この本を一言で言うと
医療・航空・スポーツ・ビジネスなど多様な業界の事例を通じて「なぜ人は失敗から学べないのか」の構造を解剖し、失敗を組織の資産に変えるための「成長型マインドセット」と「失敗に学ぶ文化」の作り方を示した、オックスフォード首席卒業の著者による傑作ノンフィクション。
この本の概要
この本で学べること
認知的不協和を解消するため、人間は自分の失敗を無意識に否定・書き換えする。これが組織での同じエラーの繰り返しの根本原因となる。
ミスの報告を処罰しない文化とブラックボックスによる記録が、航空業界での事故率を劇的に改善した。失敗を公開できる安全な環境設計が鍵。
1%の小さな改善を複数領域で積み重ねることで複利的な向上を生み出す手法は、個人・チーム・企業のあらゆるレベルで有効。
失敗が起きた時に個人の責任を追及することはエラーの本質的な改善にならない。失敗を生んだプロセスや構造の問題にフォーカスすることが再発防止の唯一の道。
固定型マインドセット(失敗=能力の欠如)ではなく、成長型マインドセット(失敗=学習データ)の組織が長期的に高い成果を生み出す。
良い点・気になる点
良い点
- ○医療・航空・司法・スポーツなど多彩な業界の事例が豊富で飽きずに読み続けられる
- ○精神論に頼らず「仕組みと構造」で失敗から学ぶ方法を論じている実践的な視点
- ○糸井重里・竹下隆一郎など著名人の推薦を受けており、日本での評価も非常に高い
気になる点
- △事例が欧米中心で、日本の組織文化との差異についての言及は少ない
- △各章に多くの事例が詰め込まれており、読書スピードによっては情報量に圧倒される場合がある
みんなの評判・口コミ
チームでの障害対応後のポストモーテムを改善したくて読んだ。「犯人探しではなくシステム改善」という航空業界の考え方をそのままエンジニアリング組織に持ち込めると確信した。読んで翌週から振り返り会のフォーマットを変えた。
医療業界が名指しで批判されているので正直読むのがしんどい場面もあった。でも否定できないことが多すぎて、むしろ自分の職場で同じことが起きていないか考えさせられた。読んで後悔はないが、楽な読書ではない。
糸井重里さんが「読み始めたら止まらない」と言ってたのを信じて手に取ったら本当にそうだった。事例が面白くて、勉強してる感じが全くない。マージナルゲインの話はチームの改善施策に今すぐ使えると思って先輩にも勧めた。
著者について
こんな人におすすめ
よくある質問
Q. 「成長型マインドセット」とドワーク博士の研究との関係は?▼
Q. Amazon限定版(対談PDF付き)と通常版の違いは何ですか?▼
Q. 読むのに専門知識は必要ですか?▼
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書籍情報
- 出版社
- 発売日
- ページ数
- 0p
- ISBN
- 4799320238
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