Shelfy
知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫

【要約・書評】『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』の評判・おすすめポイント

芳賀 健人|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

島根県庁の若手向け社内メルマガ連載から生まれた、失敗談ベースの仕事の基本とコツ —— 公務員に限らず社会人なら誰でも使える「明日からすぐ真似できる一工夫」が詰まった一冊

この本の概要

本書は、島根県庁内の若手職員向けメルマガ連載が大きな反響を呼び、書籍化された一冊です。著者の芳賀健人氏は総務省出身で島根県に出向中の財政課長。「ちょっと前まで若手だった管理職」という立場から、自身の失敗体験をもとにした仕事のコツを惜しみなく共有しています。 構成は社会人のキャリアステージに合わせた3章立て。第1章は社会人1年目向けで、メモの取り方や報連相、生活リズムの整え方など基礎中の基礎を扱います。第2章は2部署目に異動した人向けで、スピードと正確性のバランス、ストレスとの付き合い方、上司との関係構築などワンランク上の働き方を解説。第3章は3部署目以降で、資料作成や説明力、チームを回す力といったリーダーシップの芽を育てる内容です。 特徴的なのは、実際の読者から寄せられた仕事事例が多数収録されている点です。「先輩が忙しそうで聞きにくい」「引き継ぎがひどかった」など、リアルな現場の声が随所に散りばめられており、読んでいて「あるある」と共感できる場面が多いでしょう。公務員の職場を題材にしていますが、その内容は民間企業でもそのまま通用する普遍的な仕事の基本です。 176ページとコンパクトで、文章も柔らかく読みやすいため、活字が苦手な人でもすらすら読み進められます。「隣の席の先輩がそっと教えてくれている」ような距離感で書かれており、新社会人への贈り物としても評判が高い一冊です。

新人のときに読みたかったけど、2年目の今だからこそ刺さった

正直に言うと、最初は「公務員向けの本でしょ?」って思ってました。自分は民間のメーカー営業だし、あんまり関係ないかなって。でも先輩に勧められて読んでみたら、めちゃくちゃ自分ごとだった。 たとえば「スピードと完成度のバランス」の話。これ、まさに自分が1年目にやらかしたやつで。完璧な資料を作ろうとして締切ギリギリになって、上司に「もっと早く相談してくれよ」って言われたことがある。本書では「6割の完成度で一度見せる」ことの大切さがリアルな失敗談とセットで書かれていて、あのときの自分に読ませたかったなと。 あと、いま後輩が入ってきて「先輩」の立場になったんですけど、第1章の内容がそのまま後輩に教えたいことリストになってるんですよね。メモの取り方、報連相のタイミング、引き継ぎ資料の書き方。自分がなんとなく身につけてきたことが言語化されてて、「あ、これそのまま後輩に渡せばいいじゃん」ってなりました。 文章のトーンがすごく好きで、説教くさくないんですよ。「こうしなさい」じゃなくて「自分はこうやって失敗して、こう工夫したら楽になった」っていうスタンス。隣の席の先輩が雑談ついでに教えてくれてる感じ。176ページで薄いし、1〜2時間でサクッと読める。 唯一気になったのは、公務員特有の話題(異動サイクルとか)がちょこちょこ出てくるところ。でもそこを差し引いても、仕事の「型」を身につけたい若手には間違いなく刺さる本だと思います。自分みたいに「もう新人じゃないけど、まだ仕事の基本に自信がない」っていう2〜3年目の人にこそ読んでほしい。

入社2年目のメーカー営業。後輩が入ってきて急に「先輩」になった焦りがある。

この本で学べること

社会人1年目に必要な「仕事のベース」を体系化

メモの取り方、報連相の正しいタイミング、生活リズムの整え方など、誰も教えてくれないが仕事の土台となる基礎スキルを具体的に解説しています。

キャリアステージ別の3章構成で段階的に成長できる

1年目→2部署目→3部署目と異動のタイミングに合わせた構成で、読者は自分の段階に合った章から読み始められます。将来の自分に必要なスキルも先取りできます。

失敗談ベースだからリアルで実践しやすい

「こうすべき」という理想論ではなく、著者自身や読者の実際の失敗エピソードから学びを引き出すスタイル。具体的な場面がイメージしやすく、明日からすぐ真似できる工夫が多いです。

スピードと完成度のバランス感覚が身につく

若手が陥りがちな完璧主義の罠を指摘し、「6割の段階で上司に見せる」「まずスピードを優先する場面を見極める」といった実務で即役立つ判断基準を提示しています。

ストレス管理と心の健康にも踏み込んでいる

仕事のテクニックだけでなく、失敗したときの気持ちの切り替え方、上司と合わないときの対処法、ストレスとの付き合い方など、メンタルヘルスの視点も充実しています。

管理職が若手を理解するためのツールにもなる

若手のリアルな声や悩みが多数収録されているため、部下のマネジメントに悩む管理職にとっても、若手が何に困っているかを知る貴重な参考書になります。

本の目次

  1. 1はじめに
  2. 2第1章 社会人1年目の皆さんへ〜基礎を大切に積み重ねていこう〜
  3. 3 1. 新社会人、まずは何から?
  4. 4 2. 1年目、この基礎さえあれば
  5. 5 3. 知っておくとラクになる心の処方箋 CASE①仕事で失敗してしまった
  6. 6 4. 知っておくとラクになる心の処方箋 CASE②今の仕事がやりたいことではない
  7. 7 5. 引継書はきちんとつくろう
  8. 8第2章 2部署目に異動した皆さんへ〜仕事に追われないために心がけたいこと〜
  9. 9 1. 目指すはワンランクアップの仕事の仕方
  10. 10 2. 忙しいときの仕事のコツ
  11. 11 3. 整理整頓で効率アップ
  12. 12 4. 心の健康はよい仕事の土台
  13. 13 5. 周囲も見て働こう
  14. 14第3章 3部署目に異動した皆さんへ〜自分から仕事を回せるようになろう〜
  15. 15 STEP1 仕事の舵取りは自分がする
  16. 16 STEP2 改めて考えるコミュニケーション
  17. 17 STEP3 相手に伝わる資料づくり
  18. 18 STEP4 上司を説得する説明をしよう
  19. 19特別編 かつて若手だった先輩たちから
  20. 20お便り掲示板
  21. 21プロダクションノート
  22. 22おわりに
  23. 23付録 読書のおさそい

良い点・気になる点

良い点

  • 失敗談ベースで書かれているため共感しやすく、すぐに実践できる工夫が多い
  • 176ページとコンパクトで文章も柔らかく、活字が苦手でもサクッと読める
  • キャリアステージ別の構成で、自分の段階に合った内容をピンポイントで読める
  • 公務員向けだが内容は普遍的で、民間企業の若手にも十分役立つ
  • 読者から寄せられたリアルな仕事事例が多数収録されており、多角的な視点を得られる

気になる点

  • 経験豊富な中堅・ベテランにとっては既知の内容が多く、新しい発見は少ない
  • 公務員の異動サイクルや職場文化を前提とした記述が一部あり、民間の読者はやや読み替えが必要
  • 具体的なフレームワークやチェックリストは少なく、体系的なスキルアップには物足りない面がある

みんなの評判・口コミ

けんじ

Web担当者

★★★★4.5

Web担当としてデスクワーク中心ですが、資料作成やコミュニケーションの章がかなり参考になりました。「資料はラブレター」という表現が印象的で、相手目線で伝えることの大切さを改めて意識するようになった。薄い本だけど中身は濃いと思います。

s
sho

メーカー営業

★★★★4.5

入社2年目のタイミングで読みました。1年目にがむしゃらにやってきたことの振り返りになったし、後輩に教えるときの言語化のヒントがたくさんあった。公務員向けと思いきや、メーカー営業の自分にもそのまま当てはまる話ばかり。特に報連相のタイミングとスピード重視の仕事の仕方は、もっと早く知りたかったです。

りん

会社員

★★★★4.0

文章がやわらかくて読みやすかったです。1〜2時間で一気に読めました。失敗したときの気持ちの切り替え方のパートが個人的にはいちばん響きました。ただ公務員特有の話もちょこちょこあるので、民間の人は自分の仕事に置き換えて読む必要があるかなと思います。新社会人へのプレゼントにも良さそう。

のり

ソリューション営業

★★★3.5

30代の自分にはやや基本的すぎる内容も多かったが、若手の目線でどういうことに困っているかを知れるのは管理職としてありがたい。部下に勧めるための本として買ったが、自分の仕事の仕方を見直すきっかけにもなった。ベテランが読むなら「若手理解のためのツール」として割り切ると良いと思う。

著者について

こんな人におすすめ

社会人1〜3年目の若手

仕事の基本的な進め方やコミュニケーションのコツを、失敗談ベースで学べます。

新しく配属・異動した人

新しい環境でのスタートダッシュに必要な心構えと実践的なTipsが詰まっています。

部下の育成に悩む管理職

若手のリアルな声を知ることで、効果的な指導やコミュニケーションのヒントが得られます。

仕事の基本を見直したい中堅社員

基礎の振り返りと後輩への指導のための言語化ツールとして活用できます。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
佐久間宣行のずるい仕事術佐久間 宣行初心者★★★★★ 4.5¥2,080
自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術上岡 正明初心者★★★★ 4.0¥1,000
公務員のための 職務をめぐる不当要求等 対応アドバイス-カスハラ・利害者との関係・職員の問題行動-鈴木 智洋 (弁護士)中級者★★★★ 4.0¥3,960

よくある質問

Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』は公務員以外でも役立ちますか?
A. はい、本書の内容は報連相、資料作成、コミュニケーション、ストレス管理など、どの業種・職種でも共通する仕事の基本を扱っています。公務員特有の話題も一部ありますが、民間企業の方でも十分に活用できます。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』はどんな人に向いていますか?
A. 主に社会人1〜3年目の若手がメインターゲットですが、部下の育成に悩む管理職にもおすすめです。若手が何に困っているかを理解する参考書としても活用されています。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』の著者はどんな人ですか?
A. 芳賀健人氏は総務省出身で、島根県に出向中に財政課長を務めた方です。東京大学経済学部卒業後、長崎県や大臣官房などで勤務。県庁内の若手向けメルマガ連載が好評を博し、書籍化されました。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』はどのくらいの時間で読めますか?
A. 176ページとコンパクトで、文章も平易で読みやすいため、1〜2時間程度で読了できます。活字が苦手な方でもすらすら読めると好評です。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』のベストな読み方は?
A. 3章構成がキャリアステージに対応しているので、まずは自分の段階に合った章から読み始めるのがおすすめです。次の段階の章も先読みしておくと、将来の準備になります。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』は中堅・ベテランが読んでも意味がありますか?
A. 仕事の基本を再確認する振り返りとして、また若手に仕事を教える際の「言語化ツール」として活用できます。ただし内容は基礎的なため、新しいテクニックを求める方には物足りないかもしれません。
Q. 『知っていると仕事がはかどる 若手公務員が失敗から学んだ一工夫』はKindle版がありますか?
A. 現時点ではKindle版は確認されておらず、単行本(ソフトカバー)のみの販売となっています。

経営フレームワーク集

実践で使える経営フレームワーク20選を無料でダウンロード

※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します