■ この本を一言で言うと
「お願い=甘え」という思い込みを4ステップで手放す——人に動いてもらいながら自分も組織も育てる、頼ることを武器に変える実践書。
■ この本の概要
■ 「お願いして申し訳ない」をやめたら、チームが動き出した
— 30代後半・女性・チームリーダー(IT系)。完璧主義で仕事を抱え込みがち。育休復帰後、部下への仕事の振り方に悩んでいる。
■ この本で学べること
「お願い=甘え」という思い込みを解体する
頼まれると嬉しい自分がいるのに、頼む側になると罪悪感を感じる——この非対称な思い込みを丁寧に解きほぐすところから本書は始まる。「お願いはギフト」という視点の転換が、すべての実践の土台になる。
相談→依頼→頼る→任せる、4段階の移譲ステップ
いきなり丸投げせず、小さな「どう思う?」から始めるのがポイント。相手が自分で考え、動く習慣が自然と育ち、やがて権限ごと委ねられる関係性が生まれる。
相手別のお願い表現フレーズ集
チームメンバー・上司・取引先など、関係性に応じた具体的な言葉がけが掲載されている。「なんと言えばいいかわからない」という実践の壁を、そのままセリフで突破できる。
「抱え込みループ」からの脱出メカニズム
「頼み方がわからない」「任せると不安」「自分でやった方が早い」という3つの思考が重なると、時間も成果も頭打ちになる。ループの構造を図解で可視化し、どこから崩せばいいかを明確に示す。
仕事・家庭・コミュニティ、あらゆる場で使える
職場の部下管理だけでなく、家事分担・育児・地域活動など生活全般の「任せる」場面に応用できる設計。イラストとワークで自分ごと化しやすく、読後すぐ実践に移せる。
■ 本の目次
- 1プロローグ
- 2第1章 「抱え込みループ」から抜け出す
- 3第2章 人が喜んで動く4つのステップ
- 4第3章 すんなり引き受けてもらうお願いの仕方
- 5第4章 協力者と一緒に目標を達成する
- 6第5章 任せることで人生を前に進める
- 7けーりん流・丁寧なお願いフレーズ集
- 8エピローグ
■ 良い点・気になる点
良い点
- ○「お願いすること=甘え」という心理的ブロックを、論理と共感の両面から丁寧に解体してくれる
- ○4ステップが明確で、読後すぐ実践できるフレーズ集・ワークが豊富
- ○イラスト多用の読みやすいレイアウトで、192ページをサクッと読み切れる
- ○仕事・家庭・コミュニティと幅広い場面に応用でき、汎用性が高い
気になる点
- △組織論・マネジメント理論の深掘りは少なく、上級管理職には物足りない可能性がある
- △「任せる側」の視点が中心のため、任せられる側のスキルアップには別の本が必要
- △事例が著者のコミュニティ・起業文脈に偏っており、大企業の縦割り組織への適用には工夫が必要
■ みんなの評判・口コミ
MLエンジニア
ずっとひとりで抱え込んでいたのは、頼むことへの罪悪感が原因だったとわかった。頼まれると嬉しい自分がいるのに、頼む側になると途端に怖くなる。その矛盾を言語化してもらえてスッキリした。4ステップを実践してみたら、翌週から部下が自分から動くようになって心底驚いた。読む前と後で、チームへの接し方がはっきり変わったと感じている。
バックエンドエンジニア
「任せることが大事」なんて言われなくてもわかってる。問題はどう言うか、だ。本書はその「どう言うか」に真正面から答えてくれる。上司へのお願いの仕方、チームメンバーへの依頼フレーズ、取引先への頼み方……それぞれ文脈に合ったセリフが載っていて、そのまま使ったら思ったよりすんなり受け取ってもらえた。抽象論ゼロで実用一択、こういう本が欲しかった。
メーカー営業
てっきり職場のマネジメント本だと思って買ったら、家庭の家事分担や育児の場面にも普通に触れていてびっくりした。夫に家事をお願いするときの伝え方を少し変えたら、最初の一週間で反応がガラリと変わって、思わず笑ってしまった。イラストが多くてさらっと読めるし、各章のワークもとっつきやすい。管理職じゃなくても、共働きで分担に悩んでいるなら読んでみてほしい。
Web担当者
任せることで相手の成長機会を奪っているんじゃないか、とずっと思っていた。それが読んでいるうちに恥ずかしくなってきた。任せることは「渡すこと」であり「信頼の表明」だという著者の言葉が、じわじわ効いてくる。ワークが豊富で手を動かしながら読み進められるのもいい。事例がもう少し多彩だとさらに良かったけど、それを差し引いても得るものが大きかった。
■ 著者について
■ こんな人におすすめ
仕事を抱え込みがちなリーダー・管理職
「自分でやった方が早い」という口癖がある人。部下への任せ方の具体的な4ステップと言葉がけを学べる。
「お願いするのが苦手」な真面目で責任感の強い人
頼ることへの罪悪感・申し訳なさを手放し、頼ることを「ギフト」として捉え直したい人に。
育休復帰・職場復帰後にチームマネジメントで悩んでいる人
限られた時間でチームを動かす必要がある状況に直結する内容。フレーズ集がそのまま使えて即効性がある。
フリーランス・起業家で組織化・外注化を始めたい人
著者自身がひとりから年商5億円の会社を作った経験に基づく実例が豊富。外注・委託の第一歩に役立つ。
家事・育児の分担に悩む共働き世帯
仕事に限らず家庭での「任せ方」にも触れており、パートナーへの伝え方を変えたい人にも有効。
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 佐久間宣行のずるい仕事術 | 佐久間 宣行 | 初心者 | ★★★★★ 4.5 | ¥2,080 |
| マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識 | ローレン・B・ベルカー | 初心者 | ★★★★★ 4.5 | ¥2,200 |
■ よくある質問
Q. 『任せ方がわかりません』はどんな人に向けた本ですか?▼
Q. 『任せ方がわかりません』で学べる具体的なスキルは何ですか?▼
Q. 著者のけーりんさんはどんな人ですか?▼
Q. 「抱え込みループ」とは何ですか?▼
Q. 『任せ方がわかりません』は管理職向けのマネジメント本ですか?▼
Q. Kindle版はありますか?▼
Q. 前著の『戦略的いい人 残念ないい人の考え方』との違いは何ですか?▼
Q. ワークはどんな内容ですか?▼
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