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副業としての週末行政書士Q&A60
初心者副業

【要約・書評】『副業としての週末行政書士Q&A60』の評判・おすすめポイント

鈴木重光|||0ページ

★★★3.5
(4件)

この本を一言で言うと

平日は会社員・週末は行政書士というパラレルキャリアの始め方をQ&A形式で具体的に解説した一冊——開業届から営業・実務・試験対策まで、著者自身の「週末行政書士」体験をもとに60の疑問に答える

この本の概要

『副業としての週末行政書士Q&A60』は、銀行員として平日勤務しながら週末に行政書士事務所を開業した鈴木重光氏が、自らの経験をもとに副業行政書士のリアルを語った実践書である。「そもそも副業ってできるの?」「勤務先の許可はどう取る?」といった素朴な疑問から始まり、60のQ&A形式で段階的に疑問を解消していく構成になっている。 本書の特徴は、理論や制度の解説にとどまらず、著者自身が会社員と行政書士を両立してきた実体験がベースになっている点だ。相続・遺言を専門分野に選んだ理由、無料セミナーを起点にした集客方法、土日だけで完結できる業務の見極め方など、実際に週末開業した人間だからこそ書ける具体的なノウハウが詰まっている。 構成は全7章で、開業準備から副業の法的な疑問、事務所の開設手続き、週末でもこなせる業務の紹介、会社員との両立方法、そして著者の活動実録と行政書士試験対策まで網羅している。Q&A形式なので必要な箇所だけ拾い読みできるのも忙しいビジネスパーソンにはありがたい。太字部分だけ追えば概要がつかめる工夫もされている。 一方で、著者個人のケース(銀行勤務・相続専門・兼業許可あり)に寄った内容が中心であり、幅広い業務分野のノウハウを期待すると物足りなさを感じる可能性がある。副業禁止の職場で働く読者や、許認可申請など平日対応が必要な業務を想定している方は、本書だけでは判断材料が不足するかもしれない。とはいえ「週末行政書士」という働き方の全体像をつかむ入門書としては、パラレルキャリアの第一歩を踏み出すきっかけになる一冊だ。

資格を取ったはいいけど、このまま眠らせるのか問題

行政書士の試験に受かったのが去年の話で、合格証書はもらったものの、そこから先に進めないまま半年以上が過ぎていた。登録するだけで年間7〜8万の会費がかかるし、登録したところで何の仕事をするのかも正直イメージが湧かない。会社は副業OKとは言ってくれてるけど、実際に士業を副業でやってる人なんて周りにいないし、ネットで調べても「行政書士は食えない」みたいな記事ばっかり出てくる。 そんなときにこの本を見つけて、タイトルの「週末行政書士」というワードに引っかかった。著者の鈴木さんは銀行に勤めながら週末だけで行政書士をやっているらしい。しかも上司にちゃんと許可を取って。それだけで「あ、本当にやってる人いるんだ」と思えたのが大きかった。 Q&A形式で書かれているので、気になるところだけパラパラ読めるのがよかった。個人的に刺さったのは、勤務先への副業申請の話と、最初の仕事をどうやって取ったかの話。無料セミナーを開いて、そこから相談につなげていくっていう流れは、なるほどなと。相続・遺言に特化したのも戦略的で、確かに土日の相談業務なら平日の仕事に影響しにくい。 ただ正直なところ、物足りなさも感じた。著者のケースが銀行勤務×相続専門なので、自分みたいな経理畑の人間が何を専門にすればいいのかは書いてない。あと「兼業許可が出る前提」で話が進むので、許可が出なかったらどうするの?という部分は手薄だった。具体的な営業手法ももう少し突っ込んでほしかった。 それでも、「会社員をやめずに行政書士として活動する」という選択肢が現実的にありえるんだ、と腹落ちさせてくれたのはこの本のおかげだと思う。読んだ翌週に行政書士会に登録の問い合わせをしていた自分がいて、わりと背中を押された感はある。100点の実務マニュアルではないけど、最初の一歩を踏み出すための本としてはちょうどいい温度感だった。迷ってる時間がもったいないな、と思えたのが一番の収穫かもしれない。

30代前半・メーカー勤務の経理担当。行政書士試験に合格したものの、登録するかどうか迷っている。副業OKの会社だが、実際に士業を副業にしている人が周囲にいないため不安を感じている。

この本で学べること

会社員と行政書士の両立は制度的にも実務的にも可能

副業解禁の流れを背景に、勤務先の許可を得て週末だけ行政書士として活動するという働き方を著者自身の経験で実証。兼業届の出し方から上司への伝え方まで、会社員が最初にぶつかる壁を具体的に解説している。

Q&A形式60問で疑問をピンポイントに解決

開業届は?事務所の場所は?最初の仕事はどう取る?といった実務的な疑問を60のQ&Aに整理しており、必要な箇所だけ拾い読みできる。太字で結論が示されているため、忙しい人でも短時間で要点を把握できる構成になっている。

相続・遺言分野は週末業務と相性がいい

著者が専門に選んだ相続・遺言分野は、相談業務が中心で土日でも対応しやすいという特徴がある。高齢化社会でニーズが高まっている領域であり、無料セミナーからの集客動線など具体的な営業ステップも紹介されている。

開業から試験対策まで全プロセスを1冊でカバー

事務所の開業手続きや営業方法だけでなく、行政書士試験への挑戦についても1章を割いている。資格取得前の段階から読める構成になっており、試験勉強中の人がモチベーションを保つための読み物としても機能する。

本の目次

  1. 1第1章 開業! 週末行政書士Q&A
  2. 2第2章 副業のギモン解決Q&A
  3. 3第3章 行政書士事務所の開業Q&A
  4. 4第4章 週末だけでもできる仕事が必ずある!
  5. 5第5章 会社に勤めながら「週末行政書士」を目指す!
  6. 6第6章 週末行政書士が行く! ウィークエンド活動実録
  7. 7第7章 行政書士試験への挑戦

良い点・気になる点

良い点

  • Q&A形式で読みやすく、必要な箇所だけ拾い読みできる構成
  • 著者自身の実体験に基づいており、週末開業のリアルな感覚がつかめる
  • 副業許可の取り方から試験対策まで、パラレルキャリアの全プロセスを網羅
  • 太字と結論先出しの書き方で、忙しいビジネスパーソンでも短時間で要点を把握できる

気になる点

  • 著者のケース(銀行勤務・相続専門)に偏っており、他の業務分野のノウハウは薄い
  • 兼業許可が出る前提で書かれているため、副業禁止の環境には参考にならない
  • 具体的な営業手法や収益モデルの深掘りが不足しており、実務マニュアルとしては物足りない
  • ネットで得られる一般論と重複する部分があり、価格に対して情報密度がやや低い

みんなの評判・口コミ

りん

会社員

★★☆☆2.5

経理の仕事をしながら行政書士の資格を取ったので、副業でやれるのかなと思って読みました。Q&A形式でサクサク読めるのはよかったです。ただ著者の専門が相続なので、自分が活かせる分野については別で調べる必要がありました。最初の一歩としては参考になります。

R
R

エンジニア

★★★3.5

エンジニアなので行政書士とは畑違いですが、副業の始め方という観点で読んでみました。勤務先への許可の取り方や時間管理の話はどの職種でも参考になると思います。ただ、内容のボリュームに対して価格がやや高い印象。もう少し具体的な数字が欲しかったです。

のり

ソリューション営業

★★★3.5

週末だけで士業ができるのかという疑問に対して、実際にやっている人の話が読めるのは貴重です。無料セミナーからの集客導線など営業職としても参考になる部分がありました。ただ、著者のパターン以外の事例がほぼないのが残念。複数人の体験談があればもっと説得力が出たと思います。

k
ken

不動産営業

★★★★4.0

不動産の仕事をしているので相続関連の話は身近に感じました。行政書士を副業にするという発想自体が新鮮で、読んでいてモチベーションは上がります。ただ全体的にあっさりしていて、もう少し突っ込んだ実務の話が欲しかったのが本音です。入門書としてはアリかなという感じ。

著者について

こんな人におすすめ

行政書士の資格を持て余している会社員

試験に合格したものの登録や開業に踏み切れず、資格を眠らせている人にとって、週末開業という選択肢を具体的にイメージできる

副業OKの会社で士業副業を検討している人

勤務先から副業許可を得るプロセスや、本業との時間の切り分け方など、兼業のリアルな進め方を知りたい人に最適

定年後のセカンドキャリアを模索している50代

退職後にいきなり独立するのではなく、在職中から週末で助走をつけるという考え方を学べる

行政書士試験の受験を検討している人

資格取得後の活用イメージが湧かないまま勉強を始めるか迷っている人に、合格後の具体的なキャリアパスを示してくれる

パラレルキャリアに興味がある若手ビジネスパーソン

本業を辞めずに専門性を積み上げるという働き方のモデルケースとして、副業の第一歩を考えるきっかけになる

関連書籍との比較

よくある質問

Q. 『副業としての週末行政書士Q&A60』はどんな人向けの本ですか?
A. 行政書士の資格を取得済みまたは取得を目指している会社員で、本業を辞めずに週末だけで行政書士として活動したいと考えている人向けです。副業解禁の流れに乗りたい人や、定年後のセカンドキャリアを在職中に準備したい人にも参考になります。
Q. 行政書士の資格がなくても『副業としての週末行政書士Q&A60』は読めますか?
A. はい、読めます。第7章で行政書士試験への挑戦についても触れられており、まだ資格を持っていない人が合格後の活動イメージをつかむための本としても機能します。
Q. 『副業としての週末行政書士Q&A60』で紹介されている業務分野は何ですか?
A. 著者が専門にしている相続・遺言分野が中心です。相談業務が主体で土日でも対応しやすいという理由から選ばれています。ただし、他の業務分野については詳しく触れられていない点は注意が必要です。
Q. 副業禁止の会社に勤めていても参考になりますか?
A. 本書は勤務先から兼業許可を得ている前提で書かれています。副業禁止の環境で内緒に進める方法は扱っていないため、まずは勤務先の副業規定を確認することが推奨されます。
Q. 『副業としての週末行政書士Q&A60』の著者はどんな経歴の人ですか?
A. 鈴木重光氏は銀行に勤務しながら行政書士試験に合格し、2014年に勤務先の許可を得て行政書士事務所を開業しました。相続・遺言を専門分野とし、週末にセミナーや相談業務を行うパラレルキャリアを実践しています。
Q. 『副業としての週末行政書士Q&A60』は実務マニュアルとして使えますか?
A. 開業届の出し方や事務所の開設手続きなど基本的な実務情報はカバーされていますが、個別業務の詳細な手順書としては物足りない面があります。副業行政書士という働き方の全体像をつかむための入門書と位置づけるのが適切です。
Q. Q&A形式ということですが、全部通して読む必要がありますか?
A. 60のQ&Aが章ごとにテーマ分けされており、必要な箇所だけ拾い読みできます。太字で結論が示されているため、時間がない場合は太字部分だけ追えば要点を把握できる構成です。

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