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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
中級者自己啓発

【要約・書評】『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の評判・おすすめポイント

ビル・パーキンス|||0ページ

4.5
(3件)

この本を一言で言うと

「貯め方」より「使い切り方」に焦点を当て、老後のために働き続ける人生観を根底から覆す——経験に投資し、死ぬときにゼロを目指すことで人生を最大化するという挑戦的な人生哲学書。

この本の概要

著者のビル・パーキンスはトレーダーとして成功し、資産1億ドルを超えるアメリカの富裕層。その彼が「もっと若いうちに経験にお金を使えばよかった」という後悔から、本書を執筆した。 主張は明快。「収入の一定割合を貯金する」という常識を捨てよ。経験にできる限り早く投資せよ。子供には死ぬ前に財産を与えよ。45〜60歳には資産を取り崩し始めよ。そして死ぬときに残高ゼロを目指せ——。 「記憶の配当」という概念が特に印象的だ。若いころの経験は、その後何十年もかけて「記憶の配当」として利子を生み続ける。だから若いうちに経験に投資することの価値は、数字で計算できるほどに高い。 日本では48万部突破。2024年「読者が選ぶビジネス書グランプリ」ロングセラー賞受賞。ニューヨーク・タイムズ紙も「この不確かな時代に本質的な問題に触れている」と絶賛している。

この本で学べること

若い頃の経験は「記憶の配当」として何十年も利子を生み続ける。お金の時間価値と同様に、経験にも時間価値があり、若いうちに経験に投資することの合理性をデータで示す。

死後に大量の資産を残すことは、使い切れなかった人生経験を捨てること。「老後のために貯める」思考から「人生を最大化するために使う」思考への転換が求められる。

死ぬまでにやりたいことには、それに適した年齢・体力・時期がある。ぼんやりした「いつか」ではなく、適切な時期に合わせた計画的な経験の消費が豊かな人生をつくる。

死後遺産を渡されても、子供たちはすでに老境に近い。財産は子供が一番必要な時期、つまり生前に渡すべきだという考え方は、贈与の価値最大化という観点から合理的。

良い点・気になる点

良い点

  • 「経験の時間価値」「記憶の配当」など、お金と人生を結びつける独自の概念が刺激的
  • 「いつかやる」を「今やる」に変える強力な後押しになる
  • 数字やデータを用いた論証が多く、感情論でなく論理で説得してくる

気になる点

  • 著者が超富裕層のため、一般の人には実践困難な内容も含まれる
  • 老後の備えをすべて否定しているように読める部分もあり、誤解を招くリスクがある

みんなの評判・口コミ

5.0

「いつかヨーロッパに行こう」と10年言い続けてたことに気づいた。記憶の配当という概念が頭に残って、翌月旅行を予約した。老後のために何かを我慢し続けるのが賢明なのかどうか、根本から問い直させられた本。

4.0

超富裕層の著者の話だから全部共感はできないけど、「経験に適した時期がある」という話は刺さった。体力がある今しかできないことがあるのに、それを先送りにしてる自分に気づいた。考え方が変わった一冊。

5.0

資産形成の本は山ほど読んできたけど、「どう使い切るか」という視点の本は初めてだった。子供への財産は生前に渡すべきという主張は完全に納得。実際にそれを検討し始めた。人生後半を考え始めた人に特にすすめたい。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 老後の備えは全くしなくていいということですか?
A. そうではありません。著者は最低限の老後資金は必要だと認めた上で、それを超えた過剰な蓄積を見直すよう主張しています。重要なのはバランスで、「死ぬときにゼロ」は理想の目安であって、無一文になれという意味ではありません。
Q. 「記憶の配当」とは何ですか?
A. 若い頃に積んだ経験は、その後何十年も「思い出す喜び」という利子を生み続けるという概念です。例えば20代にした冒険旅行は、80歳まで60年間、楽しい記憶として価値を提供し続ける。これが記憶の配当です。
Q. 日本人の感覚には合わない内容ですか?
A. 「老後2000万円問題」など将来への不安が強い日本では、著者の主張は刺激的に感じられます。ただ全部を実践する必要はなく、「何のために貯めているのか」を問い直す思考ツールとして読むだけでも十分価値があります。

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