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70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解 - MAIN

【要約・書評】『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』の評判・おすすめポイント

浦上 登|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

70歳現役FPが自身の経験をもとに語る、定年後の働き方・年金・資産運用の実践ガイド——継続雇用から個人事業主への移行、インデックス投資、税金対策まで「第二の人生」を豊かにするお金の知恵を網羅した一冊

この本の概要

本書は、70歳で現役のファイナンシャル・プランナーである著者が、定年後の人生を豊かにするための「働き方」と「お金」の両面から具体的なアドバイスを提供する実践書です。三菱重工業での海外勤務経験を経て、60歳からFPとして独立した著者自身のリアルな体験が、説得力のある指針となっています。 第二の人生の選択肢として、本書では継続雇用と個人事業主という2つの道を提示します。最初は継続雇用を選んだとしても、いずれは年金を全額受給しながら個人事業主として働くことを推奨。在職老齢年金の仕組みや、65歳前後での退職タイミングによる失業手当と高齢求職者給付金の違いなど、知らないと損する制度の詳細を丁寧に解説しています。 資産運用に関しては、インデックス・ファンドへの長期積立投資をベースとした堅実なアプローチを提唱。「自分で理解できないものには投資しない」という原則のもと、焦らず中断せず少額でも長く続ける姿勢の大切さを説きます。投資初心者でも理解しやすいよう、具体的な数字を交えて説明されているのが特徴です。 年金・税金・保険といった手取りを最大化するための知識も充実。ねんきん定期便の読み方から、退職後の保険の見直しポイント、確定申告の基礎まで、60歳を過ぎてから必要となるお金の知識を体系的にまとめています。200ページとコンパクトながら、定年後の人生設計に必要な情報が過不足なく詰まった、まさに「定年後のお金のバイブル」と呼べる内容です。

定年まであと2年、このタイミングで読めてよかった

あと2年で定年を迎える。正直なところ、継続雇用にするか、思い切って別の道を探すか、ここ半年ずっとモヤモヤしていた。会社の再雇用制度を使えば給料は下がるけど安定はする。でも、それで本当にいいのかという気持ちがどこかにあって。 そんなときに書店で手に取ったのがこの本だった。著者の浦上さんは三菱重工で海外営業をやっていた人で、60歳から保険代理店の役員を経てFPとして独立している。つまり、サラリーマンから第二のキャリアを築いた「先輩」だ。だからこそ書けるリアリティがある。 特に刺さったのは、在職老齢年金の話。給与と年金の合計が48万円を超えると年金がカットされるという仕組みは、なんとなく知ってはいたけど、具体的にいくら損するのか計算したことがなかった。この本では数字で示してくれるから、「あ、継続雇用のまま漫然と働き続けるのは実はもったいないのか」と目が覚めた。 投資の章ではインデックスファンドの長期積立を推しているんだけど、「自分で理解できないものに投資しない」というスタンスがいい。先物やら暗号資産やら、よくわからないものに手を出すなと。50代後半の自分にとって、背伸びしない投資方針はとても腑に落ちる。 あと地味に助かったのが保険の見直しの章。現役時代と退職後では必要な保障が全然違うんだなと。特に60歳を過ぎたら生命保険をスリム化して、その分を資産運用に回すという発想は、確かにそうだよなと納得させられた。 200ページと薄めの本だから、週末で一気に読める。ただ、中身は年金、税金、投資、保険、働き方と守備範囲が広くて、1冊で全体像をつかむには十分。個々の分野を深掘りしたければ専門書に進めばいいわけで、まずは地図を手に入れるイメージだ。 定年間近の同僚にも何人か薦めたけど、「50代のうちに読んでおけばよかった」というのが共通の感想。自分もまさにそう思う。2年前に読んでいたら、もう少し早く準備を始められた。でも、まだ間に合うと思えたのも、この本のおかげだ。

58歳 大手メーカー勤務の管理職

この本で学べること

継続雇用から個人事業主への段階的移行

定年後はまず継続雇用で安定収入を確保しつつ、好きな仕事を見つけて個人事業主として独立する道筋を提案。年金を全額受給しながら事業収入を得る、60代の理想的な働き方を具体的に示しています。

在職老齢年金と退職タイミングの損得計算

給与と年金の合計が48万円を超えると年金がカットされる仕組みを詳細に解説。65歳前と後では失業手当の金額が約3分の1に減るなど、退職タイミングによる損得を具体的な数字で明らかにしています。

インデックス投資による堅実な資産形成

自分で理解できないものには投資しない」を原則に、インデックス・ファンドの長期積立投資を推奨。焦らず、中断せず、少額でも長く続ける投資スタイルが60代以降の資産運用に最適だと説いています。

年金・税金・保険のトータル最適化

ねんきん定期便の正しい読み方から退職後の保険見直し、確定申告の基礎まで網羅。手取りを1円でも多くするための税金・社会保険の知識を体系的にまとめ、制度を味方につける方法を教えてくれます。

本の目次

  1. 1第1章 定年後の働き方を考える
  2. 2第2章 継続雇用と個人事業主、どちらを選ぶか
  3. 3第3章 知らないと損する年金の仕組み
  4. 4第4章 退職後の資産運用の基本
  5. 5第5章 税金と保険で手取りを増やす
  6. 6第6章 第二の人生を充実させる秘訣

良い点・気になる点

良い点

  • 著者自身がサラリーマンからFPに転身した実体験に基づいており、アドバイスにリアリティがある
  • 年金・税金・投資・保険・働き方と守備範囲が広く、定年後のお金の全体像を1冊で把握できる
  • 具体的な金額や計算例を交えた解説で、制度の損得が数字で理解できる
  • 200ページとコンパクトで、週末に一気読みできる手軽さ

気になる点

  • 各テーマの解説は入門レベルにとどまるため、深い知識を求める読者には物足りない
  • 2023年時点の制度に基づいた内容のため、法改正により一部情報が古くなる可能性がある
  • 主に大企業の会社員を想定しており、自営業や中小企業勤務の読者にはそのまま当てはまらない部分がある

みんなの評判・口コミ

s
sho

メーカー営業

★★★3.5

人材系の仕事をしているので、シニア層のキャリアに関する本はチェックするようにしています。年金と在職老齢年金の関係、失業手当の仕組みなど、知識として整理できたのは良かったです。ただ、個人事業主への移行を推奨している部分は、やや楽観的に感じました。60代で独立するリスクについてもう少し踏み込んでほしかったです。入門書としては悪くないですが、もう一段深い内容がほしいところ。

k
ken

不動産営業

★★★★4.0

不動産投資をやっている立場からすると、投資パートはインデックスファンド一辺倒で少し物足りなさを感じます。ただ、年金制度の解説は本当にわかりやすくて、48万円の壁とか退職タイミングの損得計算は参考になりました。著者自身が70歳で現役という事実が説得力を持っていて、定年後も長く稼ぎ続けるイメージが具体的に湧きます。親世代への贈り物にもいいかもしれません。

のり

ソリューション営業

★★★★4.5

営業畑で30年やってきて、あと数年で自分も定年を考える年齢に差し掛かります。この本は継続雇用か独立かという選択を冷静に整理してくれていて、まさに今の自分に必要な情報が詰まっていました。特に保険の見直しの章は盲点で、現役時代の保障をそのまま引きずるのがいかにもったいないか気づかされます。200ページで要点がまとまっているのも、忙しい現役世代にはありがたい。

りん

会社員

★★★★4.5

経理をやっているので税金まわりの知識はある程度ありますが、年金や退職後の社会保険との組み合わせは意外と知らないことが多かったです。ねんきん定期便の見方や、在職老齢年金の計算方法が具体的に書かれていて、実務的に役立ちます。著者の経歴が三菱重工からFPという異色のキャリアで、数字に基づいた説得力があるのもポイント。50代の先輩に薦めたら喜ばれました。

著者について

こんな人におすすめ

50〜60代の会社員

定年後の働き方とお金の全体像をつかみたい方に最適。継続雇用・独立の判断材料が得られます

年金制度を正しく理解したい人

在職老齢年金や高齢求職者給付金など、知らないと損する制度を具体的な数字で学べます

定年後の資産運用を始めたい人

インデックス投資を軸にした堅実な運用方針が、投資初心者にもわかりやすく解説されています

個人事業主への転身を考えている人

サラリーマンから個人事業主になった著者の実体験に基づく、現実的な独立ガイドとして参考になります

関連書籍との比較

よくある質問

Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』はどんな人向けの本ですか?
A. 主に定年を控えた50〜60代の会社員向けです。『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』では、継続雇用か独立かの選択から年金・投資・税金まで、定年後に必要なお金の知識を幅広くカバーしています。
Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』の著者はどんな経歴の人ですか?
A. 著者の浦上登さんは早稲田大学卒業後、三菱重工業で海外営業に従事。その後60歳からFPとして独立し、70歳を過ぎた現在も現役で活動しています。自身のキャリアチェンジ経験に基づいた実践的なアドバイスが特徴です。
Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』で推奨されている投資法は?
A. インデックス・ファンドへの長期積立投資を推奨しています。「自分で理解できないものには投資しない」を原則に、焦らず少額でも長く続けることが定年後の資産形成に最適だと述べています。
Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』は投資初心者でも理解できますか?
A. はい、投資経験がなくても理解できるよう平易な言葉で書かれています。具体的な金額例や計算を交えて解説されており、金融の専門知識がなくても読み進められる入門書です。
Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』は継続雇用と独立のどちらを勧めていますか?
A. 最初は継続雇用を選びつつ、最終的には年金を全額受給しながら個人事業主として働くことを推奨しています。好きな仕事を見つけてできるだけ長く事業を続けることが、充実した定年後の秘訣だと述べています。
Q. 『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』の分量はどのくらいですか?
A. 200ページとコンパクトな構成です。年金・税金・投資・保険・働き方を網羅しながらも要点がまとまっているため、週末で一気に読み切ることができます。

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