■ この本を一言で言うと
2000人超の転職支援実績を持つ著者が「キャリアの棚卸し」と「自分という商材の言語化」を体系化した前半——面接を提案の場として勝ち抜くための選考戦略と入社後の立ち上げまでを網羅した後半で構成される、営業職のための転職バイブル。
■ この本の概要
■ 「頑張ってきた証拠、ちゃんとある」と思えた日の話
— メーカー営業3年目・20代後半。成果は出ているのに「このままでいいのか」という漠然とした焦りを抱えている
■ この本で学べること
「5つの要素分解」でキャリアを棚卸しする
自分の経験を漠然と語るのではなく、技能・特性・経験・実績・志向の5軸に分解することで、採用担当者が求める言語に変換できる。「なんとなく営業が得意」から「○○という特性を持つ営業」へとアップデートするための具体的な起点となる。
面接は評価される場ではなく「提案の場」
営業のプロでありながら、転職面接になると途端に受け身になってしまう人が多い。本書は面接を商談として設計するという発想の転換を促す。「相手にとって自分が必要な理由」をストーリーで伝える構成が、選考通過率を大きく左右する。
AI時代に生き残る営業・淘汰される営業の分岐点
情報収集・提案書作成など代替可能な業務をAIに奪われる営業が増える一方、感情を動かし信頼を構築する営業の市場価値は高まり続ける。自分がどちら側にいるかを自覚することが、キャリア設計の出発点になる。
転職だけが答えではない——多様な選択肢からの最適解
社内異動・副業・独立・留職など、キャリアの非連続性(Non-linear career)を肯定的に捉えることで、「転職か現職か」という二択思考から解放される。今の会社でキャリアを積み直す選択肢も含めて戦略的に比較検討できるようになる。
売り手市場のデータが示す「今すぐ動く理由」
doda調査によると営業職の求人倍率は6年間で1.32倍から3.14倍へと急増。しかし準備のない転職活動では好条件を取りこぼす。データを踏まえたうえで「いつ・どう動くか」を設計することの重要性を丁寧に解説する。
■ 本の目次
- 1第1章 キャリアの棚卸し——「自分という商材」を言語化する
- 2第2章 市場価値の高め方——売り手市場で選ばれる営業になる
- 3第3章 選考戦略——面接を「提案の場」に変える技術
- 4第4章 多様な選択肢の最適解——転職・社内異動・副業・独立
- 5第5章 AI時代のキャリア設計——生き残る営業の条件
- 6第6章(対談)キャリアを受注せよ——今井晶也が語る営業のキャリア論
■ 良い点・気になる点
良い点
- ○2000人超の支援実績に裏打ちされた「よくある失敗パターン」が具体的で、自分ごととして読める
- ○転職活動の全フェーズ(検討→選考→入社後)を1冊でカバーしており、どの段階から読み始めても使える
- ○「5つの要素分解」など独自フレームワークが実践可能な粒度でまとめられており、ワーク感覚で読み進められる
- ○転職だけでなく社内異動・副業・独立など多様な選択肢を扱うため、営業職全般にとって再現性が高い
気になる点
- △営業職以外のビジネスパーソンには一部の転職事例が刺さりにくく、汎用性は限られる
- △208ページとコンパクトな分、各トピックの掘り下げが浅いと感じる読者もいる——「もっと事例を増やしてほしかった」という声も
- △AI・テクノロジー関連の章は2025年時点の情報が前提のため、数年後には情報のアップデートが必要になる可能性がある
■ みんなの評判・口コミ
メーカー営業
営業マネージャーとして採用面接をする立場になってから改めて読んだら、求職者に足りているものと足りていないものがくっきり見えた。面接官視点と候補者視点の両方を行き来しながら書かれているのが、この本の最大の強みだと思う。「顧客目線があります」が強みにならないという指摘は、採用する側からも100%同意できる。自分のチームに入ってくる人全員に読んでほしいくらい。これは本当に。
不動産営業
不動産営業から異業種転職を検討していて手に取りました。キャリアの棚卸し手法が丁寧で具体的で、読み進めるうちに自己認識が「不動産営業の経験がある人」から「こういう強みを持つ営業プロフェッショナル」へと変わっていく感覚がありました。実際に書いてあることを試したら、エージェントから「言語化が明確で話が進めやすかった」と言ってもらえました。書いてみるだけで変わります。
ソリューション営業
30代でソリューション営業としての転職活動中に読んだ。第3章の「面接を提案の場にする」という発想は、実際の面接準備でそのまま使えた。転職活動中の実践書としても機能するが、むしろキャリア設計の参考書として手元に置いておくタイプの本だと思う。欲を言えば業界別の事例がもう少し充実していると、さらに具体的なイメージがつかめたかもしれない。
会社員
営業職ではないのですが、転職全般の考え方として参考になる部分が多くありました。特に経験を「技能」と「特性」に分けて整理するフレームワークは、職種を問わず使える汎用性があると感じます。後半は営業職特有の内容が増えてくるので、そこは読み飛ばしながら活用しました。著者の言葉に実体験の裏づけが感じられて、読んでいて信頼感がありました。
■ 著者について
■ こんな人におすすめ
転職検討中の営業職
「転職したいけど、自分に何ができるかうまく言えない」という人が、キャリアの言語化から選考対策まで一気通貫で学べる。
採用・人事担当者
営業人材がどう自己評価しているか、候補者の立場から理解できる。採用面接の質問設計や評価軸の見直しにも活かせる。
営業マネージャー・チームリーダー
メンバーのキャリア面談や育成設計の観点から、営業パーソンが転職を考える背景・心理を理解するために読む価値がある。
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス | 福田康隆 | 中級者 | ★★★★★ 5.0 | ¥1,980 |
| 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 | moto(戸塚 俊介) | 初心者 | ★★★★ 4.0 | ¥1,100 |
■ よくある質問
Q. 『営業の転職』は転職したいと決めた人だけが読む本ですか?▼
Q. 『営業の転職』は営業職以外の人でも役立ちますか?▼
Q. 『営業の転職』で紹介されるフレームワークは具体的に実践できますか?▼
Q. 著者の梅田翔五はどんな人ですか?▼
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