■ この本を一言で言うと
テレアポ50,000件で契約ゼロ——その壮絶な失敗を経た著者が、郵送DMで1,000社を開拓した実体験をもとに「決裁者・社長への直接アプローチ」という法人営業の本質を解き明かす実践書。
■ この本の概要
■ テレアポ地獄から抜け出すヒントが、この薄い本の中にあった
— 中小SaaS企業の新規開拓営業担当、入社3年目・27歳男性。テレアポを毎日50件かけているが月の受注が1〜2件しか取れず、「自分には向いてないのかも」と思い始めていた
■ この本で学べること
決裁者(社長)への直接アプローチが法人開拓の鍵
担当者との関係をどれだけ丁寧に積み上げても、最終決定権は社長にある。担当者経由の提案は社長に正確に伝わらないリスクが常につきまとい、最初から社長に届くアプローチを設計できるかどうかが新規開拓の成否を分ける。著者は郵送DMという手法でこの根本課題を解決した。
郵送DMは開封率・決裁者到達率で他チャネルを凌駕する
メールやSNSが溢れる現代において、郵送物は社長の手元まで届く確率が際立って高い。封書DMの開封率は70〜80%とも言われ、デジタルメールの数倍から数十倍の到達効果がある。本書ではDMの構成・書き方・リスト選定まで、具体的なテンプレート付きで解説している。
「商品は壁」——顧客が求めるのは理想の未来への到達
商品の機能や特長を説明しすぎると、顧客は「売りつけられる」と防衛反応を示す。顧客が本当に求めているのは「現状の課題を解消した先にある理想の状態」であり、商品はあくまでその手段にすぎない。この認識の転換が提案の質を根本から変える。
セールスは「確認プロセス」——見込み客の現状把握が本質
著者はセールスを「話術で売りつける行為」ではなく「見込み客の現状を把握し、より良い未来を実現する行い」と再定義する。この視点を持つことで、営業が苦手な人でも再現できる仕組みとして機能させることができ、属人化から脱却できる。
リストビルディングが営業活動の起点
社長が自ら取り組むべき最重要業務のひとつが「見込み客リストの構築」だと著者は主張する。ターゲットを精緻に絞ったリストがあってこそ、郵送DMもセールスも機能する。誰に届けるかを決める工程なしに、どれだけ優れたメッセージを書いても効果は出ない。
■ 良い点・気になる点
良い点
- ○テレアポゼロ件という著者自身の失敗体験から導き出されたノウハウで、再現性と説得力がある
- ○郵送DMのテンプレートや実例が具体的に掲載されており、すぐに実践に移せる
- ○「担当者は決裁者でない」「商品は壁」など、視点の転換を促す鋭い概念が複数あり気づきが多い
- ○219ページと薄く読みやすく、営業初心者から経験者まで短時間でインプットできる
気になる点
- △郵送DMを軸にした手法が中心のため、業種・ターゲットによっては適用範囲が限られる場合がある
- △BtoC営業や既存顧客フォローには直接応用しにくい部分がある
- △デジタルマーケティングやインサイドセールスとの統合的な視点は薄め
■ みんなの評判・口コミ
ソリューション営業
ソリューション営業を5年やってきたが、この本を読んで「自分は担当者を説得することに時間をかけすぎていた」とはっきり気づいた。決裁者に届くアプローチを設計するという発想が根本的に欠けていて、目から鱗が落ちた。郵送DMのテンプレートはそのまま使えるレベルで完成度が高く、翌週から実践に取り入れた。薄い本なのに密度が濃い。
不動産営業
不動産営業をやっていると法人開拓の場面もあるのだが、正直どうアプローチすればいいか手探りだった。この本を読んで、リストの作り方から社長へのアプローチまでの流れが頭の中で整理された。「商品は壁」という考え方は不動産にもそのまま使えて、物件スペックの説明ではなく「理想の働き方を実現する場所」という軸で話すようにしたら反応が全然違った。
メーカー営業
メーカーの営業職で、テレアポに疲弊しきっていた時期に読んだ。50,000件かけてゼロ件という著者の話はきつすぎて笑えないのだが、そこから立て直したストーリーは素直に勇気になった。「やり方が間違っていればいくら頑張っても結果は出ない」という一言が特に刺さった。郵送DMは業種との相性もあるので星4.5にしたが、考え方の部分は丸ごと吸収できる。
Web担当者
Web担当として会社の新規開拓を手伝うことになり読んでみた。郵送DMのような手法は正直時代遅れだと思っていたのだが、開封率や決裁者への到達率の話を読んで考えが変わった。デジタルとアナログを組み合わせるという発想は自分にはなかったので収穫だった。ただ、デジタルマーケティングとの連携についてはもう少し踏み込んだ記述がほしかった。
■ 著者について
■ こんな人におすすめ
法人営業初心者
法人営業を始めたばかりで何から手をつければいいかわからない人に、決裁者アプローチという基本軸を提供してくれる。
テレアポ疲弊中の営業担当
毎日アポコールをかけても成約につながらず、方法論を変えたいと感じている人にとって「やり方を変える」きっかけになる一冊。
独立・起業して法人顧客を取りたい経営者
コネも実績もない状態から法人開拓を始めたい個人事業主・中小企業経営者に、郵送DMを軸とした具体的な仕組みを教えてくれる。
部下の営業指導に使いたいマネージャー
口頭で伝えにくいアプローチの考え方や具体的な型を、この本をベースに教材として使いたい現場マネージャーにも適している。
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 戦わずして売る技術 クリック1つで市場を生み出す最強のWEBマーケティング術 | 木下勝寿 | 中級者 | ★★★★★ 5.0 | ¥1,870 |
| THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス | 福田康隆 | 中級者 | ★★★★★ 5.0 | ¥1,980 |
| ハイパワー・マーケティング 「卓越」のビジネスを築く21の原則 | ジェイ・エイブラハム | 中級者 | ★★★★★ 4.5 | ¥2,970 |
■ よくある質問
Q. 『ゼロから始める!法人営業』はどんな人に向いていますか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』で学べる最も重要なことは何ですか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』の郵送DMは今の時代に通用しますか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』はBtoC営業にも使えますか?▼
Q. 著者の藤原智浩さんはどんな人ですか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』は初心者でも読みやすいですか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』でテンプレートは入手できますか?▼
Q. 『ゼロから始める!法人営業』と続編の違いは何ですか?▼
営業トークスクリプト集
成約率を上げるトークスクリプトを無料でダウンロード
※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します
