■ この本を一言で言うと
顧客の利益を起点にUSP・保証・提携・再購入導線を組み立て、既存資産から売上を最大化する21原則を示した古典的名著——新規獲得偏重や価格競争から脱却したい実務家のための、売上の設計思想を鍛え直すマーケティング原則集。
■ この本の概要
■ 流行りの施策を足す前に、売上の骨組みを矯正してくれる一冊
— 33歳 D2Cブランドのマーケ責任者
■ この本で学べること
売上は3つの変数で伸ばす
本書は売上成長を新規客数・平均購入額・購入頻度に分解し、どれがボトルネックかを見極めることから始めます。派手な新施策を足す前に、既存の商流に眠る改善余地を数字で可視化する発想が、施策の優先順位を根本から整えてくれます。
卓越の戦略で価格競争を避ける
ジェイ・エイブラハムが全編の軸に据える卓越の戦略は、顧客の利益を先回りして考える姿勢そのものです。売り込みではなく信頼できる助言者として振る舞うことで、価格ではなく提案の質で選ばれる関係性を構築できると説きます。
USPと保証で反応率を上げる
差別化の核となるUSP(独自の売りの提案)を明確にし、リスクリバーサルで購入不安を売り手が引き受ける。この2つを組み合わせることで、見込み客の行動ハードルを下げつつ、競合との比較軸そのものをずらす効果が生まれます。
既存客・休眠客・紹介を資産として使う
本書が一貫して訴えるのは、既存顧客・休眠顧客・紹介ネットワークは新規獲得と同等以上の成長源だということです。獲得コストが低く信頼残高も活きるため、利益率を傷めずにトップラインを伸ばせる打ち手として位置づけられています。
テストと提携で再現性を作る
広告やオファーは勘ではなくテストの連続で精度を上げ、外部とのジョイントベンチャーで成長速度を加速させるのが本書の実務哲学です。単発のヒットに頼らず、検証可能で横展開できる仕組みに落とし込む姿勢が全編を通じて強調されています。
■ 本の目次
- 1第1部 今持っているものを最大限に増やす方法
- 2第1章 卓越論
- 3第2章 新しい機会を発見する
- 4第3章 収益増大のための3つの方法
- 5第4章 クライアント獲得コストと生涯価値
- 6第5章 ターゲットにメッセージを届ける
- 7第6章 広告で失敗しないために
- 8第7章 あなたのUSPを作る
- 9第8章 USPをテストする
- 10第9章 BTRF戦略
- 11第10章 USPの実例
- 12第11章 あなたのコピーを強力にする方法
- 13第2部 今持っているものからさらに多くを生み出す方法
- 14第12章 既存クライアントにもっと販売する
- 15第13章 継続的な販売
- 16第14章 もっと高く売る
- 17第15章 商売をエスカレートさせる
- 18第16章 ジョイントベンチャー
- 19第17章 休眠クライアントを復活させる
- 20第18章 紹介販売
- 21第19章 テスト
- 22第20章 ダイレクトメール
- 23第21章 テレマーケティング
■ 良い点・気になる点
良い点
- ○売上改善を3変数で整理でき、施策の優先順位が立てやすい
- ○USP・保証・紹介・提携など、利益率を守りながら効く施策が豊富
- ○新規獲得偏重を見直し、既存顧客や休眠顧客を活かす発想が身につく
- ○顧客第一の思想とダイレクトレスポンスの実務が一本の筋でつながっている
気になる点
- △事例が豊富なぶん、要点にたどり着くまでやや冗長に感じる箇所がある
- △ダイレクトメールやテレマーケティングの具体例には時代感が否めない
- △フレームワーク集というより思考法重視のため、すぐ使えるテンプレを求める人には向かない
■ みんなの評判・口コミ
新規事業開発
0→1のアイデア本かと思ったら、むしろ既存資産の掘り起こし方が本丸でした。新規獲得以外にも伸ばせる場所がこんなにあるのか、と視界が開けます。USPや保証の話はもちろん良いのですが、休眠顧客や提携の章が特に実務的でした。新規事業で仮説検証を回している人ほど、打ち手の順番を整えるのに役立つ本だと思います。
ソリューション営業
営業の本というより、営業成果を上げるための土台を作る本でした。 顧客がなぜ買うのか、なぜ比較されるのかをかなり丁寧に言語化してくれます。紹介やアップセルの話は、ソリューション営業でもそのまま応用しやすいです。事例は多めですが、そのぶん商談の切り口が増えました。短期のクロージング術より、売れる仕組みを整えたい人向けです。
ブロガー
書評目線でいうと、古典らしく事例の密度が高く、読み応えはかなりあります。USP、リスクリバーサル、既存客への追加販売など、今のビジネス書でも定番になっている論点の源流をまとめて読めるのが面白いです。一方で、媒体の具体例には古さがあるので、現代のSNSやメールに置き換えながら読む必要はあります。それでも「お客さんが欲しいのは商品ではなく結果」という軸は強いです。マーケ本をたくさん読んできた人ほど、原典として押さえる価値があります。
事業部長
PL責任を持つ立場で読むと、新規投資だけに頼らず利益を伸ばす発想が非常に実践的です。LTV、獲得コスト、平均単価、再購入の関係を同時に考えさせるので、単月の売上だけを追う危うさに気づけます。 派手な成功法ではなく、事業の筋肉を増やす本という印象でした。経営者や事業責任者がチームで共通言語にすると強い一冊です。
■ 著者について
■ こんな人におすすめ
既存顧客を活かし切れていない人
新規獲得だけでなく、再購入・アップセル・休眠復活で売上を作る発想が学べます。
価格競争から抜けたい事業責任者
USPと卓越の戦略を軸に、値引き以外の差別化を組み立てやすくなります。
紹介や提携を仕組み化したい営業責任者
ジョイントベンチャーや紹介販売の章が、低コストで信頼を得る導線設計に役立ちます。
マーケティングの原典を押さえたい実務家
現代のCRMやダイレクトレスポンス施策の元ネタを、体系立てて確認できます。
■ よくある質問
Q. 『ハイパワー・マーケティング』は初心者でも読めますか?▼
Q. 『ハイパワー・マーケティング』は今のデジタル時代でも通用しますか?▼
Q. 『ハイパワー・マーケティング』はBtoBにも使えますか?▼
Q. 『ハイパワー・マーケティング』を読むと最初に何を実践すべきですか?▼
Q. 『ハイパワー・マーケティング』は営業職にも役立ちますか?▼
Q. 『ハイパワー・マーケティング』と他の最新マーケ本の違いは何ですか?▼
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