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高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書 (DOBOOKS) - MAIN
中級者副業

【要約・書評】『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書 (DOBOOKS)』の評判・おすすめポイント

マツド アケミ|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

元雑貨バイヤーが「らしさ」を軸にしたブランディング術を伝授——ハンドメイド作品を安売りせず「高くても選ばれる」状態をつくるための実践教科書

この本の概要

本書は、雑貨店のバイヤー・プロデューサーとして数多くの商品を見てきた著者が、ハンドメイド作家向けのブランディング塾での指導経験をもとに、作品を「ブランド」に育てるための方法論を体系的にまとめた一冊です。「かわいい作品が作れる」「写真がきれい」「SNSを使いこなせる」——それだけではお客様に選んでもらえない。その先にある「ブランディング力」の正体を、バイヤー目線で解き明かしていきます。 本書の核にあるのは「らしさ」というコンセプトです。ブランドとは「らしさ」のこと。人気ブランドには「大切にしている思いがある」「「らしいね」に一貫性がある」「共感してくれるファンがいる」という3つの要素がある——この定義から出発し、自分だけの「らしさ」を見つけて作品・見せ方・伝え方に一貫して反映させるプロセスが丁寧に描かれています。 実践面では、コンセプトの明確化、ペルソナ設定、ポジショニングマップの作成と、マーケティングの基本フレームワークをハンドメイドの文脈に落とし込んで紹介しています。理論だけに終わらず、著者のブランディング塾で実際に成果を上げた作家たちの成功事例が随所に登場。「1ヶ月半で売上が倍になった」「百貨店販売で100万円の売上を達成した」といったリアルな実績が、方法論に説得力を与えています。 全184ページとコンパクトですが、価格を下げずに選ばれる作家になるための思考法がぎゅっと詰まっています。2017年の刊行ながらブランディングの本質を扱っているため色褪せにくく、2022年にはコロナ禍以降の市場変化を反映した改訂版も出ています。

「安くしないと売れない」の呪縛から抜け出せた本

ハンドメイドを始めて3年、minneでアクセサリーを出品している。作品には自信がある。素材にもこだわってるし、購入してくれた人からの評価も悪くない。なのに、同ジャンルの他の作家さんより安くしないと売れない。値下げすれば動く、でも材料費と手間を考えると利益がほぼ出ない。このループをどうにかしたくて手に取ったのがこの本だった。 冒頭から刺さった。「かわいいものが売れないわけがない」「売れないのは作品のせいではなく、伝え方のせい」という著者の言葉に、なんというか救われた気分になった。著者のマツドアケミさんは元雑貨バイヤーで、買い手の論理を熟知している人。作家目線だけの本とは違って、「お客様がなぜあなたの作品を選ぶのか」を突きつけてくる。 一番の収穫は、ブランドとは「らしさ」のことだという定義。私は作風にこだわっていたつもりだったけど、プロフィールの書き方、写真のトーン、SNSの発信内容がバラバラだった。第4章の「見せ方・伝え方・売り方の一貫性」を読んで、要するに私には「らしさ」の軸がなかったんだと痛感した。コンセプトを持ってるつもりで、実は持ってなかった。 ポジショニングマップのワークも地味によかった。マーケティングの本で読んだことはあったけど、ハンドメイドのアクセサリーに当てはめるとこうなるのかと腑に落ちた。自分と似た価格帯の作家さんを並べて、何で差別化できるかを可視化するのは思った以上に発見がある。 成功事例に出てくる作家さんたちの話がリアルで勇気をもらえる。「1ヶ月半で売上が倍」「百貨店で100万円」って数字だけ見ると嘘っぽいけど、それぞれの作家さんが何を変えたのかのプロセスが具体的に書かれているから納得感がある。自分と近い境遇の人が結果を出しているのを見ると「やれるかも」と思える。 正直、SNSまわりの情報は2017年時点のもので古い。Instagramの使い方とか、今とは仕様が変わっている部分がある。でもブランディングの考え方そのもの——コンセプトを決めて、ペルソナを設定して、一貫性を持たせるという根っこの部分は全然古くない。 この本を読んでから、まず自分のコンセプトを紙に書き出すところから始めた。プロフィールを全部書き直して、作品写真の世界観を揃えて、値段も思い切って少し上げた。劇的にバズったとかはないけど、安くしなくても買ってくれるお客様がじわじわ増えてきた感覚がある。「安くしないと売れない」は思い込みだったのかもしれない。

35歳 ハンドメイドアクセサリー作家歴3年・minne出品中

この本で学べること

ブランドとは「らしさ」——3つの要素で作るブランド力

人気ブランドに共通する要素として「大切にしている思いがある」「「らしいね」に一貫性がある」「共感してくれるファンがいる」の3つを提示。まず自分だけの「らしさ」を発見し、そこからブランドを組み立てていくアプローチです。

コンセプト・ペルソナ・ポジショニングの実践フレームワーク

マーケティングの基本理論をハンドメイド作家の日常に落とし込んで解説。コンセプトの言語化、理想のお客様像(ペルソナ)の設定、ポジショニングマップを使った競合との差別化戦略まで、読んだその日から着手できるフレームワークが揃っています。

成功した作家の実例が豊富

著者が主宰するブランディング塾の受講者によるリアルな成功事例が数多く掲載されています。「1ヶ月半で売上が倍に」「百貨店で100万円の売上達成」など、具体的な数字とそこに至るまでの変化のプロセスが示されており、再現性を感じられる構成です。

「伝え方」と「見せ方」で価値を変える

作品そのものの質を上げるのではなく、伝え方・見せ方・売り方を変えることで価値の届き方が変わるという視点が本書を貫いています。バイヤー経験を持つ著者だからこその、買い手側の心理に立ったアドバイスが実践的です。

本の目次

  1. 1第1章 「高くても売れる!」ために——ブランドって何?
  2. 2第2章 「らしさ」を見つける——あなただけのコンセプトの作り方
  3. 3第3章 選ばれる作家になる——ペルソナとポジショニング
  4. 4第4章 「らしさ」を伝える——見せ方・伝え方・売り方の一貫性
  5. 5第5章 ファンを育てる——共感と信頼のコミュニケーション
  6. 6第6章 成功作家に学ぶ——ブランディング実践事例

良い点・気になる点

良い点

  • 「らしさ」という切り口でブランディングの本質をわかりやすく解説しており、マーケティング初心者でも理解しやすい
  • ブランディング塾の受講者による成功事例が豊富で、具体的な変化のプロセスが参考になる
  • コンセプト設計からペルソナ、ポジショニングまで実践的なフレームワークが揃っている
  • 元バイヤーならではの「買い手目線」のアドバイスが、作家目線だけでは気づけない視点を提供してくれる

気になる点

  • 2017年刊行のためSNSや販売プラットフォームに関する情報がやや古い
  • ハンドメイド作家に特化した内容なので、それ以外のジャンルの人にはそのまま応用しにくい
  • 理論よりも事例・マインドセット寄りの内容で、データや分析に基づいた説明は少ない

みんなの評判・口コミ

m
miku

Webマーケター

★★★3.5

マーケティングの基本フレームワークをハンドメイドに当てはめた本。コンセプト、ペルソナ、ポジショニングといった概念自体は既知のものが多いが、ハンドメイドというニッチ市場に特化して体系化している点に価値がある。成功事例は読み応えがあるものの、売上変化の要因分析がもう少し定量的に掘り下げられていれば、さらに実務的な参考書になったはず。入門書としてのまとまりは良い。

こーた

マーケター

★★★★4.0

ブランディングの本は抽象論に終始しがちだけど、これはハンドメイド作家という明確なターゲットに絞っているぶん、話がすっと入ってくる。「らしさ」を軸に一貫性を持たせるという考え方は、ハンドメイドに限らずどんな小さなビジネスにも応用できそう。事例が多くて読んでいて飽きない。SNS活用のパートは2017年ベースなので、そこだけは今の環境に置き換えて読む必要あり。

けんじ

Web担当者

★★★★4.5

元雑貨バイヤーという肩書きが伊達じゃないなと感じる一冊。作家がつい陥る「良いものを作れば売れるはず」という思い込みを、バイヤーの視点から穏やかに、でも的確にひっくり返してくれる。ペルソナ設定やコンセプトづくりの解説が具体的で、すぐワークに取りかかれるのもいい。成功事例に出てくる作家さんたちのビフォーアフターがリアルで、特に百貨店販売の話は印象に残った。

のり

ソリューション営業

★★★★4.5

ハンドメイド市場に特化したブランディング本って意外と見当たらないので、そこだけでも存在意義がある。コンセプトの作り方からペルソナ設定、ポジショニングの考え方まで一通り網羅されていて、体系的に学べる構成になっている。著者自身がブランディング塾を運営していて実績を出している点が裏付けになっていて信頼できる。SNS事情は別途アップデートが要るけど、ブランドの根っこの話は十分に今でも使える。

著者について

こんな人におすすめ

売上が伸び悩んでいるハンドメイド作家

作品には自信があるのに思うように売れない、価格を下げないと選ばれないと悩んでいる作家に、ブランディングという視点からの打開策を提示してくれます

自分の「強み」や「らしさ」を言語化したい人

コンセプトの作り方やポジショニングの考え方を通じて、自分の作品の独自性を明確に言葉にするプロセスが学べます

安売り競争から脱却したいクリエイター

価格ではなくブランド価値で選ばれるための思考法と実践方法が体系的に解説されています

ハンドメイドを本業にしたい副業作家

趣味レベルからビジネスとして成立させるために必要なブランディングの基礎を一冊で学ぶことができます

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タイトル著者レベル評価価格
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よくある質問

Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』はどんな人向けの本ですか?
A. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』は、すでにハンドメイド作品を販売しているが売上に伸び悩んでいる作家に向けて書かれています。価格を下げずに選ばれるための「ブランディング力」を身につけたい方に最適です。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』のブランディングとは具体的に何を指しますか?
A. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』ではブランドを「らしさ」と定義しています。自分だけのコンセプトを見つけ、それを作品・見せ方・伝え方に一貫して反映させることがブランディングだと説いています。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』はハンドメイド初心者でも読めますか?
A. ある程度の作家活動をしている方に向けた内容のため、完全な初心者にはやや難しい部分があります。『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』は作品づくりの基礎よりも「売り方」と「ブランドの作り方」に焦点を当てています。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』は2017年の本ですが、今でも役立ちますか?
A. ブランディングの本質である「らしさ」の構築や、コンセプト・ペルソナ・ポジショニングといったフレームワークは時代を問わず有効です。ただしSNS活用などの具体的な手法は最新の情報で補う必要があります。なお2022年には改訂版も刊行されています。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』に成功事例は載っていますか?
A. はい、著者が主宰するブランディング塾の受講者による成功事例が豊富に掲載されています。『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』では「1ヶ月半で売上が倍」「百貨店で100万円達成」などの具体的な実績とその変化のプロセスが紹介されています。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』と最新版の違いは何ですか?
A. 最新版(2022年刊行)はコロナ禍以降の市場変化やオンライン販売の進展を反映した改訂版です。ブランディングの基本的な考え方は共通していますが、より現在の環境に即した事例やSNS活用法が追加されています。
Q. 『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』でマーケティングの知識は必要ですか?
A. マーケティングの専門知識がなくても読めます。『高くても売れる! ハンドメイド作家 ブランド作りの教科書』ではペルソナやポジショニングマップなどのフレームワークを、ハンドメイド作家向けにかみ砕いてわかりやすく解説しています。

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