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4訂版 社内諸規程作成・見直しマニュアル
中級者経営副業

【要約・書評】『4訂版 社内諸規程作成・見直しマニュアル』の評判・おすすめポイント

岩﨑 仁弥|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

就業規則からテレワーク・副業・内部通報まで24のモデル規程を法的根拠とともに完全収録——条文の書き方から見直しの勘所まで押さえた、社内規程づくりの決定版マニュアル

この本の概要

本書は、企業が整備すべき24種類のモデル規程を収録した社内規程づくりの実務書です。就業規則や賃金規程といった基本規程から出張旅費規程まで、幅広い社内ルールの策定方法を体系的にまとめています。著者の岩﨑仁弥氏は特定社会保険労務士として長年にわたり企業の規程整備を支援してきた専門家で、TMI総合法律事務所が監修を務めています。 4訂版の目玉は、働き方の多様化への対応です。内部公益通報取扱規程、テレワーク勤務規程、副業・兼業規程、定年後再雇用規程といった新しい規程が追加されました。育児・介護休業規程や個人情報取扱規程なども直近の法改正を踏まえて大幅にアップデートされています。 よくある「ひな形集」との大きな違いは、条文の書き方や法令用語の使い分けといった「規程そのものの作法」にまで踏み込んでいる点です。「場合」と「とき」をどう使い分けるか、条文番号はどう振るか——見栄えがよく、かつ誤解を生まない規程を書くための文章表現のノウハウが詰め込まれています。 各規程には根拠となる法律・行政指針・ガイドラインが明示されており、なぜその規程が必要なのかという背景まで理解できる構成になっています。新規策定にも既存規程の見直しにも対応しているため、労務管理の現場で長く手元に置いておける一冊です。

規程改定を任されて途方に暮れていた私が、この本に救われた話

うちの会社、就業規則だけはあるんですけど他の規程はほぼ手つかずの状態でした。テレワークも副業もなんとなくの口頭ルールで回していて、ある日社長に「ちゃんと規程にまとめてくれ」と言われたとき、正直「え、私が?」って固まりました。総務は私一人なんですけど。 最初はネットでひな形を拾ってきてコピペすればいいかなと思ったんですが、条文の言い回しが微妙にうちの実態と噛み合わないんですよね。法的にこれでいいのか判断もつかないし、手が止まる。そんなとき顧問の社労士さんに「これ使ってみたら」と教えてもらったのがこの本でした。 読み始めてまず驚いたのが、規程の中身だけじゃなくて「規程の作り方」そのものを教えてくれること。条文番号の振り方とか、「場合」と「とき」の使い分けとか、準用規定ってどう書くのとか。地味なんだけど実務でめちゃくちゃ困るポイントが丁寧に解説されていて、正直これだけでも元が取れたなと思いました。 24のモデル規程が載っていて、それぞれなぜこの規程が必要なのか、根拠になる法律はどれかまで書いてあるのがありがたい。役員に「なんでこれ必要なの?」と聞かれたとき、「法律でこう決まってるんです」と言えるのは総務担当にとって最強の武器です。説得力が全然違う。 4訂版で追加されたテレワーク勤務規程と副業・兼業規程はまさにドンピシャでした。コロナ禍で始めたテレワーク、ずっと「暫定対応」のまま放置してたので……。内部公益通報の規程も、改正公益通報者保護法の絡みでちょうど必要になるタイミングだったので、渡りに船でした。 ただ正直なところ、最初から通読するのはかなりしんどいです。ボリュームがすごい。私は必要な規程から辞書的に引いて使うスタイルに落ち着きました。あと大企業向けの規程もあるので、うちみたいな80人規模だとそのままでは使えないものもあります。そこは自社に合わせて削ぎ落とす前提で読んだほうがいいです。 それでも、社内規程を体系的に整備しようと思ったとき、この1冊があるかないかで作業効率がまるで変わります。今では付箋だらけになって私のデスクに常駐してます。規程まわりの仕事をしている人には心からおすすめしたい本です。

従業員80名の製造業で総務人事を一人で担当する30代後半の女性。就業規則の改定を任されたのをきっかけに、社内規程全体の整備に取り組んでいる。

この本で学べること

24のモデル規程を完全収録

就業規則、賃金規程、退職金規程といった基本規程からテレワーク勤務規程、副業・兼業規程、内部公益通報取扱規程まで、企業が整備すべき24種類のモデル規程をすべて収録。各規程の条文例とともに策定・見直しの勘所を解説しています。

規程の「書き方」を体系的に解説

条文の構成方法、番号の振り方、法令用語の正確な使い分け(「場合」「とき」「ときは」の違いなど)といった、規程作成の基本スキルを丁寧に解説。見栄えがよく誤解を生まない規程を書き上げるための実践的なノウハウが身につきます。

法的根拠を明示した解説

各規程について根拠となる法律・行政指針・ガイドラインを明示しながら解説しており、なぜその規程が必要なのか、どの条文に基づくのかを正確に把握できます。経営層への説明や監査対応の場面でもそのまま活用できる構成です。

4訂版で最新の法改正・働き方に対応

改正公益通報者保護法やテレワークガイドライン、副業・兼業の促進に関するガイドラインなど最新の法制度に対応した規程を新規収録。育児・介護休業規程も直近の法改正を反映し大幅に改訂されています。

新規策定と既存規程の見直しの両方に対応

規程をゼロから作る手順だけでなく、既存規程を点検・改訂する際のチェックポイントも充実。法改正への対応が遅れている箇所の洗い出しや、運用実態との乖離を修正する際の指針として使えます。

良い点・気になる点

良い点

  • 24種類のモデル規程を網羅しており、社内規程の整備をこの一冊で完結できる
  • 条文の書き方・用語の使い分けなど「規程作成スキル」そのものが学べる
  • 法的根拠が明示されているため、経営層への説明や監査対応にも使える
  • テレワーク・副業・内部通報など最新テーマの規程が追加されている

気になる点

  • ボリュームが大きく、通読するにはかなりの時間がかかる
  • 大企業向けの規程も含まれるため、中小企業ではそのまま適用できないものがある
  • 法律の解説が中心で、規程運用後の社内浸透・教育の手法にはあまり触れていない

みんなの評判・口コミ

t
taro

MLエンジニア

★★★★4.5

社労士として顧問先の規程整備に使っています。3訂版からずっと愛用してきましたが、4訂版ではテレワークや副業の規程が加わって、まさに今の時代に必要な中身になりました。条文例はそのまま使えるレベルで実用的です。顧問先への提案資料を作るときも、法的根拠がきちんと示されているのでそのまま引用できて重宝しています。

n
nao

バックエンドエンジニア

★★★★4.0

中小企業の総務をやっています。就業規則以外の規程がほとんど未整備だったので購入しました。モデル規程をベースに自社向けにアレンジして使っていますが、規程の書き方の基本から載っているので初めて規程を作る人でも取り組みやすいと思います。ただ、うちのような小規模企業にはオーバースペックな部分もあって、全部が全部必要かというとそうでもないです。

s
sho

メーカー営業

★★★★4.0

人事部で法改正対応を担当しています。育児・介護休業規程の改訂が必要になったタイミングで最新版を購入しました。改正のポイントが整理されていてわかりやすく、既存規程のどこを直せばいいのかすぐに把握できました。内部通報制度の規程も新設しなければならなかったので、モデル規程があったのは本当に助かりました。困ったときに開く辞書のような本です。

けんじ

Web担当者

★★★3.5

内容は充実しているのですが、とにかくボリュームがすごくて最初はちょっと圧倒されました。必要な箇所だけ拾い読みするのが現実的な使い方だと思います。規程の作り方は丁寧に書かれている一方、作った規程を社員にどう周知して浸透させるかについてはもう少し踏み込んでほしかったです。規程は作って終わりじゃないので、その先の運用まで書いてくれるとなおよかったかなと。

著者について

こんな人におすすめ

人事・総務の実務担当者

就業規則や各種社内規程の策定・改訂を任された方。規程作成の基本から実践まで一冊で学べます。

中小企業の経営者・管理職

社内ルールの整備が遅れていると感じている経営者や、コンプライアンス体制の強化を進めたい管理職の方。

社会保険労務士・企業法務担当者

顧問先や自社の規程整備を支援する専門家。モデル規程と法的根拠の解説が実務に直結します。

テレワーク・副業制度を導入する企業の担当者

新しい働き方に対応した規程を整備したい方。4訂版で追加された最新規程が参考になります。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識ローレン・B・ベルカー初心者★★★★★ 4.5¥2,200
公務員のための 職務をめぐる不当要求等 対応アドバイス-カスハラ・利害者との関係・職員の問題行動-鈴木 智洋 (弁護士)中級者★★★★ 4.0¥3,960

よくある質問

Q. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』にはどのような規程が収録されていますか?
A. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』には、就業規則、賃金規程、退職金規程、育児・介護休業規程、出張旅費規程などの基本規程に加え、4訂版ではテレワーク勤務規程、副業・兼業規程、内部公益通報取扱規程、定年後再雇用規程など合計24種類のモデル規程が収録されています。
Q. 3訂版と4訂版の違いは何ですか?
A. 4訂版の『社内諸規程作成・見直しマニュアル』では、内部公益通報取扱規程、テレワーク勤務規程、テレワークにおけるセキュリティガイドライン、副業・兼業規程、定年後再雇用規程が新たに追加されました。また育児・介護休業規程や個人情報取扱規程なども最新の法改正に対応して大幅に改訂されています。
Q. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』は中小企業でも使えますか?
A. はい、『社内諸規程作成・見直しマニュアル』は中小企業でも十分に活用できます。ただし大企業向けの規程も含まれているため、すべてをそのまま導入するのではなく、自社の規模や実態に合わせてアレンジして使うことが推奨されます。
Q. 法律の専門知識がなくても読めますか?
A. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』は規程作成に必要な法律知識の基礎から解説されているため、法務の専門家でなくても読み進められます。条文の書き方や用語の使い分けといった実務的なノウハウも丁寧に説明されています。
Q. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』の著者はどのような方ですか?
A. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』の著者である岩﨑仁弥氏は特定社会保険労務士・行政書士であり、株式会社リーガル・ステーション代表取締役を務めています。企業の規程整備や労務管理を専門とする実務家で、TMI総合法律事務所が監修を担当しています。
Q. 既存の就業規則の見直しにも使えますか?
A. はい、『社内諸規程作成・見直しマニュアル』は新規策定だけでなく既存規程の見直し・改訂にも対応しています。法改正への対応が遅れている箇所の洗い出しや、実態との乖離を修正する際のチェックポイントも解説されています。
Q. 『社内諸規程作成・見直しマニュアル』にはデジタルデータは付属していますか?
A. 過去の版ではCD-ROMにモデル規程のデータが付属していました。4訂版の『社内諸規程作成・見直しマニュアル』の付属データについては出版社の商品ページでご確認ください。

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