この本を一言で言うと
「貯め方」より「使い切り方」に焦点を当て、老後のために働き続ける人生観を根底から覆す——経験に投資し、死ぬときにゼロを目指すことで人生を最大化するという挑戦的な人生哲学書。
この本の概要
この本で学べること
若い頃の経験は「記憶の配当」として何十年も利子を生み続ける。お金の時間価値と同様に、経験にも時間価値があり、若いうちに経験に投資することの合理性をデータで示す。
死後に大量の資産を残すことは、使い切れなかった人生経験を捨てること。「老後のために貯める」思考から「人生を最大化するために使う」思考への転換が求められる。
死ぬまでにやりたいことには、それに適した年齢・体力・時期がある。ぼんやりした「いつか」ではなく、適切な時期に合わせた計画的な経験の消費が豊かな人生をつくる。
死後遺産を渡されても、子供たちはすでに老境に近い。財産は子供が一番必要な時期、つまり生前に渡すべきだという考え方は、贈与の価値最大化という観点から合理的。
良い点・気になる点
良い点
- ○「経験の時間価値」「記憶の配当」など、お金と人生を結びつける独自の概念が刺激的
- ○「いつかやる」を「今やる」に変える強力な後押しになる
- ○数字やデータを用いた論証が多く、感情論でなく論理で説得してくる
気になる点
- △著者が超富裕層のため、一般の人には実践困難な内容も含まれる
- △老後の備えをすべて否定しているように読める部分もあり、誤解を招くリスクがある
みんなの評判・口コミ
「いつかヨーロッパに行こう」と10年言い続けてたことに気づいた。記憶の配当という概念が頭に残って、翌月旅行を予約した。老後のために何かを我慢し続けるのが賢明なのかどうか、根本から問い直させられた本。
超富裕層の著者の話だから全部共感はできないけど、「経験に適した時期がある」という話は刺さった。体力がある今しかできないことがあるのに、それを先送りにしてる自分に気づいた。考え方が変わった一冊。
資産形成の本は山ほど読んできたけど、「どう使い切るか」という視点の本は初めてだった。子供への財産は生前に渡すべきという主張は完全に納得。実際にそれを検討し始めた。人生後半を考え始めた人に特にすすめたい。
著者について
こんな人におすすめ
よくある質問
Q. 老後の備えは全くしなくていいということですか?▼
Q. 「記憶の配当」とは何ですか?▼
Q. 日本人の感覚には合わない内容ですか?▼
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対象読者
書籍情報
- 出版社
- 発売日
- ページ数
- 0p
- ISBN
- 4478109680
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