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不動産営業が面白いほどうまくいく本
初心者営業

【要約・書評】『不動産営業が面白いほどうまくいく本』の評判・おすすめポイント

木原誠太郎|ごま書房新社|2023-03-02|224ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

不動産営業で結果を出せない原因を構造的に解き明かし——現場で即使えるアプローチとクロージング技術を実践的に解説する。

この本の概要

本書は不動産営業の現場で「なぜ売れないのか」という問いに真正面から向き合い、その原因をマインドセット・アプローチ・ヒアリング・クロージングの4層に分けて整理している。著者の木原誠太郎氏は実際に不動産営業で成果を出してきた実務家であり、机上の理論ではなく、お客様との生きたやり取りのなかから得られた知見が随所に詰め込まれている。 第一の特徴は「お客様の気持ちを動かす」ことへの徹底的なフォーカスだ。不動産は人生最大の買い物のひとつ。お客様はさまざまな不安や迷いを抱えており、その心理を正確に読み取ることが成約への近道だと著者は繰り返し強調する。感情に寄り添うヒアリング術や、ニーズの奥にある「本当に欲しいもの」を引き出す質問技法が具体的に紹介されている。 第二の特徴は、失敗事例を恥ずかしげもなく晒している点だ。多くの営業書は成功談に偏りがちだが、本書では著者自身が経験した失敗と、そこから何を学んだかが率直に語られており、「自分もやってしまいがちなミス」への気づきを与えてくれる。読んでいて妙にリアルで、それが最大の強みでもある。 第三に、物件提案の組み立て方や内見時の立ち居振る舞い、反論への切り返しなど、日々の業務に直結する具体的なシーン別スクリプトが豊富に収録されている。読んだその日から試せる内容が多く、特に入社1〜3年目の営業担当者には強烈な実戦教材となる。

「頑張ってるのに売れない」から抜け出せた1冊

入社して2年、毎月ノルマに追われて消耗してた。先輩に「とにかく足を使え」「気合が足りない」って言われ続けて、正直もう限界だと思ってたときにこの本を手に取った。 読み始めて最初にびっくりしたのが、著者の失敗エピソードの多さ。「そのまま渡すな」「余計なことしゃべるな」みたいな、営業マン自身がやってしまいがちなNG行動が赤裸々に書いてあって、「あ、俺これ全部やってたわ」ってなった。恥ずかしかったけど、同時に「原因がわかった」って安心感もあった。 特にヒアリングのパートが刺さった。お客様がなかなか「欲しい」って言ってくれないのは、こっちが「物件の情報を届けること」に必死で、お客様の不安を全然解消できていないからだと気づいた。「なぜその条件なんですか?」って一歩踏み込んだ質問をするだけで、会話の質が全然違うんだと。 あとクロージングの章も実用的すぎて怖かった。「迷ってます」「もう少し考えます」に対してどう切り返すか、具体的なセリフが書いてある。そのまま使っていいのかちょっと戸惑ったけど、言い方を自分なりに調整して試してみたら、翌月の成約率が上がった。まじで。 難点を言うと、内容がやや実務よりすぎて、業界知識がゼロの状態だと少し読みにくいかもしれない。宅建の勉強と並行するなら最高のセットだと思う。2023年刊行なので情報も新しくて助かった。 不動産営業で「頑張ってるのに売れない」って悩んでいる人には、正直この本が一番近道だと感じた。

不動産会社勤務2年目、成績が伸び悩んでいる25歳の営業担当

この本で学べること

売れない原因は「努力量」ではなく「アプローチの構造」にある

成約できない営業マンの多くは頑張り方が間違っている。行動量を増やす前に、アプローチのどのフェーズに問題があるかを特定することが先決だと著者は指摘する。

ヒアリングでは「条件」の奥にある「感情的な欲求」を引き出す

「駅近・3LDK・予算3000万」という表面的な条件だけを聞いていても成約には繋がらない。「なぜその条件なのか」という動機を深掘りすることで、お客様本人も気づいていないニーズが浮かび上がる。

内見は「物件を見せる場」ではなく「購買意欲を育てる場」

内見中の立ち居振る舞いひとつで成約確率が大きく変わる。スペックを説明するより生活をイメージさせることが重要で、具体的な台詞付きで解説されている。

「迷ってます」への切り返しは型を持つ

クロージング局面での返答に迷うと顧客が冷めてしまう。「迷っている理由を絞り込む質問」をすることで、懸念点を顕在化させ解消へ導く手順が示されている。

失敗体験を「引きずらず活かす」メンタル管理

不動産営業はクレームや断りが日常的に起こる仕事。失敗を次の改善材料として即座に処理するルーティンを持つことが、長期的なパフォーマンスを支えると説明されている。

本の目次

  1. 1第1章 不動産営業が面白くなるマインドセット
  2. 2第2章 アプローチで差をつける技術
  3. 3第3章 お客様の心を動かすヒアリング術
  4. 4第4章 物件提案と内見で成約率を上げる方法
  5. 5第5章 クロージングで逃さない技術
  6. 6第6章 紹介と再来店を生む顧客フォロー

良い点・気になる点

良い点

  • 不動産営業の現場に即した具体的なシーン別スクリプトが豊富
  • 著者自身の失敗談も惜しみなく紹介されており、読みやすくリアリティがある
  • 2023年刊行で情報が新しく、現在の市場感覚に即している
  • ヒアリングからクロージングまで一連の流れが体系的にまとまっている

気になる点

  • 業界知識がゼロだと一部専門用語でつまずく可能性がある
  • 売買営業寄りの内容で、賃貸専門の担当者にはやや応用が必要
  • ページ数は少なめで、各技法の解説深度に物足りなさを感じる読者もいる

みんなの評判・口コミ

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taro

MLエンジニア

4.5

入社2年目で読みました。ヒアリングの章は特に刺さりました。お客様の表面的な条件しか聞いていなかった自分の欠点に気づかされ、翌週から実践してみたら会話の質が変わりました。具体的なセリフが書いてあるのも助かります。ちょっと薄めなので読み終わるのは早いですが、その分ポイントが絞られていて繰り返し読めます。

R
R

エンジニア

4.0

実務家が書いた本なので現場感があります。一般的な営業書に比べて不動産特有の状況(物件案内、内見、ローン相談など)に特化した内容が多く、応用の手間が少ない。ただ内容が少しオーソドックスで、ある程度経験のある人には目新しさがないかもしれません。

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ao

フリーランスデザイナー

3.5

失敗事例が多いのはよかったですが、成功事例の解像度がもう少し欲しかった印象。なぜ売れたのかの因果関係が少し弱い気がします。新人には参考になる一冊だと思いますが、ベテランが読むと「知ってる」と感じる部分が多いかも。

こーた

マーケター

4.0

クロージングの章が特に実用的でした。「迷っています」に対する切り返しのパターンが複数あって、自分の言葉に落とし込みやすかったです。不動産営業初心者から中堅くらいまでにおすすめできる本だと思います。

著者について

こんな人におすすめ

不動産営業の新人・1〜2年目

入社直後から読むことで営業の構造を早期に理解でき、遠回りを防ぐことができる。特にヒアリングとクロージングのパートは実務直結。

成績が伸び悩んでいる中堅営業担当者

「頑張っているのに結果が出ない」という状況にある人が自分のどこに問題があるかを客観視するための材料として活用できる。

他業種から不動産営業に転職した人

不動産特有の商談構造(内見・ローン・クロージング)を体系的に学べる入門書として最適。

よくある質問

Q. 『不動産営業が面白いほどうまくいく本』はどんな人向けですか?
A. 主に不動産営業の新人・若手や、成績が伸び悩んでいる担当者向けに書かれています。業界知識のある人が読むと即実践に役立ちます。
Q. 『不動産営業が面白いほどうまくいく本』はヒアリング技術に特化していますか?
A. ヒアリングは重点的に扱われていますが、アプローチ・物件提案・クロージング・顧客フォローと営業プロセス全体をカバーしています。
Q. 『不動産営業が面白いほどうまくいく本』の難易度はどの程度ですか?
A. 専門用語は一部登場しますが、基本的には読みやすい平易な文体で書かれています。宅建の基礎知識があればスムーズに読めます。
Q. 『不動産営業が面白いほどうまくいく本』は賃貸営業にも使えますか?
A. 主に売買営業を念頭に置いた内容ですが、ヒアリングやクロージングのエッセンスは賃貸営業にも応用可能です。
Q. 『不動産営業が面白いほどうまくいく本』で学んだことはすぐに現場で使えますか?
A. シーン別のスクリプトが豊富に収録されており、読んだ翌日から試せる具体的な内容になっています。
Q. 著者の木原誠太郎氏はどのような経歴の人ですか?
A. 不動産営業の実務経験を持つ実践家であり、自身の成功・失敗体験に基づいた現場感のある内容が本書の特徴です。

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