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1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました - MAIN
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【要約・書評】『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』の評判・おすすめポイント

トマス・J・スタンリー|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

派手な高収入よりも地道で一貫した生活習慣こそが資産を育てると示す一冊——倹約、職業選択、配偶者との価値観まで含めた富裕層1371人の調査から、本当のお金持ちの共通点を描き出す。

この本の概要

本書の出発点は、純資産100万ドル以上を持つアメリカの富裕層1,371人への大規模調査です。タイトルこそ刺激的ですが、中身は一発逆転のノウハウ集ではなく、長期にわたって資産を積み上げてきた人たちの行動パターンを丹念に追ったリサーチ型の読み物になっています。 本書が真っ先に壊すのは、お金持ちの派手なイメージです。高級車や豪邸で見せびらかす人ではなく、収入以下で暮らし、クーポンも活用し、見栄の支出を徹底的に避ける人こそが資産を残している。年収の多寡より、残す力と使い方の設計が決定的に重要だという主張が繰り返し提示されます。 学びの幅が広いのも本書の持ち味で、節約術だけに終わりません。職業選択、ニッチ市場での独立、自営業の強み、配偶者との金銭感覚の擦り合わせ、学歴と経済的成功のズレなど、資産形成を人生全体の意思決定として捉え直すきっかけを与えてくれます。 一方で、調査のベースが1998年のアメリカ富裕層であること、エピソードが多く同じ主張が繰り返されるため冗長に感じやすいことは留意すべき点です。それでも、投資テクニックに手を出す前に家計・習慣・価値観をまず正すべきだというメッセージは普遍的で、資産形成の土台をつくるための一冊として十分に読む価値があります。

資産形成本というより、生活習慣を点検するための本だった

正直、最初はタイトルで身構えました。1億円貯める方法、なんて言われたら、もっと即効性のある裏ワザとか投資テクニックの本を想像するじゃないですか。でも実際に読んでみたら、刺さったのはむしろ真逆の話でした。派手さを捨てることの重要性。お金持ちって特別な才能や華やかな生活で資産を築いたわけじゃなくて、見栄を抑えて、地味だけど長く続く習慣をコツコツ積み上げてきた。それが本書のいちばん強いメッセージだと感じました。 特に印象に残ったのは、高収入と資産家はイコールじゃないという話です。経理の仕事を10年近くやっていると、入ってくる金額より出ていく金額の設計がどれだけ大事かは嫌というほど感じます。この本はそれを富裕層のリアルなデータという形で何度も突きつけてくるんですよね。クーポンを使う、価格じゃなくて耐久性で選ぶ、住宅や車に必要以上のお金をかけない。どれも地味なんです。でも資産形成って結局こういう小さな判断の連続なんだな、と腹落ちしました。単なる節約本じゃなくて、支出に思想を持てと言われている感覚に近いんですよ。読んでから自分の家計を見直してみたら、なんとなく惰性で続けていたサブスクとか、見栄で選んでいた外食の頻度とか、けっこう思い当たる節がありました。 もう一つ面白かったのは、職業や配偶者選びにまで踏み込んでいるところです。自営業者やニッチ市場で稼ぐ人の割合が高いという話は、会社員の自分にはちょっと耳が痛かったですね。でも一方で、収入源をひとつに依存しない発想って今の時代にもかなり通じるなと思いました。副業とか投資とか、会社の給料だけに頼らない仕組みを少しずつ作っていくべきなんだろうなと。それから、金銭感覚の合う配偶者の存在を繰り返し重視しているのも現実的でよかった。資産形成って一人の意志だけじゃ絶対に完結しないので、家庭単位の意思決定として読むとかなり学びがあります。うちも共働きなので、妻と家計方針を擦り合わせるきっかけになったのは、この本のいい副産物でした。 ただ、読みやすさは満点とは言えません。事例が次々と出てきて、同じ主張を角度を変えて繰り返すので、テンポよくポイントだけ拾いたい人にはちょっと長いと思います。436ページありますし。加えて前提が1998年のアメリカの富裕層調査なので、日本の住宅事情や雇用環境にそのまま当てはめるのは危ない。たとえば持ち家に対する考え方なんかは、日本とアメリカで前提がだいぶ違いますからね。そこは割り引いて読む必要があります。 それでもこの本は、投資を始める前に自分の生活そのものを監査する視点をくれました。すぐ儲かる方法を探している人にはたぶん合わないけれど、まずはお金が残る体質に変わりたい人にはぴったりだと思います。34歳の今読めてよかった。あと10年早く出会っていたら、もう少し貯蓄額が違ったかもしれません。

34歳・共働きで資産形成中の経理職会社員

この本で学べること

高収入より「残す力」が資産を決める

純資産を増やしている人は、収入を伸ばすこと以上に生活コストの管理に長けています。見栄の支出を避け、収入以下で暮らす習慣を続けることが、長期的に大きな差を生み出します。

本物の富裕層は意外なほど質素

一般にイメージされる派手な消費とは対照的に、富裕層の多くはクーポンやまとめ買いも活用する堅実派です。価格ではなく価値と耐久性で判断する傾向が、資産を守る力につながっています。

学歴より誠実さ・社会性・勤勉さ

本書では、経済的成功が学業成績だけでは説明できないことが繰り返し示されます。人間関係を築く力、継続する力、責任感といった要素のほうが、資産形成において再現性が高いとされています。

職業選択と独立性の影響が大きい

稼ぎ方という観点では、自営業者やニッチ市場に強みを持つ人の存在感が際立ちます。会社勤めを無条件に安定と見なすのではなく、収入源を自分でつくる発想が資産形成に効くことがわかります。

配偶者の金銭感覚も重要な資産

家計は共同経営という視点が本書の根底にあります。支出に対する感覚や価値観の合う配偶者を選ぶことが、長期の資産形成に直結するテーマとして何度も語られています。

本の目次

  1. 1序文 億万長者になるのは簡単だった
  2. 21 本当の金持ちってどんな人?
  3. 32 億万長者への30の質問
  4. 43 天才・秀才は金持ちになれない
  5. 54 チャンスとリスク、勇気と恐怖
  6. 65 金持ちになれる仕事、なれない仕事
  7. 76 金持ちになるための配偶者の選び方
  8. 87 買い物上手こそ金持ちへの道
  9. 98 金持ちの家をのぞいてみよう
  10. 109 億万長者のライフスタイル──現実と幻想
  11. 1110 ミリオネア・マインドを身につけよう

良い点・気になる点

良い点

  • 富裕層の実像をデータと具体的なエピソードでイメージできる
  • 投資商品の前に見直すべき生活習慣が明確になる
  • 職業・結婚・住居・買い物まで視野が広く、実践に落とし込みやすい
  • 派手な成功談ではなく、再現性の高い行動原則に焦点を当てている

気になる点

  • 1998年のアメリカ富裕層調査が前提で、日本にそのまま当てはめにくい
  • エピソードが多く、主張の繰り返しで冗長に感じる箇所がある
  • 具体的な投資商品の選び方や運用手法はほぼ扱われていない
  • 統計的な厳密さより示唆を重視しているため、分析本としては物足りない人もいる

みんなの評判・口コミ

りん

会社員

★★★★4.5

経理目線でかなり納得感のある本でした。結局、資産は年収よりも支出管理と意思決定の積み重ねで決まるという話が一貫しています。とくに見栄消費を切り分ける視点は実務的で、日々の判断に取り入れやすい。長めの本ですが、家計管理の土台を作りたい人には相性がいいと思います。

h
hrkds

IT企業勤務

★★★☆☆3.0

示唆に富む本ですが、データ分析の本として読むなら少し注意が必要です。1998年のアメリカ富裕層が対象で、因果関係と相関の区別はそこまで厳密ではありません。ただ、支出の最適化や職業選択に関する観点は十分に価値がありました。統計書というより、仮説を生み出すための読書として受け取ると、ちょうどいい温度感です。

のり

ソリューション営業

★★★★4.0

営業職として読むと、派手に当てた人よりも地道に積み上げた人のほうが強いというメッセージが印象に残りました。会社員であること自体を絶対安全とは見なさない視点にも考えさせられます。独立や複線的な収入源を意識するきっかけになった一冊です。即効性はありませんが、長い目で働き方を見直したい人にはおすすめできます。

s
sho

メーカー営業

★★★★4.0

お金の本というより、どう生きると資産が手元に残るのかを考えさせる本でした。配偶者の価値観や買い物の基準まで踏み込んでいるのが面白かったです。やや回りくどい箇所もありますが、若いうちに読んでおく価値はあると思いました。

著者について

こんな人におすすめ

家計を立て直したい会社員

年収アップの前に、固定費や見栄支出をどう減らすかを考える材料になる。

投資の前に土台を整えたい人

運用テクニックより先に、資産が残る生活習慣を作りたい人に向いている。

共働きでお金の価値観を揃えたい夫婦

配偶者との金銭感覚や家計方針が資産形成に与える影響を具体的に考えられる。

独立や副収入を視野に入れている人

自営業やニッチ市場での強みづくりが富裕層に多いという視点が参考になる。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
手取り26万円でもできる 資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法くらま(倹者の流儀)初心者★★★★ 3.5¥1,870
すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!くらま初心者★★★★★ 4.5¥1,870

よくある質問

Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は投資のハウツー本ですか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は、特定の投資手法を教える本ではありません。資産が残る人に共通する生活習慣や判断基準を学ぶための本です。
Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は節約本として読めますか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』には節約に関する話が多く登場しますが、単なる節約術の本ではありません。職業選択、結婚、買い物の哲学まで含めて、資産形成を人生設計として捉えている点が特徴です。
Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は初心者でも読めますか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』で扱われている考え方自体はシンプルなので、初心者でも十分に読めます。ただしページ数は多く、事例が続く構成なので、少し粘り強さが必要かもしれません。
Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は日本人にも役立ちますか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』の前提はアメリカの富裕層調査ですが、見栄消費を抑える姿勢や長期的な視点での買い物術は日本でも十分に参考になります。ただし住宅事情や雇用環境の違いは意識しながら読むのがよいでしょう。
Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』でいちばん大事な学びは何ですか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』の核心は、高収入であることよりもお金が残る習慣を持つことのほうが重要だという点です。資産形成は派手な才能ではなく、日々の支出判断の積み重ねで決まるとわかります。
Q. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』は『となりの億万長者』を読んでいなくても楽しめますか?
A. 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』だけでも内容は十分に理解できます。ただし著者の代表作である『となりの億万長者』と重なるエッセンスも多いため、比較しながら読むとより理解が深まります。

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