Shelfy

太田

@ota_j

40代事業部長

事業部長。PL責任を持ってる。戦略系の本をよく読む。

5冊の本をレビュー

読んだ本

レビュー

たった1日で儲かる社長に生まれ変わる 非常識なマーケティング大全

PLを持つ立場だと、マーケティング本でも施策論だけでは物足りないことが多いのですが、本書は販売・商品・運営まで射程に入っている点が良かったです。 見込み客を太客に変える導線設計や、差別化とブランディングを分けて考える視点は、現場にそのまま渡しやすいと思いました。タイトルほど奇抜ではなく、内容はかなり王道です。幅広くまとまっている反面、特定テーマを深掘りする本ではないので、役員合宿用というより事業の再点検用に向いています。

AIに選ばれ、ファンに愛される。 変わる生活者とこれからのマーケティング

事業責任者として読むと、第6章の顧客幸福度がいちばん残りました。売上や獲得効率だけでは説明できないブランドの強さを、感覚論ではなく経営の論点に引き戻そうとしている点を評価しています。反面、すぐに社内KPIへ落とし込めるほど簡単ではありません。ただ、議論の起点としては十分に価値がありますし、マーケ部門だけに読ませる本ではないです。

バーガーキング流 逆襲のマーケティング UNDERDOG MARKETING

競合が圧倒的に強い市場で、どう存在感を作るかの考え方が整理されていた。単なる広告論ではなく、店舗網、商品価値、ブランドイメージまで一気通貫で見ている点を評価したい。反面、経営判断として見たときの数値管理はもう少し読みたかった。とはいえ、現場の意思決定に落ちる戦略書としては十分に読む価値がある。

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

事業責任者の立場で読むと、最も価値があるのは第4部でした。現場の役割論だけでなく、市場戦略、リソースマネジメント、パフォーマンスマネジメントまで整理されているので、PL責任を持つ側の視点でも読み応えがあります。 受注率のような単一指標をそのまま比較しない、という指摘も非常に実践的でした。数字を見て何を判断し、どこに追加投資するかの考え方がぶれにくくなります。営業改革の本に見えて、実際は経営の本だと感じました。

ハイパワー・マーケティング 「卓越」のビジネスを築く21の原則

PL責任を持つ立場で読むと、新規投資だけに頼らず利益を伸ばす発想が非常に実践的です。LTV、獲得コスト、平均単価、再購入の関係を同時に考えさせるので、単月の売上だけを追う危うさに気づけます。 派手な成功法ではなく、事業の筋肉を増やす本という印象でした。経営者や事業責任者がチームで共通言語にすると強い一冊です。