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「売れる営業」がやっていること 「売れない営業」がやらかしていること
初心者営業

【要約・書評】『「売れる営業」がやっていること 「売れない営業」がやらかしていること』の評判・おすすめポイント

松橋良紀|大和書房|2017-06-16|208ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

最下位から全国450人中1位に転落から逆転した著者が対比形式で解説——「売れる営業」と「売れない営業」の決定的な違いを具体的な行動レベルで徹底比較する

この本の概要

著者の松橋良紀氏はコミュニケーション総合研究所代表理事を務める。青森からギタリストを目指して上京し、26歳で訪問営業の世界に飛び込んだ異色のキャリアを持つ。最初は最下位グループで借金まみれ、30歳でクビ寸前という状況から心理学とコミュニケーションを学び、わずか1ヶ月で全国450人中トップセールスに転じた実績を持つ。 本書の最大の特徴は「売れる営業」と「売れない営業」の徹底的な対比形式だ。「売れない営業は『販売』をしているが、売れる営業は『営業』をしている」「売れない営業はメリットを伝え、売れる営業はベネフィットを伝える」など、具体的な行動・思考・習慣の差を対比させることで、自分がどちら側にいるかを自己診断しながら読み進められる。 第1章から第5章にかけて、営業脳の作り方・接し方の技術・お客様の心をつかむ術・トップ営業の習慣・一流の思考法という流れで展開される。各対比事例は現場感があり、「あるある」と共感できる具体性が支持される理由だ。 2017年出版ながらロングセラーとして今も読まれており、「营業マンでなくても読むことをすすめたい」というレビューに示されるように、対人スキル全般への応用が可能な内容を含んでいる。

「売れない自分」のパターンに名前がついた。それだけで変えられる気がした

正直、自分は売れない営業の方だと薄々わかっていた。商談に行くと熱心に商品の説明をするんだけど、お客様の反応が薄くて、なんかズレてる感じがする。でもどこがズレているのかがわからなかった。 この本、対比形式という構成がすごく効いている。「売れない営業はメリットを伝え、売れる営業はベネフィットを伝える」という対比を読んだとき、「あ、自分がやってるのはまさにメリット説明だ」と気づいた。メリットとベネフィットの違いを知識として知っていても、自分の商談がどちらになっているかは自覚できていなかった。対比で突きつけられると逃げられない。 著者の松橋さん自身が最下位から1ヶ月でトップになったというエピソードがあって、その転換点が心理学やコミュニケーションを学んだことだという話に説得力がある。「こうすれば売れる」だけでなく、「なぜこれが機能するのか」の心理学的な背景が添えられているのがこの本の質の高さだと思う。 「接し方の技術」の章が特に参考になった。お客様の話を「聞いている」つもりで実は「聞いていない」という指摘。相槌の打ち方、視線の向け方、沈黙の使い方。こういう細かいコミュニケーションの習慣が積み重なって、「なんかこの人と話すと気持ちいい」という印象を作っていくというのがよくわかった。 2017年出版でそれなりに年数が経っているが、人の心理や対人コミュニケーションの本質は変わらない。ロングセラーになっているのはその普遍性のためだと思う。 営業に限らず、誰かを説得したい・信頼関係を作りたいと思っている人はみんな読んでいい本だと思う。

営業歴2年目、毎月数字を追っているが「なぜ売れる人と売れない人がいるのか」が腑に落ちていない若手営業担当

この本で学べること

売れる営業・売れない営業の徹底対比で自己診断できる

具体的な行動・言葉・習慣の差を対比形式で提示し、読みながら自分がどちらのパターンか診断できる設計。「あるある」の共感から気づきが生まれる独自フォーマット。

最下位からトップへの実体験に基づく信頼性

著者自身が借金まみれのクビ寸前から1ヶ月で全国450人中1位に転じた実体験。心理学とコミュニケーションを学んで変化した経験が、テクニックの説得力を裏付けている。

心理学的根拠が添えられたコミュニケーション術

対人心理学をバックグラウンドとする著者が、各手法のなぜ効くかのメカニズムまで解説。テクニックの丸暗記ではなく応用できる理解が身につく。

メリットとベネフィットの違いなど本質的な考え方

「売る」ではなく「買っていただく」という営業の本質的な姿勢、メリットとベネフィットの違い、価値を伝える言語化の技術など、長期的なスキルアップにつながる考え方を収録。

本の目次

  1. 1第1章 「営業脳」のつくり方
  2. 2第2章 接し方の技術
  3. 3第3章 お客様の心をつかむ営業術
  4. 4第4章 「売れる営業」が密かにやっている習慣・行動・心構え
  5. 5第5章 一流の思考法

良い点・気になる点

良い点

  • 「売れる・売れない」の対比形式が自己診断しながら読めて実践的
  • 著者の逆転実体験に裏打ちされた説得力のある内容
  • 心理学的背景の解説があるため応用力が身につく
  • 営業以外の対人関係にも転用できる普遍的な内容

気になる点

  • 2017年出版のため、デジタル営業・インサイドセールスなど最近の営業トレンドへの言及がない
  • 各対比事例が短くまとまっており、深掘りには別書が必要な場合がある

みんなの評判・口コミ

ゆうと

EC企業マーケター

4.5

対比形式がとにかくうまい。読みながら「自分は売れない側だ」と気づかされる場面が何度もあった。心理を学ぶことが近道というレビュー通りで、なぜその行動が効くのかの説明があるから応用できる。ロングセラーになっている理由がわかった。

けんじ

Web担当者

4.0

「的を得た事例」が多くて共感できる内容。メリットとベネフィットの違いの解説は特に刺さった。自分の商談を振り返るきっかけになる本。営業マンでなくても読む価値があると思う。

a
ao

フリーランスデザイナー

3.5

対比形式はわかりやすいが、2017年出版なのでデジタル営業やオンライン商談の話が入っていない。基本的なコミュニケーション技術は普遍的なので今でも使えるが、現代の営業環境に合わせた内容とあわせて読むと良い。

こーた

マーケター

4.5

悩んでいる若手に渡したら「刺さった」と言っていた。自分がどちらのパターンかが明確になるので、何を変えればいいかが見えやすい。著者自身のドラマチックな逆転経験も読み物として面白い。

著者について

こんな人におすすめ

売れる人と売れない人の差がわからない営業担当

何が違うのかを具体的な行動・言葉・習慣レベルで対比させているため、自分のどこを変えればいいかが明確になる

心理学をベースにした営業スタイルを学びたい人

著者がコミュニケーション心理学のバックグラウンドを持ち、各手法の心理的なメカニズムまで解説。「なぜ効くのか」から学べる

伸び悩む若手・中堅営業の底上げを図りたいマネージャー

対比形式で「売れない行動パターン」が可視化されるため、部下の課題を特定する際の診断ツールとして活用できる

営業に限らず対人スキルを向上させたい人

接し方・聴き方・心をつかむコミュニケーションは営業以外にも転用可能。職種を問わず読む価値のある内容を含む

よくある質問

Q. 『「売れる営業」がやっていること』はどんな人に向いていますか?
A. 成績が伸び悩んでいる営業担当に特に向いています。対比形式で自分の行動パターンを診断しながら読め、何を変えれば良いかの気づきが得やすい構成です。
Q. 著者・松橋良紀氏の経歴はどんなものですか?
A. コミュニケーション総合研究所代表理事。26歳で訪問営業に飛び込み、最下位・借金・クビ寸前という状況から心理学を学んで1ヶ月で全国450人中1位に転じた実績を持ちます。現在は企業研修・コーチングを中心に活動しています。
Q. 「メリット」と「ベネフィット」の違いはどう説明されていますか?
A. メリットは商品の特長(スペックや機能)、ベネフィットはそれを使うことで顧客が得る価値・結果の違いです。本書では売れる営業がいかにベネフィット視点で話すかを具体的な言い回しで解説しています。
Q. 2017年出版ですが、現在でも使えますか?
A. 対人コミュニケーションの本質は変わらないため、今でも有効な内容が多いです。ただしデジタル営業・オンライン商談・SFAツール活用など最近の営業トレンドへの言及はないため、それらは別書で補完するとより効果的です。
Q. 営業職以外の人が読んでも役に立ちますか?
A. はい。聴き方・伝え方・信頼関係の構築といった普遍的なコミュニケーションスキルが中心のため、営業以外でも対人関係に悩む人には参考になります。「营業マンでなくても読むことをすすめたい」というレビューが多いです。
Q. 読んで具体的に何が変わりますか?
A. 自分が「売れない行動パターン」に陥っていることへの気づきが得られます。対比形式で自己診断できるため、変えるべき行動が特定しやすく、翌日の商談から試せる具体的な変化が起こせるようになります。

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