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1泊2日で組織は劇的に強くなる! 最高の「企業合宿」の創りかた
初心者経営副業

【要約・書評】『1泊2日で組織は劇的に強くなる! 最高の「企業合宿」の創りかた』の評判・おすすめポイント

茂木健太|||0ページ

★★★★4.5
(4件)

この本を一言で言うと

経営と現場、部門間、メンバー同士——組織に蓄積した「ズレ」を1泊2日の合宿で一気に整え、熱量と結束を同時に引き上げる企業合宿の企画・運営・定着までを体系化した日本初の実践書

この本の概要

リモートワークが当たり前になった今、チームの一体感やビジョンの共有が薄れつつあると感じるリーダーは少なくありません。「わざわざ集まる意味」が問われる時代に、著者の茂木健太氏は「企業合宿」という古くて新しい手法に正面から光を当てます。野村総合研究所で組織開発コンサルタントとして経験を積み、企業合宿専門サービス「合宿人」を立ち上げた著者ならではの、実践知が凝縮された一冊です。 本書の核となるコンセプトは「熱量×結束」というシンプルなフレームワーク。組織が成長の壁にぶつかる根本原因は、メンバー間・部門間・経営と現場の間に生まれる「ズレ」だと著者は指摘します。日常業務の延長では気づきにくく、解消もしにくいこのズレを、非日常の空間で一気に可視化し整えるのが企業合宿の本質的な役割です。 構成は全6章+終章。前半(第1〜3章)で合宿の価値と「熱量×結束」の理論的背景を理解し、後半(第4〜6章)で企画・準備から当日のファシリテーション、事後フォローまでを実践的に学べます。場所選び・アジェンダ設計・問いかけのテクニック・合宿後のアクション管理まで、再現可能な手順として体系化されているため、初めて合宿を任された担当者でも迷わず動ける構成です。 終章では「合宿を現代の儀式として組織文化にする」というビジョンが語られます。1回きりのイベントで終わらせず、定期的な実施を通じて組織のOSそのものを書き換えていくという視座が印象的です。スタートアップから上場企業まで規模を問わず活用できる、企業合宿についての日本初の専門書です。

「集まる意味」を言語化できなかった自分に刺さった

正直に言うと、企業合宿って「古い」と思ってた。温泉行ってBBQして飲み会して終わり、みたいな。うちのチームは完全リモートで2年以上回してて、SlackとZoomで業務は普通に進む。わざわざ集まる意味ある?ってずっと思ってたんですよね。 でもここ半年くらい、明らかにチームの空気がおかしくなってきた。1on1では「特に問題ないです」って返ってくるのに、プロジェクト間の連携がぎこちない。新しく入った人がいつまでも「お客さん」のまま。なんというか、組織として見えないところでズレがどんどん広がってる感覚があって、でもそれをうまく言葉にできなかった。 この本を読んで最初に刺さったのが「熱量×結束」っていうフレームワーク。うちのチーム、個々のスキルは高いんだけど結束がスカスカなんだなって、すとんと腹落ちした。合宿は「非日常の空間でズレを整える装置」だという説明を読んで、ああそういうことかと。集まる意味を自分の言葉で説明できなかった理由がやっとわかった気がする。 実務で一番使えると思ったのが第4章と第5章。場所選びのチェックリストからアジェンダの設計テンプレート、ファシリテーションの具体的な問いかけ例まで全部載ってる。「合宿やりたいけど何から手をつければいいの?」って状態から、この本1冊でとりあえず企画書が書けるレベルになる。第6章の事後フォローまでカバーしてるのも地味にありがたくて、合宿やりっぱなしで効果が消えるパターンを防げそう。 208ページで厚くないから週末にサクッと読めたし、合宿を「文化」にするっていう終章のビジョンも響いた。1回やって「いい合宿だったね」で終わりじゃなくて、定期的にやることで組織のOS自体を書き換えていくという話。 実はもう来月、試しに1泊2日の合宿を企画し始めてます。場所選びはこの本のチェックリスト通りに進めてる。温泉は……まあ、つけるかもしれないけど、それはオマケということで。

IT企業で30人規模のチームをマネジメントしている40代男性。リモート中心の働き方でメンバー同士の関係が希薄になってきたことに危機感を持っている。

この本で学べること

組織の「ズレ」が成長の壁を生む

経営と現場、部門間、メンバー同士——あらゆるレイヤーで生まれる認識や方向性のズレが組織の成長を止める最大の原因になる。日常業務の中では見えにくく解消もしにくいこのズレを可視化し、一気に整えることこそが企業合宿の本質的な価値だと著者は説く。

「熱量×結束」が合宿成功のカギ

個人のモチベーション(熱量)とチームの一体感(結束)を掛け算で同時に高めるのが合宿の目的。どちらか一方だけでは組織は機能しない。非日常の空間で両方を引き上げるための「3つの秘訣」と「4つのスイッチ」が体系的に解説されている。

企画から事後フォローまでの完全プロセス

場所選び・参加者設計・アジェンダ作成といった企画・準備フェーズから、当日のファシリテーション技法、合宿後のアクション管理・振り返りまでを再現可能な手順として網羅している。初めて合宿を任された担当者でも迷わず進められる実践的な構成になっている。

一過性のイベントではなく「文化」にする

合宿を1回きりの打ち上げ花火にせず、組織の定期的な儀式として定着させることを終章で提唱している。継続的に実施することで組織文化そのものが醸成され、メンバーの入れ替わりがあっても熱量と結束を維持できる仕組みづくりにまで踏み込んでいる。

良い点・気になる点

良い点

  • 企業合宿の企画・運営・事後フォローまでを1冊で体系的にカバーしており、初めて合宿を担当する人でもすぐ実践に移せる
  • 「熱量×結束」というシンプルなフレームワークで、合宿の目的と効果を経営層にも説明しやすい
  • 208ページとコンパクトで、忙しいマネージャーでも短時間で読み切れる
  • スタートアップから上場企業まで規模を問わず応用できる汎用性の高さ

気になる点

  • 企業合宿という特定の手法に特化しているため、合宿以外の組織開発アプローチとの比較や使い分けの議論は薄い
  • 著者の「合宿人」としてのコンサルティング実績が中心のため、読者の業種・規模によってはフィットしない事例もあり得る
  • リモートワーク主体で物理的に集まることが難しい組織では、そもそも合宿の実施ハードルが高い

みんなの評判・口コミ

R
R

エンジニア

★★★★4.0

PMとしてチームビルディングにはずっと関心があり、企業合宿という切り口が新鮮で手に取りました。「熱量×結束」のフレームワークはわかりやすく、経営陣への企画提案にそのまま使えそうです。特にファシリテーションの章が実践的で、具体的な問いかけの例まで載っているのが助かります。ただ、50人以上の大規模チームでの応用事例がもう少し欲しかったのが正直なところです。合宿を検討しているリーダーにとって最初の1冊として十分な内容だと思います。

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sho

メーカー営業

★★★★4.5

人材系ベンチャーで営業チームを見ていると、数字は追えてもチームの一体感が足りないと感じる場面が多くありました。この本を読んで、まさにそれが著者の言う「ズレ」なのだと言語化できたのが大きな収穫です。野村総合研究所出身の著者らしくフレームワークの整理が論理的で、納得感が高いです。企画から事後フォローまでステップバイステップで書かれているので、来期の営業キックオフを合宿形式に変えてみようと具体的に計画しています。208ページで読みやすいのもありがたいポイントでした。

のり

ソリューション営業

★★★★★5.0

営業畑で10年やってきて、顧客との関係構築は得意なのにチーム内の関係構築は後回しにしがちだった自分に刺さりました。合宿を「現代の儀式」として捉える視点が面白く、単なるイベントではなく文化として根付かせるという発想に共感します。アジェンダ例や場所選びのポイントなど実用的な情報も豊富で、読んだ翌週にはもう上司に企画書を出していました。チームの結束を高めたいと考えているマネージャーには自信を持っておすすめできる一冊です。

こーた

マーケター

★★★★★5.0

マーケティング部門は個人プレーになりがちで、チームで何かを作り上げる機会が意外と少ないのが悩みでした。本書で紹介されている「3つの秘訣」と「4つのスイッチ」は合宿に限らず普段のチーム運営にも応用できる考え方だと感じます。第5章のファシリテーション技法は日常の会議でも使えるレベルの具体性があり、すでにいくつか試しています。合宿の予定がなくても組織の熱量と結束を高めたい人には読む価値がある本だと思います。

著者について

こんな人におすすめ

経営者・役員

組織の方向性を合わせる経営合宿を企画したい経営層。ビジョン共創や中期計画の策定を合宿で行うための具体的な手法が得られる。

チームリーダー・マネージャー

リモートワーク環境下でチームの一体感低下を感じているマネジメント層。「熱量×結束」のフレームワークで合宿の必要性を上層部に提案できるようになる。

人事・組織開発担当者

社員のエンゲージメント向上やカルチャー醸成の施策として企業合宿を検討している人事担当者。企画から運営、効果測定まで一気通貫で学べる。

スタートアップの創業メンバー

急成長フェーズで採用が増え、組織の求心力維持に課題を感じている初期メンバー。少人数でも効果的な合宿の設計方法がわかる。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識ローレン・B・ベルカー初心者★★★★★ 4.5¥2,200

よくある質問

Q. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』はどんな人向けの本ですか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』は経営者、マネージャー、人事・総務担当者など、組織の一体感やエンゲージメント向上に課題を感じている方が主な対象です。企業合宿の経験がなくても企画から事後フォローまで体系的に学べる構成になっています。
Q. 著者の茂木健太氏はどのような経歴の方ですか?
A. 野村総合研究所でITコンサルタント・組織開発コンサルタントとして経験を積んだ後、Co-Creations株式会社を設立した方です。企業合宿専門の組織開発サービス「合宿人」の代表として、スタートアップから上場企業まで多数の合宿を手がけています。
Q. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』の「熱量×結束」とは何ですか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』の核となるフレームワークで、個人のモチベーション(熱量)とチームの一体感(結束)を掛け算で高めるという考え方です。どちらか一方だけでは組織は機能せず、合宿という非日常空間で両方を同時に引き上げることが重要だと著者は説いています。
Q. 小規模なチーム(10人以下)でも参考になりますか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』はスタートアップから上場企業まで幅広い規模を対象としており、少人数でも実践できるアジェンダ設計やファシリテーション手法が紹介されています。むしろ少人数のほうが全員の発言機会を確保しやすく、合宿の効果を実感しやすい面もあります。
Q. 合宿の経験がまったくなくても実践できますか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』では第4章で企画・準備、第5章で当日の運営・ファシリテーション、第6章で事後フォローをそれぞれステップバイステップで解説しています。初めて合宿を任された方でも迷わず進められる構成です。
Q. リモートワーク中心の組織でも企業合宿は有効ですか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』では、リモートワーク時代だからこそ対面合宿の価値が高まると主張されています。普段オンラインでしかやり取りしないメンバーが非日常の空間で一堂に会することで、日常では解消しにくい認識のズレを一気に整えることができます。
Q. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』は電子書籍でも読めますか?
A. 『1泊2日で組織は劇的に強くなる!』はKindle版が販売されており、紙の書籍と同じ内容を電子書籍でも読むことができます。

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