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元国税芸人が教える!フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話 - MAIN
初心者副業

【要約・書評】『元国税芸人が教える!フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』の評判・おすすめポイント

さんきゅう倉田|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

元国税調査官の芸人が明かす——フリーランスが知らずに損し続けないためのお金・税金・取引先の見極め術

この本の概要

本書は、東京国税局で法人税・消費税の調査を担当したのちにお笑い芸人へ転身した、異色の経歴を持つさんきゅう倉田によるフリーランス向け実務入門書だ。「自分の時給を把握しているか」という問いかけから幕を開け、独立直後に誰もが直面するお金まわりの疑問を、難解な専門用語を避けながら丁寧に解きほぐしていく。 仕事の効率化や価格交渉の心理、さらには危険な取引先を見抜くための4つのフレーズなど、税務の枠を超えた実践的なノウハウが190ページにコンパクトに凝縮されている。国税調査官として数多くの中小法人を見てきた「税務署側の目線」は、一般的なビジネス書にはない独特の説得力を持っている。 確定申告の基礎から青色・白色申告の違い、インボイス制度、経費の考え方、資産形成の入口まで、幅広いテーマを一冊でカバーしている点も特長だ。フリーランス1年目が最初に手にすべき一冊として設計されており、文章は芸人らしいテンポのよさで書かれているため、税金の話が苦手な人でも読み進めやすい。 さらに本書では、SNS経由で舞い込む依頼の落とし穴や、「あなたのためです」という一見親切に見える言葉の裏にある危険性など、フリーランスが搾取されないための自衛知識も具体的に解説されている。独立を検討している会社員や副業をはじめたばかりの人にとっても、知らずに損をしないための必読書といえる。

フリーランス2年目に突入したころ、確定申告が本当に怖かった。 Webデザイナーとして独立したのは28歳のとき。クライアントとのやりとりも少しずつ板についてきたころ、最初の確定申告シーズンがやってきた。「経費ってどこまで落とせるの?」「インボイス、登録しないとまずいの?」——調べれば調べるほど用語の壁にぶつかって、結局よくわからないまま税理士に丸投げした。費用は6万円。後から振り返ると、もっと早く自分で基礎を理解しておけばよかったと思う。 そのタイミングで手にとったのがこの本だった。 さんきゅう倉田さんの名前は知っていたけど、正直「芸人が書いた税金本か〜」とナメていた。読んでみたら完全に偏見だったと気づく。国税調査官として現場で積んできた視点が随所に滲み出ていて、「税務署側はここを見ている」という話が妙にリアルで、他の入門書とは手触りが全然違う。 特に刺さったのが、危ない取引先の見極め方の章だ。「あなたのためです」と言いながら低い報酬を押しつけてくるクライアント——実は私にも心当たりがあって。あのとき断れなかったのは、断り方を知らなかったからじゃなかった。そもそもそれがおかしいと認識できていなかったからだ。この本を先に読んでいたら、もっと早く気づけた案件が少なくとも一件はある。 自分の時給を計算する話も、地味に効いた。プロジェクトの見積もりをなんとなく「他の案件と同じくらいかな」で出していたけど、実作業時間で割り返してみたら時給換算がえげつなく低い仕事があることがわかった。ちゃんと数字で確認するって、当たり前のようで全然できていなかった。 SNS経由で来る依頼への警戒の話も刺さった。「正規のルートを使わない理由は、ラクだからか、表に出せない理由があるかのどちらかだ」という著者の言葉は、実体験に基づいているだけあってずしりと重い。 文章はテンポよく読みやすい。190ページだからサクッと読めるし、難しい用語はほとんど出てこない。ただ、すでに確定申告に慣れている人には薄く感じるかもしれない。青色申告の控除額の詳細とか、経費の具体的な判断基準とか、もう少し踏み込んでほしい箇所はあった。それでも入門書としての完成度は高いと思う。 フリーランスをはじめたばかりで「税金のこと、なんとなくしかわかってない」という人に、まず最初に読んでほしい一冊だ。知らないことで損をし続けるより、1,500円払って読む方が何倍も得になる。

この本で学べること

本の目次

  1. 1第1章:フリーランスの仕事と報酬の現実
  2. 2第2章:フリーランスが仕事の効率を上げる方法
  3. 3第3章:駆け引き上手なフリーランスの行動経済学
  4. 4第4章:危ない取引先への対処法
  5. 5第5章:フリーランスのための確定申告と資産形成

良い点・気になる点

良い点

  • 国税調査官の実務経験に基づく「税務署目線」の解説が、他の税金本にはない説得力を持つ
  • 190ページとコンパクトで、テンポよく読み切れる
  • 税務の話だけでなく、取引先の見極め方や価格交渉など、フリーランス実務全般をカバーしている
  • インボイス制度・青色申告・経費など、フリーランス1年目が迷うポイントを網羅している
  • 芸人らしい文体で読みやすく、税金アレルギーがある人でもとっつきやすい

気になる点

  • 税務知識がすでにある中級者・上級者には内容が薄く感じられる
  • 経費の判断基準や節税テクニックの深掘りは少なめ
  • エンジニア・デザイナーなど特定業種に特化した情報ではなく、汎用的な内容にとどまる

みんなの評判・口コミ

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ao

フリーランスデザイナー

★★★★4.5

独立して最初の確定申告前に読んだ。税務署側の目線で「ここを見ている」と書いてあるのが他の本と違う。取引先の危険フレーズの話は、知らなかったら確実にやらかしていた案件があった。入門書としてこれ以上のものはないと思う。

りん

会社員

★★★3.5

経理の立場で読むとシンプルすぎる印象はあるけど、フリーランスをはじめたばかりの人が最初に手にとる本としては十分な内容だと思う。著者の文章がテンポよくて読みやすいのは間違いない。もう少し具体的な節税の事例があれば星5だった。

m
miku

Webマーケター

★★★★4.5

副業でライター活動をはじめたタイミングで読んだ。インボイスについての説明が、今まで読んだ中で一番わかりやすかった。「あなたのためです」フレーズの話、笑えない。心当たりがありすぎる。

こーた

マーケター

★★★☆☆3.0

フリーランスあるあるで共感できる部分は多いけど、読み終わった後に「で、具体的にどうすればいいの?」となる場面が何度かあった。入り口として読む分にはいいと思うが、もう一冊専門書を読む必要はある。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』はどんな人に向いていますか?
A. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』は、フリーランスとして独立したばかりの方や、副業を始めて確定申告が必要になった方に最適です。税務の基礎知識がない段階で読むことで、確定申告・経費・インボイス制度などを体系的に理解できます。すでに申告経験がある中級者には物足りない場合があります。
Q. 著者のさんきゅう倉田さんとはどんな方ですか?
A. 大学卒業後に国税専門官採用試験に合格し、東京国税局で法人税・消費税・源泉所得税の調査に携わったのち、吉本興業のお笑い芸人に転身した異色の経歴の持ち主です。ファイナンシャルプランナーの資格も保有しており、税金とお金に関する著作・講演を多数行っています。
Q. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』で学べる税務の内容は?
A. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』では、青色申告と白色申告の違い、経費として認められるものの考え方、インボイス制度の仕組み、確定申告の基本的な準備方法、資産形成の入口など、フリーランス1年目に必要な税務知識が一通り学べます。専門書ほど深くはありませんが、全体像を把握するには十分な内容です。
Q. 税金以外にも役立つ情報はありますか?
A. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』の特長のひとつが、税務だけでなくフリーランスとしての働き方全般をカバーしている点です。自分の時給の計算方法、価格交渉の心理、そして危険な取引先を見抜くための「4つのフレーズ」など、収入を守るための実務知識が豊富に盛り込まれています。
Q. 「危険な取引先の4つのフレーズ」とは何ですか?
A. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』で著者が警告する4つのフレーズは、「弊社に来てください(融通が利かない)」「サンプル以外の商品を要求する」「取引前にうちの商品を買ってください(下請法違反の可能性)」「あなたのためです(低報酬の押しつけ)」です。これらを見聞きしたら要注意と著者は指摘しています。
Q. インボイス制度についてはどの程度詳しく解説されていますか?
A. 『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』では、インボイス制度の基本的な仕組みと、フリーランスが登録すべきかどうかの判断軸について解説されています。深い専門知識というよりは「まず知っておくべき概要」レベルの内容です。制度の詳細な計算方法などを学びたい場合は、別途専門書を参照することをおすすめします。
Q. 電子書籍(Kindle)でも読めますか?
A. はい、Kindle版が提供されています。紙の本(1,485円)と同様に購入可能で、スマートフォンやタブレットでも読むことができます。

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