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マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識 - MAIN
初心者米国50万部突破のロングセラー8つの言語に翻訳された世界的ベストセラー経営副業

【要約・書評】『マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識』の評判・おすすめポイント

ローレン・B・ベルカー|||0ページ

★★★★4.5
(4件)

この本を一言で言うと

採用・評価・動機づけからリモート対応まで、管理職の仕事を43章で網羅した米国発40年のロングセラー —— 部下を持った日に最初に開くべき、マネジャーの教科書決定版。

この本の概要

『マネジャーの全仕事』は、米国で40年以上にわたり50万部超を売り上げてきた管理職のバイブルの第7版日本語訳だ。原題は『The First-Time Manager』。個人プレーヤーとして優秀だった人が「人の上に立つ」立場に就いたとき、いったい何から手をつければいいのか——その問いに対して、6部構成・全43章で網羅的かつ実践的な答えを提示する。 本書がユニークなのは、マネジメントを「科学」ではなく「人と人との営み」として捉えている点にある。部下との信頼の築き方、積極的傾聴の技術、正しい叱り方、解雇の判断基準など、管理職が現場で直面するリアルな局面を取り上げながら、小手先のテクニックではなく「人を率いるとはどういうことか」という本質に踏み込む。それでいて、採用面接の進め方や職務記述書の書き方まで具体的にカバーしており、精神論で終わらないのが強みだ。 第7版では、リモート勤務のマネジメント、世代間ギャップへの対処、職場でのソーシャルメディア利用といった現代的なテーマが大幅に加筆された。1981年の初版から受け継がれてきた普遍的な原則と、2020年代のワークスタイルに対応した最新のアップデートが違和感なく一冊の中に共存しているのは、このロングセラーならではの厚みだろう。 チームビルディング、権限委譲、EQ(心の知能指数)、タイムマネジメント、プレゼン技術まで守備範囲は幅広く、マネジャーとしての総合力を棚卸しするのにも最適な構成になっている。新任マネジャーが「最初の1冊」として手に取るのはもちろん、経験豊富な管理職が自らのマネジメントを点検し直す際にも、繰り返し立ち返れる一冊だ。

「全部書いてあるじゃん」が正直な感想

営業マネージャーになって半年くらい経ったとき、正直しんどかった。数字は追わなきゃいけない、メンバーからの相談は次から次にくる、上からは「もっとチームを引き上げろ」と詰められる。自分なりにマネジメント本を何冊か読んだんだけど、どれもリーダーシップ論が高尚すぎて、翌日の1on1で何を話せばいいかは書いてなかった。 この本はタイトルの「全仕事」に惹かれて買った。読み始めて10分くらいで「あ、これ自分が困ってることがそのまま章立てになってる」と思った。部下の叱り方、採用面接で何を聞くか、上長との距離感の取り方。マネジャーが日々ぶつかる問題が43章にずらっと並んでいる。しかもぜんぜん甘くない。「部下に好かれたいなら管理職はやめなさい」くらいのトーンで書いてあって、読みながら何回か「うっ」ってなった。 個人的にいちばん刺さったのは「マネジメント・スタイルを選ぼう」の章。自分は完全にマイクロマネジメントに振り切ってたタイプで、メンバーの日報を全部赤入れするみたいなことをやっていた。それがチームの自律性を潰していたんだなと、読みながら冷や汗が出た。あと「変化には抵抗がつきもの」の章もよかった。新しい施策を入れるたびにメンバーが微妙な顔をするのは、自分のやり方がダメなんじゃなくて組織の力学として当たり前のことだと腹落ちしただけで、気持ちがかなり軽くなった。 アメリカの本なので、解雇の話とか日本だとピンとこない部分はある。でもマネジメントの根っこの部分は国とか業界とか関係ないんだな、というのが読後にいちばん残った感想。同じ時期にマネージャーになった同期にも薦めたら「もっと早く教えてくれよ」と言われた。新任マネージャーなら、迷わず最初に読んでほしい。

sho / メーカー営業 / 20代 / 人材系ベンチャーの営業マネージャー

この本で学べること

プレーヤーからマネジャーへの**意識転換**が最初の関門

個人として成果を出す力と、人を通じて成果を出す力はまったくの別物だ。本書は第1部でマネジャーとしてのマインドセットを丁寧に解きほぐし、信頼構築・傾聴・称賛といった基本動作を一つひとつ叩き込んでいく。

採用・評価・解雇まで**人事の実務**を具体的にカバー

面接で何を聞くべきか、職務記述書はどう書くか、業績評価の進め方、そして解雇が必要なときの判断基準まで。マネジャーが避けて通れない人事実務に正面から踏み込んでいる点が、他のリーダーシップ本との決定的な違いになっている。

部下のモチベーションは**仕組み**で高める

「やる気を出せ」と精神論で押すのではなく、情報共有の徹底、権限委譲の設計、リスク志向の理解など、組織の構造としてモチベーションを生み出す方法を示す。第3部「心を掴み、人を動かす」が本書の核心部分だ。

リモート・世代間ギャップなど**現代の課題**にも対応

第7版で大幅に加筆されたリモート勤務マネジメント、ソーシャルメディア対応、世代間ギャップへの処方箋は、2020年代の管理職が直面する今まさにリアルな悩みに直結する。40年の蓄積と最新トレンドが一冊に同居している。

EQ・文章力・プレゼンなど**総合力**の底上げ

マネジメントの技術だけでなく、タイムマネジメント、文章力、プレゼン技術、ストレス対処、ワークライフバランスまで守備範囲が広い。マネジャーという役割を担う「一人の人間」としての総合力を高める視点が、第5部・第6部に凝縮されている。

本の目次

  1. 1第1部 マネジャーになるあなたへ
  2. 2第1章 マネジャーになるまで
  3. 3第2章 管理職としてのスタート
  4. 4第3章 自信と信頼の構築
  5. 5第4章 ちゃんと褒めよう
  6. 6第5章 積極的傾聴をマスターする
  7. 7第6章 新人マネジャーの仕事とよくある間違い
  8. 8第7章 上長とうまくやる
  9. 9第8章 マネジメント・スタイルを選ぼう
  10. 10第2部 新しい仕事に取り組む
  11. 11第9章 チーム・ダイナミクスで強い職場を作る
  12. 12第10章 マネジメントとリーダーシップの違い
  13. 13第11章 問題のある部下をマネジメントする
  14. 14第12章 採用と面接
  15. 15第13章 部下の教育
  16. 16第14章 変化には抵抗がつきもの
  17. 17第15章 正しく叱る
  18. 18第16章 解雇が必要なとき
  19. 19第17章 コンプライアンスの重要性
  20. 20第3部 心を掴み、人を動かす
  21. 21第18章 情報共有を徹底しよう
  22. 22第19章 人事部を活用する
  23. 23第20章 「会社に尽くす」は時代遅れか
  24. 24第21章 部下のモチベーションを高める
  25. 25第22章 リスク志向を理解する
  26. 26第23章 自律的でイノベーティブな組織を作る
  27. 27第24章 業務改善
  28. 28第25章 世代間ギャップ
  29. 29第26章 リモート勤務や拠点外勤務のマネジメント
  30. 30第27章 職場でのソーシャルメディアの利用
  31. 31第4部 人事評価を行う
  32. 32第28章 職務記述書の作成
  33. 33第29章 業績評価を行う
  34. 34第30章 給与業務
  35. 35第5部 成長し、さらに上を目指す
  36. 36第31章 EQ――心の知能指数を高める
  37. 37第32章 「成功する人」になる
  38. 38第33章 タイムマネジメント
  39. 39第34章 文章力を高める
  40. 40第35章 クチコミの効果
  41. 41第36章 部下への権限移譲を進める
  42. 42第37章 ユーモアのセンス
  43. 43第38章 会議のマネジメント
  44. 44第39章 プレゼンテーション技術を磨く
  45. 45第40章 ボディランゲージの基本
  46. 46第6部 人としての総合力を高める
  47. 47第41章 ストレスに対処する
  48. 48第42章 ワーク・ライフ・バランスの重要性
  49. 49第43章 マネジャーの品格

良い点・気になる点

良い点

  • 43章にわたる圧倒的な網羅性で、マネジャーの仕事の全体像を一冊で見渡せる
  • 採用・評価・解雇など他書が避けがちな人事実務まで具体的に踏み込んでいる
  • 40年のロングセラーならではの普遍的原則と、リモートワーク等の最新アップデートが共存
  • 翻訳が読みやすく、420ページでも2〜3時間で通読できるテンポの良さ

気になる点

  • アメリカの労働環境が前提のため、日本の商習慣や法制度に合わない部分がある
  • 43章と広く浅い構成のため、個別テーマを深掘りしたい人には物足りない
  • 具体的なフレームワークやツールの提示は少なく、すぐ使えるテンプレートを求める人には不向き

みんなの評判・口コミ

s
sho

メーカー営業

★★★★★5.0

営業マネージャーに昇進したタイミングで手に取った。チームの数字を追いながら一人ひとりのメンバーのケアもしなきゃいけない日々で、正直何から手をつけていいか分からなかった。この本は43章にわたってマネジャーの仕事がずらっと並んでいるので、自分に足りないものがどこなのか一発で見えてくる。特に「正しく叱る」の章には助けられた。それまで感覚でやっていた指導に、明確な型と根拠をもらえた感じだった。420ページと分厚いけど文章が平易で、週末の1日で読み切れた。もっと早く出会いたかった本だと心から思う。

R
R

エンジニア

★★★★4.5

PMとしてチームビルディングに日々取り組んでいるが、かなり学びの多い一冊だった。「マネジメントとリーダーシップの違い」の章が特に良くて、今この場面で自分はどちらの帽子をかぶるべきなのかを意識するようになった。権限委譲の章も具体的で、エンジニアチームでの1on1設計にそのまま活かせた。一方、解雇やコンプライアンスといったアメリカの雇用慣行ベースの章は日本だとそのまま適用しにくく、読み替えが必要になる。それを差し引いても、マネジャー1年目に読む本としてはベストに近いと思う。

のり

ソリューション営業

★★★★4.0

営業マネージャーを10年やってきた立場で読むと、書いてあることの8割くらいは「うん、知ってる」という確認作業になる。ただそれが無駄かというとまったく逆で、自分のマネジメントの棚卸しとしてちょうどいい粒度なのだ。残りの2割で「あ、これちゃんとできてなかったな」と気づけるところに価値がある。EQの章とワークライフバランスの章は、長くやっている人ほど響くのではないか。網羅的なぶん各章の深さには限界があるので、気になったテーマは専門書に進むのが前提になる。

ゆうと

EC企業マーケター

★★★3.5

マーケティング担当で直接の部下はまだいないが、プロジェクトでチームリーダー的な役割が増えてきたので読んでみた。マネジャーの仕事がここまで幅広いのかと素直に驚いた。モチベーション管理や情報共有の章は、管理職でなくても明日から使える知見が詰まっている。ただ人事評価や給与業務の章は今の自分にはまだ距離がありすぎて、正直ほとんど読み飛ばしてしまった。アメリカの事例が中心なので日本の現場にそのまま持ち込めない箇所もある。いつか管理職になったときに、もう一度最初からじっくり読みたい。

著者について

こんな人におすすめ

初めて部下を持つ新任マネジャー

マネジメントの全体像を一冊で把握し、何から手をつけるべきかの指針が得られる。

プレーヤーからの昇進で不安を感じている人

個人の成果からチームの成果へ、意識の切り替え方を具体的に学べる。

自分のマネジメントを見直したい中堅管理職

43章のチェックリストとして使い、強み・弱みの棚卸しができる。

リモートチームを率いるマネジャー

第7版で加筆されたリモート勤務マネジメントの章が実践的な指針を提供する。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
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よくある質問

Q. 『マネジャーの全仕事』はどんな人向けの本ですか?
A. 初めて部下を持つ新任マネジャーを主な読者として想定していますが、経験豊富な管理職が自身のスキルを棚卸しする用途にも適しています。『マネジャーの全仕事』は43章にわたってマネジメント業務を網羅しているため、自分の弱点を特定するチェックリストとしても活用できます。
Q. 『マネジャーの全仕事』の原書は何ですか?
A. 原書は『The First-Time Manager』(著:ローレン・B・ベルカー、ジム・マコーミック、ゲイリー・S・トプチック)です。1981年の初版から40年以上にわたり改訂を重ねており、『マネジャーの全仕事』はその第7版の日本語訳にあたります。8つの言語に翻訳され、米国では50万部を超えるロングセラーです。
Q. 『マネジャーの全仕事』はリモートワーク時代にも対応していますか?
A. はい。第7版では第26章「リモート勤務や拠点外勤務のマネジメント」が新たに加筆され、物理的に離れたチームメンバーをどうマネジメントするかについて実践的な指針が示されています。世代間ギャップやソーシャルメディア対応なども『マネジャーの全仕事』の最新版で追加されたテーマです。
Q. 『マネジャーの全仕事』は日本の職場環境でも役立ちますか?
A. 『マネジャーの全仕事』が扱う信頼構築、傾聴、動機づけ、権限委譲といったマネジメントの本質は国を問わず通用します。ただし解雇や給与交渉など、アメリカの労働慣行を前提とした章は日本の法制度と異なる部分があるため、読み替えが必要です。
Q. 『マネジャーの全仕事』を読むのにどれくらい時間がかかりますか?
A. 420ページありますが、各章が独立したテーマで完結しており文章も平易なため、集中して読めば2〜3時間で通読できます。『マネジャーの全仕事』は必要な章だけ拾い読みする辞書的な使い方にも向いています。
Q. 『マネジャーの全仕事』とリーダーシップ本の違いは何ですか?
A. 一般的なリーダーシップ本がビジョンや影響力に焦点を当てるのに対し、『マネジャーの全仕事』は採用面接の進め方、業績評価の方法、職務記述書の書き方といった管理職の実務にまで踏み込んでいます。第10章では「マネジメントとリーダーシップの違い」が明確に整理されています。
Q. 『マネジャーの全仕事』はマネージャー経験者にも読む価値がありますか?
A. あります。『マネジャーの全仕事』の43章を通読することで「できていること」と「できていないこと」が明確になり、マネジメントスキルの棚卸しになります。特にEQ、ワークライフバランス、権限委譲などの章は、経験を積んだマネジャーほど刺さる内容です。

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