エディトリアルデザインの本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年8月
橘ナナミ
佐藤さん、エディトリアルデザインの本って本当にたくさんありますよね。デザイン未経験の私でも、ちゃんと学べる本ってあるんですか?
佐藤メバル
もちろんあるよ。むしろ、エディトリアルデザインは基礎から積み上げやすい分野なんだ。まずは「何のためにデザインを学ぶのか」を明確にすると、選ぶべき本が見えてくる。
橘ナナミ
なるほど!私は雑誌や書籍のレイアウトに興味があるんですけど、いきなり高度な本は難しそうで…。
佐藤メバル
それなら基礎理論から入るのが安心だね。たとえば『ノンデザイナーズ・デザインブック』は近接・整列・反復・コントラストの4原則を、具体例で学べる初心者の定番だ。ただ、エディトリアルに特化するなら『7日間でマスターする レイアウト基礎講座』もおすすめ。版面率やジャンプ率など、ページデザインの概念を日割りで習得できる。
橘ナナミ
そういう理論書と、実例がいっぱいの本ってどう使い分ければいいですか?
佐藤メバル
理論で型を覚えたら、次は実例で引き出しを増やすといいよ。『魅せるデザイン、語るレイアウト。』は650点もの実例が載っていて、現場の考え方が学べる。『あるあるレイアウト』はグレーレイアウト付きで、真似しながら覚えられるから実践的だ。
エディトリアルデザインの本の選び方
目的別:基礎学習/技法習得/アイデア収集/歴史理解
橘ナナミ
目的別に本を選ぶ、というのは具体的にどういうことですか?
佐藤メバル
たとえば基礎学習なら『ノンデザイナーズ・デザインブック』や『7日間でマスターするレイアウト基礎講座』。技法習得なら『プラクティスインデザイン』のように実際に手を動かす本や、『デザインのネタ帳』で文字の加工テクニックを学ぶ。アイデア収集には『デザインの仕事 vol.01』や『美しいブックデザイン』のような作品集。歴史を理解したいなら『タイポグラフィ・トゥデイ』や『エディトリアル技術教本』が、デザインの文脈を教えてくれるよ。
レベル別:初心者/中級者/上級者
橘ナナミ
初心者から上級者まで、レベルに合わせた本ってどう見分ければいいですか?
佐藤メバル
初心者には理論が易しく、図解が多い本が向く。『レイアウトデザイン見本帳』や『あるあるレイアウト』はビジュアル中心で入りやすい。中級者は実務に近い内容を求めるだろう。『魅せるデザイン、語るレイアウト。』や『雑誌デザインの組み方 ハンドブック』は、現場の制約をどうクリアするかが学べる。上級者は『タイポグラフィ・ハンドブック』のような専門書や、『美しいブックデザイン』でプロの思考を追体験するといい。
形式別:教科書/事例集/ワークブック/作品集
橘ナナミ
形式の違いって、どう選べばいいんですか?
佐藤メバル
理論を体系的に学びたいなら教科書型。『DTP 印刷 デザインの基本』は制作工程全体を網羅している。事例集は『デザイン基礎講座レイアウト&タイポグラフィ』がバランス良い。ワークブック型は『プラクティスインデザイン』が代表的で、InDesignの操作を実習を通じて覚えられる。作品集は『タイポグラフィex. パート1』や『タイポグラフィ09 美しい本と組版』が、美しい作例を提供してくれる。
領域別:印刷物/デジタル/両対応
橘ナナミ
電子書籍やWebのデザインも学びたいんですけど、そういう本はありますか?
佐藤メバル
あるよ。『これからのメディアをつくる編集デザイン』は、協働によるメディア制作をテーマにしていて、デジタルとアナログの両方に応用できる考え方を学べる。『DTP 印刷 デザインの基本』もデジタルデータの二次利用法や電子書籍について触れている。純粋にデジタルエディトリアルに特化した本はまだ少ないけど、紙のデザイン原理は応用が効くから、まずは印刷物の基礎を固めるのが近道だよ。
予算別:2,000円前後/3,000円前後/5,000円以上
橘ナナミ
予算によって選ぶべき本って変わりますか?
佐藤メバル
もちろん。2,000円前後なら『7日間でマスターする レイアウト基礎講座』や『雑誌デザインの組み方 ハンドブック』がコスパ最高。3,000円前後なら『レイアウトデザイン見本帳』や『魅せるデザイン、語るレイアウト。』が充実している。5,000円を超える専門書は『タイポグラフィ・ハンドブック』や『エディトリアル技術教本』で、情報量と造本の質が段違い。ただし、高価な本が必ずしも初心者向けとは限らないので、レベルと照らし合わせて選んでほしい。
出版年別:古典/定番/最新
橘ナナミ
出版年が古い本って、今でも役立つんですか?
佐藤メバル
基礎理論や歴史的な文脈を学ぶなら、古典にも価値がある。『タイポグラフィ・トゥデイ』は1980年刊行の名著の増補版で、モダン・タイポグラフィのエッセンスが詰まっている。2000年代の定番としては『ノンデザイナーズ・デザインブック』が今なお売れ続けている。最新の2016年以降の本は、DTPやデジタル環境の変化に対応しているので、実務に直結する情報が必要なら新しいものを選ぶといい。
エディトリアルデザインの本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
エディトリアルデザインの本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

DTP 印刷 デザインの基本 (玄光社MOOK)
柳田寛之 著|玄光社
¥2,860(税込)
グラフィックやエディトリアルの現場で求められるのはクリエイティブよりも基礎技術。本書は書体選択、文字組、写真配置、配色など印刷物制作の全工程をグラフィカルに解説。他の入門書と違い、コスト軽減やトラブルシューティングまで実務視点でカバー。編集者にもデザイナーにも役立つ実践的ノウハウが詰まった一冊。
こんな人におすすめ
印刷・DTPの基礎を一通り学びたい編集者やデザイナー初心者。また、コスト管理やトラブル対応にも強くなりたい現場の中堅にもおすすめ。
良い点
- 工程別で体系的な学習が可能
- コスト軽減の実務知識もカバー
- トラブル事例が豊富で実践的
気になる点
- ページ数が多く情報過多に感じる
- 特定アプリの操作解説は少ない
出版社
玄光社
発売日
2011年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
DTPって聞くと難しそうですが、この本は現場の基礎が全部載ってるんですね。特にコスト軽減の話が気になります。
佐藤メバル
そう、その通り。本書は『クリエイティブ』より『コミュニケーションのための基礎』に重きを置いていて、書体選びから印刷のトラブルまで実務で即役立つ内容。
私もバイヤー時代に印刷所とのやりとりで何度も助けられました。
橘ナナミ
なるほど!基礎をしっかり押さえたい人にはうってつけですね。でも初心者にはちょっとボリュームがありそう…。
佐藤メバル
なので最初から全部読もうとせず、必要な章だけ拾い読みしてもいい。例えば『文字組みのきほん』だけ読むだけでも、手を動かす前に知っておくと後々効きますよ。

エディトリアルデザイン事始: 編集制作のための造本科学
松本八郎 著|朗文堂
¥2,136(税込)
新聞・雑誌・書籍の編集技法を、写真や図表の視覚的整理に焦点を当てて解説。松本八郎氏による、造本科学的アプローチが特徴で、単なるデザインハウツーではなく、編集者とデザイナーの共通言語を提供する。タイポグラフィやレイアウトの前に、情報をどう構造化するかを学べる稀有な一冊。
こんな人におすすめ
編集者やデザイナーが情報設計の基礎を学びたいとき。特に、写真や図表を効果的に配置する方法を知りたい人に最適。
良い点
- 造本科学の観点で編集技法を解説
- 情報の視覚的整理に特化
- 編集者とデザイナーの橋渡しになる
気になる点
- やや学術的で実例が少ない
- 対象がプロ向けで初心者には難しい
出版社
朗文堂
発売日
1989年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
編集技法を造本科学から学ぶってどんな感じなんですか?ちょっと難しそう…
佐藤メバル
確かにタイトルは硬いけど、中身は写真や図表をどうページに配置するかという具体的な話。松本八郎さんは、ページを『情報の器』と捉えて、読者が自然に情報をたどれる設計を教えてくれます。
橘ナナミ
あ、それってレイアウトの前段階の話ですね。私もよく情報をどう整理するかで悩むので、その視点は役立ちそうです。
佐藤メバル
そうそう。例えば同じ写真でも、配置やサイズで伝わり方が全然変わる。本書はそうした『視覚的な文法』を体系的に教えてくれる稀有な一冊です。

1・2色でみせるエディトリアルデザイン: 少ない色数で効果的にレイアウトされた実例集
PIEBooks 著|ピエ・ブックス
1色・2色という制約の中で効果的なレイアウトを実現する実例を150ページに凝縮。PIE Booksの実例集は、限られた色数でも印象的なデザインが可能であることを示す。カラーページのコストを抑えたいクライアントや、シンプルながら洗練された表現を目指すデザイナーに最適。
こんな人におすすめ
予算や媒体の制約で色数を減らしたいデザイナー。また、モノクロや2色刷りのチラシ・パンフレットを効果的に作りたい人に。
良い点
- 実例が豊富で参考になる
- 限られた色数でも表現力が身につく
- コスト削減に直結するノウハウ
気になる点
- 1・2色限定でカラー作品には不向き
- 紙面の都合で解説がやや簡潔
出版社
ピエ・ブックス
発売日
2007年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
雑誌やチラシで予算の都合で色数を減らさなきゃいけないとき、どうすればいいか悩みます。この本はまさにその悩みを解決してくれそうですね。
佐藤メバル
その通り。カラーだと華やかだけど、実は1色や2色でも印象的なデザインは十分可能。本書は実際の作品例を通して、色数の少なさをアイデアでカバーする方法を教えてくれる。
橘ナナミ
例えばどんな工夫があるんですか?
佐藤メバル
例えば背景の使い方や、線と塗りの使い分け、白抜きの活用など。制約があるからこそ発想が冴えるんです。見ているだけで制作意欲が湧いてくる一冊です。

レイアウトデザイン見本帖 雑誌編
レイアウトデザイン研究会 著|桐原書店
¥2,920(税込)
雑誌編集に特化したレイアウト見本帖で、さまざまなジャンルの実例を217ページにわたって収録。著者の「レイアウトデザイン研究会」による分析は、写真の配置、文字組み、段組みなど現場で必要な技術を網羅。似た書籍より具体例が多く、初心者から中堅デザイナーまで参考になる。
こんな人におすすめ
雑誌のレイアウトに悩むデザイナーや編集者。特に、実際の誌面を使ったケーススタディを欲しい人に。
良い点
- 実例が豊富で具体的
- ジャンル別に分類されていて便利
- 基礎から応用までカバー
気になる点
- 紙面がやや古い可能性がある
- 理論解説は少なめ
出版社
桐原書店
発売日
2000年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
雑誌のレイアウトって本当にバリエーションが多くて、どうやって学べばいいか迷ってました。この本は実例がたくさんあるんですね。
佐藤メバル
そう。例えばファッション誌、情報誌、専門誌などジャンルごとにレイアウトの傾向が違うんだけど、本書はそれをまとめて見比べられるのが強み。
一つ一つの実例に簡単な解説もついていて、なぜそのレイアウトが効果的なのかが理解できる。
橘ナナミ
見比べられるのは勉強になりそうです!同じ情報でも配置一つで印象が変わるのが分かると面白そうです。
佐藤メバル
そうなんです。私もバイヤー時代に本書を参考に、誌面の魅力を伝えるポップの配置を工夫したことがあります。
実際のビフォーアフターがあるわけじゃないけど、理論を知っていると応用が利くんですよね。

プラクティスインデザイン -エディトリアルデザイナーを目指す人のためのDTP基礎実習
大山記糸夫 著|アルタルボス
InDesignを使ったDTPを実践的に学べる入門書。中綴じカタログと上製本の2種類の実習を通じて、本の構造や制作工程を理解できる。編集者やデザイナー志望者が、実際に手を動かしながら文字組やデータ入稿を学べる点が他書と一線を画す。96ページとコンパクトながら、実務の流れがわかる。
こんな人におすすめ
InDesignは使えるけど、本作りを体系的に学びたい人。編集者や印刷会社の新人にもおすすめ。
良い点
- 実習形式で理解が深まる
- 2種類の製本様式を体験
- 実務の流れがわかる
気になる点
- InDesignの基本操作は別途必要
- ページ数が少なく応用には物足りない
出版社
アルタルボス
発売日
2008年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
私、InDesignはちょっと触ったことあるんですが、実際に本を作るとなると何から始めればいいかわからなくて。この本は実習形式なんですね。
佐藤メバル
はい。この本は学校案内書と旅行記という具体的なプロジェクトをこなしながら、データの作り方から入稿までを学べます。
ただ、InDesignの基本操作がある程度わかっていることが前提なので、初めての人はまず操作に慣れてから取り組むといいでしょう。
橘ナナミ
なるほど。手を動かしながら学ぶのが一番身につきますよね。でも中綴じと上製本ってどう違うんですか?
佐藤メバル
中綴じはホチキスで綴じる簡易製本で、ページ数が少ないカタログ向き。上製本はハードカバーで、耐久性が必要な本に使われます。
この本では両方を経験できるので、製本の違いも体感できますね。

エディトリアル技術教本(改訂新版)
板谷成雄 著|オーム社
¥3,520(税込)
2008年の初版から15年、改訂新版で電子書籍関連情報など最新の編集技術を反映。編集のワークフローからDTP、印刷・製本までを歴史的流れとともに総合的に解説。デザイン偏重の最近の書籍とは一線を画し、編集者としての基礎教養を身につけたい人に最適。184ページで内容が濃密。
こんな人におすすめ
編集者や制作担当者が編集技術の全体像を把握したいとき。また、印刷・製本の基礎から最新動向まで学びたい人に。
良い点
- 体系的で網羅性が高い
- 改訂で最新情報に対応
- 歴史的な文脈も理解できる
気になる点
- 初心者には情報量が多い
- 実践的なハウツーは少なめ
出版社
オーム社
発売日
2024年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、15年も前の初版が改訂されたっていうのは、それだけ価値があるってことですよね?
佐藤メバル
まったくその通り。初版は編集技術のバイブルとして長く親しまれてきた。新版では電子書籍の流れやDTPの進化を取り入れつつ、普遍的な編集の考え方はそのまま。
編集者を目指すなら、一度は目を通しておきたい一冊です。
橘ナナミ
でも「体系的」というと、なんだか難しそうですね。私はまだ実務経験がないので不安です。
佐藤メバル
大丈夫。本書は教科書のように書かれているけど、各章が独立しているから気になる部分から読める。例えば印刷工程だけ知りたいときはその章だけ読めばOK。
私はバイヤー時代にこの本を参考に、出版社との打ち合わせで用語を確認したものです。

魅せるデザイン、語るレイアウト。: プロの実例から学ぶエディトリアルデザインの基礎
アレフゼロ 著|エムディエヌコーポレーション
¥3,837(税込)
雑誌『an・an』『クロワッサン』などのアートディレクションを手がけた著者が、650点の実例とともにレイアウトの方法論を解説。教科書にはない現場ならではのノウハウが満載。制約の中で素材を料理するプロの思考が学べる。他の実例集より解説が深く、なぜそのレイアウトが効果的なのかが理解できる。
こんな人におすすめ
実務でレイアウトを改善したいデザイナー。特に、雑誌や書籍の紙面作りに関わる中級者以上におすすめ。
良い点
- 実例数が圧倒的
- プロの思考プロセスが学べる
- 制約の中での工夫が満載
気になる点
- 初心者にはハードルが高い
- 価格がやや高め
出版社
エムディエヌコーポレーション
発売日
2005年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
650点もの実例があると、眺めているだけでも勉強になりそうですね。でも、値段がちょっと高いなぁ…
佐藤メバル
確かに価格は張るけど、内容はそれだけの価値がある。著者のアレフゼロさんは、雑誌の黄金期を知るベテランで、各実例には時間とページ空間の中でどう決断したかが書かれている。
この本を一冊持っていれば、レイアウトの引き出しが確実に増える。
橘ナナミ
時間とページ空間の制約…確かに現場ではすぐに決めなきゃいけないですもんね。そうしたリアルな判断基準が学べるのは貴重です。
佐藤メバル
そう。『魅せる』と『語る』のバランスが大事だと本書は教えてくれる。単に見た目がきれいなだけでなく、情報をどう伝えるか。そこに重点を置いた実践書です。

7日間でマスターする レイアウト基礎講座 (デザイン ビギナー シリーズ)
内田広由紀 著|視覚デザイン研究所
¥2,200(税込)
レイアウトをセンスではなく技術として学べる初心者向け講座。第1部で様式効果、ジャンプ率、版面率などの基本概念を、第2部で実際の形を整えるテクニックを7日間のカリキュラムで解説。図解が豊富で、理論を無理なく吸収できる。他の入門書より体系的で、短期間で基礎を固めたい人に最適。
こんな人におすすめ
レイアウトに自信がない初心者。独学で始める人や、デザインの基礎を短期間で身につけたい社会人に。
良い点
- 短期間で基礎が学べる
- 図解がわかりやすい
- 理論と実践のバランスが良い
気になる点
- アドバンストな内容はカバーしていない
- 7日間という区切りが厳しい人も
出版社
視覚デザイン研究所
発売日
1998年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
7日間でマスターできるっていう言葉に惹かれます。レイアウトってセンスだと思ってたんですが、技術なんですね。
佐藤メバル
その通り、レイアウトはセンスではなく知識とルールで作れる。この本は版面率やジャンプ率といった指標をわかりやすく図解していて、初心者がつまずきがちなポイントを丁寧に教えてくれる。
私も新人の頃にこの本で基礎を叩き込まれました。
橘ナナミ
じゃあ、私のような初心者でも7日間でなんとかなるでしょうか?
佐藤メバル
きちんと毎日一章ずつ読めば、7日後には見る目が確実に変わるはずです。もちろんすぐにプロにはなれないけど、自分でレイアウトをするための土台ができますよ。
![ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]](https://img.shelf-y.com/items/4435.jpg)
ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]
RobinWilliams 著|マイナビ出版
¥2,398(税込)
デザインの4つの基本原則(近接・整列・反復・コントラスト)を提唱した名著の第4版。初心者でもわかりやすい例と悪い例の比較で、なぜそのデザインが良いのかが理解できる。日本語版では日本語組版への応用も追加。18年売れ続けるロングセラーで、デザイン学習の定番。
こんな人におすすめ
デザインの専門教育を受けていないが資料作りが必要な人。営業資料、プレゼン、チラシなどを自分で作るビジネスパーソンに最適。
良い点
- 4原則が覚えやすく実用的
- 例示が豊富で理解しやすい
- 日本語版の追加項目が充実
気になる点
- プロのデザイナーには基本的すぎる
- アプリ操作の解説はない
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、デザイン学校に行っていない私でも理解できるんでしょうか?よく名前は聞くんですけど。
佐藤メバル
もちろん。この本はまさにノンデザイナー向けに書かれていて、近接・整列・反復・コントラストの4原則を覚えるだけで、作るものがぐっとプロっぽくなる。
私も書店員時代にチラシを作るとき、この原則を意識してから見違えるようになりました。
橘ナナミ
4つの原則だけなら覚えられそうです!でも、日本語のデザインにも応用できるんですか?
佐藤メバル
第4版では日本語組版への応用例が追加されているので安心。例えば日本語の名刺やフライヤーでどう原則を適用するかが具体的に載っています。まさにデザインの入門書として最適です。

レイアウトデザイン見本帳 レイアウトの意味と効果が学べるガイドブック
関口裕 著|エムディエヌコーポレーション
¥2,750(税込)
レイアウトの心理的効果や意味を解説する、実例と図解満載のガイドブック。第1章でレイアウトの意義、第2章で基本知識、第3章で実例とその効果を説明。見る人に与える心理的な影響まで踏み込んでいる点が他の見本帳と一線を画す。レイアウトの原理原則からしっかり学びたい人に。
こんな人におすすめ
レイアウトデザインの理論的背景を知りたい人。デザイン初心者から経験者の復習まで幅広く。
良い点
- 心理効果まで解説して深い
- 実例と図解が豊富
- 理論と実践のバランスが良い
気になる点
- 解説がやや学術的
- 実例のバリエーションがもう少し欲しい
出版社
エムディエヌコーポレーション
発売日
2017年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
レイアウトの見本帳ってたくさんありますけど、この本は『意味と効果』にこだわっているんですね。
佐藤メバル
そう、ただ「こういうレイアウトがあります」ではなく、なぜそれが有効なのかを心理的な視点から解説している。
例えば、余白が与える安心感とか、視線誘導の仕組みとか。そういう背景を知ると、自分でレイアウトを考えるときの応用力が違ってくるんです。
橘ナナミ
なるほど、理由がわかれば自信を持って使えますね。初心者でも読めますか?
佐藤メバル
最初の章でレイアウトの基本を丁寧に解説しているので、初心者でも大丈夫。ただ、ある程度デザインに触れたことがある人の方がより深く理解できるかもしれません。

デザインの仕事 vol.01 まるごと一冊 デザイン & レイアウトの見本帳 (インプレスムック デザインの仕事 vol. 1)
MdN編集部 著|エムディエヌコーポレーション
¥2,710(税込)
デザイナー向け情報誌『デザインの仕事』の特集号で、写真・文字組み・図版・配色の見本を211点収録。実例を細かく分類し、トップアートディレクターのインタビューも掲載。現場で使える具体的なテクニックが満載。他の見本帳より実践的で、目的別にすぐに参照できる。
こんな人におすすめ
デザインの引き出しを増やしたい中級デザイナー。特定のレイアウトパターンを知りたいときに辞典的に使える。
良い点
- 実例が最新で質が高い
- 目的別に分類されていて使いやすい
- インタビューでプロの思考が学べる
気になる点
- 解説は簡潔で理論が少ない
- 比較的ページ数が少ない
出版社
エムディエヌコーポレーション
発売日
2012年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
211点もの実例があると、自分の作りたいイメージに合ったものを見つけられそうです。でも、この本はどちらかというと中級者向けですか?
佐藤メバル
そうですね。基本的な知識がある人にとっては、具体的なパターンがたくさん載っていて宝の山です。初心者には少し難しいかもしれませんが、逆に『こんなレイアウトもあるんだ』と刺激になると思います。
特に各実例のカテゴリ分けが丁寧で、『段組みの少ないゆったりレイアウト』とか『シンメトリーで安定感』とか、目的に合わせてすぐに該当ページが探せます。
橘ナナミ
それは便利!デザインに行き詰まったときにパラパラめくるだけでアイデアが湧いてきそうです。
佐藤メバル
まさにそういう使い方がおすすめ。机の上に置いておいて、困ったときに開くと、プロの作例がヒントを与えてくれます。

雑誌デザインの組み方 ハンドブック: ビフォア→アフター形式で分かりやすい!
大内エキオ 著|誠文堂新光社
¥1,980(税込)
雑誌デザインのレイアウトに特化し、ビフォア→アフター形式で改善点を明確に示す。幅広いジャンルのリアルな事例を通じて、情報整理や制約のクリアの仕方を学べる。他のハウツー本より実践的で、単なる理論ではなく、具体的な修正ポイントがわかるのが魅力。
こんな人におすすめ
雑誌デザインの現場で即戦力になりたいデザイナー。自分のレイアウトの弱点を発見したい人にも。
良い点
- ビフォア→アフターで比較しやすい
- 具体的な改善点が明確
- ジャンルが幅広い
気になる点
- 初心者には前提知識が必要
- 理論の解説は少なめ
出版社
誠文堂新光社
発売日
2013年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ビフォア→アフター形式って、どこが悪かったのかが一目でわかっていいですね。でも、この本はある程度デザインができる人向けですか?
佐藤メバル
そうですね。基本的なレイアウト用語を知っている中級者以上が対象だと思います。ただ、ビフォアとアフターを見比べるだけで、『ここを直すと見やすくなる』という感覚は掴めるはず。まさに現場のノウハウが詰まっています。
橘ナナミ
私はまだ経験が浅いので、まずは基本の本を読んでから挑戦した方が良さそうですね。
佐藤メバル
そうですね。例えば『レイアウト基礎講座』などで基礎を固めてから本書を読むと、ビフォア→アフターの意味がより深く理解できると思います。

レイアウトデザイン: レイアウト基本マニュアル (常用デザインシリーズ)
南雲治嘉 著|グラフィック社
¥2,710(税込)
レイアウトの基本を127ページに凝縮したマニュアル。南雲治嘉氏によるシリーズの一冊で、グリッドシステム、配色、タイポグラフィなど基礎を図解で解説。コンパクトながら必要十分な内容で、初心者が最初に手に取る入門書として最適。他のボリュームのある本より手軽に読める。
こんな人におすすめ
デザイン初心者がレイアウトの全体像を短時間で把握したいとき。また、手軽に参照できるコンパクトな教科書を求める学生にも。
良い点
- コンパクトで持ち運びやすい
- 図解が多くわかりやすい
- 基本を網羅している
気になる点
- 発行がやや古い可能性
- 応用的な内容には触れていない
出版社
グラフィック社
発売日
2009年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
127ページとコンパクトで、通勤中にも読めそうですね。初心者にも取り組みやすいでしょうか?
佐藤メバル
はい、この本はまさにデザイン初心者向け。レイアウトの基本用語から、グリッドや配色の考え方まで、図を使って丁寧に説明しています。
一冊通して読むのにそれほど時間がかからないので、最初の一冊としておすすめです。
橘ナナミ
でも、ちょっと古いかもしれないですよね。それでも大丈夫ですか?
佐藤メバル
レイアウトの基本は時代が変わっても変わらない部分が多いです。もちろん最新のトレンドは別の本で補う必要がありますが、基礎を固めるには十分価値があります。
私も書店員時代によく初心者におすすめしていました。

あるあるレイアウト すぐに使えて素敵に仕上がるデザインカタログ集
ingectar-e 著|インプレス(MdN)
『あるあるデザイン』シリーズのレイアウト版。完成デザインとグレーレイアウトをセットで紹介し、そのまま真似して使える。手法を『あるあるフレーズ』で覚えられるので、初心者でも直感的に理解できる。付属のグレーデータはダウンロード可能で、実務にすぐ活用できる点が他のカタログと一線を画す。
こんな人におすすめ
デザインの引き出しを増やしたい初心者~中級者。特に、ラフ案を素早く作りたい現場のデザイナーに便利。
良い点
- グレーレイアウトがダウンロード可
- あるあるフレーズで覚えやすい
- すぐに実務で使える
気になる点
- 理論的な解説は少ない
- カタログ的で深い理解には不向き
出版社
インプレス(MdN)
発売日
2021年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『あるある』って言葉が気軽で親しみやすいですね。グレーレイアウトがダウンロードできるのも実践的です。
佐藤メバル
そうなんです。『余白で印象強く』とか『対比でメリハリ』といったフレーズで覚えられるので、言葉で引き出しを整理できる。
実際にグレー状態のデータをダウンロードして、自分の写真やテキストを入れて使えるのも大きな魅力。
橘ナナミ
私はよくレイアウトのアイデアが浮かばなくて悩むので、この本をパラパラ見ながらラフを描くのに良さそうです。
佐藤メバル
まさにそういう使い方に最適。行き詰ったときに開くと、『あ、このパターン使えるかも』というヒントがたくさん見つかりますよ。

デザインのネタ帳 プロ並みに飾る文字デザイン Illustrator+Photoshop
mito 著|インプレス(MdN)
IllustratorとPhotoshopを使った文字デザインのテクニックを、7人のプロが実際の作例で解説。おしゃれ、クール、ナチュラル、ポップなど5つのテイストに分けて、すぐに使える手法を紹介。サンプルデータがダウンロードできるので、手を動かしながら学べる。文字組みや書体選びだけでなく、文字そのものをビジュアルとして加工するスキルが身につく。
こんな人におすすめ
文字を使ったデザインの幅を広げたいグラフィックデザイナー。特に、ロゴやタイトル文字など見せ文字にこだわりたい人に。
良い点
- 実践的なテクニックが満載
- プロの作例とデータで学べる
- ジャンル別で目的に合わせて選べる
気になる点
- Illustrator・Photoshopの操作知識が必要
- 初心者には難しいテクニックもある
出版社
インプレス(MdN)
発売日
2022年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
文字デザインって奥が深そうですね。この本では具体的にどんなことが学べるんですか?
佐藤メバル
例えば、チョークアート風の文字やネオン管風、電飾立体文字など、見た目にインパクトのある文字の作り方が学べます。
7人のプロがそれぞれの得意分野を披露していて、実践的なテクニックが満載。サンプルデータがダウンロードできるので、実際に手を動かしながら習得できるのが良いですね。
橘ナナミ
それは楽しそう!でも、私はIllustratorとPhotoshopをまだ十分に使いこなせないので、まず基本を勉強してから挑戦しようと思います。
佐藤メバル
その判断は正しい。本書は中級者向けなので、ある程度ソフトを使いこなせるようになってから読むと、より効果的です。
まずは基本操作を固めてから取り組んでみてください。

タイポグラフィ・ハンドブック
小泉均 著|研究社
¥4,868(税込)
496ページの大著で、欧文書体と組版のすべてを網羅。著者自ら組版を手がけた本自体が見本。アルファベットの見方から、バイリンガル組版、規格まで、プロフェッショナルに必要な知識が詰まっている。2色刷りで上製・函入りという造本も美しい。他のタイポグラフィ書より圧倒的に詳細で、参照用としても価値が高い。
こんな人におすすめ
欧文タイポグラフィを極めたいデザイナーや編集者。また、和文との組み合わせに悩むプロフェッショナルに。
良い点
- 内容が圧倒的に充実
- 本自体が美しい造本
- バイリンガル組版までカバー
気になる点
- 価格が高い
- 和文タイポグラフィは中心的でない
出版社
研究社
発売日
2012年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、すごく厚いですね!496ページで上製本、しかも函入り。でも値段もそれなりにしますね。
佐藤メバル
その通り。でも本書はまさに『持っていること自体がステータス』になるような一冊です。小泉均さんが長年研究してきた欧文タイポグラフィの集大成で、活字の歴史から最新のデジタル組版まで、プロが知っておくべきことが全て詰まっている。
私はバイヤー時代にこの本を参考に、洋書の書体選びの知識を深めました。
橘ナナミ
プロ向けの内容だとすると、私にはまだ早いかな…でも、バイリンガル組版の章は気になります。海外の本と日本語の本でレイアウトが違うのはなぜですか?
佐藤メバル
良い質問ですね。欧文と和文では文字の構成が根本的に異なります。例えば欧文はアルファベットの組み合わせ、和文は漢字かな混じり。
その違いがレイアウトのルールに大きく影響します。本書の第6章ではその関係と可読性について詳しく解説されていて、両方を扱うデザイナーには必読です。

デザインを学ぶ3 文字とタイポグラフィ
板谷成雄 著|インプレス(MdN)
デザイン教育の標準テキストシリーズの一冊で、文字とタイポグラフィを講義と演習で学べる。文字の成り立ちから和文・欧文の基礎知識まで、理論と技術をバランスよく習得。他の入門書より体系的で、自ら手を動かすことで理解が深まる。初心者に幅広く役立つ。
こんな人におすすめ
デザイン学校の学生や独習者。タイポグラフィの基礎をしっかり身につけたい初心者に最適。
良い点
- 講義と演習の組み合わせが効果的
- 和文・欧文両方カバー
- 視覚的な教材としても優れている
気になる点
- 電子版は固定レイアウトで読みづらい
- やや教科書的で堅い
出版社
インプレス(MdN)
発売日
2013年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は講義と演習があるんですね。実際に手を動かせるのはいいけど、独学でもできるんでしょうか?
佐藤メバル
大丈夫です。各章に演習問題がついていて、自分で考えてデザインすることで理論が身につくようになっています。
例えば、ある書体を使ってポスターを作る課題など、実践的です。専門学校の授業と同じような構成なので、独学でもしっかり学べますよ。
橘ナナミ
それはいいですね。でも電子書籍は固定レイアウトだと見づらいと書いてあります。やっぱり紙の方がいいですか?
佐藤メバル
そうですね、タイポグラフィの本は細かい文字やレイアウトを見ることが多いので、紙の方が圧倒的に見やすいです。
特にこの本はデザインそのものがお手本になるので、紙の書籍をおすすめします。

ふつうのデザイナーのためのタイポグラフィが上手くなる本
加納佑輔 著|翔泳社
¥2,420(税込)
学校では教えてくれない、プロが現場で使っているタイポグラフィのノウハウを伝授。書体選び・文字組み・配置の3つに絞って、実際のデザイン例を挙げて解説。他の理論書より実践的で、文字だけでデザインを魅せる方法が学べる。ビジュアルがなくても文字で勝負したいデザイナーに。
こんな人におすすめ
タイポグラフィに苦手意識があるデザイナー。特に、予算の都合で写真やイラストが使えない場面で役立つ。
良い点
- 現場のノウハウが満載
- 3つのポイントに絞ってわかりやすい
- 実例が豊富で応用しやすい
気になる点
- 初心者には前提知識が必要
- タイポグラフィの基礎理論は少なめ
出版社
翔泳社
発売日
2023年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本は『ふつうのデザイナー』向けとありますが、私みたいな初心者でも大丈夫ですか?
佐藤メバル
ある程度のデザイン経験は必要かもしれませんが、『文字を使ったデザインに困っている』という人なら誰でも役立つ内容です。
例えば、書体選びで迷ったときの基準や、文字組みの細かなルールが具体的に書かれています。特に、同じ書体でも字間を変えるだけで印象が変わる事例は、すぐに実務で使えるでしょう。
橘ナナミ
確かに、私はいつもなんとなく書体を選んでしまって、後悔することが多いです。そういう基準を学べるのは嬉しいです。
佐藤メバル
そうですよね。本書はまさにそうした悩みに応えてくれます。著者の加納佑輔さんは、文字にこだわったデザイン会社を営んでいて、そのノウハウを惜しみなく公開しています。

タイポグラフィの読み方 (新デザインガイド)
小泉均 著|美術出版社
¥3,480(税込)
タイポグラフィの『読み方』に焦点を当て、デザインの見方を変えるガイド。小泉均氏の別の著書で、127ページとコンパクトながら、書体の歴史や組版のルールを読み解く視点を提供。実践よりも理解に重きを置いており、デザインを見る目を養いたい人に最適。他のハウツー本より理論的。
こんな人におすすめ
デザインを鑑賞する目を養いたい人。また、タイポグラフィの歴史や背景に興味がある読者に。
良い点
- デザインの見方が変わる
- コンパクトで読みやすい
- 歴史的視点が学べる
気になる点
- 実践的なスキルは身につかない
- 価格がやや高い
出版社
美術出版社
発売日
2000年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『読み方』というタイトルが気になります。どうやってタイポグラフィを読むんですか?
佐藤メバル
良い質問ですね。本書は、フォントの特徴や組版の効果を『読む』ことで、デザインの意図を理解する方法を教えてくれます。
例えば、ある書体がなぜその場面で選ばれたのか、字間の空け方にどんな意図があるのか。そういう見方を身につけると、自分でデザインするときにも役立ちます。
橘ナナミ
なるほど、分析力が養われるんですね。でも、ちょっとお値段が高いかな…
佐藤メバル
確かに3480円は入門書としては高めですが、ハードカバーで造本もしっかりしています。内容も濃いので、何度も読み返す価値がある一冊だと思います。

タイポグラフィ09 美しい本と組版
グラフィック社編集部 著|グラフィック社
¥2,523(税込)
タイポグラフィシリーズ第9巻の特集は『美しい本と組版』。ブックデザイナーのインタビュー、老舗出版社の組版ルール、InDesign組版の注意点など、現場で役立つ情報が満載。別冊付録の和文書体組見本帖も実用的。他のタイポグラフィ書より実務寄りで、本作りに携わる人に刺さる内容。
こんな人におすすめ
本のデザインや組版に携わる編集者・デザイナー。特に、和文組版のルールを詳しく知りたい人に。
良い点
- 実務的な情報が豊富
- 別冊付録が有用
- インタビューでプロの思考が学べる
気になる点
- シリーズものなので前巻を知らないと不安
- ページ数がやや少ない
出版社
グラフィック社
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、別冊付録の組見本帖が気になります。和文書体があると便利そうです。
佐藤メバル
そう、その付録だけでも価値があります。代表的な和文書体の組見本が小冊子になっていて、実際の文字組みを比較できる。
さらに本編では、老舗出版社が実際に使っている組版ルールが紹介されていて、現場のリアルな基準がわかります。
インタビューも充実していて、ブックデザイナーのこだわりを垣間見れます。
橘ナナミ
私はよく組版ルールに迷うので、老舗出版社のルールは参考になりそうです。でも、シリーズの前の巻を読んでいなくても大丈夫ですか?
佐藤メバル
大丈夫です。各巻は独立したテーマで発行されているので、この巻だけでも十分理解できます。気になったら他の巻も読んでみると、さらに知識が広がりますよ。

タイポグラフィex. パート1
アイデア編集部 著|誠文堂新光社
『アイデア』誌のスペシャルエディションで、タイポグラフィに特化した148ページの特集。具体的な内容が少ない情報だが、80年代~現代のタイポグラフィデザインの名作や潮流がコンパクトにまとめられている可能性が高い。デザイン雑誌の別冊なので、ビジュアルが豊富でインスピレーションを得やすい。他の実用書より視覚的な刺激が強い。
こんな人におすすめ
タイポグラフィのデザインインスピレーションを得たい人。特に、過去の名作を参照したいデザイナーに。
良い点
- ビジュアルが豊富で刺激的
- コンパクトにまとまっている
- 雑誌別冊で気軽に読める
気になる点
- 内容がややマニアック
- 理論やハウツーは少ない
出版社
誠文堂新光社
発売日
2000年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、アイデア別冊なんですね。どういう内容なんですか?
佐藤メバル
具体的な記載が少ないので推測になりますが、『アイデア』誌の別冊ということは、タイポグラフィに関する特集だと思いますね。
過去の名作や先進的な試みをビジュアル中心に紹介しているはずです。デザインの引き出しを増やすには最適な一冊でしょう。
橘ナナミ
ビジュアルが豊富なら、眺めているだけで楽しめそうですね。でも、具体的なテクニックを学びたいなら別の本が必要ですか?
佐藤メバル
そうですね。この本はどちらかというと『見る』ことで感覚を養うタイプです。実際の技術を学ぶなら、同じ著者の実用書と併用するのがいいでしょう。

タイポグラフィ・トゥデイ:増補新装版
ヘルムート・シュミット 著|誠文堂新光社
タイポグラフィの巨匠ヘルムート・シュミットが編んだ不朽の名著の増補新装版。リシツキー、チヒョルト、ルーダー、杉浦康平など、20世紀を代表するデザイナーの作品と論考を収録。モダン・タイポグラフィの精神を現代に伝える歴史的価値の高い一冊。他のタイポグラフィ書よりアカデミックで、デザインの源流を学びたい人に。
こんな人におすすめ
タイポグラフィの歴史と思想に興味があるデザイナーや研究者。また、クラシックなデザインからインスピレーションを得たい人に。
良い点
- 歴史的価値が高い
- 第一級のデザイナー作品を収録
- 論考で深い理解が得られる
気になる点
- 実践的なスキルは学べない
- 価格が高めで入手困難な場合も
出版社
誠文堂新光社
発売日
2015年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本はタイポグラフィの古典なんですね。でも、今のデザインにも役立つんでしょうか?
佐藤メバル
もちろん役立ちます。モダン・タイポグラフィの基礎は今も通用しますし、シュミットが選んだ作品の数々は、時代を超えて私たちにインスピレーションを与えてくれます。
例えば、戦前のパイオニアたちの実験精神は、現代のデジタルデザインにも通じるものがある。歴史を知ることは、自分のデザインの幅を広げるうえでとても重要です。
橘ナナミ
歴史を学ぶのは面白そうですが、私にはまだ早いかな…まずはもっと実用的な本から始めようと思います。
佐藤メバル
それも賢い選択です。入門書である程度知識をつけた後に本書を読むと、その価値がより一層理解できるでしょう。
デザインの深みを知りたいときに手に取る本ですね。

デザイン基礎講座レイアウト&タイポグラフィ
リサ・グラハム 著|ビー・エヌ・エヌ新社
319ページの大著で、レイアウトとタイポグラフィの基礎を総合的に学べる教科書。リサ・グラハムによる翻訳書で、海外のデザイン教育のエッセンスを導入。理論から実践まで幅広くカバーし、図や作例も豊富。他の基礎書よりページ数が多く、じっくり学びたい人に適している。
こんな人におすすめ
デザインの基礎を徹底的に学びたい学生や独学者。特に、海外のデザイン理論にも触れたい人に。
良い点
- 内容が網羅的でボリュームがある
- 海外の視点が参考になる
- 図表や作例が豊富
気になる点
- 翻訳書で少し読みにくい箇所がある
- 和文組版への応用は自分で考える必要がある
出版社
ビー・エヌ・エヌ新社
発売日
2007年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
319ページもあるんですね。ちょっと分厚くて圧倒されそうですけど、その分しっかり学べそう。
佐藤メバル
そうですね。この本はアメリカのデザイン教育で使われている内容を翻訳したもので、レイアウトとタイポグラフィをバランスよく学べます。
理論だけでなく、課題も豊富に載っているので、自己学習にも向いています。
橘ナナミ
海外の本だと、日本語のデザインにそのまま応用できるか不安です。
佐藤メバル
確かに、欧文中心の内容なので和文組版にそのまま使えない部分もあります。しかし、グリッドシステムや視線誘導などの普遍的な原則は共通しています。
日本でデザインする場合も、基本は十分役立ちますよ。

これからのメディアをつくる編集デザイン
フィルムアート社 著|フィルムアート社
¥2,802(税込)
『コラボレーション』『編集』『価値のデザイン』の3要素からなる『編集デザイン』を提唱する新しい教科書。メディアのアマチュアとプロが協働してメディアを作る方法を、事例とともに紹介。水越伸らによる対談も収録。他の実用書より社会的・参加型的な視点が強く、これからのメディア作りを考える人に示唆に富む。
こんな人におすすめ
これからのメディアのあり方を模索する編集者・デザイナー。また、コミュニティメディアや参加型プロジェクトに携わる人に。
良い点
- 新しいメディア論の視点を提供
- コラボレーションのノウハウが学べる
- 事例が豊富で具体的
気になる点
- 伝統的なデザイン技術の解説は少ない
- やや理論的で実践的なスキルは別途必要
出版社
フィルムアート社
発売日
2014年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『編集デザイン』って初めて聞きました。普通のデザインとどう違うんですか?
佐藤メバル
通常のデザインはプロが一方的に制作するイメージですが、編集デザインは作り手と読み手が協働してメディアを作っていく考え方です。
例えば、地域の情報誌を住民参加で作る場合などが当てはまります。本書ではそのための方法論を、具体的な事例を交えて解説しています。
橘ナナミ
なるほど、ソーシャルデザイン的な発想ですね。私もゼミでメディア論を研究しているので、興味がわきました。
佐藤メバル
それならばぴったりの一冊です。水越伸教授をはじめ、第一線の研究者や実践者の知見が詰まっています。メディアを『つくる』という行為を広くとらえたい人におすすめです。

美しいブックデザイン:書体・紙選びから印刷・製本まで、プロフェッショナルの思考と表現に学ぶ Designer's Collection
デザインノート編集部 著|誠文堂新光社
21名(組)のブックデザイナーの作品を600点以上掲載し、用紙や製本情報まで詳細に解説。コンセプトやデザイン意図だけでなく、実際に使われた紙や印刷方法も記載されており、実務に直結する情報が満載。他のブックデザイン集より技術的に詳しく、装丁を仕事にする人にとってはバイブル的な一冊。
こんな人におすすめ
ブックデザインに特化した知識を得たいデザイナー。また、製本や紙選びにこだわりたい編集者にもおすすめ。
良い点
- 掲載点数が圧倒的
- 用紙・印刷情報が実用的
- デザイナー本人の解説が貴重
気になる点
- 電子版では見づらい
- 価格が高めだが質に見合う
出版社
誠文堂新光社
発売日
2024年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
600点以上のブックデザインを一冊で見られるなんて、すごいですね。しかも用紙の種類まで載っているんですか?
佐藤メバル
そうなんです。ただデザインを眺めるだけでなく、表紙やカバーに使われている紙の種類や印刷方式が記載されているので、実際に本を作るときの参考になります。
例えば、マット紙とコート紙で印象がどう変わるか、実際の作品で比較できます。松田行正さんをはじめ、そうそうたるメンバーの作品が一度に見られるのも貴重です。
橘ナナミ
私はまだブックデザインの仕事をしたことはありませんが、将来やってみたいので、この本でいろいろ勉強したいです。でも、値段がちょっと…
佐藤メバル
確かに安くはないけど、内容を考えれば妥当な価格でしょう。図書館で借りるのも手ですが、手元に置いて繰り返し眺める価値のある一冊です。
実際に手に取って紙の質感を確かめることができるのも、紙の本ならではの良さです。
基礎理論をしっかり学ぶ:グリッド・組版・余白
橘ナナミ
グリッドや組版って、やっぱり基本中の基本ですよね。
佐藤メバル
そう。エディトリアルデザインの骨格だ。『エディトリアルデザイン事始』は造本科学の観点から、文字と版面の関係を深く掘り下げている。『デザイン基礎講座レイアウト&タイポグラフィ』は319ページの大著で、グリッドシステムの理論から実践までカバーしている。さらに『レイアウトデザイン: レイアウト基本マニュアル』はコンパクトながら、余白の使い方や視線誘導を体系的に学べる。
橘ナナミ
理論書ってどうしても堅苦しいイメージがあるんですけど…。
佐藤メバル
そんなことはないよ。たとえば『レイアウトデザイン見本品 雑誌編』は実例を中心に理論を解説しているから、イメージしやすい。『1・2色でみせるエディトリアルデザイン』は色数を制限することで、レイアウトそのものの力が際立つ作例集。制約の中でどう表現するか、という考え方が学べる。
タイポグラフィの実践:和文と欧文の両方を押さえる
橘ナナミ
タイポグラフィの本って種類が多くて、どれを選べばいいかわからないです。
佐藤メバル
まず和文・欧文の違いを理解しよう。『タイポグラフィ・ハンドブック』は欧文を中心に、組版の仕組みから書体選びまで網羅。『デザインを学ぶ3 文字とタイポグラフィ』は和文の基礎を講義と演習で習得できる。『ふつうのデザイナーのためのタイポグラフィが上手くなる本』は、現場のプロが実際に使っている書体選びや文字組みのコツを、実例で教えてくれる。
橘ナナミ
もっとクリエイティブな文字デザインを学べる本はありますか?
佐藤メバル
『デザインのネタ帳 プロ並みに飾る文字デザイン』はIllustratorとPhotoshopで作る文字あしらいが満載。『タイポグラフィの読み方』は、作品を「読む」視点を養うのに最適。歴史的な流れを追いたいなら『タイポグラフィex. パート1』や『タイポグラフィ09 美しい本と組版』が、書体の変遷や美しい組版事例を紹介している。
実務に直結する印刷・製本知識
橘ナナミ
デザインだけじゃなく、印刷や製本の知識も必要なんでしょうか?
佐藤メバル
必要不可欠だ。どれだけ素敵なデザインでも、入稿データが間違っていれば台無しになる。『DTP 印刷 デザインの基本』は印刷工程やトラブルシューティングまで網羅した実務書。『エディトリアル技術教本(改訂新版)』は編集制作のワークフローを体系的に学べる。『美しいブックデザイン』は21名のデザイナーによる600点以上の実例とともに、用紙や製本の情報も掲載。プロの思考が詰まった一冊だ。
橘ナナミ
高い本と安い本の違いって、やっぱり情報量や造本ですか?
佐藤メバル
その通り。『プラクティスインデザイン』は96ページで実習中心なのでリーズナブル。一方、『タイポグラフィ・ハンドブック』は496ページ、2色刷り、函入りの本格的な造本で、値段相応の価値がある。自分の予算と学習目的に合わせて選んでほしい。
よくある質問
エディトリアルデザイン初心者におすすめの本は?
橘ナナミ
エディトリアルデザイン初心者におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
『ノンデザイナーズ・デザインブック』は4つの基本原則(近接・整列・反復・コントラスト)をわかりやすく解説。『7日間でマスターする レイアウト基礎講座』は版面率やジャンプ率など、ページデザインの概念を7日間で学べる。どちらも初心者に優しい構成です。
ノンデザイナーズ・デザインブックは今でも有効?
橘ナナミ
ノンデザイナーズ・デザインブックは今でも有効について教えてください。
佐藤メバル
十分有効です。第4版では日本語環境に合わせた追加項目もあり、Webデザインやプレゼン資料にも応用できる普遍的な原則を学べます。ただし、DTPソフトの具体的な操作は別途学ぶ必要があります。
タイポグラフィを学べる本で一番おすすめは?
橘ナナミ
タイポグラフィを学べる本で一番おすすめはについて教えてください。
佐藤メバル
総合的に学ぶなら『タイポグラフィ・ハンドブック』(小泉均)が決定版。欧文の組版から書体選びまで網羅。和文に特化するなら『デザインを学ぶ3 文字とタイポグラフィ』、実践的なコツを知りたいなら『ふつうのデザイナーのためのタイポグラフィが上手くなる本』がおすすめ。
Webデザインとエディトリアルデザイン、両方学べる本はある?
橘ナナミ
Webデザインとエディトリアルデザイン、両方学べる本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
『DTP 印刷 デザインの基本』は印刷物だけでなく、電子書籍やWebへの応用にも触れています。『これからのメディアをつくる編集デザイン』は協働によるメディア制作をテーマに、デジタルとアナログ両方の考え方を学べます。
高い本(5000円以上)と安い本(2000円程度)の違いは?
橘ナナミ
高い本(5000円以上)と安い本(2000円程度)の違いはについて教えてください。
佐藤メバル
高い本は情報量・造本の質・図版の充実度が段違い。『タイポグラフィ・ハンドブック』や『エディトリアル技術教本』は長く使えるリファレンスとして価値があります。安い本は入門書や実習書が多く、手軽に始めたい人向け。目的に応じて使い分けるのが賢い選び方です。
紙の本と電子書籍、どちらで買うべき?
橘ナナミ
紙の本と電子書籍、どちらで買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
エディトリアルデザインは紙の本で学ぶことをおすすめします。実際の紙の質感や色味、ページをめくる感覚は、デザインの重要な要素です。ただし、『デザインのネタ帳』のようなデータをダウンロードできる電子書籍は、作業しながら学べるので便利です。
出版年が古い本でも価値がある?
橘ナナミ
出版年が古い本でも価値があるについて教えてください。
佐藤メバル
基礎理論や歴史的名著は古くても価値があります。『タイポグラフィ・トゥデイ』は1980年刊行の増補版で、モダン・タイポグラフィのエッセンスが詰まっています。ただし、DTPやソフトウェアの情報は古くなりがちなので、実務書は最新版を選ぶようにしましょう。
プロのデザイナーが実際に使っている参考書は?
橘ナナミ
プロのデザイナーが実際に使っている参考書はについて教えてください。
佐藤メバル
プロは『タイポグラフィ・ハンドブック』『美しいブックデザイン』をリファレンスとして手元に置くことが多いです。また、『魅せるデザイン、語るレイアウト。』は現場の考え方が学べるので、ベテランでも参考にしています。作品集としてはJAGDA年鑑や『アイデア』誌の特集号も人気です。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日はたくさん教えていただいて、エディトリアルデザインの世界がぐっと身近になりました。自分に合った本を選ぶには、目的やレベルを明確にすることが大事なんですね。
佐藤メバル
よく理解してくれたね。エディトリアルデザインの本選びは、まるで 一冊の本を編集するようなもの だ。読者(自分)のニーズを分析し、最適な章(本)を選び、組み合わせていく。最終的には、自分だけの理想の書棚が完成する。
橘ナナミ
編集者の視点で本を選ぶ…面白いですね。私も一つ一つ丁寧に読み進めて、いつか素敵なページデザインができるようになりたいです。
佐藤メバル
その調子だよ。何か困ったことがあれば、いつでも聞いてくれ。一緒に良い本を探そう。








