Shelfy
令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A - MAIN
初心者副業

【要約・書評】『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』の評判・おすすめポイント

桑原 清幸|||0ページ

★★★★4.5
(4件)

この本を一言で言うと

副業時代の源泉徴収から独立後の帳簿・経費・青色申告まで、クリエイターがつまずきやすい疑問をQ&Aで一つずつほどいていく——確定申告を「怖い」から「回せる」に変えてくれる実務入門書。

この本の概要

本書は、イラストレーター、デザイナー、ライター、フォトグラファーといった個人クリエイターのために書かれたお金と税金の入門書です。現役クリエイターへのヒアリングがベースになっているため、一般的な税金本にありがちな「飲食店や小売の事例ばかりで自分に置き換えにくい」という問題がありません。最初から制作現場で本当に起きる迷いを扱っているので、税務が苦手な人でもすんなり読み始められる構成になっています。 前半では、所得税・住民税・源泉徴収のしくみから始まり、副業収入への課税、年末調整されない収入の扱い方、インボイス制度の影響までを順に整理しています。会社員の副業と独立後では何が違うのか、給与所得と事業所得はどこで線を引くのか、青色と白色はどちらを選ぶべきか——こうした副業からフリーランスへ移る境目で迷いがちなポイントが丁寧に押さえられています。 中盤は、ぐっと実務寄りになります。帳簿づけ・会計ソフト選び・領収書の整理・仕訳のコツ・経費の線引きが中心で、出張旅費、30万円クラスのカメラ、取材費や接待交際費、自宅作業の家賃や光熱費といった「毎回ググっては不安になる」論点を具体的にカバーしています。確定申告のパートも、帳簿を締める→青色申告決算書を作る→確定申告書を仕上げる、という流れで進むので、作業の全体像を頭のなかに組み立てやすいのが助かります。 終盤は申告手続きの先まで視野を広げていて、収入を安定させるための考え方単価を上げるための発想、税理士に相談すべきタイミングにまで触れています。つまり本書は「今年の申告を乗り切るためだけの本」ではなく、クリエイターが長く活動を続けるためのお金の土台づくりにも使える一冊です。2022年の改訂版なので制度の最新差分は別途チェックが必要ですが、全体像をつかむ入口としてはかなり優秀です。

税金の怖さを、ちゃんと行動できるレベルまで下げてくれた

正直に言うと、独立してからいちばん後回しにしてきたのがお金まわりです。制作の話ならいくらでも考えられるのに、税金、帳簿、確定申告って聞くだけで思考が止まる。ネットで調べても情報がバラバラで、結局「自分のケースに当てはまるのかどうか」がわからないまま不安だけが残る、みたいなことを繰り返していました。 そんな状態で手に取ったのが『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』で、結論から言うとかなり助かりました。いちばんの理由は、最初から最後までクリエイターの現場感で書かれていること。よくある税金入門って飲食業や物販の例が多くて、イラストやデザインの仕事に読み替えるのに頭を使うんですよね。でもこの本は、副業の源泉徴収、青色申告、開業届、会計ソフト、領収書の整理——全部が「制作業あるある」として出てくる。それだけで読むハードルがだいぶ下がりました。 とくに助かったのが、自宅作業の家賃や光熱費をどこまで経費にしていいのか機材を買ったときの処理はどうするのか取材の旅費や打ち合わせの飲食代の線引きあたりの話です。毎回確定申告の時期になると検索しては「…たぶん大丈夫?」で終わってたやつが、ちゃんとまとまって載っている。「副業と本業の境目」とか「給与所得と事業所得の違い」みたいな話も、独立したばかりのころほど曖昧になりがちなので、ここを先に整理できたのは精神衛生的にもよかったです。 もうひとつよかったのは、確定申告の章が作業の順番で読めること。帳簿を締めて、青色申告決算書をつくって、申告書を仕上げる。この流れが見えるだけで、締切前に「何から手をつければ…」って固まる時間が減りました。節税の話も、怪しい裏ワザみたいなテンションじゃなくて、所得控除とか医療費控除とか保険料控除とか、地に足ついた話ばかりなので安心して読めます。 もちろん税制は毎年変わるし、2022年改訂版なので最新の運用は別で確認する必要があります。でも、経費ってそもそもどう考えるのか申告までの道筋をひとつにつなげてくれる本としては、かなり実用的だと思っています。クリエイター向けの仕事術本って「稼ぎ方」の話は多いけど、稼いだあとにどう守るかまで面倒を見てくれるものって意外と少ないんですよね。はじめての確定申告の前にこれを一冊読んでおけば、少なくとも「何がわからないのかすらわからない」という状態からは確実に抜け出せます。そこが自分にとっていちばん大きかったです。

28歳 フリーランスイラストレーター兼デザイナー

この本で学べること

クリエイター向けの税金入門として設計されている

一般論を並べるのではなく、デザイナー・ライター・イラストレーターの働き方を前提に疑問を整理しています。だから税金の話が急に自分ごとに変わる。制作業の実態に沿った説明が、そのまま読みやすさにつながっています。

副業期と独立後の違いをつまずきやすい順に学べる

副業収入への課税、年末調整されない収入の扱い、事業所得と給与所得の区別——副業からフリーランスへの移行期に出てくる疑問を、つまずきやすい順番で押さえていけます。これから独立を考えている人にとって特に心強い構成です。

経費と帳簿の判断が具体的

会計ソフトの選び方から、領収書の整理法、源泉がある取引の処理、出張旅費、30万円クラスの機材、自宅の家賃・光熱費の按分まで、日々の処理に直結する話題が豊富に揃っています。抽象論ではなく実際に何で迷うのかに寄り添っているのが強みです。

確定申告の流れを作業単位で追える

帳簿を締める→青色申告決算書を作る→確定申告書を仕上げる、という実際の手順どおりに話が進むため、初めてでも手を動かしやすい構成です。締切前に何から始めればいいかわからない人ほど、この順序立てに助けられるはずです。

申告だけで終わらず、クリエイターの継続収入にも目を向けている

収入を安定させる考え方、単価を上げるための視点、税理士に相談するタイミングまで扱っていて、お金の「守り」と「攻め」の両面をカバーしています。申告マニュアルにとどまらず、長く活動を続けるための基礎体力づくりとしても読める一冊です。

本の目次

  1. 10章 税金のキホン
  2. 21章 駆け出し&副業時代の税金
  3. 32章 個人で独立したときの税金
  4. 43章 帳簿の付け方
  5. 54章 確定申告のポイントとコツ
  6. 65章 有名クリエイターになる将来のあなたへ

良い点・気になる点

良い点

  • クリエイター特有の悩みに寄せたQ&Aで、自分ごととして読みやすい
  • 副業期から独立後まで、お金と税金の流れを一冊でつかめる
  • 経費・家事按分・青色申告など実務で迷う点が具体的に書かれている
  • 単価アップや税理士相談のタイミングまで扱っていて視野が広い

気になる点

  • 2022年改訂版のため、最新の制度改正や運用差分は別途確認が必要
  • Q&A中心の構成なので、税務理論を体系的に深掘りしたい人には物足りない
  • 法人化後の論点や高度な消費税実務までは踏み込んでいない

みんなの評判・口コミ

a
ao

フリーランスデザイナー

★★★★4.5

フリーランス寄りの働き方をしているデザイナーです。この本、かなり実用的でした。自宅作業の家賃・光熱費とか、機材購入の処理とか、毎年ググっていたような論点がひとまとめになっていて助かります。よくある税金本だと事例が飲食店ばかりだったりして自分の仕事に置き換えにくいんですが、これは最初から制作業が前提なので読んでいてストレスがない。最新の制度改正は別で追いかける必要がありますけど、考え方の土台を作る一冊としては十分すぎるくらいだと思います。

りん

会社員

★★★★4.0

経理の立場から読みましたが、初心者がつまずくポイントをうまく拾っていると感じました。源泉徴収の仕組みや青色申告の意味、帳簿づけの流れなど、初学者向けの導線として整理が行き届いています。細かな制度運用や直近の改正については税務署の公式情報や会計ソフト側のアナウンスと併用するのがベターですが、最初の不安を取り除くという意味ではよくできた本です。論点がクリエイターに絞られている分、該当する人にとっては無駄がなくていいですね。

y
yui

フロントエンドエンジニア

★★★★4.5

ふだんはWeb系の仕事をしています。請求書の源泉や経費の線引きって地味にわかりにくくて、そのあたりをまとめて確認できたのがありがたかったです。Q&A形式なので気になるところから拾い読みできるし、確定申告の直前でもわりとすっと入れました。全体の作業の流れが見えるので、申告書だけ見て固まるあの感じがだいぶ減ります。副業や業務委託が増えてきたエンジニア系の人にも合うと思います。

m
miku

Webマーケター

★★★★4.5

税金の本って堅いイメージがあって敬遠していたんですが、これはすごく読みやすかったです。副業で収入が出始めたタイミングで、何から手をつければいいかを順番に追えるのがよかった。経費の話もふわっとしていなくて、実際に判断するときの材料としてちゃんと使えます。はじめて自分で確定申告する前に読んでおくと、心理的なハードルがかなり下がる本だと思います。

著者について

こんな人におすすめ

副業クリエイター

会社員のまま制作収入が出始め、源泉徴収や年末調整外の申告に不安がある人に向いています。

開業1年目のフリーランス

青色申告、開業届、帳簿づけ、経費処理など、独立直後に必要な基礎を一通り確認できます。

在宅で制作している人

家賃や光熱費の家事按分、機材購入、自宅仕事の経費判断に悩みやすい人と相性が良いです。

自力で確定申告したい人

申告作業を丸投げする前に、全体の流れと判断基準を自分でも理解しておきたい人に適しています。

お金の守りも整えたい制作者

単価アップや収入安定の話まで含むため、申告だけでなく長く活動する土台を作りたい人にもおすすめです。

よくある質問

Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は初心者でも読めますか?
A. はい、かなり初心者向けに作られています。税金の基本的な仕組みから話が始まり、Q&A形式で疑問をひとつずつ解消していく構成なので、『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は確定申告がはじめての人でも無理なく読み進められます。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は副業クリエイターにも役立ちますか?
A. 十分に役立ちます。副業収入にどう税金がかかるのか、源泉徴収の扱い、年末調整されない収入をどうすればいいかといった論点を『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』はしっかりカバーしています。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』はインボイス制度やe-Taxに触れていますか?
A. はい、改訂版でインボイス制度やe-Taxの解説が追加・刷新されています。ただし『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は2022年改訂版なので、最新の運用状況は国税庁サイトなどで別途確認しておくと安心です。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』で青色申告と白色申告の違いはわかりますか?
A. わかります。『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』では、青色申告のメリットや白色申告との違いを、独立初期にどちらを選ぶべきかという判断材料とあわせて整理しています。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は経費の判断にも使えますか?
A. はい、むしろ経費まわりは本書の強みのひとつです。旅費、取材費、接待交際費、機材購入、自宅の家賃や光熱費の按分など、クリエイターが迷いやすい経費の論点を『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は具体的に取り上げています。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は2026年に読んでも価値がありますか?
A. あります。税金の基本、帳簿のつけ方、経費の考え方、申告までの流れといった土台部分は『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』で十分に学べます。ただし制度の最新差分については、国税庁の公式情報や会計ソフトのアップデート情報で補うのがおすすめです。
Q. 『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』は税理士に依頼する前に読む本として向いていますか?
A. 向いています。『令和改訂版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』を先に読んでおけば、税理士に何を相談すべきか、どこを自分で管理できるかの見当がつきやすくなります。相談の質が上がるという意味でも、事前に目を通しておく価値があります。

副業アイデア100選

今日から始められる副業アイデア集を無料でダウンロード

※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します