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JobPicks 未来が描ける仕事図鑑

【要約・書評】『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』の評判・おすすめポイント

JobPicks編集部|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

「会社名」ではなく「職種」でキャリアを選ぶ時代へ —— NewsPicksが22職種の現場を徹底取材した、新世代のための仕事カタログ

この本の概要

「どの会社に入るか」ではなく「どんな仕事をするか」。終身雇用が揺らぎ、ジョブ型雇用が広がる今、キャリア選択の軸そのものが大きく変わりつつある。本書はNewsPicksのキャリアプラットフォーム「JobPicks」に集まった現場の声をもとに、コンサルタント、データサイエンティスト、デジタルマーケターなど22の職種を体系的にまとめた一冊だ。 各職種のページには、仕事内容・年代別の給与レンジ・必要スキル・将来性がコンパクトに整理されている。加えて、その職種で実際に活躍するロールモデルへのインタビューが収録されており、一日のスケジュールや転職の経緯、やりがいと苦労がリアルな言葉で語られている。就活サイトやエージェントの情報だけでは見えてこない「中の人の本音」に触れられる点が、本書最大の強みだろう。 1章ではまず、メンバーシップ型からジョブ型への移行やDX時代に求められるスキルセットなど、キャリア選択の前提となるマクロな変化が丁寧に解説される。2章以降はコンサル系・事業開発・マーケティング・営業・プロダクト開発・コーポレート・公務員と、カテゴリごとに職種を深掘りしていく構成だ。気になる章だけ拾い読みしても十分に使える、図鑑らしいつくりになっている。 一方で、取材対象がIT・ベンチャー系の職種に偏りがちな点や、1職種あたりの解説がどうしても概要レベルにとどまる点は割り引いて読む必要がある。それでも「そもそもどんな仕事が世の中にあるのか」を俯瞰するための入口としては、現時点で最も網羅的かつ手に取りやすいガイドブックの一つといえる。

「なんとなく営業」の自分に、選択肢の地図をくれた本

正直に言うと、就活のときは業界と会社名しか見ていなかった。金融なら安定してるでしょ、営業なら潰しがきくでしょ、そのくらいの感覚だった。実際に3年やってみて、仕事自体は嫌いじゃない。けど、ふと「この先もずっとこれでいいのかな」って思う瞬間が増えてきて、自分でもちょっと焦り始めていた。 転職サイトをなんとなく眺めてみても、求人票に並ぶ「コンサルタント」とか「事業企画」って、結局なにをする仕事なのかピンとこない。それでモヤモヤしていたときに、本屋でたまたま手に取ったのがこの本だった。 読み始めてまず刺さったのが、1章の「ジョブで選ぶ」という考え方。会社名じゃなくて職種で自分のキャリアを組み立てるという発想が、私にはすっぽり抜け落ちていたんだなと気づかされた。2章以降はコンサル、マーケティング、事業開発……と職種ごとの解説が続くんだけど、年代別の給与レンジや有効求人倍率まで数字で出ているのが地味にありがたかった。「興味はあるけど、食べていけるの?」みたいな現実的な不安にちゃんと答えてくれる。 とくに印象に残ったのは、ロールモデルたちのインタビュー。転職3回目でようやく自分に合う職種を見つけた人、営業から事業企画にキャリアチェンジした人——自分と重なるエピソードがいくつもあった。キラキラした成功談だけじゃなくて、「最初の2年は正直つらかった」みたいなリアルな話が混ざっているのがよかった。 もちろん万能な本ではない。IT・ベンチャー寄りの職種が多いので、メーカーの技術職とか現場系の仕事を知りたい人には物足りないと思う。それに、1職種あたりのページ数は限られているから、深く知るにはここを起点にして自分で調べていく必要がある。でも「そもそもどんな選択肢があるのか分からない」という状態から一歩踏み出すには、十分すぎるくらいの情報量だった。 この本を読んでから、漠然とした「転職したいな」が「この職種についてもっと調べてみよう」に変わった。キャリアの地図を持たないまま走り続けていた自分に、ようやく一枚の地図が渡された感覚。同じように「なんとなく今の仕事を続けている」20代には、ぜひ一度手に取ってみてほしい。

新卒3年目、金融系企業の法人営業から転職を考え始めた26歳の女性

この本で学べること

「会社」ではなく「ジョブ」で選ぶキャリア設計

終身雇用が崩れつつある今、企業名ではなく職種を軸にキャリアを考えるべきだという本書の中心メッセージ。メンバーシップ型からジョブ型への移行トレンドを踏まえ、自分のスキルと市場価値を起点にした仕事選びの考え方が提示されている。

22職種のリアルデータとロールモデルインタビュー

コンサルタント、データサイエンティスト、デジタルマーケターなど22の職種について、仕事内容・年代別給与・必要スキル・将来性を網羅的に掲載。さらに各職種で活躍する実名のプロフェッショナルへのインタビューにより、教科書的な説明だけでは伝わらない現場のリアルを読み取ることができる。

「その後のキャリア」まで見据えた情報設計

各職種で身につくスキルや転職時の有効求人倍率だけでなく、隣接する職種へのキャリアパスまで記載されている。今の仕事から次にどこへ動けるかを具体的にイメージできるため、中長期的なキャリアプランニングの素材として使いやすい。

DX時代の職種トレンドを俯瞰できる1章

本編に入る前の1章で、DX・リモートワーク・副業解禁といった働き方の構造変化と、それに伴う職種の需要シフトを解説。個別の職種情報を読み始める前に、マクロな視点で「なぜ今ジョブ型なのか」を押さえられる構成になっている。

本の目次

  1. 11章 自分に「合う」仕事を考える
  2. 22章 コンサル系の仕事
  3. 33章 事業を作る仕事
  4. 44章 マーケティング・分析関係の仕事
  5. 55章 営業の仕事
  6. 66章 プロダクト・サービス開発の仕事
  7. 77章 事業を支えるコーポレートの仕事
  8. 88章 公務員の仕事

良い点・気になる点

良い点

  • 22職種を横断的に比較でき、「知らなかった仕事」に出会える
  • 年代別給与レンジや有効求人倍率など、定量データが豊富
  • 実名のロールモデルインタビューで、仕事のリアルな手触りが伝わる
  • 図鑑形式なので興味のある職種だけ拾い読みしやすい

気になる点

  • IT・ベンチャー系の職種に偏りがあり、製造業や現場系の仕事はカバーされていない
  • 1職種あたりの情報量は概要レベルにとどまり、深掘りには別の情報源が必要
  • 取材対象が高学歴・意識高い層に寄っており、すべての読者が共感できるとは限らない

みんなの評判・口コミ

けんじ

Web担当者

★★★☆☆3.0

就活のときに「とりあえず営業」で入社した自分としては、もっと早くこういう本に出会いたかった。22職種の概要がコンパクトにまとまっていて、知らない仕事を知るきっかけとしては十分だと思う。ただ、一つひとつの職種についてはどうしても浅くなるので、ここから自分で調べていく前提の本だなという印象。図鑑として割り切ればよくできているけど、これ一冊で転職先が決まるような内容ではない。

m
miku

Webマーケター

★★★3.5

マーケティング職に興味があって4章を中心に読んだ。デジタルマーケターやマーケティングプランナーの仕事内容、年収レンジが具体的に書かれていて参考になった。ロールモデルのインタビューもきれいごとだけじゃない感じがしてよかった。ただ、全体的にNewsPicks色が強く、IT・スタートアップ寄りの視点になっているのは否めない。メーカーのマーケティング部門なんかも取り上げてほしかった。

R
R

エンジニア

★★★★4.0

PM職を検討していたときに手に取った。プロダクト開発の章がかなり実践的で、PMやエンジニアのキャリアパスを具体的にイメージできた。1章の「ジョブ型で考える」という前提の話もよくて、会社ではなく職種で自分の市場価値を測るという視点を持てたのは収穫だったと思う。年代別の給与データも初めて見る数字が多くて面白い。職種選びの入口として人に薦められる一冊。

こーた

マーケター

★★★★4.5

キャリアに悩んでいた時期にちょうど読んだ。今やっている仕事の延長線上にどんな選択肢があるのか、隣接する職種への動き方まで書いてあるのがすごくありがたかった。インタビューに登場する人たちのキャリアの紆余曲折にも励まされる。公務員の章だけやや情報が薄く感じたのと、全体的にIT・コンサル系が手厚い印象はある。それでも「仕事を職種で選ぶ」という考え方自体が自分にとって新鮮で、読んでよかったと素直に思える一冊だった。

著者について

こんな人におすすめ

就活で「どんな仕事があるか」を広く知りたい学生

企業研究だけでは見えない職種の全体像を把握でき、業界ではなく職種軸で就活の方向性を考えるきっかけになる。

入社1〜3年目で漠然と転職を考えている若手社会人

今の職種以外にどんな選択肢があるのか、隣接するキャリアパスを含めて俯瞰できる。

営業職からのキャリアチェンジを検討中の20代

営業からコンサル、事業企画、マーケティングなどへの転換事例が複数紹介されており、具体的なイメージを掴みやすい。

IT・DX領域の職種トレンドを知りたい人

データサイエンティストやPMなど、近年注目度が高い職種の仕事内容・将来性・給与レンジがまとまっている。

子どものキャリア教育に関心がある保護者

図鑑形式で読みやすく、現代のビジネス職種を親子で一緒に学ぶ教材としても使える。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方moto(戸塚 俊介)初心者★★★★ 4.0¥1,100
転職支援のプロが我が子にだけ教えた 人生が圧倒的に豊かになるキャリア戦略柴田 郁夫初心者★★★★★ 5.0¥1,870
人生は28歳までに決まる! 30代を楽しむためにやるべき24のこと長倉 顕太初心者★★★★★ 4.5¥1,540

よくある質問

Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』はどんな本ですか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は、NewsPicksが運営するキャリアプラットフォーム「JobPicks」に集まった現場の声をベースに、コンサルタント・データサイエンティスト・マーケターなど22の職種について、仕事内容・年代別給与・必要スキル・将来性をまとめた仕事図鑑です。各職種で活躍するロールモデルへのインタビューも収録されています。
Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は就活生向けですか、社会人向けですか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は就活生・社会人の両方を対象にしています。就活中の学生が「どんな仕事があるのか」を広く知る入口として使えるほか、若手社会人が転職やキャリアチェンジを検討する際のガイドブックとしても役立ちます。
Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』にはどんな職種が載っていますか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』には、経営コンサルタント、ITコンサルタント、データサイエンティスト、デジタルマーケター、事業企画、プロダクトマネージャー、セールス、経理・財務、人事、公務員など計22の職種が掲載されています。
Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』で年収情報は分かりますか?
A. はい。『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』では各職種について年代別の給与レンジが掲載されています。ただし、同じ職種でも企業規模やスキルレベルによって大きく異なるため、あくまで目安として捉えるのがよいでしょう。
Q. IT系以外の職種も載っていますか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』には営業、経理・財務、人事、公務員など非IT系の職種も含まれています。ただし全体的にはIT・ベンチャー系の職種が手厚い構成で、製造業の技術職や現場系の仕事は対象外です。
Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』の電子書籍版はありますか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』はKindle版やブックライブなどの電子書籍ストアで配信されています。紙版は240ページの単行本ソフトカバーです。
Q. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は全部読む必要がありますか?
A. 『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』は図鑑形式なので、興味のある職種の章だけ拾い読みしても十分活用できます。ただし、1章の「自分に合う仕事を考える」はキャリア選択の前提知識が整理されているため、最初に目を通しておくのがおすすめです。

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