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税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ - サラリーマン最強の蓄財術 (中公新書ラクレ) - MAIN

【要約・書評】『税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ - サラリーマン最強の蓄財術 (中公新書ラクレ)』の評判・おすすめポイント

大村 大次郎|||0ページ

★★★3.5
(4件)

この本を一言で言うと

元国税調査官が税務調査の現場で見てきた富裕層の行動習慣を明かす——知識ゼロのサラリーマンでも今日から実践できる蓄財の裏ワザを網羅した入門書。

この本の概要

税務署員は決して高給取りではない。それでも彼らの生活水準は同年代の会社員と比べて高い傾向がある。理由は単純で、調査対象のお金持ちや経営者から「蓄財のリアル」を間近で見てきたからだ。本書はそんな元国税調査官・大村大次郎が、税務の世界で培った知見をもとにサラリーマン向けの蓄財術をわかりやすく解説した一冊だ。 本書が特に力を入れているのは「制度の使い倒し方」だ。ふるさと納税・iDeCo・住宅ローン控除といった公的制度は、知っている人とそうでない人で生涯数百万円単位の差が出る。さらに不動産購入のコツ(「駅近」を狙え、自治体の補助制度を活用せよ)、保険の見直し、個人年金の選び方など、お金にまつわる幅広いテーマを横断的にカバーしている。 著者が繰り返し強調するのは「難しい投資より、身近な制度を正しく使うほうが確実に効く」という点だ。ハイリターンを狙った株式投資や投機的な手法は一切勧めず、サラリーマンが安全かつ継続的に資産を積み上げるための現実的な方法論だけを提示している。「知らないと生涯で1000万円損する」というキャッチコピーは決して誇張ではなく、本書を読めばその根拠が具体的な数字とともに腑に落ちる。 中公新書ラクレらしいコンパクトな新書サイズで、専門用語も最小限に抑えられており、お金の本を初めて手に取る人でも一気に読み通せる構成になっている。「税務署員目線」という切り口の新鮮さと、実践しやすい内容のバランスが評価されているシリーズの一作だ。

経理担当でも知らなかった「使える制度」がこんなにあったとは

経理の仕事をしていると、なんとなく「自分はそこそこ税金わかってる」って気になるんですよね。会社の決算とか税務処理を毎日やってるし、みたいな。でもこの本を読んで、正直かなり反省しました。会社のお金には真剣でも、自分自身のお金の管理は完全に後回しにしてた。 きっかけは同僚に「iDeCo入ってる?」って聞かれたこと。「名前は知ってるよ」くらいの返答しかできなくて、さすがにちょっとまずいなと思って手に取った本です。著者の大村さんは元国税調査官で、富裕層の税務調査を長年やってきた人。だから視点がなんか独特で、「資産家ってこういうことやってるんだよ」って教えてくれる感じがすごくリアル。投資の話というより制度を正しく使う話が中心なので、投資こわいな〜って人でも読みやすいと思います。私がそうでした。 特に刺さったのは持ち家の章。「駅近で買うべき理由」「自治体の補助金制度の探し方」「住宅ローンとの上手な付き合い方」。家ってたぶん人生最大の出費なのに、私なんにも調べてなかったな…って気づかされた。繰り上げ返済が必ずしも得じゃないっていう話も「え、そうなの?」ってなりました。あと個人年金の説明が丁寧で、「公的年金だけじゃ不安」って漠然と思ってたけど、じゃあ具体的に何をすればいいかがやっとわかったのは収穫でした。 正直に言うと、内容が広い分それぞれは浅め。「もっと詳しく知りたい」ってなったら専門書が別途必要です。でもそれはこの本の役割じゃないんだと思う。自分が知らなかった制度に気づくための本として読めば、十分すぎるくらいの情報量です。あと出版が2016年なので、制度の数字は変わってるものもあるから最新情報の確認は必要。 新書なので薄くて通勤中に読み切れる。お金の勉強、何から始めればいいか迷ってる人にとって、最初の一歩としてコスパのいい本だと思います。

りん / 会社員・経理 / 20代

この本で学べること

税務署員がなぜ豊かなのかのロジック

高給取りでなくても資産形成できる理由は「お金の知識と制度の使い方」にある。調査対象の富裕層から学んだ蓄財の本質が序章で明快に示される。

持ち家は「駅近」で買え

不動産は資産価値の維持しやすさが最重要。郊外の安い物件より駅近の物件が長期的にお得な理由と、自治体の購入支援制度の活用法を解説。

ふるさと納税とiDeCoは必須の制度

サラリーマンが最も手軽に使える節税手段として、ふるさと納税の上限額の考え方とiDeCoの節税効果を年収別に具体的に紹介している。

保険は「最低限」に絞れ

日本の公的医療・社会保障制度は手厚いため、民間保険は掛けすぎると損になるケースが多い。見直しのポイントと適切な保障額の考え方を提示。

上手な「借金術」という逆転の発想

低金利時代における住宅ローンや教育ローンとの付き合い方。繰り上げ返済が必ずしも得ではない理由など、常識を覆す視点が得られる。

補助金・給付金を見逃さない

国・自治体が用意する各種補助制度は申請しなければゼロ。育児・住宅・医療など生活シーン別に使える給付をチェックするための視点を提供。

良い点・気になる点

良い点

  • 元国税調査官という特殊な経験に基づく「リアルなお金の話」が読める
  • 新書サイズで読みやすく、専門知識がなくても理解できる平易な文体
  • 不動産・保険・年金・税制と幅広いテーマを一冊でカバーしている
  • 「制度を使う」という再現性の高いアプローチで実践しやすい

気になる点

  • 各テーマの深掘りが浅く、実際に動くには追加の調査や専門家への相談が必要
  • 出版年(2016年)から制度が変わっている部分があり、最新情報は要確認
  • 具体的な数字や計算例が少なく、自分のケースに当てはめにくい場面がある

みんなの評判・口コミ

りん

会社員

★★★★4.0

経理の仕事をしていて税金の知識はある程度あるつもりでしたが、自分自身の資産形成には全然活かせていなかったと気づかされました。ふるさと納税やiDeCoはもちろん、持ち家購入時の自治体補助制度など知らない情報が多く、読んで損はない一冊です。内容が広い分、各テーマの掘り下げは浅め。入門書として割り切って読むのがよさそうです。

s
sho

メーカー営業

★★★3.5

「税務署員目線」という切り口が面白くて手に取りました。富裕層の調査を通じて知った蓄財の習慣を紹介するスタイルが新鮮で、最初の数章はかなり引き込まれました。保険の見直しの話は実際に役立てられそうです。ただ、すでに節税や資産運用を勉強している人には物足りないかもしれません。お金の知識ゼロから始める人向けの本だと感じました。

のり

ソリューション営業

★★★☆☆3.0

支出を何とかしたくて読みました。制度の説明はわかりやすかったのですが、「で、具体的に自分はどう動けばいいの?」というところが少し物足りなかったです。「こういう制度があるよ」という気づきを与えてくれる本なので、あとは自分で調べる前提が必要。出版からだいぶ経っているので、最新の制度と照らし合わせながら読む必要もありました。

k
ken

不動産営業

★★★3.5

不動産営業をしていることもあり、持ち家に関する章を中心に読みました。「駅近を買え」という主張は業界でもよく言われることで納得感がありますが、自治体の補助制度の活用については勉強になりました。お客様への説明に使えるネタもいくつか発見できました。全体的に読みやすく、お金に不安を感じているサラリーマンの友人に勧めやすい内容だと思います。

著者について

こんな人におすすめ

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よくある質問

Q. 投資の知識がなくても読める内容ですか?
A. はい、『税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ』は株式投資や複雑な金融商品の知識を前提としていません。中心に扱うのは、ふるさと納税・iDeCo・住宅ローン控除・自治体補助制度など、サラリーマンが今すぐ活用できる公的制度の使い方です。お金の本を初めて読む方でも無理なく読み進められます。
Q. 出版からしばらく経っていますが、内容は古くなっていませんか?
A. 税制や補助制度は年々変わるため、『税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ』(2016年刊)に記載された具体的な数値や制度の詳細は変更されている場合があります。ただし、「制度を正しく使う」「節税の基本的な考え方」「不動産選びの原則」といった本質的な内容は今でも十分参考になります。気になったテーマは最新情報を別途確認することをおすすめします。
Q. すでに節税や投資を実践している人にも役立ちますか?
A. すでにiDeCoやNISAを活用している方、不動産投資を勉強している方には、内容がやや物足りないかもしれません。『税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ』は入門書の位置づけで、最も力を発揮するのは「お金の全体像をざっくり把握したい」という段階の読者です。中級者以上は各テーマの専門書と併用するとよいでしょう。

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