■ この本を一言で言うと
ココナラ創業者が自らのキャリア遍歴をもとに説く——正解のない時代に「選んだ道を自分で正解にしていく」ための実践的キャリア戦略。
■ この本の概要
■ 「やりたいこと探し」で止まってた自分に、別の問いをくれた本
— 28歳、メーカーの営業職3年目。仕事は回せるようになったけど、このまま同じ会社で定年までいるイメージが湧かない。副業とか転職とか、ぼんやり考えてはいるが行動には移せていない。
■ この本で学べること
個人の力は「スキル×価値観×セルフリーダーシップ」
80歳まで働く時代に必要な力を、著者は3要素に分解します。複数スキルの掛け合わせ、自分なりの判断軸となる価値観、そして自ら目標を立てて動くセルフリーダーシップ。この3つが揃って初めて「個人の力」になるという整理は、キャリアを見直す出発点として使いやすいフレームです。
正解を探すな、選んだ道を正解にしろ
本書で最も強いメッセージです。天職診断や適性テストに唯一の正解を求める姿勢そのものを疑えと著者は説きます。自分が選んだ道を事後的に正解にしていく覚悟こそが、結果としてキャリアを切り拓く力になるという主張です。
成長は意思決定の数に比例する
受け身で仕事をこなすだけでは成長しない、というのが著者の持論。大きな決断に限らず、日常の小さな判断を自分で引き受ける回数が経験値を積み上げ、スキルと判断力の両方を鍛えるとされます。
感情で選び、論理で補強する
キャリアの分岐点では、まず感情——好き、ワクワクする——で方向を選び、あとから論理でリスクや条件を検証するのが著者の推奨する順番です。論理先行だと無難な選択に流れ、本気になれない仕事を続けるリスクがあると指摘します。
本業以外の名刺を持つ意味
副業やNPOを通じて「もう一枚の名刺」を持つことは、スキルの幅を広げるだけでなく自分の価値観を発見する機会にもなると説かれます。ココナラ創業の原体験につながるこの提言は、いきなり独立しなくても今日から始められる現実的な一歩です。
■ 本の目次
- 1第1章 人生100年時代、確実に変化すること
- 2第2章 成長は意思決定の数に比例する
- 3第3章 セルフリーダーシップで動き続ける——スキルを獲得し、「自分の価値観」を見つける働き方
- 4第4章 自分のストーリーで生きていく——21世紀のキャリア形成について考える
■ 良い点・気になる点
良い点
- ○「個人の力」を3要素に分解した整理が明快で、自分に足りないものを考えやすい
- ○創業者自身の経験がベースにあり、キャリア転機の描写にリアリティがある
- ○煽りが少なく、地に足の着いたトーンで書かれている
- ○222ページとコンパクトで、忙しい社会人でも一気に読み切れる
気になる点
- △後半が自伝的になり、汎用的なフレームワークを求めると物足りなさが残る
- △著者のキャリア(ファンド・MBA・起業)が華やかで、一般的な会社員との距離を感じる場面がある
- △具体的なワークやチェックリストは少なく、読後すぐにアクションへ落としにくい
■ みんなの評判・口コミ
メーカー営業
営業をやっている身としては、「意思決定の数が成長を決める」という話には実感があった。ただ後半の自伝パートがやや長く、もう少し具体的な行動指針がほしいと感じた。第1章で示される「個人の力」の3要素の整理は分かりやすく、自分のキャリアを棚卸しするきっかけにはなる。著者の経歴がかなり特殊なので、自分の立場にどう読み替えるかは工夫がいるところ。悪い本ではないが、何度も読み返すタイプの本ではないかもしれない。
Webマーケター
Webマーケの仕事をしていると、スキルの掛け合わせが大事だというのは肌で感じている。だから本書の「スキル×価値観×セルフリーダーシップ」という整理はすんなり腹落ちした。とくに、正解を探すのではなく選んだ道を正解にするという考え方は、転職やキャリアチェンジで迷っている人には響くメッセージだと思う。文章もテンポがよくて2時間ほどで読めた。ただワークシートや自己診断のような仕掛けはないので、読んだあと何をするかは自分で決める必要がある。
エンジニア
エンジニアとしてキャリアを考えると、どうしても技術スキルばかりに目が向く。だから「価値観」と「セルフリーダーシップ」を同列に置く視点は新鮮だった。南さんがNPOや副業的な活動を経てココナラ創業に至った流れは、本業の外での活動がキャリアに返ってくるという話として説得力がある。偶発的計画性の考え方も、エンジニアがOSSや個人開発で思わぬ機会をつかむ感覚と近くて共感できた。自伝パートも、起業家のリアルな意思決定プロセスとして読めば十分面白い。
ソリューション営業
30代でソリューション営業をやっていると、このままでいいのかという不安がずっとある。この本はそうした不安に対して「好きなことで生きよう」と安易には言わない。選んだ道を正解にしろ、というメッセージのほうがよほど現実的で腹落ちした。感情で選んで論理で補強するという意思決定の順番にもハッとさせられた。自分はいつも論理で詰めすぎて動けなくなるタイプなので、まず感情に従ってみるというアプローチは実際に試してみたい。南さんの経歴は華やかだが、書きぶりは誠実で押しつけがましさがない。今年読んだキャリア本のなかでは一番よかった。
■ 著者について
■ こんな人におすすめ
■ 関連書籍との比較
| タイトル | 著者 | レベル | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 | moto(戸塚 俊介) | 初心者 | ★★★★ 4.0 | ¥1,100 |
■ よくある質問
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