本のいちばんの魅力は、読みながら実際に親子でくっつけるところだよ。動物たちがくっつくたびに、子どもも「くっついた!」と言って抱きついてくる。
最後は家族全員でハグするのがお約束になる。パパと子どものスキンシップが少ない家庭には特に良い。
橘ナナミ
それはいいアイデアですね!絵本を通じて自然に触れ合える。ページ数が少ないのも、集中力が続かない小さな子にはちょうど良さそうです。
佐藤メバル
その通り。たった24ページで、0歳の赤ちゃんでも最後まで楽しめる。スキンシップ絵本の『ぎゅ』が心理士監修で理論的なのに対し、こちらは純粋な遊びとしてのスキンシップを提供してくれる。気軽に始められる一冊だよ。

あつい あつい (幼児絵本シリーズ)
垂石眞子 著|福音館書店
¥1,100(税込)
垂石眞子が描く、暑くてたまらないペンギンが涼しい場所を探す夏の絵本。アザラシ、カバ、ゾウと仲間が増え、最後は海でざっぶーん!と飛び込む爽快感が最高。同じく夏をテーマにした『なつやさいのなつやすみ』(ふくちまゆ)よりも、動物たちの視点で暑さを乗り切る知恵が描かれている。
こんな人におすすめ
2~5歳児の夏の読み聞かせに。プールや海に行く前後に読むと、水の楽しさが倍増する。
良い点
- 夏の爽快感が味わえる
- 動物の種類が増える楽しさ
- 涼を求める共感ができる
気になる点
- 季節限定で使いにくい
- 登場人物が多くて混乱する子も
- ストーリーが単調
出版社
福音館書店
発売日
2019年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『あつい あつい』ってタイトルだけで暑さが伝わってきますね。ペンギンが暑がるってちょっと不思議ですが。
佐藤メバル
そこがまずユニークだよね。ペンギンだって暑い時は暑いんだ、という発想が面白い。彼らが涼を求めて旅に出て、アザラシやカバなど同じように暑い動物たちと合流し、最後に海に飛び込む。
その「ざっぶーん」の解放感が、読んでいる子どもにも伝わってくる。
橘ナナミ
なるほど!夏に読むと、自分も気持ちよくなれそうですね。うちわとかあおぎながら読んでも楽しそうです。
佐藤メバル
そう、まさに夏の定番絵本として最適だ。同じ福音館の『あついあつい』シリーズの中でも、この作品は動物たちの表情が豊かで、暑さにへばる様子がリアル。
プール前に読むと、水の気持ちよさを想像して、実際にプールでも大はしゃぎすること間違いなしだ。

しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
わかやまけん 著|こぐま社
¥990(税込)
わかやまけんのこぐまちゃんシリーズから、しろくまちゃんがホットケーキを作る過程を描く。卵を割って牛乳を入れて混ぜて焼く、その一連の動作が見開きいっぱいに描かれ、焼ける場面は特に子どもたちが大好き。同シリーズの『こぐまちゃんおやすみ』などと異なり、調理のプロセスがストーリーの中心。
こんな人におすすめ
1~3歳児のクッキングごっこや、食育の導入に。実際にホットケーキを作る前に読むと効果的。
良い点
- ホットケーキを作る工程が楽しい
- 絵が可愛くて親しみやすい
- 作りたくなる気持ちを刺激
気になる点
- ストーリー性は薄い
- 食べる場面まで描写がない
- 何度も読むと飽きる
出版社
こぐま社
発売日
1972年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『しろくまちゃんのほっとけーき』、焼ける場面が美味しそうで、子どもが何度も「読んで」ってせがむと聞きます。
佐藤メバル
その通りだよ。特にホットケーキが焼ける見開きページは、ふわっと膨らむ様子が描かれていて、まるで本当に焼いているような臨場感がある。
子どもはそのページで「おいしそう!」と目を輝かせる。読み終わったら「作ろう!」となる定番の流れだ。
橘ナナミ
うちでもよく読んでいましたが、実際にホットケーキを作るときに「しろくまちゃんみたい!」と喜んで混ぜてくれました。
佐藤メバル
まさに理想的な絵本体験だね。『ぐりとぐら』と比べると、こちらの方がよりシンプルで低年齢向け。しろくまちゃんのシリーズはどれも優しい色使いで、こぐまちゃんが登場する場面も可愛い。食育の第一歩としても最適だ。

まあちゃんのながいかみ
たかどのほうこ 著|福音館書店
¥1,320(税込)
たかどのほうこが描く、おかっぱ頭のまあちゃんが長い髪を自慢する空想がどんどん膨らんでいくユーモア絵本。髪で魚を釣ったり、投げ縄で牛をつかまえたり、ソフトクリームになったり。同作家の『まあちゃんのながいかみ』と同じ世界観だが、こちらは特に髪の長さを使った遊びが奇想天外。
こんな人におすすめ
3~5歳の女の子に、自分の個性を伸びやかに表現する楽しさを伝えたい保護者に。
良い点
- 空想がとにかく楽しい
- 女の子の憧れを刺激
- 言葉遊びも面白い
気になる点
- 現実離れしすぎている
- 髪が長くない子は共感しにくい
- 話が飛躍しすぎてついていけない子も
出版社
福音館書店
発売日
1995年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『まあちゃんのながいかみ』って、髪の毛で魚を釣ったり、ソフトクリームになったりするんですか?すごい発想ですね!
佐藤メバル
たかどのほうこの作品は、子どもの空想をそのまま形にしたような楽しさがあるんだ。おかっぱ頭のまあちゃんが、もし髪がもっと長かったら…と考え始めて、どんどん大げさになっていく。
読み聞かせていると、子どもも「私はこうしよう!」と自分の空想を語り始めることが多い。
橘ナナミ
確かに、子どもってすぐに「もしも〜だったら」って想像を膨らませますよね。この絵本はその想像力を伸ばすのに良さそうです。
佐藤メバル
そう、だから女の子だけでなく、男の子にも楽しめる。同じく空想絵本の『うんこしりとり』(tuperatupera)とは違い、こちらは女の子の日常をベースにしたナンセンスな空想が魅力。
読み聞かせに使うなら、少しテンション高めに読むと、子どももノリノリになるよ。

まゆとおおきなケーキ やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)
富安陽子 著|福音館書店
¥1,100(税込)
富安陽子が描く、やまんばの娘まゆが怪力と俊足を駆使して巨大ケーキを作る物語。巨大な雲を追いかけながらケーキの種を運ぶ姿が痛快。同じくやまんばの絵本『まゆとおに』(同シリーズ)に比べ、こちらはパーティーの企画・実行という目的が明確で、みんなを喜ばせるまゆの優しさが伝わる。
こんな人におすすめ
3~6歳の元気な子どもに、困難を力と知恵で乗り越える楽しさを教えたい保護者や、春パーティーの季節に読みたい家庭に。
良い点
- 主人公まゆのパワフルさが魅力
- 巨大ケーキのビジュアルが楽しい
- 春の季節感が味わえる
気になる点
- 怪力設定が現実離れ
- 雲を追いかける展開がじれったい
- シリーズを読んでいないと背景がわからない
出版社
福音館書店
発売日
2023年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『まゆとおおきなケーキ』は、やまんばの娘が主人公なんですね。怪力で雲を追い払うって、とてもパワフルな絵本ですね。
佐藤メバル
そう、まゆはとにかくパワフルで、太陽の熱でケーキを膨らませようとするんだけど、雲が邪魔をする。そこでまゆはケーキの種を抱えて雲のいない場所へ猛ダッシュする。
子どもはまゆの勇敢な姿に「がんばれ!」と声援を送りたくなるんだ。
橘ナナミ
最後はみんなでケーキを食べるんですね。春パーティーっていう設定も楽しいです。
佐藤メバル
春の自然たっぷりの山の中で、動物たちと一緒に作る巨大ケーキは圧巻だ。富安陽子の文章はリズミカルで、読み聞かせにぴったり。
同じシリーズの『まゆとおに』もおすすめだけど、この作品は春の特別感があるから、イースターや花見の季節にも読みたい一冊だね。

ふたごのたこたこウィンナー
林木林 著|ひさかたチャイルド
¥1,320(税込)
林木林による、双子のたこウィンナーがお皿から逃げ出し、かくれんぼするユーモア絵本。トマトの中に隠れたり、ハンカチの模様に溶け込んだり、探し絵としても楽しめる。言葉遊びも随所に散りばめられ、読めば読むほど新しい発見がある。同名の料理をモチーフにした点がユニークで、同じく食べ物の逃走を描く『おべんとうばこのうた』(さいとうしのぶ)とは対照的。
こんな人におすすめ
2~5歳の子どもに、観察力と言葉遊びを楽しみたい保護者に。食卓でたこウィンナーが出たときに読むと盛り上がる。
良い点
- 探し絵として繰り返し楽しめる
- 言葉遊びが秀逸
- 食べ物がテーマで親しみやすい
気になる点
- ストーリーよりもゲーム要素が強い
- たこウィンナーを知らない子には難しい
- ページ数が少ない
出版社
ひさかたチャイルド
発売日
2014年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ふたごのたこたこウィンナー』って、タイトルがもう可愛いです。双子のたこウィンナーが逃げるお話なんですね。
佐藤メバル
そう、お皿から逃げ出した双子のたこウィンナーが、家の中のいろんな場所に隠れるんだ。例えばトマトの中に紛れたり、チューリップ模様のハンカチの上でじっとしていたり。
見つけるのがなかなか難しくて、親子で「どこどこ?」と探すのが楽しい。
橘ナナミ
探し絵と物語が一緒になっているんですね。しかも言葉遊びもあって、何度も読めそう。
佐藤メバル
その通り。同じ林木林の作品に『くっついた』とは違い、こちらは謎解き要素が強い。でも難しいわけじゃないから、2歳くらいから楽しめる。
たこウィンナーを見ると、子どもが「逃げてる!」と言い出すこと請け合いだ。
各サービスの詳細比較と口コミ
橘ナナミ
実際の口コミって、どこを見ればいいんですか?
佐藤メバル
AmazonのレビューやSNS、ブログが参考になるね。例えば『ベビーブック』は「付録が充実していて子どもが大喜び」という声が多い一方、「付録が多すぎて片付けが大変」という声も。『こどもかいぎ』は「子どもが会話に参加するようになった」という良い口コミがあるけど、届くまでに時間がかかったという意見も。大事なのは複数の声を見比べること。サービスによっては、公式サイトで実際の購読者の声を載せているから、それもチェックしよう。
橘ナナミ
カスタマーサポートの品質も気になります。解約や入れ替えがスムーズかどうか。
佐藤メバル
そこは実際に問い合わせてみるのが一番。メール対応が早いか、電話対応の時間帯はどうか。中には「解約しようとしたら手続きが面倒だった」という口コミもある。僕が書店員時代にも、定期購読のサポートに困っているお客さんがいてね。事前に「解約はいつでもできるか」「手数料はかからないか」を確認しておくといい。
絵本の品質と衛生面
橘ナナミ
中古絵本のサブスクって、新品と比べてやっぱり品質が気になります。
佐藤メバル
中古サービスは価格が安い反面、絵本の状態にばらつきがある。『はらぺこあおむし』のように穴あきしかけがある本は、中古だと破れていることも。特に0〜2歳向けは口に入れることもあるから、新品の衛生面を優先した方が無難。でも、3歳以上で「たくさんの本を安く読みたい」というなら、中古のサブスクも選択肢に入る。サービスによっては消毒やクリーニングを徹底しているところもある。
橘ナナミ
ハードカバーとソフトカバーでは読み聞かせに違いがありますか?
佐藤メバル
ハードカバーは丈夫で長持ちするけど、重くて小さい子どもが持ちにくい。ソフトカバーは軽くて扱いやすいが、すぐに折れ跡がつく。定期購読で届く本は、ほとんどがソフトカバーか雑誌の付録絵本だね。でも『ぐりとぐら』のように、もともとハードカバーの名作をソフトカバーで出すこともある。大事なのは「読みやすさ」。特に寝かしつけの読み聞かせでは、片手で持てる軽さが意外と重要。
退会後のフォローと選書の透明性
橘ナナミ
退会した後も読書習慣が続くような工夫ってありますか?
佐藤メバル
サービスによっては、退会時に「おすすめ絵本リスト」を送ってくれたり、過去に届いた絵本のリストを保管できる機能があったりする。でも多くの場合、そこまではケアしてくれない。だからこそ、定期購読中に「絵本を読む楽しさ」を子どもに定着させることが大事。例えば『おつきさまこんばんは』のような、繰り返し読みたくなる本を届けてくれるサービスを選べば、退会後も図書館で同じシリーズを借りたりするきっかけになる。
橘ナナミ
選書を誰がしているか、って重要ですか?
佐藤メバル
とても重要。特に0〜2歳向けは、発達心理学や脳科学の知識がある専門家が選んだ方が安心。例えば『スライムぴぴぴ』は乳幼児行動研究者のアドバイスを受けているし、『ぎゅ』は臨床発達心理士が監修している。一般のバイヤーだけが選んだサービスより、専門家監修の方が信頼性が高い。サービスの紹介ページに「選書ポリシー」が公開されているか、確認する習慣をつけよう。
よくある質問
0歳から始められる絵本の定期購読はどれ?
橘ナナミ
0歳から始められる絵本の定期購読はどれについて教えてください。
佐藤メバル
『ベビーブック』(小学館)や『しましまぐるぐる』シリーズの定期購読は0歳から対応しています。0歳向けのコースを設けているサービスもありますが、多くは1歳からのスタートです。
毎月何冊届くのが理想?多すぎると困る?
橘ナナミ
毎月何冊届くのが理想?多すぎると困るについて教えてください。
佐藤メバル
月1冊だとじっくり読めるが飽きる可能性も。月2〜3冊だとバラエティ豊かですが収納や保管に注意。まずは1冊から試して子どもの反応を見るのがおすすめです。
届いた絵本が手持ちと被ったらどうなる?
橘ナナミ
届いた絵本が手持ちと被ったらどうなるについて教えてください。
佐藤メバル
多くのサービスでは入れ替え(別の本に交換)が可能ですが、対応はサービスによります。事前に「重複時交換ポリシー」を確認しましょう。中古サブスクでは選べない場合もあります。
解約はいつでもできる?手数料はかかる?
橘ナナミ
解約はいつでもできる?手数料はかかるについて教えてください。
佐藤メバル
ほとんどのサービスは月単位の契約で、いつでも解約可能です。ただし解約手数料がかかる場合や、最低契約期間(例:3ヶ月)を設けているサービスもあるので注意。
ギフトとして定期購読を贈れるサービスは?
橘ナナミ
ギフトとして定期購読を贈れるサービスはについて教えてください。
佐藤メバル
『kodomoe』や『ベビーブック』など、雑誌タイプは定期購読のギフト対応をしているものが多いです。また、絵本専門の定期購読サービスでもギフト用のプランがあるので、相手の年齢に合わせて選びましょう。
送料込みの月額料金で一番安いのは?
橘ナナミ
送料込みの月額料金で一番安いのはについて教えてください。
佐藤メバル
雑誌タイプの『ベビーブック』(約750円)や『kodomoe』(約750円)は送料込みでリーズナブル。ただし付録の有無や本の種類が異なるので、内容と価格のバランスを比較することが大切です。
中古絵本のサブスクは新品と比べてどう?
橘ナナミ
中古絵本のサブスクは新品と比べてどうについて教えてください。
佐藤メバル
価格は安いが、本の状態にバラつきがあり、特にしかけ絵本は破損リスク。0〜2歳は衛生面や耐久性から新品をおすすめします。3歳以上なら中古でも十分楽しめます。
兄弟で同じサービスを利用するとお得になる?
橘ナナミ
兄弟で同じサービスを利用するとお得になるについて教えてください。
佐藤メバル
兄弟割引を導入しているサービスもあります(例:2人目半額など)。ただし、同じ本が届く場合も。別々のコースを選べるか、同じ本を共有できるかを確認しましょう。
まとめ
橘ナナミ
たくさん種類があって迷いますね。でも目的や年齢を明確にすれば、自分に合ったサービスが見つかりそうです。
佐藤メバル
そうだね。最初は気軽に始められる月1冊のコースを試してみて、子どもが気に入ったら増やすのがいい。プレゼント目的なら相手の子どもの年齢を確認し、読み聞かせ習慣を重視するなら親の負担も考慮しよう。
橘ナナミ
ちなみに佐藤さん、もし自分に子どもができたら、まずどのサービスを選びますか?
佐藤メバル
僕ならまず『ベビーブック』か『kodomoe』のような雑誌タイプかな。理由は、毎月届く楽しみと付録のバリエーション、そして価格の安さ。でも0歳なら『しましまぐるぐる』や『ぎゅ』のような専門家監修のファーストブックを別に買い足すと思う。定期購読はあくまで“入口”。大事なのは、親子で絵本を楽しむ時間そのものだ。
橘ナナミ
そう思うと、絵本の定期購読って、まるで毎月届く小さな宝物みたいですね。子どもも親もワクワクできて、読み終わった本が家の本棚で成長を見守ってくれる。そんな素敵な仕組みだと思います。
佐藤メバル
言い得て妙だね。まるで「毎月届く知恵の種」をまくようなもの。その種が、子ども自身の豊かな想像力と読書習慣に育っていくんだ。








