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改訂版 地方起業の教科書 - MAIN
初心者副業

【要約・書評】『改訂版 地方起業の教科書』の評判・おすすめポイント

中川直洋|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

30個超のワークシートで事業計画から経営計画まで手を動かしながら学べる——地方で起業したい若い世代に向けた実践型の入門書

この本の概要

『改訂版 地方起業の教科書』は、公益社団法人ジャパンチャレンジャープロジェクトの授業内容をベースにした地方起業の入門書だ。著者の中川直洋氏が長年にわたり地方の起業支援に携わってきた経験をもとに、都市部とは異なる地方ならではのビジネス環境を踏まえた起業の進め方を解説している。 本書の最大の特徴は、30個以上のワークシートが用意されている点にある。読んで終わりではなく、実際に手を動かしながら事業計画を組み立てていく構成だ。ビジネスアイデアの見つけ方に始まり、事業計画書の作成、資金計画、経営計画の立て方まで、起業に必要なステップをひと通りカバーしている。 対象読者は高校生から社会人3年目程度の若い世代で、U・Iターンを検討している層にもしっかり目配りされている。起業経験がゼロの状態からでも取り組めるよう、専門用語を噛み砕いた平易な言葉づかいが貫かれている。2023年の改訂版では最新の支援制度や補助金情報もアップデートされた。 ただし、すでにビジネス経験がある人や起業の基礎知識を持っている読者にとっては、内容が基本的すぎると感じる可能性がある。また「なぜ都市部ではなく地方なのか」という根本的な問いへの掘り下げがやや浅いという声もある。あくまで起業の第一歩を踏み出すためのガイドブックとして捉えるのがよいだろう。

「起業したい」が「起業できそう」に変わった本

ずっと地元の岩手に戻って何かやりたいなと思ってたんですよね。東京のIT企業で3年働いて、スキルもそこそこついたし、そろそろかなって。でも「起業」ってなると急にハードル上がるというか、何から手をつけていいかわからなくて。ネットで調べてもキラキラした成功談ばかりで、自分みたいな普通の人間がどう動けばいいのか全然見えてこなかったんです。 そんなときに本屋でたまたま手に取ったのがこの本でした。正直、最初は「教科書って名前ついてるし、堅い本かな」と思ったんですけど、読み始めたら全然そんなことなくて。ワークシートに沿って書き込んでいくだけで、なんとなく事業計画っぽいものができてくるんですよ。これがけっこう衝撃だったんですよね。自分みたいに「何がしたいか」がぼんやりしてる人間でも、問いに答えていくうちに輪郭が見えてくる感じ。 特によかったのは、事業アイデアを考えるパートです。自分の中では「地元でITの会社をやる」くらいのふわっとしたイメージしかなかったんですけど、ワークシートで地域の課題とか自分のスキルとかを棚卸ししていくと、もうちょっと具体的な形が見えてきたんです。「あ、これならいけるかも」って思えたのが大きかった。漠然としたものが言語化されていく体験というか。 あと地味に助かったのが、補助金とか支援制度の情報ですね。地方創生系の補助金って調べてもよくわからないものが多いんですけど、この本はどういう制度があってどう使えるかをざっくりまとめてくれてます。改訂版で情報が更新されてるのもありがたい。自治体の窓口に相談に行く前の予習としてもちょうどいい粒度なんですよ。 それから、ジャパンチャレンジャープロジェクトの実際の授業がベースになっているというのも信頼感がありました。よくある「著者の成功体験をなぞるだけ」の本じゃなくて、実際に何人もの受講生が使ってきたカリキュラムの書籍化なので、構成がちゃんと練られてるなと感じます。 ただ、ITとかウェブ系のビジネスをやりたい人にはちょっと物足りない部分もあるかなとは思います。飲食とか小売とか、リアル店舗寄りの事例が多いので。自分の場合はリモートワークを軸にしたIT事業を考えてるんですけど、そこに直接参考になる事例はあまりなかったです。あと「なぜ地方で起業するのか」っていう根っこの部分は、もうちょっと熱く語ってほしかった。自分みたいに地元愛で動いてる人間はいいけど、そうじゃない人を説得するには弱いかもしれない。 とはいえ、起業を考え始めた最初の一冊としてはかなりいいと思います。読んだ後に「よし、もうちょっと調べてみよう」ってなれる本。自分は今まさにこの本のワークシートを埋めながら事業計画を詰めてるところです。完璧な一冊ではないけど、最初の一歩を踏み出すには十分すぎる。

27歳 地方出身のIT企業勤務。Uターンして地元で起業したいと考えている

この本で学べること

30個超のワークシートで手を動かしながら学ぶ

読むだけで終わらず、ワークシートに書き込みながら事業計画を組み立てていく実践的な構成になっている。ビジネスアイデアの発見から経営計画の策定まで、一つずつステップを踏んで進められる。

高校生でも理解できる平易な解説

対象読者を高校生〜社会人3年目に設定しており、専門用語を極力使わず丁寧に噛み砕いた説明が貫かれている。起業についての予備知識がゼロの状態からでも無理なく取り組める。

地方創生の支援制度・補助金情報を網羅

地方起業で活用できる補助金や支援制度の情報が改訂版で最新化されている。どの制度がどんな事業に使えるかの目安も示されており、資金調達を考え始める第一歩として実用的だ。

ジャパンチャレンジャープロジェクトの実績に基づく内容

公益社団法人ジャパンチャレンジャープロジェクトで実際に行われている授業内容がベースになっている。机上の空論ではなく、実際の受講生が繰り返し使ってきたカリキュラムを書籍化したものだ。

良い点・気になる点

良い点

  • ワークシート形式で実際に手を動かしながら事業計画を作れるため、読んで終わりにならない
  • 起業未経験者でも理解できる平易な言葉で書かれており、入門書として最適
  • 改訂版で補助金・支援制度の情報が最新化されている
  • U・Iターン希望者に特化した地方起業のノウハウがまとまっている

気になる点

  • ビジネス経験者には内容が基本的すぎると感じる可能性がある
  • IT・ウェブ系よりもリアル店舗寄りの事例が多い
  • 「なぜ地方で起業するのか」という根本的な動機づけの部分がやや弱い

みんなの評判・口コミ

ゆうと

EC企業マーケター

★★★★4.5

地方での起業を考える若い世代に向けた良書。ワークシート形式で手を動かしながら学べる構成が実践的で、起業へのハードルをうまく下げてくれる。改訂版で最新の支援制度も押さえられており、情報の鮮度も高い。ただし、あくまで入門レベルの内容なので中級者以上には物足りないだろう。

R
R

エンジニア

★★★3.5

ターゲットを高校生〜社会人3年目に絞っているだけあって、説明は非常にわかりやすい。ワークシートに沿って進めれば事業計画の骨子ができあがる設計は見事だと思う。一方で、地方で起業する意義やメリットについての議論が浅く、都市部との比較分析をもう少し掘り下げてほしかった。動機づけの部分で説得力に欠けるのが惜しい。

こーた

マーケター

★★★☆☆3.0

起業の基本中の基本を学ぶには悪くないが、率直に言って内容は薄い。30個のワークシートと聞くと充実しているように感じるものの、一つひとつは簡易的なもの。すでにビジネス書をある程度読んでいる人には新しい発見は少ないだろう。改訂版とはいえ、一部の事例に古さが残るのも気になった。

k
ken

不動産営業

★★★★4.0

地方創生に関わる仕事をしている立場から読んだが、起業支援の現場で実際に使われているカリキュラムがベースになっているだけあり、実用性は高いと感じた。補助金や支援制度の情報がまとまっている点も評価できる。ただ、成功事例だけでなく失敗事例ももっと載せてほしかった。リアルな厳しさも伝えてこそ、本当の意味での「教科書」になるはずだ。

著者について

こんな人におすすめ

地方でUターン起業を考えている若手社会人

都市部で働いた経験を活かして地元に戻りたい人に、起業の全体像と具体的な進め方を示してくれる

起業に興味はあるが何から始めればいいかわからない人

ワークシート形式で一歩ずつ進められるため、漠然とした「起業したい」を具体的な計画に落とし込める

地方創生・地域活性化に関わる支援者・教育者

起業支援の授業やセミナーの教材として使える実践的な構成になっている

高校生・大学生でビジネスに興味がある人

専門用語を使わない平易な解説で、ビジネスの基礎知識がなくても読み進められる

よくある質問

Q. 『改訂版 地方起業の教科書』はどんな人向けの本ですか?
A. 高校生から社会人3年目程度の若い世代で、地方での起業やU・Iターンを考えている人が主な対象です。『改訂版 地方起業の教科書』は起業の予備知識がゼロでも取り組める入門書として書かれています。
Q. 『改訂版 地方起業の教科書』のワークシートはどのように使いますか?
A. 本を読み進めながら、30個以上のワークシートに書き込んでいく形式です。『改訂版 地方起業の教科書』では、ビジネスアイデアの発見から事業計画・経営計画の作成まで、順番に取り組めるようになっています。
Q. 『改訂版 地方起業の教科書』は初版からどこが変わりましたか?
A. 改訂版では補助金や支援制度の情報が最新のものに更新されています。『改訂版 地方起業の教科書』は2023年時点の地方創生関連制度を反映した内容になっています。
Q. 『改訂版 地方起業の教科書』だけで事業計画書は作れますか?
A. ワークシートを通じて事業計画の骨子を作ることはできます。ただし『改訂版 地方起業の教科書』はあくまで入門書なので、金融機関に提出するレベルの計画書を仕上げるには、より専門的な知識の補完が必要になるでしょう。
Q. 『改訂版 地方起業の教科書』はIT系の起業にも役立ちますか?
A. 起業の基本的なプロセスはIT系でも共通なので参考になります。ただし『改訂版 地方起業の教科書』の事例はリアル店舗寄りのものが多いため、IT・ウェブ系に特化した情報は別途補う必要があるでしょう。
Q. 『改訂版 地方起業の教科書』に補助金の情報は載っていますか?
A. はい、地方起業で活用できる補助金や支援制度の情報が掲載されています。『改訂版 地方起業の教科書』では制度の概要やどのような事業に適用できるかの目安も示されています。

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